JPH11237547A - レンズ - Google Patents

レンズ

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JPH11237547A
JPH11237547A JP5573498A JP5573498A JPH11237547A JP H11237547 A JPH11237547 A JP H11237547A JP 5573498 A JP5573498 A JP 5573498A JP 5573498 A JP5573498 A JP 5573498A JP H11237547 A JPH11237547 A JP H11237547A
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lens
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group optical
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Kazuyasu Ohashi
和泰 大橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ構成枚数が少なく低コストで、高い読
取密度、十分な画角、結像倍率および明るさが得られる
読取用レンズを提供する。 【解決手段】 物体側より像面側に向かって、順次、正
の屈折力を持つ第1群光学系G1、負の屈折力を持つ第
2群光学系G2、絞り5、正の屈折力を持つ第3群光学
系G3および負の屈折力を持つ第4群光学系G4を配置
する。第1群光学系G1は、物体側に凸面を向けた正メ
ニスカス形状のレンズL1、第2群光学系G2は、両凹
形状のレンズL2、第3群光学系G3は、その像側面を
非球面とする両凸形状のレンズL3、第4群光学系G4
は、像側に凸面を向けた負メニスカス形状のレンズL
4、によりそれぞれ構成する。レンズL1の物体側面1
の曲率半径R1とレンズ全系の焦点距離fについて、条
件(1)0.40 < R1/f < 0.60を満足
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズに係り、特
にディジタル複写機、ファクシミリおよびイメージスキ
ャナ等の原稿読取部に用いる光学系に好適なレンズに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル複写機、ファクシミリおよび
イメージスキャナ等の原稿読取部においては、原稿画像
を光学系によりラインセンサ等に結像させて原稿画像を
読み取る。このような原稿画像を結像させるための光学
系として読取用レンズが用いられる。一般に読取用レン
ズとしては、3枚〜7枚構成の各種のレンズタイプのレ
ンズが用いられている。中でも、読取密度が400dpi
(dot per inch)以上、読取幅が300mm(約12inc
h)以上、半画角が20度前後、そしてFナンバーが4
程度の、比較的高精度で且つ高性能の仕様の装置に対し
ては、4群6枚構成のガウスタイプ、またはその変形タ
イプが用いられることが多い。このような4群6枚構成
のガウスタイプの読取用レンズについては、特許および
商品にも多数存在している。
【0003】従来、デジタル複写機、ファクシミリおよ
びイメージスキャナ等の原稿読取部の読取密度は、20
0dpi 〜400dpi が一般的であった。ところが、近
年、高画質化の要求から、さらに高い読取密度が望まれ
てきている。その理由は、読取密度を高めることによっ
て、解像力の向上や、モアレの減少等が期待されるから
である。現在、デジタル複写機、ファクシミリおよびイ
メージスキャナ等の原稿読取部にイメージセンサとして
用いられるCCD(電荷結合素子)等の固体撮像素子の
画素サイズは、市販されているものの中では7μmが最
も小さい。この場合、読取用レンズには、像面空間周波
数71.4本/mmという高周波数における解像度やコン
トラストが要求される。さらに、CCDの画素サイズを
変更せずに読取密度を上げようとすると、結像倍率を大
きくする必要が生じる。
【0004】例えば、読取密度が400dpi の場合、結
像倍率は0.11024であるが、読取密度が600dp
i になると、結像倍率は0.16535となる。結像倍
率が異なれば、読取用レンズの設計も自ずから変更する
必要があるが、倍率が大きい方が収差補正的に不利であ
る。また、読取用レンズには、装置の小型化のために、
共約長、すなわち物体−像面間距離を短くすることがで
きるよう広画角であることが要求され、読取走査速度の
高速化のために、大口径である、すなわちFナンバーが
小さい(明るい)、ことが要求される。さらに、当然な
がら、低コストであることも要求される。これらは、読
取密度にかかわらず、全ての読取用レンズに共通の課題
である。
【0005】従来より知られている読取用レンズの大半
は、読取密度400dpi 以下を狙いとして設計されたも
のであり、結像倍率を変更し、読取密度600dpi で用
いた場合には、十分な結像性能を得ることができない。
例えば、特開平2−256013号公報には、典型的な
4群6枚構成のガウスタイプの読取用レンズの一例が開
示されており、特開平9−101452号公報には、4
枚レンズ構成の読取用レンズの一例が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した結像倍率0.
16535付近で使用されるように設計された読取用レ
ンズは、特開平2−256013号公報や、特開平9−
101452号公報にも記載されている。すなわち、特
開平2−256013号公報には、結像倍率をおおむね
適切な値である0.168とすることができる実施例
(3)が記載されている。しかしながら、特開平2−2
56013号公報のこの実施例(3)に記載された読取
用レンズのレンズ構成は、従来より一般的な4群6枚の
ガウスタイプであり、レンズ構成枚数も多く、低コスト
化は達成できていない。
【0007】一方、特開平9−101452号公報に開
示された読取用レンズには、結像倍率をおおむね適切な
値である0.165とすることができる実施例(4)が
記載されている。しかしながら、特開平9−10145
2号公報のこの実施例に記載された読取用レンズは、F
ナンバーが5.6と暗いため、読取走査の高速化のため
には不十分である。このように、従来の読取用レンズに
おいては、より簡単な4枚以下のレンズ構成を採ること
により低コスト化を達成しつつ、所要の高精度で且つ高
性能の仕様に対応するものはほとんどない。
【0008】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、高い読取密度を実現することができる結像倍率
として十分な結像性能を得ることができ、しかもレンズ
構成枚数が少なく低コストで、十分な画角および明るさ
を得ることが可能なレンズを提供することを目的として
いる。特に、本発明の請求項1の目的は、結像倍率0.
16535付近で用いた場合に、固体撮像素子の画素サ
イズが7μmならば600dpi に匹敵する高い読取密度
を実現することができるレンズを提供することにある。
【0009】特に、本発明の請求項2〜4の目的は、高
い結像性能を得ることが可能なレンズを提供することに
ある。本発明の請求項5の目的は、上述した目的に加え
て、歪曲収差の小さいレンズを提供することにある。本
発明の請求項6の目的は、さらに低コストのレンズを提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明に係るレンズは、上述した目的を達成するために、物
体側から像側へ向かって、順次、正の屈折力を有する第
1群光学系、負の屈折力を有する第2群光学系、絞り、
正の屈折力を有する第3群光学系および負の屈折力を有
する第4群光学系を配設し、前記第1群光学系を、物体
側に凸面を向けた正メニスカス形状の第1レンズ、前記
第2群光学系を、両凹形状の第2レンズ、前記第3群光
学系を、両凸形状の第3レンズ、そして前記第4群光学
系を、像側に凸面を向けた負メニスカス形状の第4レン
ズで構成するとともに、前記第3レンズの像側面を非球
面とし、前記第1レンズの物体側面の曲率半径をR1、
レンズ全系の焦点距離をfとするとき、これらが条件: (1) 0.40<R1/f<0.60 を満足することを特徴としている。
【0011】請求項2に記載した本発明に係るレンズ
は、前記第3レンズが、像側面を、光軸から遠ざかるに
従い正のパワーが弱くなる形状の非球面としたことを特
徴としている。
【0012】請求項3に記載した本発明に係るレンズ
は、前記第1レンズ、第2レンズ、第3レンズおよび第
4レンズの屈折率を、それぞれn1、n2、n3および
n4とし、該第1レンズ、第2レンズ、第3レンズおよ
び第4レンズのアッべ数を、それぞれν1、ν2、ν3
およびν4とするとき、これらが条件: (2) n1>1.65 (3) ν1>40.0 (4) n2>1.65 (5) ν2<35.0 (6) n3>1.65 (7) ν3>40.0 (8) n4<1.65 (9) ν4<45.0 を満足することを特徴としている。
【0013】請求項4に記載した本発明に係るレンズ
は、前記第3群光学系と第4群光学系との空気間隔をD
7とするとき、該空気間隔D7およびレンズ全系の焦点
距離fが、条件: (10) 0.30<D7/f<0.40 を満足することを特徴としている。
【0014】請求項5に記載した本発明に係るレンズ
は、前記第1群光学系と前記第2群光学系の合成焦点距
離をf12、前記第3群光学系と前記第4群光学系の合
成焦点距離をf34とするとき、これらが条件: (11) −3.5<f12/f34<−2.0 を満足することを特徴としている。請求項6に記載した
本発明に係るレンズは、前記第3レンズの像側面を除く
全てのレンズ面が、全て球面であることを特徴としてい
る。
【0015】
【作用】すなわち、本発明の請求項1によるレンズは、
物体側から像側へ向かって、順次、正の屈折力を有する
第1群光学系、負の屈折力を有する第2群光学系、絞
り、正の屈折力を有する第3群光学系および負の屈折力
を有する第4群光学系を配設し、前記第1群光学系を、
物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第1レンズ、
前記第2群光学系を、両凹形状の第2レンズ、前記第3
群光学系を、両凸形状の第3レンズ、そして前記第4群
光学系を、像側に凸面を向けた負メニスカス形状の第4
レンズで構成するとともに、前記第1レンズの物体側面
を非球面とし、前記第3レンズの像側面の曲率半径をR
1、レンズ全系の焦点距離をfとするとき、これらが条
件: (1) 0.40<R1/f<0.60 を満足する構成とする。
【0016】このような構成により、4群4枚からな
る、いわゆるテレフォトタイプの構成に非球面を用いる
ことにより、簡単な構成のまま、35度を超える十分な
画角と、Fナンバー4という十分な明るさを確保しつ
つ、高い読取密度を達成する。絞りから適度に離れた第
3レンズの像側面を非球面として、球面収差のみでな
く、コマ収差を初めとする諸収差をバランス良く補正
し、条件式(1)により球面収差が補正過剰および補正
不足を防止し、コマ収差の悪化および結像性能の低下を
避けている。したがって、高い読取密度を実現すること
ができる結像倍率として十分な結像性能を得ることがで
き、しかもレンズ構成枚数が少なく低コストで、十分な
画角および明るさを得ることが可能となり、特に、結像
倍率0.16535付近として用いた場合に、固体撮像
素子の画素サイズが7μmならば600dpiに匹敵する高
い読取密度を実現することができる。
【0017】本発明の請求項2によるレンズは、前記第
3レンズの像側面を、光軸から遠ざかるに従い正のパワ
ーが弱くなる形状の非球面とする。
【0018】このような非球面形状を採ることにより、
球面収差、コマ収差を初めとする諸収差を、より良好に
補正することが可能となり、特に、高い結像性能を得る
ことが可能となる。
【0019】本発明の請求項3によるレンズは、前記第
1レンズ、第2レンズ、第3レンズおよび第4レンズの
屈折率を、それぞれn1、n2、n3およびn4とし、
該第1レンズ、第2レンズ、第3レンズおよび第4レン
ズのアッべ数を、それぞれν1、ν2、ν3およびν4
とするとき、これらが条件: (2) n1>1.65 (3) ν1>40.0 (4) n2>1.65 (5) ν2<35.0 (6) n3>1.65 (7) ν3>40.0 (8) n4<1.65 (9) ν4<45.0 を満足する構成とする。このような構成により、ペッツ
バール和の減少と、軸上の色収差および倍率の色収差の
補正を、十分に両立することができ、さらに良好な結像
性能を得ることが可能となる。
【0020】本発明の請求項4によるレンズは、前記第
3群光学系と第4群光学系との空気間隔をD7とすると
き、該空気間隔D7およびレンズ全系の焦点距離fは、
条件: (10) 0.30<D7/f<0.40 の関係を満足する構成とする。このような構成により、
第3群と第4群の空気間隔を、条件式(10)により規
定し、球面収差の補正不足によるコントラストの低下を
防止し、像面湾曲の適切な補正によって、像面の平坦さ
を確保し、軸外性能の低下を防止する。したがって、特
に、高い結像性能を得ることが可能となる。
【0021】本発明の請求項5によるレンズは、前記第
1群光学系と前記第2群光学系の合成焦点距離をf1
2、前記第3群光学系と前記第4群光学系の合成焦点距
離をf34とするとき、これらが条件: (11) −3.5<f12/f34<−2.0 を満足する構成とする。このような構成によって、条件
式(11)により、絞りよりも物体側に配置された群の
屈折力と、絞りよりも像側に配置された群の屈折力を規
制することにより、結像倍率0.165付近で用いる場
合の歪曲収差を良好に補正する。したがって、歪曲収差
を小さくすることができる。
【0022】本発明の請求項6によるレンズは、前記第
1レンズの物体側面を除く全てのレンズ面は、全て球面
とする。このような構成により、非強面は、第1レンズ
物体側面のみとして、コストの上昇を抑えることができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に基づき、図面
を参照して本発明のレンズを詳細に説明する。図1は、
本発明の一つの実施の形態に係る読取用レンズの要部の
構成を示している。図1に示す読取用レンズは、物体側
より像面側に向かって、順次、正の屈折力を持つ第1群
光学系G1、負の屈折力を持つ第2群光学系G2、絞り
5、正の屈折力を持つ第3群光学系G3および負の屈折
力を持つ第4群光学系G4を配置して構成する。
【0024】第1群光学系G1は、物体側に凸面を向け
た正メニスカス形状の第1レンズL1からなる。第2群
光学系G2は、両凹形状の第2レンズL2からなる。第
3群光学系G3は、両凸形状の第3レンズL3からな
り、該第3レンズL3は、その像側面7を非球面として
いる。そして、第4群光学系G4は、像側に凸面を向け
た負メニスカス形状の第4レンズL4からなる。さら
に、図1の読取用レンズは、次のような特徴を持ってい
る。 (請求項1に記載の要件)R1を第1レンズL1の物体
側面1の曲率半径、fをレンズ全系の焦点距離とすると
き、以下の条件式を満足する。 0.40 < R1/f < 0.60 (請求項2に記載の要件)第3レンズL3の像側面7
が、光軸から遠ざかるほど正のパワー(屈折力)が弱く
なる形状、すなわち負のパワーが強くなる形状、の非球
面とする。
【0025】(請求項3に記載の要件)n1、n2、n
3およびn4を、ぞれぞれ第1レンズL1、第2レンズ
L2、第3レンズL3および第4レンズL4の屈折率と
し、ν1、ν2、ν3およびν4を、それぞれ第1レン
ズL1、第2レンズL2、第3レンズL3および第4レ
ンズL4のアッベ数とするとき、次の条件式を満足す
る。
【0026】 (2) n1>1.65 (3) ν1>40.0 (4) n2>1.65 (5) ν2<35.0 (6) n3>1.65 (7) ν3>40.0 (8) n4<l.65 (9) ν4<45.0
【0027】(請求項4に記載の要件)D7を第3群光
学系G3と第4群光学系G4との空気間隔とするとき、
次の条件式を満足する。
【0028】 (10) 0.30<D7/f<0.40 (請求項5に記載の要件)f12を第1群光学系G1と
第2群光学系G2の合成焦点距離とし、f34を第3群
光学系G3と第4群光学系G4の合成焦点距離とすると
き、次の条件式を満足する。
【0029】 (11) 3.5 < f12/f34 < −2.0
【0030】(請求項6に記載の要件)上述した第3レ
ンズL3の像側面3を除く面1〜4および6,8,9
を、全て球面とする。すなわち、上述した本発明の読取
用レンズは、PNPN(正負正負)の4群4枚からな
る、いわゆるテレフォトタイプの構成であるが、非球面
レンズを用いることにより、簡単な構成のまま、35度
を超える十分な画角と、Fナンバー4.0という十分な
明るさを確保しつつ、高い読取密度を達成しようという
ものである。非球面の採用位置としては、球面収差の補
正を考えた場合、軸上マージナル光線高の高い、第1レ
ンズL1〜第3レンズL3のいずれかの面が適してい
る。本発明では、絞りから適度に離れた第3レンズL3
の像側面7を非球面とすることにより、球面収差のみで
なく、コマ収差を初めとする諸収差をバランス良く補正
することを可能としている。
【0031】条件式(1)は、第1レンズL1の物体側
面1の曲率半径を規定するものである。例えば、第1レ
ンズL1〜第3レンズL3が球面のみで構成される4群
4枚のテレフォトタイプでは、収差補正上、第1レンズ
物体側面1の曲率半径は、条件式(1)の下限を下回る
値となる。なぜなら、曲率半径を小さくして比較的大き
な収差を発生させ、発生した収差を後の面で補正するこ
とにより、全体としての収差バランスをとる必要性があ
るからである。
【0032】しかしながら、本発明の読取用レンズの場
合、非球面の効果が収差バランスの一翼を担うため、そ
れ程までに曲率半径を小さくする必要はない。すなわ
ち、本発明の読取用レンズにおいては、条件式(1)の
下限を超えて第1レンズL1の物体側面1の曲率半径が
小さくなると、球面収差が補正過剰となり、条件式
(1)の上限を超えて第1レンズL1の物体側面1の曲
率半径が大きくなると、球面収差が補正不足となる。さ
らに、どちらの場合もコマ収差が悪化し、結像性能の低
下を招く。この、第1レンズL1の物体側面の曲率半径
は、本発明の読取用レンズを最も特徴付けるものであ
る。
【0033】さらに、本発明の読取用レンズにおいて
は、さらに高い結像性能を得るための条件を与えてい
る。第3レンズL3の像側面7は、光軸から遠ざかるほ
ど正のパワーが弱くなる形状、すなわち負のパワーが強
くなる形状、の非球面であることが望ましい。このよう
な非球面形状を採ることにより、球面収差およびコマ収
差を初めとする諸収差を、より良好に補正することが可
能となる。
【0034】条件式(2)〜(9)は、各レンズの屈折
率とアッべ数を規定するものである。その組合せによれ
ば、ペッツバール和の減少と、軸上の色収差および倍率
の色収差の補正を、十分に両立することができ、さらに
良好な結像性能を得ることが可能となる。条件式(1
0)は、第3群光学系G3と第4群光学系G4の空気間
隔D7を規定するものである、条件式(10)の上限を
超えると、球面収差が補正不足となり、コントラストの
低下を招きやすくなる。下限を超えると、像面湾曲の補
正が難しくなり、像面は平坦さを欠いて、軸外性能の低
下を招きやすくなる。
【0035】条件式(11)は、絞り5よりも物体側に
配置された群の屈折力と、絞り5よりも像側に配置され
た群の屈折力を規制するものである。本発明の読取用レ
ンズを、結像倍率0.165付近で用いる場合に、歪曲
収差を良好に補正するためには、この条件式を満足する
ことが望ましい。条件式(11)の下限を超えると、負
の歪曲収差が大きく発生し、上限を超えると、正の歪曲
収差が大きく発生する。
【0036】本発明の読取用レンズにおいて、第3レン
ズL3の像側面7に加えて、他の面をも非球面とするこ
とも考えられるが、発明の目的に対しては、非球面は第
3レンズL3の像側面7のみで十分である。非球面教の
増加は、コストアップを招くため好ましくない。本発明
の読取用レンズは、倍率0.165程度で使用された場
合に、その性能を最も発揮することができ、画素サイズ
7μmのCCDとの組合せにより、幅304.8mmの原
稿を600dpi の解像度で読み取ることが可能である。
【0037】
【実施例】次に、この実施の形態における具体的な実施
例について説明する。第1および第2の実施例において
は、収差は十分に補正されており、これら各実施例によ
り本発明による読取用レンズは高い結像性能を有するこ
とがわかる。各実施例においては、以下のような符号を
用いている。
【0038】F/No. : Fナンバー fe : 焦点距離 m : 結像倍率 Y : 最大物体高 ω : 半画角 R : 曲率半径 D : 面間隔 nd : 屈折率 νd : アッべ数
【0039】また、ここで用いられる非球面は、周知の
如く光軸をX座標軸、光軸に直交させてY座標軸をとる
とき、近軸曲率半径の逆数をC、光軸からの高さをH、
円錐定数をK、高次の非球面係数をA4,A6,A8お
よびA10とするとき、以下の式で定義される。
【0040】
【数1】
【0041】〔第1の実施例〕第1の実施例による読取
用レンズにおけるFナンバーF/No.、焦点距離fe、
結像倍率m、最大物体高Yおよび半画角ωは、それぞれ F/No.=4.0 fe=63.6mm m=0.16535 Y=152.4mm ω=18.8 とする。光学系の曲率半径R、面間隔D、屈折率ndお
よびアッべ数νdに関するレンズデータを表1に示す。
【0042】
【表1】 この場合、面番号にアスタリスク(*)を付した面番号
7を非球面とし、その円錐定数K、非球面係数A4、A
6、A8およびA10は、表2に示す通りである。
【0043】
【表2】
【0044】さらに、上述した各条件式(1)〜(1
1)にそれぞれ対応する条件式対応値は、次の通りであ
る。 (1):R1/f=0.487 (2):n1=1.835 (3):ν1=43.0 (4):n2=1.785 (5):ν2=25.7 (6):n3=1.743 (7):ν3=49.3 (8):n4=1.620 (9):ν4=36.3 (10):D7/f=0.358 (11):f12/f34=−3.060
【0045】図1は、この第1の実施例によるレンズ構
成を示している。この第1の実施例による読取用レンズ
の球面収差、非点収差、歪曲収差およびコマ収差の収差
曲線を示す収差図をそれぞれ図2、図3、図4および図
5に示す。各収差図中のe、FおよびCは、それぞれe
線(波長546.07nm)、F線(波長486.13n
m)、C線(波長656.27nm)を表わし、図2の球
面収差図中の実線は球面収差を表わし、破線は正弦条件
を表わし、そして図3の非点収差図中の実線はサジタル
光線、破線はメリディオナル光線を表わす。図2〜図5
に示すように、この第1の実施例によれば、収差は、十
分に補正されており、高い結像性能を有していることが
わかる。
【0046】〔第2の実施例〕本発明の実施の形態に係
る第2の実施例の読取用レンズの構成を図6に示してい
る。図6に示す読取用レンズは、物体側より像面側に向
かって、順次、正の屈折力を持つ第1群光学系G1′、
負の屈折力を持つ第2群光学系G2′、絞り5、正の屈
折力を持つ第3群光学系G3′および負の屈折力を持つ
第4群光学系G4′を配置して構成する。
【0047】第1群光学系G1′は、物体側に凸面を向
けた正メニスカス形状の第1レンズL1′からなる。第
2群光学系G2′は、両凹形状の第2レンズL2′から
なる。第3群光学系G3′は、両凸形状の第3レンズL
3′からなり、該第3レンズL3′は、その像側面7を
非球面としている。そして、第4群光学系G4′は、像
側に凸面を向けた負メニスカス形状の第4レンズL4′
からなる。図6に示すこれら各群光学系G1′〜G4′
および各レンズL1′〜L4′は、いずれも上述した図
1における各群光学系G1〜G4および各レンズL1〜
L4と同様の条件を満足するように構成されている。
【0048】この第2の実施例による読取用レンズにお
けるFナンバーF/No.、焦点距離fe、結像倍率m、
最大物体高Yおよび半画角ωは、それぞれ第1の実施例
と同様に F/No.=4.0 fe=63.9mm m=0.16535 Y=152.4mm ω=18.7 とする。光学系の曲率半径R、面間隔D、屈折率ndお
よびアッべ数νdに関するレンズデータを表3に示す。
【0049】
【表3】 この場合も、面番号にアスタリスク(*)を付した面番
号7を非球面とし、その円錐係数K、非球面係数A4、
A6、A8およびA10は、表4に示す通りである。
【0050】
【表4】
【0051】さらに、上述した各条件式(1)〜(1
1)にそれぞれ対応する条件式対応値は、次の通りであ
る。 (1):R1/f=0.447 (2):n1=1.835 (3):ν1=43.0 (4):n2=1.741 (5):ν2=27.8 (6):n3=1.743 (7):ν3=49.3 (8):n4=1.620 (9):ν4=36.3 (10):D7/f=0.377 (11):f12/f34=−3.089
【0052】この第2の実施例による読取用レンズの球
面収差、非点収差、歪曲収差およびコマ収差の収差曲線
を示す収差図をそれぞれ図7、図8、図9および図10
に示す。この場合も、各収差図中のe、FおよびCは、
それぞれe線(波長546.07nm)、F線(波長48
6.13nm)、C線(波長656.27nm)を表わし、
図7の球面収差図中の実線は球面収差を表わし、破線は
正弦条件を表わし、そして図8の非点収差図中の実線は
サジタル光線、破線はメリディオナル光線を表わす。図
7〜図10に示すように、この第2の実施例において
も、収差は十分に補正されており、高い結像性能を有し
ていることがわかる。
【0053】上述したように、本発明の実施の形態に係
るレンズにおいては、請求項1に対応する要件により、
結像倍率0.16535付近で用いた場合に、固体撮像
素子の画素サイズが7μmならば600dpi 程度の高い
読取密度を実現できるとともに、35度を超える十分な
画角と、Fナンバー4という十分な明るさを有する読取
用レンズを、4枚という少ない構成枚数により低コスト
で提供することができるため、これを読取用レンズとし
て用いることにより、高画質なデジタル複写機、ファク
シミリおよびイメージスキャナ等の原稿読取部の低価格
化に寄与することができる。
【0054】さらに、請求項2〜請求項4に記載の要件
に従えば、一層高い結像性能を有する読取用レンズを提
供することができ、一層高画質なデジタル複写機および
ファクシミリ等を実現することができる。加えて、請求
項5に記載の要件に従えば、さらに歪曲収差の小さい読
取用レンズを提供することができ、さらに高画質なデジ
タル複写機、ファクシミリ等の倍率誤差の低減に寄与す
ることができる。また、請求項6に記載の要件に従え
ば、さらに低コストな読取用レンズを提供することがで
き、高画質ながら、低価格なデジタル複写機、ファクシ
ミリおよびイメージスキャナ等を実現することができ
る。
【0055】なお、本発明は、ディジタル複写機、ファ
クシミリおよびイメージスキャナ等の原稿読取部の読取
用レンズに限らず、例えばマイクロリーダプリンタ等に
用いる拡大レンズおよびカメラ用撮影レンズなどとして
用いることができる。この他、本発明は、上述し且つ図
面に示した実施の形態およびその実施例に限定されず、
その要旨を変更しない範囲内において、種々変形して実
施することができる。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1に
よれば、物体側から像側へ向かって、順次、正の屈折力
を有する第1群光学系、負の屈折力を有する第2群光学
系、絞り、正の屈折力を有する第3群光学系および負の
屈折力を有する第4群光学系を配設し、前記第1群光学
系を、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第1レ
ンズ、前記第2群光学系を、両凹形状の第2レンズ、前
記第3群光学系を、両凸形状の第3レンズ、そして前記
第4群光学系を、像側に凸面を向けた負メニスカス形状
の第4レンズで構成するとともに、前記第3レンズの像
側面を非球面とし、前記第1レンズの物体側面の曲率半
径をR1、レンズ全系の焦点距離をfとするとき、これ
らが条件: (1) 0.40<R1/f<0.60 を満足する構成とすることにより、4群4枚からなる、
いわゆるテレフォトタイプの構成に非球面を用いること
により、簡単な構成のまま、35度を超える十分な画角
と、Fナンバー4という十分な明るさを確保しつつ、高
い読取密度を達成し、絞りから適度に離れた第3レンズ
の像側面を非球面として、球面収差のみでなく、コマ収
差を始めとする諸収差をバランス良く補正し、条件式
(1)により球面収差の補正過剰および補正不足を防止
し、コマ収差の悪化および結像性能の低下を避け、した
がって、高い読取密度を実現することができる結像倍率
として十分な結像性能を得ることができ、しかもレンズ
構成枚数が少なく低コストで、十分な画角および明るさ
を得ることが可能で、特に請求項1の構成により、結像
倍率0.16535付近で用いた場合に、固体撮像素子
の画素サイズが7μmならば600dpi に匹敵する高い
読取密度を実現することができるレンズを提供すること
ができる。
【0057】本発明の請求項2によるレンズによれば、
前記第3レンズの像側面を、光軸から遠ざかるに従い正
のパワーが弱くなる形状の非球面とすることにより、球
面収差、コマ収差を初めとする諸収差を、より良好に補
正することが可能となり、特に、高い結像性能を得るこ
とが可能となる。
【0058】本発明の請求項3によるレンズによれば、
前記第1レンズ、第2レンズ、第3レンズおよび第4レ
ンズの屈折率を、それぞれn1、n2、n3およびn4
とし、該第1レンズ、第2レンズ、第3レンズおよび第
4レンズのアッべ数を、それぞれν1、ν2、ν3およ
びν4とするとき、これらが条件: (2) n1>1.65 (3) ν1>40.0 (4) n2>1.65 (5) ν2<35.0 (6) n3>1.65 (7) ν3>40.0 (8) n4<1.65 (9) ν4<45.0 を満足する構成により、ペッツバール和の減少と、軸上
の色収差および倍率の色収差の補正を、十分に両立する
ことができ、さらに良好な結像性能を得ることが可能と
なる。
【0059】本発明の請求項4によるレンズによれば、
前記第3群光学系と第4群光学系との空気間隔をD7と
するとき、該空気間隔D7およびレンズ全系の焦点距離
fを、条件: (10) 0.30<D7/f<0.40 を満足する値に設定することにより、第3群と第4群の
空気間隔を規定し、条件式(10)により、球面収差の
補正不足によるコントラストの低下を防止し、像面湾曲
の適切な補正によって、像面の平坦さを確保し、軸外性
能の低下を防止する。したがって、特に、高い結像性能
を得ることが可能となる。
【0060】本発明の請求項5によるレンズによれば、
前記第1群光学系と前記第2群光学系の合成焦点距離を
f12、前記第3群光学系と前記第4群光学系の合成焦
点距離をf34とするとき、これらが条件: (11) −3.5<f12/f34<−2.0 を満足する構成とすることによって、条件式(11)に
より、絞りよりも物体側に配置された群の屈折力と、絞
りよりも像側に配置された群の屈折力を規制することに
より、結像倍率0.165付近で用いる場合の歪曲収差
を良好に補正する。したがって、歪曲収差を小さくする
ことができる。
【0061】本発明の請求項6によるレンズによれば、
前記第3レンズの像側面を除く全てのレンズ面は、全て
球面とする構成により、非強面は第3レンズ像側面のみ
として、コストの上昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係る第1の実施例
の読取用レンズの光学系の配置構成を模式的に示す光学
系配置図である。
【図2】図1の読取用レンズの球面収差曲線を示す収差
図である。
【図3】図1の読取用レンズの非点収差曲線を示す収差
図である。
【図4】図1の読取用レンズの歪曲収差曲線を示す収差
図である。
【図5】図1の読取用レンズのコマ収差曲線を示す収差
図である。
【図6】本発明に係る第2の実施例の読取用レンズの光
学系の配置構成を模式的に示す光学系配置図である。
【図7】図6の読取用レンズの球面収差曲線を示す収差
図である。
【図8】図6の読取用レンズの非点収差曲線を示す収差
図である。
【図9】図6の読取用レンズの歪曲収差曲線を示す収差
図である。
【図10】図6の読取用レンズのコマ収差曲線を示す収
差図である。
【符号の説明】
G1,G1′ 第1群光学系 G2,G2′ 第2群光学系 G3,G3′ 第3群光学系 G4,G4′ 第4群光学系 1〜4,6〜11 面 5 絞り L1〜L4,L1′〜L4′ 第1〜第4レンズ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から像側へ向かって、順次、正の
    屈折力を有する第1群光学系、負の屈折力を有する第2
    群光学系、絞り、正の屈折力を有する第3群光学系およ
    び負の屈折力を有する第4群光学系を配設し、 前記第1群光学系を、物体側に凸面を向けた正メニスカ
    ス形状の第1レンズ、前記第2群光学系を、両凹形状の
    第2レンズ、前記第3群光学系を、両凸形状の第3レン
    ズ、そして前記第4群光学系を、像側に凸面を向けた負
    メニスカス形状の第4レンズで構成するとともに、 前記第3レンズの像側面を非球面とし、 前記第1レンズの物体側面の曲率半径をR1、レンズ全
    系の焦点距離をfとするとき、これらが条件: (1) 0.40<R1/f<0.60 を満足することを特徴とするレンズ。
  2. 【請求項2】 前記第3レンズは、像側面を、光軸から
    遠ざかるに従い正のパワーが弱くなる形状の非球面とし
    たことを特徴とする請求項1に記載のレンズ。
  3. 【請求項3】 前記第1レンズ、第2レンズ、第3レン
    ズおよび第4レンズの屈折率を、それぞれn1、n2、
    n3およびn4とし、該第1レンズ、第2レンズ、第3
    レンズおよび第4レンズのアッべ数を、それぞれν1、
    ν2、ν3およびν4とするとき、これらが条件: (2) n1>1.65 (3) ν1>40.0 (4) n2>1.65 (5) ν2<35.0 (6) n3>1.65 (7) ν3>40.0 (8) n4<1.65 (9) ν4<45.0 を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の
    レンズ。
  4. 【請求項4】 前記第3群光学系と第4群光学系との空
    気間隔をD7とするとき、該空気間隔D7およびレンズ
    全系の焦点距離fは、条件: (10) 0.30<D7/f<0.40 を満足することを特徴とする、請求項1〜3のうちのい
    ずれか1項に記載のレンズ。
  5. 【請求項5】 前記第1群光学系と前記第2群光学系の
    合成焦点距離をf12、前記第3群光学系と前記第4群
    光学系の合成焦点距離をf34とするとき、これらが条
    件: (11) −3.5<f12/f34<−2.0 を満足することを特徴とする請求項1〜4のうちのいず
    れか1項に記載のレンズ。
  6. 【請求項6】 前記第3レンズの像側面を除く全てのレ
    ンズ面は、全て球面であることを特徴とする請求項1〜
    5のうちのいずれか1項に記載のレンズ。
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