JP2021001480A - 下枠構造及び建具 - Google Patents
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Abstract
Description
すなわち、本発明に係る下枠構造は、下枠と、該下枠に設けられ、水を屋外側に排水可能な弁装置と、を備えた下枠構造であって、前記下枠は、屋外側に配置され、見付け面に沿う屋外側壁部と、該屋外側壁部よりも屋内側に配置され、前記見付け面に沿う取付壁部と、前記屋外側壁部の下端部と前記屋内側壁部の下端部とを連結する下部連結壁部と、該下部連結壁部よりも上方に配置され、前記屋外側壁部と前記屋内側壁部とを連結する上部連結壁部と、を有し、前記屋外側壁部には、屋内外方向に貫通する屋外側排水孔が形成され、前記取付壁部には、前記屋内外方向に貫通する弁取付孔が形成され、前記弁装置は、前記弁取付孔に取り付けられ、前記屋外側排水孔には、キャップが取り付けられ、前記弁装置及び前記キャップが一体に形成されていることを特徴とする。
前記上枠の両端部と前記下枠の両端部とを連結する縦枠と、を有することを特徴とする
図1は、本発明の一実施形態に係る引違いサッシを屋外側から見た正面図である。
図1に示すように、引違いサッシ100は、建築物の外壁の外壁開口部Waに設けられている。引違いサッシ100は、四方枠状に形成された枠体1と、枠体1の内部に設けられた2枚の障子2と、を備えている。
以下の説明において、屋外側と屋内側とを結ぶ方向を屋内外方向と称する。また、屋内外方向と直交する見付け方向のうち、水平方向に沿う方向を幅方向と称し、鉛直方向を上下方向と称する。また、幅方向において、引違いサッシ100の中央側に向かう方向を内側と称し、引違いサッシ100の端部側に向かう方向を外側と称する。
下枠12には、水を屋外側に排水可能な排水装置4が設けられている。換言すると、下枠構造3は、下枠12と、排水装置4と、を備えている。
まず、下枠12について説明する。
図2に示すように、下枠12は、下部連結壁部31と、上部連結壁部32と、屋外側壁部33と、屋内側壁部34と、第一中間壁部(取付壁部)35と、第二中間壁部36と、網戸レール壁部37と、屋内側立ち上がり部38と、屋外側障子レール部39と、屋内側障子レール部40と、と、を有している。
図3に示すように、屋外側壁部33の下部には、屋内外方向に貫通する第一取付孔(屋外側排水孔)j1が形成されている。第一中間壁部35の下部には、屋内外方向に貫通する第二取付孔(弁取付孔)j2が形成されている。換言すると、第一取付孔j1及び第二取付孔j2は、下部連結壁部31に沿って配置されている。第一取付孔j1と第二取付孔j2とは、連通している。
図1に示すように、排水装置4は、下枠12の幅方向の両端部に設けられている。図3に示すように、排水装置4は、下枠12の第一取付孔j1及び第二取付孔j2に取り付けられている。なお、排水装置4は、下枠12に1箇所、または3箇所以上に設けられていてもよい。
以下の排水装置4の説明では、下枠12に取り付けられて状態の方向を用いて説明する。
図4及び図5に示すように、排水装置4は、弁装置5と、キャップ7と、を有している。本実施形態では、排水装置4は、樹脂部材で形成され、弁装置5及びキャップ7は一体に形成されている。
図6に示すように、延出部57は、下枠12の第一中間壁部35の第二取付孔j2の幅方向の両側の縁部に当接配置されている。
図7に示すように、第一取付孔j1及び第二取付孔j2は、幅方向に長い長円状をなしている。第一取付孔j1と第二取付孔j2とは、同芯上に配置されている。
排水装置4を下枠12に取り付ける際には、排水装置4を、下枠12の屋外側から、第一取付孔j1に挿入して、屋内側に移動させる(押し込む)。
図3に示すように、上部連結壁部32には、網戸レール壁部37と屋外側障子レール部39との間に、上下方向に貫通する排水孔k1が形成されている。
図8に示すように、排水孔k1は、幅方向の両端部側及び幅方向の中央の合計3箇所に形成されている。排水孔k1は、円形状をなしている。
図9は、図1のB−B線断面図であり、下枠構造3における排水を説明するための図である。
図6及び図9に示すように、排水装置4において、弁本体62が設けられる部分には、屋内側上壁部52、下部連結壁部31及び幅方向両側の弁支持部59により、屋内側排水開口m3が形成されている。排水装置4において、キャップ7が設けられる部分には、屋外側上壁部53、下部連結壁部31及び幅方向両側の側部係止片81により、屋外側排水開口m4が形成されている。
図9に示すように、上部連結壁部32上で、屋内側立ち上がり部38と屋内側障子レール部40との間にある水は、屋内側障子レール部40の排水孔k4を通過して屋内側障子レール部40よりも屋内側に移動する(矢印A1参照)。
2…障子
2A…屋外側障子
2B…屋内側障子
3…下枠構造
4…排水装置
5…弁装置
7…キャップ
11…上枠
12…下枠
13…縦枠
20…框体
31…下部連結壁部
32…上部連結壁部
33…屋外側壁部
34…屋内側壁部
35…第一中間壁部(取付壁部)
36…第二中間壁部
37…網戸レール壁部
38…屋内側立ち上がり部
39…屋外側障子レール部
40…屋内側障子レール部
50…筐体部
50h…弁開口
51…上壁部
53a,53b,53c…貫通孔(開口部)
58…ガイド部
58a…ガイド面
59…弁支持部
59a…弁規制部
60…弁部
61…ヒンジ部
62…弁本体
71…上部係止片
75…キャップ部
77…キャップ正面部
81…側部係止片
100…引違いサッシ
h1…第一ホロー部
h2…第二ホロー部
h3…第三ホロー部
j1…第一取付孔(屋外側排水孔)
j2…第二取付孔(弁取付孔)
m3…屋内側排水開口
m4…屋外側排水開口
Claims (5)
- 下枠と、
該下枠に設けられ、水を屋外側に排水可能な弁装置と、を備えた下枠構造であって、
前記下枠は、
屋外側に配置され、見付け面に沿う屋外側壁部と、
該屋外側壁部よりも屋内側に配置され、前記見付け面に沿う取付壁部と、
前記屋外側壁部の下端部と前記取付壁部の下端部とを連結する下部連結壁部と、
該下部連結壁部よりも上方に配置され、前記屋外側壁部と前記取付壁部とを連結する上部連結壁部と、を有し、
前記屋外側壁部には、屋内外方向に貫通する屋外側排水孔が形成され、
前記取付壁部には、前記屋内外方向に貫通する弁取付孔が形成され、
前記弁装置は、前記弁取付孔に取り付けられ、
前記屋外側排水孔には、キャップが取り付けられ、
前記弁装置及び前記キャップが一体に形成されていることを特徴とする下枠構造。 - 前記屋外側排水孔は、前記弁取付孔よりも大きい請求項1に記載の下枠構造。
- 前記弁装置は、
前記取付壁部に取り付けられ、前記屋内外方向に貫通する弁開口が形成された筐体部と、
前記下枠の長さ方向を軸線方向として、該軸線方向回り回動可能に前記筐体部に支持された弁本体と、を有し、
該弁本体の下端部は、前記下部連結壁部に当接可能とされている請求項1または2に記載の下枠構造。 - 前記筐体部は、
前記弁取付孔の上側の縁部に沿って配置される上壁部と、
該上壁部における前記下枠の前記長さ方向の両側から下方に延びる側壁部と、を有し、
前記上壁部及び前記側壁部の少なくとも一方には、開口部が形成されている請求項3に記載の下枠構造。 - 四方枠状に形成された枠体と、
該枠体の内部に設けられた障子と、を備え、
前記枠体は、
幅方向に延びる上枠及び請求項1から4のいずれか一項に記載の下枠構造を有する下枠と、
前記上枠の両端部と前記下枠の両端部とを連結する縦枠と、を有することを特徴とする建具。
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