JPH06308387A - ズームレンズ - Google Patents
ズームレンズInfo
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- JPH06308387A JPH06308387A JP9961693A JP9961693A JPH06308387A JP H06308387 A JPH06308387 A JP H06308387A JP 9961693 A JP9961693 A JP 9961693A JP 9961693 A JP9961693 A JP 9961693A JP H06308387 A JPH06308387 A JP H06308387A
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Abstract
必要最低限の口径比を確保し、より一層の広角化を図
り、安価でコンパクトに構成できるズームレンズを提供
する。 【構成】 ズームレンズは、物体側から順次、正の屈折
力の第1正レンズ群1、負の屈折力の第2負レンズ群2
により構成し、間隔を相対的に変化させて変倍する。第
1正レンズ群1は、物体側に凹面の第1負メニスカスレ
ンズ11、物体側に凸面の曲率大なる第2正レンズ12、第
3負レンズ13および第4正レンズ14からなる。第2負レ
ンズ群2は、像側に凸面の第1正メニスカスレンズ21お
よび物体側に凹面の第2負メニスカスレンズ22からな
る。所定の条件式を満足することにより、少ないレンズ
構成枚数により、一層の広角化を図れ、安価でコンパク
トに構成できる。
Description
たズームレンズに関する。
ラの撮影レンズとしてズームレンズを搭載したものが普
及してきている。
た疑似パノラマ撮影が可能なカメラが製品化されてお
り、ズームレンズはより一層の広角化が望まれている。
えば特開平3−204608号公報または特開平3−2
40013号公報に記載されているように、ほとんどが
正成分先行2群ズームレンズである。
記載された構成は、レンズ構成枚数が8枚と比較的多
く、変倍比は1.7倍程度と低い値である。
載された構成は、約2.4倍という高い変倍比を得ては
いるが、レンズ構成枚数が11枚と多い。
ズ構成枚数の削減が望まれている。
構成枚数の削減する要望に対して、たとえば特開平3−
200913号公報、特開平3−274516号公報ま
たは特開平4−178608号公報に記載されているよ
うに、非球面レンズを採用することにより、レンズ構成
枚数の削減を図ったものがある。そして、特に特開平3
−274516号公報および特開平4−178608号
公報で示されたものは、複数の非球面レンズを用いたこ
とにより、4枚という少ないレンズ枚数により広角化を
実現している。
ス成型により作られるが、ガラス成型ではランニングコ
スト等を含めると、現在の技術では球面レンズと比較し
て高価なものとなってしまう。また、非球面レンズは、
一般の球面レンズと比較して光軸偏心の光学性能におよ
ぼす影響が大きく、したがって、非球面レンズを複数個
用いることは、製造コスト上、大幅なコストアップを招
いてしまう。
高感度で高解像度のフィルムが普及しており、コンパク
トカメラの常用フィルムもISO感度が400となりつ
つある。このため、小さな口径比のレンズで充分に撮影
が可能になってきている。
ズは、正の屈折力を有する第1正レンズ群と負の屈折力
を有する第2負レンズ群とで構成され、これら第1正レ
ンズ群および第2負レンズ群の相対的な群間隔を変化さ
せて変倍を行なうものであるが、第1正レンズ群内に絞
りを有するため、一般的に入射瞳径は変倍において変化
せず、特に広角端での一般撮影では必要以上の明るさを
持っている。
ズームレンズでは、より一層の広角化とレンズ構成枚数
の削減によるコンパクト化が望まれているのに対し、従
来のズームレンズは、フィルム感度の向上によりレンズ
の口径比を小さくできるにも拘らず、広角端での撮影で
は必要以上の明るさを持っているなど、全体のコンパク
ト化を図る上で改善の余地がある。
させ、変倍域全体で必要最低限の口径比を確保すること
により、より一層の広角化が図れ、しかも安価でコンパ
クトに構成することができるズームレンズを提供するこ
とにある。
は、物体側から順次配列された、正の屈折力を有する第
1正レンズ群、負の屈折力を有する第2負レンズ群によ
り構成され、これら第1正レンズ群および第2負レンズ
群の間隔を相対的に変化させることにより変倍を行なう
ズームレンズにおいて、前記第1正レンズ群は、物体側
から順次配列された、物体側に凹面の第1負メニスカス
レンズ、物体側に凸面の曲率大なる第2正レンズ、第3
負レンズおよび第4正レンズからなり、前記第2負レン
ズ群は、像側に凸面の第1正メニスカスレンズおよび物
体側に凹面の第2負メニスカスレンズからなり、D1 を
前記第1正レンズ群のレンズ肉厚、およびレンズ間隔の
総和、fwを広角端における全系の焦点距離、f1 を前
記第1正レンズ群の焦点距離、fG4を前記第1正レンズ
群内の前記第4正レンズの焦点距離、R1 を前記第1正
レンズ群内の前記第1負メニスカスレンズの物体側の曲
率半径、n1 を前記第1正レンズ群内の前記第1負メニ
スカスレンズのd線での屈折率、ν2 を前記第1正レン
ズ群内の前記第2正レンズのアッベ数としたとき、0.
5<D1 /fw<0.75、0.7<f1 /fw<0.
85、0.5<fG4/fw<0.65、0.6<fw
(n1 −1)/|R1 |<1.1、ν2 <40であるも
のである。
端において70°を越える広画角が得られ、かつ、良好
な結像性能を得ている。ここで、各条件式について説明
する。
レンズ系のコンパクト化を図るための条件式で、D1 /
fw≧0.75、すなわち第1正レンズ群の全長が長く
なると、各レンズエレメントの屈折力が弱まり収差補正
上は有利となるが、入射瞳が遠ざかり前玉径が増大して
レンズ系が大型化する。反対に、0.5≧D1 /fwに
なると、第1正レンズ群内の各エレメントの屈折力が強
まり、変倍による球面収差および像面湾曲の変動が大き
くなる。
レンズ系のコンパクト化を図り、かつ、広角端でのバッ
クフォーカスを確保するための条件式で、f1 /fw≧
0.85になると、第2負レンズ群の横倍率が小さくな
り、変倍における第1正レンズ群および第2負レンズ群
のそれぞれの移動量が増大し、レンズ系の大型化を招
く。さらに、広角端でのバックフォーカスを充分に確保
することが困難になる。反対に、0.7≧f1 /fwに
なると、第1正レンズ群の屈折力が強まり、特に変倍に
よるコマ収差の変動が大きくなり、しかも、変倍域全体
で像面湾曲が補正不足となる。
は、第1正レンズ群内のパワー配分に関する条件式で、
0.7<f1 /fw<0.85に関連し、fG4/fw≧
0.65になると、第1正レンズ群内の各エレメントの
屈折力が弱まるので収差補正上有利ではあるが、第1正
レンズ群の像側主点位置が前方に移動し、望遠端におい
て、第1正レンズ群および第2負レンズ群の群間隔の確
保が困難となる。反対に、0.5≧fG4/fwになる
と、第1正レンズ群内の、特に第3負レンズおよび第4
正レンズの屈折力が強まり、変倍による球面収差、像面
湾曲およびコマ収差の変動が大きくなり、変倍域全体で
バランス良く補正することが困難となる。
1 |<1.1は、広角域で発生する歪曲収差の補正に関
する条件式で、第1正レンズ群内の第1負メニスカスレ
ンズの物体側の面の曲率を特定し、負の歪曲収差を発生
させることにより、第2負レンズ群内で発生する正の歪
曲収差を打消しバランスよく補正する。このため、fw
(n1 −1)/|R1 |≧1.1になると、第1負メニ
スカスレンズの物体側で発生する歪曲収差が小さくな
り、広角域で正の歪曲収差が増大し好ましくない。反対
に、0.6<fw(n1 −1)/|R1 |になると、第
1負メニスカスレンズ両面の曲率が大きくなり、特に変
倍における非点収差の変動が大きくなる。
に関する条件式で、第2負レンズ群で補正過剰となる倍
率の色収差を打消し合うように設定されている。ν2 ≧
40になると、広角域から望遠域への変倍において、倍
率の色収差が補正不足から補正過剰へと変動する。
面を参照して説明する。
は、図1に示すように、図示しない物体側から順次配列
された、正の屈折力を有する第1正レンズ群1、負の屈
折力を有する第2負レンズ群2により構成され、これら
第1正レンズ群1および第2負レンズ群2の間隔を相対
的に変化させることにより変倍を行なうものである。そ
して、第1正レンズ群1は、物体側から順次配列され
た、物体側に凹面の第1負メニスカスレンズ11、物体側
に凸面の曲率大なる第2正レンズ12、第3負レンズ13お
よび第4正レンズ14からなる。また、第3負レンズ13お
よび第4正レンズ14間には、絞り面15が配設される。さ
らに、第2負レンズ群2は、像側に凸面の第1正メニス
カスレンズ21および物体側に凹面の第2負メニスカスレ
ンズ22からなる。
定され、図2ないし図4に示すように諸収差が設定され
る。
像面、Mはメリディオナル像面をそれぞれ示す。
ンズ肉厚あるいはレンズ面間隔、ndはレンズの屈折
率、νdはレンズのアッベ数である。
9〜58.2、2w=72.7°〜56.5°〜41.
4°である。
になり、いずれもこれら各条件式を満足している。
曲収差を、図2ないし図4により焦点距離f=28.
8、f=40.9、f=58.2のそれぞれについて示
す。
て説明する。
す第1の実施例のレンズ構成と同様に構成されている。
9〜58.2、2w=72.7°〜56.4°〜41.
4°である。
になり、いずれもこれら各条件式を満足している。
曲収差を、図6ないし図8により焦点距離f=28.
8、f=40.9、f=58.2のそれぞれについて示
す。
して説明する。
す第1の実施例のレンズ構成と同様に構成されている。
9〜58.2、2w=72.7°〜56.4°〜41.
4°である。
になり、いずれもこれら各条件式を満足している。
曲収差を、図10ないし図12により焦点距離f=2
8.8、f=40.9、f=58.2のそれぞれについ
て示す。
満足しているので諸収差がバランス良く補正されてい
る。
レンズ構成枚数により、より一層の広角化が図れ、しか
も安価でコンパクトに構成することができる。
でのレンズを示す説明図である。
す特性図である。
す特性図である。
す特性図である。
明図である。
す特性図である。
す特性図である。
す特性図である。
明図である。
示す特性図である。
示す特性図である。
示す特性図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 物体側から順次配列された、正の屈折力
を有する第1正レンズ群、負の屈折力を有する第2負レ
ンズ群により構成され、これら第1正レンズ群および第
2負レンズ群の間隔を相対的に変化させることにより変
倍を行なうズームレンズにおいて、 前記第1正レンズ群は、物体側から順次配列された、物
体側に凹面の第1負メニスカスレンズ、物体側に凸面の
曲率大なる第2正レンズ、第3負レンズおよび第4正レ
ンズからなり、 前記第2負レンズ群は、像側に凸面の第1正メニスカス
レンズおよび物体側に凹面の第2負メニスカスレンズか
らなり、 D1 を前記第1正レンズ群のレンズ肉厚、およびレンズ
間隔の総和、 fwを広角端における全系の焦点距離、 f1 を前記第1正レンズ群の焦点距離、 fG4を前記第1正レンズ群内の前記第4正レンズの焦点
距離、 R1 を前記第1正レンズ群内の前記第1負メニスカスレ
ンズの物体側の曲率半径、 n1 を前記第1正レンズ群内の前記第1負メニスカスレ
ンズのd線での屈折率、 ν2 を前記第1正レンズ群内の前記第2正レンズのアッ
ベ数としたとき、 0.5< D1 / fw <0.75、 0.7< f1 / fw <0.85、 0.5< fG4 / fw <0.65、 0.6<fw(n1 −1)/|R1 |<1.1、 ν2 <40 であることを特徴とするズームレンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09961693A JP3301815B2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | ズームレンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09961693A JP3301815B2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | ズームレンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06308387A true JPH06308387A (ja) | 1994-11-04 |
JP3301815B2 JP3301815B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=14252031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09961693A Expired - Lifetime JP3301815B2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | ズームレンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3301815B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07306361A (ja) * | 1994-05-11 | 1995-11-21 | Canon Inc | 小型のズームレンズ |
JP2000137163A (ja) * | 1998-11-04 | 2000-05-16 | Asahi Optical Co Ltd | ズームレンズ系 |
JP2000193885A (ja) * | 1998-12-24 | 2000-07-14 | Asahi Optical Co Ltd | ズームレンズ系 |
JP2009204997A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Fujinon Corp | 画像読取レンズ及び画像読取装置 |
CN108132521A (zh) * | 2017-12-18 | 2018-06-08 | 瑞声科技(新加坡)有限公司 | 摄像光学镜头 |
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JP6401407B1 (ja) * | 2017-12-18 | 2018-10-10 | エーエーシー テクノロジーズ ピーティーイー リミテッドAac Technologies Pte.Ltd. | 撮像光学レンズ |
JP2019120911A (ja) * | 2017-12-29 | 2019-07-22 | エーエーシー テクノロジーズ ピーティーイー リミテッドAac Technologies Pte.Ltd. | 撮像光学レンズ |
-
1993
- 1993-04-26 JP JP09961693A patent/JP3301815B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019109468A (ja) * | 2017-12-18 | 2019-07-04 | エーエーシー テクノロジーズ ピーティーイー リミテッドAac Technologies Pte.Ltd. | 撮像光学レンズ |
CN108132521B (zh) * | 2017-12-18 | 2020-07-17 | 瑞声光学解决方案私人有限公司 | 摄像光学镜头 |
JP2019120911A (ja) * | 2017-12-29 | 2019-07-22 | エーエーシー テクノロジーズ ピーティーイー リミテッドAac Technologies Pte.Ltd. | 撮像光学レンズ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3301815B2 (ja) | 2002-07-15 |
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