JP5225717B2 - 外部開口用サッシの水密構造 - Google Patents

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Description

本発明は、外部開口用サッシの水密構造に関し、詳しくは、引き違いサッシ、片引きサッシ、引き分けサッシの水密構造に関するものである。
内障子、外障子、窓ガラスに吹き付けられた雨水等が、下枠の内外障子走行レール部の上面まで侵入し、内外障子走行レール部の上面を乗り越え室内側ガイド溝に侵入することを防止するために、下枠の内外障子走行レールの室外側に内外障子の下框に内外障子走行レール部上面より下方まで延びる垂下片を形成し、垂下片に横タイトを設け下枠の内外障子走行レールに摺接させ、中間圧空間を形成した外部開口用サッシが知られている。(例えば、特許文献1参照)
また、内外障子走行レール部上面を乗り越えガイド溝に侵入した雨水を排出するために、内外障子走行レール部の下部及び室外側ガイド溝の底部に水抜き孔を形成し、ガイド溝に侵入した雨水を当該水抜き孔から下枠の中空部に排出し、下枠の排水口から室外側外部に排出する外部開口用サッシが知られている。(例えば、特許文献2参照)
さらに、引き違い障子の内障子の召し合せ框の室外面を伝わって、内障子の召し合せ框の室外面と外障子の召し合せ框の室内面との間から侵入しようとする雨水に対しては、一般的に、内障子の召し合せ框の室外面と外障子の召し合せ框の室内面との間に縦タイト材を取付けて、この縦タイト材によりこれらの間を密接して水密性や気密性を確保し、雨水の室内への侵入を防止した外部開口用サッシが知られている。(例えば、特許文献3参照)
特開平11−280354号公報 特開2004−270441号公報 特開2000−8729号公報
しかしながら、台風のような暴風時には、暴風により巻き上げられた雨水等が内外障子の下框の垂下片と内外障子走行レールの隙間から内外障子走行レールの上面まで侵入し、室外側の気圧より低く、室内側の気圧より高い中間圧空間まで雨水等が浸入する虞がある。
また、台風のような暴風時には、雨水等が内外障子走行レール部の下部に形成された水抜き孔を侵入し室外側溝まで侵入する虞がある。
さらに、引き違い障子の開閉等により縦タイト材にへたりが生じてしまうため、この経年変化により、引き違い障子の内障子の召し合せ框の室外面を伝わって室内に侵入しようとする雨水を十分に止水できない虞がある。そして、長期にわたって止水性を確保するためには、縦タイト材を頻繁に交換する必要もあった。
そこで、本発明の主たる課題は、台風のような暴風時においても水密性及び気密性の高い外部開口用サッシの障子の水密構造を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は、次のとおりである。
<請求項1記載の発明>
請求項1記載の発明は、下下枠の走行レール部に沿って、障子下框に設けられた戸車を介して左右にスライドする内外障子を有する外部開口用サッシであって、
前記下枠には、基板部からそれぞれ立ち上がる、外障子走行レールと、内障子走行レールと、室内側立上がり片とが形成され、さらに、タイト材保持部を有し、
内障子の下框には、内障子室外側垂下片と、内障子室内側垂下片が形成され、
外障子の下框には、外障子室外側垂下片と、外障子室内側垂下片が形成され、
前記外障子室外側垂下片の室内側に位置し、かつ内外方向のタイト材保持片部に設けられた室外側下枠タイト材と、外障子室内側垂下片の室内側面とが摺接関係にあり、
前記室内側立上がり片の室外面に設けられた室内側下枠タイト材と、内障子室内側垂下片の室内側面とが摺接関係にあり、
前記内障子室外側垂下片の室内側に水返しフィン材を設け、水返しフィン材と前記内障子走行レールの室外面に隙間を設け、
前記外障子の召し合せ框の室内面と前記内障子の召し合せ框の室外面との間が、前記内障子の召し合せ框の室外面に設けられた前記外障子召し合せ框の室内面に摺接する縦タイト材をシール手段としてシールされており、並びに、前記外障子の召し合せ框の室内面の下部と前記内障子の召し合せ框の室外面の下部及び前記内障子走行レールの室外面との間が、前記縦タイト材の下部の内側に設けられた前記下枠と前記外障子召し合せ框と摺接する気密ブロックをシール手段としてシールされており、
前記内障子走行レールの召し合せ框側位置であり、かつ内外障子が閉止状態基準で、外気に直接臨む位置において、前記内障子走行レールに形成された内レール水抜き孔と、実質的に同位置において、前記タイト材保持片部を貫通して形成された下方水抜き孔と、前記内レール水抜き孔及び前記下方水抜き孔を共通的に室外側から覆う水抜き孔カバーとを有する、
ことを特徴とする外部開口用サッシである。
(作用効果)
内障子の下框には、内障子室外側垂下片が形成されていることから、内障子、外障子、窓ガラスに吹き付けられた雨水の内障子走行レールの上部への侵入を防止し、水密性能を向上させる。
また、外障子の下框には、外障子室外側垂下片が形成されていることから、内障子、外障子、窓ガラスに吹き付けられた雨水の内障子走行レールの上部への侵入を防止し、水密性能を向上させる。
さらに、内障子室外側垂下片及び外障子室外側垂下片が形成されているので、室外側から内外障子下框の底部と内外障子走行レールの上部との隙間に、バール等を差し込み、内外障子が外される危険もない。
タイト材保持片部に設けられた室外側下枠タイト材と、外障子室内側垂下片の室内側面とが摺接関係にあることから、タイト材保持片部の下方の室外側空間に貯まった雨水の室内への侵入を防止し、水密性能及び気密性能を向上させる。
室内側立上がり片の室外面に設けられた室内側下枠タイト材と、内障子室内側垂下片の室内側面とが摺接関係にあることから、室内側溝に貯まった雨水の室内への侵入を防止し、水密性能及び気密性能を向上させる。
内障子室外側垂下片の室内側に水返しフィン材を設けていることから、暴風により巻き上げられた雨水を室外部に雨返しすることができ、内障子走行レールの上部への侵入を防止し、水密性能を向上させる。
また、水返しフィン材と内障子走行レールの室外面に隙間を設けていることから、室内側立上がり片の室外面に設けられた室内側下枠タイト材を内障子室内側垂下片の室内側面に摺接した室内側溝と、それに連ながる内障子走行レールの上部の空間を等圧空間にすることができ、暴風により巻き上げられた雨水の内障子走行レールの上部の空間、室内側溝への侵入を防止し、水密性能を向上させる。
さらに、水返しフィン材と内障子走行レールの室外面に隙間を設けていることから、水返しフィン材と内障子走行レールの室外面に摺接せず、内障子の開閉時の摺動抵抗の増加を防止することができる。
外障子の召し合せ框の室内面と前記内障子の召し合せ框の室外面との間、並びに、前記内障子の召し合せ框の下部と前記内障子走行レールの室外面との間が、シール手段によりシールされていることから、外障子の召し合せ框の室内面と前記内障子の召し合せ框の室外面との空間に入り込んだ雨水の室内への侵入を防止し、水密性能及び気密性能を向上させる。
内障子走行レールに形成された内レール水抜き孔と、タイト材保持片部を貫通して形成された下方水抜き孔とを共通的に室外側から覆う水抜き孔カバーを設けていることから、室外から内障子走行レールに形成された内レール水抜き孔から室内側溝への雨水の侵入を防止し、水密性能を向上させる。
また、室内側溝に侵入した雨水は、内障子走行レールに形成された内レール水抜き孔、タイト材保持片部に形成された下方水抜き孔を通り、排水孔から室外に排出される。
<請求項2記載の発明>
請求項2記載の発明は、外障子室外側垂下片の室内側に水返しフィン材を設け、水返しフィン材と外障子走行レールの室外面に隙間を設けた請求項1記載の外部開口用サッシである。
(作用効果)
外障子室外側垂下片の室内側に水返しフィン材を設けていることから、暴風により巻き上げられた雨水を室外部に雨返しすることができ、外障子走行レールの上部への侵入を防止し、水密性能を向上させる。
また、水返しフィン材と外障子走行レールの室外面に隙間を設けていることから、タイト材保持片部に設けられた室外側下枠タイトを外障子室内側垂下片の室内側面に摺接した室外空間と、それに連ながる外障子走行レールの上部の空間を等圧空間にすることができ、暴風により巻き上げられた雨水の外障子走行レールの上部の空間、室内側溝への侵入を防止し、水密性能を向上させる。
さらに、水返しフィン材と外障子走行レールの室外面に隙間を設けていることから、水返しフィン材と外障子走行レールの室外面に摺接せず、外障子の開閉時の抵抗の増加を防止することができる。
<請求項3記載の発明>
請求項3記載の発明は、外障子召し合せ框の室内面には、煙返しを形成し、
内障子召し合せ框には、外障子召し合せ框の室内面に摺接する堅タイト材と、その内側に下枠と外障子召し合せ框と摺接する気密ブロックと、その内側に外障子召し合せ框の煙返しと係合する煙返しと、圧力緩衝空間を有する中空部を形成したことを特徴とする請求項1または2記載の外部開口用サッシである。
(作用効果)
内障子召し合せ框には、外障子召し合せ框の室内面に摺接する堅タイト材を設けていることから、外障子召し合せ框と、内障子召し合せ框との間に侵入した雨水の室内側への侵入を防止し、水密性能を向上させる。
内障子召し合せ框には、堅タイト材の内側に下枠に当接し、且つ、外障子召し合せ框と摺接する気密ブロックを設けていることから、外障子召し合せ框と、内障子召し合せ框との間に侵入し、外障子召し合せ框と、内障子召し合せ框との間に貯まった雨水の室内側への侵入を防止し、水密性能を向上させる。
また、気密ブロックは、外側中空部の下部にのみ設けられ外障子召し合せ框の室内面の下部にのみ摺接することから、内障子、外障子の開閉時の摺動抵抗の増加を防止することができる。
内障子召し合せ框には、気密ブロックの内側に外障子召し合せ框の煙返しと係合する煙返しを形成していることから、内障子、外障子に加わる外部からの風圧に耐えることができる。
内障子召し合せ框には、気密ブロックの内側に圧力緩衝空間を有する中空部を形成していることから、外障子召し合せ框と、内障子召し合せ框との間に侵入した雨水の室内側への侵入を防止し、水密性能をより一層向上させる。
すなわち、外障子召し合せ框の室内面に摺接する堅タイト材と、外障子召し合せ框の室内面、外障子召し合せ框の室外面からなる等圧空間に加え、気密ブロックの内側に室外部と連通する切欠部が設けた圧力緩衝空間を有する中空部を配置することにより、召し合せ框の間に大きな等圧空間を設けることができる。この大きな等圧空間内で外障子召し合せ框と、内障子召し合せ框との間に侵入した雨水は、運動エネルギーを失い、全て自然落下し等圧空間内に貯まり室外に排出される。
<請求項4記載の発明>
前記下枠に切欠部を形成し、前記切欠部が前記圧力緩衝空間を有する中空部の鉛直下方に形成されていることを特徴とする請求項3記載の外部開口用サッシ。
(作用効果)
下枠の切欠部が圧力緩衝空間を有する中空部の鉛直下方に形成されていることから、切欠部を介し、外気と中空部の内部を確実に連通することができ、中空部の圧力緩衝空間の
内圧をより外気圧と等圧にすることができる。
本発明によれば、台風のような暴風時においても高い水密性能を有する外部開口用サッシを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、外部開口用サッシにおける引き違いサッシ(引き違い障子)の縦断面図であり、図2は、同引き違いサッシの下部拡大縦断面図であり、図3は、、同引き違いサッシの横断面図である。
(窓枠、外内障子)
図1及び図3に示すように、外部開口用サッシの窓枠1は、上枠20と、下枠30と、左右の竪枠40a、40bとを四周枠組みして構成されており、外部開口用サッシサッシの窓枠1に外障子2と、内障子3とを引き違い状に備えている。
外障子2は、上框50aと、下框60aと、戸先框70aと、召し合せ框80aとを四周框組みした框内にガラスパネル4aを嵌め込んで形成してあり、同様に内障子3も上框50bと、下框60bと、戸先框70bと、召し合せ框80bとを四周框組みした框部にガラスパネル4bを嵌め込んで形成してある。
そして、内外障子1,2は、内外障子1,2を閉じた際に、それそれの召し合せ框80a、80b間に設けたクレセント(図示省略)により施錠される。
図1に示すように、上枠20は、外側基板21と、室外側から順に、室外側垂下片25と、中間垂下片23と、室内側垂下片22とから形成されている。
室外側垂下片25は外障子2の上端部と係合し、外側基板21と、中間垂下片23と、室内側垂下片22とからなる内障子走行溝24には内障子3の上端部が挿嵌されている。
従って、外障子2は室外側垂下片25をスライドし、内障子3は内障子走行溝24をスライドすることにより自由に開閉できる。
室内側垂下片22の下部の室外面には、左右方向に上枠タイト材ホルダー26aを形成し、上枠タイト材26bを取付けている。上枠タイト材26bは、内障子3の上框50bの室内側立上がり片52bの室内面に摺接する。
従って、内障子3と上枠20とは上枠タイト材26bにより水密ラインを形成し、室外の雨水等の室内への浸透を防止する。
中間垂下片23の下部の室外面には、左右方向に上枠タイト材ホルダー27aを形成し、上枠タイト材27bを取付けている。上枠タイト材27bは、外障子2の上框50aの室内側立上がり片52aの室内面に摺接する。
従って、外障子2と上枠20とは上枠タイト材27bにより水密ラインを形成し、室外の雨水等の室内への浸透を防止する。
(水切りフィン)
図1及び図2に示すように、下枠30は、基板部31と、室外側から順に、外障子走行レール32と、内障子走行レール33と、室内側立上がり片34とから形成されており、さらに内障子走行レール33には、室外側に延在するタイト材保持部35が形成されている。
外障子レール32上に位置する外障子2の下框60aの垂下片53aには戸車66aが、内障子走行レール33上に位置する内障子3の下框60bの垂下片53bには戸車66bが取付けられている。
従って、外障子2は外障子レール32上をスライドし、内障子3は内障子走行レール33上をスライドすることにより自由に開閉できる。
室内側立上がり片34の上部の室外面には、左右方向に室内側下枠タイト材ホルダー36aを形成し、室内側下枠タイト材36bを取付けている。室内側下枠タイト材36bは、内障子3の下框60bの室内側垂下片63bの室内面に摺接する。
従って、内障子3と下枠30とは室内側下枠タイト材36bにより水密ラインを形成し、室外の雨水等の室内への浸透を防止する。
内障子3の下框60bの室外側垂下片63bの室内面には、水切りフィン材ホルダー64bを形成し、水切りフィン材65bが取付けられ、水切りフィン材65bの先端と内障子走行レール33の室外面との隙間が0.5〜1.5mmに設定されている。
従って、風で巻き上げられた雨水等の多くは、水切りフィン材65bに衝突しその運動エネルギーを失い、内障子走行レール上方空間内への浸入を防止することができる。
ここで、内障子走行レール上方空間とは、縦断面で見た場合に、室外側垂下片63bと、下部繋ぎ片102bと、室内側垂下片63bと、内障子走行レール33と、基板部31と、室内側立上がり片34とで囲まれる内障子走行レール33上の空間をいう。
さらに、水切りフィン材65bの先端と内障子走行レール33の室外面との隙間が0.5〜1.5mmに設定されているため、内障子走行レール上方空間が等圧空間になる。そのため、水切りフィン材65bに衝突することなく、内障子走行レール上方空間に浸入した雨水等はその自重で内障子走行レール上方空間に落下し、後述する内障子走行レール33の下部に形成された内レール水抜き孔67a(図示省略)、タイト材保持部35を貫通して形成された下方水抜き孔67b(図示省略)を通り、最終的には外障子走行レール32に形成された排水孔38(図示省略)を通って室外に排出される。
水切りフィン65bの先端と内障子走行レール33の室外面との隙間が0.5mm以下の場合、隙間が小さく内障子走行レール上方空間を等圧空間に維持することが困難となる。
一方、水切りフィン65bの先端と内障子走行レール33の室外面との隙間が1.5mm以上の場合、風で巻き上げられた雨水等との衝突が少なくなり内障子走行レール上方空間への雨水等の浸入を十分防止することができなくなる。
タイト材保持部35の先端部には、左右方向に室外側下枠タイト材ホルダー37aを形成し、室外側下枠タイト材37bを取付けている。室外側下枠タイト材37bは、外障子2の下框60aの室内側垂下片63aの室内面に摺接する。
従って、外障子2と下枠30とは室外側下枠タイト材37bにより水密ラインを形成し、室外の雨水等の室内への浸透を防止する。
外障子2の下框60aの室外側垂下片63aの室内面には、水切りフィン材ホルダー64aを形成し、水切りフィン材65aが取付けられ、水切りフィン材65aの先端と外障子走行レール32の室外面との隙間が0.5〜1.5mmに設定されている。
従って、風で巻き上げられた雨水等の多くは、水切りフィン材65aに衝突しその運動エネルギーを失い、外障子走行レール上方空間内への浸入を防止することができる。
ここで、外障子走行レール上方空間とは、縦断面で見た場合に、室外側垂下片63aと、下部繋ぎ片102aと、室内側垂下片63aと、外障子走行レール32と、基板部31と、内障子走行レール33と、タイト材保持部35とで囲まれるなる外障子走行レール33上の空間をいう。
さらに、水切りフィン材65aの先端と外障子走行レール32の室外面との隙間が0.5〜1.5mmに設定されているため、外障子走行レール上方空間が等圧空間になる。そのため、水切りフィン材65aに衝突することなく、外障子走行レール上方空間に浸入した雨水等はその自重で外障子走行レール上部空間に落下し、外障子走行レール32の下部に形成された排水孔38から室外に排出される。
水切りフィン65aの先端と外障子走行レール32の室外面との隙間が0.5mm以下の場合、隙間が小さく外障子走行レール上方空間を等圧空間に維持することが困難となる。
一方、水切りフィン65aの先端と外障子走行レール32の室外面との隙間が1.5mm以上の場合、風で巻き上げられた雨水等との衝突が少なくなり外障子走行レール上方空間への雨水等の浸入を十分防止することができなくなる。
(水抜き孔カバー)
図4は、内障子の室外側斜視図であり、図5は、同召し合せ框の室外側拡大斜視図であり、図6は、水抜き孔カバーの取付け外観図であり、図7は、水抜き孔カバーの外観図である。
図6に示すように、召し合せ框80bの近傍で、内外障子2,3が閉じられた際に外気に直接臨む位置の内障子走行レール33の下部には内レール水抜き孔67aが形成され、タイト材保持部35には、内レール水抜き孔67aと実質的に同位置に下方水抜き孔67bが形成されている。
内障子走行レール上方空間に浸入した雨水等は、内レール水抜き孔67a、下方水抜き孔67bを通り外障子走行レール上方空間に排出され、召し合せ框80aの近傍の外障子走行レール32の下部に設けられた排水孔38から室外に排出される。
内レール水抜き孔67a及び下方水抜き孔67bの形状については、特に制限はないが、排水性の観点から略長方形状の孔を形成するのが好適であり、内障子走行レール33には、戸車66bを介し内障子3の自重が加わるため、内レール水抜き孔67aは、下方水抜き孔67bに比較し、小さな略長方形状の孔を形成されている。
また、内障子走行レール33の内レール水抜き孔67aを形成する位置については、特に制限はないが、戸車66bの外側であって、召し合せ框80bの近傍の内障子走行レール33の下部に形成するのが好適である。
すなわち、内障子3の自重は、戸車66bを介して内障子走行レール33に加わる。この際、内障子3の自重を内レール水抜き孔67aが形成されていない内障子走行レール33で支持することができ強度的に優れ、内障子走行レール上方空間の両側部に貯まった雨水等を迅速に排出できる。
タイト材保持部35の下方水抜き孔67bを形成する位置についても、特に制限はないが、内障子走行レール33の内レール水抜き孔67aと実質的に同位置に形成した場合、後述する水抜き孔カバー68を小さくすることができ外観上に優れる。
図4及び図5に示すように、内障子走行レール33の内レール水抜き孔67aと、タイト材保持部35の下方水抜き孔67bには、水抜き孔カバー68が取付けられている。
図7に示すように、水抜き孔カバー68は、雨水等が内レール水抜き孔67a、下方水抜き孔67bの通過を防止しないように内部が中空になっている。また、水抜き孔カバー68の外周面には内レール水抜き孔67aに係合する差込み片69aと、下方水抜き孔67bに係合する差込み片69b、69cが各々3箇所形成されており、さらに、差込み片69bの先端には外方に向かう脱落防止片103が設けられている。
水抜き孔カバー68の材質は、特に制限されず、金属材料、樹脂材料を用いることができるが、耐候性、係合性の観点からポリアミドが好適である。
水抜き孔カバー68で、内障子走行レール33の内レール水抜き孔67aと、タイト材保持部35の下方水抜き孔67bを共通に覆うことにより、特に、雨水等が内障子走行レール33の内レール水抜き孔67aから内障子走行レール上方空間に浸入することを防止することができる。
また、差込み片69bの先端には外方に向かう脱落防止片103が設けられいることから、台風のような暴風時においても水抜き孔カバー68が外れる虞がない。
(召し合せ框)
図3に示すように、外障子2の召し合せ框80aの室内面82には、煙返し83aと、その内側に突出片85が形成されている。
内障子3の召し合せ框80bの室外面81には、堅タイト材84bを取付ける堅タイト材ホルダー84aと、その内側に気密ブロック86と、その内側に煙返し83bと、その内側に中空部92が形成されている。
外障子2の煙返し83aと内障子3の煙返し83bとは、外障子2と内障子3を閉じた状態で係合する。
従って、外障子2に加わる風圧を、方立てが小さい外障子2の召し合せ框80aと方立てが大きい内障子3の召し合せ框80bとで受けることができる。
外障子2の召し合せ框80aに突出片85が形成されている。従って、雨水等の多くは、突出片85に衝突しその運動エネルギーを失い、雨水等の召し合せ框空間への浸入を防止することができる。
ここで、召し合せ框空間とは、外障子2の召し合せ框80aの室内面82と、突出片85と、堅タイト材84bと内障子3の召し合せ框80bの室外面83とで囲まれる空間をいう。
さらに、外障子2の召し合せ框80aに突出片85が形成されていることから、外障子2と内障子3との隙間をなくしており、バール等が差し込まれる虞もなく、防犯性を向上させている
上下方向の堅タイトホルダー84aには、堅タイト材84bが取付けている。本発明のシール手段としての堅タイト材84bは外障子2と内障子3を閉じた状態で、外障子2の召し合せ框80aの室内面82に摺接する。
従って、外障子2の召し合せ框80aと内障子3の召し合せ框80bとは、堅タイト材84bにより水密ラインを形成し、召し合せ框空間に浸入した雨水等の室内への浸透を防止する。
図4及び図5に示すように、堅タイト材ホルダー84aの内側の開口部91の下部には、本発明のシール手段としての気密ブロック86が取付けられ、堅タイト材ホルダー84aと気密ブロック86とは下部において密接し水密ラインを形成し、召し合せ框空間に浸入した雨水等の室内への浸透を防止する。
図8に示すように、気密ブロック86は、内障子走行レール33に嵌合する嵌合溝87と、水平基板35に摺接する下面部88と、外障子2の召し合せ框80aの室内面82に摺接する室外面部89を有し、下面部88と室外面部89とには、ヒダ90が設けられている。
内障子走行レール33に嵌合する嵌合溝87の幅寸法は、内障子走行レール33の幅寸法に対し、気密性の観点からマイナス公差になっている。また、気密ブロック86の材質は、特に制限はなく、ゴム材料、樹脂材料を用いることができるが気密性の観点からがポリプロピレンが好適である。
従って、気密ブロック86と内障子走行レール33及び水平基板35とは、気密ブロック86の下面部88により水密ラインを形成し、召し合せ框空間に浸入した雨水等の室内への浸透を防止する。
さらに、気密ブロック86と内障子3の召し合せ框80bの室内面82の下部とは、気密ブロック86の室外面部89により水密部を形成し、召し合せ框空間に浸入し、召し合せ框空間に貯まった雨水等の室内への浸透を防止する。
図4及び図5に示すように、開口部91の内側には中空部92が設けられている。中空部92の下面に位置するタイト材保持部35には切欠部93が形成され、中空部92の内部には等圧ゴム94(図示省略)が取付けられている。
タイト材保持部35の切欠部93の切欠き位置は、特に制限はなく、切欠部93が中空部92の内部と重なる位置に形成されればよいが、中空部92の内部空間を緩衝空間と利用する観点から、中空部92の内部の鉛直下方位置に形成するのが特に好適である。
従って、タイト材保持部35の切欠部93を介し、外気と中空部92の内部は連通することになり、中空部92の内圧は外気圧と等圧にすることができる。
タイト材保持部35の切欠部93が小さく、外気と中空部92の内部の連通が十分確保でない場合には、中空部92の内圧が大気圧より低い、いわゆる中圧になる虞があるが想定される。しかし、中空部92の内部の等圧ゴム94の取付け位置を調整することができ、中空部92の内圧を外気と等圧に維持することができる。
よって、外障子2の召し合せ框80aの室内面82と、突出片85と、堅タイト材84bと内障子3の召し合せ框80bの室外面83とで囲まれる召し合せ框空間に、さらなる中空部92の圧力緩衝空間を備えることにより大きな等圧空間を設けることができ、突出片85を飛び越えて等圧空間に浸入した雨水等は、等圧空間内で、自重により等圧空間の下方に自然落下し等圧空間内に貯まる。
そして、前述した堅タイト材84b、気密ブロック86により、等圧空間内に貯まった雨水等の室内への浸透を防止される。
(内障子の框の取付け)
図9は、内障子の室内側斜視図であり、図10は、内障子の下枠と召し合せ框との取付け部の斜視図であり、図11は、内障子の下枠と戸先框との取付け部の斜視図である。
前述したように、内障子3は、上框50bと、下框60bと、戸先框70bと、召し合せ框80bとを四周框組みした框部にガラスパネル4bを嵌め込んで形成している。
内障子3の下框60bには、ガラスパネル4bを挿嵌する一対の立上がり片52a,52bと、それらを繋ぐ上部繋ぎ片101が形成され、戸車66bを保持する一対の垂下片53a,53bと、それらを繋ぐ下部繋ぎ片102bが形成されている。
また、立上がり片52a,52bと垂下片53a,53bは連結片61a,61bで一体的に形成され、室内側立上がり片52bが室内側垂下片53bより室内側に偏位している。
図9及び図10に示すように、下框60bと召し合せ框80bとの取付けは、召し合せ框80bに形成された嵌合凹部99aに、下框60bに形成された嵌合凸部100aを嵌め込み、下框60bに形成されたビスホール95a、95b、95cに対向する位置に形成されたに召し合せ框80bのネジ孔からそれぞれ取付ネジ96を挿入し、ビスホール95a、95b、95cに取付ネジ96を締結することにより行う。
さらに、締結後、召し合せ框80bのネジ孔に保護キャップ97を嵌め込み、ネジ孔をめくらにする。
上部ビスホール95a、95bは、下框60bの立上がり片52a,52bを繋ぐ上部繋ぎ片101に形成され、下部ビスホール95cは、下框60bの垂下片53a,53bを繋ぐ上部繋ぎ片102bに形成されており、上部ビスホール95aはガラスパネルの厚み方向中心線より室内側に、上部ビスホール95b、下部ビスホール95cは内障子走行レール33の延長線上に形成されている。
また、召し合せ框80bの下部には、召し合せ框80bの内部に結露した水分の室内側への流出を防止し、召し合せ框80bの端部のデザイン性を向上させるためプルバーキャップ104が挿嵌されている。
プルバーキャップ104のビスホール95aに対向する箇所を切欠いた切欠部105を形成し、取付ネジ96により下框60bと召し合せ框80bとを直接締結することにより、下框60bと召し合せ框80bとをさらに強固に締結している。
図11に示すように、下框60bと戸先框70bとの取付けは、戸先框70bに形成された嵌合凹部99bに、下框60bに形成された嵌合凸部100bを嵌め込み、下框60bに形成されたビスホール98a、98b、98cに対向する位置に形成されたに戸先框70bのネジ孔からそれぞれ取付ネジ96を挿入し、ビスホール98a、98b、98cに取付ネジ96を締結することにより行う。
上部ビスホール98a、98bは、下框60bの上部繋ぎ片101に形成され、下部ビスホール98cは、下框60bの下部繋ぎ片102bに形成されており、上部ビスホール98aはガラスパネルの厚み方向中心線より室内側に、上部ビスホール98b、下部ビスホール98cは内障子走行レール33の延長線上に形成されている。
なお、ビスホール95a、95b、95c及びビスホール98a、98b、98cは、下框60bの両側部にそれぞれ形成されるものでも、下框60bの全長にわたり一体的に形成されるものであっても良い。
なお、上框50bと召し合せ框80bとの取付け、上框50bと戸先框70bとの取付けは、下框60bと召し合せ框80b等の取付けと同様であり説明は省略する。
従って、台風のような暴風が、内外障子2、3のガラスパネル4a,4bに加わった際に生じる曲げ応力、ねじり応力等の大きな変形応力によっても、内障子3の下框60bと戸先框70bとの嵌合面(99b,100b)、下框60bと召し合せ框80bとの嵌合面(99a、100a)に隙間を生じさせることがなく、雨水等の侵入を防止し水密性能が高い。
すなわち、内外障子2,3を閉めた際に、暴風を受けるガラスパネル4a,4bの面積が最も大きくなり、暴風がガラスパネル4a,4bに与えた力は、ガラスパネル4a,4bが嵌挿された框、そして、框が嵌挿された窓枠1に作用する。
この際、上框50a,50bと、下框60a,60bと、戸先框70a,70bは、間接的ではあるが上枠20と、下枠30と、竪枠40a,40bとを介し外壁と嵌合していることから、外壁から反力を受け変形量は小さい。
一方、内外障子2,3の召し合せ框80a,80bは、外壁と嵌合していないことから暴風により加えられる変形応力の影響を直接受け、大きな変形量が生じる。また、特に、内障子3の召し合せ框80bは、外障子2の召し合せ框80aと煙返し83a,83bで係合していることから、室内側への凸状変形、側外方向に開口変形が大きく、内障子3の下框60bと召し合せ框80bとの嵌合面(99a、100a)に隙間が生じ易い。
しかし、内障子3の下框60bの上部繋ぎ片101に上部ビスホール95a,95bを形成し、内障子3の召し合せ框80bと締結していることから、いわゆる梁長さを短くすることができ内障子3の召し合せ框80bの室内側への凸状変形量を抑制することができる。
また、内障子3の下枠60bの上部繋ぎ片101に形成された上部ビスホール95aをガラスパネル4bの厚み方向中心線より室内側に形成していることから、側外方向に開口変形する変形の中心軸と上部ビスホール95aとの間の距離を長くすることができる。
なお、ガラスパネルの厚み方向中心線とは、図1に示すように2層のガラスパネルを有する場合、最内層のガラスパネルの室内面と、最外層のガラスパネルの室外面がなす厚み方向の中心をいう。
従って、召し合せ框80bを側外方向に開口変形させるねじりモーメントに対し反対モーメントを作用させ、ねじりモーメントを打ち消すことができ、召し合せ框80bの側外方向に開口変形する変形量を抑制することができる。
よって、内障子3の下框60bと召し合せ框80bとの嵌合面(99a、100a)に隙間を生じさせることがなく、雨水等の侵入を防止し水密性能に優れる外部開口用サッシを提供することができる。
さらに、図示は省略するが、上部ビスホール95aをガラスパネル4bより室内側に形成した場合、側外方向に開口変形する変形の中心軸と上部ビスホール95aとの間の距離をさらに長くすることができるためより好適である。
また、内障子3の戸先框70bは、竪枠40bを介し間接的に外壁に嵌合していることから変形量は小さいが、内障子3の召し合せ框80bと同様に、内障子3の下框60bと戸先框70bとの嵌合面(99b,100b)に隙間を生じさせることがなく、雨水等の侵入を防止し水密性能に優れる外部開口用サッシを提供することができる。
なお、本発明の水密構造は、引き違い障子に限らず、片引きサッシの片引き障子又は引き分けサッシの引き分け障子の召し合せ框にも適用できることは言うまでもない。
外部開口用サッシにおける引き違い障子の縦断面図である。 外部開口用サッシにおける引き違い障子の下部拡大縦断面図である。 外部開口用サッシにおける引き違い障子の横断面図である。 内障子の室外側斜視図である。 内障子の召し合せ框の室外側拡大斜視図である。 水抜き孔カバーの取付け外観図である。 (a)は水抜き孔カバーの正面図、(b)は同右側面図である。 (a)は気密ブロック左側面図、(a)は同正面図である。 内障子の室内側斜視図である。 内障子の下枠と召し合せ框部の取付部の斜視図である。 内障子の下枠と戸先框の取付部の斜視図である。
1…窓枠、2…外障子、3…内障子、4a,4b…ガラスパネル、20…上枠、21…外側基板、22…室内側垂下片、23…中間垂下片、24…内障子走行溝、25…室外側垂下片、26a,27a…上枠タイト材ホルダー、26b,27b…上枠タイト材、30…下枠、31…基板部、32…外障子走行レール、33…内障子走行レール、34…室内側立上がり片、35…タイト材保持部、36a…室内側下枠タイト材ホルダー、36b…室内側下枠タイト材、37a…室外側下枠タイト材ホルダー、37b…室外側下枠タイト材、38…排水孔、40a,40b…竪枠、50a,50b…上框、52a,52b…立上がり片、53a,53b…垂下片、60a,60b…下框、61a,61b…連結片、62a,62b…立上がり片、63a,63b…垂下片、64a,64b…水切りフィン材ホルダー、65a,65b…水切りフィン材、66a,66b…戸車、67a…内レール水抜き孔,67b…下方水抜き孔、68…水抜き孔カバー、69a,69b,69c…差込み片、70a,70b…戸先框、80a,80b…召し合せ框、81…室外面、82…室内面、83a,83b…煙返し、84a…堅タイト材ホルダー、84b…堅タイト材、85…突出片、86…気密ブロック、87…嵌合溝、88…下面部、89…室外面部、90…ヒダ、91…開口部、92…中空部、93…切欠部、94…等圧ゴム、95a,95b,95c…ビスホール、96…取付ネジ、97…保護キャップ、98a,98b,98c…ビスホール、99a,99b…嵌合凹部、100a,100b…嵌合凸部、101…上部繋ぎ片、102a,102b…下部繋ぎ片、103…脱落防止片、104…プルバーキャップ、105…切欠き部

Claims (4)

  1. 下枠の走行レール部に沿って、障子下框に設けられた戸車を介して左右にスライドする内外障子を有する外部開口用サッシであって、
    前記下枠には、基板部からそれぞれ立ち上がる、外障子走行レールと、内障子走行レールと、室内側立上がり片とが形成され、さらに、タイト材保持部を有し、
    内障子の下框には、内障子室外側垂下片と、内障子室内側垂下片が形成され、
    外障子の下框には、外障子室外側垂下片と、外障子室内側垂下片が形成され、
    前記外障子室外側垂下片の室内側に位置し、かつ内外方向のタイト材保持片部に設けられた室外側下枠タイト材と、外障子室内側垂下片の室内側面とが摺接関係にあり、
    前記室内側立上がり片の室外面に設けられた室内側下枠タイト材と、内障子室内側垂下片の室内側面とが摺接関係にあり、
    前記内障子室外側垂下片の室内側に水返しフィン材を設け、水返しフィン材と前記内障子走行レールの室外面に隙間を設け、
    前記外障子の召し合せ框の室内面と前記内障子の召し合せ框の室外面との間が、前記内障子の召し合せ框の室外面に設けられた前記外障子召し合せ框の室内面に摺接する縦タイト材をシール手段としてシールされており、並びに、前記外障子の召し合せ框の室内面の下部と前記内障子の召し合せ框の室外面の下部及び前記内障子走行レールの室外面との間が、前記縦タイト材の下部の内側に設けられた前記下枠と前記外障子召し合せ框と摺接する気密ブロックをシール手段としてシールされており、
    前記内障子走行レールの召し合せ框側位置であり、かつ内外障子が閉止状態基準で、外気に直接臨む位置において、前記内障子走行レールに形成された内レール水抜き孔と、実質的に同位置において、前記タイト材保持片部を貫通して形成された下方水抜き孔と、前記内レール水抜き孔及び前記下方水抜き孔を共通的に室外側から覆う水抜き孔カバーとを有する、
    ことを特徴とする外部開口用サッシ。
  2. 外障子室外側垂下片の室内側に水返しフィン材を設け、水返しフィン材と外障子走行レールの室外面に隙間を設けた請求項1記載の外部開口用サッシ。
  3. 外障子召し合せ框の室内面には、煙返しを形成し、
    内障子召し合せ框には、外障子召し合せ框の室内面に摺接する堅タイト材と、その内側に下枠と外障子召し合せ框と摺接する気密ブロックと、その内側に外障子召し合せ框の煙返しと係合する煙返しと、圧力緩衝空間を有する中空部を形成したことを特徴とする請求項1または2記載の外部開口用サッシ。
  4. 前記下枠に切欠部を形成し、前記切欠部が前記圧力緩衝空間を有する中空部の鉛直下方に形成されていることを特徴とする請求項3記載の外部開口用サッシ。
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