JP3213876B2 - 窓用サッシのフラット下枠の排水機構 - Google Patents

窓用サッシのフラット下枠の排水機構

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JP3213876B2
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滋 上田
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ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は窓の出入口の段差を
なくして、身体障害者や老人等の車椅子による出入に支
障がないようにした窓用サッシのフラット下枠の排水機
構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のフラット下枠の排水機構として例
えば実開平6−62180号公報に示すように、外部障
子側の下枠上面に案内溝を設け、この溝に外部障子の下
枠に取付けた雨仕舞板を通過させるようにすると共に、
反対の内部端に雨水の水返しとして小さい突条レールを
設け、下枠上面と案内溝底部に排水孔を穿設して雨水を
下枠内部に流下させて外部へ排水するようにしたものが
知られており、またこのものは下枠内部に堆積した砂塵
やほこりを除去できるように下枠上面に部分的に取り外
し可能な蓋が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のフラット下枠の
排水機構は、下枠の上面に雨仕舞板を通過させる溝を設
けたり、また下枠内部の掃除のために部分的に取り外し
可能な蓋を設けてあるため、構造が複雑となり、雨仕舞
板を通過させる溝には砂塵やほこりがたまり易く多くの
問題点を有していた。そこで本発明は、従来の問題点を
解消して構造が簡単で、製作が容易であって、下枠内部
の掃除も可能な窓用サッシのフラット下枠の排水機構を
提供することを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、障子用レールの上面をフラットに揃えると
共に下枠の下面を僅かに室外側に傾斜させ、室外側側面
の下部を開口させた中空状のフラット下枠において、下
枠の上面に設けた外部障子用レールの基部の室内側近傍
の適所に下枠内部に連通する水抜き孔を設けると共に、
前記室外側側面の下部の開口部に、水抜き孔を設けた蓋
板を開閉可能に取付けて、窓用サッシのフラット下枠の
排水機構を構成したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に記載した実施例に基いて説明する。図1は本発明のフ
ラット下枠の排水機構を、引違い窓に適用したもので、
その縦断面を示したものであり、図2は同じくその横断
面を示したものである。図1に示す引違い窓は、上枠、
下枠、左右の竪枠を四角状に組合せた窓用サッシ枠に2
枚の障子を引違い状に建込んだもので、その下枠は、室
内外の仕切板2,2およびレール3,4を、その上面が
ほぼ同じ高さになるように構成して、その上を車椅子
等が容易に出入できるようにしたフラット下枠1となっ
ている。このフラット下枠1は中空状に構成されてい
て、その上面6は僅かに室外側に傾斜し、仕切板2,
2、外部障子用レール3および内部障子用レール4が上
面6と一体に形成されている。なお室外側の仕切板2は
網戸をガイドするレールになっている。そして外部障子
用レール3の基部5の室内側近傍には図2に示すように
長手方向2個所に長形状の水抜き孔7が設けられてい
て、召合せ部および外部障子の下端等より外部障子用レ
ール3を越えて浸入した雨水をフラット下枠1の中空状
の内部に落下させて室外に除去するようになっている。
またフラット下枠1の下面8も室外側に傾斜して構成さ
れていて、上面6の水抜き孔7より落下した雨水を室外
側に流し、フラット下枠1の室外側側面9に取付けた蓋
板12の水抜き孔14から室外に排出するように構成さ
れている。
【0006】フラット下枠1の室外側側面9は、図1に
示すようにその下部が長手方向にわたって開口されてい
て、その開口部の上端は蓋板12の上端部を回動自在に
支承するように受溝13が形成されており、また開口部
の下端は、下面8の先端が屈曲して形成した段部11に
よって構成され、蓋板12の下端部を段部11の垂直壁
にビス止めするようになっている。蓋板12はその上端
部10が太い丸棒状に形成されていて、フラット下枠1
の室外側側面9の開口部の上端に形成された受溝13に
回動可能に嵌合支承され、またその下端寄りには適所に
水抜き孔14が設けられていて、上面6の水抜き孔7よ
り落下し、下面8に沿って流れる雨水を室外に排出する
ように構成されている。そして下端の先端部にはビス孔
15が穿設されていて、下面8の先端部の段部11の垂
直壁にビス16により固定するようになっている。フラ
ット下枠1の中空状の内部に、上面6の水抜き孔7より
浸入してたまった砂塵やほこりを掃除するときには、固
定したビス16を外して図1の2点鎖線で示すように蓋
板12の下端部を上方に回動して開いて掃除するように
なっている。なお蓋板12はビス16により固定する代
りに、蓋板12の下端にフラット下枠1の中空状内部方
向に突起を設け、下面8の先端部の段部の垂直壁に凹部
を設けて突起をスナップ式に弾性嵌合させて固定するよ
うにしてもよい。
【0007】図2は図1の引違い窓の横断面を示したも
ので、フラット下枠1の上面6には、障子を閉じた状態
外部障子の建付け側とその反対側の外部障子用レール
3の基部5の室内側近傍に、夫々長形状の水抜き孔7,
17が2個所穿設されていて、溜った雨水を図2の矢印
で示す方向に、フラット下枠1の中空状内部を通して側
面9に取付けた蓋板12に設けた水抜き孔14より室外
に排出するようになっている。なおフラット下枠の中空
状内部は障子の召合せ部下部の位置で完全に2つの中空
部に仕切られており、水抜き孔17からフラット下枠内
部に入った雨水が長手方向に伝わって流れることなく直
ちに水抜き孔14から排水するようになっている。そし
て障子の召合せ部のフラット下枠1の上面6には図1に
示すように風止め板18が取付けられていて、外部障子
のない開放側から風と共に雨水が浸入しないようにして
水密状態を確保するように構成されている。なお本発明
のフラット下枠の排水機構を引違い窓に適用した実施例
について説明したが、片引き窓等のその他の窓用サッシ
においても、そのフラット下枠の排水機構として用いる
ことができ、同様な効果を発揮するものである。
【0008】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であって、中
空状のフラット下枠の室外側側面の下部開口部に、水抜
き孔を設けた蓋板を開閉可能に取付けてあるため、必要
に応じて蓋板を開いて、フラット下枠内部にたまった砂
塵やほこりを除去することができると共に、フラット下
枠の内部の表面処理加工も簡単に行うことができて、雨
水等による腐食が防止でき、常に良好な水密性を確保す
ることができるものである。またフラット下枠の開口部
に水抜き孔を設けた蓋板を取付けて、上面の水抜き孔か
らの雨水を排出するだけのものであるから、排水機構と
しても構造が簡単であって、フラット下枠自体も容易に
押出成形により製造できるので、窓用サッシのフラット
下枠の排水機構を安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排水機構を引違い窓に適用した例の要
部の縦断面図である。
【図2】同じく横断面図である。
【符号の説明】
1 フラット下枠 3 レール(外部障子用) 5 基部 6 上面 7,14,17 水抜き孔 9 側面 12 蓋板 18 風止め板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 障子用レールの上面をフラットに揃える
    と共に下枠の下面を僅かに室外側に傾斜させ、室外側側
    面の下部を開口させた中空状のフラット下枠において、
    下枠の上面に設けた外部障子用レールの基部の室内側近
    傍の適所に下枠内部に連通する水抜き孔を設けると共
    に、前記室外側側面の下部の開口部に、水抜き孔を設け
    た蓋板を開閉可能に取付けたことを特徴とする窓用サッ
    シのフラット下枠の排水機構。
JP34812595A 1995-12-07 1995-12-07 窓用サッシのフラット下枠の排水機構 Expired - Fee Related JP3213876B2 (ja)

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