JP3903261B2 - サッシ - Google Patents
サッシ Download PDFInfo
- Publication number
- JP3903261B2 JP3903261B2 JP2004040020A JP2004040020A JP3903261B2 JP 3903261 B2 JP3903261 B2 JP 3903261B2 JP 2004040020 A JP2004040020 A JP 2004040020A JP 2004040020 A JP2004040020 A JP 2004040020A JP 3903261 B2 JP3903261 B2 JP 3903261B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drainage
- shoji
- outdoor
- sash
- lower frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
このサッシは、内障子の召合せ框と外障子の召合せ框との間を召合せシール材で止水し、その内・外障子の召合せ框の下面と下枠上面との間を下部風止部材で止水し、前記下部風止部材を、その上面が長手方向に不連続で、その不連続部分を下面まで連続する排水部を有する形状とし、この排水部を室外側に開口させる排水孔を下枠に形成したサッシである。
このサッシであれば、内・外障子の召合せ框の止水部や、内・外障子の召合せ框の下面と下部風止板の上面との間の止水部(つまり、召合せ部の止水部)を越えて浸入した雨水等が、下部風止部材の排水部を通して下枠の排水孔から室外側に排水されるので、召合せ部の止水部を越えて室内側まで雨水等が浸入することを防止できる。
また、下枠が、室内側金属部材と室外側金属部材を断熱材で連結した断熱形材であると、下部風止部材を断熱材の上に取付けることになるので、その断熱材に排水孔を穿けることになる。
しかし、断熱材に排水孔を穿けることは大変に困難で、また、その部分からの漏水の恐れや断熱性能を確保できなくなる恐れがあり、実際には断熱材に排水孔を穿けることができないから、下枠が断熱形材であるサッシの場合には、召合せ部の止水部を越えて雨水等が室内側まで浸入することを防止できない。
サッシ枠の下枠の上面と内障子の召合せ框の下面との間を下部風止部材で止水し、
この下部風止部材は、一次シール部と二次シール部との間に、前述の止水部から浸入した雨水等を室外側に向けて排水する排水用凹部を有し、
この排水用凹部よりも室外側寄りの下枠部分は、その排水用凹部よりも低く、雨水等が室外側まで流れる形状で、
前記排水用凹部よりも室外側寄りの下枠部分に外障子が装着され、この外障子の室内側下部と下枠との間の止水部が、前記排水用凹部の室外側端部よりも上方に位置しているサッシである。
この一次召合せシール材と二次召合せシール材との間に、排水用凹部が位置しているサッシである。
よって、召合せ部の止水部を越えて浸入した雨水等が室内側まで浸入することを防止できる。
また、排水用凹部よりも室外側寄りの下枠部分を、その排水用凹部よりも低くすることで、雨水等を室外側まで流れるようにしたので、下枠に排水用孔を穿ける必要がない。
よって、金属製室内側部材と金属製室外側部材を断熱材で連結した断熱形材より成る下枠を用いたサッシであっても召合せ部の止水部を越えて雨水等が室内側まで浸入することを防止できる。
また、排水用凹部の室外側端部から流れ落ちた雨水等が、強風雨時に外障子の室外側下部と下枠との間から室内側に吹き込むことがない。
前記サッシ枠1は、上枠2と下枠3と左右の縦枠4を方形状に連結してある。
前記内障子10は、上框11と下框12と戸当り框13と召合せ框14を方形状に連結し、その内部にパネル、例えば、ガラス15が取付けてある。
前記外障子20は、上框21と下框22と戸当り框23と召合せ框24を方形状に連結し、その内部にパネル、例えば、ガラス25が取付けてある。
前記下枠3は室内寄り上面3aに内下レール3bを備え、室外寄り上面3cに外下レール3dを備えている。
前記室外寄り上面3cは室内寄り上面3aよりも低い。この室内寄り上面3aと室外寄り上面3bとの間に横向面3eと縦向面3fでほぼ鉤形状の部分を有する。この横向片3eは室外寄り上面3cよりも高く、縦向面3fが室外寄り上面3cと連続している。
図2に示すように、前記内上レール2bと内下レール3bに沿って内障子10が面内方向に移動する。
この内障子10の下面(召合せ框14の下面)は、下枠3の室内寄り上面3aと横向面3eと相対向している。
図3に示すように、前記外上レール2dと外下レール3dに沿って外障子20が面内方向に移動する。
この外障子20の下面(召合せ框24の下面)は、下枠3の室外寄り上面3cと相対向し、その外障子20の下部室内側面(下框22の下部室内側面)が前記縦向面3fと相対向している。
例えば、外障子20の召合せ框24の室内側面24aに一次召合せシール材30が室内側に向けて装着され、内障子10の召合せ框14の室外側面14aに圧接する。その召合せ框14の室外側面14aに二次召合せシール材31が室外側に向けて装着され、外障子20の召合せ框24の室内側面24aに圧接している。
なお、一次、二次とは面内方向における左右方向で、一次は室外の空気と触れる側で、二次は室内の空気と触れる側である。
前記外障子20の召合せ框24の室内側面24aにおける一次召合せシール材30よりも内側寄りに外煙返し片33が内側に向けて備えている。
この外煙返し片33が内煙返し片32の室内側面に重なり合う。
この下部風止部材40は、一次シール部41と、二次シール部42と、その一次シール部41と二次シール部42との間の排水用凹部43を有し、その排水用凹部43は室内側が高く室外側が低い底面43aと内側縦面43bと外側縦面43cを有する形状で、その底面43aの室外側端部が前記下枠3の縦向面3fと連続し、この底面43aから雨水等が縦向面3fに沿って室外寄り上面3cに流れ落ち、その室外寄り上面3cから室外側に流れるようにしてある。つまり、下枠3における排水用凹部43よりも室外寄りの下枠部分は、その排水用凹部43より低く、雨水等が室外側まで流れる形状である。
また、前記二次召合せシール材31が排水用凹部43よりも内側で、前記一次召合せシール材30が排水用凹部43よりも外側となる。つまり、排水用凹部43が一次召合せシール材30と二次召合せシール材31との間に位置する。
前記内煙返し片32が排水用凹部43と対向する。
そして、前記排水凹部43が外障子20の召合せ框24の室内側面24aと相対向する。
この排水用孔26は図7に示すように下部風止部材40の排水用凹部43の底面43aにおける室外側端部と対向し、召合せ框24の中空部24b内に雨水等が入り込むことが可能としてある。
この実施の形態では、召合せ框24の中空部24bの下部に下部摺動片27が嵌合して取付けてあり、この下部摺動片27に孔28が形成されて、この孔28から下部摺動片27内に雨水等が入り込むことが可能としてある。
また、下部風止部材40の一次シール部41の上面と召合せ框14の下面との間の止水部を越えて浸入した雨水等も前述の排水用凹部43内に流れ込む。
また、一次シール部41の室外側縦面と召合せ框24の室内側面24a下部(この実施の形態では下部摺動片27)との間から浸入した雨水も前述の排水用凹部43内に流れ込む。
なお、内煙返し片32、二次召合せシール材31がなくとも浸入した雨水等を排水用凹部43まで流れ込む。
このようにすることで、外障子20の室内側下部と下枠3との間の止水部が排水用凹部43の室外側端部よりも上方に位置するから、排水用凹部43から流れ落ちた雨水等が外障子20室内側下部と下枠3との間から強風雨時に室内側に吹き込むことを防止できる。
前記上枠2、下枠3、縦枠4は図2、図3、図4に示すように、室内側金属部材5と室外側金属部材6を断熱材7で連結した断熱形材である。
前記下枠3は図6に示すように、その断熱材7を内障子閉じ側の第1カバー材8、外障子閉じ側の第2カバー材9で被覆っている。
この第1カバー材8は図2と図6に示すように、横片8aとクランク形状の縦片8bを備えた断面形状の長尺材で、その横片8aが室内側金属部材5と室外側金属部材6に跨って接して断熱材7を被覆し、縦片8bの上部が下枠3の内下レール3bに接して取付けられ、内下レール3bの室外側面と第1カバー材8との間に中空部50を形成している。
この第1カバー材8の横片8aの室外側部分と縦片8bの鉤形となった部分が前述の下枠3における横向面3eを構成している。
この第2カバー材9の上横片9cが前述の下枠3の横向面3eを構成している。
前記二次シール部42は、第2カバー材9の上横片9cに接する横板45と、その上面に設けたヒレ45aを備えている。
前記排水用凹部43は、二次シール部42の横板45と連続した内側縦板46と、一次シール部41の横板44と連続した外側縦板47と、この内側縦板46と外側縦板47間に設けたほぼU字形状の底板48を備えている。この内側縦板46、外側縦板47が前述の内側縦面43b、外側縦面43cで、底板48が前述の底面43aである。
例えば、前記第1カバー材8の一端面8cは外側縦板47と離隔し、かつ第1カバー材8の横片8aの室外側部の上面と横板44の室外側横片44bの下面が離隔して前述の排水用通路51を形成している。
前記下枠3の内下レール3bの内障子閉じ側に、図2に示すように前述の中空部50に開口した排水穴52を形成し、下枠3の室内寄り上面3aに溜った雨水等が排水穴52から中空部50に流れるようにする。
前記排水穴52は第1カバー材8で被覆されて室外側から見えない。
前記金属製室内側部材70と金属製室外側部材73を第1断熱材72で連結する。
その金属製室内側部材70に金属製アタッチメント76を面外方向に向うビス75で取付ける。
この金属製アタッチメント76と金属製室外側部材73の相対向した溝78に、板状に成型した第2断熱材77を長手方向からスライドして挿入し、その後にカシメて固着することで連結する。
また、前述の第2断熱材77はカシメ固定せず、召合せ框14の上下に取付けた上下の摺動片で挟み込んで固定しても良い。
なお、第2断熱材77を面外方向(室内外側方向)両側より圧入するようにしても良い。
Claims (3)
- 内障子の召合せ框と外障子の召合せ框との間を召合せシール材で止水し、
サッシ枠の下枠の上面と内障子の召合せ框の下面との間を下部風止部材で止水し、
この下部風止部材は、一次シール部と二次シール部との間に、前述の止水部から浸入した雨水等を室外側に向けて排水する排水用凹部を有し、
この排水用凹部よりも室外側寄りの下枠部分は、その排水用凹部よりも低く、雨水等が室外側まで流れる形状で、
前記排水用凹部よりも室外側寄りの下枠部分に外障子が装着され、この外障子の室内側下部と下枠との間の止水部が、前記排水用凹部の室外側端部よりも上方に位置しているサッシ。 - 内障子の召合せ框と外障子の召合せ框との間を、一次召合せシール材と二次召合せシール材でそれぞれ止水し、
この一次召合せシール材と二次召合せシール材との間に、排水用凹部が位置している請求項1記載のサッシ。 - 内障子の召合せ框の室外側面に、外側に向う内煙返し片を設け、その内煙返し片の下方に排水用凹部が位置している請求項1又は2記載のサッシ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004040020A JP3903261B2 (ja) | 2004-02-17 | 2004-02-17 | サッシ |
CN 200510008154 CN1661194B (zh) | 2004-02-17 | 2005-02-07 | 窗 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004040020A JP3903261B2 (ja) | 2004-02-17 | 2004-02-17 | サッシ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005232702A JP2005232702A (ja) | 2005-09-02 |
JP3903261B2 true JP3903261B2 (ja) | 2007-04-11 |
Family
ID=35010713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004040020A Expired - Fee Related JP3903261B2 (ja) | 2004-02-17 | 2004-02-17 | サッシ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3903261B2 (ja) |
CN (1) | CN1661194B (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8951225B2 (en) | 2005-06-10 | 2015-02-10 | Acclarent, Inc. | Catheters with non-removable guide members useable for treatment of sinusitis |
JP4438009B2 (ja) * | 2007-08-30 | 2010-03-24 | Ykk Ap株式会社 | 合成樹脂製引違いサッシ |
JP5225717B2 (ja) * | 2008-03-18 | 2013-07-03 | 株式会社Lixil | 外部開口用サッシの水密構造 |
CN106907073B (zh) * | 2015-12-23 | 2018-12-04 | 吉田建材(苏州)有限公司 | 门窗 |
CN105781341B (zh) * | 2016-03-22 | 2017-07-28 | 浙江奇龙建材有限公司 | 水气分离型推拉门窗 |
CN106014113A (zh) * | 2016-05-18 | 2016-10-12 | 浙江海洋大学 | 气水分离型海上开采平台操纵室 |
JP7046665B2 (ja) * | 2018-03-20 | 2022-04-04 | 株式会社Lixil | 建具 |
JP6888188B2 (ja) * | 2019-01-31 | 2021-06-16 | 株式会社Lixil | 建具 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2601795C2 (de) * | 1976-01-20 | 1979-05-31 | Wieland-Werke Ag, 7900 Ulm | Dichtung am Mittelstoss von Fenstern oder Türen mit horizontal verschiebbaren Flügeln |
CN2455902Y (zh) * | 2001-01-03 | 2001-10-24 | 汤少霞 | 门窗纯阶梯型高气密下滑装置 |
CN2553057Y (zh) * | 2002-05-22 | 2003-05-28 | 毅鑫实业股份有限公司 | 铝窗外轨框的下横料 |
-
2004
- 2004-02-17 JP JP2004040020A patent/JP3903261B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2005
- 2005-02-07 CN CN 200510008154 patent/CN1661194B/zh active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1661194B (zh) | 2011-06-22 |
CN1661194A (zh) | 2005-08-31 |
JP2005232702A (ja) | 2005-09-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4438009B2 (ja) | 合成樹脂製引違いサッシ | |
CN1661194B (zh) | 窗 | |
JPH11107648A (ja) | 複合窓の排水構造 | |
KR101896771B1 (ko) | 수밀 최적화 구조가 적용된 입면 분할 창호 | |
KR101872970B1 (ko) | 창호 프레임 구조 | |
JP2007170142A (ja) | サッシ窓 | |
JP4272638B2 (ja) | ガスケットおよび建具 | |
JP5225717B2 (ja) | 外部開口用サッシの水密構造 | |
JP2005105566A (ja) | 複合サッシの下枠 | |
JP4886206B2 (ja) | サッシ枠 | |
JP4686376B2 (ja) | 建具 | |
KR200375065Y1 (ko) | 시스템 창호의 조립식 창틀구조 | |
JP2005188248A (ja) | 引違いサッシ | |
JP6968555B2 (ja) | 建具 | |
JP4078609B2 (ja) | パラペット及び陸屋根構造 | |
JP3355520B2 (ja) | 引き違い窓の水密構造 | |
KR20060040036A (ko) | 시스템 창호의 조립식 창틀구조 | |
JPS6240064Y2 (ja) | ||
JP7425671B2 (ja) | 建具 | |
CN216811406U (zh) | 密封性能好的平齐平开窗 | |
JP4622176B2 (ja) | 屋外用下枠フラットサッシの下枠凹部止水装置 | |
JP2011208391A (ja) | サッシ | |
JP4454518B2 (ja) | 外部開口用サッシの障子における召し合せ框の水切り構造 | |
JP4006736B2 (ja) | 改装サッシ | |
JP5477856B2 (ja) | 建物用囲い |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060928 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061004 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061117 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061213 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061220 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110119 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120119 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130119 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140119 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |