JP3232395B2 - スライディングサッシの下枠構造 - Google Patents

スライディングサッシの下枠構造

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JP3232395B2
JP3232395B2 JP01504296A JP1504296A JP3232395B2 JP 3232395 B2 JP3232395 B2 JP 3232395B2 JP 01504296 A JP01504296 A JP 01504296A JP 1504296 A JP1504296 A JP 1504296A JP 3232395 B2 JP3232395 B2 JP 3232395B2
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勇一 野崎
利昭 広野
猛 藤井
雪子 野口
貢 渡辺
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ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サッシ枠に障子を
面内方向に移動自在に装着したスライディングサッシの
下枠構造に関する。
【0002】
【従来の技術】スライディングサッシの下枠構造として
は、例えば図1に示すように、階段形状の横板aに内下
レールbと外下レールcを一体的に設け、この横板aの
室内側部に室内側立上り片dを一体的に設けたものが知
られている。
【0003】このような下枠構造においては、外下レー
ルcと外障子e下部との間より雨水が風圧力で浸入し、
その雨水が室内に流れ込むことがあるので、横板aの外
下レール取付部fと室内側立上り片dの上端面gとの間
の高さHを大きくしている。
【0004】つまり、前述の下枠構造であると、風圧力
に押されて雨水が図2のhで示す経路で浸入して横板a
の室内側部分に雨水が溜まる。この溜まった雨水のiの
部分では水の重力で浸入する雨水を押し返そうとする力
(水頭圧)が働き、この力と風圧力で浸入しようとする
雨水とがバランスすると雨水が浸入しなくなる。
【0005】このために、下枠の横板aの室内側部分に
は所定の水頭圧が得られる高さ(水頭)まで水が溜まる
ようにする必要があり、前述のように室内側立上り片d
の上端面gと横板aの外レール取付部fとの間の高さH
を大きくしてある。
【0006】前述の下枠構造であると、室内側立上り片
dと外レールcとの高さの差が大きく、下枠上面が段差
のある形状となるので、車いすが出入りしずらくなる。
【0007】このことを解消する下枠構造としては、例
えば実開平3−66384号公報に示すように、下枠の
横板にアタッチメントを取付けて室内側立上り片と外下
レールをほぼ同一高さとしたものが知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように室内側立
上り片と外下レールをほぼ同一高さとした下枠構造であ
ると、下枠の室内側に溜る雨水の高さが低くなり、所定
の水頭圧が得られないので、風圧力で浸入した雨水が室
内側立上り片を越えて室内に流れ込むことがあり、水密
性が悪い下枠構造となる。
【0009】そこで、本発明は前述の課題を解消して室
内側立上り片と外下レールをほぼ同一高さとしても風圧
力により浸入した雨水が室内側立上り片を越えて室内に
流れ込むことがないようにしたスライディングサッシの
下枠構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、サッシ枠にお
ける面外方向室内側寄りに内障子を面内方向に移動自在
に装着し、そのサッシ枠における面外方向室外側寄りに
外障子を面内方向に移動自在に装着したスライディング
サッシにおいて、 前記サッシ枠を構成する下枠を、ほぼ
水平なる横板に室内側立上り片と前記内障子用の内下レ
ールと前記外障子用の外下レールをほぼ同一高さとして
備え、かつ前記横板の下部に中空部を面内方向に連続し
て備えたものとし、 前記横板の外下レールよりも室内側
寄りにおける外障子側部分に、前記中空部に開口する外
障子用の第1次排水孔を形成し、前記中空部における外
障子側部分を室外側に開口する外障子用の第2次排水孔
を形成し、 前記横板の内下レールよりも室外側寄りにお
ける内障子側部分に、前記中空部に開口する内障子用の
第1次排水孔を形成し、前記中空部における内障子側部
分を室外側に開口する内障子用の第2次排水孔を形成
し、 前記中空部における面内方向中間部に止水壁を設け
て外障子側部分と内障子側部分とに亘って雨水が流通し
ないようにしたことを特徴とするスライディングサッシ
の下枠構造である。
【0011】
【作 用】本発明によれば、下枠の外下レールと外障子
下部との間から風圧力により室内側に浸入した雨水は外
障子用の第1次排水孔より中空部内に流れ落ち、その中
空部内に流れ落ちた雨水は外障子用の第2次排水孔より
室外側に排水される。外障子用の第2次排水孔から風圧
力により中空部に雨水が浸入し、その雨水は中空部内に
溜り、外障子用の第2次排水孔に水頭圧が作用し、中空
部内には風圧力とバランスする水頭圧が得られる高さま
で雨水が溜り、その高さ以上に雨水が溜ると水頭圧が風
圧力より大きくなって中空部の雨水は外障子用の第2次
排水孔から排水される。 したがって、室内側立上り片と
外下レールをほぼ同一高さとした下枠の水密性能が優れ
たものとすることができる。 また、中空部の面内方向中
間部に止水壁を設けたことにより、内障子用の第1次,
第2次排水孔より中空部に流入した雨水が外障子側部分
に流れることがなく、外障子側部分の水密性能が低下す
ることを防止できる
【0012】
【発明の実施の形態】図3と図4に示すように、上枠1
と下枠2と左右の縦枠3を方形枠組みしてサッシ枠4と
し、そのサッシ枠4内に内障子5と外障子6が面内方向
に移動自在に装着されてスライディングサッシを構成し
ている。
【0013】前記下枠2は図3に示すように、下枠本体
10と下枠アタッチメント20より成る。前記下枠本体
10は階段形状の横板11と室内側立上り片12を備
え、この横板11は室内側上部横片11aと室内側縦片
11b、室外側下部横片11c、室外側縦片11d、室
外側鉤片11eにより室内側が高く室外側が低い階段形
状としてあり、室外側下部横片11cと室外側縦片11
dにL字片13が一体的に設けられて中空部14を構成
し、前記室内側上部横片11aに内下レール15が一体
的に設けてある。
【0014】前記下枠アタッチメント20は横板21の
下面に室内側下向片22と室外側下向片23を一体的に
設け、その横板21の上面に立上り片24と外下レール
25と室外側上向片26をそれぞれ一体的に設けてあ
る。
【0015】前記下枠アタッチメント20の室内側下向
片22と室外側下向片23の突片23aが下枠本体10
の室外側下部横片11cに当接し、室内側下向片22が
ビス27で室内側縦片11bに固着され、室外側下向片
23が室外側縦片11dにビス28で固着されて下枠ア
タッチメント20が下枠本体10に取付けてあり、下枠
本体10と下枠アタッチメント20との間に中空部29
を構成している。この中空部29の面内方向中央部(内
外障子の召し合せ部下部)には、発泡樹脂又は樹脂によ
り直方体形状となった止水壁30が図5に示すように設
けてあり、この中空部29の面内方向一側と他側に亘っ
て雨水が流れないようにしてある。
【0016】前記立上り片24、外下レール25、室外
側上向片26と内下レール15、室内側立上り片12と
ほぼ同一高さとしてある。
【0017】前記下枠アタッチメント20の横板21に
おける立上り片24と下外レール25との間の部分で、
内・外障子5,6の召し合せ部よりも外障子6が突き当
る一方の縦枠3寄り部分(以下外障子側部分という)に
は、複数の室外側外障子用第1次排水孔40が面内方向
に間隔を置いて形成され、前記横板21における立上り
片24よりも室内寄りの部分で外障子側部分には、複数
の室内側外障子用第1次排水孔41が面内方向に間隔を
置いて形成してある。
【0018】この各室外側外障子用第1次排水孔40と
各室内側外障子用第1次排水孔41は前記中空部29に
それぞれ開口している。
【0019】前記下枠アタッチメント20の横板21に
おける立上り片24と下外レール25との間の部分で、
内・外障子5,6の召し合せ部よりも内障子5が突き当
る他方の縦枠3寄り部分(以下内障子側部分という)に
は、複数の室外側内障子用第1次排水孔42が面内方向
に間隔を置いて形成され、前記横板21における立上り
片24よりも室内寄りの部分で内障子側部分には、複数
の室内側内障子用第1次排水孔43が面内方向に間隔を
置いて形成してある。また、下枠アタッチメント20の
横板21における下外レール25と室外側上向片26と
の間の部分で、内障子側部分に補助第1次排水孔62が
形成してある。この補助第1次排水孔62によって外下
レール25と室外側上向片26との間の雨水を排水す
る。
【0020】この各室外側内障子用第1次排水孔42と
各室内側内障子用第1次排水孔43は前記中空部29に
それぞれ開口していると共に、内障子5よりも室外側に
位置している。
【0021】前記下枠アタッチメント20の室外側下向
片23における外障子側部分には図6に示すように、複
数の外障子用第2次排水孔44が面内方向に間隔を置い
て形成してあり、前記室外側下向片23における内障子
側部分には図6に示すように、複数の内障子用第2次排
水孔45が形成してある。
【0022】これら各外障子用第2次排水孔44、各内
障子用第2次排水孔45はそれぞれ前記中空部29に開
口している。
【0023】前記各外障子用第2次排水孔44には繊維
を高密度に固めたもの等の水,空気が流通難いフィルタ
ー46がそれぞれ設けてあり、前記中空部29内の雨水
は外障子用第2次排水孔44より排水し難くなると共
に、その外障子用第2次排水孔44より空気が中空部2
9内に流入し難くしてある。なお、下枠における内下レ
ール15と立上り片24との間及び立上り片24と外下
レール25との間における内障子5、外障子6の召合せ
部と対向する位置には気密部材31,32がそれぞれ設
けてある。
【0024】次に内障子5と外障子6を閉じた状態での
下枠の水密について説明する。図7に示すように、外障
子6下部と外下レール25との間より雨水が風圧力によ
って矢印Cで示すように外下レール25と立上り片24
との間に浸入する。この雨水は室外側外障子用第1次排
水孔40より中空部29内に流れ落ち、外障子用第2次
排水孔44より室外側に排水される。
【0025】また、風圧力が強い場合などに立上り片2
4を越えて図7の矢印Dで示すように、内下レール15
と立上り片24との間に浸入した雨水は室内側外障子用
第1次排水孔41より中空部29内に流れ落ちる。
【0026】このように、内下レール15と外下レール
25との間に立上り片24が設けてあることにより、外
下レール25を越えて室内側に浸入した雨水が内下レー
ル15まで直接流れないようになるので、その浸入した
雨水が室外側外障子用第1次排水孔40、室内側外障子
用第2排水孔41からスムーズに中空部29内に流れ落
ちる。これによって浸入した雨水が、その雨水のいきお
いによって室内側立上り片12を越えて室内に流れ込む
ことを確実に防止できる。また、立上り片24を設けた
ことにより車いすの出入りがスムーズになる。
【0027】前記中空部29内には外障子用第2次排水
孔44から風圧力によって雨水が浸入し、その浸入した
雨水は中空部29内に溜る。中空部29内に雨水が溜る
と外障子用第2次排水孔44に水頭圧が作用し、この水
頭圧と風圧力がバランスすると中空部29内に雨水が浸
入しなくなる。結局、中空部29内には風圧力とバラン
スする水頭圧が得られる高さまで雨水が溜り、前述の外
障子6下部と外下レール25との間より浸入した雨水が
中空部29に落下して前述の高さ以上に雨水が溜ると水
頭圧が風圧力より大きくなって中空部内の雨水が外障子
用第2次排水孔44から排水される。
【0028】したがって、室内側立上り片12と外下レ
ール25を同一高さとした下枠でありながら、中空部2
9の高さにより得られる最大水頭圧に見合う風圧力が作
用した時に雨水が室内側立上り片12を越えて室内に流
れ込むことがなく、水密性の優れた下枠構造となる。
【0029】また、外障子用第2次排水孔44には空気
が流通し難いフィルタ46が設けてあるので、そのフィ
ルタ46によって中空部29内に空気が急激に吹き込ま
れることがなくなり、中空部29内に溜った雨水が強風
によって吹き上げられて室内側立上り片12を越えて室
内に流れ込むことを防止できる。
【0030】なお、前述の中空部29内に流れ落ちた雨
水は止水壁30によって内障子側に流れることがない。
【0031】内障子5側部分においては、図8に示すよ
うに内障子5よりも室外側部分の雨水は室外側内障子用
第1次排水孔42及び室内側内障子用第1次排水孔43
より中空部29内に流れ落ち、その中空部29内に流れ
落ちた雨水は内障子用第2次排水孔45より室外側にス
ムーズに排水される。
【0032】これにより、内下レール15の室外側部に
雨水が溜ることがなく、内下レール15と内障子5下部
との間より雨水が室内側に浸入することがない。
【0033】前述のように中空部29内に流れ落ちた雨
水が外障子側に流れることは止水壁30で防止される。
【0034】また、下枠本体10と下枠アタッチメント
20により中空部29を有する下枠としたので、その中
空部29の内表面にはアルマイト処理などの表面処理が
施されており、雨水によって早期に腐蝕することがない
し、下枠アタッチメント20を外すことで中空部29内
を容易にクリーニングできる。
【0035】具体的には、下枠本体10、下枠アタッチ
メント20はアルミ押出形材を表面処理したものであ
り、その下枠本体10と下枠アタッチメント20で中空
部29を形成しているので、その中空部29の内表面は
表面処理されたものとなる。
【0036】図9は第2実施例を示し、下枠本体10と
下枠アタッチメント20を一体として下枠2としてあ
る。具体的には、ほぼ水平となった横板21,11aの
下部に中空部29を有し、その横板21,11aに内下
レール15、立上り片24、外下レール25を一体的に
設けて下枠2としてある。
【0037】以上の各実施例では立上り片24を設けた
が、この立上り片24は設けなくとも良い。また、室内
側外障子用第1次排水孔41、室内側内障子用第1次排
水孔43は設けなくとも良い。
【0038】前述のように、下枠アタッチメント20に
室外側外障子用第1次排水孔40、室内側外障子用第1
次排水孔41、室外側内障子用第1次排水孔42、室内
側内障子用第1次排水孔43をそれぞれ形成すると、夏
季等の虫が各第1次排水孔より中空部29内に入り込
み、中空部29内で死んで死骸として溜ることがある。
【0039】このように、中空部29内に虫の死骸が溜
ると前述のように中空部29内より雨水をスムーズに排
出できなくなるので、その虫の死骸を中空部29内から
除去する必要があるが、その作業は大変面倒である。
【0040】そこで、図10に示すように各第1次排水
孔に防虫部材50を取付けて雨水はスムーズに流通する
が、虫が入り込めないようにしてある。
【0041】前記防虫部材50は図11と図12に示す
ように、長手方向両端面51が半円弧状で所定の幅を有
するほぼ長方形の板状体52の長手方向中間部に多数の
小孔53を有し、長手方向両端面51の下面に沿ってフ
ック54を下向きに一体的に有すると共に、板状体52
の長手方向中間側面55が垂直に対して斜め(45度)
としてある。この防虫部材50はポリエチレン樹脂など
の樹脂によって成形してある。
【0042】前記各第1次排水孔は図13と図14に示
すように、長手方向両端内面60が半円形状で所定の幅
を有するほぼ長方形状となり、その幅方向両端縁61が
斜め下向き(45度)に折曲している。
【0043】このようであるから、防虫部材50の各フ
ック54を第1次排水孔の長手方向両端内面60にスナ
ップ式に押し込むことで取付けできるし、防虫部材50
の長手方向中間両側面55が図12に仮想線で示すよう
に第1次排水孔の幅方向両端縁61に接して防虫部材5
0の上面と下枠アタッチメント20の横板21とが面一
となる。
【0044】したがって、防虫部材50を簡単に取付け
できるし、横板21に沿って流れる雨水が防虫部材50
の小孔53にスムーズに流れて排水性が向上し、しかも
下枠アタッチメント20の上横板21を清掃する際に防
虫部材50が邪魔になることがないし、第1次排水孔の
切断面が防虫部材50で覆われるから見栄えが良い。
【0045】なお、図10に示すように下枠アタッチメ
ント20の横板21における外下レール25と室外側上
向片26との間の召合せ部寄りに補助第1次排水孔62
が形成してある。この補助第1次排水孔62から外下レ
ール25と室外側上向片26との間の雨水を排水するよ
うにしてある。この場合にも補助第1次排水孔62に前
述と同様に防虫部材50を取付け、その補助第1次排水
孔62から虫が室内に入り込まないようにする。
【0046】つまり、夏季等には下枠アタッチメント2
0の室外側上向片26に網戸を装着して内障子5又は外
障子6を開放した時に虫が室内に入り込まないようにし
ているが、その網戸は内・外障子5,6と同一寸法のた
め、補助第1次排水孔62が網戸から外れるので、その
補助第1次排水孔70から虫が室内に入り込んでしま
う。
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、下枠の外
下レールと外障子下部との間から風圧力により室内側に
浸入した雨水は外障子用の第1次排水孔より中空部内に
流れ落ち、その中空部内に流れ落ちた雨水は外障子用の
第2次排水孔より室外側に排水される。外障子用の第2
次排水孔から風圧力により中空部に雨水が浸入し、その
雨水は中空部内に溜り、外障子用の第2次排水孔に水頭
圧が作用し、中空部内には風圧力とバランスする水頭圧
が得られる高さまで雨水が溜り、その高さ以上に雨水が
溜ると水頭圧が風圧力より大きくなって中空部の雨水は
外障子用の第2次排水孔から排水される。 したがって、
室内側立上り片と外下レールをほぼ同一高さとした下枠
の水密性能が優れたものとすることができる。 また、中
空部の面内方向中間部に止水壁を設けたことにより、内
障子用の第1次,第2次排水孔より中空部に流入した雨
水が外障子側部分に流れることがなく、外障子側部分の
水密性能が低下することを防止できる
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】
【0078】
【0079】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の下枠構造の断面図である。
【図2】従来の下枠構造の水密性の説明図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す縦断面図である。
【図4】横断面図である。
【図5】止水壁の取付状態を示す斜視図である。
【図6】下枠アタッチメントの斜視図である。
【図7】図4のA−A断面図である。
【図8】図4のB−B断面図である。
【図9】本発明の第2実施例を示す下枠部分の縦断面図
である。
【図10】本発明の第3実施例を示す横断面図である。
【図11】防虫部材の斜視図である。
【図12】図11のC−C断面図である。
【図13】第1次排水孔の平面図である。
【図14】図13のD−D断面図である。
【符号の説明】
1…上枠、2…下枠、3…縦枠、4…サッシ枠、5…内
障子、6…外障子、10…下枠本体、12…室内側立上
り片、15…内下レール、20…下枠アタッチメント、
24…立上り片、25…外下レール、29…中空部、3
0…止水壁、40…室外側外障子用第1次排水孔、41
…室内側外障子用第1次排水孔、42…室外側内障子用
第1次排水孔、43…室内側内障子用第1次排水孔、4
4…外障子用第2次排水孔、45…内障子用第2次排水
孔、46…フィルター、50…防虫部材、53…小孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 貢 富山県下新川郡入善町上飯野502−2 (56)参考文献 実開 平1−118075(JP,U) 実開 平6−78592(JP,U) 実開 平4−1354(JP,U) 実開 平6−32671(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 1/70

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サッシ枠における面外方向室内側寄りに
    内障子を面内方向に移動自在に装着し、そのサッシ枠に
    おける面外方向室外側寄りに外障子を面内方向に移動自
    在に装着したスライディングサッシにおいて、 前記サッシ枠を構成する下枠を、ほぼ水平なる横板に室
    内側立上り片と前記内障子用の内下レールと前記外障子
    用の外下レールをほぼ同一高さとして備え、かつ前記横
    板の下部に中空部を面内方向に連続して備えたものと
    し、 前記横板の外下レールよりも室内側寄りにおける外障子
    側部分に、前記中空部に開口する外障子用の第1次排水
    孔を形成し、前記中空部における外障子側部分を室外側
    に開口する外障子用の第2次排水孔を形成し、 前記横板の内下レールよりも室外側寄りにおける内障子
    側部分に、前記中空部に開口する内障子用の第1次排水
    孔を形成し、前記中空部における内障子側部分を室外側
    に開口する内障子用の第2次排水孔を形成し、 前記中空部における面内方向中間部に止水壁を設けて外
    障子側部分と内障子側部分とに亘って雨水が流通しない
    ようにしたことを特徴とするスライディングサッシの下
    枠構造。
JP01504296A 1995-11-22 1996-01-31 スライディングサッシの下枠構造 Expired - Fee Related JP3232395B2 (ja)

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