JP4305248B2 - 送風機 - Google Patents

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Description

本発明は、換気装置、送風機器などに用いられ、着脱自在なオリフィスを有する送風機に関するものである。
従来、この種の送風機としては、レンジフードファンにおいて、ベルマウスをケーシングにネジ止めするものが知られている。(例えば、特許文献1参照)。
以下、そのレンジフードファンについて図9を参照しながら説明する。説明の中のベルマウスは本発明のオリフィスと同様の用途を有するものである。
図に示すように、下方を開放したフード101の天板101a に多翼ファン106を抜き差しし得る通孔107を開設し、天板上面には多翼ファン106の駆動モータ103を備えたファンケーシング102を該駆動モータ103の回転軸を通孔107の中心に合致させて載置固定し、多翼ファン106を通孔107を通して駆動モータ103の回転軸に組み付け、天板101a内面には通孔107にベルマウス109を止めネジ108にて取り付けるとともに、そのベルマウス109の下方にフィルタ105を着脱自在に取り付けている。
特開平10−54595号公報
このような従来の送風機の構成では、羽根の掃除のための分解には、工具等が必要で簡単な操作では行なえず、また、ファンケーシングとベルマウスの接合面は1面のみ形成されているため、ファンケーシングのベルマウス周辺部に隙間が生じやすい構造となり、ファンケーシング内の気密が低下するという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するもので、羽根の着脱が可能な開口をファンケーシングに設けるために吸込口を形成するオリフィスを回動操作により着脱可能にして、ファンケーシング内部の掃除が容易にできるようにするとともに、オリフィスとファンケーシングの間の気密を保つことができる送風機を提供することを目的としている。
前記従来の技術を解決するために、本発明の送風機は、通風を行なう羽根と、この羽根を駆動するモーターと、前記羽根と前記モーターを内蔵するファンケーシングと、このファンケーシングの吸込口に着脱自在に固定されるオリフィスとを備えた送風機において、前記ファンケーシングと前記オリフィスはその接合面をそれぞれについて2面以上形成して着脱自在に構成されることを特徴としたものである。
また、本発明の送風機は、前記ファンケーシングの吸込口の内周縁部に第1の段差部を設け、前記第1の段差部に重なり合うように、前記オリフィスの裏面側に第2の段差部を設けて前記接合面を構成することを特徴としたものである。
また、本発明の送風機は、前記第1の段差部はファンケーシングの内周縁部をその外側よりも凹状に形成したことを特徴としたものである。
また、本発明の送風機は、前記オリフィスを回動させて前記ファンケーシングと着脱自在とすることを特徴としたものである。
また、本発明の送風機は、ファンケーシングとオリフィスを固定する爪部を前記ファンケーシングまたは前記オリフィスの一方に設け、前記ファンケーシングまたは前記オリフィスの前記爪部を設けない他方に前記爪部を挿入する切欠部をそれぞれ複数個設けて、前記オリフィスの前記爪部の上面とオリフィスの外周縁部の下面とで前記ファンケーシングの吸込口の内周縁部を挟み込んで前記オリフィスを前記ファンケーシングに固定し、または前記ファンケーシングの爪部の下面とファンケーシングの内周縁部の上面とでオリフィスの外周縁部を挟み込んで前記オリフィスを前記ファンケーシングに固定することを特徴としたものである。
また、本発明の送風機は、オリフィスの外周縁部に爪部を複数個設け、前記ファンケーシングの吸込口の内周縁部には前記爪部を挿入する切欠部を複数個設けて、前記オリフィスの爪部の上面と前記オリフィスの外周縁部の下面とで前記ファンケーシングの吸込口の内周縁部を挟み込んでオリフィスをファンケーシングに固定することを特徴としたものである。
また、本発明の送風機は、前記爪部の上面側に対向する位置でオリフィスの外周縁部に爪切欠部を設けたことを特徴としたものである。
また、本発明の送風機は、ファンケーシングの吸込口の内周縁部に設けた切欠部を、前記ファンケーシングの内周縁部に凹状に形成した前記第1の段差部の内径よりも内側に設けるとともに、オリフィスの外周縁部に形成した前記爪部を前記オリフィスの外径よりも内側に設けたことを特徴としたものである。
また、本発明の送風機は、ファンケーシングとオリフィスとの前記接合面へ複数個の凸部を前記ファンケーシングまたは前記オリフィスの一方に設け、前記ファンケーシングまたは前記オリフィスの凸部を設けない他方に前記凸部に係合する凹部もしくは穴を設けたことを特徴としたものである。
また、本発明の送風機は、オリフィスを回動するためのつまみを前記オリフィスに設け、前記つまみを設けた箇所の裏面側に凸部を設けたことを特徴としたものである。
また、本発明の送風機は、オリフィスの外周縁部に設けた爪部は前記オリフィスをファンケーシングに取り付ける際にその回動方向の先端の厚みが傾斜により薄くなる形状としたことを特徴としたものである。
また、本発明の送風機は、オリフィスの吸込面に前記オリフィスの内側が低くなる段差を設けたことを特徴としたものである。
また、本発明の送風機は、オリフィスの吸込面に設けた前記オリフィスの内側が低くなる段差にフィルターを設けたことを特徴としたものである。
また、本発明の送風機は、オリフィスの吸込面に設けた前記オリフィスの内側が低くなる段差にフィルターを設けた際、前記フィルターの吸込面側の外周縁部と前記オリフィスとが面一に形成されることを特徴としたものである。
また、本発明の送風機は、オリフィスに対するフィルターの向き、およびファンケーシングに対する前記オリフィスの向きを一義的に決めてそれぞれ固定することを特徴としたものである。
本発明の送風機によれば、ファンケーシング内の気密性を維持しつつオリフィスの着脱を行なうことができ、ファンケーシングに内蔵された羽根およびモーターの掃除、メンテナンスを容易に行なうことができる。
請求項1記載の送風機の発明は、通風を行なう羽根と、この羽根を駆動するモーターと、前記羽根と前記モーターを内蔵するファンケーシングと、前記ファンケーシングの吸込口に着脱自在に固定されるオリフィスとを備えた送風機において、前記ファンケーシングと前記オリフィスはその接合面をそれぞれについて2面以上形成して着脱自在に構成されるので、ファンケーシングとオリフィスを結合するときの隙間の発生を抑え、前記接合面が1面のときよりもさらに密着性を向上することによりファンケーシング内の気密を確保することができる。
請求項2記載の送風機の発明は、前記ファンケーシングの吸込口の内周縁部に第1の段差部を設け、前記第1の段差部に重なり合うように、前記オリフィスの裏面側に第2の段差部を設け、第1の段差部と第2の段差部で接合面を形成するように嵌合させることにより、オリフィスの放射状方向のがたつきを抑え、接合面の密着力も増すため、オリフィスをファンケーシングに確実に固定し、ファンケーシング内の気密をさらに保持することができる。
請求項3記載の送風機の発明は、前記第1の段差部をファンケーシングの内周縁部をその外側よりも凹形状としたので、オリフィスの吸込面がファンケーシングの吸込面側から突出するのを防止させることができ、ファンケーシングの吸込面に沿う流れを形成して、気流の抵抗を減少させることができる。
請求項4記載の送風機の発明は、前記オリフィスを回動させて前記ファンケーシングと着脱自在としているので、手でオリフィスを回動させるという簡単な操作で確実に着脱することができる。
請求項5記載の送風機の発明は、ファンケーシングとオリフィスを固定する爪部を前記ファンケーシングまたは前記オリフィスの一方に設け、前記ファンケーシングまたは前記オリフィスの前記爪部を設けない他方に前記爪部を挿入する切欠部をそれぞれ複数個設けて、前記オリフィスの前記爪部の上面とオリフィスの外周縁部の下面とで前記ファンケーシングの吸込口の内周縁部を挟み込んで前記オリフィスを前記ファンケーシングに固定し、または前記ファンケーシングの爪部の下面とファンケーシングの内周縁部の上面とでオリフィスの外周縁部を挟み込んでオリフィスをファンケーシングに固定するので、ファンケーシングまたはオリフィスを爪部で挟み込み、オリフィスの前後方向のがたつきを抑え、接合面を密着させるので、オリフィスの脱落を防止し、よりファンケーシング内の気密を確保することができる。
請求項6記載の送風機の発明は、オリフィスの外周縁部に爪部を複数個設け、前記ファンケーシングの吸込口の内周縁部には前記爪部を挿入する切欠部を複数個設けて、前記オリフィスの爪部の上面と前記オリフィスの外周縁部の下面とで前記ファンケーシングの吸込口の内周縁部を挟み込んでオリフィスをファンケーシングに固定することを特徴とするので、爪部がファンケーシング内側に挿入されるため、吸込面側のへ突出をなくすことができ、ファンケーシング吸込面に沿う流れを形成して、気流の抵抗を減少させることができる。
請求項7記載の送風機の発明は、前記爪部の上面側に対向する位置でオリフィスの外周縁部に爪切欠部を設けているので、オリフィスを射出成形する際にアンダーカットをなくすことができ、成形が容易にできるようになる。
請求項8記載の送風機の発明は、ファンケーシングの吸込口の内周縁部に設けた切欠部を、前記ファンケーシングの内周縁部に凹状に形成した前記第1の段差部の内径よりも内側に設けるとともに、オリフィスの外周縁部に形成した前記爪部を前記オリフィスの外径よりも内側に設けているので、前記爪部を前記切欠部に挿入しオリフィスを回動させると、オリフィスの外周縁部が前記切欠部に覆いかぶさって完全に塞ぐことができるので、さらにファンケーシング内の気密を確保することができる。
請求項9記載の送風機の発明は、ファンケーシングとオリフィスとの前記接合面へ複数個の凸部を前記ファンケーシングまたは前記オリフィスの一方に設け、前記ファンケーシングまたは前記オリフィスの凸部を設けない他方に前記凸部に係合する凹部もしくは穴を設けているので、オリフィスの前記爪部を前記切欠部に挿入すると、前記凸部が前記ファンケーシングの内周縁部の第1の段差部に当接し、前記オリフィスが弓状に変形し前記接合面を点接触にして、摩擦抵抗を減らすことができ、装着時には前記凸部と前記凹部もしくは穴が嵌合し、弓状の変形が元の形状に戻り、再び接合面を形成するので、回動を少ない力でスムーズに行なうことができ、前記凸部と凹部もしくは穴部の嵌合により正しい装着位置を確認することができる。
請求項10記載の送風機の発明は、オリフィスを回動するためのつまみを前記オリフィスに設け、前記つまみを設けた箇所の裏面側に凸部を設けているので、オリフィスを取り外すときはつまみを指で引張ってオリフィスのつまみの裏面に設けた凸部を凹部もしくは穴から容易に外してオリフィスを回転させることができるので、より確実に取り外しを行なうことができる。
請求項11記載の送風機の発明は、オリフィスの外周縁部に設けた爪部は前記オリフィスをファンケーシングに取り付ける際にその回動方向の先端の厚みが傾斜により薄くなる形状としているので、回動の最初の段階ではファンケーシングの内周縁部下面と前記爪部上面とで形成される空間が広く、ファンケーシングを挟み込みやすい形状となっており、回動とともにファンケーシングの内周縁部下面と前記爪部上面とで形成される空間が狭くなっていき、ファンケーシングを挟み込む力を増大させることができるので、より少ない力でオリフィスの回動を行なうことができるとともに、接合面を密着させることができるので、より気密を確保することができる。
請求項12記載の送風機の発明は、オリフィスの吸込面に前記オリフィスの内側が低くなる段差を設けているので、オリフィス裏面の段差に合わせて樹脂肉厚を均一にすることができ、樹脂成形時の熱収縮による変形を抑えることができるなど、成形の品質が安定する。
請求項13記載の送風機の発明は、オリフィスの吸込面に設けた前記オリフィスの内側が低くなる段差にフィルターを設けているので、送風機作動時のケーシング内への埃の侵入を防ぎ掃除の困難な羽根やモーターを含むケーシング内部への埃の付着を防ぐことができ、着脱の容易なフィルター部分の掃除だけですむため、掃除性が向上する。
請求項14記載の送風機の発明は、オリフィスの吸込面に設けた前記オリフィスの内側が低くなる段差にフィルターを設けた際、前記フィルターの吸込面側の外周縁部と前記オリフィスとが面一に形成されるので、ファンケーシングの吸込面側の突出を軽減させることができ、ファンケーシングの吸込面に沿うような風路の抵抗を減少させることができる。
請求項15記載の送風機の発明は、オリフィスに対するフィルターの向き、およびファンケーシングに対する前記オリフィスの向きを一義的に決めてそれぞれ固定するので、フィルターのメッシュ方向を単一方向にのみ取り付けできることで、性能の安定を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、換気扇に設けた送風機を例にして図1〜図8を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、壁19にパイプ20を埋設して形成される換気口21の屋内側に、羽根1を取り付けたモーター2と、羽根1およびモーター2を内蔵するファンケーシング3とで構成される送風機15を備えた換気扇本体22が取り付けられ、換気扇本体22の前面にはパネル23が設けられ、換気口21の屋外側にはフード24が取り付けられて換気扇を構成する。
屋内の空気は、前面パネル23の開口部より取り込まれ、図1の矢印に示すような気流が形成されて、ファンケーシング3に沿って吸込口14、羽根1、換気口21を順に通って屋外側のフード24から排出される。
また、前記送風機15において、ファンケーシング3の内周縁部をその外側よりも凹形状となるように第1の段差部16を設け、第1の段差部16に重なり合うような第2の段差部17を設けたオリフィス4は外周縁部にオリフィス4の外径より内側に爪部5を設けている。ファンケーシング3の内周縁部にはオリフィス4に設けた爪部5に対向する位置に、切欠部6を第1の段差部16の内径より内側に設け、また爪部5よりも大きくなる大きさで設けている。オリフィス4の第2の段差部17には凸部9を2箇所設け、それに対向するファンケーシング3の第1の段差部16には凹部8を凸部9と同じ数だけ設けている。
かかる構成によれば、図2および図3に示すように、オリフィス4に設けた爪部5を、ファンケーシング3の内周縁部に設けた切欠部6に矢印方向に挿入するし、円周に沿った矢印方向に回動させることで、オリフィス4はファンケーシング3に固定される。このとき、オリフィス4の第2の段差部17に設けた凸部9がファンケーシング3の第1の段差部16の面と当接してオリフィス4が弓状に変形することにより、点接触を形成し、回動時の摩擦抵抗を減らしスムーズな回動が得られ、さらにオリフィス4を回動させていくと凸部9がファンケーシング3の第1の段差部に設けられた凹部8に嵌合し、オリフィス4の弓状の変形が元の形状に戻り、オリフィス4は所定の角度でファンケーシング3に固定され、オリフィス4外周縁部で切欠部6を完全に塞ぐことができる。また、図1に示すように、爪部5の上面とオリフィス4の外周縁部下面とで、ファンケーシング3の内周縁部を挟み込み、接合面を3面形成して、ファンケーシング3の吸込面側への突出がないように着脱可能に固定されるので、ファンケーシング3内の気密の確保することができる。また、図1に示すようなファンケーシング3の吸込面に沿う流れを形成し気流の抵抗を低減させるので、ファンケーシング3からの風漏れをなくし、効率的な送風性能を得ることができる。このことにより、送風機の省電力化や低騒音化が図れるため、特に屋内で使用する送風機器や換気扇に有用である。
特に、図1に示すように、壁掛け型や天井埋込型等の換気扇であって、吸込口が室内側に近く、換気扇本体の前面に形成される構成の換気扇において、騒音が直接的に室内にいる使用者などに伝わるため、本発明の送風機をこのような換気扇に用いることは、騒音低減の効果は大きく有用である。また、24時間連続的に使用される常時換気型換気扇においては、本発明の空気漏れの防止効果により、騒音低減とともに、省電力化の効果が顕著である。
また、オリフィス4を着脱可能とすることで、ファンケーシング3の吸込面に羽根1の外形より大きな開口を形成することができ、羽根1の着脱が自在となるので、羽根1の掃除性が向上し、ファンケーシング3の内部の掃除性も向上する。特に屋内で使用する送風機器や換気扇では、綿ぼこりなど粒子の粗い埃が多いため、羽根1に付着した埃により送風性能が低下することがあるので、羽根1を取り外して掃除すれば、容易に本来の送風性能を取り戻すことが可能になる。
なお、本実施の形態において、凸部9および凹部8はそれぞれ2箇所設けたが、1箇所またはそれ以上設けても同様の効果を発揮する。
なお、本実施の形態において、オリフィス4の第2の段差部17に凸部9を設け、それに対向するファンケーシング3の第1の段差部16に凹部8を設けたが、オリフィス4の第2の段差部17に凹部を設け、それに対向するファンケーシング3の第1の段差部16に凸部を設けても同様の効果を発揮する。
なお、本実施の形態において、凹部8は穴形状としても同様の効果を発揮する。
また、図8に示すように、オリフィス4の外周縁部の爪部5および、ファンケーシング3の内周縁部の切欠部6を複数個設ける場合は等間隔でなく、ピッチを変えて設けることにより、ファンケーシング3に対するオリフィス4の取り付け方向を単一方向のみに一義的に決めて取り付けることができるようになる。
また、図4に示すように、オリフィス4裏面に設けた爪部5には回動方向(図中矢印方向)の先端の厚みが薄くなるように傾斜を設けているので、回動の最初の段階ではファンケーシング3の内周縁部下面と爪部5上面とで形成される空間が広く、ファンケーシング3を挟み込みやすい形状となっており、回動とともにファンケーシング3の内周縁部下面と爪部5上面とで形成される空間が狭くなっていき、ファンケーシング3を挟み込む力を増大させることができるので、より少ない力でオリフィスの回動を行なうことができるとともに、接合面を密着させることができる。
また、図2に示すように、オリフィス4の外周縁部には爪部5の上面側の対向する位置に爪切欠部7を設けることによりアンダーカットをなくして、オリフィス4の成形を容易にしている。
また、図5に示すように、オリフィス4の吸込面側には、裏面の第2の段差部に合わせてオリフィス4の内側が低くなるような第3の段差部18を設けており、樹脂肉厚を均一に成形して、樹脂成形時の熱収縮による変形を抑えることができ、成形の品質を向上させている。
また、図3に示すように、オリフィス4の吸込面側につまみ10を設けることにより、回動の操作性を向上させている。
また、凸部9はつまみ10を設けた箇所の裏面に設けるとオリフィス4を着脱する際につまみ10を手前側に引張ることにより、凸部9が凹部8から確実に外れる構成となる。
また、図5〜図7に示すように、オリフィス4の吸込面側に設けた前記オリフィスの内側が低くなるような第3の段差部18に嵌合するフィルター11を設けることによりファンケーシング内への埃の侵入を防ぐことができるので、ファンケーシング3に内蔵される羽根1、モーター2への埃の付着を防ぐことができる。特に屋内で使用する送風機器や換気扇では、綿ぼこりなど粒子の粗い埃が多いため、羽根1に埃が付着すると送風性能が低下し、また羽根1の形状が複雑なシロッコ型やターボ型では掃除が面倒であるが、フィルター11で埃を遮断するため、フィルター11のみ掃除をすれば容易に本来の送風性能を取り戻すことが可能になる。
また、フィルター11はオリフィス4をファンケーシング3から取り外すと、オリフィス4と一体となってファンケーシング3から外れるため、ファンケーシング3内部の掃除性、メンテナンス性が損なわれることはない。
また、フィルター11の外枠の内径はオリフィス4の内径よりも大きくすると、送風性能の低下は少なくすることができる。
また、図7および図8に示すように、フィルター11に複数個設けた固定爪12のうち、1つまたは複数個の固定爪12の形状を大きくするなど大きさを不揃いにし、オリフィス3に固定爪12に対向する位置に設けたフィルター11取り付け用の穴部13を固定爪12のおのおのの大きさに合わせて設けることで、フィルター11のオリフィス4に対する取り付け方向を単一方向のみに一義的に決めて取り付けることができるようになり、フィルター11の網目方向が着脱の度に変わらないので、風の流れに沿ったフィルターの網目方向を画一的に決めて取り付けることができるので、性能の安定を図ることが可能になる。
なお、本実施の形態では固定爪12の大きさを不揃いにしたが、オリフィス4と同様に、フィルター11に設けた固定爪12と、固定爪12に対する穴部13を複数個設ける場合は等間隔でなく、ピッチを変えて設けることによっても、フィルター11の取り付け方向を単一方向のみに取り付けることができるようになる。
なお、本実施例では壁掛型の換気扇を例に説明したが、同様の送風機15を有するものであれば、壁埋込型、天井埋込型、天井裏設置型などあらゆる換気扇において、同様の効果を発揮するものである。
なお、本実施の形態では換気扇に設けた送風機を例に説明したが、同様の送風機15を有するものであれば送風機器、空調機器等であっても、同様の効果を発揮するものである。
本発明にかかる送風機は、ファンケーシング内の気密性を維持しつつオリフィスの着脱を行なうことができ、ファンケーシングに内蔵された羽根およびモーターの掃除、メンテナンスを容易に行なうことが可能になるので、本発明は屋内からの排気や屋内への給気を行なうため建物の内部に設けられる換気装置、送風機器等の送風機として有用である。
本発明の実施の形態1における送風機を換気扇に用いたときの壁面取付状態を示す断面図 同送風機の構成を示す斜視図 同送風機のオリフィスの構成を示す斜視図 同送風機のオリフィスの構成を示す側面図 同送風機のオリフィスの構成を示す断面図 同送風機のオリフィスにフィルターを設けた構成を示す背面図 同送風機のオリフィスとこれに取り付けられるフィルターの構成を示す側断面図 同送風機のオリフィスの構成を示す背面図 従来の送風機のベルマウス取付構造を示す断面図
符号の説明
1 羽根
2 モーター
3 ファンケーシング
4 オリフィス
5 爪部
6 切欠部
7 爪切欠部
8 凹部
9 凸部
10 つまみ
11 フィルター
12 固定爪
13 穴部
14 吸込口
15 送風機
16 第1の段差部
17 第2の段差部
18 第3の段差部

Claims (15)

  1. 通風を行なう羽根と、この羽根を駆動するモーターと、前記羽根と前記モーターを内蔵するファンケーシングと、このファンケーシングの吸込口に着脱自在に固定されるオリフィスとを備えた送風機において、前記ファンケーシングと前記オリフィスはその接合面をそれぞれについて2面以上形成して着脱自在に構成されることを特徴とする送風機。
  2. 前記ファンケーシングの吸込口の内周縁部に第1の段差部を設け、前記第1の段差部に重なり合うように、前記オリフィスの裏面側に第2の段差部を設けて前記接合面を構成することを特徴とする請求項1記載の送風機。
  3. 前記第1の段差部はファンケーシングの内周縁部をその外側よりも凹状に形成したことを特徴とする請求項2記載の送風機。
  4. 前記オリフィスを回動させて前記ファンケーシングと着脱自在とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の送風機。
  5. ファンケーシングとオリフィスを固定する爪部を前記ファンケーシングまたは前記オリフィスの一方に設け、前記ファンケーシングまたは前記オリフィスの前記爪部を設けない他方に前記爪部を挿入する切欠部をそれぞれ複数個設けて、前記オリフィスの前記爪部の上面とオリフィスの外周縁部の下面とで前記ファンケーシングの吸込口の内周縁部を挟み込んで前記オリフィスを前記ファンケーシングに固定し、または前記ファンケーシングの爪部の下面とファンケーシングの内周縁部の上面とでオリフィスの外周縁部を挟み込んで前記オリフィスを前記ファンケーシングに固定することを特徴とする請求項4記載の送風機。
  6. オリフィスの外周縁部に爪部を複数個設け、前記ファンケーシングの吸込口の内周縁部には前記爪部を挿入する切欠部を複数個設けて、前記オリフィスの爪部の上面と前記オリフィスの外周縁部の下面とで前記ファンケーシングの吸込口の内周縁部を挟み込んでオリフィスをファンケーシングに固定することを特徴とする請求項4記載の送風機。
  7. 前記爪部の上面側に対向する位置でオリフィスの外周縁部に爪切欠部を設けたことを特徴とする請求項6記載の送風機。
  8. ファンケーシングの吸込口の内周縁部に設けた切欠部を、前記ファンケーシングの内周縁部に凹状に形成した前記第1の段差部の内径よりも内側に設けるとともに、オリフィスの外周縁部に形成した前記爪部を前記オリフィスの外径よりも内側に設けたことを特徴とする請求項7記載の送風機。
  9. ファンケーシングとオリフィスとの前記接合面へ複数個の凸部を前記ファンケーシングまたは前記オリフィスの一方に設け、前記ファンケーシングまたは前記オリフィスの凸部を設けない他方に前記凸部に係合する凹部もしくは穴を設けたことを特徴とする請求項4〜8のいずれかに記載の送風機。
  10. オリフィスを回動するためのつまみを前記オリフィスに設け、前記つまみを設けた箇所の裏面側に凸部を設けたことを特徴とする請求項4〜9のいずれかに記載の送風機。
  11. オリフィスの外周縁部に設けた爪部は前記オリフィスをファンケーシングに取り付ける際にその回動方向の先端の厚みが傾斜により薄くなる形状としたことを特徴とする請求項4〜10のいずれかに記載の送風機。
  12. オリフィスの吸込面に前記オリフィスの内側が低くなる段差を設けたことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の送風機。
  13. オリフィスの吸込面に設けた前記オリフィスの内側が低くなる段差にフィルターを設けたことを特徴とする請求項12記載の送風機。
  14. オリフィスの吸込面に設けた前記オリフィスの内側が低くなる段差にフィルターを設けた際、前記フィルターの吸込面側の外周縁部と前記オリフィスとが面一に形成されることを特徴とする請求項13記載の送風機。
  15. オリフィスに対するフィルターの向き、及びファンケーシングに対する前記オリフィスの向きを一義的に決めてそれぞれ固定することを特徴とする請求項13または14記載の送風機。
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