JP5571255B2 - 対物光学系およびこれを用いた内視鏡装置 - Google Patents

対物光学系およびこれを用いた内視鏡装置 Download PDF

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Description

本発明は、絞りを間に挟んで第1レンズ群と第2レンズ群が配置されている対物光学系およびこれを用いた内視鏡装置に関するものである。
従来より、内視鏡による体腔内の診断の際、内視鏡用対物光学系の倍率色収差が十分に補正されていないと周辺部に色にじみが発生してしまい病変部を見にくくすることがある。この倍率色収差の補正は、内視鏡用対物光学系の絞りから離れた位置に配された色消しの接合レンズにより行なわれており、例えば、絞りよりも像側に配置された色消しの接合レンズを構成する負のパワーを持つレンズに対して高分散の(アッベ数の小さい)材料を用いたものが知られている(特許文献1、2、3参照)。
このような内視鏡用対物光学系では、高画角化を狙って、絞りの物体側に配置されたレンズのパワーを定めようとすると、諸収差を抑制することが難しくなる。そのため、絞りよりも物体側に配置された接合レンズに正のパワーを持たせて広画角化よりも収差の補正を優先したもの(特許文献3の実施例1,2,3,4参照)、また、絞りよりも物体側に配置された接合レンズに負のパワーを持たせて収差の補正よりも広画角化を優先したもの(特許文献1の実施例5、特許文献2の実施例6参照)等が知られている。
特開2008−257108号公報 特開2008−257109号公報 特開2004−205779号公報
ところで、近年、さらに高分散の(アッベ数の小さい)材料がレンズ材料として用いることができるようになってきている。そのため、このような高分散の材料を用いて、倍率色収差を十分に補正しつつ広画角化した内視鏡用対物光学系を取得したいという要請がある。
なお、このような要請は、内視鏡用対物光学系の場合に限らず、一般の対物光学系の場合においても要請されている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、倍率色収差の発生を抑制しつつ広画角化することができる対物光学系およびこれを用いた内視鏡装置を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の対物光学系は、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群、絞り、正の屈折力を持つ第2レンズ群からなり、第1レンズ群は、物体側から順に、負の単レンズ、正レンズと負レンズを接合してなる負の屈折力を持つ接合レンズからなり、第2レンズ群は、物体側から順に、正の単レンズ、正レンズと負レンズを接合してなる正の屈折力を持つ接合レンズからなり、条件式(1):15.0<νd(RN)<18.6を満足することを特徴とするものである。
ただし、νd(RN)を第2レンズ群を構成する接合レンズ中の負レンズのd線におけるアッベ数とする。
前記第1の対物光学系は、条件式(1a):16<νd(RN)<18.4を満足することが望ましく、条件式(1b):16.5<νd(RN)<18.2を満足することがさらに望ましい。
本発明の第2の対物光学系は、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群、絞り、正の屈折力を持つ第2レンズ群からなり、第1レンズ群は、物体側から順に、負の単レンズ、正レンズと負レンズを接合してなる負の屈折力を持つ接合レンズからなり、第2レンズ群は、物体側から順に、正の単レンズ、正レンズと負レンズを接合してなる正の屈折力を持つ接合レンズからなり、条件式(2):380≦νd(RN)/(ng−nF)<1080を満足することを特徴とするものである。
ただし、νd(RN)を第2レンズ群を構成する接合レンズ中の負レンズのd線におけるアッベ数、ngを第2レンズ群を構成する接合レンズ中の負レンズのg線(435.84nm)に対する屈折率、nFを第2レンズ群を構成する接合レンズ中の負レンズのF線(486.13nm)に対する屈折率とする。
前記第2の対物光学系は、条件式(2a):380≦νd(RN)/(ng−nF)<600を満足することが望ましく、条件式(2b):380≦νd(RN)/(ng−nF)<525を満足することがさらに望ましい。
前記第1および第2の対物光学系の第1レンズ群を構成する前記接合レンズは、物体側から順に、像側が凸面をなす正レンズ、負レンズからなるものとすることができる。
前記第1および第2の対物光学系の第2レンズ群を構成する前記接合レンズは、物体側から順に、正レンズ、像側に凸面を向けた負のメニスカスレンズからなるものとしたり、物体側から順に、負レンズ、像側が凸面をなす正レンズからなるものとしたりすることができる。
前記第1および第2の対物光学系は、条件式(3):νd(RP)+νd(RN)<79を満足することが望ましく、条件式(3a):70<νd(RP)+νd(RN)<78.8を満足することがより望ましく、条件式(3b):75<νd(RP)+νd(RN)<78.5を満足することがさらに望ましい。
ただし、νd(RP)を第2レンズ群を構成する接合レンズ中の正レンズのd線におけるアッベ数、νd(RN)を第2レンズ群を構成する接合レンズ中の負レンズのd線におけるアッベ数とする。
前記第1および第2の対物光学系は、条件式(4):41.5<νd(RP)−νd(RN)を満足することが望ましく、条件式(4a):41.8<νd(RP)−νd(RN)<45.0を満足することがより望ましく、条件式(4b):42.0<νd(RP)−νd(RN)<44.0を満足することがさらに望ましい。
前記第1および第2の対物光学系は、条件式(5):f1/f<−1.1を満足することが望ましく、条件式(5a):−1.5<f1/f<−1.1を満足することがより望ましく、条件式(5b):−1.4<f1/f<−1.2を満足することがさらに望ましい。
ただし、f1を最も物体側に配されたレンズの焦点距離、fをレンズ全系の焦点距離とする。
前記第1および第2の対物光学系は、条件式(6):1.92<f2-6/f<3を満足することが望ましく、条件式(6a):1.92<f2-6/f<2.5を満足することがより望ましく、条件式(6b):1.92<f2-6/f<2.2を満足することがさらに望ましい。
ただし、f2-6を最も物体側に配されたレンズのみを除いた他のレンズの合成焦点距離とする。
前記第1および第2の対物光学系は、内視鏡用対物光学系に用いられるものとすることができる。
本発明の内視鏡装置は、前記第1の対物光学系または前記第2の対物光学系を備えたことを特徴とするものである。
前記第1および第2の対物光学系は、実質的に2個のレンズ群からなるものである。なお、「実質的に2個のレンズ群からなるもの」とは、2個のレンズ群以外に、実質的に屈折力を有さないレンズ、絞りやカバーガラス等レンズ以外の光学要素、レンズフランジ、レンズバレル、撮像素子、手振れ補正機構等の機構部分、等を持つものも含む。
前記第1および第2の対物光学系は、実質的に6枚のレンズからなるものである。なお、「実質的に6枚のレンズからなるもの」とは、6枚のレンズ以外に、実質的に屈折力を有さないレンズ、絞りやカバーガラス等レンズ以外の光学要素、レンズフランジ、レンズバレル、撮像素子、手振れ補正機構等の機構部分、等を持つものも含む。
このように、第1および第2の対物光学系は、2個のレンズ群および6枚のレンズのみで構成されたものであってもよいし、あるいは、2個のレンズ群および6枚のレンズ以外に、実質的にパワーを有さないレンズやレンズ以外の光学要素等を持つものであってもよい。
なお、接合レンズを含む場合のレンズ枚数については、n枚のレンズを接合してなる接合レンズはn枚のレンズからなるものとしてそのレンズ枚数をカウントする。
単レンズは、1枚のレンズを意味する。すなわち、単レンズは、接合されていない単独のレンズを意味する。
対物光学系に非球面を用いる場合には、非球面の凹凸、非球面の屈折力の正負、および非球面の曲率半径の正負は、この非球面の近軸領域における凹凸、屈折力の正負、および曲率半径の正負によって規定するものとする。
本発明の第1の対物光学系およびこれを用いた内視鏡装置によれば、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群、絞り、正の屈折力を持つ第2レンズ群を配置し、第1レンズ群を、物体側から順に、負の単レンズ、正レンズと負レンズを接合してなる負の屈折力を持つ接合レンズからなるものとし、第2レンズ群を、物体側から順に、正の単レンズ、正レンズと負レンズを接合してなる正の屈折力を持つ接合レンズからなるものとし、条件式(1):15.0<νd(RN)<18.6を満足するようにしたので、倍率色収差の発生を抑制しつつ広画角化することができる。
ここで、条件式(1)は第2レンズ群を構成する接合レンズ中の負レンズのアッベ数を規定するものである。条件式(1)を満足するように第1の対物光学系を構成することにより、倍率色収差を良好に補正することができる。すなわち、倍率色収差は絞りから光軸方向に離れた光線高の高い位置において顕著に生じるが、第2レンズ群中の接合レンズは上記正の単レンズを間に挟んでこの絞りから光軸方向に離れた位置に配されているので、この接合レンズを構成する負レンズを用いて色消しの調節(アッベ数の調節)を行うことにより、倍率色収差を良好に補正することができる。
なお、条件式(1)の上限を上回るように第1の対物光学系を構成すると、倍率色収差が補正不足となる。一方、条件式(1)の下限を下回るように第1の対物光学系を構成すると、軸上色収差が補正不足となる。
本発明の第2の対物光学系およびこれを用いた内視鏡装置によれば、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群、絞り、正の屈折力を持つ第2レンズ群を配置してなるものとし、第1レンズ群を、物体側から順に、負の単レンズ、正レンズと負レンズを接合してなる負の屈折力を持つ接合レンズからなるものとし、第2レンズ群を、物体側から順に、正の単レンズ、正レンズと負レンズを接合してなる正の屈折力を持つ接合レンズからなるものとし、条件式(2):380≦νd(RN)/(ng−nF)<1080を満足するようにしたので、倍率色収差の発生を抑制しつつ広画角化することができる。すなわち、倍率色収差は絞りから光軸方向に離れた光線高の高い位置において顕著に生じるが、第2レンズ群中の接合レンズは上記正の単レンズを間に挟んでこの絞りから光軸方向に離れた位置に配されているので、この接合レンズを構成する負レンズを用いて色消しの調節(アッベ数の調節)を行うことにより、倍率色収差を良好に補正することができる。
ここで、条件式(2)は、アッベ数と部分分散との比率を規定するものであり、レンズ材料の選択範囲をアッベ数の小さい範囲に制限するための条件式である。
条件式(2)を満足するように第2の対物光学系を構成することにより、倍率色収差を良好に補正することができる。
なお、条件式(2)の上限を上回るように第2の対物光学系を構成すると倍率色収差が補正不足となる。一方、条件式(2)の下限を下回るように第2の対物光学系を構成すると軸上色収差が補正不足となる。
また、上記本発明の第1、および第2の対物光学系によれば、高分散レンズ材料の中でもアッベ数が最も低い部類に属する材料を選択して最適化設計を行うことができ、これとともに第1レンズ群に配された接合レンズに負のパワーを与えて画角を広くすることにより、良好な倍率色収差の補正を行いつつ広画角化することができる。
本発明の第1の実施の形態による対物光学系を備えた内視鏡装置、および本発明の第2の実施の形態による対物光学系を備えた内視鏡装置の概略構成を共通に示す断面図 実施例1の対物光学系の概略構成を光路とともに示す断面図 実施例2の対物光学系の概略構成を光路とともに示す断面図 実施例3の対物光学系の概略構成を光路とともに示す断面図 実施例4の対物光学系の概略構成を光路とともに示す断面図 実施例5の対物光学系の概略構成を光路とともに示す断面図 実施例6の対物光学系の概略構成を光路とともに示す断面図 実施例7の対物光学系の概略構成を光路とともに示す断面図 実施例8の対物光学系の概略構成を光路とともに示す断面図 実施例1の対物光学系の収差図 実施例2の対物光学系の収差図 実施例3の対物光学系の収差図 実施例4の対物光学系の収差図 実施例5の対物光学系の収差図 実施例6の対物光学系の収差図 実施例7の対物光学系の収差図 実施例8の対物光学系の収差図
以下、本発明の対物光学系およびこれを用いた内視鏡装置について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の対物光学系を備えた内視鏡装置、および本発明の第2の実施の形態の対物光学系を備えた内視鏡装置の概略構成を共通に示す断面図である。なお、図1中の矢印X、Y、Zは、互いに直交する3方向を示すものであり、矢印Z方向は光軸Z1と同じ方向を示している。なお、光軸Z1は、対物光学系を構成する各レンズ面の面頂を通る直線と一致する軸である。
図示の第1の実施の形態の内視鏡装置201は、CCDやCMOS等の固体撮像素子である撮像素子210と第1の実施の形態の対物光学系101とを備えている。なお、図1は内視鏡装置201における体腔内に挿入される部位の先端部を示している。
単焦点の対物光学系101に対して定められる光軸Z1に沿って伝搬する光は、光路変換プリズムPrによって撮像素子210へ向かう方向に略90度折り曲げられる。撮像素子210の受光面210Jは、光軸Z1に対して平行に配置されている。
撮像素子210は、単焦点の対物光学系101を通して受光面210J上に結像された被写体1を表す光学像Imを電気信号に変換して、この光学像Imを示す画像信号Gsを出力するものである。
また、図示の第2の実施の形態の内視鏡装置202も上記の場合と同様に、CCDやCMOS等の固体撮像素子である撮像素子210と単焦点の第2の実施の形態の対物光学系102とを備えている。
上記と同様に、対物光学系102を通して撮像素子210の受光面210J上に結像された被写体1を表す光学像Imは電気信号に変換されて、この光学像Imを示す画像信号Gsが撮像素子210から出力される。
なお、第1の実施の形態の対物光学系101および第2の実施の形態の対物光学系102は、内視鏡装置に限らず、他の装置における対物レンズとして用いることもできる。
第1の実施の形態の対物光学系101と第2の実施の形態の対物光学系102とは、レンズや絞りの配置および一部のレンズの屈折力について共通の構成を有している。この共通の構成とは、物体側(図中矢印−Z方向の側)から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1、絞りSt、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2を配置し、第1レンズ群G1は、物体側から順に、負の屈折力を有する単レンズである第1レンズL1、正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズを接合してなる全体として負の屈折力を持つ接合レンズLS1を配置してなり、第2レンズ群G2は、物体側から順に、正の屈折力を有する単レンズである第4レンズL4、正の屈折力を有するレンズと負の屈折力を有するレンズを接合してなる全体として正の屈折力を持つ接合レンズLS2を配置してなる構成である。
なお、第1の実施の形態の対物光学系101は、上記共通の構成に加えて、条件式(1):15.0<νd(RN)<18.6を満足するように構成されている。
ただし、νd(RN)を第2レンズ群を構成する接合レンズ中の負の屈折力を有するレンズのd線におけるアッベ数とする。
この第1の実施の形態の対物光学系101は、条件式(1a):16<νd(RN)<18.4を満足することが望ましく、条件式(1b):16.5<νd(RN)<18.2を満足することがより望ましい。
また、第2の実施の形態の対物光学系102は、上記共通の構成に加えて、条件式(2):380≦νd(RN)/(ng−nF)<1080を満足するように構成されている。
ただし、ngを上記第2レンズ群を構成する接合レンズ中の負の屈折力を有するレンズのg線(435.84nm)に対する屈折率、nFを上記第2レンズ群を構成する接合レンズ中の負の屈折力を有するレンズのF線(486.13nm)に対する屈折率とする。
この第2の実施の形態の対物光学系102は、条件式(2a):380≦νd(RN)/(ng−nF)<600を満足することが望ましく、条件式(2b):380≦νd(RN)/(ng−nF)<525を満足することがさらに望ましい。
また、上記対物光学系101および対物光学系102は、第1レンズ群G1を構成する接合レンズLS1が、物体側から順に、像側(図中矢印+Z方向の側)が凸面をなす正の屈折力を有する第2レンズL2、負の屈折力を有する第3レンズL3を配置してなるものとすることができる。正の屈折力を有する第2レンズL2を、像側が凸面をなすものとすれば、バックフォーカスを十分に長くすることができ、より容易に、バックフォーカスに対応する光路中に光路変換プリズムPrやフィルタLf等のパワーを持たない光学要素LLを挿入することができる。
また、対物光学系101および対物光学系102は、第2レンズ群G2を構成する接合レンズLS2が、物体側から順に、正の屈折力を有する第5レンズL5、像側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズである第6レンズL6を配置してなるものとすることができる。接合レンズLS2をこのように構成すれば、良好なテレセントリック性を得ることができ、撮像素子210の受光面210Jに対して略垂直に主光線を入射させることができる。
また、対物光学系101および対物光学系102は、第2レンズ群G2を構成する接合レンズLS2が、物体側から順に、負の屈折力を有する第5レンズL5、像側が凸面をなす正の屈折力を有する第6レンズL6を配置してなるものとすることができる。接合レンズLS2をこのように構成すれば、上記の場合と同様に良好なテレセントリック性を得ることができ、受光面210Jに対して略垂直に主光線を入射させることができる。
さらに、対物光学系101および対物光学系102は、条件式(3):νd(RP)+νd(RN)<79を満足することが望ましく、条件式(3a):70<νd(RP)+νd(RN)<78.8を満足することがより望ましく、条件式(3b):75<νd(RP)+νd(RN)<78.5を満足することがさらに望ましい。ただし、νd(RP)を第2レンズ群G2を構成する接合レンズLS2中の正の屈折力を有するレンズのd線におけるアッベ数、νd(RN)を第2レンズ群G2を構成する接合レンズLS2中の負の屈折力を有するレンズのd線におけるアッベ数とする。
この条件式(3)は、レンズ材料の選択範囲をアッベ数の小さい範囲に制限するための条件式である。
条件式(3)を満足すれば、良好な倍率色収差の補正が可能となる。
ここで、条件式(3)の上限を上回ると倍率色収差が補正不足となる。一方、条件式(3)の下限を下回ると軸上色収差が補正不足となる。なお、条件式(3a)および(3b)についての作用効果も上記の場合と同様である。
また、対物光学系101および対物光学系102は、条件式(4):41.5<νd(RP)−νd(RN)を満足することが望ましく、条件式(4a):41.8<νd(RP)−νd(RN)<45.0を満足することがより望ましく、条件式(4b):42.0<νd(RP)−νd(RN)<44.0を満足することがさらに望ましい。
条件式(4)も、上記条件式(3)と同様に、レンズ材料の選択範囲をアッベ数の小さい範囲に制限するための条件式である。
条件式(4)を満足すれば、良好な倍率色収差の補正が可能となる。
ここで、条件式(4)の上限を上回ると倍率色収差が補正不足となる。一方、条件式(4)の下限を下回ると適切な硝材の選択の幅が少なくなるとともに、軸上色収差が補正不足となる。なお、条件式(4a)および(4b)についての作用効果も上記の場合と同様である。
また、対物光学系101および対物光学系102は、条件式(5):f1/f<−1.1を満足することが望ましく、条件式(5a):−1.5<f1/f<−1.1を満足することがより望ましく、条件式(5b):1.4<f1/f<−1.2を満足することがさらに望ましい。ただし、f1を最も物体側に配されたレンズの焦点距離、fをレンズ全系の焦点距離とする。
条件式(5)を満足すれば、画角130〜140度の広画角化が可能となる。
ここで、条件式(5)の上限を上回ると、画角は大きくなるが、第1レンズL1を通る光線高さが高くなり、第1レンズL1の外径を大きくしなければならなくなる。一方、条件式(5)の下限を下回ると、画角が小さくなり、この対物光学系101,102に要請されている広画角化を達成することが難しくなる。なお、条件式(5a)および(5b)についての作用効果も上記の場合と同様である。
また、対物光学系101および対物光学系102は、条件式(6):1.92<f2-6/f<3を満足することが望ましく、条件式(6a):1.92<f2-6/f<2.5を満足することがより望ましく、条件式(6b):1.92<f2-6/f<2.2を満足することがさらに望ましい。ただし、f2-6を最も物体側に配された第1レンズL1のみを除いた他のレンズの合成焦点距離とする。すなわち、f2-6は、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4、第5レンズL5、第6レンズL6の合成焦点距離とする。
ここで、条件式(6)の上限を上回ると、画角が小さくなり、この対物光学系101,102に要請されている広画角化を達成することが難しくなる。一方、条件式(6)の下限を下回ると、バックフォーカスが短くなり、このバックフォーカスに対応する光路中へのパワーを持たない光学要素LL(例えば、光路変換プリズムPrやフィルタLf等)の挿入および配置が難しくなる。なお、条件式(6a)および(6b)についての作用効果も上記の場合と同様である。
次に、本発明による対物光学系の具体的な数値データを示す実施例1〜8について、図2〜9、図10〜17、表1〜8、および表9を参照し、まとめて説明する。なお、上述の対物光学系101、102を示す図1中の符号と一致する図2〜9中の符号は互に対応する構成要素を示している。
<実施例1>
図2は、実施例1の対物光学系の概略構成を、この対物光学系を通る光束の光路とともに示す断面図である。
実施例1の対物光学系は、第1の対物光学系および第2の対物光学系の両方に対応するものであり、上記条件式(1)〜(6)の全てを満足するように構成されたものである。この実施例1の対物光学系の第2レンズ群G2を構成する接合レンズLS2は、後述する実施例2の対物光学系とは異なり、物体側から順に、正の屈折力を有する第5レンズL5、像側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズである第6レンズL6を配置してなるものである。
表1は、実施例1の対物光学系のレンズデータを示すものである。表1に示すレンズデータにおいて、面番号iは最も物体側に配置された面を1番目として像側に向かうに従い順次増加するi番目(i=1、2、3、…)の面Siの面番号を示す。なお、表1のレンズデータには開口絞りSt、パワーを持たない光学要素LL(例えば、光路変換プリズムやフィルタ等)、および光学像Imが形成される結像面も含めて面番号を付している。
表1中の記号Riはi番目(i=1、2、3、…)の面の曲率半径を示し、記号Diはi(i=1、2、3、…)番目の面とi+1番目の面との光軸Z1上の面間隔を示す。記号Riおよび記号Diは、レンズ面や絞り等を示す記号Si(i=1、2、3、・・・)と番号が対応している。なお、表1において、曲率半径および面間隔の単位はmmであり、曲率半径は物体側に凸の場合を正、像側に凸の場合を負としている。
表1中の記号Ndjは最も物体側の光学要素を1番目として像側に向かうに従い順次増加するj番目(j=1、2、3、…)の光学要素のd線(波長587.6nm)に対する屈折率を示し、νdjはj番目の光学要素のd線に対するアッベ数を示す。
なお、上記のような光学系は、一般にレンズ等の光学要素の寸法を比例拡大または比例縮小しても所定の性能を維持することが可能なため、上記レンズデータ全体を比例拡大または比例縮小した対物光学系についても本発明に係る実施例とすることができる。
Figure 0005571255
図10に、実施例1の対物光学系の収差図を示す。図10(a)には球面収差、図10(b)には非点収差、図10(c)にはディストーション(歪曲収差)の収差図を示し、図10()には倍率色収差を示す。
なお、非点収差図の実線はサジタル方向の収差、破線はタンジェンシャル方向の収差を示す。また、球面収差図の上部に記載の「F5.06」はFナンバーが5.06でああることを意味し、その他の収差図の上部に記載の「ω=68.2°」は半画角が68.2°であることを意味する。
さらに、実施例1の撮像レンズについて、各条件式中の数式や変数記号に対応する値を表9に示す。これらの数式や変数記号の値は、表1に示すレンズデータ等から求めることができる。なお数式中の変数記号に対応するレンズの焦点距離、および組み合わされた複数のレンズの焦点距離(合成焦点距離)は、正負を区別している。
上記表9には、後述する実施例2〜8の撮像レンズに関する各条件式中の数式や変数記号に対応する値も示されている。
上記レンズデータ等から解るように実施例1の対物光学系によれば、倍率色収差の発生を抑制しつつ広画角化することができる。
実施例1の対物光学系の構成を示す図2、収差を示す図10、レンズデータを示す表1、および各条件式に関する表9の読取り方等は、後述する実施例2〜8に関する図、表についても同様なので、後述の実施例についてはそれらの説明を省略する。
<実施例2>
図3は、実施例2の対物光学系の概略構成を、この対物光学系を通る光束の光路とともに示す断面図である。
この実施例2の対物光学系は、第1の対物光学系および第2の対物光学系の両方に対応するものであり、上記条件式(1)〜(6)の全てを満足するように構成されたものである。また、実施例2の対物光学系の第2レンズ群G2を構成する接合レンズLS2は、上記実施例1の対物光学系とは異なり、物体側から順に、負の屈折力を有する第5レンズL5、像側が凸面をなす正の屈折力を有する第6レンズL6を配置してなるものである。
また、図11は、実施例2の対物光学系の収差を示す図である。
下記表2に実施例2の対物光学系のレンズデータを示す。
Figure 0005571255
上記レンズデータ等から解るように実施例2の対物光学系によれば、倍率色収差の発生を抑制しつつ広画角化することができる。
<実施例3>
図4は、実施例3の対物光学系の概略構成を、この対物光学系を通る光束の光路とともに示す断面図である。
この実施例3の対物光学系は、第1の対物光学系および第2の対物光学系の両方に対応するものであり、上記条件式(1)〜(6)の全てを満足するように構成されたものである。また、実施例3の対物光学系の第2レンズ群G2を構成する接合レンズLS2は、上記実施例1の対物光学系と同様に、物体側から順に、正の屈折力を有する第5レンズL5、像側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズである第6レンズL6を配置してなるものである。
また、図12は、実施例3の対物光学系の収差を示す図である。
下記表3に実施例3の対物光学系のレンズデータを示す。
Figure 0005571255
上記レンズデータ等から解るように実施例3の対物光学系によれば、倍率色収差の発生を抑制しつつ広画角化することができる。
<実施例4>
図5は、実施例4の対物光学系の概略構成を、この対物光学系を通る光束の光路とともに示す断面図である。
この実施例4の対物光学系は、第1の対物光学系および第2の対物光学系の両方に対応するものであり、上記条件式(1)〜(6)の全てを満足するように構成されたものである。また、実施例4の対物光学系の第2レンズ群G2を構成する接合レンズLS2は、上記実施例1の対物光学系と同様に、物体側から順に、正の屈折力を有する第5レンズL5、像側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズである第6レンズL6を配置してなるものである。
また、図13は、実施例4の対物光学系の収差を示す図である。
下記表4に実施例4の対物光学系のレンズデータを示す。
Figure 0005571255
上記レンズデータ等から解るように実施例4の対物光学系によれば、倍率色収差の発生を抑制しつつ広画角化することができる。
<実施例5>
図6は、実施例5の対物光学系の概略構成を、この対物光学系を通る光束の光路とともに示す断面図である。
この実施例5の対物光学系は、第1の対物光学系および第2の対物光学系の両方に対応するものであり、上記条件式(1)〜(6)の全てを満足するように構成されたものである。また、実施例5の対物光学系の第2レンズ群G2を構成する接合レンズLS2は、上記実施例1の対物光学系と同様に、物体側から順に、正の屈折力を有する第5レンズL5、像側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズである第6レンズL6を配置してなるものである。
また、図14は、実施例5の対物光学系の収差を示す図である。
下記表5に実施例5の対物光学系のレンズデータを示す。
Figure 0005571255
上記レンズデータ等から解るように実施例5の対物光学系によれば、倍率色収差の発生を抑制しつつ広画角化することができる。
<実施例6>
図7は、実施例6の対物光学系の概略構成を、この対物光学系を通る光束の光路とともに示す断面図である。
この実施例6の対物光学系は、第1の対物光学系および第2の対物光学系の両方に対応するものであり、上記条件式(1)〜(6)の全てを満足するように構成されたものである。また、実施例6の対物光学系の第2レンズ群G2を構成する接合レンズLS2は、上記実施例1の対物光学系と同様に、物体側から順に、正の屈折力を有する第5レンズL5、像側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズである第6レンズL6を配置してなるものである。
また、図15は、実施例6の対物光学系の収差を示す図である。
下記表6に実施例6の対物光学系のレンズデータを示す。
Figure 0005571255
上記レンズデータ等から解るように実施例6の対物光学系によれば、倍率色収差の発生を抑制しつつ広画角化することができる。
<実施例7>
図8は、実施例7の対物光学系の概略構成を、この対物光学系を通る光束の光路とともに示す断面図である。
この実施例7の対物光学系は、第1の対物光学系および第2の対物光学系の両方に対応するものであり、上記条件式(1)〜(6)の全てを満足するように構成されたものである。また、実施例7の対物光学系の第2レンズ群G2を構成する接合レンズLS2は、上記実施例1の対物光学系と同様に、物体側から順に、正の屈折力を有する第5レンズL5、像側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズである第6レンズL6を配置してなるものである。
また、図16は、実施例7の対物光学系の収差を示す図である。
下記表7に実施例7の対物光学系のレンズデータを示す。
Figure 0005571255
上記レンズデータ等から解るように実施例7の対物光学系によれば、倍率色収差の発生を抑制しつつ広画角化することができる。
<実施例8>
図9は、実施例8の対物光学系の概略構成を、この対物光学系を通る光束の光路とともに示す断面図である。
この実施例8の対物光学系は、第1の対物光学系および第2の対物光学系の両方に対応するものであり、上記条件式(1)〜(6)の全てを満足するように構成されたものである。また、実施例8の対物光学系の第2レンズ群G2を構成する接合レンズLS2は、上記実施例1の対物光学系と同様に、物体側から順に、正の屈折力を有する第5レンズL5、像側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズである第6レンズL6を配置してなるものである。
また、図17は、実施例8の対物光学系の収差を示す図である。
下記表8に実施例8の対物光学系のレンズデータを示す。
Figure 0005571255
上記レンズデータ等から解るように実施例8の対物光学系によれば、倍率色収差の発生を抑制しつつ広画角化することができる。
下記表9は、上述のように各条件式に関する値を示すものである。
Figure 0005571255
以上、実施の形態および実施例を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各レンズ要素の曲率半径、面間隔、屈折率、アッベ数等の値は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得るものである。

Claims (20)

  1. 物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群、絞り、正の屈折力を持つ第2レンズ群からなり、
    前記第1レンズ群は、物体側から順に、負の単レンズ、正レンズと負レンズを接合してなる負の屈折力を持つ接合レンズからなり、
    前記第2レンズ群は、物体側から順に、正の単レンズ、正レンズと負レンズを接合してなる正の屈折力を持つ接合レンズからなり、
    以下の条件式(1)、(5b)を満足することを特徴とする対物光学系。
    15.0<νd(RN)<18.6 ・・・(1)
    −1.4<f1/f<−1.2 ・・・(5b)
    ただし、
    νd(RN):第2レンズ群を構成する接合レンズ中の負レンズのd線におけるアッベ数
    f1:最も物体側に配されたレンズの焦点距離
    f:レンズ全系の焦点距離
  2. 以下の条件式(1a)を満足することを特徴とする請求項1記載の対物光学系。
    16<νd(RN)<18.4 ・・・(1a)
  3. 以下の条件式(1b)を満足することを特徴とする請求項1記載の対物光学系。
    16.5<νd(RN)<18.2 ・・・(1b)
  4. 以下の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1記載の対物光学系。
    380≦νd(RN)/(ng−nF)<1080 ・・・(2)
    ただし、
    νd(RN):第2レンズ群を構成する接合レンズ中の負レンズのd線におけるアッベ数
    ng:第2レンズ群を構成する接合レンズ中の負レンズのg線(435.84nm)に対する屈折率
    nF:第2レンズ群を構成する接合レンズ中の負レンズのF線(486.13nm)に対する屈折率
  5. 以下の条件式(2a)を満足することを特徴とする請求項4記載の対物光学系。
    380≦νd(RN)/(ng−nF)<600 ・・・(2a)
  6. 以下の条件式(2b)を満足することを特徴とする請求項4記載の対物光学系。
    380≦νd(RN)/(ng−nF)<525 ・・・(2b)
  7. 前記第1レンズ群を構成する前記接合レンズが、物体側から順に、像側が凸面をなす正レンズ、負レンズからなるものであることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の対物光学系。
  8. 前記第2レンズ群を構成する前記接合レンズが、物体側から順に、正レンズ、像側に凸面を向けた負のメニスカスレンズからなるものであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の対物光学系。
  9. 前記第2レンズ群を構成する前記接合レンズが、物体側から順に、負レンズ、像側が凸面をなす正レンズからなるものであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の対物光学系。
  10. 以下の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項記載の対物光学系。
    νd(RP)+νd(RN)<79 ・・・(3)
    ただし、
    νd(RP):第2レンズ群を構成する接合レンズ中の正レンズのd線におけるアッベ数
    νd(RN):第2レンズ群を構成する接合レンズ中の負レンズのd線におけるアッベ数
  11. 以下の条件式(3a)を満足することを特徴とする請求項10記載の対物光学系。
    70<νd(RP)+νd(RN)<78.8 ・・・(3a)
  12. 以下の条件式(3b)を満足することを特徴とする請求項10記載の対物光学系。
    75<νd(RP)+νd(RN)<78.5 ・・・(3b)
  13. 以下の条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項記載の対物光学系。
    41.5<νd(RP)−νd(RN) ・・・(4)
    ただし、
    νd(RP):第2レンズ群を構成する接合レンズ中の正レンズのd線におけるアッベ数
    νd(RN):第2レンズ群を構成する接合レンズ中の負レンズのd線におけるアッベ数
  14. 以下の条件式(4a)を満足することを特徴とする請求項13記載の対物光学系。
    41.8<νd(RP)−νd(RN)<45.0 ・・・(4a)
  15. 以下の条件式(4b)を満足することを特徴とする請求項13記載の対物光学系。
    42.0<νd(RP)−νd(RN)<44.0 ・・・(4b)
  16. 以下の条件式(6)を満足することを特徴とする請求項1から15のいずれか1項記載の対物光学系。
    1.92<f2-6/f<3 ・・・(6)
    ただし、
    f2-6:最も物体側に配されたレンズのみを除いた他のレンズの合成焦点距離
    f:レンズ全系の焦点距離
  17. 以下の条件式(6a)を満足することを特徴とする請求項16記載の対物光学系。
    1.92<f2-6/f<2.5 ・・・(6a)
  18. 以下の条件式(6b)を満足することを特徴とする請求項16記載の対物光学系。
    1.92<f2-6/f<2.2 ・・・(6b)
  19. 前記対物光学系が、内視鏡用対物光学系に用いられるものであることを特徴とする請求項1から18のいずれか1項記載の対物光学系。
  20. 請求項1から19のいずれか1項記載の対物光学系を備えたことを特徴とする内視鏡装置。
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