JP5496809B2 - 撮像レンズおよび撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像レンズおよび撮像装置に関し、より詳しくは、原稿画像を読み取るための読取レンズとして好適な撮像レンズ、および該撮像レンズを備えた撮像装置に関するものである。
従来、レンズを用いて原稿画像を読み取り、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子上に結像させ、画像情報を信号化する画像読取装置が知られている。このような画像読取装置は原稿画像の情報を忠実に読み取ることが要求されるため、読み取りに用いられる撮像レンズは、像面湾曲や歪曲収差等の諸収差が良好に補正されていることが必要である。また、近年では撮像素子の高密度化に伴って、より解像力が高い撮像レンズが望まれるようになっている。
さらに、上記のような画像読取装置では広角化に対する要望も高まっている。広角化が試みられた従来の画像読取レンズとしては、例えば下記特許文献1〜5に記載のものがある。特許文献1には、全画角が60°あり、最も像側に正メニスカスレンズを配置した5枚構成の読取レンズが記載されている。特許文献2には、全画角が60°あり、最も像側に正メニスカスレンズを配置した4枚構成の読取レンズが記載されている。特許文献3には、全画角が約60°あり、光軸に対して回転非対称な屈折力を有する面を持つ5枚構成の結像レンズが記載されている。特許文献4には、全画角が34°〜70°程度であり、最も物体側に正メニスカスレンズを配置した4枚構成の読取レンズが記載されている。特許文献5には、全画角が80°程度あり、物体側から順に、負レンズ、正レンズ、負レンズ、正レンズ、正レンズ、負レンズを配置した6枚構成の読取レンズが記載されている。
特開平4−216519号公報 特開平8−160297号公報 特開2000−171705号公報 特開2008−275783号公報 特開2009−204997号公報
上述したように、画像読取装置用の撮像レンズには、諸収差が良好に補正されている上に、近年の高画素化・高精細化した撮像素子に対応可能な高い光学性能を有することが望まれている。さらに近年では、安価で、装置のより小型化が可能な撮像レンズが望まれるようになってきている。装置を小型化する1つの方法として、被写体から撮像素子の撮像面までの距離をできるだけ短くすることが考えられる。しかしこの場合、非常に広画角となるため、像面湾曲、色収差、歪曲収差等の諸収差を良好に補正することが困難となる。
上記の特許文献1〜4に記載のレンズ系は、いずれも全画角が60°〜70°程度であるため、近年要望されている程度にまで装置を十分に小型化できるほど広角化がなされているとは言い難い。上記の特許文献5に記載のレンズ系は、全画角が80°程度あるが、光学系の全長がやや長く、非球面レンズを用いているため球面レンズのみで構成した光学系に比べるとコスト的に不利である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、低コスト化に有利で、高い光学性能を有し、十分な広角化が図られ、装置の小型化が可能な撮像レンズおよび該撮像レンズを備えた撮像装置を提供することを目的とするものである。
本発明の撮像レンズは、物体側から順に、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズの第1レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズの第2レンズと、像側に凹面を向けた負レンズの第3レンズと、両凸レンズの第4レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズの第5レンズと、負レンズの第6レンズとからなり、下記条件式(5)、(8)、(9)を満足することを特徴とするものである。
0.7<f2/f34<1.2 … (5)
1.65<N5 … (8)
1.0<R5im/R5ob<3.0 … (9)
ただし、
f2:前記第2レンズのe線における焦点距離
f34:前記第3レンズと前記第4レンズのe線における合成焦点距離
N5:前記第5レンズのe線における屈折率
R5ob:前記第5レンズの物体側の面の曲率半径
R5im:前記第5レンズの像側の面の曲率半径
なお、上記のうち、第1レンズに関する「像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ」、第2レンズに関する「物体側に凸面を向けた正レンズ」、第3レンズに関する「像側に凹面を向けた負レンズ」、第4レンズに関する「両凸レンズ」、第5レンズに関する「物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズ」、第6レンズに関する「負レンズ」は、各レンズが非球面レンズの場合は近軸領域におけるものとする。
本発明の撮像レンズにおいては、下記条件式(1)〜(4)、(6)、(7)、(10)、(11)のいずれか1つ、あるいは任意の組合せを満足することが好ましい。
1.65<(N2+N3+N4)/3 … (1)
1.50<(N1+N6)/2<1.66 … (2)
0.5<f1/f56<1.5 … (3)
0.45<Dp/f<1.10 … (4
.20<Dn/f<0.70 … (6)
0<ν4−ν3<25 … (7
.0≦f/|R2im|<0.67 … (10)
0.0≦f/|R3ob|<0.67 … (11)
ただし、
N1:第1レンズのe線における屈折率
N2:第2レンズのe線における屈折率
N3:第3レンズのe線における屈折率
N4:第4レンズのe線における屈折
6:第6レンズのe線における屈折率
ν3:第3レンズのd線におけるアッベ数
ν4:第4レンズのd線におけるアッベ数
Dp:第2レンズの物体側の面から第4レンズの像側の面までの光軸上の距離
Dn:第4レンズの像側の面から第6レンズの像側の面までの光軸上の距離
R2im:第2レンズの像側の面の曲率半径
R3ob:第3レンズの物体側の面の曲率半
:e線における全系の焦点距離
f1:第1レンズのe線における焦点距
56:第5レンズと第6レンズのe線における合成焦点距離
なお、曲率半径については、各レンズが非球面レンズの場合は近軸曲率半径を用いるものとする。また、条件式(9)で用いる曲率半径の符号は、面形状が物体側に凸の場合を正、像側に凸の場合を負とすることにする。
本発明の撮像レンズにおいては、第3レンズおよび第4レンズが接合されて全体で正の屈折力を持つ接合レンズを構成しているようにしてもよい。
本発明の撮像レンズにおいては、第6レンズは像側に凸面を向けたメニスカスレンズとしてもよい。
本発明の撮像装置は、上記記載の本発明の撮像レンズを備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、最少6枚のレンズ系において、各レンズの形状やパワーを好適に設定しているため、低コスト化に有利で、十分な広角化が達成されて装置の小型化が可能であり、近年の高画素化・高精細化した撮像素子に対応可能な高い光学性能を有する撮像レンズおよび該撮像レンズを備えた撮像装置を提供することができる。
本発明の一実施形態にかかる撮像レンズの構成と光路を示す断面図 本発明の実施例1の撮像レンズの構成と光路を示す断面図 本発明の実施例2の撮像レンズの構成と光路を示す断面図 本発明の実施例3の撮像レンズの構成と光路を示す断面図 本発明の実施例4の撮像レンズの構成と光路を示す断面図 本発明の実施例5の撮像レンズの構成と光路を示す断面図 本発明の実施例6の撮像レンズの構成と光路を示す断面図 本発明の実施例7の撮像レンズの構成と光路を示す断面図 本発明の実施例8の撮像レンズの構成と光路を示す断面図 図10(A)〜図10(K)は本発明の実施例1の撮像レンズの各収差図 図11(A)〜図11(K)は本発明の実施例2の撮像レンズの各収差図 図12(A)〜図12(K)は本発明の実施例3の撮像レンズの各収差図 図13(A)〜図13(K)は本発明の実施例4の撮像レンズの各収差図 図14(A)〜図14(K)は本発明の実施例5の撮像レンズの各収差図 図15(A)〜図15(K)は本発明の実施例6の撮像レンズの各収差図 図16(A)〜図16(K)は本発明の実施例7の撮像レンズの各収差図 図17(A)〜図17(K)は本発明の実施例8の撮像レンズの各収差図 本発明の実施形態にかかるラインセンサ型の画像読取装置の概略構成図 本発明の実施形態にかかるエリアセンサ型の画像読取装置の概略構成図 本発明の実施形態にかかるエリアセンサ型の画像読取装置の概略構成図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照しながら、本発明の実施形態にかかる撮像レンズについて説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる撮像レンズ1の構成と光路を示す断面図であり、後述の実施例3の撮像レンズに対応している。図1においては、左側が物体側、右側が像側であり、所定の有限距離にある物体からの軸上光束2、最大画角の光束3も合わせて示してある。
撮像レンズ1は、図1に示すように、光軸Zに沿って、物体側から順に、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズの第1レンズL1と、物体側に凸面を向けた正レンズの第2レンズL2と、像側に凹面を向けた負レンズの第3レンズL3と、両凸レンズの第4レンズL4と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズの第5レンズL5と、負レンズの第6レンズL6とを備える。
この撮像レンズ1は、原稿画像を読み取るための画像読取装置の読取レンズとして好適なものである。図1には、撮像レンズ1の物体側に透明な原稿載置部材を想定した平行平板状の光学部材P1を配置し、撮像レンズ1の像側にフィルタやカバーガラス等を想定した平行平板状の光学部材P2を配置した例を示す。
また、図1には、開口絞りStが第2レンズL2と第3レンズL3の間に配置されている例を示す。なお、図1に示す開口絞りStは必ずしも大きさや形状を表すものではなく、光軸Z上の位置を示すものである。
撮像レンズ1において、最も物体側の第1レンズL1と最も像側の2つのレンズ(第5レンズL5、第6レンズL6)を負レンズとすることで、広角化に対応可能となる。撮像レンズ1のような広角の光学系においては、第1レンズL1を像側に凹面を向けたメニスカスレンズとし、かつ最も像側の2つのレンズのうち少なくとも1つを物体側に凹面を向けたメニスカスレンズとすることが好ましい。
これにより、これらメニスカスレンズの面を通過する光線と該光線が通過する点における面の法線とのなす角度を小さくして、光線が面を通過する際の屈折角が大きくなるのを抑制することができる。このような広角の光学系では、最も物体側のレンズや最も像側の2つのレンズを通過する際の最大画角およびその近傍の周縁部の光線は、光軸Zと大きな角度を持つことになる。上記のようなメニスカスレンズを有する構成とすることで、光軸Zと大きな角度を持って面に入射する周縁部の光線で発生するコマ収差を抑制することができる。
また、第5レンズL5を物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズとすることで、第4レンズL4から射出されて第5レンズL5に入射する光線が屈折する際に、第5レンズL5の物体側の面を凸面とした場合よりも、第5レンズL5の物体側の面に入射する光線と該光線が通過する点における面の法線とのなす角度が大きくならないため、収差の発生を抑制することができるとともに、負の屈折力をもつことにより広角化を実現することができる。
撮像レンズ1では広角化のためには強い負のパワーをもつレンズを持つことになるため、全系で球面収差や像面湾曲を良好に補正するには強い正のパワーを有する要素が必要となる。そこで、物体側に凸面を向けた正の第2レンズL2と両凸レンズの第4レンズL4を含むように構成し、第2レンズL2〜第4レンズL4(図1に示す例では第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4)で構成されるレンズ群に強い正のパワーを持たせるようにしている。このうち、第3レンズL3の像側の面は像側に凹面を向け、第4レンズL4の物体側の面は物体側に凸面を向けるように構成することで、画角が大きくなるにつれて発散の効果を大きくすることができ、第2レンズL2〜第4レンズL4で構成されるレンズ群で強い正のパワーを持っても、最大画角およびその近傍の画角で像面湾曲がアンダーになりすぎるのを抑制することができ、像面湾曲の良好な補正が可能となる。
上記構成を有する本撮像レンズ1によれば、広角化を達成しながら、諸収差が良好に補正された高解像の光学系を実現することが可能になる。また、本撮像レンズ1は、図1に示す例のように、非球面を全く用いない、全てのレンズ面を球面とした構成が可能であり、低コスト化を図ることができる。
第2レンズL2の像側の面は、平面もしくは曲率半径の絶対値の大きな凸面であることが好ましい。第3レンズL3の物体側の面は、平面もしくは曲率半径の絶対値の大きな凸面としてもよい。
第2レンズL2および第3レンズL3を上記形状とすることで、第2レンズL2の像側の面および第3レンズL3の物体側の面において、結像に寄与する光線が通過する領域の面形状をレンズの周辺部まで延長し、この延長部分にレンズを組み立てる際に用いられる間隔環を当てることができるので、レンズや間隔環の加工誤差による影響を極力抑制することができ、安定して性能を確保することができる。また、レンズの面を平面とした場合は安価に製作可能となる。
なお、光学系の光軸方向の小型化のためには、第2レンズL2の像側の面を平面とした場合には、第3レンズL3の物体側の面を平面とすることが好ましく、第2レンズL2の像側の面を凸面とした場合には、第3レンズL3の物体側の面を凹面とすることが好ましい。第3レンズL3の物体側の面を凹面とした場合には、第3レンズL3は両凹形状となり、諸収差の良好な補正に有利となる。
第3レンズL3と第4レンズL4は接合された構成、されていない構成のいずれも可能である。設計自由度を高めるという点では接合されていない方が有利であるが、色収差の良好な補正および光軸方向の小型化のためには、第3レンズL3と第4レンズL4を接合した構成とすることが好ましい。また、第3レンズL3と第4レンズL4を接合レンズとすることで、これら2つのレンズを保持する間隔環が不要となり、さらに、第3レンズL3と第4レンズL4の相対的な偏心が要因となる性能の劣化を防止できるため、組み立て性が向上し、性能のバラツキを抑制できるので、コスト面において有利となる。
第3レンズL3と第4レンズL4を接合する場合は、上述したように、第2レンズL2〜第4レンズL4で形成されるレンズ群に強い正のパワーを持たせることが好ましいことから、第3レンズL3と第4レンズL4からなる接合レンズは全体で正の屈折力をもつことが好ましい。
第6レンズL6は、両凹レンズ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズのいずれの形状も可能である。特に、第6レンズL6を像側に凸面を向けた負メニスカスレンズとした場合には、軸上光束や各画角における軸外光束に含まれる各光線が、第6レンズL6に入射または第6レンズL6から射出する際に第6レンズL6の面を通過する位置での面の法線と各光線とのなす角度を小さくすることができるので、画像周縁部のコマフレアや倍率色収差の色ごとによるバラツキを抑制できる。また、第6レンズL6を像側に凸面を向けた負メニスカスレンズとした場合には、レンズを鏡枠に組み込む際に生じるレンズの倒れや軸ずれ等の製造誤差に起因する性能の劣化を比較的小さくすることができる。
開口絞りStの位置は、必ずしも図1に示す例に限定されないが、光学系の径方向の小型化と対称性向上のためには、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4のいずれかの近傍に配置されていることが好ましく、具体的には第2レンズL2と第3レンズL3の間、もしくは第3レンズL3と第4レンズL4の間に配置されることが好ましく、さらに第2レンズL2と第3レンズL3の間に配置されることがより好ましい。
本発明の撮像レンズは、光学系の小型化を重視する場合は、上記のような第1レンズL1〜第6レンズL6からなる6枚構成とすることが好ましいが、高性能化を重視する場合は、上記6枚のレンズ以外のレンズを追加した構成を採用してもよい。
また、本発明の撮像レンズは、図1に示す例のように、全てのレンズ面を球面とした構成が可能であるが、低コスト化がさほど重視されない場合は、本発明の撮像レンズは、非球面を有するように構成してもよく、その場合は設計自由度が高まるため、さらに高い光学性能を得ることが可能になる。
さらに本発明の実施形態にかかる撮像レンズ1が満たすことが好ましい条件式(1)〜(11)とその作用効果について以下に述べる。なお、好ましい態様としては、条件式(1)〜(11)のいずれか1つを満たすものでもよく、あるいは任意の組合せを満たすものでもよい。
1.65<(N2+N3+N4)/3 … (1)
1.50<(N1+N6)/2<1.66 … (2)
0.5<f1/f56<1.5 … (3)
0.45<Dp/f<1.10 … (4)
0.7<f2/f34<1.2 … (5)
0.20<Dn/f<0.70 … (6)
0<ν4−ν3<25 … (7)
1.65<N5 … (8)
1.0<R5im/R5ob<3.0 … (9)
0.0≦f/|R2im|<0.67 … (10)
0.0≦f/|R3ob|<0.67 … (11)
ただし、
N1:第1レンズL1のe線における屈折率
N2:第2レンズL2のe線における屈折率
N3:第3レンズL3のe線における屈折率
N4:第4レンズL4のe線における屈折率
N5:第5レンズL5のe線における屈折率
N6:第6レンズL6のe線における屈折率
ν3:第3レンズL3のd線におけるアッベ数
ν4:第4レンズL4のd線におけるアッベ数
Dp:第2レンズL2の物体側の面から第4レンズL4の像側の面までの光軸上の距離
Dn:第4レンズL4の像側の面から第6レンズL6の像側の面までの光軸上の距離
R2im:第2レンズL2の像側の面の曲率半径
R3ob:第3レンズL3の物体側の面の曲率半径
R5ob:第5レンズL5の物体側の面の曲率半径
R5im:第5レンズL5の像側の面の曲率半径
f:e線における全系の焦点距離
f1:第1レンズL1のe線における焦点距離
f2:第2レンズL2のe線における焦点距離
f34:第3レンズL3と第4レンズL4のe線における合成焦点距離
f56:第5レンズL5と第6レンズL6のe線における合成焦点距離
条件式(1)は、像面湾曲とコマ収差を良好に補正するための条件式である。条件式(1)の下限を下回ると、第2レンズL2〜第4レンズL4により形成される正のレンズ群の最も物体側の面の曲率半径の絶対値や最も像側の面の曲率半径の絶対値が小さくなり、最大画角およびその近傍の光線における高次のコマ収差が発生する要因となる。条件式(1)を満たすように材料を選択することで、曲率半径の絶対値を比較的大きくすることができ、上記正のレンズ群における正のペッツバール値を小さくすることができるので、像面湾曲を抑制しながら良好に収差補正することが可能となる。
なお、一般に、プラスチック材料はガラス材料に比べ屈折率が低いため、第2レンズL2〜第4レンズL4の少なくとも1つはガラス材料で構成することが好ましく、さらには第2レンズL2〜第4レンズL4全てガラス材料で構成することがより好ましい。
条件式(2)は、コマ収差、歪曲収差、像面湾曲を良好に補正するための条件式である。条件式(2)の下限を下回ると、第1レンズL1および第6レンズL6の曲率半径の絶対値が小さくなりすぎてしまい、高次のコマ収差が発生する要因や正の歪曲収差が増大する要因となる。条件式(2)の上限を上回ると、第1レンズL1および第6レンズL6の曲率半径の絶対値が比較的大きくなり、この2枚の負レンズにおける負のペッツバール値の絶対値を大きくできなくなり、第2レンズL2〜第4レンズL4により形成される正のレンズ群で発生した正のペッツバール値を打ち消すように作用するには不十分となり、像面湾曲の良好な補正が困難になる。
条件式(2)を満たすような材料としては、例えばプラスチック材料を用いることができる。より高い性能を得るためにより良好な収差補正をするためには、各像高の光束が所定以上分離されている第1レンズL1、第5レンズL5、第6レンズL6のレンズの少なくとも1つ以上を非球面レンズとすることが好ましく、非球面レンズを適用する場合は、その材料には成形容易性の観点からプラスチック材料を用いることが好ましい。
条件式(3)は、光学系の対称性を高めて軸外収差を良好に補正するための式である。条件式(3)を満たすように構成することで、レンズ系のパワー配置の対称性を高めることができる。特に、開口絞りStが上述したような好ましい位置に配置されている場合には、条件式(3)を満たすように構成することで、開口絞りStに対して略対称のパワー配置とすることができるので、倍率色収差や歪曲収差、像面湾曲等の収差の補正が比較的容易になる。条件式(3)の上限を上回っても下限を下回っても、これらの収差が大きくなり、高性能を確保することが困難になる。
条件式(4)は、第2レンズL2〜第4レンズL4により形成される正のレンズ群が適度なパワーを持って、像面湾曲とコマ収差を良好に補正しながらレンズ系をコンパクト化するための条件式である。条件式(4)の下限を下回ると、第2レンズL2〜第4レンズL4により形成される正のレンズ群の光軸方向の距離が小さくなり、像面Simに像を結像させるための強い収束作用をこの正のレンズ群がこの短い距離で持たなくてはならなくなるため、この正のレンズ群の最も物体側や最も像側の面の曲率半径の絶対値が小さくなり、最大画角およびその近傍の光線における高次のコマ収差が発生する要因となる。
条件式(4)の上限を上回ると、この正のレンズ群の最も物体側や最も像側の面の曲率半径の絶対値が大きくなり、この正のレンズ群より像側に後続する負のレンズ群の曲率半径の絶対値も大きくなる。このため、この負のレンズ群が必要とする発散作用を得るために、この負のレンズ群の全長も長くなるためコンパクト化に不利となる。
条件式(5)は、光学系の対称性を高めて軸外収差を良好に補正するための式である。条件式(5)を満たすように構成することで、レンズ系のパワー配置の対称性を高めることができる。上述したように開口絞りStは第2レンズL2と第3レンズL3の間に配置されることが好ましく、この位置に開口絞りStを配置した場合には、条件式(5)を満たすように構成することで、開口絞りStに対して略対称のパワー配置とすることができるので、倍率色収差や歪曲収差、像面湾曲等の収差の補正が比較的容易になる。条件式(5)の上限を上回っても下限を下回っても、これらの収差が大きくなり、高性能を確保することが困難になる。
条件式(6)は、第4レンズL4より像側の負レンズにより形成される負のレンズ群が適度なパワーを持って、像面湾曲とコマ収差を良好に補正しながらレンズ系をコンパクト化するための条件式である。条件式(6)の下限を下回ると、第4レンズL4より像側の負のレンズ群の光軸方向の距離が小さくなり、広角な光学系において像面Simに像を結像させるための強い発散作用をこの負のレンズ群がこの短い距離で持たなくてはならなくなるため、この負のレンズ群の最も物体側や最も像側の面の曲率半径の絶対値が小さくなり、最大画角およびその近傍の光線における高次のコマ収差が発生する要因となる。
条件式(6)の上限を上回ると、この負のレンズ群の曲率半径の絶対値が大きくなり、この負のレンズ群が必要とする発散作用を得るために、この負のレンズ群の全長も長くなるためコンパクト化に不利となる。
条件式(7)は、色収差を良好に補正するための条件式である。条件式(7)を満足するように、相隣る負レンズの第3レンズL3と正レンズの第4レンズL4の材料を選択することで良好な色収差の補正が可能となる。
条件式(8)は、像面湾曲を良好に補正するための条件式である。第5レンズL5では、第5レンズL5より物体側の第2レンズL2〜第4レンズL4からなる正のレンズ群で収束された光束を、広角化のために光軸Zから離れる方向に強く屈折させる必要がある。そのため、第5レンズL5の曲率半径の絶対値が小さくなり高次のコマ収差が増大しないように、条件式(8)を満足する材料を選択することが好ましい。
条件式(9)は、像面湾曲を良好に補正するための条件式である。第5レンズL5の物体側の面の曲率半径と像側の面の曲率半径の差を小さくすることで、ペッツバール値を小さくすることができる。
条件式(10)は、最大画角およびその近傍の光線における高次のコマ収差が発生するのを抑制するための条件式である。条件式(10)を満たすような形状とすることで、最大画角およびその近傍の各光線が第2レンズL2の像側の面を通過する位置での面の法線と各光線とのなす角度が大きくなるのを防ぐことができ、高次のコマ収差の発生を抑制することができる。
条件式(11)は、最大画角およびその近傍の光線における高次のコマ収差が発生するのを抑制するための条件式である。条件式(11)を満たすような形状とすることで、最大画角およびその近傍の各光線が第3レンズL3の物体側の面を通過する位置での面の法線と各光線とのなす角度が大きくなるのを防ぐことができ、高次のコマ収差の発生を抑制することができる。
撮像レンズ1はさらに、下記条件式(1−1)〜(9−1)のいずれか1つ、あるいは任意の組合せを満たすことがより好ましい。上述した条件式(1)〜(9)それぞれに代わり、条件式(1−1)〜(9−1)それぞれを満たすように構成することで、条件式(1)〜(9)それぞれにより得られる効果をさらに高めることができる。
1.69<(N2+N3+N4)/3 … (1−1)
1.52<(N1+N6)/2<1.64 … (2−1)
0.8<f1/f56<1.3 … (3−1)
0.50<Dp/f<0.95 … (4−1)
0.9<f2/f34<1.1 … (5−1)
0.30<Dn/f<0.65 … (6−1)
7<ν4−ν3<25 … (7−1)
1.68<N5 … (8−1)
1.4<R5im/R5ob<2.6 … (9−1)
次に、本発明の撮像レンズの数値実施例について説明する。本発明の撮像レンズの実施例1〜実施例8のレンズ断面図をそれぞれ図2〜図9に示す。図2〜図9においては図1同様に、左側が物体側、右側が像側であり、所定の有限距離にある物体からの軸上光束2および最大画角の光束3、光学部材P1、光学部材P2も合わせて示しており、図示されている開口絞りStは必ずしも大きさや形状を表すものではなく、光軸Z上の位置を示すものである。
実施例1〜実施例8の撮像レンズのレンズデータをそれぞれ表1〜表8に示す。各表には、実効F値、全系の焦点距離、全画角も示している。
Figure 0005496809
Figure 0005496809
Figure 0005496809
Figure 0005496809
Figure 0005496809
Figure 0005496809
Figure 0005496809
Figure 0005496809
各表のレンズデータにおいて、Siの欄には物体面から像面までの光学要素の面番号を、物体面を1番目として像側に向かうに従い順次増加するように示している。なお、このレンズデータには、開口絞りStおよび光学部材P1、P2も含めて示しており、開口絞りStに相当する面の面番号の欄には面番号の後に(開口絞り)と記載している。
また、各表のRiの欄にはi番目の面の曲率半径を示し、Diの欄にはi番目の面とi+1番目の面との光軸Z上の面間隔を示し、Nejの欄には最も物体側のレンズを1番目として像側に向かうに従い順次増加するj番目(j=1、2、3、…)の光学要素のe線(波長546.07nm)に対する屈折率を示し、νdjの欄にはj番目の光学要素のd線に対するアッベ数を示している。なお、曲率半径の符号は、面形状が物体側に凸の場合を正、像側に凸の場合を負としている。
表9に、実施例1〜8の撮像レンズにおける条件式(1)〜(11)に対応する値を示す。実施例1〜8全て、条件式(1)〜(11)を満たしている。
Figure 0005496809
なお、表1〜9では所定の桁でまるめた数値を示している。また、表1〜9において、表中の長さの単位として「mm」を用い、角度の単位として「度」を用いている。しかし、これは一例であり、光学系は比例拡大または比例縮小して使用することが可能なため、他の適当な単位を用いることもできる。
実施例1の撮像レンズの収差図を図10(A)〜図10(K)に示す。図10(A)、図10(B)、図10(C)、図10(D)はそれぞれ、球面収差、非点収差、ディストーション(歪曲収差)、倍率色収差(倍率の色収差)を示すものであり、図10(E)〜図10(K)は各画角における横収差を示すものである。球面収差図のFno.は実効F値を意味し、その他の収差図のωは半画角を意味する。球面収差図、倍率色収差図、横収差図では、e線(546.07nm)に関しては実線で、g線(波長435.84nm)に関しては破線で、C線(波長656.27nm)に関しては一点鎖線で示している。非点収差図および歪曲収差図はe線に関するものであり、非点収差図では、サジタル方向については実線で、タンジェンシャル方向については点線で示している。
横収差図では、図10(E)〜図10(H)にタンジェンシャル方向の横収差を示し、図10(I)〜図10(K)にサジタル方向の横収差を示し、同じ画角におけるタンジェンシャル方向の横収差とサジタル方向の横収差を図の左右方向に並べて示している。画角が0°の光軸上においてはタンジェンシャル方向の横収差とサジタル方向の横収差は同じであるので、光軸上のサジタル方向の横収差の図は省略してある。
同様に、実施例2〜8の撮像レンズの各収差図をそれぞれ、図11(A)〜図11(K)、図12(A)〜図12(K)、図13(A)〜図13(K)、図14(A)〜図14(K)、図15(A)〜図15(K)、図16(A)〜図16(K)、図17(A)〜図17(K)に示す。
以上のデータからわかるように、実施例1〜8の撮像レンズは、全て球面レンズからなる低コスト化が図られた6枚構成の光学系において、非常にコンパクトでありながら、全画角が85°程度の広角を達成し、各収差が良好に補正されて高い光学性能を有する。
次に、本発明の実施形態にかかる撮像装置について説明する。図18に、本発明の一実施形態にかかる撮像装置としての画像読取装置10の概略構成図を示す。図18に示す画像読取装置10は、原稿12の画像を読み取るための反射原稿式のラインセンサ型の読取装置である。画像読取装置10は、本発明の実施形態にかかる撮像レンズからなる読取レンズ11と、読み取り対象となる原稿12を保持する原稿載置台13と、原稿12に向けて照明光を発する光源14と、原稿12の画像を撮像する撮像素子15と、撮像素子15のカバーガラス16とを備えている。なお、図18に示す読取レンズ11はレンズ系を一括して概略的に図示したものである。
撮像素子15は、読取レンズ11により形成される光学像を電気信号に変換するものであり、例えばCCDやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等からなる画素がライン状に配列されたラインセンサである。なお、読取レンズ11と撮像素子15の間、または読取レンズ11と原稿12の間には、必要に応じフィルタ等の光学素子を配置することが好ましい。
画像読取装置10は、読取レンズ11を走査レンズとして用いるものであり、原稿12を、読取レンズ11の光軸および撮像素子15の画素の配列の長軸方向と、互いに直交する矢印A方向に移動させることにより、原稿12上の画像を読み取るように構成されている。画像読取装置10においては、光源14から原稿12に向けて照明光が照射され、原稿12で反射した光は読取レンズ11を透過して結像作用を受けることにより、原稿12の画像が撮像素子15上に結像され、撮像素子15によって画像情報として取り込まれる。
なお、図18に示す装置は、撮像素子15としてラインセンサを用いた例であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、撮像素子としてエリアセンサを用いた構成も可能である。図19に、本発明の別の実施形態にかかる撮像装置として、エリアセンサ型の画像読取装置20の概略構成図を示す。
図19に示す画像読取装置20は、原稿12の画像を読み取るための反射原稿式の読取装置である。画像読取装置20は、本発明の実施形態にかかる撮像レンズからなる読取レンズ11と、読み取り対象となる原稿12が載置される透明な原稿載置台23と、原稿12に向けて照明光を発する光源24と、原稿12の画像を撮像する撮像素子25と、撮像素子25のカバーガラス26とを備えている。なお、図19に示す読取レンズ11はレンズ系を一括して概略的に図示したものである。
画像読取装置20においても、画像読取装置10と同様に、光源24から原稿12に向けて照明光が照射され、原稿12で反射した光は読取レンズ11を透過して結像作用を受けることにより、原稿12の画像が撮像素子25上に結像され、撮像素子25によって画像情報として取り込まれる。
なお、本発明の撮像装置は種々の変形が可能であり、例えば、図20に示す画像読取装置30のように、画像読取装置20の光路の途中に光路を折り曲げるためのミラー27を追加した構成も可能である。光路を折り曲げるための部材はミラーに限定されず、同等の機能を有する別の部材を用いてもよい。かかる構成によれば、さらなる装置の小型化を図ることができる。このような光路を折り曲げる構成は、図18に示す画像読取装置10にも適用可能である。
また、図18〜図20には、反射原稿式の画像読取装置を示しているが、本発明の撮像装置はこれに限定されるものではなく、ネガフィルムやポジフィルム等の画像原稿を読み取る透過原稿式の画像読取装置にも適用可能である。透過原稿式の画像読取装置は例えば、図18〜図20に示す画像読取装置において、光源の位置を変更し、光源から投射されて原稿12を透過した光が読取レンズ11に入射し、読取レンズ11によって原稿12の画像を撮像素子上に結像させるように構成することにより実現可能である。
以上、実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、本発明の撮像レンズは、画像読取光学系用のレンズとしてのみではなく、他の光学系に適用することも可能である。本発明の撮像レンズは、有限距離の物体を扱う光学系に限らず、無限遠距離の物体を扱う光学系に適用してもよい。また、本発明の撮像レンズは、可視光用の光学系に限らず、赤外光を扱う光学系に適用してもよい。
具体的には例えば、本発明の撮像レンズを監視用カメラや車載カメラ、認証用カメラ等に適用してもよい。本発明の撮像レンズを監視用カメラ等に適用する場合には、設計仕様の画角を超えた角度から光線がレンズ系へ入射する場合もあるため、迷光を防止するためにレンズ系の物体側や各レンズ間等に余分な光線を遮光するための絞りを設けることが好ましい。
また、撮像レンズを適用する撮像装置に応じて、レンズ系の物体側や像側に、赤外線カットフィルタや可視光カットフィルタ、撥水コートや親水コートが施されたフィルタなどの各種フィルタを配置してもよい。あるいは、撮像レンズが有するいずれかのレンズのレンズ面に、各種フィルタと同様の作用を有するコートを施してもよい。
なお、本発明の撮像レンズは上記実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔、屈折率、アッベ数等の値は、上記実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得るものである。
2 軸上光束
3 最大画角の光束
10、20、30 画像読取装置
11 読取レンズ
12 原稿
13、23 原稿載置台
14、24 光源
15、25 撮像素子
16、26 カバーガラス
27 ミラー
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
L6 第6レンズ
P1、P2 光学部材
St 開口絞り
Z 光軸

Claims (12)

  1. 物体側から順に、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズの第1レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズの第2レンズと、像側に凹面を向けた負レンズの第3レンズと、両凸レンズの第4レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズの第5レンズと、負レンズの第6レンズとからなり、
    下記条件式(5)、(8)、(9)を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    0.7<f2/f34<1.2 … (5)
    1.65<N5 … (8)
    1.0<R5im/R5ob<3.0 … (9)
    ただし、
    f2:前記第2レンズのe線における焦点距離
    f34:前記第3レンズと前記第4レンズのe線における合成焦点距離
    N5:前記第5レンズのe線における屈折率
    R5ob:前記第5レンズの物体側の面の曲率半径
    R5im:前記第5レンズの像側の面の曲率半径
  2. 下記条件式(1)を満足することを特徴とする請求項1記載の撮像レンズ。
    1.65<(N2+N3+N4)/3 … (1)
    ただし、
    N2:前記第2レンズのe線における屈折率
    N3:前記第3レンズのe線における屈折率
    N4:前記第4レンズのe線における屈折率
  3. 下記条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1または2記載の撮像レンズ。
    1.50<(N1+N6)/2<1.66 … (2)
    ただし、
    N1:前記第1レンズのe線における屈折率
    N6:前記第6レンズのe線における屈折率
  4. 下記条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の撮像レンズ。
    0.5<f1/f56<1.5 … (3)
    ただし、
    f1:前記第1レンズのe線における焦点距離
    f56:前記第5レンズと前記第6レンズのe線における合成焦点距離
  5. 下記条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の撮像レンズ。
    0.45<Dp/f<1.10 … (4)
    ただし、
    Dp:前記第2レンズの物体側の面から前記第4レンズの像側の面までの光軸上の距離
    f:e線における全系の焦点距離
  6. 下記条件式(6)を満足することを特徴とする請求項1からのいずれか一項記載の撮像レンズ。
    0.20<Dn/f<0.70 … (6)
    ただし、
    Dn:前記第4レンズの像側の面から前記第6レンズの像側の面までの光軸上の距離
    f:e線における全系の焦点距離
  7. 下記条件式(7)を満足することを特徴とする請求項1からのいずれか一項記載の撮像レンズ。
    0<ν4−ν3<25 … (7)
    ただし、
    ν3:前記第3レンズのd線におけるアッベ数
    ν4:前記第4レンズのd線におけるアッベ数
  8. 前記第3レンズおよび前記第4レンズが接合されて全体で正の屈折力を持つ接合レンズを構成していることを特徴とする請求項1からのいずれか一項記載の撮像レンズ。
  9. 下記条件式(10)を満足することを特徴とする請求項1からのいずれか一項記載の撮像レンズ。
    0.0≦f/|R2im|<0.67 … (10)
    ただし、
    f:e線における全系の焦点距離
    R2im:前記第2レンズの像側の面の曲率半径
  10. 下記条件式(11)を満足することを特徴とする請求項1からのいずれか一項記載の撮像レンズ。
    0.0≦f/|R3ob|<0.67 … (11)
    ただし、
    f:e線における全系の焦点距離
    R3ob:前記第3レンズの物体側の面の曲率半径
  11. 前記第6レンズが、像側に凸面を向けたメニスカスレンズであることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項記載の撮像レンズ。
  12. 請求項1から11のいずれか一項記載の撮像レンズを備えたことを特徴とする撮像装置。
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