JP2008255703A - サッシ下枠及びこれを備えたサッシ枠 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、躯体内部側に浸入した雨水や、躯体内部に発生した結露水を受けるとともに、この受けた雨水や結露水を外部へ排出することが可能なサッシ下枠及びこれを備えたサッシを提供することにある。
【解決手段】外壁Dに形成された開口部に設置されるサッシSを構成する枠体状のサッシ枠のうち、下枠となるサッシ下枠3に関する。
外壁Dの開口部下縁上面に支持される、略水平に延びる支持部35と、支持部35より略鉛直方向へ垂下する垂下部371と、垂下部371より、支持部35と略平行に延びる底部372と、底部372より、垂下部371と略平行に支持部35方向へと起立する固定部373とを少なくとも備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅の窓枠等に使用されるサッシ下枠及びこれを備えたサッシ枠に関し、より詳細には、防水機構を備えたサッシ下枠及びこれを備えたサッシ枠に関するものである。
住宅の外壁に形成された開口部に窓等を配設する場合には、一般的に、上下枠及び左右の縦枠で構成された枠体の内側をスライド開閉するサッシが設けられる場合が多い。
このようなサッシには、通常、外壁との境界部にシーリングを施す等、雨水等の室内側への浸入を防ぐための止水構造が採られている。
しかし、暴風雨等大きな風圧を伴った雨の場合等には、障子召合部等から室内側へと、雨水等が浸入する恐れが依然としてあった。
このような問題を解消し、室内側への雨水の浸入を防止することができるサッシの止水構造が開発されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1には、下枠フラットサッシの下枠上面排水構造が開示されている。
特許文献1に開示されたフラットサッシには、下枠上面に外障子スライド溝及び内障子スライド溝が設けられており、この外障子スライド溝及び内障子スライド溝の間に位置する上面部材には、下枠上面から内障子スライド溝へ傾斜する排水溝が形成されている。
このため、外障子と内障子との間に浸入した雨水は、この排水溝より排出される。
また、特許文献2には、サッシ下枠の排水構造が開示されている。
特許文献2に開示されたサッシの縦枠及び下枠間に介挿されるシール材には、導水孔が形成されており、下枠に滞留する水をこの導水孔より排出させる。
特開2005−016261号公報(第4頁及び第5頁、図3及び図4) 特開2005−023647号公報(第6頁乃至第14頁、図1及び図2)
しかし、上記特許文献1及び特許文献2の技術では、サッシ下枠の上面に達した水を排水することは可能であるが、暴風雨等大きな風圧を伴った雨の場合に、躯体内部に吹き込んだ雨水に対する対策や躯体内部に発生する結露水に対する対策は採られていない。
このため、このような問題に対処し、躯体内部側(特に、サッシ取付下地)を防水することができるよう、サッシ取付下地に防水シートが貼付し、二次止水としていた。
しかし、このような技術では、防水シートによりサッシ取付下地が雨水と直接接触することを回避することは可能であるが、躯体側へと浸入した雨水を受けて躯体内部への更なる浸入を阻止することも、雨水を排出することもできず、躯体内部の湿度が上昇したり、濡れが生じるという問題が生じる。
本発明の目的は、上記各問題点を解決することにあり、躯体内部側に浸入した雨水や、躯体内部に発生した結露水を受けるとともに、この受けた雨水や結露水を外部へ排出することが可能なサッシ下枠及びこれを備えたサッシを提供することにある。
上記課題は、請求項1に係る発明によれば、外壁に形成された開口部に設置されるサッシを構成する枠体状のサッシ枠のうち、下枠となるサッシ下枠であって、前記外壁の開口部下縁上面に支持される、略水平に延びる支持部と、該支持部より略鉛直方向へ垂下する垂下部と、該垂下部より、前記支持部と略平行に延びる底部と、該底部より、前記垂下部と略平行に前記支持部方向へと起立する固定部と、を少なくとも備えたことにより解決される。
このように、本発明に係るサッシ下枠には、垂下部、底部、固定部によって、樋状の雨水の受部が形成されている。
よって、強い風圧を伴った暴風雨の際に、サッシ内部側に雨水が吹き込んでも、この垂下部、底部、固定部によって構成された樋状の受部に雨水を滞留させることができる。
よって、雨水が躯体内部側に浸入することを防止することができる。
このとき、前記垂下部は、前記支持部が前記外壁の開口部下縁上面に支持された際、室外側へ配設される前記外壁の開口部下縁の出隅よりも外側へ配設される位置から垂下しているとともに、前記底部は、前記外壁の開口部下縁の出隅方向へと延びており、前記固定部は、前記外壁の開口部下縁の出隅へ向けて起立していると、好適である。
このように構成されていると、外壁開口部を被覆することができ、この外壁開口部より雨水が浸入することを防止することができるとともに、外壁開口部出隅より下部に、垂下部、底部、固定部によって樋状の受部を形成することができる。
このため、強い風圧を伴った暴風雨の際に、サッシ内部側を廻り込んできた雨水を、外壁開口部出隅下部の受部に確実に落とし込んで滞留させることができる。
また、このとき、前記支持部が前記外壁の開口部下縁上面に支持された際、前記垂下部と、前記底部と、前記固定部とで形成された断面略コ字形状の受部の水平方向両端部は、間接的又は直接的に室外側と連通するよう構成されていると、受部に滞留している雨水を室外へ排出することができるため好適である。
また、本発明に係るサッシ枠は、請求項1乃至請求項3いずれか一項に記載のサッシ下枠と、サッシ上枠と、複数のサッシ縦枠とを少なくとも備えて構成されている。
このため、防水性に優れたサッシ枠を提供することができる。
本発明によれば、サッシ下枠には、垂下部、底部、固定部によって、樋状の雨水の受部が形成されている。
よって、強い風圧を伴った暴風雨の際に、サッシ内部側に雨水が吹き込んだ場合であっても、この垂下部、底部、固定部によって構成された樋状の受部に雨水を受けて滞留させることができる。また、躯体内部に発生した結露水もまたこの受部に受けて滞留させることができる。
よって、雨水が躯体内部側にこれ以上浸入することを防止することができるとともに、結露水の躯体内部への浸入もまた防止することができる。
また、支持部が外壁の開口部下縁上面に支持された際、垂下部と、底部と、固定部とで形成された受部の水平方向両端部は、間接的又は直接的に室外側と連通するよう構成されているため、受部に滞留している雨水及び結露水を室外へ排出することができる。
このため、躯体内部の湿度が上昇することを防止することができるとともに、躯体内部の水濡れを防止することができる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本実施形態は、躯体内部側に浸入した雨水や、躯体内部に発生した結露水を受けるとともに、この受けた雨水を外部へ排出することが可能なサッシ下枠及びこれを備えたサッシに関するものである。
図1乃至図7は、本発明に係る一実施形態を示すものであり、図1はサッシを示す外観図、図2はサッシ下枠部分の拡大図、図3は図2のA−A線断面図、図4はサッシ下枠の要部斜視図、図5は図3の要部拡大図、図6は図5のB−B線断面図、図7は雨水排出経路の説明図である。
図1及び図2に、本実施形態に係るサッシSの外観図を示す。
図1に示すように、本実施形態に係るサッシSは、アルミ押出成形品であって、サッシ縦枠1,1、サッシ上枠2、サッシ下枠3、内側障子4、外側障子5、を有して構成されている。
本実施形態に係るサッシSは、公知のサッシ縦枠1,1及びサッシ上枠2、本発明に係るサッシ下枠3で構成された矩形状枠体内部に、公知の内側障子4及び外側障子5がスライド可能に配設されたものである。
また、本実施形態に係るサッシ下枠3には、水切台兼下枠カバー6が取付けられており、内側障子4及び外側障子5等に衝突して下部側へ垂れ落ちる水滴を下部側外部へ誘導する。
更に、本実施形態に係る内側障子4及び外側障子5の外側には、網戸7,7が配設されている。
なお、サッシSの構造は、これに限られるものではなく、障子の枚数、網戸・水切台兼下枠カバーの有無形状等、適宜変更することができる。
このサッシSは、家屋と外部空間の境界である外壁Dに形成された略矩形の開口部に、シーリング材等の防水部材や断熱部材を介して取付けられる。
図2は、サッシ下枠3部分を示す拡大説明図である。
本実施形態に係るサッシ下枠3の構造を説明するために、A−A線断面図を図3に示す。
図3及び図4に示すように、本実施形態に係るサッシ下枠3は、室内側部材3A、室外側部材3B、断熱部材3C、を有して構成されている。
なお、説明のために、図3及び図4のX方向を上側とし、Y方向を下側とする。
また、本実施形態に係る外壁Dは、パネル芯材P1を骨組みとして組み、この骨組みの一面にパネル面材P2及び外装材P3を配設するとともに、反対側の面に石膏ボードP4等の内装材を配設することにより形成されている。
更に、室内側のパネル芯材P1及び石膏ボードP4の上側面には、額縁材Qが配設されている。この額縁材Qは、公知の額縁材であり、ケーシングとしての機能を果たすためのものである。
また、パネル芯材P1上面、パネル面材P2の上面及び室外側面は、防水シートWで被覆されており、二次止水構造が採られている。
まず、図3により、室内側部材3Aについて説明する。
本実施形態に係る室内側部材3Aは、室内側パネル支持部31、室内側連結部32、室内側レール部33、パネル当接部34を有して構成されている。
本実施形態に係る室内側パネル支持部31は、パネル芯材P1及びパネル面材P2の上面に沿って見込み方向室内側に延びており、その下部側面(パネル芯材P1側の面)の見込み方向室外側端部には、断面略L字形状の第1脚部311が、下部方向へ向けて略垂直に突出形成されている。
この第1脚部311の下端部は、パネル芯材P1上に載置される。
室内側連結部32は、室内側パネル支持部31の見込み方向室外側端部より上方に略鉛直に起立しており、その上端部には、断熱部材3Cを挟持するための室内側断熱部材挟持部321が形成されている。
この室内側断熱部材挟持部321は、断面略コ字形状部であり、略コ字開口を見込み方向室外側へ向けて形成される。
また、室内側断熱部材挟持部321の見込み方向室内側の面からは、見込み方向室内側へ向けて略垂直に延出した架橋部322が形成されている。
なお、断熱部材3Cは、樹脂製部材であり、室内側部材3Aと室外側部材3Bは、この断熱部材3Cを介して連結される。
更に、本実施形態に係る室内側レール部33は、室内側断熱部材挟持部321の上面より略鉛直方向上方に起立した部分である。
この室内側レール部33は、室内側レール支持部331、室内側障子レール332を有して構成されている。
室内側レール支持部331は、室内側断熱部材挟持部321の上面より略鉛直方向上方に起立した部分である。
また、この室内側レール支持部331の略鉛直上方には、内側障子4を案内するための室内側障子レール332が連続形成されている。
本実施形態に係るパネル当接部34は、室内側パネル支持部31の見込み方向室内側端部から、パネル芯材P1及び額縁材Qの室外側側面に沿って上方に起立する部分である。
パネル当接部34は、パネル芯材当接部341と額縁材当接部342とを有して構成されている。
パネル芯材当接部341は、パネル芯材P1の室外側側面に沿って上方に起立する部分である。
また、額縁材当接部342は、パネル芯材P1と額縁材Qとを積層することにより形成される段差部及び額縁材Qの室外側側面に沿って、パネル当接部341上端から上方に起立する部分である。
なお、パネル芯材当接部341と額縁材当接部342との境界部には、架橋部322の見込み方向室内側端部が連結されている。
また、本実施形態においては、室内側障子レール332の位置決めを行うとともに、額縁材当接部342を額縁材Q方向に確実に付勢するための付勢部材R1が、室内側障子レール332、架橋部322、額縁材当接部342で形成される内隅に沿って配設されている。
次いで、図3及び図4により、室外側部材3Bについて説明する。
本実施形態に係る室外側部材3Bは、室外側パネル支持部35、水切台兼下枠カバー固定部36、受部37、室外側レール部38、室外側連結部39を有して構成されている。
本実施形態に係る室外側パネル支持部35は、パネル芯材P1及びパネル面材P2の上面に沿って見込み方向外側に延びており、その下部側面(パネル芯材P1側の面)には、断面略L字形状の第2脚部351,351が、見込み方向と略垂直な方向に向けて並列して形成されている。
また、室外側パネル支持部35の見込み方向室内側端部からは、室外側連結部支持部352が、略鉛直方向上方に起立している。
本実施形態に係る水切台兼下枠カバー固定部36は、室外側パネル支持部35の見込み方向外側端部から、外側方向下部へ延出した部分であり、外側方向に開口した断面略コ字形状部として形成される。
この水切台兼下枠カバー固定部36の自由端は、上下方向に対向しており、これらの部分には、係止部361,361が、相対向するように形成されている。また、この係止部361,361により、水切台兼下枠カバー6の端部が係止固定される。この水切台兼下枠カバー6は、例えば風雨の吹き込みを防止するためのレインガードとしての役割を果たす。
また、本実施形態に係る受部37は、水切台兼下枠カバー固定部36より下側方向に延出した部分であり、上側方向に開口した断面略コ字形状部として形成される。
この受部37は、垂下部としての側面部371と、底部372と、固定部としてのパネル面材固定部373とで形成されている。
側面部371は、水切台兼下枠カバー固定部36より下側方向へ延出しており、底部372は、この側面部371より、パネル面材P2方向へ向けて略垂直に延出している。
なお、側面部371には、締結部材固定作業用孔371aが形成されている。
また、パネル面材固定部373は、この底部372より上側へ向けて略垂直に起立している。
パネル面材固定部373には、締結部材Tを挿通するための締結部材挿通孔373aが形成されている。この締結部材挿通孔373aは、締結材固定作業用孔371aと見込み方向に整合する位置に形成されている。
このパネル面材固定部373は、締結部材挿通孔373aより締結部材Tを固定することにより、パネル面材P2に固定される。この作業の際、締結材固定作業用孔371aより締結具(ドライバ等)の作業部を挿入して作業を行うことができる。
なお、本実施形態においては、締結部材Tは、止水ワッシャー付きの締結部材が使用されている。
このように、本実施形態に係る受部37は、側面部371と、底部372と、パネル面材固定部373により、上側方向に開口した断面略コ字形状部として形成されることとなり、この受部37は、外壁Dの開口部下縁よりも下側へ配設される。
このため、廻り込んできた雨水は、受部37に確実に落とし込まれることとなる。
更に、本実施形態に係る室外側レール部38は、室外側パネル支持部35の見込み方向外側端部から、上側方向へ略垂直に起立した部分である。
この室外側レール部38は、室外側レール支持部381、室外側障子レール382、網戸レール連絡部383、網戸レール384を有して構成されている。
室外側レール支持部381は、室外側パネル支持部35の見込み方向外側端部から、上側方向へ略垂直に起立した部分である。
この室外側レール支持部381の略鉛直上方には、外側障子5を案内するための室外側障子レール382が連続形成されている。
また、網戸レール連絡部383は、室外側レール支持部381と室外側障子レール382との境界部から見込み方向外側へ向けて略垂直方向に分岐して延出している。
この網戸レール連絡部383の見込み方向外側端部には、略鉛直上方に向けて起立した網戸レール384が形成されている。網戸レール384は、網戸7を案内するためのレールである。
また、本実施形態に係る室外側連結部39は、室外側レール支持部381の略中央部から、見込み方向室内側へ向けて略垂直に延出した部分である。
この室外側連結部39の見込み方向室内側端部には、断熱部材3Cを挟持するための室外側断熱部材挟持部391が形成されている。
この室外側断熱部材挟持部391は、断面略コ字形状部であり、略コ字開口を見込み方向室内側へ向けて形成される。
また、室外側断熱部材挟持部391の下部面側には、室外側連結部支持部352の上端が連結されている。
なお、断熱部材3Cは、樹脂製部材であり、室内側部材3Aと室外側部材3Bは、この断熱部材3Cを介して連結される。
また、本実施形態においては、室外側障子レール382及び室内側障子レール332の位置決めを行うための付勢部材R2が、室外側障子レール382及び室外側レール支持部381、室外側連結部39、断熱部材3Cで形成される内隅に沿って配設されている。
室内側部材3Aと室外側部材3Bは、断熱部材3Cを介して連結されるが、このように連結されて構成されたサッシ下枠3は、第2脚部351,351及び第1脚部311をパネル芯材P1上面に載置し、額縁材当接部342を額縁材Qの見込み方向室外側の側面に当接させた状態で、受部37を形成するパネル面材固定部373をパネル面材P2に固定することにより配設される。
次いで、第1付勢部材R1が室内側障子レール332、架橋部322、額縁材当接部342で形成される内隅に沿って配設されるとともに、及び第2付勢部材R2が室外側障子レール382及び室外側レール支持部381、室外側連結部39、断熱部材3Cで形成される内隅に沿って配設される。
次いで、図5乃至図7により、雨水の排出経路を説明する。
図5は、要部拡大図である。
例えば、ルートZを通って浸入した雨水は、防水シートWが存在するため、パネル芯材P1及びパネル面材P2にしみこむことなく、受部37に滞留する。
図6は、図5のB−B線断面図であり、図7は図6の雨水排出経路の説明図である。
図6及び図7に示すように、本実施形態に係る受部37は、側面部371と、底部372と、パネル面材固定部373により断面略コ字形状の樋となっているので、受部37に滞留した雨水は、ルートZを通り、ガスケットG方向へ押し出される。
このため、浸入した雨水が躯体内部に滞留したり、躯体を形成する部材にしみこんだりすることを防止することができる。
以上のように、本実施形態におけるサッシ下枠3には、受部37が設けられている。
このため、大きな風圧を伴った激雨等の影響で、内部に雨水が浸入した場合であっても、この受部37に雨水を一時滞留させてガスケットG方向へ排出することができる。
よって、サッシSの防水を完全に行うことができる。
本発明の一実施形態に係るサッシを示す外観図である。 本発明の一実施形態に係るサッシ下枠部分の拡大図である。 図2のA−A線断面図である。 本発明の一実施形態に係るサッシ下枠の要部斜視図である。 図3の要部拡大図である。 本発明の一実施形態に係る図5のB−B線断面図である。 本発明の一実施形態に係る雨水排出経路の説明図である。
符号の説明
1 サッシ縦枠
2 サッシ上枠
3 サッシ下枠
3A 室内側部材
3B 室外側部材
3C 断熱部材
4 内側障子
5 外側障子
6 水切台兼下枠カバー
7 網戸
31 室内側パネル支持部
32 室内側連結部
33 室内側レール部
34 パネル当接部
35 室外側パネル支持部
36 水切台兼下枠カバー固定部
37 受部
38 室外側レール部
39 室外側連結部
311 第1脚部
321 室内側断熱部材挟持部
322 架橋部
331 室内側レール支持部
332 室内側障子レール
341 パネル芯材当接部
342 額縁材当接部
351 第2脚部
352 室外側連結部支持部
361 係止部
371 側面部(垂下部)
371a 締結部材固定作業用孔
372 底部
373 パネル面材固定部(固定部)
373a 締結部材挿通孔
381 室外側レール支持部
382 室外側障子レール
383 網戸レール連絡部
384 網戸レール
391 室外側断熱部材挟持部
D 外壁
G ガスケット
P1 パネル芯材
P2 パネル面材
P3 外装材
P4 石膏ボード
Q 額縁材
R1,R2 付勢部材
S サッシ
T 締結部材
W 防水シート

Claims (4)

  1. 外壁に形成された開口部に設置されるサッシを構成する枠体状のサッシ枠のうち、下枠となるサッシ下枠であって、
    前記外壁の開口部下縁上面に支持される、略水平に延びる支持部と、
    該支持部より略鉛直方向へ垂下する垂下部と、
    該垂下部より、前記支持部と略平行に延びる底部と、
    該底部より、前記垂下部と略平行に前記支持部方向へと起立する固定部と、
    を少なくとも備えたことを特徴とするサッシ下枠。
  2. 前記垂下部は、前記支持部が前記外壁の開口部下縁上面に支持された際、室外側へ配設される前記外壁の開口部下縁の出隅よりも外側へ配設される位置から垂下しているとともに、前記底部は、前記外壁の開口部下縁の出隅方向へと延びており、
    前記固定部は、前記外壁の開口部下縁の出隅へ向けて起立していることを特徴とする請求項1に記載のサッシ下枠。
  3. 前記支持部が前記外壁の開口部下縁上面に支持された際、前記垂下部と、前記底部と、前記固定部とで形成された断面略コ字形状の受部の水平方向両端部は、間接的又は直接的に室外側と連通するよう構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のサッシ下枠。
  4. 請求項1乃至請求項3いずれか一項に記載のサッシ下枠と、サッシ上枠と、複数のサッシ縦枠とを少なくとも備えたことを特徴とするサッシ枠。
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