JPH08201687A - 望遠写真レンズ - Google Patents

望遠写真レンズ

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JPH08201687A
JPH08201687A JP1076895A JP1076895A JPH08201687A JP H08201687 A JPH08201687 A JP H08201687A JP 1076895 A JP1076895 A JP 1076895A JP 1076895 A JP1076895 A JP 1076895A JP H08201687 A JPH08201687 A JP H08201687A
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JP
Japan
Prior art keywords
lens
telephoto
object side
conditional expression
lenses
Prior art date
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Pending
Application number
JP1076895A
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English (en)
Inventor
Susumu Yamaguchi
進 山口
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 望遠比が小さいにもかかわらず、諸収差が良
好に補正されたレンズ枚数の少ない、ビハインド絞りの
望遠写真レンズを提供する。 【構成】 物体側より順に物体側に凸面を向けた正のメ
ニスカスレンズの第1レンズと、同じく物体側に凸面を
向けた正のメニスカスレンズの第2レンズと、両凹レン
ズの第3レンズと、両凸レンズの第4レンズと、絞りか
らなる4群4枚のレンズにより構成された望遠写真レン
ズであって、下記条件式を満足することを特徴とする望
遠写真レンズ。 (1) 0.30<Σd/f<0.40 (2) −0.6<f/f123<0.2 ただし条件式中の記号は以下のように定義する。 Σd :レンズの軸上厚および空気間隔の合計 f :全系の合成焦点距離 f123 :第1レンズから第3レンズまでの合成焦点距離

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、4群4枚構成の望遠写
真レンズに係わり、特にレンズの明るさがF5.6、画角1
2°程度、望遠比(第1レンズの前面から像焦点までの
距離を焦点距離で割った値)が0.9以下の全長が短い、
ビハインド絞りの望遠写真レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】4群4枚構成で望遠比が0.9以下の望遠
写真レンズとしては、例えば特開昭54-55423号公報で提
案されている構成がある。この従来例はレンズ系の中に
絞りのあるいわゆるインナー絞りの望遠写真レンズであ
る。又特開昭60-165609号公報には、4群4枚構成でビ
ハインド絞りの望遠写真レンズが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の特開昭54-55423
号公報で提案されているものは、前述のように4群4枚
構成のレンズ系の中に絞りがあるインナー絞りの望遠写
真レンズである。従って焦点合わせを行う場合、全体繰
り出しにすると絞りも同時に繰り出す必要があるので、
機構的に複雑となりコンパクト化に向いていない。そこ
で絞りの前側あるいは後側のレンズのみでの焦点合わせ
を行うと、収差変化が大きく、近距離から遠距離にわた
る撮影距離で良好な性能を確保できない。
【0004】又前述の特開昭60―165609号公報で提案さ
れているものは、前述のように4群4枚構成のレンズで
ビハインド絞りではあるが望遠比が1.0程度でありレン
ズ全長が長めである。
【0005】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたものである。即ち、望遠比が小さいにもかかわら
ず、諸収差が良好に補正されたレンズ枚数の少ない、ビ
ハインド絞りの望遠写真レンズを提供することを目的と
したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的は、物体側より
順に物体側に凸面を向けた正のメニスカスレンズの第1
レンズと、同じく物体側に凸面を向けた正のメニスカス
レンズの第2レンズと、両凹レンズの第3レンズと、両
凸レンズの第4レンズと、絞りからなる4群4枚のレン
ズにより構成された望遠写真レンズであって、下記条件
式を満足することを特徴とする望遠写真レンズによって
達成される。
【0007】(1) 0.30<Σd/f<0.40 (2) −0.6<f/f123<0.2 又前記目的は、前記望遠写真レンズが下記条件式を満足
することを特徴とする望遠写真レンズによって達成され
る。
【0008】(3) 0.10<d6/f<0.15 又前記目的は、前記望遠写真レンズが下記条件式を満足
することを特徴とする望遠写真レンズによって達成され
る。
【0009】(4) 2.4<f/f12<3.4 又前記目的は、前記望遠写真レンズが下記条件式を満足
することを特徴とする望遠写真レンズによって達成され
るものである。
【0010】(5) n3>1.72 (6) ν1,ν2>60 ν3,ν4<30 ただし条件式中の記号は以下のように定義する。
【0011】Σd :レンズの軸上厚および空気間隔の
合計 f :全系の合成焦点距離 f12 :第1レンズ、第2レンズの合成焦点距離 f123 :第1レンズから第3レンズまでの合成焦点距離 d6 :第3レンズと第4レンズとの空気間隔 n3 :第3レンズのd線屈折率 νn :第n番目のレンズのアッベ数
【0012】
【作用】条件式(1)は、本発明の主眼である望遠比0.
9以下のコンパクト化を図る上での前提条件である。条
件式(1)の上限を越えてΣdが大きくなると、周辺光
量を確保するためにはレンズ前玉径を大きくする必要が
あり、コンパクト化が困難となる。条件式(1)の下限
を越えると望遠比0.9以下のコンパクト性と、収差の良
好な補正を同時に満足するのが困難になる。
【0013】条件式(2)は、レンズ厚を適度に保った
状態で収差補正を良好に行うため、第1レンズから第3
レンズまでの合成パワーを規定するものである。条件式
(2)の上限を越えてf123の正のパワーが大きくなる
と、第3レンズの負のパワーが不足して第1レンズ、第
2レンズで生ずる倍率の色収差の補正が困難となる。さ
らにペッツバール和が正の大きな値をとり負の像面湾曲
が増大する。下限を越えると望遠比効果の損失となるば
かりでなく、ペッツバール和が負の大きな値をとり正の
像面湾曲が増大する。
【0014】条件式(3)は、条件式(1),(2)の
下で更に良好な収差補正を達成するため、第3レンズと
第4レンズの間隔を適切に設定する条件である。d6
値が上限を越えると本発明の主眼であるレンズ全長の短
縮化が図れないばかりでなく、周辺光量の確保が困難と
なる。さらにペッツバール和が負の大きな値をとり正の
像面湾曲が増大する。又下限を越えるとレンズ全長は短
縮できるが、ペッツバール和が正の大きな値をとり負の
像面湾曲が増大する。
【0015】条件式(4)は、条件式(1),(2)の
下で第1、第2レンズの合成パワーと第3レンズの負の
パワーの配分を適切に設定するための条件である。f12
のパワーが上限を越えて大きくなると第3レンズの負の
パワーも大きくなり、内向性のコマ収差、正の像面湾曲
が増大する。又下限を越えると第3レンズの負のパワー
が小さくなり、倍率の色収差の補正が困難となる。
【0016】条件式(5)は、比較的大きな負の作用を
もつ第3レンズに大きな屈折率を持たせ、両凹面の高次
の発散作用によるフレアー等の発生を押さえようとする
ものである。下限はその効果の限界値である。
【0017】条件式(6)は、望遠比を小さくしながら
収差の良好なレンズ系を、条件式(1),(2)により
得る場合の色収差補正の条件である。第1レンズ、第2
レンズ、第3レンズのアッベ数は限界値以外では色収差
が成り立たない。又第4レンズのアッベ数の限界値は3
枚の前群レンズ系による色消しの条件の下、軸上の色収
差および倍率の色収差を共に適切に補正するための必須
条件である。
【0018】本発明の望遠写真レンズを、例えば110タ
イプフイルム(画面サイズ13×17mm)を使用するカメラ
に採用すると、ほぼ100mmの望遠レンズになる。110タイ
プフイルム等のフイルムフォーマットの小さいカメラで
撮影されたフイルムが、一般的なライカ判フイルム(画
面サイズ24×36mm)と同等のプリントサイズに引き伸ば
される場合、前者の方が引き伸ばし倍率が大きくなる。
すなわち、プリント上で同じ画質を得ようとすると、フ
イルムフォーマットの小さいカメラに採用される写真レ
ンズはより高い解像力が必要とされる。本発明をこのよ
うにフイルムフォーマットの小さいカメラに採用する場
合を含め、より高い解像力を得ようとする場合は、さら
に良好な収差補正が必要とされるため、条件式(1)〜
(4)を以下の条件式(1′)〜(4′)の範囲に絞り
こんだ望遠写真レンズにするのが望ましい。
【0019】(1′) 0.31<Σd/f<0.35 (2′) −0.3<f/f123<−0.1 (3′) 0.11<d6/f<0.13 (4′) 2.6<f/f12<3.0
【0020】
【実施例】以下に実施例をしめす。なお実施例中の符号
FはレンズのFナンバー、2ωは画角、rは曲率半径、
dはレンズ厚又はレンズ間隔、nはd線屈折率、νはア
ッベ数を示す。又図1は本発明の代表的なレンズ断面図
であり、図2〜図4はそれぞれ実施例1〜3に対応する
収差図である。
【0021】実施例1 f=100 F5.6 2ω=13.4° 望遠比0.88
【0022】
【表1】
【0023】(1) Σd/f = 0.320 (2) f/f123 =−0.113 (3) d6/f = 0.120 (4) f/f12 = 2.93 実施例2 f=100 F5.6 2ω=13.4° 望遠比0.89
【0024】
【表2】
【0025】(1) Σd/f = 0.320 (2) f/f123 =−0.192 (3) d6/f = 0.120 (4) f/f12 = 2.87 実施例3 f=100 F5.6 2ω=13.4° 望遠比0.90
【0026】
【表3】
【0027】(1) Σd/f = 0.325 (2) f/f123 =−0.250 (3) d6/f = 0.117 (4) f/f12 = 2.85
【0028】
【発明の効果】請求項1に係わる発明の効果は、4群4
枚という少ないレンズ枚数にもかかわらず、レンズ前玉
径を大きくすることなく周辺光量を確保出来るようにし
てレンズのコンパクト化を可能とし、望遠比0.9以下の
コンパクト性と収差の良好な補正を同時に満足した。又
倍率の色収差の補正さらに正・負の像面湾曲の増大を防
止し、望遠比を小さくすることが出来る望遠写真レンズ
の提供を可能とした。
【0029】請求項2に係わる発明の効果は、4群4枚
という少ないレンズ枚数にもかかわらず、レンズ全長の
短縮化、周辺光量の確保を可能とし、正・負の像面湾曲
の増大を防止することが出来る望遠写真レンズの提供を
可能とした。
【0030】請求項3に係わる発明の効果は、4群4枚
という少ないレンズ枚数にもかかわらず、内向性のコマ
収差、正の像面湾曲の増大を防止し、倍率の色収差の補
正が出来る望遠写真レンズの提供を可能とした。
【0031】請求項4に係わる発明の効果は、4群4枚
という少ないレンズ枚数にもかかわらず、フレアー等の
発生を押さえ、又軸上の色収差および倍率の色収差を共
に適切に補正することが出来る望遠写真レンズの提供を
可能とした。
【0032】このように本発明により、4群4枚という
少ないレンズ枚数にもかかわらず、望遠比の小さいコン
パクトな諸収差が良好に補正されたビハインド絞りの望
遠写真レンズが提供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく望遠写真レンズの代表的なレン
ズ断面図。
【図2】本発明に基づく望遠写真レンズの実施例1の収
差図。
【図3】本発明に基づく望遠写真レンズの実施例2の収
差図。
【図4】本発明に基づく望遠写真レンズの実施例3の収
差図。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に物体側に凸面を向けた正
    のメニスカスレンズの第1レンズと、同じく物体側に凸
    面を向けた正のメニスカスレンズの第2レンズと、両凹
    レンズの第3レンズと、両凸レンズの第4レンズと、絞
    りからなる4群4枚のレンズにより構成された望遠写真
    レンズであって、下記条件式を満足することを特徴とす
    る望遠写真レンズ。 (1) 0.30<Σd/f<0.40 (2) −0.6<f/f123<0.2
  2. 【請求項2】 前記望遠写真レンズは下記条件式を満足
    することを特徴とする請求項1記載の望遠写真レンズ。 (3) 0.10<d6/f<0.15
  3. 【請求項3】 前記望遠写真レンズは下記条件式を満足
    することを特徴とする請求項1又は2記載の望遠写真レ
    ンズ。 (4) 2.4<f/f12<3.4
  4. 【請求項4】 前記望遠写真レンズは下記条件式を満足
    することを特徴とする請求項1,2又は3記載の望遠写
    真レンズ。 (5) n3>1.72 (6) ν1,ν2>60 ν3,ν4<30 ただし条件式中の記号は以下のように定義する。 Σd :レンズの軸上厚および空気間隔の合計 f :全系の合成焦点距離 f12 :第1レンズ、第2レンズの合成焦点距離 f123 :第1レンズから第3レンズまでの合成焦点距離 d6 :第3レンズと第4レンズとの空気間隔 n3 :第3レンズのd線屈折率 νn :第n番目のレンズのアッベ数
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WO2021046697A1 (zh) * 2019-09-09 2021-03-18 南昌欧菲精密光学制品有限公司 光学系统、镜头模组和电子设备

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