JP4365924B2 - 画像読取用レンズ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像読取用レンズに関し、例えばイメージスキャナー、デジタル複写機、ファクシミリ等のカラー原稿の画像情報を電気信号に変換してコンピュータに取り込む画像読取装置に使用される焦点距離の短いレンズとして最適な画像読取用レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、イメージスキャナー、デジタル複写機、そしてファクシミリ等のOA機器は、そのダウンサイジング傾向に伴って装置容積の大部分を占める光学系レイアウトのコンパクト化が必要とされ、そこで光学系レイアウトを決定する投影レンズ(画像読取用レンズ)は画角20°以上の高画角が求められていた。また更に原稿読取速度の高速化に対応する為、F値(Fナンバー)が明るいレンズの要求も跡を絶たない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来、画角23°以上にてF値が明るい投影レンズは300DPI(dot/inch)程度の仕様の画像読取装置に限られていた。この理由としては、
▲1▼高画角になった場合、投影レンズのサジタル方向の像面湾曲量が大きくなり、画像エリア全域で均一な解像度が得られなくなる。
【0004】
▲2▼歪曲収差の発生により画像エリア内で倍率の差が発生する。
【0005】
▲3▼倍率色収差の発生により色によって上記▲2▼と同様の現象が発生する。
【0006】
▲4▼F値を明るくすることにより、MTFが全体に小さくなり、解像度が悪化する。
等の画像劣化の要因に対する補正が困難に成ってくるからである。
【0007】
本発明は画像読取用レンズの各レンズ群のレンズ構成を適切に設定することにより、
▲1▼600DPIの高解像仕様、
▲2▼レンズ枚数を少なくし、コストダウン、
▲3▼比較的コンパクトであること、
▲4▼半画角23°以上の広画角をカバー、
▲5▼Fno/5.0以下の明るいレンズ、
▲6▼開口効率が最周辺部に措いても100%を達成すること、
▲7▼サジタル方向の像面湾曲、歪曲収差、倍率色収差等を適切に補正すること等を得ることのできる画像読取用レンズの提供を目的とする。
【0008】
即ち、本発明はレンズ全長を比較的短く設定しながら屈折面間隔を適切に選択して諸収差を良好に補正し、前後の屈折面間隔の比率を適切に設定することにより、歪曲収差を良好に補正すると共に、開口効率の低下を防ぎ、十分な光量比が得られる画像読取用レンズの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の画像読取用レンズは、物体側から順に物体側に凸面を向けたメニスカス状の正の第1レンズG1、両レンズ面が凹面の第2レンズG2、両レンズ面が凸面の第3レンズG3、物体側に凹面を向けたメニスカス状の負の第4レンズG4、そして物体側に凹面を向けたメニスカス状の負の第5レンズG5の5つのレンズから成る画像読取レンズにおいて、
全系の焦点距離をf、物体側から数えて第i番目の曲率半径をri 、物体側から数えて第i番目のレンズ厚及び空気間隔をdi 、物体側から数えて第iレンズの材質の屈折率をni としたとき、
【数3】
なる条件を満足することを特徴としている。
【0010】
請求項2の発明は請求項1の発明において、
0.01f≦d ≦0.02795f
0.43735f≦r ≦0.46f
なる条件を満たすことを特徴としている。
【0011】
請求項3の発明の画像読取用レンズは、
物体側から順に物体側に凸面を向けたメニスカス状の正の第1レンズG1、両レンズ面が凹面の第2レンズG2、両レンズ面が凸面の第3レンズG3、物体側に凹面を向けたメニスカス状の正の第4レンズG4、そして物体側に凹面を向けたメニスカス状の負の第5レンズG5の5つのレンズから成る画像読取レンズにおいて、
全系の焦点距離をf、物体側から数えて第i番目の曲率半径をri 、物体側から数えて第i番目のレンズ厚及び空気間隔をdi 、物体側から数えて第iレンズの材質の屈折率をni としたとき、
【数3】
なる条件を満足することを特徴としている。
【0012】
請求項4の発明は請求項3の発明において、
0.01f≦d ≦0.02795f
0.43735f≦r ≦0.46f
なる条件を満たすことを特徴としている。
【0013】
請求項5の発明の画像読取装置は、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取用レンズを備え、該画像読取用レンズを介してカラー原稿の画像情報を電気信号に変換してコンピュータに取り込むことを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の後述する数値実施例1のレンズ断面図、図9乃至図14は数値実施例2乃至7のレンズ断面図である。図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8は各々後述する数値実施例1、2、3、4、5、6、7の結像倍率β=−0.189、F値(Fナンバー)=5.0、半画角ω=25°のときの諸収差図である。各数値実施例において焦点距離fは1.0に正規化されている。
【0016】
レンズ断面図において物体側(読取り画像が設けられている側)から順にG1は物体側に凸面を向けたメニスカス状の正の第1レンズ、G2は両レンズ面が凹面の第2レンズ、G3は両レンズ面が凸面の第3レンズ、G4は物体側に凹面を向けたメニスカス状の負の第4レンズ、G5は物体側に凹面を向けたメニスカス状の負の第5レンズである。
【0017】
尚、各数値実施例において第4レンズはメニスカス状の負のレンズより構成したが、これに限らずメニスカス状の正のレンズより構成しても良い。即ち、第4レンズがパワーの緩いフィールドフラットナーレンズのときにはバランスの上でメニスカス状の正のレンズの構成に成る。
【0018】
本実施形態では画像読取用レンズを図1に示すように所定形状の5群5枚のテレタイプのレンズより構成すると共に全系の焦点距離、各レンズの曲率半径、各レンズのレンズ厚及び空気間隔、そして各レンズの材質の屈折率等を条件式(1)〜(4)の如く設定することにより、Fナンバー5.0、読取画角50°程度において良好なる光学性能を有した画像読取用レンズを得ている。
【0019】
次に各条件式(1)〜(4)の技術的意味について説明する。
【0020】
条件式(1)はコマフレアーを除去する為の条件である。条件式(1)の上限値を超えると上記収差補正は容易であるが、レンズ全系のコンパクトさにかけるので良くない。条件式(1)の下限値を超えると広角部分でのコマフレアーが増大するので良くない。更に好ましくは条件式(1)の上限値を後述する数値実施例4の値から次の如く設定するのが良い。
0.01f≦d ≦0.02795f ‥‥‥(1a)
【0021】
条件式(2)は屈折面間隔のバランスを適切に設定して、歪曲収差を良好に補正する為の条件である。条件式(2)の上限値を超えると歪曲収差が正に大きくなり、さらに開口効率が小さくなって光量比の低下を招くので良くない。条件式(2)の下限値を超えると歪曲収差が負に増大するので良くない。
【0022】
条件式(3)は球面収差を良好に補正する為の条件である。条件式(3)の上限値を超えると球面収差がアンダーになり良くない。条件式(3)の下限値を超えると球面収差がオーバーに成る為、全画角でMTFのバランスをとることが困難となってくるので良くない。更に好ましくは条件式(3)の下限値を後述する数値実施例4の値から次の如く設定するのが良い。
0.43735f≦r ≦0.46f ‥‥‥(3a)
【0023】
条件式(4)は像面湾曲を小さく抑える為の条件である。条件式(4)の下限値を超えるとペッツバール和が大きくなり、像面を平坦にすることが困難に成ってくるので良くない。
【0024】
次に本発明の数値実施例を示す。数値実施例においてRiは物体側より順に第i番目のレンズ面の曲率半径、diは物体側より第i番目のレンズ厚及び空気間隔、ndiとνdiは各々物体側より順に第i番目のレンズのガラスの屈折率とアッベ数である。
【0025】
また前述の各条件式と数値実施例における諸数値との関係を表−1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】
【表5】
【0031】
【表6】
【0032】
【表7】
【0033】
【表8】
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば前述の如く画像読取用レンズの各レンズ群のレンズ構成を適切に設定すると共に各条件式を満足させることにより、読取画角を50°と比較的大きくし、Fナンバーを5.0と明るくし、しかも各収差も良好に抑え、かつ少ないレンズ枚数で高解像度なレンズを得ることによって鮮明なる画像を得ることができる画像読取用レンズを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の数値実施例1のレンズ断面図
【図2】 本発明の数値実施例1の諸収差図
【図3】 本発明の数値実施例2の諸収差図
【図4】 本発明の数値実施例3の諸収差図
【図5】 本発明の数値実施例4の諸収差図
【図6】 本発明の数値実施例5の諸収差図
【図7】 本発明の数値実施例6の諸収差図
【図8】 本発明の数値実施例7の諸収差図
【図9】 本発明の数値実施例2のレンズ断面図
【図10】 本発明の数値実施例3のレンズ断面図
【図11】 本発明の数値実施例4のレンズ断面図
【図12】 本発明の数値実施例5のレンズ断面図
【図13】 本発明の数値実施例6のレンズ断面図
【図14】 本発明の数値実施例7のレンズ断面図
【符号の説明】
G1 第1レンズ
G2 第2レンズ
G3 第3レンズ
G4 第4レンズ
G5 第5レンズ

Claims (5)

  1. 物体側から順に物体側に凸面を向けたメニスカス状の正の第1レンズG1、両レンズ面が凹面の第2レンズG2、両レンズ面が凸面の第3レンズG3、物体側に凹面を向けたメニスカス状の負の第4レンズG4、そして物体側に凹面を向けたメニスカス状の負の第5レンズG5の5つのレンズから成る画像読取レンズにおいて、
    全系の焦点距離をf、物体側から数えて第i番目の曲率半径をri 、物体側から数えて第i番目のレンズ厚及び空気間隔をdi 、物体側から数えて第iレンズの材質の屈折率をni としたとき、
    なる条件を満足することを特徴とする画像読取用レンズ。
  2. 0.01f≦d ≦0.02795f
    0.43735f≦r ≦0.46f
    なる条件を満たすことを特徴とする請求項1に記載の画像読取用レンズ。
  3. 物体側から順に物体側に凸面を向けたメニスカス状の正の第1レンズG1、両レンズ面が凹面の第2レンズG2、両レンズ面が凸面の第3レンズG3、物体側に凹面を向けたメニスカス状の正の第4レンズG4、そして物体側に凹面を向けたメニスカス状の負の第5レンズG5の5つのレンズから成る画像読取レンズにおいて、
    全系の焦点距離をf、物体側から数えて第i番目の曲率半径をri 、物体側から数えて第i番目のレンズ厚及び空気間隔をdi 、物体側から数えて第iレンズの材質の屈折率をni としたとき、
    なる条件を満足することを特徴とする画像読取用レンズ。
  4. 0.01f≦d ≦0.02795f
    0.43735f≦r ≦0.46f
    なる条件を満たすことを特徴とする請求項3に記載の画像読取用レンズ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取用レンズを備え、該画像読取用レンズを介してカラー原稿の画像情報を電気信号に変換してコンピュータに取り込むことを特徴とする画像読取装置。
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