JP4391168B2 - 換気扇 - Google Patents

換気扇 Download PDF

Info

Publication number
JP4391168B2
JP4391168B2 JP2003312564A JP2003312564A JP4391168B2 JP 4391168 B2 JP4391168 B2 JP 4391168B2 JP 2003312564 A JP2003312564 A JP 2003312564A JP 2003312564 A JP2003312564 A JP 2003312564A JP 4391168 B2 JP4391168 B2 JP 4391168B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ventilation fan
flange portion
wind tunnel
package
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003312564A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005083587A (ja
Inventor
比出晴 小野
義巳 岩村
仁 菊地
大輔 矢部
靖之 横手
安良 牧野
喜弘 加川
泰幸 ▲高▼相
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2003312564A priority Critical patent/JP4391168B2/ja
Publication of JP2005083587A publication Critical patent/JP2005083587A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4391168B2 publication Critical patent/JP4391168B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Description

室内外を連通させるパイプやダクトに取付けて、室内の空気を室外へ排気して換気を行ったり、室外の空気を室内に給気して換気を行う換気扇に関するものである。
高気密高断熱の住宅では、換気回数が不足し、ホルムアルデヒド等の有害物質の滞りやカビやダニの発生を招くという問題がある。こうした問題に対して常時換気する換気扇が有効であり、近年、24時間換気を実現する換気扇が開発されている。なお、この種の換気扇についての従来技術としては特許文献1や特許文献2に開示された技術がある。
特開平11−304215号公報 特開平09−96432号公報
従来の換気扇は、メンテナンスの後に電源スイッチを入れ忘れることを回避したり、結露の発生を防止する工夫が払われている。しかしながら、常時換気のため霧の発生したときや霧雨時にも運転しているため、特に給気による換気を行うものでは、ミスト状の水滴が空気とともに吸込まれ、フィルターに付着して結露水となってフィルターから滴下し、電気系統の充電部を濡らしたり、室内の壁面を濡らしたりするという問題点が有る。また、常時運転するにしては、騒音・消費電力とも高いと言った問題点もある。
本発明は、上記した問題点を解決するためになされたものであり、その課題とするところは、ミスト状の水滴を吸込んでも、電気系統の充電部を濡らしたり、室内の壁面を濡らしたりすることのない換気扇を得ることであり、電気部品を組立て易く、水等から保護できる機能を持った換気扇を得ることであり、騒音や消費電力の低い換気扇を得ることである。
上記課題を解決するために本発明は、室内外を連通させるパイプやダクトに挿入して装着する円筒状の風洞と、この風洞内で羽根車が回転し換気流を形成する送風機を備えた本体、この本体の前記風洞の室内側開口部の外周に連設され、平面部を有する半径方向に張出したフランジ部、このフランジ部の端縁に形成され、室内側の壁面に端面が当接される背面側へ突出した立上り部を備え、前記風洞と前記フランジ部と前記立上り部で、前記フランジ部背面に上部から下部に渡って連続した形態の収納部を画成し、この収納部の上部から下部に渡ってパッケージが収め込まれ、前記パッケージの上部側に速結端子を下部側に電源スイッチを収め込む手段を採用する。
上記課題を解決するために他の発明は、室内外を連通させるパイプやダクトに挿入して装着する円筒状の風洞と、風洞内で羽根車が回転し室外側から室内側へ向かう換気流を形成する送風機を備えた本体、本体の風洞の室内側開口部の外周に連設され、平面部を有する半径方向に張出したフランジ部、フランジ部の外側を包み込む化粧グリルを備え、風洞の室内側の開口部に、開口部を囲むように室内側に突出するフィルター枠を設け、このフィルター枠の下部は、堤構造として、堤構造とフィルター枠内にフィルターを取外し可能に設ける手段を採用する。
本発明は、風洞とフランジ部と立上り部で、フランジ部背面に連続した形態の収納部を画成し、上部側に速結端子を下部側に電源スイッチを収め込んだパッケージを収納部に収め込んで構成するので、配線した電気部品を一括してパッケージの装着により簡単に組立てることができ、充電部を水や埃などから保護することができる。
また、他の発明では、風洞の室内側の開口部に、開口部を囲むように室内側に突出するフィルター枠を設け、このフィルター枠の下部は、堤構造として、堤構造とフィルター枠内にフィルターを取外し可能に設けているため、フィルターに付着したミスト状の水滴は、フィルター枠に進路を阻まれ、フィルターに沿って流下し、下部の堰に溜まることになる。堰に溜まった結露水は、フィルターに吸上げられ、送風により蒸発されるので、充電部を濡らしたり室内の壁面を濡らしたりしない。
室内外を連通させるパイプやダクトに室内側から挿入して装着する円筒状の風洞と、この風洞内でプロペラ式の羽根車が回転し室外側から室内側へ向かう換気流を形成する送風機を備えた本体を構成する。本体の風洞の室内側開口部の外周に、平面部を有する半径方向に張出したフランジ部を連設する。フランジ部の端縁には、室内側の壁面に端面が当接する背面側へ突出した立上り部を設ける。そして、風洞とフランジ部と立上り部で、フランジ部背面に連続した形態の収納部を画成する。この収納部に、上部側に速結端子を下部側に電源スイッチを収め込んだパッケージを収め込み、装着する。
フランジ部の風洞の室内側の開口部に、この開口部を囲むように室内側に突出するフィルター枠を設ける。このフィルター枠の下部は、上方のみ開放した堤構造として、この堤構造とフィルター枠内にフィルターを取外し可能に設ける。これにより、電気部品を一括してパッケージの装着により簡単に組立てることができ、充電部を水や埃などから保護することができる。そして、吸込み気流とともに吸込まれ、フィルターに付着したミスト状の水滴は、フィルター枠に進路を阻まれ、フィルターに沿って流下し、下部の堰に溜まることになる。堰に溜まった結露水は、フィルターに吸上げられ、送風により蒸発されるので、充電部を濡らしたり室内の壁面を濡らしたりしない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態の換気扇を示した断面図、図2は同じく正面視からの斜視図、図3は背面視からの斜視図、図4は分解斜視図、図5は回路構成図である。本実施の形態の換気扇は、室内外を連通させるパイプ1やダクトに室内側から挿入して装着する換気扇に関するものである。この換気扇は、パイプ1等に挿入する円筒状の風洞2を有する樹脂製の本体3と、プロペラ式の羽根車4とモータ5よりなる送風機とを主体として構成されている。本体3は、風洞2の前部の吸込口あるいは吹出口となる開口部の口縁部に半径方向に張出す略正方形のフランジ部6を備えている。フランジ部6には、半径方向に張出す平面部7の端縁に室内側の壁面に端面が当接する背面側へ突出した立上り部8が設けられている。フランジ部6の中央の開口部には、羽根車4の外径の50〜70%程度の内径を有するベルマウス9が着脱可能に取付けられている。風洞2の後端側には、モータ取付構造10が一体成形により構成されている。
モータ取付構造10は、周方向に間隔をおいて風洞2の中心線方向に沿って背後に延出する三本の脚部からなり、その三本の脚部は、いずれも風洞2の外周より内側にあり、そのうちの二本の外側に、半径方向への拡開弾力により本体3をパイプ1内やダクト内に保持するための反り付きの板バネ(図示しない)が装着されている。このモータ取付構造10にモータ5がその外殻11のフランジにおいて、回転軸が風洞の中心線上に突出すようにネジ締めされている。そして、このモータ5の風洞2内の中心線上に延出する回転軸に、羽根車4がベルマウス9に内包される形態に嵌め装着され、本体3の前面部を構成するフランジ部6には、フランジ部6を内包する状態に、着脱可能の化粧グリル12が装着されている。
本体3の円筒形の風洞2と略正方形のフランジ部6と、その立上り部8とで、フランジ部6背面に連続した形態の収納部13が画成されている。この収納部13に上二つと下一つの三つの角部を持ったアングル形状の容器として構成されたパッケージ14が着脱可能に嵌め装着されている。パッケージ14の上部二個の角部には、速結端子15と分圧用コンデンサ16等の電気部品が電気配線された状態で収められ、下部の一つの角部には電気配線された状態で電源スイッチ17が収められている。電源スイッチ17をこの位置に配置することにより、本体3下部に電源スイッチ17が呈出し、操作がし易くなるばかりでなく、メンテナンスや台風などで一時的に電源スイッチ17を切っても、そのままの状態になっていることに気付かずにいるようなことを回避できる。パッケージ14は、難燃樹脂によるフランジ部側と壁面側の二部品18,19の係脱可能な印籠結合等による嵌め合いの構成となっている。モータリード20との結合部分は、パッケージ14の上部側で行われ、速結端子15と外部電線との接続部分は、下部側の開放箇所において行われ、接続が済んだ状態で開放箇所がカバー21で被覆される。
電気系統は、図5に示すような回路構成である。モータ5の起動用コンデンサは、モータ内に内蔵され、モータパワーを変更する手段である補コイル巻線を有していないため、図5に示すようにリード線は二線となっている。このため、パワーを下げる小風量換気扇では、モータ5を羽根負荷とマッチングが良く、モータ効率も良い設計とし、運転回転数が50Hzと60Hzでほぼ同等で運転できるように回転子の二次抵抗を調整し、この最高のマッチング状態で直列に分圧用コンデンサ16を接続してパワー調整を行っている。
この換気扇は、常時換気を行うことを目的にしており、本体3下部に電源スイッチ17が設けられていて、手間の掛かる壁スイッチを取付ける電気配線工事を必要としない工夫が払われている。また、常時換気に使用するものであるため、排気運転ではさほど心配のないものの、給気運転では霧発生時や霧雨時等、ミスト状の水滴の吸込みによる水濡れに対する対策が講じられている。即ち、電気部品を水から保護するため、速結端子15のみならず電源スイッチ17や分圧用コンデンサ16等の電気部品を充電部を含め、全てパッケージ14に収めている。パッケージ14は、壁面側の部品19がフランジ部側の部品18にオーバーラップして嵌め合う印籠結合のため、水の侵入することは事実上ない。また、モータリード20についてもパッケージ14の上部から接続しているため、モータリード20を水が伝い流れることもない。万一、電気部品が発熱するようなことがあってもパッケージ14は、難燃樹脂でできているため心配はない。電気部品をパッケージ化することは、水対策以外に組立性を向上させる効果もある。
羽根車の外径の50〜70%程の内径のベルマウス9を設けてあるため、ベルマウス9が無い場合より、開放風量は低下するものの静圧は上昇する。即ち、軸流ファンは、大風量、低静圧であるため、非常に小風量にすると静圧が低下し、例えば外風耐力が低下したり、室内の静圧変化により換気風量が変化するといった不具合が生じる。一般的に、羽根車4の外径の70%ほどの内径を有するベルマウス9を設けると、開放風量を同一にした場合、静圧は2倍以上に上昇する。さらには、通常の軸流ファンにおいては、化粧グリル12のように実質的な開放部が正面になく周面にあり、気流に偏りが有る場合では、静圧は急激に低下し騒音も上昇することになるが、この換気扇ではこうしたことはなく、良好な換気が実現する。
実施の形態2.
図6〜図11によって示す本実施の形態は、主として給気による換気を行う換気扇に関するものである。その基本部分の構成は、実施の形態1で示したものと同じである。従って、実施の形態1と同じ部分については実施の形態1のものと同じ符号を用い、それらの説明は省略する。
この換気扇は、図6の断面図、図9の分解斜視図によって示されているように、モータ5と羽根車4の位置が実施の形態1の換気扇とは逆になっている。即ち、モータ5は室内側に位置し、羽根車4は室外側に位置している。そして、羽根車4の外径の50〜70%程度の内径を有する筒状のベルマウス9が羽根車4の吸込み外周面を覆う形に着脱可能に取付けられている。本体3には、そのフランジ部6の外側を包み込む化粧グリル12が着脱可能に取付けられている。フランジ部6の平面部7中央の室内側における開口部には、開口部を囲むように室内側に突出する四角形のフィルター枠22が一体に設けられている。このフィルター枠22の下部は、上方のみ開放した堤構造23となっていて、この堤構造23とフィルター枠22内に四角形のフィルター24が取外し可能に設けられている(図7参照)。
フィルター24は、高性能フィルターと呼ばれる静電処理された紙を波状に加工したものが使われている。フィルター24の厚みは13mm程度で、外周部分には不織布が貼付けられている。フィルター枠22の内側には、フィルター24の背面に当り、フィルター24と平面部7との間に間隔25を作るリブ26が形成され、フィルター枠22に嵌め込まれたフィルター24は、化粧グリル12の装着により、化粧グリル12の背面に設けた突起27とモータ5の外殻11の端面との間に挟まれ位置決めされる。モータリード20は、リブ26で作られた間隔25内に位置決めされて収められ、フィルター枠22の内面に沿って上部へ引きまわされ、フィルター枠22上部の切欠き溝からフィルター枠22の外に引き出され、リブ28により位置決めされて本体3の切欠きを通じて本体3背面に引き回されている。化粧グリル12の上面及び左右の面には、吹出開口部が開設され、吹出し方向を変えることができ、また、吹出開口部を全閉にもできるルーバー29が設けられている(図7,図8参照)。意匠面を構成する化粧グリル12の正面裏側には断熱材30が貼設されている。
この換気扇で給気による常時換気を行うことができる。霧発生時や霧雨時のように外気が高湿の場合、吸込み気流にミスト状の水滴が含まれることになる。吸込まれた水滴は、フィルター24を通過するものと、フィルター24に付着するものとに分かれる。フィルター24に付着する量が次第に多くなると、最後にはフィルター24は水で詰まり、外気の室内への給気は止まる。フィルター24に付着した結露水は、フイルター枠22によりフランジ部6の表面側への移動が阻まれ、フィルター枠22の下部の堤構造23に一時的に溜められる。フィルター24は、結露水で全閉状態となり水の補給がなくなるので堤構造23から結露水が溢れ出すことはない。霧の発生が止まると、フィルター24には高湿外気ではなく通常の外気が吹込まれ、一時間程度でフィルター24の表面に付着した結露水は乾く。堤構造23に溜まった結露水も、フィルター24に吸上げられ、通過する外気により数時間で乾燥される。このように、堤構造23を設けることにより、通常の霧発生時には、結露水を処理する手間もかからず、対応することができる。ただし、非常に長時間霧が発生するような時は、一時的に電源スイッチ17を操作して運転を止めれば良い。この場合、電源スイッチ17は、本体3の下部にあるため、容易に操作できるが、ルーバー29で吸込開口部を全閉にして高湿外気の給気をストップさせてもよい。
フィルター24とフランジ部6の平面部7との間に間隔25を設けると、フィルター24の全面に一様に外気が通過するためフィルター24の圧損が低下し、騒音が低下するばかりでなく、フィルター24が埃等により目詰まりした場合でも圧損の上昇は低く抑えることができる。この間隔25でモータリード20を処理しているため、モータ5の外殻11に結露した結露水が、モータリード20を伝わって本体3外に滴下することもない。そして、フルター枠22を本体3と一体に構成しているため、別体で構成した場合のように結合部分の断熱処理が不要であり、水漏れの恐れもない。
羽根車4の外径の50〜70%程の内径のベルマウス9を設けてあるため、ベルマウス9が無い場合より、開放風量は低下するものの静圧は上昇する。即ち、軸流ファンは、大風量、低静圧であるため、非常に小風量にすると回転数にばらつきが生じたり、静圧が低下したりする。そのような場合には内径の大きさを羽根車4の外径の50%まで小さくして、羽根負荷を調整することができる。そして、排気の場合に比べフィルター24の圧損が印加されても、あるいはフィルター24の目詰まり等で圧損が上昇しても、ベルマウス9が無い場合より静圧が上昇しているため、特性の悪化は少なく、十分な換気が行える。
給気運転において、例えば冬季、室内温度が20℃で、室外温度が−5℃程度である場合、室内空気と室外空気の境界部で結露が発生し易く、風路の境界部で室外の冷気と室内の暖気が混合し易い。しかしながら、本換気扇ではフィルター枠22部分での結露の恐れはなく、結露の心配があるのは化粧グリル12の意匠面である。意匠面での結露の発生を断熱材30の裏面への貼設によって防がれている。室外の冷気は、フィルター24を通過することで整流され、一様な流れになった状態で化粧グリル12の背面に当り、ルーバー29により上方と左右へ吹出される。このため化粧グリル12の背面の断熱材30は薄くても効果を発揮する。この断熱構造部分は、フィルター24との密着構造を必要としないので作業性の悪い柔らかな断熱材でなく、扱い易い腰のある固めの断熱材30を使うことができる。ルーバー29については表裏に室外の空気が一様に通過するため温度差はできにくく、結露することはない。
一般的に軸流式の送風機は、低静圧、大風量の仕様に適しており、軸流羽根に埃も付着し難い。小型の軸流式の送風機はコンデンサーラン誘導電動機と称されるモータにより駆動され、羽根負荷が低いためモータの同期速度付近で回転駆動されており、効率の高い点で運転されている。そして、非常に低騒音で消費電力も低く、モータの寿命も長いという特徴がある。しかし、周波数が50Hzと60Hzでは回転数は60Hzの場合いは50Hzより約20%高くなり、これにより運転騒音も5dB高くなる。即ち、運転回転数が50Hzと60Hzでほぼ同等で運転できるようにすれば、60Hzの運転騒音は、5dBも低下でき、羽根車4の低騒音化とともに低騒音化が図れることになる。
小風量の換気扇においてモータ5のパワーダウンを行うためには、非常に細い巻線を大量に巻き込む必要があることから、製造面において巻線の巻き込み限界があるため、モータ効率を犠牲にしてパワー調整している。即ち、回転子(ロータ)の二次抵抗を大きくしている。図10(a)は、回転子の二次抵抗を大きくしてモータ効率を犠牲にしてパワー調整した場合の負荷特性を示したものである。羽根負荷曲線とトルク曲線の交点において回転駆動されるため、50Hzと60Hzの運転回転数は、上述のように60Hzの場合いは50Hzより約20%高くなっている。これに対し、図10(b)は、回転子の二次抵抗を小さくして効率の良い状態で分圧用コンデンサ16によりパワー調整した場合の負荷特性を示したものである。50Hzのトルク曲線は、ある回転数を境に60Hzのトルク曲線より上まわっている。50Hzと60Hzの運転回転数は、図10(a)の場合より小さくなっており、また最大トルクも小さくなる。
モータ5の起動用コンデンサは、モータ5内に内蔵され、モータパワーを変更する手段である補コイル巻線を有していないため、図11に示すようにリード線は二線となっている。このため、パワーを下げる小風量換気扇では、モータ5を羽根負荷とマッチングが良く、モータ効率も良い設計とし、運転回転数が50Hzと60Hzでほぼ同等で運転できるように回転子の二次抵抗を調整し、この最高のマッチング状態で直列に分圧用コンデンサ16を接続してパワー調整を行っている。速結端子15は、二部品構成となっていて、二極間を離して設置され、万一水が侵入したばあいにも万全を帰して電源の異極間が離されている。また、強弱切換えの可能な換気扇では図11の(b)のように電源スイッチ17に直列に切換スイッチ31を挿入している。これにより、60Hzの運転騒音は大幅に低減し、また消費電力も低くなる。
換気扇の断面図である。(実施の形態1) 換気扇の正面視での斜視図である。(実施の形態1) 換気扇の背面視での斜視図である。(実施の形態1) 換気扇の分解斜視図である。(実施の形態1) 換気扇の電気系統の回路構成図である。(実施の形態1) 換気扇の断面図である。(実施の形態2) 換気扇の正面視での斜視図である。(実施の形態2) 換気扇の背面視での斜視図である。(実施の形態2) 換気扇の分解斜視図である。(実施の形態2) 換気扇のモータの負荷特性を示した説明図である。(実施の形態2) 換気扇の電気系統の回路構成図である。(実施の形態2)
符号の説明
2 風洞、 3 本体、 4 羽根車、 5 モータ、 6 フランジ部、 7 平面部、 8 立上り部、 9 ベルマウス、 11 外殻、 12 化粧グリル、 13 収納部、 14 パッケージ、 15 速結端子、 16 分圧用コンデンサ、 17 電源スイッチ、 22 フィルター枠、 23 堤構造、 24 フィルター。

Claims (10)

  1. 室内外を連通させるパイプやダクトに挿入して装着する円筒状の風洞と、この風洞内で羽根車が回転し換気流を形成する送風機を備えた本体、この本体の前記風洞の室内側開口部の外周に連設され、平面部を有する半径方向に張出したフランジ部、このフランジ部の端縁に形成され、室内側の壁面に端面が当接される背面側へ突出した立上り部を備え、前記風洞と前記フランジ部と前記立上り部で、前記フランジ部背面に上部から下部に渡って連続した形態の収納部を画成し、この収納部の上部から下部に渡ってパッケージが収め込まれ、前記パッケージの上部側に速結端子を下部側に電源スイッチを収め込んだ換気扇。
  2. 請求項1に記載の換気扇であって、パッケージを難燃性のある樹脂の成形物で構成した換気扇。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載の換気扇であって、送風機のパワー調整をモータに直列に接続した分圧用コンデンサによって行うようにし、この分圧用コンデンサをパッケージの上部側に収めた換気扇。
  4. 請求項1〜請求項3までのいずれかに記載の換気扇であって、パッケージをフランジ部側と壁面側の二部品の係脱可能な嵌め合いによる構成とした換気扇。
  5. 請求項1〜請求項4までのいずれかに記載の換気扇であって、本体のフランジ部を略正方形に構成し、パッケージを三つの角部を持ったアングル形状にし、このパッケージの上部二個の角部に速結端子等の電気部品を収め、下部の一つの角部に電源スイッチを収めた換気扇。
  6. 室内外を連通させるパイプやダクトに挿入して装着する円筒状の風洞と、この風洞内で羽根車が回転し室外側から室内側へ向かう換気流を形成する送風機を備えた本体、この本体の前記風洞の室内側開口部の外周に連設され、平面部を有する半径方向に張出したフランジ部、このフランジ部の外側を包み込む化粧グリルを備え、前記風洞の室内側の開口部に、この開口部を囲むように室内側に突出するフィルター枠を設け、このフィルター枠の下部は、堤構造として、この堤構造とフィルター枠内にフィルターを取外し可能に設けた換気扇。
  7. 請求項6に記載の換気扇であって、本体のフランジ部の端縁に、室内側の壁面に端面が当接される背面側へ突出した立上り部を設け、風洞と前記フランジ部と前記立上り部で、前記フランジ部背面に連続した形態の収納部を画成し、この収納部に、上部側に速結端子を下部側に電源スイッチを収め込んだパッケージを収め込んだ換気扇。
  8. 請求項6又は請求項7のいずれかに記載の換気扇であって、フランジ部の背面とフィルターとの間に間隔を設け、この間隔部分のフィルター枠内面部分で送風機のモータリードをこのフィルター枠の上部まで引き回し、本体上部で本体背面側に電気接続した換気扇。
  9. 請求項6〜請求項8までのいずれかに記載の換気扇であって、フィルターの位置を、化粧グリルの背面に設けた突起とモータの外殻端面とに挟んで行うようにした換気扇。
  10. 請求項6〜請求項9までのいずれかに記載の換気扇であって、風洞の室外側に羽根車の外径の50〜70%程の内径を有するベルマウスを設けた換気扇。
JP2003312564A 2003-09-04 2003-09-04 換気扇 Expired - Lifetime JP4391168B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003312564A JP4391168B2 (ja) 2003-09-04 2003-09-04 換気扇

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003312564A JP4391168B2 (ja) 2003-09-04 2003-09-04 換気扇

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005083587A JP2005083587A (ja) 2005-03-31
JP4391168B2 true JP4391168B2 (ja) 2009-12-24

Family

ID=34413784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003312564A Expired - Lifetime JP4391168B2 (ja) 2003-09-04 2003-09-04 換気扇

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4391168B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9534802B2 (en) 2011-06-30 2017-01-03 Panasonic Ecology Systems Guangdong Co., Ltd. Ventilation device
US9631828B2 (en) 2011-11-28 2017-04-25 Panasonic Ecology Systems Guangdong Co., Ltd. Ventilating fan

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4735355B2 (ja) * 2006-03-20 2011-07-27 パナソニック株式会社 給気換気装置
JP4720571B2 (ja) * 2006-03-28 2011-07-13 パナソニック株式会社 換気扇
JP4720577B2 (ja) * 2006-03-29 2011-07-13 パナソニック株式会社 給気型換気装置
JP4760480B2 (ja) * 2006-03-29 2011-08-31 パナソニック株式会社 給気型換気装置
JP4691471B2 (ja) * 2006-05-11 2011-06-01 三菱電機株式会社 換気扇
JP4976161B2 (ja) * 2007-02-22 2012-07-18 三菱電機株式会社 換気装置
JP5168994B2 (ja) * 2007-04-13 2013-03-27 パナソニック株式会社 換気装置
JP5145978B2 (ja) * 2008-01-30 2013-02-20 三菱電機株式会社 換気扇
JP5289200B2 (ja) * 2009-06-19 2013-09-11 三菱電機株式会社 空気調和機用室外機
JP5531771B2 (ja) * 2010-05-19 2014-06-25 パナソニック株式会社 換気装置
JP5556378B2 (ja) * 2010-05-28 2014-07-23 パナソニック株式会社 換気装置
JP5573371B2 (ja) * 2010-06-02 2014-08-20 パナソニック株式会社 換気装置
JP5484269B2 (ja) * 2010-09-03 2014-05-07 三菱電機株式会社 換気扇
CN102759167B (zh) * 2011-04-29 2016-03-16 广东松下环境系统有限公司 换气扇
CN102889662B (zh) * 2011-07-20 2016-08-17 广东松下环境系统有限公司 换气扇
JP6023968B2 (ja) * 2012-02-15 2016-11-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 換気装置
JP5921368B2 (ja) * 2012-07-09 2016-05-24 三菱電機株式会社 換気扇
WO2022219812A1 (ja) * 2021-04-16 2022-10-20 三菱電機株式会社 換気扇
CN117889485B (zh) * 2024-03-14 2024-05-24 山西低碳环保产业集团有限公司 一种装配式节能型供热通风装置及其通风方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9534802B2 (en) 2011-06-30 2017-01-03 Panasonic Ecology Systems Guangdong Co., Ltd. Ventilation device
US9631828B2 (en) 2011-11-28 2017-04-25 Panasonic Ecology Systems Guangdong Co., Ltd. Ventilating fan

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005083587A (ja) 2005-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4391168B2 (ja) 換気扇
CN205717525U (zh) 空调室内机和空调器
WO2021196636A1 (zh) 壁挂式空调室内机及空调器
AU2002335534B2 (en) Ventilator and air conditioner
JP3260651B2 (ja) ダクト用換気扇
CN208442047U (zh) 一种小型干湿两用吸尘器电风机
JP2998630B2 (ja) 天井設置型空気調和装置
JP2018017461A (ja) 熱交換形換気装置
WO2005124240A1 (ja) 同時給排型換気装置
JP6180207B2 (ja) 送風機及び空気調和装置
JP4976161B2 (ja) 換気装置
CN210164670U (zh) 离心式换气扇
CN108678976A (zh) 一种小型干湿两用吸尘器电风机
CN204786803U (zh) 空调器
JP2001295788A (ja) ファンモータ一体型送風機
JP4479182B2 (ja) 給排気換気扇
WO2001014800A1 (en) Outdoor unit of air conditioner
JP5468840B2 (ja) 送風装置
JP5465072B2 (ja) ダクト用換気扇
JP2016044868A (ja) 室外機及びこの室外機を備えた空気調和機
JP5524396B2 (ja) 送風装置
CN209761787U (zh) 换气扇
CN210167868U (zh) 一种全封闭式排气扇电机结构及其换气扇
JP4400107B2 (ja) 給排気換気扇
JP2006050715A (ja) 換気扇

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051129

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20080220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091006

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091007

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4391168

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131016

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term