JP2004218880A - 換気装置 - Google Patents

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JP2004218880A JP2003004466A JP2003004466A JP2004218880A JP 2004218880 A JP2004218880 A JP 2004218880A JP 2003004466 A JP2003004466 A JP 2003004466A JP 2003004466 A JP2003004466 A JP 2003004466A JP 2004218880 A JP2004218880 A JP 2004218880A
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Manabu Chikasawa
学 近澤
Hirosato Hirano
広諭 平野
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Abstract

【課題】風雨の侵入を防止でき、かつ、換気能力が低下するのを防止できる換気装置を提供することを目的とする。
【解決手段】筒状で室外側端部に斜め下方に向け開口する通風口1を形成するように上部側に球面状に突出し設けられるひさし2と室内側に窓または壁部等に取り付けるフランジ部3を設けたフード4と、フード4の通風口1を開閉するシャッター10とを設け、シャッター10の開放時にフード4のひさし2の内側に収納されるようにシャッター10を球面状に形成したことにより、シャッター10の閉鎖時に風雨が室内に浸入したり、シャッター10の開放時に換気能力が低下するのを防止できる換気装置が得られる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、窓または壁部等に取り付けられる形状で屋外側にフードを形成し、フードの通風口を開閉するシャッターを設けた換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のフードを設けた換気装置の一例としては、フードの外表面に付着した雨水が建物の壁面に誘導されることによる汚水跡の形成を防止するために、フードの外側上方へ向けた折り曲げ部を形成し、折り曲げ部に流れ落ちた雨水が建物の壁面から離れたフードの前部で下方へ滴下するようにしている(例えば特許文献1参照。)また、窓に取り付ける換気装置の一例としては、雨水、外風が侵入しにくく、取付け作業が全て室内側より容易に、かつ確実に実施できるようにするため、窓ガラスなどの板材に室内側より取り付けられ、シャッターが室外側開口部に開閉自在に支持固着されたフード部の室内側より摺動自在に取り付けられる換気装置本体と、シャッターをシャッター支持棒を介して開閉するシャッター駆動装置を設け構成している(例えば特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−125442号公報(0010欄および0011欄、図1)
【特許文献2】
特開平8−145425号公報(0022欄および0023欄、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の[特許文献1]の換気装置ではフードの下方は開口状態であるため、高層ビル等の高い建物に設置した場合には、下方から吹き上げる風雨がフードの下方の開口から侵入し室内に流入するという課題があった。
【0005】
また、[特許文献2]の換気装置では、フード部の室外側開口部に開閉自在なシャッターが設けられているが、高層ビル等の高い建物に設置した場合には、風の流れにより換気装置が受ける風圧が大きくなり、平坦なシャッターでは、直接大きな風圧を受けることとなり、シャッターが歪み、シャッター間に隙間が発生して風雨がフード部内に侵入して室内に流入するという課題があり、さらに、換気時には室外側開口部に複数枚のシャッターが存在することとなり、通風抵抗となって換気能力が低下するという課題があった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するもので、高層ビル等の高い建物に設置しても、風雨が室内に侵入したり、換気能力が低下するのを防止できる換気装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために本発明の換気装置は、室内側に窓または壁部等に設ける開口に挿入させ取り付けられる筒状で、室外側端部に斜め下方に向け開口する通風口を形成するように上部側に球面状に突出して設けられるひさしを有するフードと、このフードの通風口を開閉するシャッターと、このシャッターを開閉する開閉手段とを備え、前記シャッターの開放時に前記フードのひさしの内側に収納されるように前記シャッターを球面状に形成したものである。
【0008】
また、本発明の換気装置は、フードの内部に、シャッターの閉鎖時に、シャッターの内面側に向け縮小し突出する傾斜面を有し略環状に形成する水受を設け、下方部の水受とフードとの間にドレン溜部を形成したものである。
【0009】
また、本発明の換気装置は、シャッターを、開放時には一部重合するように複数に分割して形成したものである。
【0010】
また、本発明の換気装置は、ひさしの室外側端部に突出片を外方に向けて設けたものである。
【0011】
また、本発明の換気装置は、ひさしの室外側端部内面に設けられる内向片と、この内向片に重合する外向片を設けたシャッターとを備え、前記シャッターの閉鎖時に前記内向片と外向片を重合させる構成としたものである。
【0012】
また、本発明の換気装置は、一端に外向片を設け、他端に内向片を設けた第1のシャッターと、この第1のシャッターの内向片に重合する外向片を設けた第2のシャッターとによりシャッターを構成したものである。
【0013】
また、本発明の換気装置は、ドレン溜部に連通するドレンパイプをフードに設けたものである。
【0014】
また、本発明の換気装置は、ドレンパイプ内に含浸材を設けたものである。
【0015】
また、本発明の換気装置は、シャッターの閉鎖時にフードに当接するシャッターの当接部分にパッキン材を設けたものである。
【0016】
また、本発明の換気装置は、フードの内部にファンモータを設けたものである。
【0017】
また、本発明の換気装置は、パッキン材のシャッター当接部分に舌部を形成したものである。
【0018】
また、本発明の換気装置は、ひさしの内面とシャッターの表面との間に略3mm程度の隙間を形成したものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の換気装置の発明は、室内側に窓または壁部等に設ける開口に挿入させ取り付けられる筒状で、室外側端部に斜め下方に向け開口する通風口を形成するように上部側に球面状に突出して設けられるひさしを有するフードと、このフードの通風口を開閉するシャッターと、このシャッターを開閉する開閉手段とを備え、前記シャッターの開放時に前記フードのひさしの内側に収納されるように前記シャッターを球面状に形成したので、フードのひさしおよびシャッターの球面状部により、シャッターの閉鎖時に風圧の大きい風雨が接触しても風雨は四方に流れて大きな風圧を継続して受けることがなくなり、シャッターが風圧により歪むこともなく、室内への風雨の侵入が防止され、シャッターの開放時には、シャッターがひさしの内側に収納されて通風口が全開され、通風口には通風抵抗を高める部材が存在しなくなり換気機能が低下するのが防止できる。
【0020】
請求項2記載の換気装置の発明は、特に請求項1記載の換気装置のフードの内部に、シャッターの閉鎖時に、シャッターの内面側に向け縮小し突出する傾斜面を有し略環状に形成する水受を設け、下方部の水受とフードとの間にドレン溜部を形成したので、フード内に侵入した雨水は水受で受け止められてドレン溜部に集められることとなり、排水性が向上することとなる。
【0021】
請求項3記載の換気装置の発明は、特に請求項1記載の換気装置のシャッターを、開放時には一部重合するように複数に分割して形成したので、シャッター開時に通風口を大きくとることができる。
【0022】
請求項4記載の換気装置の発明は、特に請求項1記載の換気装置に、ひさしの室外側端部に突出片を外方に向けて設けたので、ひさしを伝って通風口に侵入しようとする雨水の流入が防止できる。
【0023】
請求項5記載の換気装置の発明は、特に請求項1記載の換気装置に、ひさしの室外側端部内面に設けられる内向片と、この内向片に重合する外向片を設けたシャッターとを備え、前記シャッターの閉鎖時に前記内向片と外向片を重合させる構成としたので、高層ビル等の高い建物に設置しても、風雨が室内に侵入したり、換気能力が低下することを防止できる。
【0024】
請求項6記載の換気装置の発明は、特に請求項1記載の換気装置に、一端に外向片を設け、他端に内向片を設けた第1のシャッターと、この第1のシャッターの内向片に重合する外向片を設けた第2のシャッターとによりシャッターを構成したので、複数に分割されたシャッター間の密閉度が高められ、シャッター間からの雨水の侵入を防止することができる。
【0025】
請求項7記載の換気装置の発明は、特に請求項2記載の換気装置に、ドレン溜部に連通するドレンパイプをフードに設けたので、風雨がフード内部に侵入しにくくなる。
【0026】
請求項8記載の換気装置の発明は、特に請求項7記載の換気装置に、ドレンパイプ内に含浸材を設けたので、風雨がドレンパイプを伝って得フード内に逆流することがなくなるとともに、外風圧の変化を利用して雨水を屋外に排出することができる。
【0027】
請求項9記載の換気装置の発明は、特に請求項1記載の換気装置に、シャッターの閉鎖時にフードに当接するシャッターの当接部分にパッキン材を設けたので、シャッターの衝突音が緩和できるとともに、シャッターの密閉度を高めることができる。
【0028】
請求項10記載の換気装置の発明は、特に請求項1記載の換気装置のフードの内部にファンモータを設けたので、換気能力を高めることができる。
【0029】
請求項11記載の換気装置の発明は、特に請求項9記載の換気装置のパッキン材のシャッター当接部分に舌部を形成したので、シャッターの衝突音をさらに緩和させることができる。
【0030】
請求項12記載の換気装置の発明は、特に請求項1記載の換気装置のひさしの内面とシャッターの表面との間に略3mm程度の隙間を形成したので、屋外の空気中のほこり、または、鳥の糞などが換気装置に付着してもシャッターの開閉運動が妨げられないという効果がある。
【0031】
以下、本発明の実施の形態について図1〜図6を参照しながら説明する。
【0032】
(実施の形態1)
図1および図2に示すように、筒状で室外側端部に斜め下方に向け開口する通風口1を形成するように上部側が球面状に突出し設けられるひさし2と室内側には筒状より外方に突出したフランジ部3を設けたフード4を形成し、窓のガラス板5に形成された丸孔に取り付けられた取付具6に取り付けられるフランジ部3よりなる取付手段7を設け、フード4のひさし2の室外側端部に、ひさし2を伝って通風口1に流入しようとする雨水の流入防止用の突出片8を外方に向け突出させて設け、ひさし2の室外側端部内面には通風口1に向いた内向片9を形成し、フード4の通風口1を開閉するシャッター10を、一端にひさし2に設けた内向片9と重合する外向片11を設けた第1のシャッター12と、第1のシャッター12の内向片9と重合する外向片11を設けた第2のシャッター13とにより複数に分割したシャッター10を形成し、シャッター10を両サイドを支点に開閉自在に設け、シャッター10の開放時にフード4のひさし2の内側に収納されるようにシャッター10を球面状に形成する。
【0033】
また、シャッター10を常に閉鎖方向に作用するつる巻状のばね14をシャッター10の開閉支点部分に設け、シャッター10を開放方向に作動するように連結したワイヤー15aをプーリ15bを介して開閉器15に連結し、ばね14および開閉器15により開閉手段16を形成し、フード4の内部にシャッター10の閉鎖時にシャッター10の内面側に向け縮少し突出する傾斜面17を環状に形成した水受18を設け、下方部の水受18部分とフード4との間にドレン溜部19を形成する。
【0034】
そして、ドレン溜部19に連通するドレンパイプ20をフード4に設け、ドレンパイプ20内には、スポンジ、不織布などの吸水性物質からなる含浸材21を設け、シャッター10が閉鎖時に当接する当接部分には中空のパッキン材22を設け、フード4の内部にはファンモータ23を設け、ファンモータ23の室内側にはベルマウス24および化粧グリル25を設けて構成する。
【0035】
上記構成において、換気運転するときには、ファンモータ23を運転するとともに、開閉手段16の開閉器15によりワイヤー15aを介してシャッター10を開放する。このとき、シャッター10を形成する第2のシャッター13が第1のシャッター12の内側に重なるとともに、第2のシャッター13の重なった第1のシャッター12がフード4のひさし2の内側に収納され、通風口1が全開状態となり、ファンモータ23により送られた空気流は、シャッター10等の部材の存在しない状態の通風口1を通り室内の空気が室外に換気されることとなる。
【0036】
次に、換気運転を停止し、シャッター10を閉鎖するときは、開閉手段16のばね14の弾性によりシャッター10の第2のシャッター13が閉鎖方向に移動し、第2のシャッター13に設けた外向片11が第1のシャッター12の内向片9と重合し、第1のシャッター12を閉鎖方向に移動し、第1のシャッター12の外向片11がフード4に設けた内向片9に重合し、シャッター10が閉鎖され、第2のシャッター13の端部は、閉鎖時に当接する当接部分に設けた中空のパッキン材22に衝突し、衝突音が緩和されるとともに密閉度が高められる。
【0037】
このようにシャッター10が閉鎖された状態では、換気装置が高層ビルの高い建物に取り付けられても、換気装置に向かう風雨がフード4に形成された球面状のひさし2と球面状のシャッター10に吹き付けられても、風雨は球面状部分に沿い四方に放散され、シャッター10には大きな風圧が継続して加わることがなくなるとともに、シャッター10とフード4は内向片9と外向片11の重合状態により密閉され、風雨がフード4内に侵入することがなくなる。
【0038】
また、たとえフード4とシャッター10間およびシャッター10を形成する第1のシャッター12と、第2のシャッター13間の隙間からフード4内に雨水が侵入してもフード4内に設けた水受18によりドレン溜部19に送られドレン溜部19に連通したドレンパイプ20により雨水は室外に排出される。このとき、ドレンパイプ20に設けた含浸材21により、外風圧が大きいときにはドレンパイプ20内に雨水が溜まり、外風圧が小さくなったときに、ドレンパイプ20内に溜っている雨水が室外に排出される。
【0039】
また、フード4の上部に降った雨が通風口1側に流れ、通風口1内に流入しようとしても、ひさし2の室外側端部に設けた雨水の流入防止用の突出片8により通風口1の外側を通りフード4の下方に案内されて室外に排出されることとなる。
【0040】
このように本発明の実施の形態1の換気装置によれば、筒状で室外側端部に斜め下方に向け開口する通風口1を形成するように上部側に球面状に突出し設けられるひさし2と、室内側にフランジ部3よりなる窓のガラス板5または壁部等に取り付ける取付手段7とを設けたフード4と、フード4の通風口1を開閉するシャッター10と、シャッター10を開閉する閉鎖方向に作用するばね14および開放方向に作用する開閉器15等によりなる開閉手段16とを備え、シャッター10の開放時にフード4のひさし2の内側に収納されるようにシャッター10を球面状に形成したので、シャッター10の閉鎖時には、外風や風雨の吹き付けに対してひさし2の球面状および、シャッター10の球面状に沿った気流が形成され、気流は球面状のひさし2とシャッター10に沿って左右方向、上下方向の四方に拡散されて流れることとなり、シャッター10の周縁に流れやすくなる気流が軽減でき、フード4とシャッター10間の隙間などからフード4内に雨水の侵入するのを防止でき、高層ビル等の高い建物に設置しても室内に雨水の侵入するのが防止できるとともに、シャッター10の開放時には通風口1にシャッター10などの通風抵抗となる部材の存在がなくなり、換気能力が低下するのも防止できる換気装置を得ることができる。
【0041】
また、フード4の内部シャッター10の閉鎖時に、シャッター10の内面側に向け縮少し突出する傾斜面17を環状に形成した水受18を設け、下方部の水受18とフード4との間にドレン溜部19を形成したので、たとえ、フード4とシャッター10間およびシャッター10間に隙間が生じ雨水がフード4内に侵入しても、フード4内に設けた水受18により受け止められ、雨水は下方部に案内され、下方部に形成されたドレン溜部19に集められることとなり、排水性が向上する。
【0042】
また、シャッター10を、開放時には重合される第1のシャッター12と第2のシャッター13の複数に分割して形成したので、分割された第1のシャッター12と第2のシャッター13が重合されることにより、狭い部分に開放されたシャッター10を収納することができるとともに、通風口1を広く開口することができる。
【0043】
また、ひさし2の室外側端部にひさし2を伝って通風口1に流入しようとする雨水の流入防止用の突出片8を外方に向け突出させて設けたので、雨水がフード4上に降り、フード4の上部よりひさし2を伝って通風口1に流入しようとしても、ひさし2の室外側端部に設けた突出片8により受け止められ、フード4の下方部に送られ通風口1への雨水の侵入が防止される。
【0044】
また、ひさし2の室外側端部内面に設けられる内向片9と、内向片9に重合する外向片11を設けたシャッター10とを備え、シャッター10の閉鎖時に内向片9と外向片11を重合して密閉する構成としたので、ひさし2とシャッター10間の隙間がひさし2の内向片9とシャッター10の外向片11が重合することにより密閉され、雨水がフード4内に侵入することをより一層確実に防止することができる。
【0045】
また、一端に外向片11を設け、他端に内向片9を設けた第1のシャッター12と、第1のシャッター12の内向片9に重合する外向片11を設けた第2のシャッター13とによりシャッター10を構成したので、第1のシャッター12と第2のシャッター13により形成されるシャッター間の隙間が内向片9と外向片11が重合することにより密閉され、複数に分割されたシャッター間の密閉度を高めることができる。
【0046】
また、ドレン溜部19に連通するドレンパイプ20をフード4に設けたので、風雨が強いときにおいても、風雨が突出し設けられるドレンパイプ20内に侵入しにくくなり、風雨がフード4内に侵入するのを防止することができる。
【0047】
また、ドレンパイプ20内にフエルトや不織布等からなる含浸材21を設けたので、風雨が強いときには、含浸材21に水を貯水し、風雨が弱くなったときに、排水することができ、風雨がフード4内に侵入するのが含浸材21により、より確実に防止することができる。
【0048】
また、シャッター10の閉鎖時に当接する当接部分に中空のパッキン材22を設けたので、シャッター10の閉鎖時における衝突音を緩和することができるとともに、閉鎖時のシャッター10とフード4間の密閉度を高めることができる。
【0049】
また、フード4の内部にファンモータ23を設けたので、換気能力を高めることができる。
【0050】
なお、実施の形態1の換気装置においては、室内の空気を室外に排気する換気について説明したが、室外の空気を室内に給気する給気の場合においても同様の作用効果をもたらすものである。
【0051】
また、実施の形態1では、フード4の内部にファンモータ23を設けた構成で説明したが、図3に示すようにフード4の内部にファンモータ23を設けない従来のようにフード4のみを用いても風雨の侵入を防止する作用効果は同様にもたらすことはいうまでもない。
【0052】
また、実施の形態1では、フード4を窓のガラス板5に取り付けられることとして説明したが、図4に示すようにフランジ部3をねじ26により壁部27に取り付けても良いことはいうまでもない。
【0053】
また、実施の形態1では、シャッター10を開閉器15を用いて開放することとして説明したが、引き紐による開閉手段16を用いても、同様の作用効果をもたらすものである。
【0054】
(実施の形態2)
図5に示すように、パッキン材22Aに舌片28を設け、シャッター10を当接させる構成とする。
【0055】
上記構成において、シャッター10が閉鎖時には舌片28を有したパッキン材22Aにシャッター10が当接することとなり、容易に変形する舌片28により衝突音が緩和され、さらにパッキン材22Aにより衝突音が緩和されることとなり、衝突音がさらに緩和されるとともに密閉性が向上する。
【0056】
このように本発明の実施の形態2の換気装置によれば、パッキン材22Aに舌片28を設け、シャッター10を当接させる構成としたので、シャッター10の衝突音がパッキン材のみを設けた場合と比較して、さらに衝突音が緩和されるとともに、密閉性を向上することができる。
【0057】
(実施の形態3)
図6に示すように、ひさし2Aの内面に内向片を設けない状態のときには、ひさし2Aの内面とシャッター10Aの表面との間に3mm程度の隙間29を設けて構成する。
【0058】
上記構成において、ひさし2Aおよびシャッター10Aは室外に露出しているため、室外の空気中に含まれるほこりがシャッター10Aとひさし2A間の隙間29に付着し徐々に積ってシャッター10Aの開閉運動が困難となるが、隙間29を3mm程度に形成することにより、隙間29がほこりで閉鎖される度合が少なくなってシャッター10Aの開閉運動が阻害されることがなくなる。
【0059】
このように本発明の実施の形態3の換気装置によれば、ひさし2Aの内面とシャッター10Aの表面との間に略3mm程度の隙間29を形成したので、室外の空気中に含まれるほこりが付着してシャッター10Aの開閉運動に支障を生じることがなくなり、シャッター10Aをスムーズに開閉することができる。
【0060】
【発明の効果】
以上の実施の形態から明らかなように、本発明によれば筒状で室外側端部に斜め下方に向け開口する通風口を形成するように上部側に球面状に突出し設けられるひさしを有するフードと、このフードの通風口を開閉するシャッターと、このシャッターを開閉する開閉手段とを備え、前記シャッターの開放時に前記フードのひさしの内側に収納されるように、前記シャッターを球面状に形成したので、高層ビル等の高い建物に設置しても、風雨が室内に浸入したり、換気能力が低下するのを防止できる換気装置を提供することができる。
【0061】
また、フードの内部にシャッターの閉鎖時に、シャッターの内面側に向け縮少し突出する傾斜面を環状に形成した水受を設け、下方部の水受とフードとの間にドレン溜部を形成したので、フード内に浸入した雨水は水受で受け止められドレン溜部に集められることとなり排水性を向上することができる。
【0062】
また、シャッターを、開放時には一部重合するように複数に分割して形成したので、狭い部分に開放されたシャッターを収納することができるとともに、通風口を広く開口することができる。
【0063】
また、ひさしの室外側端部に、ひさしを伝って通風口に流入しようとする雨水の流入防止用の突出片を外方に向け突出させて設けたので、通風口への雨水の侵入を防止することができる。
【0064】
また、ひさしの室外側端部内面に設けられる内向片と、この内向片に重合する外向片を設けたシャッターとを備え、シャッターの閉鎖時に前記内向片と外向片を重合して密閉する構成としたので、フード内への雨水の浸入を防止することができる。
【0065】
また、一端に外向片を設け、他端に内向片を設けた第1のシャッターと、この第1のシャッターの内向片に重合する外向片を設けた第2のシャッターとによりシャッターを構成したので、複数に分割されたシャッター間の密閉度が高められシャッター間からの雨水の侵入を防止することができる。
【0066】
また、ドレン溜部に連通するドレンパイプをフードに設けたので、排水口のみを設けた場合と比較して風雨がフード内に侵入しにくくなる。
【0067】
また、ドレンパイプ内に含浸材を設けたので、風雨がフード内に侵入することを防止することができる。
【0068】
また、シャッターの閉鎖時に当接する部分にパッキン材を設けたので、シャッターの衝突音を緩和することができるとともに、密閉度を高めることができる。
【0069】
また、フードの内部にファンモータを設けたので、換気能力を高めることができる。
【0070】
また、パッキン材に舌片を設けシャッターを当接させる構成としたので、シャッターの衝突音の緩和効果をさらに高めることができる。
【0071】
また、ひさしの内面とシャッターの表面との間に略3mm程度の隙間を形成したので、室外の空気中に含まれるほこりが付着してもシャッターの開閉運動がさまたげられない効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の換気装置を窓に取り付けた状態を示す断面図
【図2】同換気装置のシャッターの開閉手段を示す断面図
【図3】同換気装置の他の例を示す断面図
【図4】同換気装置を壁部に取り付けた他の例を示す断面図
【図5】本発明の実施の形態2の換気装置の構成を示す断面図
【図6】本発明の実施の形態3の換気装置の構成を示す断面図
【符号の説明】
1 通風口
2 ひさし
2A ひさし
4 フード
7 取付手段
8 突出片
9 内向片
10 シャッター
10A シャッター
11 外向片
12 第1のシャッター
13 第2のシャッター
16 開閉手段
17 傾斜面
18 水受
19 ドレン溜部
20 ドレンパイプ
21 含浸材
22 パッキン材
22A パッキン材
23 ファンモータ
28 舌片
29 隙間

Claims (12)

  1. 室内側に窓または壁部等に設ける開口に挿入させ取り付けられる筒状で、室外側端部に斜め下方に向け開口する通風口を形成するように上部側に球面状に突出して設けられるひさしを有するフードと、このフードの通風口を開閉するシャッターと、このシャッターを開閉する開閉手段とを備え、前記シャッターの開放時に前記フードのひさしの内側に収納されるように前記シャッターを球面状に形成した換気装置。
  2. フードの内部に、シャッターの閉鎖時に、シャッターの内面側に向け縮小し突出する傾斜面を有し略環状に形成する水受を設け、下方部の水受とフードとの間にドレン溜部を形成した請求項1記載の換気装置。
  3. シャッターを、開放時には一部重合するように複数に分割して形成した請求項1記載の換気装置。
  4. ひさしの室外側端部に突出片を外方に向けて設けた請求項1記載の換気装置。
  5. ひさしの室外側端部内面に設けられる内向片と、この内向片に重合する外向片を設けたシャッターとを備え、前記シャッターの閉鎖時に前記内向片と外向片を重合させる構成とした請求項1記載の換気装置。
  6. 一端に外向片を設け、他端に内向片を設けた第1のシャッターと、この第1のシャッターの内向片に重合する外向片を設けた第2のシャッターとによりシャッターを構成した請求項1記載の換気装置。
  7. ドレン溜部に連通するドレンパイプをフードに設けた請求項2記載の換気装置。
  8. ドレンパイプ内に含浸材を設けた請求項7記載の換気装置。
  9. シャッターの閉鎖時にフードに当接するシャッターの当接部分にパッキン材を設けた請求項1記載の換気装置。
  10. フードの内部にファンモータを設けた請求項1記載の換気装置。
  11. パッキン材のシャッター当接部分に舌部を形成した請求項9記載の換気装置。
  12. ひさしの内面とシャッターの表面との間に略3mm程度の隙間を形成した請求項1記載の換気装置。
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