JP2009204997A - 画像読取レンズ及び画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度変化によるピント移動を抑え、広画角域においても良好な光学性能を発揮する安価でコンパクトな画像読取レンズを提供する。
【解決手段】画像読取レンズ31は、物体側から順に第1レンズL1〜第6レンズL6の6枚のレンズと、開口絞りS6とから構成される。第1レンズL1,第3レンズL3,第6レンズL6は負の屈折力のレンズであり、第2レンズL2,第4レンズL4,第5レンズL5は正の屈折力のレンズである。第1レンズL1,第2レンズL2,第3レンズL3,第5レンズL5はガラスレンズであり、面形状は球面となっている。第4レンズL4と第6レンズL6は樹脂製のレンズであり、第4レンズL4の面S7,S8、第6レンズL6の面S11,S12は非球面となっている。第2レンズL2と第3レンズL3は面S4で接合された接合レンズ32となっており、開口絞りS6に隣接して配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、イメージスキャナなどの画像読取装置、及び画像読取装置に搭載される画像読取レンズに関する。
文書や画像などの原稿を走査し、デジタルな画像データとして読み取る画像読取装置が普及している。画像読取装置としては、コピー機、ファクシミリ、イメージスキャナやこれらの機能を併せ持つ複合機などが知られている。これらの画像読取装置は、所定の位置にセットされた原稿に光を照射し、原稿からの反射光をレンズによってCCDなどの固体撮像素子上に原稿の像を結像させることで、原稿を忠実に再現した画像データを得る。
画像読取装置に搭載されるレンズ(以下、画像読取レンズという)は、画像読取装置の小型化のために、原稿の近傍に設けられるから、広角のレンズであることが求められる。また、画像読取レンズは、原稿に忠実な画像データを得るために、各種収差が小さく、バランス良く抑えられ、かつ、高い解像力が求められる。
近年では、さらなる画像読取装置の小型化、低コスト化、高解像度化にともなって、画像読取レンズに対してもさらなる小型化、低コスト化、高解像力化が求められている。
広角化、高解像力化を目的とする画像読取レンズとしては、例えば、6枚のレンズから構成されるものが提案されている(特許文献1,2)。
特開2005−17506号公報 特許3740370号公報
特許文献1,2に記載された画像読取レンズは、半画角25度程度の範囲内であれば良好な光学性能を発揮するものの、それを越えるような画角では像面湾曲が増大してしまう。このことから、特許文献1,2の画像読取レンズを用いる場合には、半画角が25度以下の画角範囲に原稿の全てが収まるように、原稿と画像読取レンズとの間隔を確保する必要がある。
したがって、画像読取装置の大きさは、原稿と画像読取レンズとの間隔に制約されてしまい、さらなる小型化が難しいという問題がある。逆に、画像読取装置の小型化を優先して、原稿と画像読取レンズとの間隔を狭くすると、良好な画質で読み取ることのできる原稿の大きさは比較的小さなものに限られてしまうという問題がある。
また、原稿を照明する高輝度光源と画像読取レンズは近接して設けられるから、画像読取レンズは、高輝度光源で生じる熱の影響を受けやすい。したがって、画像読取レンズに樹脂製のレンズを使用すると、熱膨張によりピント移動が生じやすくなってしまうという問題がある。一方、画像読取レンズを、熱による膨張が少ないガラスモールドレンズで構成すれば、熱膨張によるピント移動が生じにくいが、収差補正のために非球面とするレンズまでもガラスモールドレンズとしなければならないために、画像読取レンズ及び画像読取装置が高価なものとなってしまう。
さらに、特許文献1,2には、F値が4.99〜5.04の画像読取レンズが記載されているが、高解像力を維持したまま、原稿の読み取り速度を向上するために、これらよりもさらに明るく、収差が抑えられた画像読取レンズが求められている。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、安価でコンパクトな構成でありながらも、明るく、温度変化によるピント移動を抑えるとともに、第1レンズが負の屈折力を有し、少なくとも2面を非球面とすることにより、半画角が25度を超える広画角域においても良好な光学性能を発揮する画像読取レンズを提供することを目的とする。また、この画像読取レンズを搭載することにより、より大きな原稿を高解像度で読み取る安価で小型の画像読取装置を提供することを目的とする。
本発明の画像読取レンズは物体側から、第1レンズ、第2レンズ、第3レンズ、第4レンズ、第5レンズ、第6レンズの順に配置された6枚のレンズと、絞りとからなる画像読取レンズにおいて、前記6枚のレンズの中に、少なくとも1面が非球面とされた負の屈折力を有する樹脂製のレンズと、少なくとも1面が非球面とされた正の屈折力を有する樹脂製のレンズとを備え、前記6枚のレンズのうち、隣接する正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズとを接合させた接合レンズを前記絞りに隣接して備え、前記第1レンズが負の屈折力を有することを特徴とする。
また、前記第6レンズが負の屈折力を有することを特徴とする。
また、前記絞りは前記第3レンズと前記第4レンズとの間に配置され、前記第3レンズは負の屈折力を有し、前記第2レンズ、前記第4レンズ、前記第5レンズは正の屈折力を有し、前記接合レンズは、前記第2レンズと前記第3レンズとからなることを特徴とする。
また、前記第1レンズは、少なくとも1面が非球面とされた樹脂製のレンズであることを特徴とする。
また、前記第6レンズは、少なくとも1面が非球面とされた樹脂製のレンズであることを特徴とする。
また、前記第4レンズは、少なくとも1面が非球面とされた正の屈折力を有する樹脂製のレンズであることを特徴とする。
また、前記第5レンズは、少なくとも1面が非球面とされた正の屈折力を有する樹脂製のレンズであることを特徴とする。
また、全体の焦点距離をf、前記第1レンズの焦点距離をf1とするときに、−3.37<f1/f<−0.85を満たすことを特徴とする。
また、全体の焦点距離をf、前記第5レンズの焦点距離をf5とするときに、0.32<f5/f<1.74を満たすことを特徴とする。
また、全体の焦点距離をf、前記第2レンズ物体側の面の曲率半径をR3とするときに、0.29<R3/f<0.67を満たすことを特徴とする。
また、全体の焦点距離をf、前記第4レンズの中心厚をD8とするときに、0.04<D8/f<0.28を満たすことを特徴とする。
また、全体の焦点距離をf、前記第5レンズの像側の面から前記第6レンズの物体側の面までの光軸上の間隔をD11とするときに、0.02<D11/f<0.45を満たすことを特徴とする。
本発明の画像読取装置は、上述の画像読取レンズを備えることを特徴とする。
本発明によれば、安価でコンパクトな構成でありながら、温度変化によるピント移動を抑え、半画角が25度を超えるような広画角域においても良好な光学性能を発揮する画像読取レンズを提供することができる。また、この画像読取レンズを用いることで、読み取る原稿の大きさに制約を受けずに小型化した画像読取装置を提供することができる。
図1に示すように、画像読取レンズ25は、6枚のレンズと開口絞りS6とからなり、物体側から順に、3枚のレンズからなる前群、開口絞りS6、3枚のレンズからなる後群となるように配置される。なお、以下では、画像読取レンズ25を構成する6枚のレンズを、物体側から順に第1レンズL1〜第6レンズL6と称する。すなわち、最も物体側のレンズを第1レンズL1、最も像側のレンズを第6レンズL6とする。前群は、第1レンズL1,第2レンズL2、第3レンズL3からなり、後群は第4レンズL4、第5レンズL5、第6レンズL6からなる。
画像読取レンズ25は、第1レンズL1〜第6レンズL6のうち何れかに、少なくとも1面を非球面とした正の屈折力の樹脂製のレンズと、少なくとも1面を非球面とした負の屈折力の樹脂製のレンズとを含むように構成されている。
第1レンズL1は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状で、負の屈折力を有するレンズとなっている。第2レンズL2は正の屈折力、第3レンズL3は負の屈折力を有するレンズとなっている。また、第2レンズL2の像側の面と第3レンズL3の物体側の面は接合されており、接合レンズ28となっている。また、第4レンズL4は正の屈折力、第5レンズL5は正の屈折力、第6レンズは負の屈折力のレンズとなっている。また、開口絞りS6は、第3レンズL3と第4レンズL4との間に配置される。
さらに、画像読取レンズ25全体の焦点距離をf、第1レンズL1の焦点距離をf1、第5レンズL5の焦点距離をf5、第2レンズの物体側の面の曲率半径をR3、第4レンズL4の中心厚をD8、第5レンズL5の像側の面から第6レンズL6の物体側の面までの光軸上の間隔をD11とするときに、画像読取レンズ25は下記の条件式(1)〜(5)を満たすように構成されている。
(1) −3.37 < f1/f < −0.85
(2) 0.32 < f5/f < 1.74
(3) 0.29 < R3/f < 0.67
(4) 0.04 < D8/f <0.28
(5) 0.02 < D11/f <0.45
条件式(1)は、第1レンズL1の焦点距離に関するものであり、f1/fの値が条件式(1)の上限を上回ると、コマ収差を良好に補正することが困難になる。また、f1/fの値が条件式(1)の下限を下回ると、像面湾曲を良好に補正することが困難になる。なお、f1/fの値は、条件式(1)を満たすものであれば良く、−3.28<f1/f<−0.94を満たすことが好ましい。さらに、f1/fの値は、−3.21<f1/f<−1.01を満たすことがより好ましく、−3.12<f1/f<−1.10を満たすことが特に好ましい。
条件式(2)は、第5レンズL5の焦点距離に関するものであり、f5/fの値が条件式(2)の上限を上回ると、歪曲収差を良好に補正することが困難になる。また、f5/fの値が条件式(2)の下限を下回ると、コマ収差を良好に補正することが困難になる。なお、f5/fの値は、条件式(2)を満たすものであれば良く、0.38<f5/f<1.68を満たすことが好ましい。さらに、f5/fの値は、0.44<f5/f<1.62を満たすことがより好ましく、0.50<f5/f<1.56を満たすことが特に好ましい。
条件式(3)は、第2レンズL2の物体側の面の曲率に関するものであり、R3/fの値が条件式(3)の上限を上回ると、倍率色収差を良好に補正することが困難になる。また、R3/fの値が条件式(3)の下限を下回ると、コマ収差を良好に補正することが困難になる。なお、R3/fの値は、条件式(3)を満たすものであれば良く、0.31<R3/f<0.65を満たすことが好ましい。さらに、R3/fの値は、0.33<R3/f<0.63を満たすことがより好ましく、0.35<R3/f<0.61を満たすことが特に好ましい。
条件式(4)は、第4レンズL4の中心厚に関するものであり、D8/fの値が条件式(4)の上限を上回ると、歪曲収差を良好に補正することが困難になる。また、D8/fの値が条件式(4)の下限を下回ると、倍率色収差を良好に補正することが困難になる。なお、D8/fの値は、条件式(4)を満たすものであれば良く、0.05<D8/f<0.27を満たすことが好ましい。さらに、D8/fの値は、0.06<D8/f<0.26を満たすことがより好ましく、0.06<D8/f<0.25を満たすことが特に好ましい。
条件式(5)は、第5レンズL5の像側の面から第6レンズL6の物体側の面までの光軸上の間隔に関するものであり、D11/fの値が条件式(5)の上限を上回ると、歪曲収差を良好に補正することが困難になる。また、D11/fの値が条件式(5)の下限を下回ると像面湾曲を良好に補正することが困難になる。なお、D11/fの値は、条件式(5)を満たすものであれば良く、0.04<D11/f<0.43を満たすことが好ましい。さらに、D11/fの値は、0.07<D11/f<0.40を満たすことがより好ましく、0.09<D11/f<0.38を満たすことが特に好ましい。
画像読取レンズ25は、第1レンズL1〜第6レンズL6のなかに、少なくとも1面を非球面とした正の屈折力を有する樹脂製のレンズと、少なくとも1面を非球面とした負の屈折力を有する樹脂製のレンズとを併せて用い、かつ、第1レンズL1を負の屈折力とすることで、コンパクトな構成ながらも半画角が25度を超えるような広画角が実現され、さらに、半画角が25度を超えるような広画角域においても像面湾曲が良好に補正される。
さらに、少なくとも1面を非球面とした正の屈折力を有する樹脂製のレンズの温度変化によって生じるピント移動と、少なくとも1面を非球面とした負の屈折力を有する樹脂製のレンズの温度変化によるピント移動とが互いに相殺され、画像読取レンズ25の全体としては温度変化によるピント移動を抑えることができる。
また、画像読取レンズ25は、開口絞りS6に隣接して接合レンズ28を配置することで軸上色収差をも良好に補正することができる。
なお、上述の温度変化によるピント移動の抑止効果を十分に得て、かつ、軸上色収差を良好に補正するためには、少なくとも1面を非球面とした正の屈折力を有する樹脂製のレンズにアッベ数が50以上の材料を使用し、少なくとも1面を非球面とした負の屈折力を有する樹脂製のレンズにアッベ数が35以下の材料を使用することが好ましい。
また、開口絞りS6よりも後方(像側)に正の屈折力を有するレンズを2枚配置することで、球面収差をより良好に補正することができる。
さらに、画像読取レンズ25は、最も物体側に配置する第1レンズL1を負の屈折力とし、かつ、最も像側に位置する第6レンズL6を負の屈折力とすることで、コンパクト化が達成されつつも、像面湾曲が良好に補正される。
以下、画像読取レンズ25の具体的な例を、実施例1〜8として数値を用いて説明する。また、実施例1〜8では、第1レンズL1の物体側の面から順に、画像読取レンズの各面を開口絞りS6を含め、番号i(i=1〜12)を用いてSiで表す。第2レンズL2と第3レンズL3との接合面は面S4で表され、開口絞りS6は面S6で表される。
また、隣接する面Si間の間隔(面Siと面Si+1との光軸上の間隔)を面間隔Di(i=1〜11)で表す。
<実施例1>
図2に示すように、実施例1の画像読取レンズ31は、物体側から順に配置された第1レンズL1〜第6レンズL6の6枚のレンズと開口絞りS6とからなり、開口絞りS6は第3レンズL3と第4レンズL4の間に配置される。すなわち、画像読取レンズ31は、物体側から順に、前群(第1レンズL1,第2レンズL2,第3レンズL3)、開口絞りS6、後群(第4レンズL4,第5レンズL5,第6レンズL6)となるように配置される。また、第2レンズL2と第3レンズL3は接合レンズ32となっている。
画像読取レンズ31は、第1レンズL1、第3レンズL3、第6レンズL6を負の屈折力のレンズとし、第2レンズL2、第4レンズL4、第5レンズL5を正の屈折力のレンズとした。
画像読取レンズ31のレンズデータとして、各面Siの曲率半径Ri(mm)、各面間隔Di(mm)、レンズ番号をj(j=1〜6)としてd線(587.6nm)に対する各レンズLjの屈折力Ndj、各レンズLjのアッベ数νdjを表1に示す。
Figure 2009204997
表1に示すように、画像読取レンズ31は、材質は各々異なるものを用いたが、第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第5レンズL5をガラスレンズとし、かつ、レンズの面形状は何れも球面とした。一方、画像読取レンズ31は、第4レンズL4と第6レンズL6を樹脂製のレンズとし、第4レンズL4の面S7,S8、第6レンズL6の面S11,S12を非球面とした。
また、画像読取レンズ31の全系の焦点距離fは31.4(mm)、F値は4.5、結像倍率βは−0.220(倍)、画角2ωは79.4(度)となっている(表1参照)。
非球面とした第4レンズL4及び第6レンズL6の面S7,S8,S11,S12の具体的な形状は、非球面の深さZ(mm)、光軸からレンズ面までの距離h(mm)、円錐定数KA、近軸曲率C(=1/R、R:近軸曲率半径)、第i次の非球面係数Bi(i=3〜10)を用いて、下記数1の式で表される。画像読取レンズ31の面S7,S8,S11,S12の非球面係数の具体的な値は、表2に示すものとした。
Figure 2009204997
Figure 2009204997
Figure 2009204997
表3に示すように、画像読取レンズ31は、f1/f=−1.24,f5/f=0.784,R3/f=0.45,D8/f=0.07,D11/f=0.37となっており、前述の条件式(1)〜(5)を満たすように構成されている。
図3及び図4には、画像読取装置の原稿載置台等に相当する平行平板のガラス板(厚さ2.0mm)を画像読取レンズ31の物体側に配置し、画像読取装置に搭載されたCCDのカバーガラスに相当する平行平板のガラス板(厚さ1.1mm)を画像読取レンズ31の像側に配置した場合の、画像読取レンズ31の各種収差を示す。
また、画像読取レンズ31の球面収差を図3(A)に、非点収差を図3(B)に、歪曲収差を図3(C)に、倍率色収差を図3(D)に示す。球面収差は、e線(波長546.1nm)についてのものを実線で、g線(波長435.8nm)のものを破線で、C線(波長656.3nm)のものを二点鎖線で示す。同様に、非点収差は、e線についてのものを実線で、g線についてのものを破線で、C線についてのものを二点鎖線で示し、また、e線,g線,C線の各々についてサジタル方向(S方向)のものを太線で、タンジェンシャル方向(T方向)のものを細線でそれぞれ示す。倍率色収差は、e線を基準として、g線についてものを破線で、C線についてのものを二点鎖線で示す。
また、半画角ω(度)=39.7,30.2,22.6,0の場合についてタンジェンシャル方向(T方向)のコマ収差を図4(A)〜図4(D)に示す。同様に、半画角ω(度)=39.7,30.2,22.6の場合についてサジタル方向(S方向)のコマ収差を図4(E)〜図4(G)に示す。これらのコマ収差についても、e線についてのものを実線で、g線についてのものを破線で、C線についてのものを二点鎖線で示す。
なお、後述する実施例2〜8で示す画像読取レンズのレンズデータは、実施例1と同様の項目,単位とする。また、後述する実施例2〜8で示す収差も、実施例1と同様に、画像読取装置の原稿載置台等に相当する平行平板のガラス板(厚さ2.0mm)を画像読取レンズの物体側に配置し、画像読取装置に搭載されたCCDのカバーガラスに相当する平行平板のガラス板(厚さ1.1mm)を画像読取レンズの像側に配置した場合の収差であるものとする。さらに、球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差の表記は、後述する実施例2〜8で示す収差図においても実施例1と同様とする。実施例2〜8で示すコマ収差についても、例示する半画角ωの値は各々異なるが、線種等の表記は実施例1と同様とする。
画像読取レンズ31は、第4レンズL4と第6レンズL6とを非球面レンズとし、かつ、第1レンズL1を負の屈折力とすることによって、6枚のレンズと開口絞りというコンパクトな構成ながらも、半画角が25度を超える広画角のレンズとなっている。さらに、レンズデータ(表1〜表3)や収差図(図3,図4)からわかるように、画像読取レンズ31は、第4レンズL4と第6レンズL6を樹脂製のレンズとし、これら樹脂製レンズの面を非球面とすることで、半画角ωが25度を超えるような広角域においても、各種収差がバランス良く小さく抑えられている。
また、画像読取レンズ31は、第1レンズL1と第6レンズL6を負の屈折力のレンズとするから、コンパクト化が達成されつつも、像面湾曲を良好に補正することができる。
また、画像読取レンズ31は、第6レンズL6を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとするから、他のレンズを樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとする場合と比較して、像面湾曲をさらに良好に補正することができる。さらに、画像読取レンズ31は、第4レンズL4を樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとし、かつ、第6レンズL6を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとした他の画像読取レンズ(例えば、後述する実施例5の画像読取レンズ51)と比較して、第6レンズL6の屈折力を大きくしたことにより、像面湾曲を特に良好に補正できる。
また、画像読取レンズ31は、第4レンズL4を樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとするから、他のレンズを樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとする場合と比較して、さらに像面湾曲を良好に補正することができる。
画像読取レンズ31は、第2レンズL2と第3レンズL3を接合レンズ32とし、開口絞りS6に隣接して配置するから、軸上色収差をも良好に補正することができる。また、画像読取レンズ31は、開口絞りS6よりも像側に第4レンズL4と第5レンズL5の2枚の正の屈折力のレンズを配置するから、球面収差をさらに良好に補正することができる。
さらに、画像読取レンズ31は、第4レンズL4を樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとし、かつ、第6レンズL6を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとするから、画像読取装置を連続使用し、画像読取レンズ31全体の温度が変化した場合に、第4レンズL4の温度変化によるピント移動と、第6レンズL6の温度変化によるピント移動とが略相殺し、画像読取レンズ31全体としては殆どピント移動が生じない。
また、表3からわかるように、画像読取レンズ31は、前述の条件式(1)〜(5)を満たすから、半画角ωが25度を超えるような広角域においても、各種収差をさらにバランス良く小さく抑えることができる。
<実施例2>
図5に示すように、実施例2の画像読取レンズ36は、物体側から順に配置された第1レンズL1〜第6レンズL6の6枚のレンズと、開口絞りS6とからなり、開口絞りS6は第3レンズL3と第4レンズL4との間に配置される。すなわち、画像読取レンズ36は、物体側から順に、前群(第1レンズL1,第2レンズL2,第3レンズL3)、開口絞りS6、後群(第4レンズL4,第5レンズL5,第6レンズL6)となるように配置される。また、第2レンズL2と第3レンズL3は接合レンズ37となっている。
画像読取レンズ36は、第1レンズL1、第3レンズL3、第6レンズL6を負の屈折力のレンズとし、第2レンズL2、第4レンズL4、第5レンズL5を正の屈折力のレンズとした。
Figure 2009204997
表4に示すように、画像読取レンズ36は、材質は各々異なるものを用いたが、第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4をガラスレンズとし、かつ、レンズの面形状は何れも球面とした。一方、画像読取レンズ36は、第5レンズL5と第6レンズL6を樹脂製のレンズとし、第5レンズL5の面S9,S10、第6レンズL6の面S11,S12を非球面とした。
Figure 2009204997
非球面とした第5レンズL5及び第6レンズL6の面S9〜S12の具体的な形状は、実施例1の画像読取レンズ31と同様に、前述の数1の式で表される。画像読取レンズ36の面S9〜S12の非球面係数の具体的な値は、表5に示すものとした。
Figure 2009204997
表6に示すように、画像読取レンズ36は、f1/f=−1.14,f5/f=1.480,R3/f=0.56,D8/f=0.24,D11/f=0.25となっており、前述の条件式(1)〜(5)を満たすように構成されている。
図6には、画像読取レンズ36の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す。また、半画角ω(度)=39.9,30.4,22.7,0の場合について、タンジェンシャル方向(T方向)のコマ収差を図7(A)〜図7(D)に示す。同様に、半画角ω(度)=39.9,30.4,22.7の場合について、サジタル方向(S方向)のコマ収差を図7(E)〜図7(G)に示す。なお、これらの画像読取レンズ36の各種収差図の表記は、前述の実施例1と同様となっている。
画像読取レンズ36は、第5レンズL5と第6レンズL6とを非球面レンズとし、かつ、第1レンズL1を負の屈折力とすることによって、6枚のレンズと開口絞りというコンパクトな構成ながらも、半画角が25度を超える広画角のレンズとなっている。さらに、レンズデータ(表4〜表6)や収差図(図6,図7)からわかるように、画像読取レンズ36は、第5レンズL5と第6レンズL6を樹脂製のレンズとし、これら樹脂製のレンズの面を非球面とすることで、半画角ωが25度を超えるような広角域においても、各種収差がバランス良く小さく抑えられている。
また、画像読取レンズ36は、第1レンズL1と第6レンズL6を負の屈折力のレンズとするから、コンパクト化が達成されつつも、像面湾曲を良好に補正することができる。
また、画像読取レンズ36は、第6レンズL6を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとするから、他のレンズを樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとする場合と比較して、像面湾曲をさらに良好に補正することができる。さらに、表6等からわかる通り、第6レンズL6の像側の面S12の形状を周辺部分で像側に凸となる形状とすることによって、画像読取レンズ36は、第5レンズL5を樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとし、かつ、第6レンズL6を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとする他の画像読取レンズ(例えば、後述する実施例6の画像読取レンズ56)と比較して、像面湾曲をより良好に補正することができる。
また、画像読取レンズ36は、第5レンズL5を樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとするから、他のレンズを樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとする場合と比較して、球面収差をさらに良好に補正することができる。
画像読取レンズ36は、第2レンズL2と第3レンズL3を接合レンズ37とし、開口絞りS6に隣接して配置するから、軸上色収差をも良好に補正することができる。また、画像読取レンズ36は、開口絞りS6よりも像側に第4レンズL4と第5レンズL5の2枚の正の屈折力のレンズを配置するから、球面収差をさらに良好に補正することができる。
さらに、画像読取レンズ36は、第5レンズL5を樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとし、かつ、第6レンズL6を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとするから、画像読取装置を連続使用し、画像読取レンズ36全体の温度が変化した場合に、第5レンズL5の温度変化によるピント移動と、第6レンズL6の温度変化によるピント移動とが略相殺し、画像読取レンズ36全体としては殆どピント移動が生じない。
また、表6からわかるように、画像読取レンズ36は、前述の条件式(1)〜(5)を満たすから、半画角ωが25度を超えるような広角域においても、各種収差をさらにバランス良く小さく抑えることができる。
<実施例3>
図8に示すように、実施例3の画像読取レンズ41は、物体側から順に配置された第1レンズL1〜第6レンズL6の6枚のレンズと、開口絞りS6とからなり、開口絞りS6は第3レンズL3と第4レンズL4との間に配置される。すなわち、画像読取レンズ41は、物体側から順に、前群(第1レンズL1,第2レンズL2,第3レンズL3)、開口絞りS6、後群(第4レンズL4,第5レンズL5,第6レンズL6)となるように配置される。また、第2レンズL2と第3レンズL3は接合レンズ42となっている。
画像読取レンズ41は、第1レンズL1、第3レンズL3、第6レンズL6を負の屈折力のレンズとし、第2レンズL2、第4レンズL4、第5レンズL5を正の屈折力のレンズとした。
Figure 2009204997
表7に示すように、画像読取レンズ41は、材質は各々異なるものを用いたが、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4、第6レンズL6をガラスレンズとし、かつ、レンズの面形状は何れも球面とした。一方、画像読取レンズ41は、第1レンズL1と第5レンズL5を樹脂製のレンズとし、第1レンズL1の面S1,S2、第5レンズL5の面S9,S10を非球面とした。
Figure 2009204997
非球面とした第1レンズL1及び第5レンズL5の面S1,S2,S9,S10の具体的な形状は、実施例1の画像読取レンズ31と同様に、前述の数1の式で表される。画像読取レンズ41の面S1,S2,S9,S10の非球面係数の具体的な値は、表8に示すものとした。
Figure 2009204997
表9に示すように、画像読取レンズ41は、f1/f=−1.72,f5/f=1.598,R3/f=0.62,D8/f=0.08,D11/f=0.39となっており、前述の条件式(1)〜(5)を満たすように構成されている。
図9には、画像読取レンズ41の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す。また、半画角ω(度)=39.8,30.2,22.6,0の場合について、タンジェンシャル方向(T方向)のコマ収差を図10(A)〜図10(D)に示す。同様に、半画角ω(度)=39.8,30.2,22.6の場合について、サジタル方向(S方向)のコマ収差を図10(E)〜図10(G)に示す。なお、これらの画像読取レンズ41の各種収差図の表記は、前述の実施例1と同様となっている。
画像読取レンズ41は、第1レンズL1と第5レンズL5とを非球面レンズとし、かつ、第1レンズL1を負の屈折力とすることによって、6枚のレンズと開口絞りというコンパクトな構成ながらも、半画角が25度を超える広画角のレンズとなっている。さらに、レンズデータ(表7〜表9)や収差図(図9,図10)からわかるように、画像読取レンズ41は、第1レンズL1と第5レンズL5を樹脂製のレンズとし、これらの樹脂製のレンズの面を非球面とすることで、半画角ωが25度を超えるような広角域においても、各種収差がバランス良く小さく抑えられている。
また、画像読取レンズ41は、第1レンズL1と第6レンズL6を負の屈折力のレンズとするから、コンパクト化が達成されつつも、像面湾曲を良好に補正することができる。さらに、画像読取レンズ41は、第1レンズL1と第2レンズL2との間隔を大きくしたことにより、第1レンズL1を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとし、かつ、第5レンズL5を樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとした他の画像読取レンズ(例えば、後述する実施例7の画像読取レンズ61)と比較して、像面湾曲をより良好に補正することができる。
また、画像読取レンズ41は、第1レンズL1を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとするから、第6レンズL6を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとした場合の第6レンズL6の大きさより、第1レンズL1の大きさを小さくすることができ、成型時の製造誤差を小さく抑えやすくなる。
また、画像読取レンズ41は、第5レンズL5を樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとするから、他のレンズを樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとする場合と比較して、球面収差をさらに良好に補正することができる。
画像読取レンズ41は、第2レンズL2と第3レンズL3を接合レンズ42とし、開口絞りS6に隣接して配置するから、軸上色収差をも良好に補正することができる。また、画像読取レンズ41は、開口絞りS6よりも像側に第4レンズL4と第5レンズL5の2枚の正の屈折力のレンズを配置するから、球面収差をさらに良好に補正することができる。
さらに、画像読取レンズ41は、第1レンズL1を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとし、かつ、第5レンズL5を樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとするから、画像読取装置を連続使用し、画像読取レンズ41全体の温度が変化した場合に、第1レンズL1の温度変化によるピント移動と、第5レンズL5の温度変化によるピント移動とが略相殺し、画像読取レンズ41全体としては殆どピント移動が生じない。
また、表9からわかるように、画像読取レンズ41は、前述の条件式(1)〜(5)を満たすから、半画角ωが25度を超えるような広角域においても、各種収差をさらにバランス良く小さく抑えることができる。
<実施例4>
図11に示すように、実施例4の画像読取レンズ46は、物体側から順に配置された第1レンズL1〜第6レンズL6の6枚のレンズと、開口絞りS6とからなり、開口絞りS6は第3レンズL3と第4レンズL4との間に配置される。すなわち、画像読取レンズ46は、物体側から順に、前群(第1レンズL1,第2レンズL2,第3レンズL3)、開口絞りS6、後群(第4レンズL4,第5レンズL5,第6レンズL6)となるように配置される。また、第2レンズL2と第3レンズL3は接合レンズ47となっている。
画像読取レンズ46は、第1レンズL1、第3レンズL3、第6レンズL6を負の屈折力のレンズとし、第2レンズL2、第4レンズL4、第5レンズL5を正の屈折力のレンズとした。
Figure 2009204997
表10に示すように、画像読取レンズ46は、材質は各々異なるものを用いたが、第2レンズL2、第3レンズL3、第5レンズL5、第6レンズL6をガラスレンズとし、かつ、レンズの面形状は何れも球面とした。一方、画像読取レンズ46は、第1レンズL1と第4レンズL4を樹脂製のレンズとし、第1レンズL1の面S1,S2、第4レンズL4の面S7,S8を非球面とした。
Figure 2009204997
非球面とした第1レンズL1及び第4レンズL4の面S1,S2,S7,S8の具体的な形状は、実施例1の画像読取レンズ31と同様に、前述の数1の式で表される。画像読取レンズ46の面S1,S2,S7,S8の非球面係数の具体的な値は、表11に示すものとした。
Figure 2009204997
表12に示すように、画像読取レンズ46は、f1/f=−1.59,f5/f=1.105,R3/f=0.60,D8/f=0.13,D11/f=0.34となっており、前述の条件式(1)〜(5)を満たすように構成されている。
図12には、画像読取レンズ46の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す。また、半画角ω(度)=40.1,30.4,22.7,0の場合について、タンジェンシャル方向(T方向)のコマ収差を図13(A)〜図13(D)に示す。同様に、半画角ω(度)=40.1,30.4,22.7の場合について、サジタル方向(S方向)のコマ収差を図13(E)〜図13(G)に示す。なお、これらの画像読取レンズ46の各種収差図の表記は、前述の実施例1と同様となっている。
画像読取レンズ46は、第1レンズL1と第4レンズL4とを非球面レンズとし、かつ、第1レンズL1を負の屈折力とすることによって、6枚のレンズと開口絞りというコンパクトな構成ながらも、半画角が25度を超える広画角のレンズとなっている。さらに、レンズデータ(表10〜表12)や収差図(図12,図13)からわかるように、画像読取レンズ46は、第1レンズL1と第4レンズL4を樹脂製のレンズとし、これら樹脂製のレンズの面を非球面とすることで、半画角ω(度)が25度を超えるような広角域においても、各種収差がバランス良く小さく抑えられる。
また、画像読取レンズ46は、第1レンズL1と第6レンズL6を負の屈折力のレンズとするから、コンパクト化が達成されつつも、像面湾曲を良好に補正することができる。
また、画像読取レンズ46は、第1レンズL1を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとすることで、第6レンズL6を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとした場合の第6レンズL6の大きさより、第1レンズL1の大きさを小さくすることができ、成型時の製造誤差を小さく抑えやすくなる。
また、画像読取レンズ46は、第4レンズL4を樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとするから、他のレンズを樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとする場合と比較して、像面湾曲をさらに良好に補正することができる。さらに、画像読取レンズ46は、第1レンズL1と第2レンズL2との間隔を大きくしたことにより、第1レンズL1を樹脂製の負の屈折力の非球面レンズとし、かつ、第4レンズL4を樹脂製の正の屈折力の非球面レンズとした他の画像読取レンズ(例えば、後述する実施例8の画像読取レンズ66)と比較して、像面湾曲をより良好に補正することができる。
画像読取レンズ46は、第2レンズL2と第3レンズL3を接合レンズ47とし、開口絞りS6に隣接して配置するから、軸上色収差をも良好に補正することができる。また、画像読取レンズ46は、開口絞りS6よりも像側に第4レンズL4と第5レンズL5の2枚の正の屈折力のレンズを配置するから、球面収差をさらに良好に補正することができる。
さらに、画像読取レンズ46は、第1レンズL1を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとし、かつ、第4レンズL4を樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとするから、画像読取装置を連続使用し、画像読取レンズ46全体の温度が変化した場合に、第1レンズL1の温度変化によるピント移動と、第4レンズL4の温度変化によるピント移動とが略相殺し、画像読取レンズ46全体としては殆どピント移動が生じない。
また、表12からわかるように、画像読取レンズ46は、前述の条件式(1)〜(5)を満たすから、半画角ωが25度を超えるような広角域においても、各種収差をさらにバランス良く小さく抑えることができる。
<実施例5>
図14に示すように、実施例5の画像読取レンズ51は、物体側から順に配置された第1レンズL1〜第6レンズL6の6枚のレンズと開口絞りS6とからなり、開口絞りS6は第3レンズL3と第4レンズL4の間に配置される。すなわち、画像読取レンズ51は、物体側から順に、前群(第1レンズL1,第2レンズL2,第3レンズL3)、開口絞りS6、後群(第4レンズL4,第5レンズL5,第6レンズL6)となるように配置される。また、第2レンズL2と第3レンズL3は接合レンズ52となっている。
画像読取レンズ51は、第1レンズL1、第3レンズL3、第6レンズL6を負の屈折力のレンズとし、第2レンズL2、第4レンズL4、第5レンズL5を正の屈折力のレンズとした。
Figure 2009204997
表13に示すように、画像読取レンズ51は、材質は各々異なるものを用いたが、第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第5レンズL5をガラスレンズとし、かつ、レンズの面形状は何れも球面とした。一方、画像読取レンズ51は、第4レンズL4と第6レンズL6を樹脂製のレンズとし、第4レンズL4の面S7,S8、第6レンズL6の面S11,S12を非球面とした。
Figure 2009204997
非球面とした第4レンズL4及び第6レンズL6の面S7,S8,S11,S12の具体的な形状は、実施例1の画像読取レンズ31と同様に、前述の数1の式で表される。画像読取レンズ51の面S7,S8,S11,S12の非球面係数の具体的な値は、表14に示すものとした。
Figure 2009204997
表15に示すように、画像読取レンズ51は、f1/f=−1.13,f5/f=0.706,R3/f=0.35,D8/f=0.09,D11/f=0.27となっており、前述の条件式(1)〜(5)を満たすように構成されている。
図15には、画像読取レンズ51の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す。また、半画角ω(度)=29,21.2,15.5,0の場合について、タンジェンシャル方向(T方向)のコマ収差を図16(A)〜図16(D)に示す。同様に、半画角ω(度)=29,21.2,15.5の場合について、サジタル方向(S方向)のコマ収差を図16(E)〜図16(G)に示す。なお、これらの画像読取レンズ51の各種収差図の表記は、前述の実施例1と同様となっている。
画像読取レンズ51は、第4レンズL4と第6レンズL6とを非球面レンズとし、かつ、第1レンズL1を負の屈折力とすることによって、6枚のレンズと開口絞りというコンパクトな構成ながらも、半画角が25度を超える広画角のレンズとなっている。さらに、レンズデータ(表13〜表15)や収差図(図15,図16)からわかるように、画像読取レンズ51は、第4レンズL4と第6レンズL6を樹脂製のレンズとし、これらの樹脂製のレンズの面を非球面とすることで、半画角ωが25度を越えるような広角域においても、各種収差がバランス良く小さく抑えられている。
また、画像読取レンズ51は、第1レンズL1と第6レンズL6を負の屈折力のレンズとするから、コンパクト化が達成されつつも、像面湾曲を良好に補正することができる。
また、画像読取レンズ51は、第4レンズL4を樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとするから、他のレンズを樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとする場合と比較して、像面湾曲をさらに良好に補正することができる。さらに、画像読取レンズ51は、第4レンズL4の屈折力を大きくすることにより、第4レンズL4を樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとし、かつ、第6レンズL6を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとした他の画像読取レンズ(例えば、実施例1の画像読取レンズ31)と比較して、球面収差をより良好に補正することができる。
また、画像読取レンズ51は、第6レンズL6を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとするから、他のレンズを樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとする場合と比較して、像面湾曲をさらに良好に補正することができる。
画像読取レンズ51は、第2レンズL2と第3レンズL3を接合レンズ52とし、開口絞りS6に隣接して配置するから、軸上色収差をも良好に補正することができる。また、画像読取レンズ51は、開口絞りS6よりも像側に第4レンズL4と第5レンズL5の2枚の正の屈折力のレンズを配置するから、球面収差をさらに良好に補正することができる。
さらに、画像読取レンズ51は、第4レンズL4を樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとし、第6レンズL6を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとするから、画像読取装置を連続使用し、画像読取レンズ51全体の温度が変化した場合に、第4レンズL4の温度変化によるピント移動と、第6レンズL6の温度変化によるピント移動とが略相殺し、画像読取レンズ51全体としては殆どピント移動が生じない。
また、表15からわかるように、画像読取レンズ51は、前述の条件式(1)〜(5)を満たすから、半画角ωが25度を超えるような広角域においても、各種収差をさらにバランス良く小さく抑えることができる。
<実施例6>
図17に示すように、実施例6の画像読取レンズ56は、物体側から順に配置された第1レンズL1〜第6レンズL6の6枚のレンズと、開口絞りS6とからなり、開口絞りS6は第3レンズL3と第4レンズL4との間に配置される。すなわち、画像読取レンズ56は、物体側から順に、前群(第1レンズL1,第2レンズL2,第3レンズL3)、開口絞りS6、後群(第4レンズL4,第5レンズL5,第6レンズL6)となるように配置される。また、第2レンズL2と第3レンズL3は接合レンズ57となっている。
画像読取レンズ56は、第1レンズL1、第3レンズL3、第6レンズL6を負の屈折力のレンズとし、第2レンズL2、第4レンズL4、第5レンズL5を正の屈折力のレンズとした。
Figure 2009204997
表16に示すように、画像読取レンズ56は、材質は各々異なるものを用いたが、第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4をガラスレンズとし、かつ、レンズ面形状は何れも球面とした。一方、画像読取レンズ56は、第5レンズL5と第6レンズL6を樹脂製のレンズとし、第5レンズL5の面S9,S10、第6レンズL6の面S11,S12を非球面とした。
Figure 2009204997
非球面とした第5レンズL5及び第6レンズL6の面S9〜S12の具体的な形状は、実施例1の画像読取レンズ31と同様に、前述の数1の式で表される。画像読取レンズ56の面S9〜S12の非球面係数の具体的な値は、表17に示すものとした。
Figure 2009204997
表18に示すように、画像読取レンズ56は、f1/f=−1.10,f5/f=0.739,R3/f=0.36,D8/f=0.12,D11/f=0.08となっており、前述の条件式(1)〜(5)を満たすように構成されている。
図18には、画像読取レンズ56の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す。また、半画角ω(度)=29.1,21.3,15.5,0の場合について、タンジェンシャル方向(T方向)のコマ収差を図19(A)〜図19(D)に示す。同様に、半画角ω(度)=29.1,21.3,15.5の場合について、サジタル方向(S方向)のコマ収差を図19(E)〜図19(G)に示す。なお、これらの画像読取レンズ56の各種収差図の表記は、前述の実施例1と同様となっている。
画像読取レンズ56は、第5レンズL5と第6レンズL6とを非球面レンズとし、かつ、第1レンズL1を負の屈折力とすることによって、6枚のレンズと開口絞りというコンパクトな構成ながらも、半画角が25度を超える広画角のレンズとなっている。さらに、レンズデータ(表16〜表18)や収差図(図18,図19)からわかるように、画像読取レンズ56は、第5レンズL5と第6レンズL6を樹脂製のレンズとし、これらの樹脂製のレンズ面を非球面とすることで、半画角ωが25度を超えるような広角域においても、各種収差がバランス良く小さく抑えられている。
また、画像読取レンズ56は、第1レンズL1と第6レンズL6を負の屈折力のレンズとするから、コンパクト化が達成されつつも、像面湾曲を良好に補正することができる。
また、画像読取レンズ56は、第5レンズL5を樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとするから、他のレンズを樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとする場合と比較して、球面収差をさらに良好に補正することができる。
さらに、画像読取レンズ56は、第5レンズL5の屈折力を大きくし、球面で構成された第4レンズL4の屈折力を小さくすることにより、第5レンズL5を樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとし、かつ、第6レンズL6を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとした他の画像読取レンズ(例えば、実施例2の画像読取レンズ36)と比較して、像面湾曲をより良好に補正することができる。
また、画像読取レンズ56は、第6レンズL6を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとするから、他のレンズを樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとする場合と比較して、像面湾曲をさらに良好に補正することができる。
画像読取レンズ56は、第2レンズL2と第3レンズL3を接合レンズ57とし、開口絞りS6に隣接して配置するから、軸上色収差をも良好に補正することができる。また、画像読取レンズ56は、開口絞りS6よりも像側に第4レンズL4と第5レンズL5の2枚の正の屈折力のレンズを配置するから、球面収差をさらに良好に補正することができる。
さらに、画像読取レンズ56は、第5レンズL5を樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとし、かつ、第6レンズL6を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとするから、画像読取装置を連続使用し、画像読取レンズ56全体の温度が変化した場合に、第5レンズL5の温度変化によるピント移動と、第6レンズL6の温度変化によるピント移動とが略相殺し、画像読取レンズ56全体としては殆どピント移動が生じない。
また、表18からわかるように、画像読取レンズ56は、前述の条件式(1)〜(5)を満たすから、半画角ωが25度を超えるような広角域においても、各種収差をさらにバランス良く小さく抑えることができる。
<実施例7>
図20に示すように、実施例7の画像読取レンズ61は、物体側から順に配置された第1レンズL1〜第6レンズL6の6枚のレンズと、開口絞りS6とからなり、開口絞りS6は第3レンズL3と第4レンズL4との間に配置される。すなわち、画像読取レンズ61は、物体側から順に、前群(第1レンズL1,第2レンズL2,第3レンズL3)、開口絞りS6、後群(第4レンズL4,第5レンズL5,第6レンズL6)となるように配置される。また、第2レンズL2と第3レンズL3は接合レンズ62となっている。
画像読取レンズ61は、第1レンズL1、第3レンズL3、第6レンズL6を負の屈折力のレンズとし、第2レンズL2、第4レンズL4、第5レンズL5を正の屈折力のレンズとした。
Figure 2009204997
表19に示すように、画像読取レンズ61は、材質は各々異なるものを用いたが、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4、第6レンズL6をガラスレンズとし、かつ、レンズの面形状は何れも球面とした。一方、画像読取レンズ61は、第1レンズL1と第5レンズL5を樹脂製のレンズとし、第1レンズL1の面S1,S2、第5レンズL5の面S9,S10を非球面とした。
Figure 2009204997
非球面とした第1レンズL1及び第5レンズL5の面S1,S2,S9,S10の具体的な形状は、実施例1の画像読取レンズ31と同様に、前述の数1の式で表される。画像読取レンズ61の面S1,S2,S9,S10の非球面係数の具体的な値は、表20に示すものとした。
Figure 2009204997
表21に示すように、画像読取レンズ61は、f1/f=−2.22,f5/f=1.319,R3/f=0.49,D8/f=0.20,D11/f=0.14となっており、前述の条件式(1)〜(5)を満たすように構成されている。
図21には、画像読取レンズ61の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す。また、半画角ω(度)=28.8,21.1,15.4,0の場合について、タンジェンシャル方向(T方向)のコマ収差を図22(A)〜図22(D)に示す。同様に、半画角ω(度)=28.8,21.1,15.4の場合について、サジタル方向(S方向)のコマ収差を図22(E)〜図22(G)に示す。なお、これらの画像読取レンズ61の各種収差図の表記は、前述の実施例1と同様となっている。
画像読取レンズ61は、第1レンズL1と第5レンズL5とを非球面レンズとし、かつ、第1レンズL1を負の屈折力とすることによって、6枚のレンズと開口絞りというコンパクトな構成ながらも、半画角が25度を超える広画角のレンズとなっている。さらに、レンズデータ(表19〜表21)や収差図(図21,図22)からわかるように、画像読取レンズ61は、第1レンズL1と第5レンズL5を樹脂製のレンズとし、これらの樹脂製のレンズの面を非球面とすることで、半画角ωが25度を超えるような広角域においても、各種収差がバランス良く小さく抑えられている。
また、画像読取レンズ61は、第1レンズL1と第6レンズL6を負の屈折力のレンズとするから、コンパクト化が達成されつつも、像面湾曲を良好に補正することができる。
さらに、画像読取レンズ61は、第4レンズL4の中心厚を大きくすることにより、第1レンズL1を樹脂製の負の屈折力の非球面レンズとし、かつ、第5レンズL5を樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとした他の画像読取レンズ(例えば、実施例3の画像読取レンズ41)と比較して、より小型化されるとともに、倍率色収差をより良好に補正することができる。
また、画像読取レンズ61は、第1レンズL1を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとするから、第6レンズL6を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとした場合の第6レンズL6の大きさより、第1レンズL1の大きさを小さくすることができ、成型時の製造誤差を小さく抑えやすくなる。
また、画像読取レンズ61は、第5レンズL5を樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとするから、他のレンズを樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとする場合と比較して、球面収差をさらに良好に補正することができる。
画像読取レンズ61は、第2レンズL2と第3レンズL3を接合レンズ62とし、開口絞りS6に隣接して配置するから、軸上色収差をも良好に補正することができる。また、画像読取レンズ61は、開口絞りS6よりも像側に第4レンズL4と第5レンズL5の2枚の正の屈折力のレンズを配置するから、球面収差をさらに良好に補正することができる。
さらに、画像読取レンズ61は、第1レンズL1を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとし、かつ、第5レンズL5を樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとするから、画像読取装置を連続使用し、画像読取レンズ61全体の温度が変化した場合に、第1レンズL1の温度変化によるピント移動と、第5レンズL5の温度変化によるピント移動とが略相殺し、画像読取レンズ61全体としては殆どピント移動が生じない。
また、表21からわかるように、画像読取レンズ61は、前述の条件式(1)〜(5)を満たすから、半画角ωが25度を超えるような広角域においても、各種収差をバランス良く小さく抑えることができる。
<実施例8>
図23に示すように、実施例8の画像読取レンズ66は、物体側から順に配置された第1レンズL1〜第6レンズL6の6枚のレンズと、開口絞りS6とからなり、開口絞り2は第3レンズL3と第4レンズL4との間に配置される。すなわち、画像読取レンズ66は、物体側から順に、前群(第1レンズL1,第2レンズL2,第3レンズL3)、開口絞りS6、後群(第4レンズL4,第5レンズL5,第6レンズL6)となるように配置される。また、第2レンズL2と第3レンズL3は接合レンズ67となっている。
画像読取レンズ66は、第1レンズL1、第3レンズL3、第6レンズL6を負の屈折力のレンズとし、第2レンズL2、第4レンズL4、第5レンズL5を正の屈折力のレンズとした。
Figure 2009204997
表22に示すように、画像読取レンズ66は、材質は各々異なるものを用いたが、第2レンズL2、第3レンズL3、第5レンズL5、第6レンズL6をガラスレンズとし、かつ、レンズの面形状は何れも球面とした。一方、画像読取レンズ66は、第1レンズL1と第4レンズL4を樹脂製のレンズとし、第1レンズL1の面S1,S2、第4レンズL4の面S7,S8を非球面とした。
Figure 2009204997
非球面とした第1レンズL1及び第4レンズL4の面S1,S2,S7,S8の具体的な形状は、実施例1の画像読取レンズ31と同様に、前述の数1の式で表される。画像読取レンズ66の面S1,S2,S7,S8の非球面係数の具体的な値は、表23に示すものとした。
Figure 2009204997
表24に示すように、画像読取レンズ66は、f1/f=−3.11,f5/f=0.464,R3/f=0.47,D8/f=0.08,D11/f=0.10となっており、前述の条件式(1)〜(5)を満たすように構成されている。
図24には、画像読取レンズ66の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す。また、半画角ω(度)=28.8,21,15.3,0の場合について、タンジェンシャル方向(T方向)のコマ収差を図25(A)〜図25(D)に示す。同様に、半画角ω(度)=28.8,21,15.3の場合について、サジタル方向(S方向)のコマ収差を図25(E)〜図25(G)に示す。なお、これらの画像読取レンズ66の各種収差図の表記は、前述の実施例1と同様となっている。
画像読取レンズ66は、第1レンズL1と第4レンズL4を非球面レンズとし、かつ、第1レンズL1を負の屈折力とすることによって、6枚のレンズと開口絞りというコンパクトな構成ながらも、半画角が25度を超える広画角のレンズとなっている。さらに、レンズデータ(表22〜表24)や収差図(図24,図25)からわかるように、第1レンズL1と第4レンズL4を樹脂製のレンズとし、これらの樹脂製のレンズの面を非球面とすることで、半画角ωが25度を超えるような広角域においても、各種収差がバランス良く小さく抑えられる。
また、画像読取レンズ66は、第1レンズL1と第6レンズL6を負の屈折力のレンズとするから、コンパクト化が達成されつつも、像面湾曲を良好に補正することができる。
また、画像読取レンズ66は、第1レンズL1を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとすることで、第6レンズL6を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとした場合の第6レンズL6の大きさより、第1レンズL1の大きさを小さくすることができ、成型時の製造誤差を小さく抑えやすくなる。
さらに、画像読取レンズ66は、第1レンズL1の屈折力を小さくしたことで、第1レンズL1を樹脂製の負の屈折力の非球面レンズとし、かつ、第4レンズL4を樹脂製の正の屈折力の非球面レンズとした他の画像読取レンズ(例えば、実施例4の画像読取レンズ46)と比較して、コマ収差をより良好に補正することができる。
また、画像読取レンズ66は、第4レンズL4を樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとするから、他のレンズを樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとする場合と比較して、像面湾曲をさらに良好に補正することができる。
画像読取レンズ66は、第2レンズL2と第3レンズL3を接合レンズ67とし、開口絞りS6に隣接して配置するから、軸上色収差をも良好に補正することができる。また、画像読取レンズ66は、開口絞りS6よりも像側に第4レンズL4と第5レンズL5の2枚の正の屈折力のレンズを配置するから、球面収差をさらに良好に補正することができる。
さらに、画像読取レンズ66は、第1レンズL1を樹脂製で負の屈折力の非球面レンズとし、かつ、第4レンズL4を樹脂製で正の屈折力の非球面レンズとするから、画像読取装置を連続使用し、画像読取レンズ66全体の温度が変化した場合に、第1レンズL1の温度変化によるピント移動と、第4レンズL4の温度変化によるピント移動とが略相殺し、画像読取レンズ66全体としては殆どピント移動が生じない。
また、表24からわかるように、画像読取レンズ66は、前述の条件式(1)〜(5)を満たすから、半画角ωが25度を超えるような広角域においても、各種収差をさらにバランス良く小さく抑えることができる。
また、上述の実施例1〜8では、A3判の原稿を読み取るイメージスキャナに特に好適なように、画像読取レンズの焦点距離fがf=27.0〜31.9(mm)の例を示すが、これに限らず、A3判以外の原稿を読み取る場合にも、読み取る原稿の大きさや向きに合わせて各実施例の画像読取レンズを拡大(縮小)して用いることが好ましい。
なお、上述の実施例では、レンズ面の曲率半径、面間隔、各レンズの屈折率やアッベ数などのレンズデータを具体的な数値で示すが、これらの実施例に挙げる数値に限らず、他の値となるように画像読取レンズを構成しても良い。
画像読取レンズの構成を示す断面図である。 実施例1の画像読取レンズの断面図である。 実施例1の画像読取レンズの球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差を示す収差図である。 実施例1の画像読取レンズのコマ収差を示す収差図である。 実施例2の画像読取レンズの断面図である。 実施例2の画像読取レンズの球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差を示す収差図である。 実施例2の画像読取レンズのコマ収差を示す収差図である。 実施例3の画像読取レンズの断面図である。 実施例3の画像読取レンズの球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差を示す収差図である。 実施例3の画像読取レンズのコマ収差を示す収差図である。 実施例4の画像読取レンズの断面図である。 実施例4の画像読取レンズの球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差を示す収差図である。 実施例4の画像読取レンズのコマ収差を示す収差図である。 実施例5の画像読取レンズの断面図である。 実施例5の画像読取レンズの球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差を示す収差図である。 実施例5の画像読取レンズのコマ収差を示す収差図である。 実施例6の画像読取レンズの断面図である。 実施例6の画像読取レンズの球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差を示す収差図である。 実施例6の画像読取レンズのコマ収差を示す収差図である。 実施例7の画像読取レンズの断面図である。 実施例7の画像読取レンズの球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差を示す収差図である。 実施例7の画像読取レンズのコマ収差を示す収差図である。 実施例8の画像読取レンズの断面図である。 実施例8の画像読取レンズの球面収差,非点収差,歪曲収差,倍率色収差を示す収差図である。 実施例8の画像読取レンズのコマ収差を示す収差図である。
符号の説明
25,31,36,41,46,51,56,61,66 画像読取レンズ
28 接合レンズ
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
L6 第6レンズ
S6 開口絞り(絞り)

Claims (13)

  1. 物体側から、第1レンズ、第2レンズ、第3レンズ、第4レンズ、第5レンズ、第6レンズの順に配置された6枚のレンズと、絞りとからなる画像読取レンズにおいて、
    前記6枚のレンズの中に、少なくとも1面が非球面とされた負の屈折力を有する樹脂製のレンズと、少なくとも1面が非球面とされた正の屈折力を有する樹脂製のレンズとを備え、
    前記6枚のレンズのうち、隣接する正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズとを接合させた接合レンズを前記絞りに隣接して備え、
    前記第1レンズが負の屈折力を有することを特徴とする画像読取レンズ。
  2. 前記第6レンズが負の屈折力を有することを特徴とする請求項1記載の画像読取レンズ。
  3. 前記絞りは前記第3レンズと前記第4レンズとの間に配置され、
    前記第3レンズは負の屈折力を有し、
    前記第2レンズ、前記第4レンズ、前記第5レンズは正の屈折力を有し、
    前記接合レンズは、前記第2レンズと前記第3レンズとからなる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取レンズ。
  4. 前記第1レンズは、少なくとも1面が非球面とされた樹脂製のレンズであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像読取レンズ。
  5. 前記第6レンズは、少なくとも1面が非球面とされた樹脂製のレンズであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像読取レンズ。
  6. 前記第4レンズは、少なくとも1面が非球面とされた正の屈折力を有する樹脂製のレンズであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像読取レンズ。
  7. 前記第5レンズは、少なくとも1面が非球面とされた正の屈折力を有する樹脂製のレンズであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像読取レンズ。
  8. 全体の焦点距離をf、前記第1レンズの焦点距離をf1とするときに、
    −3.37<f1/f<−0.85
    を満たすことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の画像読取レンズ。
  9. 全体の焦点距離をf、前記第5レンズの焦点距離をf5とするときに、
    0.32<f5/f<1.74
    を満たすことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の画像読取レンズ。
  10. 全体の焦点距離をf、前記第2レンズ物体側の面の曲率半径をR3とするときに、
    0.29<R3/f<0.67
    を満たすことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の画像読取レンズ。
  11. 全体の焦点距離をf、前記第4レンズの中心厚をD8とするときに、
    0.04<D8/f<0.28
    を満たすことを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の画像読取レンズ。
  12. 全体の焦点距離をf、前記第5レンズの像側の面から前記第6レンズの物体側の面までの光軸上の間隔をD11とするときに、
    0.02<D11/f<0.45
    を満たすことを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の画像読取レンズ。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載の画像読取レンズを備えることを特徴とする画像読取装置。
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