JP5723071B2 - 広角レンズおよび撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レトロフォーカス型の広角レンズおよび撮像装置に関し、より詳しくは、デジタルカメラ、放送用カメラ、監視用カメラ、映画撮影用カメラ等の電子カメラに用いられる広角レンズおよび該広角レンズを備えた撮像装置に関するものである。
CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を記録媒体とするビデオカメラや電子スチルカメラ等の撮像装置に用いられる広角レンズとして、例えば特許文献1,2のように、レトロフォーカス型のものが各種提案されている。
特開平8−094926号公報 特開2004−219610号公報
しかしながら、特許文献1,2で提案されているレンズはいずれもF値が3.6程度と暗いという欠点があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、諸収差が良好に補正されているとともに、明るいレトロフォーカス型広角レンズおよび該レンズを備えた撮像装置を提供することを目的とするものである。
本発明のレトロフォーカス型広角レンズは、物体側から順に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群とからなり、第2レンズ群と第3レンズ群との間に絞りを有し、第1レンズ群は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた3枚の負メニスカスレンズからなり、第2レンズ群は、少なくとも1組の接合レンズを含み、第1レンズ群の3枚の負メニスカスレンズのうちの少なくとも1枚の材料は下記条件式(1)を満足し、別の少なくとも1枚の材料は下記条件式(2)および(3)を満足することを特徴とする。
νda>81 …(1)
νdb<25 …(2)
ΔθgFb>0.015 …(3)
ただし、νda:該当レンズのd線基準アッベ数、νdb:該当レンズのd線基準アッベ数、ΔθgFb:該当レンズの異常分散性とする。
また、第3レンズ群は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズからなる第3aレンズ群と、全体として正の屈折力を有する第3bレンズ群からなることが好ましい。
また、第2レンズ群は、接合レンズを2組含み、1組は物体側から順に正負の接合、別の1組は物体側から順に負正の接合で構成されており、下記条件式を満足することが好ましい。
nd(c1p)>nd(c1n) …(4)
νd(c1p)>νd(c1n) …(5)
nd(c2n)<nd(c2p) …(6)
νd(c2n)>νd(c2p) …(7)
ただし、nd(c1p):物体側から順に正負の接合レンズの正レンズのd線屈折率、nd(c1n):物体側から順に正負の接合レンズの負レンズのd線屈折率、νd(c1p):物体側から順に正負の接合レンズの正レンズのd線基準アッベ数、νd(c1n):物体側から順に正負の接合レンズの負レンズのd線基準アッベ数、nd(c2p):物体側から順に負正の接合レンズの正レンズのd線屈折率、nd(c2n):物体側から順に負正の接合レンズの負レンズのd線屈折率、νd(c2p):物体側から順に負正の接合レンズの正レンズのd線基準アッベ数、νd(c2n):物体側から順に負正の接合レンズの負レンズのd線基準アッベ数とする。
また、第3レンズ群は、凸レンズを含む接合レンズを2組含み、接合レンズの凸レンズはいずれも下記条件式を満足することが好ましい。
νdc>81 …(8)
ただし、νdc:該当レンズのd線基準アッベ数とする。
また、第3bレンズ群を光軸方向に移動してフォーカシングを行うことが好ましい。
また、下記条件式を満足することが好ましい。
ΔθgFb>0.025 …(3a)
本発明の撮像装置は、上記記載の本発明の広角レンズを備えたことを特徴とするものである。
本発明のレトロフォーカス型広角レンズは、物体側から順に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群とからなり、第1レンズ群は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた3枚の負メニスカスレンズからなり、第2レンズ群は、少なくとも1組の接合レンズを含み、第1レンズ群の3枚の負メニスカスレンズのうちの少なくとも1枚の材料は下記条件式(1)を満足し、別の少なくとも1枚の材料は下記条件式(2)および(3)を満足するものとしたので、F値が1.9程度と明るく、また画角85度程度の広角レンズとしながら、倍率色収差を良好に補正することが可能となる。
νda>81 …(1)
νdb<25 …(2)
ΔθgFb>0.015 …(3)
また、本発明の撮像装置は、本発明の広角レンズを備えているため、明るく高画質の映像を得ることができる。
本発明の一実施形態にかかる広角レンズ(実施例1と共通)のレンズ構成を示す断面図 上記広角レンズの光路を示す図 本発明の実施例2の広角レンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例3の広角レンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例4の広角レンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例5の広角レンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例1の広角レンズの各収差図(A〜D) 本発明の実施例2の広角レンズの各収差図(A〜D) 本発明の実施例3の広角レンズの各収差図(A〜D) 本発明の実施例4の広角レンズの各収差図(A〜D) 本発明の実施例5の広角レンズの各収差図(A〜D) 本発明の実施形態にかかる撮像装置の概略構成図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態にかかる広角レンズ(実施例1と共通)のレンズ構成を示す断面図、図2は上記広角レンズの光路を示す図である。図1および図2に示す構成例は、後述の実施例1の広角レンズの構成と共通である。図1および図2においては、左側が物体側、右側が像側である。また、図2においては、無限遠の距離にある物点からの軸上光束LF1、画角ωでの軸外光束LF2も併せて示してある。
この広角レンズは、光軸Zに沿って、物体側から順に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、開口絞りStと、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。なお、図1および図2に示す開口絞りStは必ずしも大きさや形状を表すものではなく、光軸Z上の位置を示すものである。
この広角レンズを撮像装置に適用する際には、レンズを装着するカメラ側の構成に応じて、光学系と像面Simの間にカバーガラス、プリズム、赤外線カットフィルタやローパスフィルタなどの各種フィルタを配置することが好ましいため、図1では、これらを想定した平行平面板状の光学部材PPを第3レンズ群G3と像面Simとの間に配置した例を示している。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた3枚の負メニスカスレンズL12,L13,L14からなり、3枚の負メニスカスレンズL12,L13,L14の少なくとも1枚の材料は下記条件式(1)を満足し、別の少なくとも1枚の材料は下記条件式(2)および(3)を満足するように構成されている。
νda>81 …(1)
νdb<25 …(2)
ΔθgFb>0.015 …(3)
ただし、νda:該当レンズのd線基準アッベ数、νdb:該当レンズのd線基準アッベ数、ΔθgFb:該当レンズの異常分散性とする。
なお、ΔθgFについて詳細に説明すると、g線とF線の部分分散比を式(A)、同じ屈折率nでアッベ数νdでの正常ガラスの部分分散比を式(B)とした場合に、ΔθgFは式(C)の通り表される。
θgF=(ng−nF)/(nF−nC) …(A)
θgF(n)=−0.0016・νd+0.6415 …(B)
ΔθgF=θgF−θgF(n) …(C)
ここで、条件式(1)を満足することで、倍率色収差の絶対量を小さくすることができる。
また、条件式(2)および(3)を満足することで、二次の倍率色収差を小さくすることができる。ここで、下記条件式(3a)を満足するものとすれば、より良好な特性とすることができる。
ΔθgFb>0.025 …(3a)
第1レンズ群G1を上記の構成とすることで、レンズ全系と組み合わせたときにレンズ全系の倍率色収差を良好に補正することが可能となる。
また、第2レンズ群G2は、少なくとも1組の接合レンズを含む。
レトロフォーカス型広角レンズは、物体側から1番目のレンズを正メニスカスレンズ、2番目のレンズを負メニスカスレンズとすることで小型化を図ることができるため、本発明の広角レンズは、このような構成とすることで小型化を実現している。
上記の構成とすることで、F値が1.9程度と明るく、また画角85度程度の広角レンズとしながら、倍率色収差を良好に補正することが可能となる。
また、第3レンズ群G3は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL31からなる第3aレンズ群G3aと、全体として正の屈折力を有する第3bレンズ群G3bからなることが好ましい。
第1レンズ群はレトロフォーカス型広角レンズでは一般的に発散作用が大きくなるため、球面収差がオーバー傾向になる。特にF値が小さく明るいレンズはこの傾向が大きくなる。また、第3レンズ群においてもF値が小さく明るいレンズでは軸上色収差補正のための負レンズの発散作用が大きくなるため、球面収差がオーバー傾向になる。従って、上記の様に、第3レンズ群G3の最も物体側に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL31を配することで、アンダー側の球面収差を発生させて、全系の球面収差を良好に補正することができる。
また、第2レンズ群G2は、接合レンズを2組含み、そのうち1組は物体側から順に正負の接合、別の1組は物体側から順に負正の接合で構成するとともに、下記条件式(4)〜(7)を満足することが好ましい。条件式(4)を満足することで、軸上色収差を小さくすることができる。また、条件式(5)を満足することで、倍率色収差を小さくすることができる。また、条件式(6),(7)を満足することで、球面収差を良好に保ちつつ軸上色収差を小さくすることができる。従って、F値が小さいレトロフォーカス型広角レンズにおいて、軸上色収差と倍率色収差を良好に補正することができる。
nd(c1p)>nd(c1n) …(4)
νd(c1p)>νd(c1n) …(5)
nd(c2n)<nd(c2p) …(6)
νd(c2n)>νd(c2p) …(7)
ただし、nd(c1p):物体側から順に正負の接合レンズの正レンズのd線屈折率、nd(c1n):物体側から順に正負の接合レンズの負レンズのd線屈折率、νd(c1p):物体側から順に正負の接合レンズの正レンズのd線基準アッベ数、νd(c1n):物体側から順に正負の接合レンズの負レンズのd線基準アッベ数、nd(c2p):物体側から順に負正の接合レンズの正レンズのd線屈折率、nd(c2n):物体側から順に負正の接合レンズの負レンズのd線屈折率、νd(c2p):物体側から順に負正の接合レンズの正レンズのd線基準アッベ数、νd(c2n):物体側から順に負正の接合レンズの負レンズのd線基準アッベ数とする。
また、第3レンズ群G3は、凸レンズを含む接合レンズを2組含み、接合レンズの凸レンズはいずれも下記条件式(8)を満足することが好ましい。これにより、軸上色収差と倍率色収差を良好に補正することができる。なお、d線基準アッベ数が81よりも大きい材料は温度が上昇するにつれて屈折率が低くなる性質をもっているため、このような材料を凸レンズに用いた場合、使用環境温度が高くなるとピント位置が延び、使用環境温度が低くなるとピント位置が短くなるが、本発明の広角レンズでは第1レンズ群G1中の少なくとも1枚の負メニスカスレンズにd線基準アッベ数が81よりも大きい材料を使用しているため、色収差補正だけでなく、温度変化による第3レンズ群G3中の凸レンズのピント移動を緩和することにも寄与している。
νdc>81 …(8)
ただし、νdc:該当レンズのd線基準アッベ数とする。
また、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に開口絞りStを有することで、最も物体側のレンズと最も像側のレンズの有効径のバランスを取ることができるので、全体を小型化することが可能となる。
また、この広角レンズにおけるフォーカス調整はリアフォーカス式で行うことができる。具体的には第3レンズ群G3の最も間隔が大きいところを境として、開口絞りSt側にある正メニスカスレンズL31からなる第3aレンズ群G3aと、像側にある第3bレンズ群G3bとに分け、第3bレンズ群G3bのみを光軸上で移動させることでフォーカス調整を行うことができる。このような構成とすることで、第3レンズ群G3全体を移動させる場合と比較してフォーカシング移動群を軽量化できるので、フォーカシングによる収差変動を押さえることが可能となる。
本広角レンズにおいて、最も物体側に配置される材料としては、具体的にはガラスを用いることが好ましく、あるいは透明なセラミックスを用いてもよい。
また、本広角レンズが厳しい環境において使用される場合には、保護用の多層膜コートが施されることが好ましい。さらに、保護用コート以外にも、使用時のゴースト光低減等のための反射防止コートを施すようにしてもよい。
また、図1および図2に示す例では、レンズ系と像面Simとの間に光学部材PPを配置した例を示したが、ローパスフィルタや特定の波長域をカットするような各種フィルタ等を配置する代わりに、各レンズの間にこれらの各種フィルタを配置してもよく、あるいは、いずれかのレンズのレンズ面に、各種フィルタと同様の作用を有するコートを施してもよい。
次に、本発明の広角レンズの数値実施例について説明する。なお、以下の表1〜11に示す数値および図7〜11の収差図は、無限遠物体に合焦時の全系の焦点距離が1.0となるように規格化されたものである。
まず、実施例1の広角レンズについて説明する。実施例1の広角レンズのレンズ構成を示す断面図を図1に示す。なお、図1および後述の実施例2〜5に対応した図3〜6においては、光学部材PPも合わせて示しており、左側が物体側、右側が像側であり、図示されている開口絞りStは必ずしも大きさや形状を表すものではなく、光軸Z上の位置を示すものである。
実施例1の広角レンズは、物体側から順に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた3枚の負メニスカスレンズL12,L13,L14からなる。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、両凸レンズL21と負メニスカスレンズL22からなり接合面が像側に凸面を向けた接合レンズ、両凸レンズL23、両凹レンズL24と両凸レンズL25からなり接合面が物体側に凸面を向けた接合レンズからなる。
第3レンズ群G3は、最も物体側に配置され、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL31からなる第3aレンズ群G3aと、物体側から順に、負メニスカスレンズL32と両凸レンズL33からなり接合面が物体側に凸面を向けた接合レンズ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL34、両凸レンズL35と負メニスカスレンズL36からなり接合面が像側に凸面を向けた接合レンズ、両凸レンズL37からなる第3bレンズ群G3bとから構成される。
実施例1の広角レンズの基本レンズデータを表1に、諸元に関するデータを表2に示す。
以下では、表中の記号の意味について、実施例1のものを例にとり説明するが、実施例2〜5についても基本的に同様である。
表1のレンズデータにおいて、Siの欄には最も物体側の構成要素の面を1番目として像側に向かうに従い順次増加するi番目(i=1、2、3、…)の面番号を示し、Riの欄にはi番目の面の曲率半径を示し、Diの欄にはi番目の面とi+1番目の面との光軸Z上の面間隔を示している。また、Ndiの欄にはi番目の面とi+1番目の面との間の媒質のd線(波長587.6nm)に対する屈折率を示し、νdjの欄には最も物体側の光学要素を1番目として像側に向かうに従い順次増加するj番目(j=1、2、3、…)の光学要素のd線に対するアッベ数を示し、ΔθgFjの欄には最も物体側の光学要素を1番目として像側に向かうに従い順次増加するj番目(j=1、2、3、…)の光学要素の異常分散性を示している。
なお、曲率半径の符号は、面形状が物体側に凸の場合を正、像側に凸の場合を負としている。基本レンズデータには、開口絞りSt、光学部材PPも含めて示している。開口絞りStに相当する面の面番号の欄には面番号とともに(絞り)という語句を記載している。
表2の諸元に関するデータに、焦点距離f´、バックフォーカスBf´、F値Fno.および全画角2ωの値を示す。
基本レンズデータおよび諸元に関するデータにおいて、角度の単位としては度を用いているが、その他については規格化をしているため単位はない。
Figure 0005723071
Figure 0005723071
実施例1の広角レンズの各収差図を図7(A)〜(D)に示す。図7(A)〜(D)はそれぞれ球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す。以下では、各収差図の意味について、実施例1のものを例にとり説明するが、実施例2〜5についても基本的に同様である。
球面収差、非点収差、歪曲収差を表す各収差図には、d線(波長587.6nm)を基準波長とした収差を示す。球面収差図にはd線(波長587.6nm)、C線(波長656.3nm)、F線(波長486.1nm)、g線(波長435.8nm)についての収差をそれぞれ実線、長破線、短破線、点線で示す。非点収差図にはサジタル方向、タンジェンシャル方向の収差をそれぞれ実線と破線で示す。倍率色収差図にはC線(波長656.3nm)、F線(波長486.1nm)、g線(波長435.8nm)についての収差をそれぞれ長破線、短破線、点線で示す。なお、球面収差図のFno.はF値、その他の収差図のωは半画角を意味する。
次に、実施例2の広角レンズについて説明する。実施例2の広角レンズのレンズ構成を示す断面図を図3に示す。なお、本実施例のレンズ構成は実施例1と同様である。
また、実施例2の広角レンズの基本レンズデータを表3に、諸元に関するデータを表4に、各収差図を図8(A)〜(D)に示す。
Figure 0005723071
Figure 0005723071
次に、実施例3の広角レンズについて説明する。実施例3の広角レンズのレンズ構成を示す断面図を図4に示す。なお、本実施例のレンズ構成は実施例1と同様である。
また、実施例3の広角レンズの基本レンズデータを表5に、諸元に関するデータを表6に、各収差図を図9(A)〜(D)に示す。
Figure 0005723071
Figure 0005723071
次に、実施例4の広角レンズについて説明する。実施例4の広角レンズのレンズ構成を示す断面図を図5に示す。
実施例4の広角レンズは、第3レンズ群G3に像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ(実施例1における負メニスカスレンズL34)を有しない点を除いて実施例1と同様の構成である。上記負メニスカスレンズの効果を補うために、第3レンズ群G3中の2つの接合レンズの各接合面の曲率半径の絶対値を小さくしている。
また、実施例4の広角レンズの基本レンズデータを表7に、諸元に関するデータを表8に、各収差図を図10(A)〜(D)に示す。
Figure 0005723071
Figure 0005723071
次に、実施例5の広角レンズについて説明する。実施例5の広角レンズのレンズ構成を示す断面図を図6に示す。
実施例5の広角レンズは、第2レンズ群G2の2つの接合レンズの間に正の屈折力を有するレンズ(実施例1における両凸レンズL23)を有しない点を除いて実施例4と同様の構成である。上記正の屈折力のレンズの効果、特に倍率色収差の補正効果を補うために、第2レンズ群G2中の像側の接合レンズの接合面の曲率半径の絶対値を小さくしている。
また、実施例5の広角レンズの基本レンズデータを表9に、諸元に関するデータを表10に、各収差図を図11(A)〜(D)に示す。
Figure 0005723071
Figure 0005723071
実施例1〜5の広角レンズの条件式(1)〜(8)に対応する値を表11に示す。なお、全実施例ともd線を基準波長としており、下記の表11に示す値はこの基準波長におけるものである。
Figure 0005723071
以上のデータから、実施例1〜5の広角レンズは全て、条件式(1)〜(8)を満たしており、F値が1.9程度と明るく、また画角85度程度の広角レンズとしながら、諸収差が良好に補正された広角レンズであることが分かる。
次に、本発明の実施形態にかかる撮像装置について説明する。図12に、本発明の実施形態の撮像装置の一例として、本発明の実施形態の広角レンズを用いた撮像装置の概略構成図を示す。なお、図12では各レンズ群を概略的に示している。この撮像装置としては、例えば、CCDやCMOS等の固体撮像素子を記録媒体とするビデオカメラや電子スチルカメラ等を挙げることができる。
図12に示すように、例えばビデオカメラのような撮像装置10は、広角レンズ1と、広角レンズ1の像側に配置されたローパスフィルタ等の機能を有するフィルタ6と、フィルタ6の像側に配置された撮像素子7と、信号処理回路8とを備えている。撮像素子7は広角レンズ1により形成される光学像を電気信号に変換するものであり、例えば、撮像素子7としては、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等を用いることができる。撮像素子7は、その撮像面が広角レンズ1の像面に一致するように配置される。
広角レンズ1により撮像された像は撮像素子7の撮像面上に結像し、その像に関する撮像素子7からの出力信号が信号処理回路8にて演算処理され、表示装置9に像が表示される。
以上、実施形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔、屈折率、アッベ数等の値は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得るものである。

Claims (7)

  1. 物体側から順に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第3レンズ群とからなり、
    前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間に絞りを有し、
    前記第1レンズ群は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた3枚の負メニスカスレンズからなり、
    前記第2レンズ群は、少なくとも1組の接合レンズを含み、
    前記第1レンズ群の3枚の負メニスカスレンズのうちの少なくとも1枚の材料は下記条件式(1)を満足し、別の少なくとも1枚の材料は下記条件式(2)および(3)を満足する
    ことを特徴とする広角レンズ。
    νda>81 …(1)
    νdb<25 …(2)
    ΔθgFb>0.015 …(3)
    ただし、
    νda:該当レンズのd線基準アッベ数
    νdb:該当レンズのd線基準アッベ数
    ΔθgFb:該当レンズの異常分散性
    とする。
  2. 前記第3レンズ群は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズからなる第3aレンズ群と、全体として正の屈折力を有する第3bレンズ群からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の広角レンズ。
  3. 前記第2レンズ群は、接合レンズを2組含み、1組は物体側から順に正負の接合、別の1組は物体側から順に負正の接合で構成されており、
    下記条件式を満足する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の広角レンズ。
    nd(c1p)>nd(c1n) …(4)
    νd(c1p)>νd(c1n) …(5)
    nd(c2n)<nd(c2p) …(6)
    νd(c2n)>νd(c2p) …(7)
    ただし、
    nd(c1p):物体側から順に正負の接合レンズの正レンズのd線屈折率
    nd(c1n):物体側から順に正負の接合レンズの負レンズのd線屈折率
    νd(c1p):物体側から順に正負の接合レンズの正レンズのd線基準アッベ数
    νd(c1n):物体側から順に正負の接合レンズの負レンズのd線基準アッベ数
    nd(c2p):物体側から順に負正の接合レンズの正レンズのd線屈折率
    nd(c2n):物体側から順に負正の接合レンズの負レンズのd線屈折率
    νd(c2p):物体側から順に負正の接合レンズの正レンズのd線基準アッベ数
    νd(c2n):物体側から順に負正の接合レンズの負レンズのd線基準アッベ数
    とする。
  4. 前記第3レンズ群は、凸レンズを含む接合レンズを2組含み、接合レンズの凸レンズはいずれも下記条件式を満足する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の広角レンズ。
    νdc>81 …(8)
    ただし、
    νdc:該当レンズのd線基準アッベ数
    とする。
  5. 前記第3bレンズ群を光軸方向に移動してフォーカシングを行う
    ことを特徴とする請求項2記載の広角レンズ。
  6. 下記条件式を満足する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載の広角レンズ。
    ΔθgFb>0.025 …(3a)
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載の広角レンズを備えたことを特徴とする撮像装置。
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