JP3694891B2 - 屋外用バリアフリーサッシ(垂下片内外側)の高水密装置 - Google Patents

屋外用バリアフリーサッシ(垂下片内外側)の高水密装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は建築物の屋外開口部に取り付けた窓枠内を障子がスライド開閉するサッシ構造に関し、特に、下枠上面が略フラット面に形成したバリアフリーサッシにおける風圧を伴った雨水等に対する高水密装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物の屋外開口部には一般に上下枠と左右の縦枠にて枠体を構成し、その内側を障子がスライド開閉する窓構造が設けられている。
この場合に、従来は図35に示すように下枠サッシに突条状のレールが突設されていてこのレール上を障子の下框に取り付けられた戸車が回転移動する構造が一般的である。
また、建築物屋外開口部の室外側外障子用突条レールと室内側内障子用突条レールに室内側が高くなるように段差を設けたり、レール溝に室外側と室内側に段差を設けたりして風雨の浸入の防止を図っている。
さらに詳述すると、窓ガラス等に吹き付けられた雨水は障子に沿って落下し、下枠のレール溝に溜まり、特に外障子と内障子の召し合わせ部や、障子の戸当框と縦枠サッシとのコーナー部に滞留しやすいが、レール溝の壁が室内側への浸入を防止し、溜まった雨水の自重にて屋外へ流れ出るようになっている。
【0003】
しかし、下枠サッシの上面をフラットに形成したバリアフリータイプのサッシ構造にすると上記レール溝の壁が無く、風圧等を伴った大きな雨の際に障子に沿って落下してくる大量の雨水は下枠サッシの上面に溜まりやすく気密性を確実にしないと空気の流れに沿って雨水が浸入し水密性も問題になる技術課題があった。
特に、引き違い障子の召し合わせ下部の室外側に溜まる水量が従来より更に多くなり、また、召し合わせ部は内外障子間の気密、水密構造が複雑になるために、室内への漏水が生じ易く、屋外用サッシにおいては風圧を伴うので雨水がより浸入しやすくなるので気密性とともに排水性を良くする必要があった。
また、中、高層ビルになると500Pa近くの風圧を受け、雨水の室内への浸入を防止するためには障子と窓枠サッシの間に気密ラインを確保するとともに、気密ラインを形成する下枠上面からの高排水性を確保するために排水凹部を設ける必要があり、この場合に内障子下枠凹部に沿って流れてくる雨水を外障子室内側に浸入しないようにする必要もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、建築物屋外開口部に取り付けた上下枠及び左右の縦枠にて構成されるサッシの下枠面上をスライド開閉する引き違い障子等において、図34に本発明による高水密装置を内蔵した屋外用バリアフリーサッシの施工イメージ図を示すように、サッシ下枠の上面をフラットに形成したバリアフリータイプの気密・水密性が高く、雨水等の排水性にも優れ、内外障子の召し合わせ部の室内漏水に対する防水性が高い、屋外用下枠フラットサッシの高水密装置の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
屋外用サッシにおける水密性とは雨を伴った風に対し、どれだけの風圧まで雨水の浸入を防げるかを表す性能をいい、JISにその試験方法として試験装置にサッシを取り付け、1分間当たり4リットル/1平方メートルの水を噴霧し、所定の脈動圧を10分間加え、その間サッシから室内側への漏水が無いことが合格条件となっていて、試験区分50では風圧中央値が500Pa、上限風圧が750Paと非常に厳しいものとなっていて、例えば、浴室の水密性における浴室戸にシャワーノズルで1分間当たり10リットルの水を距離30cm、7cm/秒の速さで全周に噴霧するだけの試験条件とは大きく異なり、屋外用サッシの下枠フラット化は従来から非常に困難とされていた。
そこで、今回水密試験を繰り返しながら、誠意研究することで本発明に至ったものである。
【0007】
請求項1記載の発明は、上下枠及び左右の縦枠にて構成され、下枠上面を略フラット面に形成し、当該フラット面を戸車を介してスライド開閉する引き違い障子からなる屋外用のバリアフリーサッシ構造とし、下枠に内障子用下枠凹部とその上に内障子用下枠凹部の幅より狭い内障子スライド溝及び外障子用下枠凹部とその上に外障子用下枠凹部の幅より狭い外障子スライド溝を形成し、当該内、外障子用下枠凹部に内、外障子用凹部排水口を配設し、内障子の下框屋外側に内障子スライド片を垂下し、内障子に風圧が負荷するとこのスライド片と内障子用下枠凹部の屋内側壁との間に備えた横タイト材を押圧する配置とし、このスライド片と内障子用下枠凹部屋外側壁との間に排水用間隙を有しており、外障子の下框室内側に外障子スライド片を垂下し、外障子に風圧が負荷するとこのスライド片と外障子用下枠凹部の屋内側壁との間に備えた横タイト材を押圧する配置とし、このスライド片と外障子用下枠凹部の屋外側壁との間に排水用間隙を有しており、障子を閉じたとき内、外障子の召合框に挟まれる下枠上面にフラット面排水口を設け、内又は外障子召合框の側部に召合框止水ブロックを取り付け、当該召合框止水ブロックに設けた弾性材を下枠のフラット面に摺接させたことを特徴とする。
ここで、召合框止水ブロックは、請求項2に記載の発明のように、前記フラット面排水口に近接させて召合框止水ブロックを下枠上面に取り付け、当該召合框止水ブロックに設けた弾性材を外障子召合框室内側側壁、内障子召合框屋外側側壁と摺接させてあってもよい。
【0008】
屋外から吹き付ける風や雨水に対して、横タイト材のシール面で屋内への雨水等の浸入を防止することが出来、横タイト材で形成した気密ラインのほぼ真下に雨水を流し込む懐として設けられた排水用の下枠凹部に排水される。さらにその下に排水用の中空部を設けると、この部分に雨水が溜まり室外と室内の圧力差に対抗できるようになる。この際に排水性を高めるため下枠凹部の屋内外方向幅に対してスライド溝が狭くなるように設定し下枠上部のフラット面を広くしバリアフリー化が図られている。
【0009】
内又は外障子召合框の側部に召合框止水ブロックを取り付け、当該召合框止水ブロックに設けた弾性材を下枠のフラット面に摺接させたので、下枠フラット面を内外障子召し合わせ部に向けて風圧とともに勢い良く流れてきた雨水はこの召合框止水ブロックに設けられた弾性材からなるヒレ状のウオーターバリアにて流れの勢いが抑えられるとともに、弾性材からなるヒレ状のウインドバリアにより、召合框の側部と下枠のフラット面が遮蔽され、召し合わせ部の気密性が確保される。
当該ウオーターバリアとウインドバリアの間にフラット面排水口を設けるとこの部分に雨水の落下、排水が促進されるように作用する。
この際に、下枠のフラット面排水口は下枠凹部排水口、下枠屋外排水口を通じて外気と連通している。
また、フラット面排水口の上部が外障子召合框及び内障子召合框とこれらに設けた突き合わせ片(煙返し部)、召合框タイト材で形成する空間部に連通しているのが望ましい。
【0010】
下枠凹部側壁と障子スライド片の間に横タイト材を配設して設けた内障子の気密ライン線上で内障子と外障子の召し合わせ部位置にほぼ対応させて内障子下枠凹部に下枠凹部形状をふさぐように弾性体からなる止水ブロックを設けたので、内障子下枠凹部に沿って流れてくる雨水を外障子室内側に浸入しないように防止することが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の望ましい実施の形態を引き違い障子サッシ構造に適用した場合を例に以下説明する。
図34に本発明による高水密装置を内蔵した屋外用バリアフリーサッシの施工イメージ図を示し、図36に鉄筋コンクリート造りビル住宅の間取りの例を示し、図37及び図38にその屋外開口部の断面を示す。
ビル住宅の窓の屋外には排水用のグレーチングを取り付け、その外側に段差調整ブロックを敷いてバルコニーが配設され、さらに外側には手摺り等の安全柵が取り付けられている。
室内からバルコニーへの出入り口に本発明に係る高水密構造からなるサッシ構造が採用されている。
【0012】
本発明に係るサッシ構造の下枠サッシ部分の縦断面図を図1に、横断面図を図3に示す。図1、図6及び図38に示すように躯体にアンカー8にて取り付けられた下枠10及び上枠40と、図3に示すように左縦枠20及び右縦枠30のサッシにて枠体を形成し、その内側に屋外側から、外障子50、内障子60が装着されている。
図38に示すように、下枠には従来のような突条のレールが無く、下枠上面に障子下框の障子スライド片のほぼ肉厚に相当する2条の溝が形成されたフラット面になっていて、マンション等のベランダと室内側との境界に段差が無くなり、室内フローリング床面、下枠の上面、グレーチングを介してバルコニーの床面がほぼ水平に配置されたバリアフリー構造になっている。
【0013】
図1、図5及び図3に示すように、外障子50は外障子下框51及び上框55と、外障子戸当框52及び外障子召合框53にて枠を形成し、内側にガラス等が装着されている。
外障子下框51の室内側には外障子スライド片51aが垂下され、下框の下框凹部51bには外障子戸車54が取り付けられ、下枠10の略フラットな外障子スライド用上面部材107を移動する。
【0014】
内障子60も外障子と同様に、内障子下框61及び上框65と、内障子戸当框62及び内障子召合框63にて枠を形成し、内側にガラス等が装着されている。
内障子下框61の屋外側には内障子スライド片61aが垂下され、側壁に内障子用横タイト材嵌合溝13bを設け、内障子用横タイト材14bを配設し、これらの横タイト材は下枠凹部の側壁に摺接している。
下框の下框凹部61bには内障子戸車64が取り付けられ下枠10の略フラットな上面11を移動する。
【0015】
下枠10には中空断面形状からなる下枠ベース部材の上部に複数の立ち上がり片を設け、立ち上がり片103、104と外障子スライド用上面部材107にて外障子用下枠凹部12a及び外障子スライド片51aがスライドする外障子スライド溝11aを形成し、立ち上がり片102、103、と内障子スライド用上面部材106にて内障子用下枠凹部12b及び内障子スライド片61aがスライドする内障子スライド溝11bを形成した。
ここで外障子スライド用上面部材及び内障子スライド用上面部材はかならずしも一体的に形成される必要は無く、図示していないが複数の部材に分割して形成してもよい。
【0016】
また、下枠10は下枠凹部及び障子スライド溝が形成できれば、上記の構造に限定されるものでなく、図2に示すように上面部材108を下枠ベース部材100の立ち上がり片102、104にて嵌着し、上面部材側に立ち上がり片108aを設けてもよい。この際にも横タイト材が摺接する下枠凹部側壁を図2に示すように上面部材側に設けても良く、図示していないが上面部材の立ち上がり片108bを短くして下枠ベース部材の立ち上がり片にこの横タイト材を摺接させてもよい。
【0017】
図3に示すように、左縦枠20の枠内側には外障子の戸当框を受ける左縦枠係合部21が設けられ、この左縦枠係合部室内側側壁に左縦枠縦タイト材嵌合溝22を設け左縦枠縦タイト材23が配設されている。
右縦枠30の内側に、内障子の戸当框を受ける右縦枠係合部31が設けられ、内障子戸当框に設けた右縦枠縦タイト材嵌合溝32に配設した右縦枠縦タイト材33が障子が閉じた際に当接する。
図4、図5に示すように、外障子、内障子においてそれぞれ横タイト材のシール面と縦タイト材のシール面がほぼ同一になるように配設されている。
【0018】
召合わせ部においては図3に示すように、外障子50の外障子召合框53及び内障子60の内障子召合框63に設けた外障子突き合わせ片53aと内障子突き合わせ片63aが障子閉鎖時に当接し、内障子召合わせ部に設けた召合框タイト材嵌合溝63bに召合框タイト材67が取り付けられ外障子側面と摺接している。
なお、この召合框タイト材は気密性、水密性が確保されれば良く、外障子側に設けても良い。
【0019】
また、図23に示すように下枠にフラット面排水口15、外障子用下枠凹部排水口17a、内障子用下枠凹部排水口17b及び下枠屋外排水口18が設けられていて、(ロ)が障子召合わせ部、(イ)及び(ハ)がコーナー部の斜視図である。
ここで、下枠上面に設けたフラット面排水口は必ずしも外障子と内障子の召し合わせ位置でなくても良いが、雨水の溜まりやすい、この召し合わせ位置が望ましい。
なお、下枠屋外排水口18の外側には排水口を覆うように逆風、逆水止め部材19が上部で枢着されている。
また、必要に応じて図3に示すように下枠フラット面のコーナー部を切り欠いて、左コーナー部排水口16a、右コーナー部排水口16bを設けても良い。
【0020】
フラット面排水口に対応する内障子召合框の側部には図13に示すように、召合框止水ブロック70がビス等の召合框止水ブロック係止部材73にて取り付けられている。召合框止水ブロックには図9に示すように弾性材からなるヒレ状のウオーターバリア71とヒレ状のウインドバリア72が設けれていて下枠上面及び外障子室内側側面に摺接するように配設されている。その上面図(下観図)を図11に、正面図(外観図)を図12に、側面図を図10にそれぞれ示す。ウオーターバリアにて風圧を伴う雨水の流れが抑えられ、ウインドバリアにて気密性が確保されているので空気の室内への浸入が遮断され、その間に設けられたフラット面排水口に雨水が流し込まれる。ここで、下枠のフラット面排水口15は外障子用下枠凹部排水口17a及び下枠屋外排水口18を介して外気と連通している。また、フラット面排水口の上部は、図7に示すように外障子召合框53及び内障子召合框63とこれらに設けた外障子突き合わせ片53a、内障子突き合わせ片63a(煙返し部)、召合框タイト材67で形成する空間部に連通している。
なお、召合框止水ブロックは図13に示すように下枠側に設けてもよく、側面図を図14に、上面図を図15に、正面図を図16にそれぞれ示す。すなわち、障子を閉じたとき内障子60、外障子50の召合框63,53に挟まれる狭い下枠上面11にフラット面排水口15を設け、この排水口に近接させて召合框止水ブロック70を前記の下枠上面11に取り付け、当該召合框止水ブロック70に設けた弾性材(ウオーターバリア71及びウインドバリア72)を外障子召合框室内側側壁、内障子召合框屋外側側壁と摺接させてある。
【0021】
内障子用下枠凹部の内外障子召し合わせ部には下枠凹部止水ブロックが設けられていて内障子の下枠凹部に沿って室内外に雨水が流れ込むのを防止している。その側面図を図17及び図20に、上面図を図18に、下枠凹部内部傾斜図を図19に、正面図を図22にそれぞれ示す。
これにより、内障子横タイト材によるシール面と召合框止水ブロックのウオーターバリアによるシール面を内障子下枠凹部止水ブロックにより連結される。
【0022】
本発明における高水密装置を内蔵した屋外用バリアーフリーサッシは、図23に示すように障子を上枠のレールに沿って上方に移動させ、障子のスライド片をスライド溝に挿入することで簡単に窓枠に取り付けることが出来るとともに、取り外しも逆の操作で簡単に短時間で出来るのでメンテナンスが容易である。
また、掃除をする時に障子が外しやすく、構造が複雑にならないため、品質が安定し故障が少ない。
【0023】
本発明においては、下枠サッシの略フラット面の形状としては図1に示すほかに図25〜図27等の形状を言い、バリアフリーの機能を維持しつつ、ゴミ等の溜まりやその排出等の実験結果より、戸車回動部が凸部形状の場合(図24)は寸法A1、A2が約10mm以内、同様に戸車回動部が凹形状の場合(図25)は寸法B1、B2が約10mm以内、スライド溝幅寸法は図26に示すように、C1、C2・・が約10mm以内をいう。
【0024】
また、本発明においては、横タイト材のシール面は縦タイト材のシール面とほぼ同一面になるように形成されていれば良く、以下に例を示すようにタイト材の配設位置は選択的に採用される。
内障子横タイト材嵌合溝及び縦タイト材嵌合溝も枠側に設けて横タイト材及び縦タイト材を配設した場合の縦断面図を図28に、横断面図を図29に示し、外障子の下框スライド片に横タイト材を配設し、戸当框に縦タイト材を配設した状態の縦断面図を30に、横断面図を図31に示す。
また下枠ベース中空部を図32に示すようにスライド用上面部材と一体的に形成してもよい。
【0025】
本発明における高水密装置を内蔵した屋外用バリアフリーサッシを建物の屋外開口部に適用した例を示す図34と従来例の図35を比較すると明らかなように水密性を確保しつつサッシ下枠の上面をフラットに形成出来たので、次のようなことが言える。
従来のサッシからレールが消えて障害物が無くなり、従来のアルミサッシのイメージが全くしない爽やかな窓枠構造になる。
マンション等のベランダと室内側との境界に段差が無くなり、室内空間とベランダ空間のフロアーがフラットな状態でつながり生活空間の一新が期待できる。
従来のレールがあるアルミサッシ下枠と異なり、ゴミ等がつきにくいため、清潔感に優れる。
高齢になって身体が弱くなっても室内と同じようにベランダ等に出ることが出来る(ユニバーサルデザイン)。
【0026】
【発明の効果】
本発明の高水密装置においては、障子に風圧が負荷されたり、室外と室内に気圧差が生じた場合でも障子の側面を横タイト材が支えるので気密、水密性が確保される。
特に雨水が溜まりやすい引き違い障子の召し合わせ部においても、障子召合框の側部に取り付けられた召合框止水ブロックのウオーターバリアにて流れが弱められ、ウインドバリアにて風の室内への浸入を抑えることにより水の浸入を完全に防止することが出来る。
また、内障子用下枠凹部上水ブロックを設けることより下枠の上面をフラットに形成した場合の内障子用下枠凹部からの雨水の外障子室内側への浸入を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る下枠フラットの高水密サッシ構造の縦断面図を示す。
【図2】本発明に係る下枠フラットの高水密サッシ構造の他の例の縦断面図を示す
【図3】本発明に係る下枠フラットの高水密サッシ構造の横断面図を示す。
【図4】枠に横タイト材と縦タイト材を取り付けた状態の部分斜視図を示す。
【図5】障子に横タイト材と縦タイト材を取り付けた状態の部分傾斜図を示す。
【図6】召合框止水ブロックを取り付けた状態の側面図を示す。
【図7】召合框止水ブロックを取り付けた状態の横断面図を示す。
【図8】下枠フラット面排水口を示す。
【図9】召合框止水ブロック斜視図を示す。
【図10】召し合わせ部側面図(下枠フラット面排水口断面端面図)を示す。
【図11】召し合わせ部上面図(召合框止水ブロック下観図)を示す。
【図12】召し合わせ部正面図(召合框止水ブロック外観図)を示す。
【図13】下枠に召合框止水ブロックを取り付けた状態の斜視図を示す。
【図14】下枠に召合框止水ブロックを取り付けた状態の側面図を示す。
【図15】下枠に召合框止水ブロックを取り付けた状態の上面図を示す。
【図16】下枠に召合框止水ブロックを取り付けた状態の正面図を示す。
【図17】内障子下枠凹部止水ブロックと取り付けた状態の側面図を示す。
【図18】内障子下枠凹部止水ブロックと取り付けた状態の上面図を示す。
【図19】内障子下枠凹部止水ブロックと取り付けた状態の斜視図を示す。
【図20】内障子下枠凹部止水ブロックと取り付け部の側面図を示す。
【図21】内障子下枠凹部止水ブロックと取り付け部の上面図を示す。
【図22】内障子下枠凹部止水ブロックと取り付け部の正面図を示す。
【図23】排水口の配置図を示す。
【図24】障子の脱着方法を示す。
【図25】上面をフラットに形成した下枠の断面の他の例を示す。
【図26】上面をフラットに形成した下枠の断面の他の例を示す。
【図27】上面をフラットに形成した下枠の断面の他の例を示す。
【図28】内障子横タイト材を下枠凹部に配設した場合の縦断面図を示す。
【図29】内障子縦タイト材を縦枠に取り付けた場合の横断面図を示す。
【図30】外障子横タイト材を障子スライド片側に配設した場合の縦断面図を示す。
【図31】外障子縦タイト材を戸当框側に配設した場合の縦断面図を示す。
【図32】下枠ベース中空部を一体的に設けた場合の縦断面図を示す。
【図33】図31に対応した横断面図を示す。
【図34】本発明による高水密装置を内蔵した屋外用バリアフリーサッシの施工イメージ図を示す。
【図35】従来のサッシによるマンションのベランダ側と室内側を見た施工イメージ図を示す。
【図36】間取り図の例を示す。
【図37】屋外開口部縦断面図を示す。
【図38】屋外開口部下枠付近の縦断面図を示す。
【符号の説明】
10 下枠
11 フラット面(上面)
11a 外障子スライド溝 11b 内障子スライド溝
12a 外障子用下枠凹部 12b 内障子用下枠凹部
13a 外障子用横タイト材嵌合溝 13b 内障子用横タイト材嵌合溝
14a 外障子用横タイト材 14b 内障子用横タイト材
15 フラット面排水口
16a 左コーナー部排水口 16b 右コーナー部排水口
17a 外障子用下枠凹部排水口 17b 内障子用下枠凹部排水口
18 下枠屋外排水口
19 逆水止め部材
100 下枠ベース部材
101、102、103、104、105 下枠ベース部材からの立ち上がり片
106 内障子スライド用上面部材
107 外障子スライド用上面部材
108 上面部材
108a上面部材立ち上がり片
20 左縦枠 30 右縦枠
21 左縦枠係合部 31 右縦枠係合部部
22 左縦枠縦タイト材嵌合溝 32 右縦枠縦タイト材嵌合溝
23 左縦枠縦タイト材 33 右縦枠縦タイト材
40 上枠
50 外障子 60 内障子
51 外障子下框 61 内障子下框
51a 外障子スライド片 61a内障子スライド片
52 外障子戸当框 62 内障子戸当框
53 外障子召合框 63 内障子召合框
53a 外障子突き合わせ片 63a内障子突き合わせ片
54 外障子戸車 64 内障子戸車
55 外障子上框 65 内障子上框
66 内障子下框タイト材
67 召合框タイト材
70 召合框止水ブロック
71 ウオーターバリア
72 ウインドバリア
73 召合框止水ブロック係止部材
80 下枠凹部止水ブロック

Claims (2)

  1. 上下枠及び左右の縦枠にて構成され、下枠上面を略フラット面に形成し、当該フラット面を戸車を介してスライド開閉する引き違い障子からなる屋外用のバリアフリーサッシ構造とし、
    下枠に内障子用下枠凹部とその上に内障子用下枠凹部の幅より狭い内障子スライド溝及び外障子用下枠凹部とその上に外障子用下枠凹部の幅より狭い外障子スライド溝を形成し、
    当該内、外障子用下枠凹部に内、外障子用凹部排水口を配設し、
    内障子の下框屋外側に内障子スライド片を垂下し、内障子に風圧が負荷するとこのスライド片と内障子用下枠凹部の屋内側壁との間に備えた横タイト材を押圧する配置とし、このスライド片と内障子用下枠凹部屋外側壁との間に排水用間隙を有しており
    外障子の下框室内側に外障子スライド片を垂下し、外障子に風圧が負荷するとこのスライド片と外障子用下枠凹部の屋内側壁との間に備えた横タイト材を押圧する配置とし、
    このスライド片と外障子用下枠凹部の屋外側壁との間に排水用間隙を有しており
    障子を閉じたとき内、外障子の召合框に挟まれる下枠上面にフラット面排水口を設け、
    内又は外障子召合框の側部に召合框止水ブロックを取り付け、当該召合框止水ブロックに設けた弾性材を下枠のフラット面に摺接させたことを特徴とする屋外用バリアフリー下枠フラットサッシの高水密装置。
  2. 上下枠及び左右の縦枠にて構成され、下枠上面を略フラット面に形成し、当該フラット面を戸車を介してスライド開閉する引き違い障子からなる屋外用のバリアフリーサッシ構造とし、
    下枠に内障子用下枠凹部とその上に内障子用下枠凹部の幅より狭い内障子スライド溝及び外障子用下枠凹部とその上に外障子用下枠凹部の幅より狭い外障子スライド溝を形成し、
    当該内、外障子用下枠凹部に内、外障子用凹部排水口を配設し、
    内障子の下框屋外側に内障子スライド片を垂下し、内障子に風圧が負荷するとこのスライド片と内障子用下枠凹部の屋内側壁との間に備えた横タイト材を押圧する配置とし、このスライド片と内障子用下枠凹部屋外側壁との間に排水用間隙を有しており
    外障子の下框室内側に外障子スライド片を垂下し、外障子に風圧が負荷するとこのスライド片と外障子用下枠凹部の屋内側壁との間に備えた横タイト材を押圧する配置とし、
    このスライド片と外障子用下枠凹部の屋外側壁との間に排水用間隙を有しており
    障子を閉じたとき内、外障子の召合框に挟まれる下枠上面にフラット面排水口を設け、
    フラット面排水口に近接させて召合框止水ブロックを下枠上面に取り付け、当該召合框止水ブロックに設けた弾性材を外障子召合框室内側側壁、及び内障子召合框屋外側側壁と摺接させてあることを特徴とする屋外用バリアフリー下枠フラットサッシの高水密装置。
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