JP2010070918A - 開口部装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構造で利便性の高い下横枠の排水構造を有する開口部装置を提供する。
【解決手段】建物開口部の4辺に沿って設けられ、2本の縦枠40、50と上横枠60と下横枠70とを枠状に組み合わせることにより形成される枠体2、及び枠体内に配置される引戸式の障子10、20、及び網戸30を備える開口部装置1であって、下横枠は、網戸を載置する網戸レール77と、障子を載置する障子レール79、80と、網戸レールと障子レールとを連結し網戸レールと障子レールとを連結する片78とを有し、片には該片の厚さ方向に貫通する幅1.5mm以下のスリット81、81、…が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、建物開口部に備えられる網戸を有する開口部装置に関し、詳しくは、下横枠における網戸レールと障子レールとの間に簡易な排水構造を有する開口部装置に関する。
住宅等の建物開口部に配置される引戸式の開口部装置は、開口部の縁に沿って配置される枠体と、該枠体内に具備されて引戸式に開閉する障子と、同様に枠体内に配置されて引戸式に移動する網戸とを備えている。このとき、障子、及び網戸はその下端部に戸車を有し、該戸車が枠体の下枠に立設されたレール上に載置され、レール上を転動して円滑な開閉ができるように構成されている。
従来において枠体の下枠は、レール間に流れ込んだ雨水や結露水を適切に室外側に排水するために全体として見込方向(開口部装置が建物に配置されたときの室内外方向)室外側に向けて低くなるように傾斜が設けられている。従って、最も室外側に配置される網戸のレールは特に低く形成されていた。また、網戸レールの両端部を切り欠いて排水孔とすることも行われていた(特許文献1の図2等参照。)。
特開平9−13796号公報
しかしながら、近年におけるバリアフリー構造の要請により、各レールの上端位置を同じに構成する必要が生じており、下枠に傾斜を設けることができないことも多くなってきた。また、バリアフリー構造に限らず、網戸レールを切り欠いた排水孔は開口部装置の外観に影響を与え、端面が露出するという問題もあった。
そこで本発明は、簡易な構造で利便性の高い下横枠の排水構造を有する開口部装置を提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、建物開口部の4辺に沿って設けられ、2本の縦枠(40、50)と上横枠(60)と下横枠(70)とを枠状に組み合わせることにより形成される枠体(2)、及び枠体内に配置される引戸式の障子(10、20)、及び網戸(30)を備える開口部装置(1)であって、下横枠は、網戸を載置する網戸レール(77)と、障子を載置する障子レール(79、80)と、網戸レールと障子レールとを連結し網戸レールと障子レールとを連結する片(78)とを有し、片には該片の厚さ方向に貫通する幅1.5mm以下のスリット(81、81、…)が設けられていることを特徴とする開口部装置を提供することにより前記課題を解決する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の開口部装置(1)のスリット(81、81、…)が、該スリットの幅方向に複数並列されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の開口部装置(1)のスリット(81、81、…)の開口面積の合計が30mm〜330mmであることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構造で利便性の高い下横枠の排水構造を有する開口部装置を提供することができる。
本発明のこのような作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための最良の形態から明らかにされる。
以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。ただし本発明は当該実施形態に限定されるものではない。また、以下の説明で、「見付方向」、「見込方向」を用いることがあるが、「見付方向」とは全体として平板状である開口部装置の平板面に沿った方向を意味し、「見付方向内側」が開口部装置の中央に近付く方向、「見付方向外側」がこれとは反対の方向を意味する。「見込方向」は、全体として平板状である開口部装置の厚さ方向を意味するものである。
図1は1つの実施形態に係る開口部装置1を模式的に示した正面図である。図2は開口部装置1の水平断面図、図3は同垂直断面図である。図1は、開口部装置1が建物に取り付けられたときに室外視となる側からの正面図である。図2は、開口部装置1が建物に取り付けられたときに室外側となる側が紙面下、室内側となる側が紙面上となる方向で表されている。図3は開口部装置1が建物に取り付けられたときに室外側となる側が紙面左、室内側となる側が紙面右となる方向で表されている。以下、図1〜図3及び適宜示す図を参照しつつ開口部装置1について説明する。
開口部装置1は、いわゆる引戸式の開口部装置であり、建物開口部の4辺の縁に沿って備えられる枠体2と、該枠体2の内側に配置される外障子10と、内障子20と、網戸30とを備えている。
枠体2は、建物開口部の4辺に沿って設けられる長尺の型材である縦枠40、50、上横枠60、及び下横枠70が枠状に組み合わされて形成されている。縦枠40、50の断面形状は図2に、上横枠60、下横枠70の断面形状は図3に表されている。また、図4には、図3のうち下横枠70に注目した図を示した。
縦枠40、50は図2に示した断面において見込方向(図2の紙面上下方向)に延在する片41、51を有し、該片41、51の見付方向内側面から立設する係止片42、52を備えている。係止片42、52は、外障子10、内障子20の閉鎖の姿勢で、戸先框12、22に差し込まれて水密気密を図るための部材である。また、片41、51の見込方向室外側の端部には、見付方向に延在する網戸係止片44、54が設けられている。網戸係止片44、54は、網戸30がいずれかの縦枠40、50に寄せられた姿勢で、その縦框32、33に差し込まれるように配置され、ここから害虫が侵入することを防ぐ。さらに、片41、51の見付方向外側面には、該片41、51に立設された取付片43、53が設けられ、これにより縦枠40、50を建物躯体に取り付ける。
上横枠60は建物開口部の上縁に沿って配置される枠材で、図3に示した断面において見込方向に延在する片61を有し、該片61の見付方向内側面から垂下する並列された3つのガイド62、63、64を備えている。ガイド63、64は外障子10、内障子20の上横框14、24の内側にまで差し込まれるように配置され、外障子10、内障子20の引戸式の移動をガイドすることができる。ガイド62は、網戸30の上横框34の内側にまで差し込まれるように配置され、網戸30の引戸式の移動をガイドすることができる。さらに、片61の見付方向外側面には、該片61に立設された取付片65が設けられ、これにより上横枠60を建物躯体に取り付ける。
下横枠70は建物開口部の下縁に沿って配置される枠材である。図4には、図3に示した断面図のうち下横枠70に注目した図を示した。また、図5には下横枠70の斜視図で、後述するスリット81、81、…が設けられた部位に注目した図を示した。図6は図4にAで示した方向(見下ろす方向)から下横枠70を見た図で、スリット81、81、…が設けられた部位に注目した図である。図7も図4にAで示した方向から下横枠70を見た図であるが、これは下横枠70の長手方向別の部位であり、フタ材90に貫通孔91a、91a、91aが設けられている部位である。図8は、図4にBで示した方向(室外側)から下横枠70を見た図で、排水弁88、89が配置された部分の図である。さらには図9には下横枠70に備えられるフタ材90の斜視図を示した。図3〜図9を参照しつつ下横枠70について説明する。
図4からわかるように、下横枠70は見付方向内外に並列する中空部C、及び中空部Dを備えている。
中空部Cは、片71、72、73及び着脱可能な片としてのフタ材90で囲まれて形成されている。片71は数か所において折り曲げられて段状となっているが全体として見込方向に延在する片で、中空部Cの底面を形成している。また、図4、図7からわかるように、片71には所定の間隔を有して貫通孔71a、71aが設けられている。ここで貫通孔71a、71aの径は特に限定されるものではなく、適切な排水性を得ることができれば適宜設定することができる。また本実施形態では貫通孔71a、71aは2つであるが、貫通孔の数もこれに限定されることなく、上記径との関係で多く設定してもよいし、1つであってもよい。
片72は片71の見付方向内側面に立設する片である。図4、図8からわかるように片72には、排水弁88が取り付けられている。図4、図8では1つの排水弁88のみが記載されているが、下横枠70の長手方向左右に所定の間隔を有して当該排水弁88が並列されている。排水弁88はいわゆる一方弁であり、中空部C側から室外側(図4の紙面左側)へは排水することができるが、逆はできない弁である。これにより室外側からの水や害虫の侵入を防止することができる。また、片72の先端部には見込方向室内側(図4の右側)に突出する係合突起72aが設けられている。
片73は片71の見付方向内側面で、片72よりも見込方向室内側に立設された片である。片73の上端は該上端のみ若干大きく形成され被係合部73aとされている。
フタ材90は、片72と片73とを渡すように着脱可能に設けられた片としての部材である。具体的にはフタ材90は、図4、図9からわかるように所定の断面を有して長手方向に延在する長尺部材であり、基板91、係合片92、93を備えている。基板91は一部屈折して形成されているが、全体として板状の部材であり、長手方向に所定の間隔を有して貫通孔91a、91a、91aが設けられている。ここで貫通孔91a、91a、91aの径は特に限定されるものではなく、適切な排水性を得ることができれば適宜設定することができる。また本実施形態では貫通孔91a、91a、91aは3つであるが、貫通孔の数もこれに限定されることなく、上記径との関係で多く設定してもよいし、2つ、又は1つであってもよい。
係合片92は、基板91の幅方向(図4の紙面左右方向)一端側で一方の面側に配置される断面形状L字状の片で、基板91の端部とによりコ字状を形成している。一方、係合片93は、基板91の幅方向他端側が折り返されるように設けられている。
このように形成されたフタ材90は、係合片92と、基板91端部とにより形成されたコ字状部に片72の係合突起72aが差し込まれ、一方、係合片93の折り返しが片73の被係合部73aに係合することにより装着される。また、これを離脱させることによりフタ材90を取り外すことができる。
中空部Dは、片71、74、75及び片76で囲まれて形成されている。片71は上記した中空部Cと共通の片であり、貫通孔71a、71aにより、中空部Cと中空部Dとは連通している。
片74は片71の見込方向室外側端部から垂下するように設けられた片である。図4、図8からわかるように片74には、排水弁89が取り付けられている。図4、図8では1つの排水弁89のみが記載されているが、下横枠70の長手方向左右に所定の間隔を有して当該排水弁89が並列されている。排水弁89はいわゆる一方弁であり、中空部D側から室外側(図4の紙面左側)へは排水することができるが、逆はできない弁である。これにより室外側からの水や害虫の侵入を防止することができる。
片75は片71の見込方向室内側端部から垂下するように設けられた片である。また、片76は、片74と片75とを渡すように設けられている。
さらに下横枠70は、中空部Cの見込方向室外側で見付方向内側である角部から見込方向室外側に延在する片78、及び該片78の室外側端部から立設する網戸レール77を備えている。網戸レール77には、後述するように網戸30の戸車36がこの上を転動するように載置される。
ここで、片78には図4〜図6からわかるように、該片78を貫通するスリットであるスリット81、81、…が設けられている。スリット81、81、…は、下横枠70の長手方向に長く形成されたスリットで、図6にEで示したスリット幅は、1.5mm以下である。これにより室外側から室内側に害虫が侵入することを防止することができる。
その他、スリット81、81、…の図6にFで示した長さ、Gで示した見込方向ピッチ、Hで示した見付方向ピッチ、及び数は、必要とされる排水量を得るための開口面積により設定される。当該開口面積は、30mm〜330mmであることが好ましく、本実施形態ではFは25mm、Gは4.5mm、Hは40mm、数は6とした。具体的にどのように排水が行われるかについては後で詳しく説明する。
上記スリット81、81、…の形成方法は特に限定されるものではなく、切削加工や打ち抜き加工を挙げることができる。その中でも製造コストを低減することができる観点から打ち抜加工による形成が好ましい。ただし、幅1.5mm以下のスリットを打ち抜くような打ち抜き加工は困難である場合が多く、本実施形態ではかかる加工性の観点からも上記各F、G、H、及び数を設定している。
また、このように室外視からは見えない部位に排水孔を設けることができるので、例えば従来において網戸レールを切り欠いた排水孔に比べて、開口部装置の外観を良好なものとすることもできる。
さらに下横枠70は、中空部Cの片72を見付方向内側に延長する方向に障子レール79、及び片71の見込方向室内側端部から見付方向内側に立設するように障子レール80を備えている。障子レール79、80は後述するように外障子10、内障子20の戸車16、26がこの上を転動するように載置される。従って、障子レール79と障子レール80との間の底部に中空部C、さらにその下に中空部Dが配置される。
また、図7にXで示した距離、すなわちフタ材90の貫通孔91aと片71の貫通孔71aとの距離は特に限定されるものではなく、適宜設定することができる。しかしその中でも後述するように、貫通孔91a、91a、91aを通って片71上面に到達した水が該片71を伝って貫通孔71a、71aから落下する経過を考慮すれば、片71上で水に含まれる比較的大きなゴミ、異物等を片71の面で留めるため、Xは0より大きいことが好ましい。
本実施形態では、特に図4からわかるように網戸レール77、障子レール79、及び障子レール80の見付方向内側位置が同じ位置となっている。すなわち本実施形態ではいわゆるバリアフリー構造の下横枠70である。本発明は必ずしもこのようなバリアフリー構造であることに限定されるものではない。ただし、バリアフリー構造により、網戸レールが高くなることによって水が溜まり易いとの観点から、バリアフリー構造において本発明の効果はより顕著である。
図1〜図3に戻り開口部装置1に備えられる他の構成について説明する。外障子10は、ガラスにより形成された面材であるガラスパネル11、戸先框12、外召し合わせ框13、上横框14、及び下横框15を備えている。ここで外障子10は枠体2の内側を見付方向に引戸式に移動させることができるいわゆる引戸である。本実施形態のガラスパネル11は、図2、図3に表れているように、複層ガラスであり2枚の平行に配置されたガラス面材が備えられている。
戸先框12はガラスパネル11の4辺のうち戸先側に配置される辺に沿って具備される縦框であり、図2に示したような所定の断面を有して長手方向(図2の紙面奥/手前方向)に延在する。また、外召し合わせ框13は、ガラスパネル11の戸先と対向する縦縁の1つに沿って設けられ、召し合わせ部分となる縦框であり、やはり図2に示したような所定の断面を有して長手方向(図2の紙面奥/手前方向)に延在する。
上横框14はガラスパネル11の上縁に沿って配置される框、下横框15はガラスパネル11の下縁に沿って配置される框である。上横框14、及び下横框15も図3に示した所定の断面を有して長手方向(図3の紙面奥/手前方向)に延在する。ここで、上横框14は上方に開口した凹部を備え、下横框15は内側に戸車16を具備している。これにより、外障子10は引戸式の可動障子として、スライド可能に枠体2内側を移動することができる。
内障子20は、ガラスパネル21、戸先框22、内召し合わせ框23、上横框24、及び下横框25を有している。ここで内障子20は枠体2の内側を見付方向に引戸式に移動させることができるいわゆる引戸である。ガラスパネル21は、図2、図3に表れているように、複層ガラスであり2枚の平行に配置されたガラス面材が備えられている。戸先框22はガラスパネル21の戸先側縁に沿って配置される長尺部材で、図2に示した断面を有している。内召し合わせ框23は、ガラスパネル21の戸先と対向する縦縁に沿って設けられ、召し合わせ部分となる縦框である。上横框24、及び下横框25はガラスパネル21の上下縁のそれぞれに沿って配置される長尺の型材である。ここで、上横框24は上方に開口した凹部を備え、下横框25は内側に戸車26を具備している。これにより、内障子20は引戸式の可動障子として、スライド可能に枠体2内側を移動することができる。
網戸30は、網材31、縦框32、33、上横框34、及び下横框35を有している。ここで網戸30は枠体2の内側を見付方向に引戸式に移動させることができるいわゆる引戸である。網材31は、図1〜図3に表れているように、網状の面材である。縦框32、33は、図2に示した断面を有する長尺部材である。上横框34、及び下横框35は網材31の上下縁のそれぞれに沿って配置される長尺の型材である。ここで、上横框34は上方に開口した凹部を備え、下横框35は内側に戸車36を具備している。これにより、網戸30は引戸式の可動障子として、スライド可能に枠体2内側を移動することができる。
さらに開口部装置1には通常の開口部装置に備えられる部材を備えてもよい。これには例えば施錠装置を挙げることができる。また、上記した縦枠40、50、上横枠60、下横枠70、戸先框12、22、外召し合わせ框13、内召し合わせ框23、上横框14、24、下横框15、25、縦框32、33、上横框34、下横框35の断面形状は本発明の要旨を変更するものでなければ、変更することができ建物等に合わせて適宜その詳細を決めることができる。
以上のような各構成は例えば次のよう組み合わされて開口部装置1とされる。すなわち外障子10の枠体2への取り付けは、図3からわかるように上横框14の凹部の内側に上横枠60のガイド63を挿入する。そして下横框15の戸車16を下横枠70の障子レール79に乗せるように配置する。これにより外障子10は枠体2内を引戸式に移動することができるようになる。
一方、内障子20の枠体2への取り付けは、図3からわかるように上横框24の凹部の内側に上横枠60のガイド64を挿入する。そして下横框25の戸車26を下横枠70の障子レール80に乗せるように配置する。これにより内障子20は枠体2内を引戸式に移動することができるようになる。
一方、網戸30の枠体2への取り付けは、図3からわかるように上横框34の凹部の内側に上横枠60のガイド62を挿入する。そして下横框35の戸車36を下横枠70の網戸レール77に乗せるように配置する。これにより網戸30は枠体2内を引戸式に移動することができるようになる。
以上のような開口部装置1が建物開口部に備えられたときに、雨水や結露水は以下に説明するように適切に室外に排出される。図10を参照しつつ、網戸30の網戸レール77部分における排水経路について説明する。網戸レール77と障子レール79との間で、片78上に達した雨水や結露水等の水は、図10の矢印Jで示したようにスリット81、81、…を通り片71の上面に落下する。そして当該水は片71の上面をさらに室外側に図10に矢印Kで示したように移動して屋外に排出される。このように、簡易な構成で害虫の侵入を防止しつつ、適切にこの部分の排水をすることができる。
次に図7、及び図11を参照しつつ、障子レール79と障子レール80との間における排水経路について説明する。障子レール79と障子レール80との間に達した雨水や結露水等の水は、図11の矢印Lで示したようにフタ材90の貫通孔91a、91a、91aを通り片71の上面に落下する。そしてその大部分は図11に矢印Mで示したように排水弁88から屋外に排出される。排水弁88で排水されなかった水は、図7に矢印Nで示したように片71の上面を伝わって貫通孔71a、71aに達する。このとき、片71の面との摩擦により該片71表面に水に含まれるゴミ等を留めておくことができ、貫通孔71a、71aに達する水は大きなゴミ等をほとんど含まないものとなっている。
そして、貫通孔71a、71aに達した水は図11に矢印Pで示したように該貫通孔71a、71aを貫通して中空部Dに達し、矢印Qで示したように排水弁89から排水される。
ここで、雨水や結露水に含まれ、及び開口部装置に付着しこれら水により流されてきたゴミや異物等のうち比較的大きなものは中空部Cに堆積する。開口部装置1では、中空部Cの上部に配置されているフタ材90を下横枠70から取り外すことができるので、堆積したゴミや異物等を容易に除去することができる。これにより容易に適切な排水を確保することができ、排水性の確保に優れる開口部装置を提供することが可能となる。
以上、現時点において最も実践的であり、かつ好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う開口部装置もまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
1つの実施形態に係る開口部装置の正面図である。 開口部装置の水平断面図である。 開口部装置の垂直断面図である。 開口部装置の垂直断面図のうち下横枠に注目して示した図である。 下横枠の斜視図である。 図4にAで示した矢印の方向から見た図である。 図4にAで示した矢印の方向から見た他の図である。 図4にBで示した矢印の方向から見た図である。 フタ材の斜視図である。 排水経路を説明するための図である。 排水経路を説明するための他の図である。
符号の説明
1 開口部装置
2 枠体
10 外障子
11 ガラスパネル
12 戸先框
13 外召し合わせ框
14 上横框
15 下横框
16 戸車
20 内障子
21 ガラスパネル
22 戸先框
23 内召し合わせ框
24 上横框
25 下横框
26 戸車
30 網戸
31 網材
32、33 縦框
34 上横框
35 下横框
36 戸車
40、50 縦枠
60 上横枠
70 下横枠
77 網戸レール
78 片
79 障子レール
80 障子レール
81 スリット
90 フタ材

Claims (3)

  1. 建物開口部の4辺に沿って設けられ、2本の縦枠と上横枠と下横枠とを枠状に組み合わせることにより形成される枠体、及び前記枠体内に配置される引戸式の障子、及び網戸を備える開口部装置であって、
    前記下横枠は、前記網戸を載置する網戸レールと、
    前記障子を載置する障子レールと、
    前記網戸レールと前記障子レールとを連結する片とを有し、
    前記片には該片の厚さ方向に貫通する幅1.5mm以下のスリットが設けられていることを特徴とする開口部装置。
  2. 前記スリットが、該スリットの幅方向に複数並列されていることを特徴とする請求項1に記載の開口部装置。
  3. 前記スリットの開口面積の合計が30mm〜330mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の開口部装置。
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