JPH08160297A - 読取用レンズ - Google Patents

読取用レンズ

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JPH08160297A
JPH08160297A JP30363594A JP30363594A JPH08160297A JP H08160297 A JPH08160297 A JP H08160297A JP 30363594 A JP30363594 A JP 30363594A JP 30363594 A JP30363594 A JP 30363594A JP H08160297 A JPH08160297 A JP H08160297A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
object side
condition
positive meniscus
convex surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP30363594A
Other languages
English (en)
Inventor
Masae Sato
正江 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP30363594A priority Critical patent/JPH08160297A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歪曲収差や像面湾曲が良好に補正された明る
く画角の広い4枚構成の読取用レンズを提供することを
目的としている。 【構成】 物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メ
ニスカスレンズの第1レンズ、両凹レンズの第2レン
ズ、像側に凸面に向けた正メニスカスレンズの第3レン
ズ、及び物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの第
4レンズから成り、 0.55<|f2|/f<0.70,f2<0 (1) 0.75<r4/f<1.00 (2) 0.26<d7/f<0.36 (3) 但し、fi:物体側より第i番目のレンズの焦点距離 ri:物体側より第i番目のレンズ面の曲率半径 d7:第4レンズの軸上厚 f :全系の合成焦点距離 の(1),(2),(3)の条件を満足することを特徴
とする読取用レンズである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は読取用レンズに係り、さ
らに詳しくはファクシミリやスキャナ用の読取用レンズ
に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリやスキャナ用として使われ
る読取用レンズは解像力やコントラストが高く、原稿の
歪みが大きいと読みにくいので歪曲収差が小さいことも
要求される。また、受光面上で均一な光量を得るため、
周辺光量も必要である。また装置の小型化のために、物
像間距離が短くなるよう焦点距離を短くして広い画角を
包括する必要がある。さらに、低コスト化のために、構
成レンズ枚数の少ないことが要求される。
【0003】このような用途に用いられるレンズとし
て、トリップレットタイプやテッサータイプは3〜4枚
構成で、レンズ枚数は少ないが、利用できるのは半画角
22〜25°程度で、これ以上広角にすると非点収差、像面
湾曲、歪曲収差の発生が大きくなり、補正が難しいこと
が分かった。
【0004】また、一般にテレフォトタイプと呼ばれる
レンズ後部に負レンズを配置したレンズタイプは広角化
に有利である。特公平2-38925号記載のレンズは4枚構
成だが、半画角は25°程度で、これ以上広角にすると像
面湾曲が大きくなる。再にこのタイプはレンズ後部の負
レンズの作用により開口効率を100%確保することが難
しく、周辺光量が大きく低下してしまうことが分かっ
た。
【0005】またレトロフォーカスタイプは周辺光量が
十分に確保でき、広角化にも有利なタイプである。特開
平6-82695号や特開昭63-65416号記載のレンズは半画角2
8°〜30°と広角であるが、F4.5〜F5.6と若干暗く、
また、レンズ前方に配置される負レンズの作用により、
歪曲収差の補正が難しく−0.4%以上発生してしまうこ
とが分かった。
【0006】さらに正、負、正、正とレンズが配置され
る逆エルノスタータイプは、レトロフォーカスタイプに
くらべ歪曲収差の補正に有利で、広角なレンズも提案さ
れている。特開昭62-92908号や特開昭59-152413号記載
のレンズは半画角32°もあるが、後位置絞りの写真用レ
ンズなので、周辺光量不足や歪曲収差が大きいなどの欠
点がある。また特開平5-40220号、特開平2-310511号お
よび特公昭61-28969号記載のレンズは、半画角25°以下
なので、これ以上広角で使用すると収差補正が不十分で
あることが分かった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の課題
の少なくとも一つを解決すべくなされたもので、歪曲収
差や像面湾曲が良好に補正された明るく、画角の広い4
枚構成の読取用レンズを提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は下記の手段
により達成される。即ち物体側から順に、物体側に凸面
を向けた正メニスカスレンズの第1レンズ、両凹レンズ
の第2レンズ、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ
の第3レンズ、および、物体側に凸面を向けた正メニス
カスレンズの第4レンズから成り、 0.55<|f2|/f<0.70,f2<0 (1) 0.75<r4/f<1.00 (2) 0.26<d7/f<0.36 (3) 但し、fi:物体側より第i番目のレンズの焦点距離 ri:物体側より第i番目のレンズ面の曲率半径 d7:第4レンズの軸上厚 f :全系の合成焦点距離 の(1),(2),(3)の条件を満足することを特徴
とする読取用レンズである。
【0009】
【作用】この発明のレンズ系は、物体側から順に正,
負,正,正の逆エルノスタータイプを取り、負レンズの
第2レンズにより高く持ち上げられた光線を正レンズの
第3,第4レンズにより徐々に収束させることで諸収差
を良好に補正している。また、負のパワーを持つレンズ
は第2レンズ1枚であるので、負レンズに起因する収差
発生をさけるため、比較的弱いパワーに設定することで
広角化を実現している。
【0010】条件(1)は第2レンズのパワーに関する
条件で、下限を越えてパワーが強くなると、コマ収差の
発生が大きくなり、像面湾曲も補正過剰となる。また上
限を越えてパワーが弱くなると像面湾曲が補正不足とな
り十分な性能が得られない。また好ましくは、 0.56<|f2|/f<0.61 の条件を満足することである。
【0011】条件(2)は非点収差に関する条件で、下
限を越えるとメリジオナル像面がオーバーになる。条件
を越えるとメリジオナル像面がアンダーになり、負の歪
曲収差も増大する。また好ましくは、 0.79<r4/f<0.92 の条件を満足することである。
【0012】条件(3)は主として第2レンズで発生す
る内向性コマ収差を第4レンズで発生する外向性コマ収
差により打ち消すことを目的とする。これは第4レンズ
を厚くすることで第4レンズの像側面への光線の入射角
を大きくして外向性コマ収差を発生させる。下限を越え
ると、この効果が得られない。また上限を越えると像面
湾曲が補正過剰となる。また好ましくは、 0.29<d7/f<0.33 の条件を満足することである。
【0013】なお、副次的には更に以下の条件を満足す
ることが望ましい。
【0014】 0.85<r8/f<2.00 (4) 0.18<f3/f4<0.35 (5) 0.55<r1/f<0.75 (6) 1.75<n1 , 1.75<n3 (7) 但し、ni:物体側より第i番目のレンズの660nmに対す
る屈折率fi:物体側より第i番目のレンズの焦点距離 ri:物体側より第i番目のレンズ面の曲率半径 f :全系の合成焦点距離 条件(4)は前述の条件(3)と同じ目的を持つ。下限
を越えると必要以上に外向性コマ収差が発生すると共
に、像面湾曲が補正過剰となりがちとなる。また、下限
を越えると打ち消しの効果が得られなくなると共に、負
の歪曲収差が増大しやすくなる。また、好ましくは 0.95<r8/f<1.47 の条件を満足することである。
【0015】条件(5)は、第3,第4レンズにより光
線を無理なく収束させ、諸収差を良好に補正するための
条件である。下限を越えて第3レンズの屈折力の負担が
強くなるとペッツバール和が大となり像面湾曲が補正不
足となりがちとなる。また、上限を越えて、第4レンズ
の屈折力負担が強くなると負の歪曲収差が増大しやすく
なると共に像面湾曲が補正過剰となりがちとなる。また
好ましくは、 0.19<f3/f4<0.26 の条件を満足することである。
【0016】条件(6)は球面収差に関する条件で下限
を越えて曲率がきつくなるとこの面で発生する高次の負
の球面収差が、負レンズである第2レンズでの光線高が
低くなるため補正しきれなくなりがちとなる。また上限
を越えて、曲率がゆるくなると球面収差が補正過剰とな
りがちとなる。また好ましくは、 0.61<r1/f<0.67 の条件を満足することである。
【0017】条件(7)はペッツバール和を小さく保つ
ためと軸上コマ収差の発生を抑えるための条件である。
条件をはずれるとペッツバール和が大きくなり、広角化
が難しくなる。
【0018】
【実施例】本発明の実施例について説明する。なお実施
例で使用する記号を説明すると、rは各屈折面の曲率半
径、dは軸上屈折面間隔、nは660nmに対するレンズ材
料の屈折率、νdはレンズ材料のアッベ数、fは全系の
合成焦点距離、FはFナンバー、Mは倍率、ωは半画角
を示す。
【0019】(実施例1) f=10 , F=4 , M=−0.22 , ω=30° No. r d n νd 1 6.281 1.98 1.79858 46.6 2 21.632 0.66 3 −8.999 0.88 1.73274 27.8 4 8.999 0.33 5 −48.850 1.87 1.76758 49.6 6 −5.584 0.22 7 8.363 3.09 1.76758 49.6 8 9.579 実施例1の断面図を図1に示し、実施例1の収差図を図
2に示す。但し、各収差図共、物体面と第1面との間に
厚さ1.1のカバーガラス及び、第8面と像面との間に厚
さ0.77のカバーガラスを配置した場合のものである。
【0020】(実施例2) f=10 , F=4 , M=−0.22 , ω=30° No. r d n νd 1 6.183 1.53 1.79858 46.6 2 66.316 0.82 3 −8.779 0.55 1.73274 27.8 4 8.044 0.55 5 −21.557 1.64 1.76758 49.6 6 −5.443 0.10 7 10.471 3.19 1.76758 49.6 8 14.590 実施例2の収差図を図3に示す。但し、各収差図共、物
体面と第1面との間に厚さ1.1のカバーガラス及び、第
8面との像面との間に厚さ0.77のカバーガラスを配置し
た場合のものである。
【0021】(実施例3) f=10 , F=4 , M=−0.22 , ω=30° No. r d n νd 1 6.635 1.48 1.79858 46.6 2 45.549 1.10 3 −8.707 0.77 1.73274 27.8 4 9.141 0.44 5 −31.342 1.86 1.76758 49.6 6 −5.578 0.22 7 9.430 3.07 1.76758 49.6 8 11.890 実施例3の収差図を図4に示す。但し、各収差図共、物
体面と第1面との間に厚さ1.1のカバーガラス及び、第
8面と像面との間に厚さ0.77のカバーガラスを配置した
場合のものである。
【0022】ここで、各実施例の条件に係わる数値を表
1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】この発明の読取用レンズは、4枚の構成
のレンズでありながら、広画角で画面周辺部までバラン
スのとれた収差補正が行われており、実用性の高いレン
ズとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の断面図である。
【図2】実施例1の球面収差、非点収差、歪曲収差、コ
マ収差である。
【図3】実施例2の球面収差、非点収差、歪曲収差、コ
マ収差である。
【図4】実施例3の球面収差、非点収差、歪曲収差、コ
マ収差である。
【符号の説明】
1 1面 2 2面 3 3面 4 4面 5 5面 6 6面 7 7面 8 8面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順に、物体側に凸面を向けた
    正メニスカスレンズの第1レンズ、両凹レンズの第2レ
    ンズ、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズの第3レ
    ンズ、および、物体側に凸面を向けた正メニスカスレン
    ズの第4レンズから成り、 0.55<|f2|/f<0.70,f2<0 (1) 0.75<r4/f<1.00 (2) 0.26<d7/f<0.36 (3) 但し、fi:物体側より第i番目のレンズの焦点距離 ri:物体側より第i番目のレンズ面の曲率半径 d7:第4レンズの軸上厚 f :全系の合成焦点距離 の(1),(2),(3)の条件を満足することを特徴
    とする読取用レンズ。
JP30363594A 1994-12-07 1994-12-07 読取用レンズ Pending JPH08160297A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30363594A JPH08160297A (ja) 1994-12-07 1994-12-07 読取用レンズ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30363594A JPH08160297A (ja) 1994-12-07 1994-12-07 読取用レンズ

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JPH08160297A true JPH08160297A (ja) 1996-06-21

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ID=17923368

Family Applications (1)

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JP30363594A Pending JPH08160297A (ja) 1994-12-07 1994-12-07 読取用レンズ

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JP (1) JPH08160297A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7961365B2 (en) 2007-05-10 2011-06-14 Ricoh Company, Ltd. Image reading apparatus and image forming apparatus
US8331042B2 (en) 2010-07-29 2012-12-11 Fujifilm Corporation Imaging lens and imaging apparatus
CN105445900A (zh) * 2015-03-09 2016-03-30 北京天诚盛业科技有限公司 成像镜头、虹膜成像模组以及虹膜识别装置
CN108802978A (zh) * 2017-08-29 2018-11-13 成都理想境界科技有限公司 一种短焦投影物镜以及光纤扫描投影设备

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