JP3213877B2 - 窓用サッシの下枠の排水機構 - Google Patents
窓用サッシの下枠の排水機構Info
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- JP3213877B2 JP3213877B2 JP34896095A JP34896095A JP3213877B2 JP 3213877 B2 JP3213877 B2 JP 3213877B2 JP 34896095 A JP34896095 A JP 34896095A JP 34896095 A JP34896095 A JP 34896095A JP 3213877 B2 JP3213877 B2 JP 3213877B2
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- Japan
- Prior art keywords
- lower frame
- window sash
- rainwater
- rails
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は窓用サッシの下枠の
排水機構に関するもので、特に水抜き孔からの雨水の吹
き上げをおさえるようにしたものである。
排水機構に関するもので、特に水抜き孔からの雨水の吹
き上げをおさえるようにしたものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の窓用サッシの下枠の排水機構とし
て、例えば実開平６−６２１８０号公報に示すように、
下枠の表面の中央部および下枠の表面の内部側等に夫々
水抜き孔を設けて、これら水抜き孔から下枠の室外側外
部に設けた取出金具を通して、雨水を室外に排出するよ
うにしたものが知られている。
て、例えば実開平６−６２１８０号公報に示すように、
下枠の表面の中央部および下枠の表面の内部側等に夫々
水抜き孔を設けて、これら水抜き孔から下枠の室外側外
部に設けた取出金具を通して、雨水を室外に排出するよ
うにしたものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記の下枠の排水機構
は、下枠の表面に水抜き孔が穿設され、室外側外部に設
けた取出金具を通して雨水を排出するようになっている
ため、強風時には取出金具から風が吹込んで水抜き孔か
ら雨水が吹き上げられることがあり、また下枠の表面に
穿設された水抜き孔がそのまま見えるため意匠性が良く
ない等の問題点を有していた。そこで本発明は、前記の
問題点を解消して水抜き孔からの雨水の吹き上げをおさ
えると共に外観の良好な窓用サッシの下枠の排水機構を
提供することを目的としたものである。
は、下枠の表面に水抜き孔が穿設され、室外側外部に設
けた取出金具を通して雨水を排出するようになっている
ため、強風時には取出金具から風が吹込んで水抜き孔か
ら雨水が吹き上げられることがあり、また下枠の表面に
穿設された水抜き孔がそのまま見えるため意匠性が良く
ない等の問題点を有していた。そこで本発明は、前記の
問題点を解消して水抜き孔からの雨水の吹き上げをおさ
えると共に外観の良好な窓用サッシの下枠の排水機構を
提供することを目的としたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、窓用サッシの下枠上面に設けた室外側と室内
側との２本のレールの間に水抜き孔を設け、また下枠側
面下部にも水抜き孔を設けて、浸入した雨水を水抜き孔
を通して室外に排出するようにした窓用サッシの下枠の
排水機構において、前記２本のレール間に、該２本のレ
ール間に設けた水抜き孔を覆うように、かつ雨水が流れ
込むように僅かに間隔をおいて、開閉自在に構成した蓋
を設けて、水抜き孔からの雨水の吹き上げをおさえるよ
うに構成したものである。
するため、窓用サッシの下枠上面に設けた室外側と室内
側との２本のレールの間に水抜き孔を設け、また下枠側
面下部にも水抜き孔を設けて、浸入した雨水を水抜き孔
を通して室外に排出するようにした窓用サッシの下枠の
排水機構において、前記２本のレール間に、該２本のレ
ール間に設けた水抜き孔を覆うように、かつ雨水が流れ
込むように僅かに間隔をおいて、開閉自在に構成した蓋
を設けて、水抜き孔からの雨水の吹き上げをおさえるよ
うに構成したものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
示す実施例に基いて説明する。図１は本発明の排水機構
を引違い窓のフラット下枠に適用した例で、その要部の
縦断面を示したものであり、図２は同じくその横断面を
示したものである。図１に示す引違い窓は、上枠、下
枠、左右の竪枠を四角状に組合せた窓用サッシ枠に２枚
の障子を引違い状に建込んだもので、その下枠は、室内
外側の仕切板３，３およびレール４，５を、その高さが
皆ほぼ同じ高さになるように構成して、その下枠上を車
椅子等が容易に出入できるようにしたフラット下枠１と
なっている。このフラット下枠１は、中空状に構成さ
れ、その上面２には仕切板３，３と、外部障子用レール
４および内部障子用レール５が一体に形成されている。
そして外部障子用レール４と内部障子用レール５との間
は、上面２より僅かに低い樋状部６が形成されており、
両障子を閉じた際の外部障子の建込み側の室内側および
内部障子の建込み側の室外側、つまり各外部障子用レー
ル４の室内側近傍に、図２に示すように長形状の水抜き
孔７，１９が夫々２個所に設けられていて、室外から窓
に吹き込んだ雨水を夫々水抜き孔７，１９を通してフラ
ット下枠１の中空状内部に落下させて室外に排出するよ
うになっている。またフラット下枠１の中空状内部に
は、樋状部６に設けた水抜き孔７，１９より落下する雨
水を室外側に流すように、底部を室外側に傾斜させた隔
壁８が設けられている。そしてフラット下枠１の室外側
側面９には、その下部が長手方向にわたって開口されて
おり、その開口部の上端部には受溝１２が形成され、ま
た下端部は下面１３の段部１４が配置されていて、これ
らに蓋板１０の上下端部を嵌合して取付けるようになっ
ている。また蓋板１０の下部には水抜き孔１１が設けら
れていて、フラット下枠１の上面２の樋状部６に設けた
水抜き孔７，１９より落下し、隔壁８の底部に沿って流
下した雨水を室外に排出するようになっている。
示す実施例に基いて説明する。図１は本発明の排水機構
を引違い窓のフラット下枠に適用した例で、その要部の
縦断面を示したものであり、図２は同じくその横断面を
示したものである。図１に示す引違い窓は、上枠、下
枠、左右の竪枠を四角状に組合せた窓用サッシ枠に２枚
の障子を引違い状に建込んだもので、その下枠は、室内
外側の仕切板３，３およびレール４，５を、その高さが
皆ほぼ同じ高さになるように構成して、その下枠上を車
椅子等が容易に出入できるようにしたフラット下枠１と
なっている。このフラット下枠１は、中空状に構成さ
れ、その上面２には仕切板３，３と、外部障子用レール
４および内部障子用レール５が一体に形成されている。
そして外部障子用レール４と内部障子用レール５との間
は、上面２より僅かに低い樋状部６が形成されており、
両障子を閉じた際の外部障子の建込み側の室内側および
内部障子の建込み側の室外側、つまり各外部障子用レー
ル４の室内側近傍に、図２に示すように長形状の水抜き
孔７，１９が夫々２個所に設けられていて、室外から窓
に吹き込んだ雨水を夫々水抜き孔７，１９を通してフラ
ット下枠１の中空状内部に落下させて室外に排出するよ
うになっている。またフラット下枠１の中空状内部に
は、樋状部６に設けた水抜き孔７，１９より落下する雨
水を室外側に流すように、底部を室外側に傾斜させた隔
壁８が設けられている。そしてフラット下枠１の室外側
側面９には、その下部が長手方向にわたって開口されて
おり、その開口部の上端部には受溝１２が形成され、ま
た下端部は下面１３の段部１４が配置されていて、これ
らに蓋板１０の上下端部を嵌合して取付けるようになっ
ている。また蓋板１０の下部には水抜き孔１１が設けら
れていて、フラット下枠１の上面２の樋状部６に設けた
水抜き孔７，１９より落下し、隔壁８の底部に沿って流
下した雨水を室外に排出するようになっている。
【０００６】フラット下枠１の２本のレール４，５の間
に形成された樋状部６には、召合せ部を除いてその両側
には夫々水抜き孔７，１９を覆うように同形状の蓋１
５，１５が設けられている。この蓋１５は図１に示すよ
うに、室内側端部に断面円形の管状の回動部１６が形成
されていて、樋状部６の室内側隅部に形成された支承部
１７に嵌合され、点線で示すように一端が開閉できるよ
うに構成されている。また蓋１５の先端部の下面には脚
部１８が設けられていて、樋状部６の底部に設けた水抜
き孔７，１９をふさがないように、また車椅子等の通過
に支障を与えないように、フラット下枠１の上面２と面
一になるように、樋状部６の底部との間に僅かに間隔を
保持するように構成されている。また蓋１５は雨水の流
れを妨げないように外部障子用レール４との間に間隙２
０を設けると共に脚部１８には切欠部が設けられてい
る。そして樋状部６の掃除に際しては、図２に示すよう
に蓋１５の一端が障子の下框の下方に位置するため、障
子を移動させた後、図１の点線で示すように一端を上方
に回動させて砂埃等のごみを除去できるようになってい
る。なお蓋１５は先端部と後端部に夫々脚部を設けて、
上方より樋状部６にかぶせてビス止めして取付けるよう
にしてもよく、雨水の吹き上げもおさえることができ、
またビスを外して蓋を除去することにより樋状部６の掃
除ができるようにしてもよい。以上は本発明の下枠の排
水機構を引違い窓のフラット下枠に適用した例について
説明したが、片引き窓等のその他の窓用サッシのフラッ
ト下枠においても適用できるものであり、また下枠はフ
ラット下枠の他に通常の段差のある下枠においてもレー
ル間に水抜き孔を設けたものにおいて適用することがで
きる。
に形成された樋状部６には、召合せ部を除いてその両側
には夫々水抜き孔７，１９を覆うように同形状の蓋１
５，１５が設けられている。この蓋１５は図１に示すよ
うに、室内側端部に断面円形の管状の回動部１６が形成
されていて、樋状部６の室内側隅部に形成された支承部
１７に嵌合され、点線で示すように一端が開閉できるよ
うに構成されている。また蓋１５の先端部の下面には脚
部１８が設けられていて、樋状部６の底部に設けた水抜
き孔７，１９をふさがないように、また車椅子等の通過
に支障を与えないように、フラット下枠１の上面２と面
一になるように、樋状部６の底部との間に僅かに間隔を
保持するように構成されている。また蓋１５は雨水の流
れを妨げないように外部障子用レール４との間に間隙２
０を設けると共に脚部１８には切欠部が設けられてい
る。そして樋状部６の掃除に際しては、図２に示すよう
に蓋１５の一端が障子の下框の下方に位置するため、障
子を移動させた後、図１の点線で示すように一端を上方
に回動させて砂埃等のごみを除去できるようになってい
る。なお蓋１５は先端部と後端部に夫々脚部を設けて、
上方より樋状部６にかぶせてビス止めして取付けるよう
にしてもよく、雨水の吹き上げもおさえることができ、
またビスを外して蓋を除去することにより樋状部６の掃
除ができるようにしてもよい。以上は本発明の下枠の排
水機構を引違い窓のフラット下枠に適用した例について
説明したが、片引き窓等のその他の窓用サッシのフラッ
ト下枠においても適用できるものであり、また下枠はフ
ラット下枠の他に通常の段差のある下枠においてもレー
ル間に水抜き孔を設けたものにおいて適用することがで
きる。
【０００７】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であって、２
本のレール間に該２本のレール間に設けた水抜き孔を覆
うように開閉自在に構成した蓋を設けたため、水抜き孔
からの雨水の吹き上げがおさえられて水密性が向上する
と共に、水抜き孔が隠され外観が良好となる。そして蓋
が開閉自在となっているので、適時レール間の砂埃等の
ごみを清掃することができ、常に良好な雨水の排水を保
持することができるものである。
本のレール間に該２本のレール間に設けた水抜き孔を覆
うように開閉自在に構成した蓋を設けたため、水抜き孔
からの雨水の吹き上げがおさえられて水密性が向上する
と共に、水抜き孔が隠され外観が良好となる。そして蓋
が開閉自在となっているので、適時レール間の砂埃等の
ごみを清掃することができ、常に良好な雨水の排水を保
持することができるものである。
【図１】本発明の排水機構を引違い窓のフラット下枠に
適用した例の要部の縦断面図である。
適用した例の要部の縦断面図である。
【図２】同じく横断面図である。
１ フラット下枠 ２ 上面 ４，５ レール ６ 樋状部 ７，１１，１９ 水抜き孔 １０ 蓋板 １５ 蓋 １６ 回動部 １８ 脚部
Claims (1)
- 【請求項１】 窓用サッシの下枠上面に設けた室外側と
室内側との２本のレールの間に水抜き孔を設け、また下
枠側面下部にも水抜き孔を設けて、浸入した雨水を水抜
き孔を通して室外に排出するようにした窓用サッシの下
枠の排水機構において、前記２本のレール間に、該２本
のレール間に設けた水抜き孔を覆うように、かつ雨水が
流れ込むように僅かに間隔をおいて、開閉自在に構成し
た蓋を設けて、水抜き孔からの雨水の吹き上げをおさえ
るようにしたことを特徴とする窓用サッシの下枠の排水
機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34896095A JP3213877B2 (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 窓用サッシの下枠の排水機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34896095A JP3213877B2 (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 窓用サッシの下枠の排水機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09158629A JPH09158629A (ja) | 1997-06-17 |
| JP3213877B2 true JP3213877B2 (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=18400556
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34896095A Expired - Fee Related JP3213877B2 (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 窓用サッシの下枠の排水機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3213877B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102238892B1 (ko) * | 2019-06-20 | 2021-04-09 | 한태희 | 반려동물을 위한 자동 사료 급식기 |
| KR102391831B1 (ko) * | 2020-02-19 | 2022-04-28 | 신한대학교 산학협력단 | 동물용 사료 자동 공급장치 |
-
1995
- 1995-12-08 JP JP34896095A patent/JP3213877B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102238892B1 (ko) * | 2019-06-20 | 2021-04-09 | 한태희 | 반려동물을 위한 자동 사료 급식기 |
| KR102391831B1 (ko) * | 2020-02-19 | 2022-04-28 | 신한대학교 산학협력단 | 동물용 사료 자동 공급장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09158629A (ja) | 1997-06-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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