JP5063674B2 - 換気装置 - Google Patents

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本発明は、換気扇、送風機、空気調和機などの換気装置に関し、特にボディ内部に風路を形成するファンケーシングを装備した換気装置に関するものである。
換気扇、送風機、空気調和機などの換気装置において、風路を形成するファンケーシング、風路に空気を流通させるファン、ファンを駆動するモータ、及びこれらを収納するボディを備えたものにおいては、ボディとファンケーシングの接続部からの風漏れは製品の基本性能である送風性能や騒音、消費電力を悪化させることとなるため気密を取る必要がある。従来、その気密をとるために、ボディとファンケーシングの接続部に隙間埋め部品を貼り付けていた。
一方で、ボディ(本体ケース)とケーシングの位置合わせに関しては、例えば特許文献1に開示されたもののように、本体ケースに凸部を設け、その凸部を利用しケーシングの位置決めをし組立性を向上させたものが周知である。
特開2004−340556号公報
しかしながら、上記従来のボディとファンケーシングの接続部に隙間埋め部品を貼り付ける方法においては、隙間を良好に埋めるためには、ボディとファンケーシングの寸法バラツキを吸収する伸縮性のよいクッション材を使用する必要があり、同時にファンケーシングの組み付け時にはボディの箱内側壁面と接触するためすべりの良い材料を使用する必要があった。しかし、作業に熟練した者でないと、すべりの良い材料を使用してもファンケーシング挿入時にはがれるといった問題点もあった。そのため、クッションの材料費、貼り付け作業費だけでなく、はがれた場合には、やり直す手間がかかるといった問題点もあった。
また、設置される環境によっては、クッション材の経年劣化により、モータを交換する際にクッション材がボディと密着しはがれにくく、モータ交換に時間を要すといった問題点やクッション材が劣化しクッション性を失ってしまったためにクッション材を張り替えるといった作業が発生することもあった。
さらに、材料のリサイクルに関して言えば、クッション材を貼り付けていたのでは、そのまま材料としてリサイクルすることはできずクッション材を剥がすにも手間がかかるという問題点があった。
一方、特許文献1に開示されたボディ(本体ケース)とケーシングの位置合わせに関しては、位置合わせは実現できるが、特に本体ケースとケーシングとの気密が良好となるものではなく、仮に特許文献1の構造において、所定の気密を得るためには、例えば本体ケースとケーシングとの接続部接触面を高い平面度にするか、或いは本体ケースとケーシングの接続部の周囲に十分に広い接触面を必要とする。その平面度を得るためには余分にコストがかかり、また、製品寸法制約上広い接触面を得ることが出来ない場合があり、改善が望まれていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、隙間埋め部品を貼着する必要がなく、隙間埋めの部品代、貼り付けコスト、組み付け時に剥がれた際にはその修正のためにかかっていたコストを下げることができる換気装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の換気装置は、風路を形成するファンケーシング、風路に空気を流通させるファン、ファンを駆動するモータ、及びこれらを収納するボディを備え、ファンケーシングは、第1の方向に移動するようにスライドしてボディへ収納されるとともに側面に風路と連通するファンケーシング排気口を開口し、ボディは、ファンケーシング排気口に重なる側面にボディ排気口を開口している換気装置において、ファンケーシング排気口とボディ排気口の三方を囲み両排気口間の位置決めと気密接続とを行う概略コ字形位置決め気密構造を備え、位置決め気密構造は、ファンケーシング及びボディのいずれか一方に一体に形成され、ファンケーシング排気口及びボディ排気口のいずれかのスライド方向に平行な相互に対向する2側部を囲みスライド方向に延びる案内溝と、他方に一体に立設され、案内溝に気密を保ってスライド可能に嵌り合うスライド壁と、ファンケーシング及びボディのいずれか一方の案内溝のスライド方向後方側端部間或いはスライド壁のスライド方向後方側端部間に一体に形成され、縁部をスライド方向に張り出す位置決め用凸部と、他方に一体に形成され、位置決め用凸部に気密を保って嵌り合うとともに、ファンケーシング排気口とボディ排気口とのスライド方向の位置決めを行う位置決め用凹部と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、位置決め気密構造は、一体に形成され排気口の相互に対向する2側部を囲みスライド方向に延びる案内溝と、同じく一体に立設され、この案内溝に気密を保ってスライド可能に嵌り合うスライド壁と、このスライド構造のスライド方向後方側端部間に一体に形成され、縁部をスライド方向に張り出す位置決め用凸部と、他方に一体に形成され、位置決め用凸部に気密を保って嵌り合うとともに、ファンケーシング排気口とボディ排気口とのスライド方向の位置決めを行う位置決め用凹部とを含む。そのため、別部材として用意する隙間埋め部品(クッション材)を貼着する必要がなく、隙間埋めの部品代、貼り付けコスト、組み付け時に剥がれた際にはその修正のためにかかっていたコストを下げることができる換気装置を提供することができるという効果を奏する。また、クッション材が劣化しボディに張り付いてしまうようなこともなく、また、クッション性を失ったクッション材の交換も発生せず、クッション材を貼り付けないためボディ及びファンケーシングを単一材料で形成することができるようになり、材料としてのリサイクルを容易にすることができるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかる換気扇の実施の形態1であるダクト用換気扇の縦断面である。 図2は、ダクト用換気扇組み立て工程のボディにファンケーシングを挿入する様子を示す斜視図である。 図3は、ボディ排気口をボディ内側から見た様子を示す、図1のA−A線に沿うボディの矢視断面図である。 図4は、ファンケーシング排気口を外側から見た様子を示す、図2の矢印D方向から見た側面図である。 図5は、気密用リブが嵌り合う様子を示す図3のEに相当する部分の拡大図である。 図6は、ボディに設けられた位置決め用凸部に、ファンケーシングに設けられた位置決め凹部が係合する様子を示す図1のB部分の拡大図である。 図7は、気密用リブ間に形成されるラビリンス構造を説明する、図5のF−F線に沿うボディの矢視断面図である。
以下に、本発明にかかる換気装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態
図1は、本発明にかかる換気扇の実施の形態であるダクト用換気扇の縦断面である。図2は、ダクト用換気扇組み立て工程のボディにファンケーシングを挿入する様子を示す斜視図である。図3は、ボディ排気口をボディ内側から見た様子を示す、図1のA−A線に沿うボディの矢視断面図である。図4は、ファンケーシング排気口を外側から見た様子を示す、図2の矢印D方向から見た側面図である。図5は、気密用リブが嵌り合う様子を示す図3のEに相当する部分の拡大図である。図6は、ボディに設けられた位置決め用凸部に、ファンケーシングに設けられた位置決め凹部が係合する様子を示す図1のB部分の拡大図である。図7は、気密用リブ間に形成されるラビリンス構造を説明する、図5のF−F線に沿うボディの矢視断面図である。
ダクト用換気扇(以降、換気扇)100は、化粧グリル31を介して室内に臨む吸入口11からダクト13方向に向かう風路を形成するファンケーシング22と、ファンケーシング22内に設けられて風路に換気する空気を流通させる換気駆動体である多翼遠心送風機15と、これらファンケーシング22および多翼遠心送風機15を収納するボディ21とを含んで構成されている。多翼遠心送風機15は、モータ16と、このモータ16の駆動軸に差込結合された多翼遠心ファン17とから構成されている。
さらに換気扇100は、ボディ21の側面から直角方向に延び吐出口12をダクト13に連通する位置まで延長する段付きのダクト接続枠23を有する。ダクト接続枠23内には、電動又は風圧にて開閉するシャッター24が設けられている。ダクト13は、屋外まで延びている。
ボディ21は、概略直方体の箱型を成し一面が開放されて箱開口21Hが形成されている。箱開口21Hと逆側の面にモータ16配設用の穴が設けられモータ16が固定されている。箱開口21Hの周囲には、換気扇100を天井等に固定するためのフランジ42を有している。そして、1つの側面にボディ排気口21dを開口している。ファンケーシング22は、図2に示すように、箱開口21Hから第1の方向(多翼遠心送風機15の軸線に沿って多翼遠心送風機15の後部を向く方向)Cにスライドしてボディ21に組み込まれる。そして、組み込みが完了したときにボディ排気口21dと重なる側面にファンケーシング排気口22dを開口している。吸入口11から吸い込まれた室内の空気は、ファンケーシング22を通過した後、ボディ排気口21d及びファンケーシング排気口22dを通って換気扇100を出て、段付きのダクト接続枠23を介してダクト13に至る。
ボディ排気口21dとファンケーシング排気口22dは、概略同じ大きさの矩形の開口として形成されている。図3に示すように、ボディ21のボディ排気口21dを開口する側面の内部側壁面(ボディ排気口形成面21A)においては、ボディ排気口21dのスライド方向に平行な対向する2辺の開口縁部に、それぞれスライド方向に延びる囲繞リブ(溝形成リブ)21eが立設されている。さらに囲繞リブ21eの外側には、それぞれ囲繞リブ21eと概略平行に延びるボディ気密用リブ(溝形成リブ)21a,21bが立設されている。また、ボディ排気口21dのモータ取り付け面と反対側の開口縁部には、2本の囲繞リブ21eの端部間に、囲繞リブ21eに連続するようにして位置決め用凸部21cが延設されている。
ファンケーシング22は、主に多翼遠心送風機15を収納するとともに多翼遠心送風機15の固定部と反対側が開放されて吸入口11が形成されている。ファンケーシング22のファンケーシング排気口22dを開口する側面の外側壁面(ファンケーシング排気口形成面22A)においては、ファンケーシング排気口22dのスライド方向に平行な対向する2辺の開口縁部に、それぞれスライド方向に延びるファンケーシング気密用リブ(挿入リブ)22a,22bが立設されている。また、ファンケーシング排気口22dのモータ取り付け面と反対側の開口縁部のファンケーシング気密用リブ22a,22bの端部間に、位置決め用凹部22cが延設されている。
ボディ21に設けられたボディ気密用リブ21a,21bと囲繞リブ21eは、ボディ21のボディ排気口形成面21Aのボディ排気口21dのスライド方向に平行な対向する両側部に案内溝21Bを形成する。つまり、囲繞リブ21eとボディ気密用リブ21a、及び囲繞リブ21eとボディ気密用リブ21bは、それぞれ、案内溝21Bを形成する一対の溝形成リブを構成している。一方、ファンケーシング22に設けられたファンケーシング気密用リブ22a,22bは、案内溝21Bに気密を保ってスライド可能に嵌り合うスライド壁を構成している。
図3及び図5に示すように、ボディ気密用リブ21a,21bは、細長の楔形を成し、モータ取り付け面側で幅が大きく箱開口21H側で幅が小さくなるような勾配を両側面に有している。囲繞リブ21eは、幅が均一な平板状を成すが 、箱開口21H側でボディ気密用リブ21a,21bとの間隔を広げるようにボディ気密用リブ21a,21bの側面と同じ傾きで傾斜して形成されている。
ボディ21は、樹脂を材料としてモールド成型によって作製される。そのため、各部には、モールド成型の抜き勾配が施されている。ボディ21のボディ排気口形成面21Aを含む内側壁面は箱開口21H側で広くなるような1°の勾配を持つ斜面となっている。
上記ボディ気密用リブ21a,21bの両側部に形成された勾配は、この抜き勾配を兼ねて設けられたものであり、具体的には、モータ取り付け面側の幅が大きい側で、約3.5mm〜4.0mmの幅であり、箱開口21H側の幅が小さい側で、約1.5mm〜2.0mmの幅であり、両側面の勾配は0.5°である。
図4に示すように、ファンケーシング気密用リブ22a,22bは、細長の楔形を成し、モータ取り付け面側で幅が小さく箱開口21H側で幅が大きくなるような勾配を両側面に有している。ファンケーシング22のファンケーシング気密用リブ22a,22bが立設されたファンケーシング排気口形成面22Aは、ボディ排気口形成面21Aと同じ1°の勾配を持つ斜面となっている。ファンケーシング気密用リブ22a,22bの両側部に形成された勾配は、モータ取り付け面側の幅が小さい側で、約1.5mm〜2.0mmの幅であり、箱開口21H側の幅が大きい側で、約3.5mm〜4.0mmの幅であり、両側面の勾配は0.5°である。つまり、ボディ気密用リブ21a,21bとファンケーシング気密用リブ22a,22bは、スライド方向に互いに逆向きとなる同形状である。
図5及び図7に示すように、ボディ21とファンケーシング22の組立時には、案内溝21Bを形成する囲繞リブ21eとボディ気密用リブ21a、及び囲繞リブ21eとボディ気密用リブ21bは、それぞれ、ファンケーシング22に設けられたファンケーシング気密用リブ22a,22bと噛み合う。図7に示すように、囲繞リブ21e、ファンケーシング気密用リブ22b、及びボディ気密用リブ21bは、相互間に形成される隙間を、微少な厚さで且つ断面ジグザグ形状のものとする。図7は、ファンケーシング22の挿入開始時のものであり、ボディ21とファンケーシング22の組立完了時には、各リブの側面及び上面は、相互に密着するか或いは微少な間隙を持って近接する。この構造により、例えば図7に点線にて示す空気の流れのような排気口接続部を内から外へ、或いは逆に外から内へ移動する空気は遮断される。各面がいずれも密着しない場合でも隙間が微少で且つ断面ジグザグ形状であるので、空気は実質的に遮断される。このように、上記噛み合う複数のリブは、相互間の空気の流れを実質的に遮断するラビリンス構造を形成する。
なお、上述のボディ21のボディ気密用リブ21a,21bと、ファンケーシング22のファンケーシング気密用リブ22a,22bの勾配は、逆向きで同一にする必要があるが、その勾配の大小、及び相互のリブの幅は、必ずしも上述の範囲に収まらなくてもよく、使用する材料に合った幅とすることができる。
また、本実施の形態においては、案内溝21Bは、一対の溝形成リブ(ボディ気密用リブ21a,21bと囲繞リブ21e)間に形成されているが、ボディ21の肉厚が十分に厚い場合には、ボディ排気口形成面21Aに直接凹設されてもよい。さらに、本実施の形態の一対の溝形成リブは、ボディ21に形成されているが、ファンケーシング22に形成されてもよい。同様にして、本実施の形態のスライド壁を構成する挿入リブ(ファンケーシング気密用リブ22a,22b)は、ファンケーシング22に形成されているが、ボディ21に形成されてもよい。
上記のように、ボディ排気口21dのモータ取り付け面と反対側の開口縁部には、2本の囲繞リブ21eの端部間に、囲繞リブ21eに連続するようにして位置決め用凸部21cが延設されている(図3)。また、ファンケーシング排気口22dのモータ取り付け面と反対側の開口縁部のファンケーシング気密用リブ22a,22bの端部間に、位置決め用凹部22cが延設されている(図4)。そして、図6に示されるように、ボディ21に設けられた位置決め用凸部21cは、全長にわたってボディ排気口21d側に縁部を張り出すようにして形成された断面L字状の形状を成す。一方、ファンケーシング22に設けられた位置決め用凹部22cは、全長にわたってファンケーシング排気口22d側に開口部を向ける断面コ字状の形状を成す。位置決め用凸部21cと位置決め用凹部22cは、気密を保って嵌り合う。ファンケーシング22が、箱開口21Hから第1の方向Cにスライドしてボディ21に組み込まれるさい、位置決め用凸部21cは、位置決め用凹部22cと係合することにより、ファンケーシング22の移動を押し止めてボディ21とファンケーシング22の位置決めを行う。
なお、本実施の形態においては、ボディ21に位置決め用凸部21cが設けられ、ファンケーシング22に位置決め用凹部22cが設けられているが、逆にボディ21に位置決め用凹部22cが設けられ、ファンケーシング22に位置決め用凸部21cが設けられてもよい。
このような構成の換気扇100によれば、ボディ21とファンケーシング22は、組立時には、ボディ21にファンケーシング22をスライド挿入する挿入開始時には、幅が大きくなっている案内溝21Bに、幅の小さいファンケーシング気密用リブ22a,22bを嵌め合わせるので、挿入が容易である。
さらに挿入することにより、ボディ21の位置決め用凸部21cとファンケーシング22の位置決め用凹部22cとが嵌り合う。これによりボディ21とファンケーシング22の位置が決まり、ボディ排気口21dとファンケーシング排気口22dの位置が一致する。そして、このとき、ボディ気密用リブ21a,21bとファンケーシング気密用リブ22a,22bとは、両者間の空気の流れを実質的に遮断するラビリンス構造を形成する。そのため、組み立て作業性が良く、コストの低い安定した気密構造を得ることができる。そして、上記ラビリンス構造が構成されるので、気密を得るために広いスペースを必要としたり、ボディ排気口21d周囲の壁面やファンケーシング排気口22d周囲の壁面の平面度を高精度としたりすることなく、容易に気密を得ることができる。
また、本実施の形態のボディ21とファンケーシング22の気密に関わる上記構造は、従来のようなクッション材を用いないため、例えばモータ16が寿命を迎え、モータ16の交換が必要となった際にもファンケーシング22に貼られたクッション材が劣化しボディ21に張り付いてしまうようなこともなく、また、クッション性を失ったために張り替えるといった作業も発生することがなく、モータ交換が容易になり、しかもモータ16の交換後にも安定した気密を得ることができる。
さらに、ファンケーシング22は、クッション材を貼り付けないため単一材料で形成することができるようになり、材料としてのリサイクルを容易にすることができる。
なお、上記実施の形態は、換気扇、特にダクト用換気扇を例として説明しているが、換気扇に限らず、送風機や空気調和機といったものも含む換気装置にも利用できることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる換気装置は、風路を形成するファンケーシング、風路に空気を流通させるファン、及びファンを駆動するモータを収納するボディを備え、ファンケーシングとボディに相互に重なる排気口を有する換気装置に適用して、有用なものである。
11 吸入口
12 吐出口
13 ダクト
15 多翼遠心送風機
16 モータ
17 多翼遠心ファン(ファン)
21 ボディ
21a,21b ボディ気密用リブ(溝形成リブ)
21c 位置決め用凸部
21d ボディ排気口
21e 囲繞リブ(溝形成リブ)
21A ボディ排気口形成面
21B 案内溝
21H 箱開口
22 ファンケーシング
22a,22b ファンケーシング気密用リブ(挿入リブ、スライド壁)
22c 位置決め用凹部
22d ファンケーシング排気口
22A ファンケーシング排気口形成面
23 ダクト接続枠
24 シャッター
31 化粧グリル
42 フランジ
100 ダクト用換気扇(換気扇)

Claims (6)

  1. 風路を形成するファンケーシング、前記風路に空気を流通させるファン、前記ファンを駆動するモータ、及びこれらを収納するボディを備え、
    前記ファンケーシングは、第1の方向に移動するようにスライドして前記ボディ収納されるとともに側面に前記風路と連通するファンケーシング排気口を開口し、前記ボディは、前記ファンケーシング排気口に重なる側面にボディ排気口を開口しており、
    前記ファンケーシング排気口とボディ排気口の三方を囲み両排気口間の位置決めと気密接続とを行う概略コ字形位置決め気密構造を備え、
    前記位置決め気密構造は、
    前記ファンケーシング及び前記ボディのいずれか一方に一体に形成され、前記ファンケーシング排気口及びボディ排気口のいずれかのスライド方向に平行な相互に対向する2側部を囲みスライド方向に延びる案内溝と、他方に一体に立設され、前記案内溝に気密を保ってスライド可能に嵌り合うスライド壁と、
    前記ファンケーシング及び前記ボディのいずれか一方の前記案内溝のスライド方向後方側端部間或いは前記スライド壁のスライド方向後方側端部間に一体に形成され、縁部をスライド方向に張り出す位置決め用凸部と、他方に一体に形成され、前記位置決め用凸部に気密を保って嵌り合うとともに、前記ファンケーシング排気口と前記ボディ排気口とのスライド方向の位置決めを行う位置決め用凹部と、を含む
    ことを特徴とする換気装置。
  2. 前記ファンケーシング排気口及びボディ排気口のいずれかの二方を囲む前記案内溝は、それぞれ前記ファンケーシング或いは前記ボディの排気口形成面に立設された一対の溝形成リブ間に形成される溝であり、
    前記スライド壁は、前記ファンケーシング或いは前記ボディの排気口形成面の前記一対の溝形成リブに対応する位置に立設された挿入リブである
    ことを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
  3. 前記一対の溝形成リブは、第1の方向に徐々に間隔を狭くするように相互に傾いて形成され、
    前記挿入リブは、前記一対の溝形成リブ間の傾きと同じ傾きにて第1の方向に徐々に幅を狭くする形状をなす
    ことを特徴とする請求項2に記載の換気装置。
  4. 前記溝形成リブの勾配と前記挿入リブの勾配は、第1の方向に互いに逆向きで同一の勾配である
    ことを特徴とする請求項3に記載の換気装置。
  5. 前記ファンケーシング及び前記ボディは、それぞれ樹脂のモールド成型によって作製され、前記溝形成リブの傾き、及び前記挿入リブの傾きは、モールド成型の抜き勾配に等しい
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の換気装置。
  6. 前記溝形成リブと前記挿入リブは、両者間に形成される隙間を微少な厚さで且つ断面ジグザグ形状として、両者間の空気の流れを実質的に遮断するラビリンス構造を形成する
    ことを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の換気装置。
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