JP2009202809A - ウエビング巻取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンドロックを防止する。
【解決手段】ウエビング巻取装置10では、ウエビングベルト22がスプール20に巻き取られる際に、Vギヤ46がWパウル62、フリクションスプリング70及び接触体72と共に巻取方向へ回転して、接触体72とセンサホルダ38との間に摩擦力が発生することで、フリクションスプリング70及び接触体72が規制位置に配置されて、フリクションスプリング70がWパウル62の係合面66Aに係合される。このため、スプール20がウエビングベルト22の巻き取りを終了した際に、反動でスプール20及びVギヤ46が急激で且つ僅かに引出方向に回転しても、Wパウル62の揺動が規制されることで、Wパウル62がセンサホルダ38のラチェット歯に噛み合うことがなく、エンドロックを防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗員の身体を拘束するためのウエビングベルトを巻き取るウエビング巻取装置に関する。
例えば、特許文献1に開示されているように、車両のシートベルト装置を構成するウエビング巻取装置には、車両急減速時に引出方向へのリールシャフトの回転を規制するロック機構が設けられている。この特許文献1に開示されたロック機構を構成するロックギヤは、リールシャフトに対して同軸的に相対回転可能で、ロックギヤに対してリールシャフトが引出方向に相対回転すると、この相対回転に連動してメインパウル及びバックアップパウルの各々の歯がフレームの両側壁に形成された内歯に噛み合い、引出方向へのリールシャフトの回転を規制する。リールシャフトとロックギヤとの間に相対回転を生じさせるための構成には2種類あり、その1つが減速度検知手段とされている。減速度検知手段は車両急減速時に慣性移動する慣性体を備えており、慣性移動した慣性体により押し上げられた係止爪がロックギヤの外歯に係合することでロックギヤの回転が規制され、引出方向へ回転するリールシャフトに対してロックギヤが相対回転する。
また、リールシャフトとロックギヤとの間に相対回転を生じさせるための構成の他の1つが、減速度検知手段の慣性体とは別にロックギヤに設けられた慣性体とされている。この慣性体は、ばねによりロックギヤに連結されているが、リールシャフトと共にロックギヤが急激に引出方向へ回転すると、慣性体は慣性によりばねの付勢力に抗してロックギヤに対して回転遅れが生じる。この回転遅れによるロックギヤに対する相対回転に伴い、慣性体がロックギヤの回転半径方向外方へ移動してカバーの内側に形成された内歯のラチェット歯に噛み合い、慣性体、ひいては、ロックギヤの回転が停止させられる。このように、ロックギヤの回転が停止させられることで、引出方向へ回転するリールシャフトに対してロックギヤが相対回転する。
特開平5−193441号公報
ところで、リールシャフトによるウエビングベルトの巻き取りが終了した直後に不用意にロック機構が動作すると、この状態からリールシャフトが引出方向へ回転できない所謂「エンドロック状態」になる。このエンドロック状態では、リールシャフトが引出方向へ回転できないため、ウエビングベルトの引き出しが難しくなる。このため、上記の特許文献1では、ウエビングベルトの巻き取りが終了した際に、減速度検知手段の係止爪とロックギヤの外歯とが噛み合わないような構成としてエンドロック状態になることを防止している。
しかしながら、ウエビングベルトの巻き取り終了直後の反動で、スプールが急激且つ僅かに引出方向へ回転すると、ロックギヤに設けられた慣性体がカバーに形成されたラチェット歯に噛み合ってしまうことがあり、この状態で、ウエビングベルトを引き出すためにスプールを引出方向へ回転させると、ロック機構が作動してエンドロック状態になってしまう。
本発明は、上記事実を考慮して、ウエビングベルトの巻き取り停止直後の反動でスプールが引出方向へ回転した際にエンドロック状態になることを防止できるウエビング巻取装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、巻取方向に回転されることでウエビングベルトを巻き取ると共に、引出方向へ回転されることで前記ウエビングベルトを引き出すスプールと、前記スプールに対して相対回転可能に設けられると共に、前記スプールに追従回転可能に連結された回転体と、作動することで前記引出方向への前記スプールの回転を規制するロック部材と、前記回転体に設けられ、所定以上の速さで前記引出方向へ前記回転体が回転した際に所定のロック起動方向へ変位して前記ロック部材を作動させる回転検出部材と、前記回転体に設けられると共に、前記回転体の回転によって摩擦力を発生されて移動可能にされ、前記回転検出部材に係合することで前記スプールへの前記ウエビングベルトの巻取停止の反動による前記ロック起動方向への前記回転検出部材の変位を規制する規制部材と、を備えている。
請求項1に記載の本発明に係るウエビング巻取装置によれば、スプールが巻取方向側へ回転するとウエビングベルトがスプールに巻き取られる。このスプールによるウエビングベルトの巻き取りが停止してスプールが急停止すると、その反動でスプールに追従して回転していた回転体が、急激で且つ僅かに引出方向に回転することがある。基本的に、本発明に係るウエビング巻取装置では、引出方向への急激な回転体の回転に連動して、回転検出部材がロック起動方向に変位し、これにより、ロック部材がスプールをロックして引出方向へのスプールの回転を規制する。
ここで、回転体に設けられた規制部材が、回転体の回転によって摩擦力を発生されて、移動可能にされている。
本発明に係るウエビング巻取装置において急激な引出方向への回転体の回転が、ウエビングベルトをスプールが巻取停止した際の反動による場合には、規制部材が回転検出部材に係合することで、ロック起動方向への回転検出部材の変位が規制され、この場合にロック部材が引出方向へのスプールの回転を規制することがない(すなわち、所謂「エンドロック状態」になることがない)。このため、ウエビングベルトを再び容易に引き出すことができる。
請求項2に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項1に記載の本発明において、前記巻取方向への回転停止反動とは異なる前記引出方向への前記回転体の回転状態で、前記規制部材による前記回転検出部材の前記ロック起動方向への変位規制が禁止されることを特徴としている。
請求項2に記載の本発明に係るウエビング巻取装置によれば、ウエビングベルトの巻き取りが停止した際の反動ではなく回転体が引出方向へ回転している状態では、規制部材が回転検出部材のロック起動方向への変位を規制することが禁止される。このため、移動する車両乗員の身体が、ウエビングベルトを急激に引っ張ることで、スプールと共に回転体が急激に引出方向へ回転した際には、回転検出部材がロック起動方向へ変位することができ、ロック部材を作動させて引出方向へのスプールの回転を規制できる。
請求項3に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項1又は請求項2に記載の本発明において、前記回転検出部材の前記ロック起動方向への変位を規制可能な規制位置と前記回転検出部材の前記ロック起動方向への変位を許容する非規制位置との間で移動可能に前記規制部材を設け、前記巻取方向への前記回転体の回転により前記規制部材が前記規制位置へ変位することを特徴としている。
請求項3に記載の本発明に係るウエビング巻取装置によれば、巻取方向への回転体の回転により規制部材が非規制位置から離れる。これにより、規制部材は規制位置に移動することができる。巻取方向へのスプールの回転が停止した直後の状態では、規制位置に規制部材が位置し、この状態から急激で且つ僅かに回転体が引出方向に回転することで、ロック起動方向に回転検出部材が変位しようとすると、規制部材が回転検出部材の変位を規制する。
ここで、上記のように、規制部材は巻取方向への回転体の回転により非規制位置から離脱する構成であるため、基本的には(すなわち、スプールがウエビングベルトの巻き取りを停止した際の反動で回転体が引出方向に回転しなければ)、引出方向に回転体が回転しても、規制部材が非規制位置から離脱することがなく、したがって、規制部材が規制位置に到達することがない。このため、通常時や、車両急減速時にスプールが引出方向への回転し、これに伴い、回転体が引出方向に回転しても、規制部材が規制位置に移動することがなく、規制部材が不用意に回転検出部材の変位を妨げることがない。
請求項4に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の本発明において、前記回転検出部材を前記ロック起動方向とは反対方向に付勢する付勢手段を備えることを特徴としている。
請求項4に記載の本発明に係るウエビング巻取装置によれば、回転検出部材は付勢手段によりロック起動方向とは反対方向に付勢される。このため、所定以上の速さでの回転体の引出方向への回転が終了した場合には、ロック起動方向に変位した回転検出部材が付勢手段の付勢力でロック起動方向とは反対方向に変位して元の状態に戻る。これにより、ロック部材によるスプールの回転規制が解除される。
以上説明したように、本発明に係るウエビング巻取装置では、ウエビングベルトの巻き取りが停止した直後に、その反動でスプールが引出方向へ回転しても所謂エンドロック状態になることを極めて効果的に防止できる。
[第1の実施の形態]
<本発明の第1の実施の形態の構成>
図1には、本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置10の全体的な構成が分解斜視図により示されている。なお、図面では、車両前後方向一側を矢印LOで示し、車幅方向一側を矢印WOで示し、上方を矢印UPで示す。
この図に示されるように、本ウエビング巻取装置10は、フレーム12を備えている。フレーム12は、例えば、車幅方向に略垂直にされた板状の背板14を備えており、背板14がボルト等の締結手段により、例えば、車両のセンターピラーの下端部近傍にて車体に固定されることで、ウエビング巻取装置10が車体に取り付けられる構造になっている。背板14の車両前後方向一側端からは、板状の脚板16が車幅方向他側へ向けて屈曲形成されており、背板14の車両前後方向他側端からは、板状の脚板18が車幅方向他側へ向けて屈曲形成されている。脚板16及び脚板18には、それぞれ円状の配置孔16A及び配置孔18Aが貫通形成されている。
脚板16の配置孔16Aと脚板18の配置孔18Aとの間には、略円軸状のスプール20が設けられており、スプール20の軸方向は、車両前後方向に沿って配置されている。スプール20には、挿通孔20Aが形成されており、挿通孔20Aは、両端がスプール20の外周面に開口している。挿通孔20Aの開口形状は、スプール20の軸方向に沿って長手のスリット状とされており、挿通孔20Aには、長尺帯状のウエビングベルト22の基端側が挿通される。
ウエビングベルト22の基端部には、幅方向に貫通した筒状部22Aが形成されており、挿通孔20Aを通過した筒状部22Aの内側に棒状の抜け止めシャフト24が配置されて、抜け止めシャフト24がスプール20に係合することで、ウエビングベルト22の基端側が挿通孔20Aから抜け出ることが防止されている。これにより、スプール20が軸周り方向一方の巻取方向(矢印A方向)に回転することで、スプール20の外周にウエビングベルト22が基端側から層状に巻き取られて収納される。
スプール20の車両前後方向両側には、略円軸状の支持軸26が一体に設けられており、支持軸26は、スプール20と一体に回転可能にされている。支持軸26は、スプール20の車両前後方向両外側に突出されており、支持軸26の長手方向は、スプール20の軸方向に沿って配置されている。車両前後方向一側の支持軸26は、脚板16の車両前後方向一側へ突出すると共に、車両前後方向他側の支持軸26は、脚板18の車両前後方向他側へ突出している。
脚板18の車両前後方向他側には、スプリングカバー28が配置されている。スプリングカバー28は、車両前後方向一側へ向けて開口した箱状にされており、スプリングカバー28は、ねじ等の締結手段やスプリングカバー28又は脚板18に形成された嵌合爪等の嵌合により、脚板18に固定されている。スプリングカバー28の内側には、巻取手段としての渦巻きばね30が収容されており、渦巻きばね30は、渦巻き方向内側端が渦巻き方向外側端に対して巻取方向とは反対の引出方向(矢印B方向)に回転変位することで、付勢力が漸次増加する構造のばねにされている。
渦巻きばね30の渦巻き方向外側端は、スプリングシート32に係止されており、スプリングシート32は、渦巻きばね30の車両前後方向一側に設けられると共に、車両前後方向他側の支持軸26が貫通している。スプリングシート32は、スプリングカバー28に固定されており、渦巻きばね30の渦巻き方向外側端は、スプリングシート32及びスプリングカバー28を介して、脚板18(フレーム12)に連結されている。車両前後方向他側の支持軸26には、スプリングシート32の車両前後方向他側において、アダプタ34の軸心部分が嵌合固定されており、アダプタ34の外周には、渦巻きばね30の渦巻き方向内側端が固定されている。
脚板16の車両前後方向一側には、ロック機構36が設けられている。ロック機構36は、センサホルダ38を備えている。センサホルダ38は、部分的に車両前後方向他側へ向けて開口した凹形状に形成されており、センサホルダ38は脚板16に固定されている。センサホルダ38の車両前後方向一側には、センサカバー40が設けられている。センサカバー40には、外周部等に嵌合爪等が形成されており、センサカバー40は、内部にセンサホルダ38が嵌合された状態で、センサホルダ38と一体に脚板16に固定されている。
スプール20の車両前後方向一側端部には、ロックベース42が一体に設けられており、ロックベース42から車両前後方向一側の支持軸26が突出されると共に、スプール20、支持軸26及びロックベース42は、同軸的且つ一体的に回転可能にされている。車両前後方向一側の支持軸26の先端には、ブッシュ44が固定されており、ブッシュ44がセンサホルダ38に回転可能に支持されることで、車両前後方向一側の支持軸26がブッシュ44を介してセンサホルダ38に回転可能に支持されている。
センサホルダ38とロックベース42との間には、回転体としてのVギヤ46(図3参照)が設けられており、Vギヤ46は、センサホルダ38内に収容されている。Vギヤ46は、車両前後方向一側へ向けて開口した有底円筒形状に形成されており、Vギヤ46の外周部には、ラチェット歯46A(外歯)が形成されている。Vギヤ46には、ロックベース42とブッシュ44との間において、車両前後方向一側の支持軸26が貫通しており、Vギヤ46は、車両前後方向一側の支持軸26に同軸的に回転可能に取り付けられている。
ロックベース42に設けられた係止突起48とVギヤ46に設けられた係止突起50との間には、リターンスプリング52が架け渡されており、リターンスプリング52は、圧縮コイルスプリングにされて、Vギヤ46をロックベース42に対して引出方向へ付勢している。
ロックベース42には、移動溝54が形成されており、移動溝54内には、ロック部材としての板状のロックプレート56が移動可能に配置されている。ロックプレート56には、円軸状の案内突起58が一体に形成されおり、案内突起58は、ロックプレート56から車両前後方向一側へ突出されている。Vギヤ46の車両前後方向他側面には、長尺の案内溝82が形成されており(図2参照)、案内突起58は、リターンスプリング52の付勢力によって案内溝82の一端に係止されて、ロックプレート56がロックベース42内(移動溝54内)に収容されている。また、案内突起58の案内溝82一端への係止によってリターンスプリング52によるVギヤ46のロックベース42に対する引出方向への回転が係止されており、通常、Vギヤ46はロックベース42と一体に回転可能にされている。
センサホルダ38からVギヤ46には、回転検出機構60が設けられている。回転検出機構60は、係合対象(噛合対象)としての円筒状のギヤリング(図示省略)を備えており、ギヤリングは、センサホルダ38内に配置されて、センサホルダ38と一体にされている。ギヤリングは、Vギヤ46内の外周近傍に同軸的に挿入されており、ギヤリングの内周面には、ラチェット歯が形成されている。
図2に詳細に示す如く、ギヤリングの内側には、係合部材(噛合部材)及び回転検出部材としてのWパウル62が設けられている。Wパウル62は、支持軸26の軸心に対して変位した位置で、Vギヤ46に形成されたピン64に、支持軸26と平行な軸周りに所定範囲で揺動可能に軸支されている。Wパウル62は、揺動することで、一端がギヤリング内周面のラチェット歯に対して接離する構造となっており、Wパウル62がロック起動方向へ揺動することで、Wパウル62の一端が、ギヤリング内周面のラチェット歯に接近移動して、ギヤリング内周面のラチェット歯に噛み合い、Vギヤ46の引出方向への回転が規制される(Vギヤ46の巻取方向への回転は許可される)。
Wパウル62の他端には、係合部としての係合溝66が形成されており、係合溝66の一端には係合面66Aが設けられている。
Wパウル62の他端には、付勢手段としてのセンサスプリング68の一端が係止されており、センサスプリング68の他端はVギヤ46に移動可能に係止されている。センサスプリング68は、棒状のばねで、Wパウル62をロック起動方向とは反対方向に付勢している。
Vギヤ46には、規制部材を構成する規制付勢手段としての曲棒状のフリクションスプリング70の一端が回転自在に支持されている。フリクションスプリング70は、一端側から他端側へ向かうに従い車両前後方向一側へ向かう方向へ徐々に延伸されており、フリクションスプリング70は、回転軸方向への付勢力を有している。フリクションスプリング70の長手方向中間部は、Wパウル62の係合溝66に挿入可能にされている。
フリクションスプリング70の他端には、規制部材を構成する接触部材としての略円柱状の接触体72が取り付けられている。フリクションスプリング70の他端は、接触体72の外周に固定されており、接触体72は、フリクションスプリング70と一体にされている。
接触体72は、フリクションスプリング70の付勢力によって、センサホルダ38(ギヤリングの車両前後方向一側の平面)に接触(面接触)されており、Vギヤ46が回転される際には、接触体72とセンサホルダ38との間に摩擦力が発生して、フリクションスプリング70及び接触体72が一体に回転される。これにより、図3に示す如く、Vギヤ46が引出方向へ回転される際には、フリクションスプリング70及び接触体72が非規制位置である巻取方向側の回転位置に配置されることで、フリクションスプリング70が係合溝66の係合面66Aから離間されて、Wパウル62のロック起動方向への揺動が許可される。また、図2に示す如く、Vギヤ46が巻取方向へ回転される際には、フリクションスプリング70及び接触体72が規制位置である引出方向側の回転位置に配置されることで、フリクションスプリング70が係合溝66の係合面66Aに係合(当接)されて、Wパウル62のロック起動方向への揺動が規制される。
図1に示す如く、センサホルダ38の下部には、加速度センサ74が設けられており、加速度センサ74は、センサホルダ38とセンサカバー40との間に固定されている。加速度センサ74は、平板状の基台76を備えており、基台76は、水平に配置されている。基台76の上面には、上方へ向けて開口した湾曲面76Aが形成されており、基台76の湾曲面76A上には、慣性体としての球状の硬球78が配置されている。
基台76には、一対の縦壁76Bが立設されており、一対の縦壁76B間には、センサ爪80が回動可能に支持されている。センサ爪80は、硬球78上に載置されており、硬球78が基台76の湾曲面76A上を転動して昇ることで、センサ爪80が押し上げられる。センサ爪80とセンサホルダ38内のVギヤ46とは連通されており、センサ爪80は、硬球78に押し上げられることで、Vギヤ46のラチェット歯46Aに噛合(係合)する。これにより、Vギヤ46の引出方向への回転が規制される(Vギヤ46の巻取方向への回転は許可される)。
上記脚板16の配置孔16A外周には、ラチェット歯16B(内歯)が形成されており、上記ロックプレート56の一端には、ラチェット歯56Aが形成されている。スプール20と共に引出方向へ回転されるVギヤ46の回転が規制されて、Vギヤ46がリターンスプリング52の付勢力に抗してロックベース42に対し巻取方向へ相対回転される際には、ロックプレート56の案内突起58がVギヤ46の案内溝82他端に移動されて、ロックプレート56がロックベース42の径方向外側へ移動されることで、ロックプレート56のラチェット歯56Aが脚板16のラチェット歯16Bに噛合される。これにより、ロックプレート56の引出方向への回転が規制されて、スプール20の引出方向への回転が規制される(ロックプレート56及びスプール20の巻取方向への回転は許可される)。
<本発明の第1の実施の形態の作用、効果>
次に、本ウエビング巻取装置10の作用並びに効果について説明する。
本ウエビング巻取装置10では、スプール20に巻き取られた状態のウエビングベルト22を渦巻きばね30の付勢力に抗して先端側へ引っ張ると、ウエビングベルト22が引き出されつつ、スプール20が引出方向に回転される。
このようにして引き出されたウエビングベルト22を乗員の身体に掛け回し、例えば、ウエビングベルト22の長手方向中間部に設けられたタングプレートを、車両の座席の側方に設けられたバックル装置に保持させることで、乗員の身体に対するウエビングベルト22の装着状態となる。
ここで、車両が急減速状態になり、加速度センサ74において、硬球78が湾曲面76A上を転動して昇ると、硬球78によってセンサ爪80が押し上げられることで、センサ爪80がVギヤ46のラチェット歯46Aに噛み合って、Vギヤ46の引出方向への回転が規制される。さらに、車両が急減速した際の慣性で乗員の身体が略車両前方側へ移動してウエビングベルト22を急激に引っ張ると、スプール20(支持軸26及びロックベース42を含む)が急激に引出方向に回転する。これにより、Vギヤ46がリターンスプリング52の付勢力に抗してロックベース42に対し巻取方向へ相対回転される。
また、例えば車両が減速した際の慣性で乗員の身体が略車両前方側へ移動してウエビングベルト22を急激に引っ張ると、スプール20(支持軸26及びロックベース42を含む)が急激に引出方向に回転して、Vギヤ46がWパウル62、フリクションスプリング70及び接触体72と共に引出方向に急激に回転する。
このため、Wパウル62は、慣性によってVギヤ46に対し回転せずにその位置で留まろうとし、Wパウル62はセンサスプリング68の付勢力に抗してVギヤ46に対し相対的にロック起動方向へ揺動しようとする。さらに、接触体72とセンサホルダ38との間に摩擦力が発生して、フリクションスプリング70及び接触体72が一体に回転されることで、フリクションスプリング70及び接触体72が非規制位置に配置されて、フリクションスプリング70がWパウル62における係合溝66の係合面66Aから離間される(図3参照)。これにより、Wパウル62のVギヤ46に対する相対的なロック起動方向への揺動が許可され、Wパウル62がVギヤ46に対して相対的にロック起動方向へ揺動すると、Wパウル62の一端がセンサホルダ38におけるギヤリング内周面のラチェット歯に接近して噛み合う。
Wパウル62の一端がギヤリング内周面のラチェット歯に噛み合うことで、Vギヤ46の引出方向への回転が規制される。これにより、Vギヤ46がリターンスプリング52の付勢力に抗してロックベース42に対し巻取方向へ相対回転される。
上記のように、Vギヤ46がリターンスプリング52の付勢力に抗してロックベース42に対し巻取方向へ相対回転されると、ロックプレート56の案内突起58がVギヤ46の案内溝82の一端から他端に移動されて、ロックプレート56がロックベース42の径方向外側へ移動されることで、ロックプレート56のラチェット歯56Aが脚板16のラチェット歯16Bに噛合される。これにより、ロックプレート56の引出方向への回転が規制されて、スプール20の引出方向への回転が規制されることで、略車両前方側へ慣性移動しようとする乗員の身体をウエビングベルト22によって確実に拘束して保持できる。
一方、スプール20から引き出されたウエビングベルト22がスプール20の外周に巻き取られる際に、スプール20(支持軸26及びロックベース42を含む)が渦巻きばね30の付勢力で巻取方向へ回転すると、スプール20に追従して、Vギヤ46がWパウル62、フリクションスプリング70及び接触体72と共に巻取方向へ回転する。このため、Wパウル62は、慣性によってVギヤ46に対し回転せずにその位置で留まろうとし、Wパウル62はセンサスプリング68の付勢力に抗してVギヤ46に対し相対的にロック起動方向へ揺動しようとする。さらに、接触体72とセンサホルダ38との間に摩擦力が発生して、フリクションスプリング70及び接触体72が一体に回転されることで、フリクションスプリング70及び接触体72が規制位置に配置されて、フリクションスプリング70がWパウル62における係合溝66の係合面66Aに係合される(図2参照)。これにより、Wパウル62のVギヤ46に対する相対的なロック起動方向への揺動が規制される。
スプール20が巻取方向へ回転している状態では、フリクションスプリング70及び接触体72が規制位置に保持される。スプール20がウエビングベルト22の巻き取りを終了した際に、その反動でスプール20及びVギヤ46が急激で且つ僅かに引出方向に回転しても、フリクションスプリング70及び接触体72は規制位置にある状態が維持されて、フリクションスプリング70が係合溝66の係合面66Aに係合された状態が維持される。
このため、上記のように、Vギヤ46に引出方向への大きな加速度が生じて、慣性でVギヤ46に対してWパウル62が相対的にロック起動方向に揺動しようとしても、上記フリクションスプリング70の係合面66Aへの係合によってWパウル62のロック起動方向への揺動が規制される。したがって、Wパウル62の一端がセンサホルダ38におけるギヤリング内周面のラチェット歯に噛み合うことがなく、ウエビング巻取装置10が所謂「エンドロック状態」になることを効果的に防止できる。
ここで、Wパウル62のロック起動方向への揺動を規制する部材が、フリクションスプリング70と接触体72との2つの部材のみによる一体部品にされている。このため、省スペースを図ることができて、Vギヤ46への搭載性を向上させることができると共に、Vギヤ46等を小型化することができる。しかも、コストを削減することができる。
さらに、Wパウル62が、センサホルダ38におけるギヤリング内周面のラチェット歯に噛み合う機能のみならず、Vギヤ46の回転によりVギヤ46に対しロック起動方向へ揺動される機能をも有している。このため、省スペースを一層図ることができて、Vギヤ46への搭載性を一層向上させることができると共に、Vギヤ46等を一層小型化することができる。しかも、コストを一層削減することができる。
なお、本実施の形態では、フリクションスプリング70の他端に接触体72を取り付けて接触体72とセンサホルダ38とを接触させた構成としたが、フリクションスプリング70の他端に接触体72を取り付けずにフリクションスプリング70の他端とセンサホルダ38とを接触させた構成としてもよい。
[第2の実施の形態]
図4には、本発明の第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置100の要部が正面図により示されている。
本ウエビング巻取装置100は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
本ウエビング巻取装置100では、回転検出機構60において、上記第1の実施の形態におけるWパウル62に代えて、係合部材(噛合部材)としてのWパウル102及び回転検出部材としてのイナーシャマス104が設けられており、Wパウル102とイナーシャマス104とは、Vギヤ46の半径方向に沿って配置されている。
Wパウル102は、支持軸26の軸心に対して変位した位置で、Vギヤ46に形成されたピン106に、支持軸26と平行な軸周りに所定範囲で揺動可能に軸支されている。Wパウル102は、揺動することで、一端がセンサホルダ38におけるギヤリング内周面のラチェット歯に対して接離する構造となっており、Wパウル102の一端が、ギヤリング内周面のラチェット歯に接近移動することで、ギヤリング内周面のラチェット歯に噛み合う。これにより、Vギヤ46の引出方向への回転が規制される(Vギヤ46の巻取方向への回転は許可される)。
イナーシャマス104の一端には、Wパウル102の一端が接触しており、イナーシャマス104の他端には、Wパウル102の他端が接触している。イナーシャマス104の他端には、係合部としての係合溝108が形成されており、係合溝108の一端には係合面108Aが設けられている。イナーシャマス104は、Vギヤ46に形成された支持部110によって、支持軸26と平行な軸周りに所定範囲で揺動可能に支持されており、イナーシャマス104は、ロック起動方向へ揺動することで、Wパウル102を押圧して揺動させ、Wパウル102の一端をギヤリング内周面のラチェット歯に噛み合わせる構造になっている。
イナーシャマス104には、付勢手段としてのセンサスプリング112の一端が係止されており、センサスプリング112の他端は、Vギヤ46に係止されている。センサスプリング112は、圧縮コイルばねであり、センサスプリング112は、イナーシャマス104をロック起動方向とは反対方向に付勢している。
Vギヤ46には、規制部材を構成する規制付勢手段としての略U字形棒状のフリクションスプリング114の一端が回転自在に支持されている。フリクションスプリング114は、一端側から他端側へ向かうに従い車両前後方向一側へ向かう方向へ徐々に延伸されており、フリクションスプリング114は、回転軸方向への付勢力を有している。フリクションスプリング114の長手方向中間部は、イナーシャマス104の係合溝108に挿入可能にされている。
フリクションスプリング114の他端には、規制部材を構成する接触部材としての略円柱形容器状のカバー116(キャップ)が取り付けられている。カバー116のVギヤ46側の面は、開放されており、カバー116の開放部分からフリクションスプリング114の他端が挿入されて、フリクションスプリング114とカバー116とが一体にされている。
カバー116は、フリクションスプリング114の付勢力によって、センサホルダ38(ギヤリングの車両前後方向一側の平面)に接触(面接触)されており、Vギヤ46が回転される際には、カバー116とセンサホルダ38との間に摩擦力が発生して、フリクションスプリング114及びカバー116が一体に回転される。これにより、図5に示す如く、Vギヤ46が引出方向へ回転される際には、フリクションスプリング114及びカバー116が非規制位置である巻取方向側の回転位置に配置されることで、フリクションスプリング114が係合溝108の係合面108Aから離間されて、イナーシャマス104のロック起動方向への揺動が許可される。また、図4に示す如く、Vギヤ46が巻取方向へ回転される際には、フリクションスプリング114及びカバー116が規制位置である引出方向側の回転位置に配置されることで、フリクションスプリング114が係合溝108の係合面108Aに係合(当接)されて、イナーシャマス104のロック起動方向への揺動が規制される。
ここで、例えば車両が減速した際の慣性で乗員の身体が略車両前方側へ移動してウエビングベルト22を急激に引っ張ると、スプール20(支持軸26及びロックベース42を含む)が急激に引出方向に回転して、Vギヤ46がWパウル102、イナーシャマス104、フリクションスプリング114及びカバー116と共に引出方向に急激に回転する。
このため、イナーシャマス104は、慣性によってVギヤ46に対し回転せずにその位置で留まろうとし、イナーシャマス104はセンサスプリング112の付勢力に抗してVギヤ46に対し相対的にロック起動方向へ揺動しようとする。さらに、カバー116とセンサホルダ38との間に摩擦力が発生して、フリクションスプリング114及びカバー116が一体に回転されることで、フリクションスプリング114及びカバー116が非規制位置に配置されて、フリクションスプリング114がイナーシャマス104における係合溝108の係合面108Aから離間される(図5参照)。これにより、イナーシャマス104のVギヤ46に対する相対的なロック起動方向への揺動が許可され、イナーシャマス104がVギヤ46に対して相対的にロック起動方向へ揺動すると、イナーシャマス104がWパウル102を押圧して揺動させ、Wパウル102の一端が、センサホルダ38におけるギヤリング内周面のラチェット歯に接近して噛み合う。
Wパウル102の一端がギヤリング内周面のラチェット歯に噛み合うことで、Vギヤ46の引出方向への回転が規制される。これにより、Vギヤ46がリターンスプリング52の付勢力に抗してロックベース42に対し巻取方向へ相対回転される。
一方、スプール20から引き出されたウエビングベルト22がスプール20の外周に巻き取られる際に、スプール20(支持軸26及びロックベース42を含む)が渦巻きばね30の付勢力で巻取方向へ回転すると、スプール20に追従して、Vギヤ46がWパウル102、イナーシャマス104、フリクションスプリング114及びカバー116と共に巻取方向へ回転する。このため、イナーシャマス104は、慣性によってVギヤ46に対し回転せずにその位置で留まろうとし、イナーシャマス104はセンサスプリング112の付勢力に抗してVギヤ46に対し相対的にロック起動方向へ揺動しようとする。さらに、カバー116とセンサホルダ38との間に摩擦力が発生して、フリクションスプリング114及びカバー116が一体に回転されることで、フリクションスプリング114及びカバー116が規制位置に配置されて、フリクションスプリング114がイナーシャマス104における係合溝108の係合面108Aに係合される(図4参照)。これにより、イナーシャマス104のVギヤ46に対する相対的なロック起動方向への揺動が規制される。
スプール20が巻取方向へ回転している状態では、フリクションスプリング114及びカバー116が規制位置に保持される。スプール20がウエビングベルト22の巻き取りを終了した際に、その反動でスプール20及びVギヤ46が急激で且つ僅かに引出方向に回転しても、フリクションスプリング114及びカバー116は規制位置にある状態が維持されて、フリクションスプリング114が係合溝108の係合面108Aに係合された状態が維持される。
このため、上記のように、Vギヤ46に引出方向への大きな加速度が生じて、慣性でVギヤ46に対してイナーシャマス104が相対的にロック起動方向に揺動しようとしても、上記フリクションスプリング114の係合面108Aへの係合によってイナーシャマス104のロック起動方向への揺動が規制される。したがって、イナーシャマス104がWパウル102を押し上げることはないと共に、Wパウル102の他端がイナーシャマス104に接触されてWパウル102の揺動が規制されるため、Wパウル102の一端がセンサホルダ38におけるギヤリング内周面のラチェット歯に噛み合うことがない。
このように、本ウエビング巻取装置100では、スプール20がウエビングベルト22の巻き取りを終了した際にWパウル102がギヤリング内周面のラチェット歯に噛み合い、その結果、ウエビング巻取装置100が所謂「エンドロック状態」になることを効果的に防止できる。
以上により、本実施の形態でも、Wパウル62が2つの機能を有することによる作用及び効果を除き、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
なお、本実施の形態では、フリクションスプリング114の他端にカバー116を取り付けてカバー116とセンサホルダ38とを接触させた構成としたが、フリクションスプリング114の他端にカバー116を取り付けずにフリクションスプリング114の他端とセンサホルダ38とを接触させた構成としてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置の構成を示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置における規制部材が回転検出部材のロック起動方向への変位を規制した状態を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置における回転検出部材がロック起動方向に変位した状態を示す正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置における規制部材が回転検出部材のロック起動方向への変位を規制した状態を示す正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置における回転検出部材がロック起動方向に変位した状態を示す正面図である。
符号の説明
10 ウエビング巻取装置
20 スプール
22 ウエビングベルト
46 Vギヤ(回転体)
56 ロックプレート(ロック部材)
62 Wパウル(回転検出部材)
68 センサスプリング(付勢手段)
70 フリクションスプリング(規制部材)
72 接触体(規制部材)
100 ウエビング巻取装置
104 イナーシャマス(回転検出部材)
112 センサスプリング(付勢手段)
114 フリクションスプリング(規制部材)
116 カバー(規制部材)

Claims (4)

  1. 巻取方向に回転されることでウエビングベルトを巻き取ると共に、引出方向へ回転されることで前記ウエビングベルトを引き出すスプールと、
    前記スプールに対して相対回転可能に設けられると共に、前記スプールに追従回転可能に連結された回転体と、
    作動することで前記引出方向への前記スプールの回転を規制するロック部材と、
    前記回転体に設けられ、所定以上の速さで前記引出方向へ前記回転体が回転した際に所定のロック起動方向へ変位して前記ロック部材を作動させる回転検出部材と、
    前記回転体に設けられると共に、前記回転体の回転によって摩擦力を発生されて移動可能にされ、前記回転検出部材に係合することで前記スプールへの前記ウエビングベルトの巻取停止の反動による前記ロック起動方向への前記回転検出部材の変位を規制する規制部材と、
    を備えるウエビング巻取装置。
  2. 前記巻取方向への回転停止反動とは異なる前記引出方向への前記回転体の回転状態で、前記規制部材による前記回転検出部材の前記ロック起動方向への変位規制が禁止されることを特徴とする請求項1に記載のウエビング巻取装置。
  3. 前記回転検出部材の前記ロック起動方向への変位を規制可能な規制位置と前記回転検出部材の前記ロック起動方向への変位を許容する非規制位置との間で移動可能に前記規制部材を設け、前記巻取方向への前記回転体の回転により前記規制部材が前記規制位置へ変位することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のウエビング巻取装置。
  4. 前記回転検出部材を前記ロック起動方向とは反対方向に付勢する付勢手段を備えることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のウエビング巻取装置。
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