JPH10307253A - ガウス型レンズ - Google Patents

ガウス型レンズ

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JPH10307253A
JPH10307253A JP9117170A JP11717097A JPH10307253A JP H10307253 A JPH10307253 A JP H10307253A JP 9117170 A JP9117170 A JP 9117170A JP 11717097 A JP11717097 A JP 11717097A JP H10307253 A JPH10307253 A JP H10307253A
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Kazuyasu Ohashi
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    • G02B9/04Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or - having two components only
    • G02B9/06Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or - having two components only two + components
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結像倍率0.16535付近で用いた場合
に、高い読取密度を実現できると共に、低コストで十分
な画角と明るさを有するガウス型レンズを得る。 【解決手段】 第1群は正メニスカス形状の第1レンズ
からなり、第2群は正メニスカス形状の第2レンズと負
メニスカス形状の第3レンズとを接合してなり、第3群
は負メニスカス形状の第4レンズと正メニスカス形状の
第5レンズとを接合してなり、第4群は正メニスカス形
状の第6レンズからなり、これらが(1)n2<1.5
3、(2)ν2<66.0、(3)n3<1.63、
(4)ν3<38.0、(5)25.0<ν2−ν3<3
5.0、(6)0.30<(R3+R5)/R4<0.6
0、(7)0.24<(D5+D6)/f<0.28、
(8)0.80<f1/f<0.87、(9)0.77
<f4/f<0.84なる条件を満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、読取用レンズに関
するもので、特に、ファクシミリやデジタル複写機の原
稿読取部や各種のイメージスキャナ等に適用可能なもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル複写機、ファクシミリ等
の原稿読取部は、読取密度200dpi〜400dpi
が一般的であったが、近年の高画質化の要求から、さら
に高い読取密度が望まれている。読取密度を高めること
によって、解像力の向上やモアレの減少等が期待される
からである。現在、デジタル複写機、ファクシミリ等の
原稿読取部に用いられるCCD(固体映像素子)の画素
サイズは、市販されているものの中では7μmが最も小
さい。この場合、読取レンズには、像面空間周波数7
1.4本/mmという高周波数における解像度やコント
ラストが要求される。さらに、CCDの画素サイズを変
更せずに読み取り密度を上げようとすると、結像倍率を
大きくする必要が生じる。例えば、読取密度が400d
piの場合、結像倍率は0.11024であるが、読取
密度が600dpiになると、結像倍率は0.1653
5になる。結像倍率が異なれば読取用レンズの設計も自
ずから変更する必要もあるが、倍率が大きい方が収差補
正的に不利である。また、読取用レンズには、装置の小
型化のために、共約長(物−像間距離)を短くすること
ができる広画角であることが要求され、高速化のために
大口径であることが要求される。さらに、当然ながら、
低コストであることも要求される。これらは、読取密度
に関わらず、共通の課題である。
【0003】従来、知られている読取用レンズの大半
は、読取密度400dpi以下を狙いとして設計された
ものであり、結像倍率を変更し、読取密度600dpi
で用いた場合には、十分な結像性能を得ることはできな
い。結像倍率0.16535付近で使用されるように設
計されたものとしては、特開平2−256013(以下
「従来例」という)に記載された読取用レンズが知られ
ている。この従来例の実施例3において、結像倍率が
0.16535付近で使用されるように設計された読取
用レンズについて記載されている。しかし、この従来例
の実施例3に用いられている硝材は、何れも屈折率が
1.75以上の比較的高価なものであり、低コスト化を
達成することはできないという問題点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決し、結像倍率0.16535付近で用いた場合
に、高い読取密度(例えばCCDの画素サイズが7μm
ならば600dpi程度)を実現できると共に、低コス
トで十分な画角と明るさを有するガウス型レンズを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、物体側より順に、正の屈折力
を持つ第1群、負の屈折力を持つ第2群、絞り、負の屈
折力を持つ第3群、正の屈折力を持つ第4群を配してな
り、第1群は、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状
の第1レンズからなり、第2群は、物体側に凸面を向け
た正メニスカス形状の第2レンズと、像側に凹面を向け
た負メニスカス形状の第3レンズとを接合してなり、第
3群は、物体側に凹面を向けた負メニスカス形状の第4
レンズと、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第5
レンズとを接合してなり、第4群は、像側に凸面を向け
た正メニスカス形状の第6レンズからなり、n2は第2
レンズの屈折率、n3は第3レンズの屈折率、ν2は第2
レンズのアッベ数、ν3は第3レンズのアッベ数、R3
第2レンズ物体側面の曲率半径、R4は第2レンズ像側
面(第3レンズ物体側面)の曲率半径、R5は第3レン
ズ像側面の曲率半径、D5は第3レンズ像側面と絞りと
の空気間隔、D6は絞りと第4レンズ物体側面との空気
間隔、fはレンズ全系の焦点距離、f1は第1群の焦点
距離、f4は第4群の焦点距離とするとき、これらが、 (1) n2<1.53 (2) ν2<66.0 (3) n3<1.63 (4) ν3<38.0 (5) 25.0<ν2−ν3<35.0 (6) 0.30<(R3+R5)/R4<0.60 (7) 0.24<(D5+D6)/f<0.28 (8) 0.80<f1/f<0.87 (9) 0.77<f4/f<0.84 なる条件を満足することを特徴とする。
【0006】前記課題を解決するために請求項2記載の
発明は、請求項1記載のガウス型レンズにおいて、物体
側より順に、正の屈折力を持つ第1群、負の屈折力を持
つ第2群、絞り、負の屈折力を持つ第3群、正の屈折力
を持つ第4群を配してなり、第1群は、物体側に凸面を
向けた正メニスカス形状の第1レンズからなり、第2群
は、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第2レン
ズと、像側に凹面を向けた負メニスカス形状の第3レン
ズとを接合してなり、第3群は、物体側に凹面を向けた
負メニスカス形状の第4レンズと、像側に凸面を向けた
正メニスカス形状の第5レンズとを接合してなり、第4
群は、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第6レン
ズからなり、n4は第4レンズの屈折率、n5は第5レン
ズの屈折率、n6は第6レンズの屈折率、ν4は第4レン
ズのアッベ数、ν5は第5レンズのアッベ数、ν6は第6
レンズのアッベ数、R7は第4レンズ物体側面の曲率半
径、R8は第4レンズ像側面(第5レンズ物体側面)の
曲率半径、R9は第5レンズ像側面の曲率半径とすると
き、これらが、 (10) (n5+n6)/2<1.75 (11) 0.00<(n5+n6)/2−n4<0.0
5 (12) 20.0<(ν5+ν6)/2−ν4<25.
0 (13) 1.00<(R7+R9)/R8<1.30 なる条件を満足することを特徴とする。
【0007】前記課題を解決するために請求項3記載の
発明は、請求項1記載又は請求項2記載のガウス型レン
ズにおいて、物体側より順に、正の屈折力を持つ第1
群、負の屈折力を持つ第2群、絞り、負の屈折力を持つ
第3群、正の屈折力を持つ第4群を配してなり、第1群
は、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第1レン
ズからなり、第2群は、物体側に凸面を向けた正メニス
カス形状の第2レンズと、像側に凹面を向けた負メニス
カス形状の第3レンズとを接合してなり、第3群は、物
体側に凹面を向けた負メニスカス形状の第4レンズと、
像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第5レンズとを
接合してなり、第4群は、像側に凸面を向けた正メニス
カス形状の第6レンズからなり、D3は第2レンズの中
心肉厚、D4は第3レンズの中心肉厚、D7は第4レンズ
の中心肉厚、D8は第5レンズの中心肉厚とするとき、
これらが、 (14) 1.55<(R5+|R7|)/(D5+D6
<1.65 (15) 1.28<(R3+|R9|)/(D3+D4
5+D6+D7+D8)<1.40 なる条件を満足することを特徴とする。
【0008】前記課題を解決するために請求項4記載の
発明は、請求項1、請求項2又は請求項3記載のガウス
型レンズにおいて、物体側より順に、正の屈折力を持つ
第1群、負の屈折力を持つ第2群、絞り、負の屈折力を
持つ第3群、正の屈折力を持つ第4群を配してなり、第
1群は、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第1
レンズからなり、第2群は、物体側に凸面を向けた正メ
ニスカス形状の第2レンズと、像側に凹面を向けた負メ
ニスカス形状の第3レンズとを接合してなり、第3群
は、物体側に凹面を向けた負メニスカス形状の第4レン
ズと、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第5レン
ズとを接合してなり、第4群は、像側に凸面を向けた正
メニスカス形状の第6レンズからなり、f12は第1群と
第2群の合成焦点距離、f34は、第3群と第4群の合成
焦点距離とするとき、これらが、 (16) 1.50<f12/f<1.60 (17) 1.05<f34/f<1.15 なる条件を満足することを特徴とする。
【0009】前記課題を解決するために請求項5記載の
発明は、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記
載のガウス型レンズにおいて、物体側より順に、正の屈
折力を持つ第1群、負の屈折力を持つ第2群、絞り、負
の屈折力を持つ第3群、正の屈折力を持つ第4群を配し
てなり、第1群は、物体側に凸面を向けた正メニスカス
形状の第1レンズからなり、第2群は、物体側に凸面を
向けた正メニスカス形状の第2レンズと、像側に凹面を
向けた負メニスカス形状の第3レンズとを接合してな
り、第3群は、物体側に凹面を向けた負メニスカス形状
の第4レンズと、像側に凸面を向けた正メニスカス形状
の第5レンズとを接合してなり、第4群は、像側に凸面
を向けた正メニスカス形状の第6レンズからなり、 (18) 0.60<D5/D6<0.70 なる条件を満足することを特徴とする。
【0010】本発明のガウス型レンズは、4群6枚構成
からなる標準的なガウスタイプの構成であるが、第2レ
ンズと第3レンズを特に低価格な硝材で構成することに
よって、低コスト化を達成したうえ、適切な諸条件を満
足することによって、高い読取密度を達成している。
【0011】請求項1記載の条件式(1)ないし条件式
(4)は、その第2レンズと第3レンズの屈折率及びア
ッベ数を規定するものである。この条件式に合致する硝
材は低価格でありながら、その組合せによれば、ペッツ
バール和の減少と、軸上の色収差及び倍率の色収差の補
正を十分に両立することができ、良好な結像性能を得る
ことができる。
【0012】請求項1記載の条件式(5)は、第2レン
ズと第3レンズのアッベ数の差を規定するものである。
この条件式の範囲外では、軸上の色収差を良好に補正す
ることができず、高い読取密度を実現することは困難に
なる。
【0013】請求項1記載の条件式(6)は、接合レン
ズである第2群の接合面が有するパワーを相対的に規定
するものである。条件式(1)ないし条件式(5)が満
足された状態では、条件式(6)の上限を超えると、軸
上の色収差が悪化してしまい、下限を超えると倍率の色
収差が悪化してしまう。よって、軸上の色収差及び倍率
の色収差を良好に補正するためには、条件式(1)ない
し条件式(6)をすべて満足することが必要である。
【0014】請求項1記載の条件式(7)は、第2群と
第3群の間隔を規定するものである。条件式(7)の上
限を超えると非点較差が大きくなり、下限を超えるとサ
ジタル像面の湾曲が大きくなる。どちらにしても、像面
は平坦さを欠くことになり、軸外性能の低下を招くこと
になる。
【0015】請求項1記載の条件式(8)及び条件式
(9)は、第1群及び第4群の屈折力を規制するもので
ある。レンズの小型化と、コマ収差の低減を両立させる
ためには、これらの条件式を満足する必要がある。条件
式(5)(条件式(6))の上限を超えて第1群(第4
群)の屈折力が弱まると、レンズが大型化し、コストア
ップを招く。条件式(5)(条件式(6))の下限を超
えて、第1群(第4群)の屈折力が強まると、コマ収差
が大きく発生し、結像性能が低下してしまう。
【0016】上記請求項1記載の条件式(1)ないし条
件式(9)を同時に満足することにより、本発明にかか
るガウス型レンズは、その目的とする高密度化及び低コ
スト化を達成することができる。
【0017】次は、本発明のガウス型レンズにおいて、
さらに高い結像性能を得るための条件である。請求項2
記載の条件式(10)ないし条件式(12)は、絞りよ
りも像側のレンズ(第3レンズ、第4レンズ、第5レン
ズ)の屈折率及びアッベ数を規定するものである。条件
式(10)を満足することは、第4レンズ及び第5レン
ズに、比較的低価格な硝材を用いることを意味する。条
件式(10)が満足された状態で、ペッツバール和の減
少と、軸上の色収差及び倍率の色収差の補正を十分に両
立させるためには、条件式(11)及び条件式(12)
を満足することが望ましい。
【0018】請求項2記載の条件式(13)は、接合レ
ンズである第3群の接合面が有するパワーを相対的に規
定するものである。条件式(10)ないし条件式(1
2)が満足された状態では、条件式(13)の上限を超
えると、軸上の色収差が悪化してしまい、下限を超える
と倍率の色収差が悪化してしまう傾向がある。
【0019】請求項3記載の条件式(14)は、絞りを
挟んで対向する第3レンズの像側面と、第4レンズの物
体側面との同心性を規制するものである。条件式(1
4)の上限を超えると球面収差が負の方向に大きく発生
する傾向があり、コントラストの低下を招きやすくな
る。下限を超えるとコマ収差が大きく発生する傾向があ
り、軸外性能が低下しやすくなる。
【0020】請求項3記載の条件式(15)は、第2レ
ンズの物体側面と、第5レンズの像側面との同心性を規
制するものである。条件式(15)の上限を超えると、
球面収差が小さくなりすぎたり、または正の方向に発生
する傾向があり、像面のバランスを欠く結果となりやす
い。下限を超えると、コマ収差が大きく発生する傾向が
あり、軸外性能が低下しやすくなる。
【0021】請求項4記載の条件式(16)及び(1
7)は、絞りよりも物体側に配置された群の屈折力と、
絞りよりも像側に配置された群の屈折力を規制するもの
である。本発明のガウス型レンズを結像倍率0.165
付近で用いる場合に、歪曲収差を良好に補正するために
は、こられの条件式を満足することが望ましい。条件式
(16)の上限、又は条件式(17)の下限を超えると
負の歪曲収差が大きく発生し、条件式(16)の下限、
又は条件式(17)の上限を超えると正の歪曲収差が大
きく発生する。
【0022】請求項5記載の条件式(18)は、第3レ
ンズ像側面から絞りまでの距離と、絞りから第4レンズ
物体側面までの距離の比を規定するものである。本発明
のガウス型レンズを結像倍率0.165付近で用いる場
合、レンズ外径を小さくするためには、これらの条件を
満足することが望ましい。条件式(18)の上限を超え
ると、絞りよりも物体側のレンズが大型化し、下限を超
えると、絞りよりも像側のレンズが大型化してしまう。
【0023】本発明のガウス型レンズは、倍率0.16
5程度で使用された場合に、その性能を最も発揮するこ
とができ、画素サイズ7μmのCCDとの組合せによ
り、幅304.8mmの原稿を600dpiの解像度で
読み取ることが可能である。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明にかかるガ
ウス型レンズの実施例について説明する。各実施例とも
収差は十分に補正されており、本発明のガウス型レンズ
は高い結像性能を有する。なお、各実施例に示す記号の
意味は、以下に示す通りである。 F/No. :Fナンバ fe :焦点距離 m :結像倍率 Y :最大物体高 ω :半画角 R :曲率半径 D :面間隔 Nd :屈折率 νd :アッベ数
【0025】球面収差において球面収差を実線、正弦条
件を破線で示し、非点収差において、サジタル光線を実
線、メリディオナル光線を破線で示す。
【0026】また、収差図中、 Eはe 線(546.07nm) CはC線( 656.27nm) FはF線(486.13nm) の光線を示している。
【0027】実施例1 図1は本実施例にかかるガウス型レンズの光学配置を、
図2は本実施例にかかるガウス型レンズの収差を示して
いる。
【0028】実施例2 本実施例にかかるガウス型レンズの光学配置は図1に示
すものと同じで、図3は本実施例にかかるガウス型レン
ズの収差を示している。
【0029】実施例3 本実施例にかかるガウス型レンズの光学配置は図1に示
すものと同じで、図4は本実施例にかかるガウス型レン
ズの収差を示している。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、上記
(1)〜(9)の条件式を満足した場合に、ガウス型レ
ンズを結像倍率0.16535付近で用いると、高い読
取密度(CCDの画素サイズが7μmならば600dp
i)を実現できると共に、35度を超える十分な画角と
Fナンバー4という十分な明るさ有する読取レンズを低
コストで得ることができるため、高画質なデジタル複写
機、ファクシミリ等の低価格化に寄与することができ
る。
【0031】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、上記(10)〜(13)の条件式を
満足した場合に、さらに低コストな読取用レンズを得る
ことができるため、高画質ながら、より低価格なデジタ
ル複写機、ファクシミリ等を実現することができる。
【0032】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明において、上記(14)〜(15)の条
件を満足した場合に、さらに高い結像性能を有する読取
用レンズを得ることができるため、より高画質なデジタ
ル複写機、ファクシミリ等を実現することができる。
【0033】請求項4記載の発明によれば、請求項1、
2又は3記載の発明において、上記(16)〜(17)
の条件を満足した場合に、歪曲収差の小さい読取用レン
ズを得ることができるため、高画質なデジタル複写機、
ファクシミリ等の倍率誤差低減に寄与することができ
る。
【0034】請求項5記載の発明によれば、請求項1、
2、3又は4記載の発明において、上記(18)の条件
を満足した場合に、加えてレンズ外径の小さい読取用レ
ンズを得ることができるため、高画質なデジタル複写
機、ファクシミリ等の小型化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1、2及び3のガウス型レンズの構成を
示す光学配置図である。
【図2】実施例1のガウス型レンズの収差曲面図であ
る。
【図3】実施例2のガウス型レンズの収差曲面図であ
る。
【図4】実施例3のガウス型レンズの収差曲面図であ
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側より順に、正の屈折力を持つ第1
    群、負の屈折力を持つ第2群、絞り、負の屈折力を持つ
    第3群、正の屈折力を持つ第4群を配してなり、 第1群は、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第
    1レンズからなり、第2群は、物体側に凸面を向けた正
    メニスカス形状の第2レンズと、像側に凹面を向けた負
    メニスカス形状の第3レンズとを接合してなり、第3群
    は、物体側に凹面を向けた負メニスカス形状の第4レン
    ズと、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第5レン
    ズとを接合してなり、第4群は、像側に凸面を向けた正
    メニスカス形状の第6レンズからなり、 n2は第2レンズの屈折率、n3は第3レンズの屈折率、
    ν2は第2レンズのアッベ数、ν3は第3レンズのアッベ
    数、R3は第2レンズ物体側面の曲率半径、R4は第2レ
    ンズ像側面(第3レンズ物体側面)の曲率半径、R5
    第3レンズ像側面の曲率半径、D5は第3レンズ像側面
    と絞りとの空気間隔、D6は絞りと第4レンズ物体側面
    との空気間隔、fはレンズ全系の焦点距離、f1は第1
    群の焦点距離、f4は第4群の焦点距離とするとき、こ
    れらが、 (1) n2<1.53 (2) ν2<66.0 (3) n3<1.63 (4) ν3<38.0 (5) 25.0<ν2−ν3<35.0 (6) 0.30<(R3+R5)/R4<0.60 (7) 0.24<(D5+D6)/f<0.28 (8) 0.80<f1/f<0.87 (9) 0.77<f4/f<0.84 なる条件を満足することを特徴とするガウス型レンズ。
  2. 【請求項2】物体側より順に、正の屈折力を持つ第1
    群、負の屈折力を持つ第2群、絞り、負の屈折力を持つ
    第3群、正の屈折力を持つ第4群を配してなり、 第1群は、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第
    1レンズからなり、第2群は、物体側に凸面を向けた正
    メニスカス形状の第2レンズと、像側に凹面を向けた負
    メニスカス形状の第3レンズとを接合してなり、第3群
    は、物体側に凹面を向けた負メニスカス形状の第4レン
    ズと、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第5レン
    ズとを接合してなり、第4群は、像側に凸面を向けた正
    メニスカス形状の第6レンズからなり、 n4は第4レンズの屈折率、n5は第5レンズの屈折率、
    6は第6レンズの屈折率、ν4は第4レンズのアッベ
    数、ν5は第5レンズのアッベ数、ν6は第6レンズのア
    ッベ数、R7は第4レンズ物体側面の曲率半径、R8は第
    4レンズ像側面(第5レンズ物体側面)の曲率半径、R
    9は第5レンズ像側面の曲率半径とするとき、これら
    が、 (10) (n5+n6)/2<1.75 (11) 0.00<(n5+n6)/2−n4<0.0
    5 (12) 20.0<(ν5+ν6)/2−ν4<25.
    0 (13) 1.00<(R7+R9)/R8<1.30 なる条件を満足することを特徴とする請求項1記載のガ
    ウス型レンズ。
  3. 【請求項3】物体側より順に、正の屈折力を持つ第1
    群、負の屈折力を持つ第2群、絞り、負の屈折力を持つ
    第3群、正の屈折力を持つ第4群を配してなり、 第1群は、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第
    1レンズからなり、第2群は、物体側に凸面を向けた正
    メニスカス形状の第2レンズと、像側に凹面を向けた負
    メニスカス形状の第3レンズとを接合してなり、第3群
    は、物体側に凹面を向けた負メニスカス形状の第4レン
    ズと、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第5レン
    ズとを接合してなり、第4群は、像側に凸面を向けた正
    メニスカス形状の第6レンズからなり、 D3は第2レンズの中心肉厚、D4は第3レンズの中心肉
    厚、D7は第4レンズの中心肉厚、D8は第5レンズの中
    心肉厚とするとき、これらが、 (14) 1.55<(R5+|R7|)/(D5+D6
    <1.65 (15) 1.28<(R3+|R9|)/(D3+D4
    5+D6+D7+D8)<1.40 なる条件を満足することを特徴とする請求項1記載又は
    請求項2記載のガウス型レンズ。
  4. 【請求項4】物体側より順に、正の屈折力を持つ第1
    群、負の屈折力を持つ第2群、絞り、負の屈折力を持つ
    第3群、正の屈折力を持つ第4群を配してなり、 第1群は、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第
    1レンズからなり、第2群は、物体側に凸面を向けた正
    メニスカス形状の第2レンズと、像側に凹面を向けた負
    メニスカス形状の第3レンズとを接合してなり、第3群
    は、物体側に凹面を向けた負メニスカス形状の第4レン
    ズと、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第5レン
    ズとを接合してなり、第4群は、像側に凸面を向けた正
    メニスカス形状の第6レンズからなり、 f12は第1群と第2群の合成焦点距離、f34は、第3群
    と第4群の合成焦点距離とするとき、これらが、 (16) 1.50<f12/f<1.60 (17) 1.05<f34/f<1.15 なる条件を満足することを特徴とする請求項1、請求項
    2又は請求項3記載のガウス型レンズ。
  5. 【請求項5】物体側より順に、正の屈折力を持つ第1
    群、負の屈折力を持つ第2群、絞り、負の屈折力を持つ
    第3群、正の屈折力を持つ第4群を配してなり、 第1群は、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状の第
    1レンズからなり、第2群は、物体側に凸面を向けた正
    メニスカス形状の第2レンズと、像側に凹面を向けた負
    メニスカス形状の第3レンズとを接合してなり、第3群
    は、物体側に凹面を向けた負メニスカス形状の第4レン
    ズと、像側に凸面を向けた正メニスカス形状の第5レン
    ズとを接合してなり、第4群は、像側に凸面を向けた正
    メニスカス形状の第6レンズからなり、 (18) 0.60<D5/D6<0.70 なる条件を満足することを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項3又は請求項4記載のガウス型レンズ。
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