JP4869813B2 - 画像読取用レンズ、画像読取用光学系および画像読取装置 - Google Patents

画像読取用レンズ、画像読取用光学系および画像読取装置 Download PDF

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Description

本発明は、等倍近傍(0.6〜1.7倍程度)の倍率での使用に適した画像読取用レンズ、画像読取用光学系および画像読取装置に関する。
従来より、有限距離に配置されたフィルム等の原稿画像を結像レンズを介してCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)等の撮像素子に取り込んで電子画像化するイメージスキャナが知られている。また近年、映画の分野ではデジタル化が進んでおり、LCD(液晶表示装置)等の画像表示デバイスに表示された電子画像を結像レンズによって光学像に変換して映画フィルムに焼き付けたり、逆に、映画フィルム上の画像を結像レンズを介して撮像素子で取り込んで電子画像に変換するような画像読取装置が開発されている。これらの画像読取装置において、特に、フィルム画像を撮像素子で取り込むような場合、フィルム面上の微小なキズや埃等を画像情報として検出すると共に、そのキズや埃等によって生じた不要な画像部分を画像処理によってデジタル的に除去したいという要求がある。フィルム面上のキズや埃等を検出する場合、近赤外光を用いることが多い。このため、画像読取用レンズとしては可視域から近赤外域(例えば900nm程度)の波長域で良好な光学性能を有し、特に色収差が倍率および軸上共に良好に補正されていることが好ましい。また、ディストーションなどの諸収差が良好に補正され、画面の中心部から周辺部まで高解像度であることが好ましい。さらに、物体側にLCD等の画像表示デバイスを配置する場合は、物体側がテレセントリック性を有している方が好ましいことが多い。また、像側にCCD等の撮像素子を配置する場合は、像側がテレセントリック性を有している方が好ましいことが多い。これは、LCDやCCD等の電子デバイスには表示性能または撮像性能に角度依存性があるものが多く、それらの電子デバイスを配置した側では、光線が角度を持つと画像中心部と周辺部とで明るさに差が生じるいわゆるシェーディングが発生して画質が劣化する場合があるためである。
可視域から近赤外域に亘って諸収差を補正した画像読取用レンズとして、特許文献1および特許文献2に記載のレンズがある。特許文献1には、全体として6群14枚構成で、開口絞りに隣接する物体側および像側の2つのレンズ群をそれぞれ、3枚の接合レンズで構成した実施例が記載されている。また、特許文献2には、全体として4群6枚構成で、開口絞りに隣接する物体側および像側の2つのレンズ群をそれぞれ、2枚の接合レンズで構成した実施例が記載されている。
特開2002−148514号公報 特開2002−287022号公報
しかしながら、特許文献2に記載のレンズは、レンズ枚数が少なく小型化には有利であるものの、より高解像度が要求される場合には収差の補正が不十分である。また、特許文献1に記載のレンズは、レンズ枚数を多くして諸収差を良好に補正しているが、物体側、像側共にテレセントリック性を有しておらず、電子デバイスを使用するのに適していない。また、特許文献1および特許文献2に記載のレンズは、特定の基準倍率での使用のみを考慮しており、基準倍率以外では結像性能が落ちる。従って、例えば映画用の画像読取装置に適用する場合、複数のフィルムフォーマットに対応するためには、複数本の画像読取用レンズを用意する必要があり不便である。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、諸収差の補正が良好になされ、特に軸上色収差と倍率色収差とが同時に良好に補正された画像読取用レンズおよび画像読取用光学系、ならびにそれらを用いて良好に画像の読み取りを行うことができるようにした画像読取装置を提供することにある。また、本発明の第2の目的は、物体側または像側に電子デバイスを用いる場合であっても中心部から周辺部に亘って良好な画質を維持できる画像読取用レンズ、画像読取用光学系および画像読取装置を提供することにある。また、本発明の第3の目的は、画像読取用レンズの基準倍率とは異なる倍率での使用を可能にする画像読取用光学系および画像読取装置を提供することにある。
本発明による画像読取用レンズは、物体側から順に、少なくとも1枚の正レンズを含み全体として物体側に凸面を向けた正の屈折力を持つ第1レンズ群と、少なくとも1枚の正レンズを含み全体として物体側に凸面を向けた正の屈折力を持つ第2レンズ群と、正レンズと負レンズとからなり全体として物体側に凸面を向けた負の屈折力を持つ接合レンズで構成された第3レンズ群と、開口絞りと、正レンズと負レンズとからなり全体として像側に凸面を向けた負の屈折力の接合レンズで構成された第4レンズ群と、少なくとも1枚の正レンズを含み全体として像側に凸面を向けた正の屈折力を持つ第5レンズ群と、少なくとも1枚の正レンズを含み全体として像側に凸面を向けた正の屈折力を持つ第6レンズ群とからなるものである。かつ、d線に対するアッベ数をνd、g線、d線、F線およびC線に対する屈折率をそれぞれng,nd,nF,nC、
g線、d線の部分分散比をθg,d=(ng−nd)/(nF−nC)、
異常分散性をΔθg,d=θg,d−1.365+0.00208×νdとしたとき、
各レンズ群において少なくともすべての正レンズが下記条件式(1)を満たし、第1レンズ群ないし第3レンズ群中の少なくとも2枚の正レンズと第4レンズ群ないし第6レンズ群中の少なくとも2枚の正レンズとが下記条件式(2)を満たすようにしたものである。
νd>60.0 ……(1)
Δθg,d>0.015 ……(2)
本発明による画像読取用光学系は、上記本発明による画像読取用レンズと、その画像読取用レンズの像側または物体側に装着され、画像読取用レンズの結像倍率を変化させるアタッチメントレンズとを備えたものである。
ここで、本発明による画像読取用光学系において、第1レンズ群と第2レンズ群、もしくは第5レンズ群と第6レンズ群の間隔のいずれか一方を、画像読取用レンズ単体で使用する場合に比べて変化させるようにしても良い。
本発明による画像読取装置は、上記本発明による画像読取用レンズまたは画像読取用光学系を備えたものである。
本発明による画像読取用レンズでは、開口絞りに対して物体側に第1レンズ群ないし第3レンズ群が配置されると共に像側に第4レンズ群ないし第6レンズ群が配置されていることで、開口絞りを挟んで対称的なレンズ配置となり、等倍近傍(0.6〜1.7倍程度)での結像性能に有利となる。また、条件式(1)を満たすような分散の小さなレンズと条件式(2)を満たす異常分散性の大きなレンズとを多用することで、諸収差、特に可視域から近赤外域までの軸上色収差と倍率色収差とが同時にバランス良く補正される。
本発明による画像読取用レンズはさらに、要求される仕様等に応じて次の好ましい条件を適宜採用して満足することで、画像読取に適したより良好な性能が得られる。
本発明による画像読取用レンズは、第1レンズ群、第2レンズ群、第5レンズ群および第6レンズ群を構成するレンズがすべて条件式(1)を満たすことが好ましい。本発明による画像読取用レンズはまた、各レンズ群中のすべての正レンズが条件式(2)を満たすことが好ましい。
これにより、軸上色収差と倍率色収差とがより良好に補正される。
本発明による画像読取用レンズはまた、物体側または像側のいずれか一方がテレセントリック性を有していても良い。
これにより、物体側または像側に角度依存性のある電子デバイスを用いる場合であっても、角度依存性に起因するシェーディングの発生が防止され、中心部から周辺部に亘って良好な画質が維持される。また、倍率合わせの感度が抑えられ、所望の結像倍率に合わせやすくなる。
本発明による画像読取用レンズはまた、第1レンズ群が正レンズと負レンズとからなり全体として物体側に凸面を向けた正の屈折力の接合レンズであり、第2レンズ群が正レンズと負レンズとからなり全体として物体側に凸面を向けた正の屈折力の接合レンズであり、第5レンズ群が正レンズと負レンズとからなり全体として像側に凸面を向けた正の屈折力の接合レンズであり、第6レンズ群が正レンズと負レンズとからなり全体として像側に凸面を向けた正の屈折力の接合レンズであっても良い。
これにより、各レンズ群がすべて接合レンズで構成され、色収差の補正にさらに有利となる。
本発明による画像読取用光学系では、画像読取用レンズにアタッチメントレンズが装着されていることで、画像読取用レンズ単体での基準倍率とは異なる結像倍率が得られる。この場合において、第1レンズ群と第2レンズ群、もしくは第5レンズ群と第6レンズ群の間隔のいずれか一方を、画像読取用レンズ単体で使用する場合に比べて変化させることで、結像倍率が基準倍率とは異なっていても収差変動が抑えられ良好な結像性能が維持される。
本発明による画像読取装置では、本発明による画像読取用レンズまたは画像読取用光学系を備えていることで、良好に画像の読み取りが行われる。
本発明の画像読取用レンズまたは画像読取用光学系によれば、開口絞りに対して物体側に第1レンズ群ないし第3レンズ群を配置すると共に像側に第4レンズ群ないし第6レンズ群を配置し、かつ色収差の補正に寄与する条件式(1),(2)を満たすようにしたので、諸収差の補正が良好になされ、特に軸上色収差と倍率色収差とを同時に良好に補正することができる。特に、本発明の画像読取用レンズまたは画像読取用光学系において、物体側または像側のいずれか一方をテレセントリック性を有する構成にした場合には、物体側または像側に電子デバイスを用いる場合であっても中心部から周辺部に亘って良好な画質を維持することができる。
また特に、本発明の画像読取用光学系によれば、本発明の画像読取用レンズの像側または物体側に、画像読取用レンズの結像倍率を変化させるアタッチメントレンズを装着するようにしたので、画像読取用レンズ単体での基準倍率とは異なる結像倍率を得ることができる。
また、本発明の画像読取装置によれば、上記本発明による画像読取用レンズまたは画像読取用光学系を備えていることで、良好な読み取り画像を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像読取用レンズの第1の構成例を示している。この構成例は、後述の第1の数値実施例(図9)のレンズ構成に対応している。図2は第2の構成例を示しており、後述の第2の数値実施例(図10)のレンズ構成に対応している。図3は第3の構成例を示しており、後述の第3の数値実施例(図11)のレンズ構成に対応している。図4(A)は第4の構成例を示しており、後述の第4の数値実施例(図12)のレンズ構成に対応している。図4(B)は図4(A)の画像読取用レンズにアタッチメントレンズを装着した画像読取用光学系を示しており、後述の図13に示す数値実施例のレンズ構成に対応している。図5(A)は第5の構成例を示しており、後述の第5の数値実施例(図14)のレンズ構成に対応している。図5(B)は図5(A)の画像読取用レンズにアタッチメントレンズを装着した画像読取用光学系を示しており、後述の図15に示す数値実施例のレンズ構成に対応している。図6は第6の構成例を示しており、後述の第6の数値実施例(図16)のレンズ構成に対応している。図7(A)は第7の構成例を示しており、後述の第7の数値実施例(図17)のレンズ構成に対応している。図7(B)は図7(A)の画像読取用レンズにアタッチメントレンズを装着した画像読取用光学系を示しており、後述の図18に示す数値実施例のレンズ構成に対応している。図8は第8の構成例を示しており、後述の第8の数値実施例(図19)のレンズ構成に対応している。
これらの構成図において、符号Riは、最も物体側の構成要素の面を1番目として、像側(結像側)に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目の面の曲率半径を示す。また、これらの構成図には、光軸Z1上に結像する軸上光線と軸外に結像する軸外光線とを図示している。また、これらの構成図において、符号10を付した部分は物体面であり、原稿面(映画フィルム等のフィルム面またはLCD等の画像表示デバイスの表示面)に対応する。また、符号20を付した部分は像面であり、映画フィルム等のフィルム面またはCCD等の撮像素子の撮像面に対応する。
なお、図示した各構成例の画像読取用レンズはすべて縮小光学系となっているが、物体側と像側とを入れ替えれば拡大光学系として使用することも可能である。すなわち、物体面10と像面20は互いに共役の関係にあるので、図示した物体面10を撮像面とし、図示した像面20を原稿面とすれば、拡大光学系となる。これにより、各構成例の画像読取用レンズは、等倍近傍(0.6〜1.7倍程度)の倍率での使用が可能である。
この画像読取用レンズは、開口絞りStに対して物体側に第1レンズ群GR1、第2レンズ群GR2および第3レンズ群GR3が配置されると共に、像側に第4レンズ群GR4、第5レンズ群GR5および第6レンズ群GR6が配置され、開口絞りStを挟んで各レンズ群がほぼ対称的に配置されている。
第1レンズ群GR1は、少なくとも1枚の正レンズを含み、全体として物体側に凸面を向けた正の屈折力を持つレンズ群となっている。ここで、第1の構成例(図1)、第6の構成例(図6)および第8の構成例(図8)では、第1レンズ群GR1が1枚のレンズL11のみで構成され、これが正レンズとなっている。第2の構成例(図2)、第3の構成例(図3)、第4の構成例(図4(A))、第5の構成例(図5(A))および第7の構成例(図7(A))では、第1レンズ群GR1が2枚のレンズL11,L12による接合レンズで構成され、その物体側のレンズL11が正レンズ、像側のレンズL12が負レンズとなっている。
第2レンズ群GR2は、少なくとも1枚の正レンズを含み、全体として物体側に凸面を向けた正の屈折力を持つレンズ群となっている。ここで、第2の構成例および第6の構成例では、第2レンズ群GR2が1枚のレンズL21のみで構成され、これが正レンズとなっている。その他の構成例では、第2レンズ群GR2が2枚のレンズL21,L22による接合レンズで構成され、その物体側のレンズL21が負レンズ、像側のレンズL22が正レンズとなっている。
第3レンズ群GR3は、正レンズと負レンズとからなり全体として物体側に凸面を向けた負の屈折力を持つ接合レンズで構成されている。第4レンズ群GR4は、正レンズと負レンズとからなり全体として像側に凸面を向けた負の屈折力の接合レンズで構成されている。各構成例共に、第3レンズ群GR3内の物体側のレンズL31が正レンズであり、像側のレンズL32が負レンズとなっている。また、第4レンズ群GR4内の物体側のレンズL41が負レンズであり、像側のレンズL42が正レンズとなっている。このように各構成例共に、開口絞りStに隣接する2つのレンズ群GR3,GR4が共に接合レンズで構成され、それらが開口絞りStを挟んでほぼ対称的に配置されている。
第5レンズ群GR5は、少なくとも1枚の正レンズを含み、全体として像側に凸面を向けた正の屈折力を持つレンズ群となっている。各構成例では、第5レンズ群GR5が2枚のレンズL51,L52による接合レンズで構成され、その物体側のレンズL51が正レンズ、像側のレンズL52が負レンズとなっている。
第6レンズ群GR6は、少なくとも1枚の正レンズを含み、全体として像側に凸面を向けた正の屈折力を持つレンズ群となっている。各構成例では、第6レンズ群GR6が2枚のレンズL61,L62による接合レンズで構成され、その物体側のレンズL61が負レンズ、像側のレンズL62が正レンズとなっている。
各構成例の画像読取用レンズは、各レンズ群において少なくともすべての正レンズが下記条件式(1)を満たしている。また、第1レンズ群GR1ないし第3レンズ群GR3中の少なくとも2枚の正レンズと第4レンズ群GR4ないし第6レンズ群GR6中の少なくとも2枚の正レンズとが下記条件式(2)を満たしている。なお、好ましくは、第1レンズ群GR1、第2レンズ群GR2、第5レンズ群GR5および第6レンズ群GR6を構成するレンズがすべて条件式(1)を満たすと良い。また好ましくは、各レンズ群中のすべての正レンズが条件式(2)を満たすと良い。
νd>60.0 ……(1)
Δθg,d>0.015 ……(2)
ここで、νdはd線に対するアッベ数、ng,nd,nF,nCはそれぞれ、g線、d線、F線およびC線に対する屈折率とする。また、g線、d線の部分分散比を
θg,d=(ng−nd)/(nF−nC)、
異常分散性をΔθg,d=θg,d−1.365+0.00208×νdと定義する。
一般に、複数のレンズ材料について、部分分散比θg,dとアッベ数νdとをグラフの縦横にプロットしたとき、標準的なレンズ材料の座標から大きくずれているものが異常分散性を有するレンズ材料とされる。一般に、クラウンガラスK7とフリントガラスF2とを標準的なレンズ材料とし、これら2つのレンズ材料の座標を結んだ線を基準線とし、その基準線から大きくずれているものを異常分散性を有するレンズ材料という。
この画像読取用レンズは、物体側または像側のいずれか一方がテレセントリック性を有していても良い。本実施の形態においては、第3の構成例、第4の構成例および第5の構成例では、像側がテレセントリック性を有している。第7の構成例では、物体側がテレセントリック性を有している。なお、撮像性能に角度依存性のある撮像素子を像側に用いる場合には、像側テレセントリック光学系であることが好ましい。また、表示性能に角度依存性のあるLCD等の電子デバイスを物体側に用いる場合には、物体側テレセントリック光学系であることが好ましい。
この画像読取用レンズは、像側または物体側に、画像読取用レンズの結像倍率を変化させるアタッチメントレンズを装着することが可能となっている。
図4(B)には、第4の構成例の画像読取用レンズの物体側にアタッチメントレンズGR7を装着した画像読取用光学系を示す。図4(B)の構成例では、アタッチメントレンズGR7が、2枚のレンズL71,L72による第1の接合レンズと、2枚のレンズL73,L74による第2の接合レンズとで構成されている。図4(B)の構成例では、画像読取用レンズの基準倍率に対し縮小する側に結像倍率を変化させている。
また、図5(B)には、第5の構成例の画像読取用レンズの物体側にアタッチメントレンズGR7を装着した画像読取用光学系を示す。図5(B)の構成例では、アタッチメントレンズGR7が、2枚のレンズL71,L72による接合レンズで構成されている。図5(B)の構成例では、画像読取用レンズの基準倍率に対し拡大する側に結像倍率を変化させている。
また、図7(B)には、第7の構成例の画像読取用レンズの像側にアタッチメントレンズGR7を装着した画像読取用光学系を示す。図7(B)の構成例では、アタッチメントレンズGR7が、1枚のレンズL71のみで構成されている。図7(B)の構成例では、画像読取用レンズの基準倍率に対し縮小する側に結像倍率を変化させている。
なお、これらの構成例では、アタッチメントレンズGR7を装着した側の反対側を、テレセントリック性を有する構成にしている。例えば、図4(B)の構成例では、像側がテレセントリック性を有する画像読取用レンズにおいて、その物体側に、アタッチメントレンズGR7を配置している。これにより、アタッチメントレンズGR7を装着した場合における倍率合わせの感度を抑え、所望の結像倍率に合わせやすくしている。
ここで、アタッチメントレンズGR7を装着する場合、収差変動を抑制するために、第1レンズ群GR1と第2レンズ群GR2、もしくは第5レンズ群GR5と第6レンズ群GR6の間隔のいずれか一方を、画像読取用レンズ単体で使用する場合に比べて変化させるようにしても良い。なお、アタッチメントレンズGR7を装着した側とは反対側のレンズ群を移動させて間隔を変えた方が、機構的にバランスが良い。図4(B)の構成例では、図4(A)の基準状態に対して第6レンズ群GR6を物体側に移動させて第5レンズ群GR5と第6レンズ群GR6との間隔を狭めている。図7(B)の構成例では、図7(A)の基準状態に対して第1レンズ群GR1を物体側に移動させて第1レンズ群GR1と第2レンズ群GR2との間隔を広げている。
なお、具体例は図示しないが、その他の構成例に係る画像読取用レンズについても像側または物体側に十分なスペースが確保されており、アタッチメントレンズを装着することが可能である。
図42は、本発明の一実施の形態に係る画像読取装置の一構成例を示している。この画像読取装置は、読み取り対象となる映画フィルム等の原稿2が載置される原稿載置台3と、原稿2の画像を取り込むCCD等の撮像素子4とを備えている。原稿2と撮像素子4との間には、画像読取用レンズ1を含む画像読取用光学系5が配置されている。画像読取用レンズ1の像側または物体側には、必要に応じてアタッチメントレンズGR7が装着される。原稿2の表面は図1等における物体面10に対応し、撮像素子4の撮像面は像面20に対応する。
この画像読取装置は、反射原稿式または透過原稿式のいずれであっても良い。反射原稿式の画像読取装置の場合、図示しない光源からの光が原稿2の表面側に照射される。そして、その原稿2からの反射光が、画像読取用光学系5によって撮像素子4上に結像され、撮像素子4によって画像情報として取り込まれる。
透過原稿式の画像読取装置の場合、原稿載置台3が光を透過する透明な部材で構成される。原稿2がネガフィルムやポジフィルム等の透過原稿で構成される。また、図示しない光源が原稿載置台3の裏面側に配置され、原稿載置台3の裏面側から原稿2に向けて照明光が照射される。そして原稿2からの透過光が画像読取用光学系5によって撮像素子4上に結像され、撮像素子4によって画像情報として取り込まれる。
なお、原稿2として、物体側にLCD等の画像表示デバイスを配置すると共に、像側に撮像素子4に代えて映画フィルム等を配置するようにしても良い。これにより、画像表示デバイスに表示された電子画像を画像読取用光学系5によって光学像に変換して映画フィルム等に焼き付けることができる。
次に、以上のように構成された画像読取用レンズおよび画像読取用光学系の作用および効果を説明する。
この画像読取用レンズでは、開口絞りStに対して物体側に第1レンズ群GR1ないし第3レンズ群GR3を配置すると共に像側に第4レンズ群GR4ないし第6レンズ群GR6を配置したことで、開口絞りStを挟んで対称的なレンズ配置となり、等倍近傍(0.6〜1.7倍程度)での結像性能に有利となる。また、この画像読取用レンズでは、各レンズ群に、正レンズと負レンズとからなる2枚構成の接合レンズを多用することで、色収差が良好に補正される。また、条件式(1)を満たすような分散の小さなレンズと条件式(2)を満たす異常分散性の大きなレンズとを多用することで、諸収差、特に可視域から近赤外域までの軸上色収差と倍率色収差とを同時にバランス良く補正することができる。条件式(1),(2)の範囲を外れると、色収差が増大し、また、軸上色収差と倍率色収差との収差バランスを取ることが難しくなる。
また、この画像読取用レンズにおいて、物体側または像側のいずれか一方をテレセントリック性を有する構成にした場合には、物体側または像側に角度依存性のある電子デバイスを用いる場合であっても、角度依存性に起因するシェーディングの発生が防止され、中心部から周辺部に亘って良好な画質が維持される。また、倍率合わせの感度が抑えられ、所望の結像倍率に合わせやすくなる。なお、テレセントリック性を有しない構成にした場合には、小型化に有利となる。
また、この画像読取用レンズにアタッチメントレンズGR7を装着した画像読取用光学系では、画像読取用レンズ単体での基準倍率とは異なる結像倍率を得ることができる。この場合において、アタッチメントレンズGR7を装着した側の反対側を、テレセントリック性を有する構成にした場合には、アタッチメントレンズGR7を装着した場合における倍率合わせの感度を抑え、所望の結像倍率に合わせやすくすることができる。また、第1レンズ群GR1と第2レンズ群GR2、もしくは第5レンズ群GR5と第6レンズ群GR6の間隔のいずれか一方を、画像読取用レンズ単体で使用する場合に比べて変化させることで、アタッチメントレンズGR7を装着したことによる収差変動が抑えられ、良好な結像性能を維持することができる。
このように、本実施の形態に係る画像読取用レンズまたは画像読取用光学系によれば、画像の読み取りに適した良好な光学性能を得ることができる。これにより、本実施の形態に係る画像読取装置によれば、本実施の形態に係る画像読取用レンズまたは画像読取用光学系を備えたことで、良好な読み取り画像を得ることができる。
次に、本実施の形態に係る画像読取用レンズおよび画像読取用光学系の具体的な数値実施例について説明する。以下では、複数の数値実施例をまとめて説明する。
図1に示した画像読取用レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例1として、図9に示す。図9に示したレンズデータにおける面番号Siの欄には、最も物体側の構成要素の面を1番目として、像側に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目(i=1〜18)の面の番号を示している。曲率半径Riの欄には、図1において付した符号Riに対応させて、物体側からi番目の面の曲率半径の値(mm)を示す。面間隔Diの欄についても、同様に物体側からi番目の面Siとi+1番目の面Si+1との光軸上の間隔(mm)を示す。ndjの欄には、物体側からj番目(j=1〜11)のレンズのd線(波長587.6nm)に対する屈折率の値を示す。νdjの欄には、物体側からj番目のレンズのd線に対するアッベ数の値を示す。θg,djの欄には、物体側からj番目のレンズにおけるg線、d線の部分分散比の値を示す。Δθg,djの欄には、物体側からj番目のレンズにおける異常分散性の値を示す。また、このレンズデータには、全体の焦点距離f(mm)と結像倍率βの値についても示す。
なお、アッベ数νdjの数値欄において網掛けして強調表示している部分は、その部分のレンズが、上述の条件式(1)の数値範囲を満たしていることを示している。同様に、異常分散性Δθg,djの数値欄において網掛けして強調表示している部分は、その部分のレンズが、上述の条件式(2)の数値範囲を満たしていることを示している。この実施例1に係る画像読取用レンズは、各レンズ群において少なくともすべての正レンズが上述の条件式(1)を満たしている。また、各レンズ群においてすべての正レンズが上述の条件式(2)を満たしている。
実施例1のレンズデータと同様にして、図2に示した画像読取用レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例2として、図10に示す。この実施例2に係る画像読取用レンズは、各レンズ群において少なくともすべての正レンズが上述の条件式(1)を満たしている。また、各レンズ群においてすべての正レンズが上述の条件式(2)を満たしている。
また、図3に示した画像読取用レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例3として、図11に示す(ただし、i=1〜19,j=1〜12)。この実施例3に係る画像読取用レンズは、各レンズ群において少なくともすべての正レンズが上述の条件式(1)を満たしている。特に、第1レンズ群GR1、第2レンズ群GR2、第5レンズ群GR5および第6レンズ群GR6を構成するレンズがすべて条件式(1)を満たしている。また、第1レンズ群GR1、第2レンズ群GR2、第5レンズ群GR5および第6レンズ群GR6における正レンズがすべて上述の条件式(2)を満たしている。
また、図4(A)に示した画像読取用レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例4として、図12に示す(ただし、i=1〜19,j=1〜12)。この実施例4に係る画像読取用レンズは、各レンズ群において少なくともすべての正レンズが上述の条件式(1)を満たしている。また、第1レンズ群GR1、第2レンズ群GR2、第5レンズ群GR5および第6レンズ群GR6における正レンズがすべて上述の条件式(2)を満たしている。
また、図4(B)に示した画像読取用光学系(アタッチメントレンズ装着状態)の構成に対応する具体的なレンズデータを図13に示す(ただし、i=1〜25,j=1〜16)。この画像読取用光学系では、物体側に装着されたアタッチメントレンズGR7により、実施例4に係る画像読取用レンズの基準倍率(β=−0.78)に対し縮小する側に結像倍率が変化している(β=−0.69)。
また、図5(A)に示した画像読取用レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例5として、図14に示す(ただし、i=1〜19,j=1〜12)。この実施例4に係る画像読取用レンズは、各レンズ群において少なくともすべての正レンズが上述の条件式(1)を満たしている。特に、第1レンズ群GR1、第2レンズ群GR2、第5レンズ群GR5および第6レンズ群GR6を構成するレンズがすべて条件式(1)を満たしている。また、各レンズ群においてすべての正レンズが上述の条件式(2)を満たしている。
また、図5(B)に示した画像読取用光学系(アタッチメントレンズ装着状態)の構成に対応する具体的なレンズデータを図15に示す(ただし、i=1〜22,j=1〜14)。この画像読取用光学系では、物体側に装着されたアタッチメントレンズGR7により、実施例5に係る画像読取用レンズの基準倍率(β=−0.95)に対し拡大する側に結像倍率が変化している(β=−1.01)。
また、図6に示した画像読取用レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例6として、図16に示す(ただし、i=1〜17,j=1〜10)。この実施例6に係る画像読取用レンズは、各レンズ群において少なくともすべての正レンズが上述の条件式(1)を満たしている。また、各レンズ群においてすべての正レンズが上述の条件式(2)を満たしている。
また、図7(A)に示した画像読取用レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例7として、図17に示す(ただし、i=1〜19,j=1〜12)。この実施例7に係る画像読取用レンズは、各レンズ群において少なくともすべての正レンズが上述の条件式(1)を満たしている。特に、第1レンズ群GR1、第2レンズ群GR2、第5レンズ群GR5および第6レンズ群GR6を構成するレンズがすべて条件式(1)を満たしている。また、第1レンズ群GR1、第2レンズ群GR2、第5レンズ群GR5および第6レンズ群GR6における正レンズがすべて上述の条件式(2)を満たしている。
また、図7(B)に示した画像読取用光学系(アタッチメントレンズ装着状態)の構成に対応する具体的なレンズデータを図18に示す(ただし、i=1〜21,j=1〜13)。この画像読取用光学系では、像側に装着されたアタッチメントレンズGR7により、実施例7に係る画像読取用レンズの基準倍率(β=−0.93)に対し縮小する側に結像倍率が変化している(β=−0.87)。
また、図8に示した画像読取用レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例8として、図19に示す(ただし、i=1〜18,j=1〜11)。この実施例8に係る画像読取用レンズは、各レンズ群において少なくともすべての正レンズが上述の条件式(1)を満たしている。特に、第1レンズ群GR1、第2レンズ群GR2、第5レンズ群GR5および第6レンズ群GR6を構成するレンズがすべて条件式(1)を満たしている。また、第2レンズ群GR2、第3レンズ群GR3、第4レンズ群GR4、第5レンズ群GR5および第6レンズ群GR6における正レンズがすべて上述の条件式(2)を満たしている。
図20(A)〜図20(D)はそれぞれ、実施例1に係る画像読取用レンズにおける球面収差、非点収差、ディストーション(歪曲収差)、および倍率色収差を示している。各収差図には、e線を基準波長とした収差を示すが、球面収差図、および倍率色収差図には、g線(波長435.8nm),C線(波長656.3nm),s線(波長852.11nm)についての収差も示す。非点収差図において、実線はサジタル方向、破線はタンジェンシャル方向の収差を示す。FNO.はF値、hは像高を示す。また、図21(A)〜図21(E)は実施例1に係る画像読取用レンズにおける各像高での横収差(コマ収差)を示している。特に図21(A)〜図21(C)はタンジェンシャル方向での収差を示し、図21(D),図21(E)はサジタル方向での収差を示す。
同様にして、実施例2に係る画像読取用レンズにおける諸収差を図22(A)〜図22(D)および図23(A)〜図23(E)に示す。また、実施例3に係る画像読取用レンズにおける諸収差を図24(A)〜図24(D)および図25(A)〜図25(E)に示す。実施例4に係る画像読取用レンズにおける諸収差を図26(A)〜図26(D)および図27(A)〜図27(E)に示す。実施例5に係る画像読取用レンズにおける諸収差を図30(A)〜図30(D)および図31(A)〜図31(E)に示す。実施例6に係る画像読取用レンズにおける諸収差を図34(A)〜図34(D)および図35(A)〜図35(E)に示す。実施例7に係る画像読取用レンズにおける諸収差を図36(A)〜図36(D)および図37(A)〜図37(E)に示す。実施例8に係る画像読取用レンズにおける諸収差を図40(A)〜図40(D)および図41(A)〜図41(E)に示す。
また、図28(A)〜図28(D)および図29(A)〜図29(E)には、実施例4に係る画像読取用レンズにアタッチメントレンズGR7を装着した画像読取用光学系の同様の諸収差を示す。図32(A)〜図32(D)および図33(A)〜図33(E)には、実施例5に係る画像読取用レンズにアタッチメントレンズGR7を装着した画像読取用光学系の同様の諸収差を示す。図38(A)〜図38(D)および図39(A)〜図39(E)には、実施例7に係る画像読取用レンズにアタッチメントレンズGR7を装着した画像読取用光学系の同様の諸収差を示す。なお、実施例7に係る画像読取用レンズおよび画像読取用光学系は、物体側テレセントリック光学系で、例えばLCDに表示されたデジタル画像を映画フィルムに焼き付けるような使用を想定しており、近赤外光(s線)による収差の表示を省略している。
以上の各数値データおよび各収差図から分かるように、各実施例について、諸収差の補正が良好になされ、特に軸上色収差と倍率色収差とが同時に良好に補正できている。これにより、等倍近傍(0.6〜1.7倍程度)での使用に適した画像読取用レンズおよび画像読取用光学系が実現できている。
なお、本発明は、上記実施の形態および各実施例に限定されず種々の変形実施が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔および屈折率の値などは、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得る。
本発明の一実施の形態に係る画像読取用レンズの第1の構成例を示すレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る画像読取用レンズの第2の構成例を示すレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る画像読取用レンズの第3の構成例を示すレンズ断面図である。 (A)は本発明の一実施の形態に係る画像読取用レンズの第4の構成例を示すレンズ断面図、(B)は第4の構成例に係る画像読取用レンズにアタッチメントレンズを装着した画像読取用光学系を示すレンズ断面図である。 (A)は本発明の一実施の形態に係る画像読取用レンズの第5の構成例を示すレンズ断面図、(B)は第5の構成例に係る画像読取用レンズにアタッチメントレンズを装着した画像読取用光学系を示すレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る画像読取用レンズの第6の構成例を示すレンズ断面図である。 (A)は本発明の一実施の形態に係る画像読取用レンズの第7の構成例を示すレンズ断面図、(B)は第7の構成例に係る画像読取用レンズにアタッチメントレンズを装着した画像読取用光学系を示すレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る画像読取用レンズの第8の構成例を示すレンズ断面図である。 本発明の実施例1に係る画像読取用レンズのレンズデータを示す図である。 本発明の実施例2に係る画像読取用レンズのレンズデータを示す図である。 本発明の実施例3に係る画像読取用レンズのレンズデータを示す図である。 本発明の実施例4に係る画像読取用レンズのレンズデータを示す図である。 本発明の実施例4に係る画像読取用レンズにアタッチメントレンズを装着した画像読取用光学系のレンズデータを示す図である。 本発明の実施例5に係る画像読取用レンズのレンズデータを示す図である。 本発明の実施例5に係る画像読取用レンズにアタッチメントレンズを装着した画像読取用光学系のレンズデータを示す図である。 本発明の実施例6に係る画像読取用レンズのレンズデータを示す図である。 本発明の実施例7に係る画像読取用レンズのレンズデータを示す図である。 本発明の実施例7に係る画像読取用レンズにアタッチメントレンズを装着した画像読取用光学系のレンズデータを示す図である。 本発明の実施例8に係る画像読取用レンズのレンズデータを示す図である。 実施例1に係る画像読取用レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例1に係る画像読取用レンズの横諸収差を示す収差図である。 実施例2に係る画像読取用レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例2に係る画像読取用レンズの横諸収差を示す収差図である。 実施例3に係る画像読取用レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例3に係る画像読取用レンズの横諸収差を示す収差図である。 実施例4に係る画像読取用レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例4に係る画像読取用レンズの横諸収差を示す収差図である。 実施例4に係る画像読取用レンズにアタッチメントレンズを装着した画像読取用光学系の諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例4に係る画像読取用レンズにアタッチメントレンズを装着した画像読取用光学系の横諸収差を示す収差図である。 実施例5に係る画像読取用レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例5に係る画像読取用レンズの横諸収差を示す収差図である。 実施例5に係る画像読取用レンズにアタッチメントレンズを装着した画像読取用光学系の諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例5に係る画像読取用レンズにアタッチメントレンズを装着した画像読取用光学系の横諸収差を示す収差図である。 実施例6に係る画像読取用レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例6に係る画像読取用レンズの横諸収差を示す収差図である。 実施例7に係る画像読取用レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例7に係る画像読取用レンズの横諸収差を示す収差図である。 実施例7に係る画像読取用レンズにアタッチメントレンズを装着した画像読取用光学系の諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例7に係る画像読取用レンズにアタッチメントレンズを装着した画像読取用光学系の横諸収差を示す収差図である。 実施例8に係る画像読取用レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 実施例8に係る画像読取用レンズの横諸収差を示す収差図である。 本発明の一実施の形態に係る画像読取装置の一構成例を示す概略構成図である。
符号の説明
10…物体面(読取面)、20…像面(撮像面)、GR1…第1レンズ群、GR2…第2レンズ群、GR3…第3レンズ群、GR4…第4レンズ群、GR5…第5レンズ群、GR6…第6レンズ群、GR7…アタッチメントレンズ、St…絞り、Ri…物体側から第i番目のレンズ面の曲率半径、Z1…光軸。

Claims (8)

  1. 物体側から順に、
    少なくとも1枚の正レンズを含み全体として物体側に凸面を向けた正の屈折力を持つ第1レンズ群と、
    少なくとも1枚の正レンズを含み全体として物体側に凸面を向けた正の屈折力を持つ第2レンズ群と、
    正レンズと負レンズとからなり全体として物体側に凸面を向けた負の屈折力を持つ接合レンズで構成された第3レンズ群と、
    開口絞りと、
    正レンズと負レンズとからなり全体として像側に凸面を向けた負の屈折力の接合レンズで構成された第4レンズ群と、
    少なくとも1枚の正レンズを含み全体として像側に凸面を向けた正の屈折力を持つ第5レンズ群と、
    少なくとも1枚の正レンズを含み全体として像側に凸面を向けた正の屈折力を持つ第6レンズ群とからなり、
    d線に対するアッベ数をνd、
    g線、d線、F線およびC線に対する屈折率をそれぞれng,nd,nF,nC、
    g線、d線の部分分散比をθg,d=(ng−nd)/(nF−nC)、
    異常分散性をΔθg,d=θg,d−1.365+0.00208×νdとしたとき、
    前記各レンズ群において少なくともすべての正レンズが下記条件式(1)を満たし、
    前記第1レンズ群ないし前記第3レンズ群中の少なくとも2枚の正レンズと前記第4レンズ群ないし前記第6レンズ群中の少なくとも2枚の正レンズとが下記条件式(2)を満たす
    ことを特徴とする画像読取用レンズ。
    νd>60.0 ……(1)
    Δθg,d>0.015 ……(2)
  2. 前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第5レンズ群および前記第6レンズ群を構成するレンズがすべて条件式(1)を満たす
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取用レンズ。
  3. 前記各レンズ群中のすべての正レンズが条件式(2)を満たす
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取用レンズ。
  4. 物体側または像側のいずれか一方がテレセントリック性を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像読取用レンズ。
  5. 前記第1レンズ群が正レンズと負レンズとからなり全体として物体側に凸面を向けた正の屈折力の接合レンズであり、
    前記第2レンズ群が正レンズと負レンズとからなり全体として物体側に凸面を向けた正の屈折力の接合レンズであり、
    前記第5レンズ群が正レンズと負レンズとからなり全体として像側に凸面を向けた正の屈折力の接合レンズであり、
    前記第6レンズ群が正レンズと負レンズとからなり全体として像側に凸面を向けた正の屈折力の接合レンズである
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像読取用レンズ。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像読取用レンズと、
    前記画像読取用レンズの像側または物体側に装着され、前記画像読取用レンズの結像倍率を変化させるアタッチメントレンズと
    を備えたことを特徴とする画像読取用光学系。
  7. 前記第1レンズ群と前記第2レンズ群、もしくは前記第5レンズ群と前記第6レンズ群の間隔のいずれか一方を、前記画像読取用レンズ単体で使用する場合に比べて変化させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像読取用光学系。
  8. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像読取用レンズ、または請求項6もしくは7に記載の画像読取用光学系を備えたことを特徴とする画像読取装置。

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