JP2003212086A - シートベルト用リトラクター - Google Patents
シートベルト用リトラクターInfo
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Abstract
に、コンパクト化が図れるシートベルト用リトラクター
を提供する。 【解決手段】 緊急ロック起動装置は、底面に凹状部1
8aを有する箱形のホルダー18と、ホルダー18の凹
状部18aに配置されると共に所定値を越える加速度に
反応して揺動するセンサーウエイト19と、一方の端部
に設けられた軸部20aがホルダー18に回転可能に支
承されると共にセンサーウエイト19の揺動に従い軸部
20aの軸心回りに回転してロック機構を起動させるセ
ンサーレバー20とを備える。センサーレバー20の軸
部20a外周面にガイド凹部20cが形成されると共
に、ホルダー18にガイド凹部20cに遊挿されてセン
サーレバー20の回転範囲を規制する回転規制突片18
dが突設される。
Description
急激な加速度の変化に反応してウエビングの引き出しを
抑えて乗員の前方移動を抑制する緊急ロック機構を起動
させる緊急ロック起動装置を備えたシートベルト用リト
ラクターに関するものである。
トベルト装置は、ウエビングが緊急ロック装置を備えた
リトラクターに巻き取られるように構成されている。そ
して、衝突時等においては、その衝撃力による急激な加
速度の変化を感知して緊急ロック起動装置が作動し、緊
急ロック装置がウエビングの巻装された巻取ドラムの回
転を阻止することによりウエビングの引き出しを阻止
し、乗員を拘束して保護するように構成されている。
て、例えば、実開昭57−157359号公報や実開平
1−174268号公報に開示のものがあり、実開昭5
7−157359号公報に開示の装置においては、車両
の急激な加速度に反応して揺動する慣性体と、慣性体に
載置してその慣性体の揺動により上下動する上下動部材
と、装置本体に揺動自在に支承されると共に前記上下動
部材に載置されたパウルとを備え、シートベルトが巻き
付けられたリールと一体的に取り付けられたラチェット
ホイールに揺動したパウルが係合することによりシート
ベルトの引き出しが停止される構造とされている。
示の装置においては、ボックス内に車体の加減速度を感
知して揺動するように支持された慣性振子と、慣性振子
に接し揺動可能に軸支されたロックレバーと、ベルト巻
取シャフトに一体的に取り付けられ揺動したロックレバ
ーが噛合するカムホイールとを備え、カムホイールにロ
ックレバーが噛合することによりシートベルトの引き出
しが停止される構造とされている。そして、慣性振子の
過度の飛び出しを防止すべく、ロックレバーの動作範囲
を規制する手段を設けた構造とされている。
開昭57−157359号公報に開示の装置によれば、
パウルの揺動中心がその略中間部に設けられているた
め、パウルのラチェットホイール係合側と反対側の非係
合側端部がラチェットホイール係合側の端部を常にロッ
ク方向に揺動させる負荷となり、また、慣性体、上下動
部材およびパウルはそれぞれ載置された構造であるた
め、慣性体の微かな揺動でもパウルが過剰に反応してロ
ック方向に揺動してしまうため、ロック性能が安定しな
いおそれがあった。さらに、パウルの非係合側端部の揺
動を規制する切欠孔をハウジングに形成した構造であ
り、構造が複雑となり、組み付け難く、作業効率が悪い
という問題があった。
に開示の装置のように、ロックレバーの動作範囲を規制
するための部材をロックレバーに一体成形すると、ロッ
クレバー自体の重量がかさみ、慣性振子に対するロック
レバーの揺動反応が悪く、ロック性能が低くなる。これ
に対し、ロックレバーの動作範囲を規制するための部材
をボックス側に備える構造とすれば、緊急ロック装置全
体が大きくなってしまい、より多くの設置スペースが必
要とされる問題がある。さらに、全体が大きくなること
から、成形に使用する樹脂が多くなり、コスト高を招く
という欠点もある。
なロック性能が安定して得られると共に、コンパクト化
が図れるシートベルト用リトラクターの緊急ロック装置
を提供することを目的とする。
の技術的手段は、車両の急激な加速度の変化に反応して
ウエビングの引き出しを停止させるロック機構を起動さ
せる緊急ロック起動装置を備えたシートベルト用リトラ
クターにおいて、緊急ロック起動装置は、底面に凹状部
を有する箱形のホルダーと、ホルダーの凹状部に配置さ
れると共に所定値を越える加速度に反応して揺動する慣
性質量体と、一方の端部に設けられた軸部がホルダーに
回転可能に支承されると共に慣性質量体の揺動に従い前
記軸部の軸心回りに回転してロック機構を起動させるセ
ンサーレバーとを備え、センサーレバーの前記軸部外周
面にガイド凹部が形成されると共に、前記ホルダーに前
記ガイド凹部に遊挿されてセンサーレバーの回転範囲を
規制する回転規制突片が突設された点にある。
触して押動される前記センサーレバーの接触部と、前記
凹状部に配置された安息姿勢の慣性質量体との相互間に
隙間が設けられている構造としてもよい。
を起動させる方向の最大回転位置におけるセンサーレバ
ーと前記ホルダーとの相互間隙間が、前記慣性質量体よ
りも小さい構造としてもよい。
ケースに、前記センサーレバーの前記最大回転位置到達
前にセンサーレバーに接離自在に当接する回転ストッパ
ー部が備えられた構造としてもよい。
基づいて説明すると、図1および図2に示される如く、
シートベルト用リトラクター1は、シートベルトとして
のウエビングが巻装されるアルミ材から形成された巻取
ドラム2を備え、その軸心方向両端部には径方向に張出
形成されたフランジ部2aを有している。その一方のフ
ランジ部2a側に形成された結合孔部2bには、スチー
ル材からなる結合体3が相対回転不能に圧入固定されて
いる。
内に嵌挿されて、その一端部が前記圧入固定された結合
体3にスプライン結合され、ここに、トーションバー4
と巻取ドラム2とが一端部で互いに相対回転不能に結合
されている。また、トーションバー4の他端部には、ス
チール材からなるパウル5を外周面より出没自在に保持
するアルミ材等からなるパウル保持体6がスプライン結
合されている。
れた筒部6aは、巻取ドラム2内に嵌入され、筒部6a
の外周面に形成された周方向の係合溝6bに、巻取ドラ
ム2に装着された抜止めストッパー7が係止されて巻取
ドラム2内から抜止め保持される構造とされている。
に支持されており、ハウジング体9は、車体に固定され
る背板9aとその両側縁より互いに対向して延設された
側板9bとを備えた平面視略コ字状に構成され、両側板
9b間で巻取ドラム2が回転自在に支持されている。
結合体3が、図示省略の支持構造によって一方の側板9
bに回転自在に支持され、巻取ドラム2の他端部は、パ
ウル保持体6を貫通して突出配置されたトーションバー
4の支軸部4aにおける端部が、他方の側板9bに装着
された保持ケースとしてのカバー体10に回転自在に支
持されている。
をウエビングの巻取方向に常時、回動付勢すべく、結合
体3を回動付勢する渦巻バネが適宜、装着されている。
の側板9bの遊嵌孔内周面には、周方向全周にわたって
前記パウル5が係脱自在に噛合する噛み合い歯9cが形
成されており、パウル保持体6の外周面より突出するパ
ウル5と噛み合い歯9cとが噛み合うことにより、ウエ
ビング引出方向の巻取ドラム2の回転が阻止されるよう
に構成されている。ここに、パウル5や噛み合い歯9c
等によりウエビングの引き出しを停止させる緊急ロック
機構が構成される。
応して前記緊急ロック機構を起動させる第1のロック起
動機構と、車両の急激な加速度の変化に反応して前記緊
急ロック機構を起動させる第2のロック起動機構とが備
えられている。
体6の外側面側でその支軸部6cに支持された円板状の
ロッククラッチ体12と、ロッククラッチ体12にその
偏心位置で揺動自在に支持されたロックアーム13と、
カバー体10の内面側に筒状に突設されると共にその内
周面に揺動したロックアーム13の先端係止部13aが
係脱自在に係止される係止歯部14aが形成された係止
筒部14とを備えている。
チ体12、ロックアーム13は本実施形態においては樹
脂成形体で構成されている。
アーム13の揺動範囲を規制する揺動ストッパ12aが
備えられると共に、コイルスプリング等からなる解除付
勢バネ15がロッククラッチ体12とロックアーム13
の基部間に装着され、ロックアーム13を係止解除方向
に弾発付勢している。
aがロッククラッチ体12に形成された細長状の突出ガ
イド溝12bに摺動自在に嵌合され、突出ガイド溝12
bの連動ピン5aを、パウル5がパウル保持体6内に埋
没状態となる位置に案内すべく弾発付勢するコイルスプ
リング等からなる戻しバネ16が、パウル保持体6とロ
ッククラッチ体12間に装着されている。
よる巻取ドラム2の回転に伴ってトーションバー4およ
びパウル保持体6が回転する際、戻しバネ16の弾発力
下、ロッククラッチ体12が同行回転される。
ル保持体6が回転する際、戻しバネ16の押動によりロ
ッククラッチ体12が同行回転される。
時には、上記のロッククラッチ体12の同行回転時に、
ロックアーム13の回転が追従せず、解除付勢バネ15
の付勢力に抗して回転方向後方側に遅れが生じ、ロック
アーム13は係止方向に揺動され、係止部13aが径外
方に突出して係止筒部14の係止歯部14aに係止し、
ここに、ロッククラッチ体12の同行回転が停止され
る。
と、パウル保持体6の回転に伴って連動ピン5aは突出
ガイド溝12b内を摺動移動する。この摺動移動に伴っ
て、パウル5はパウル保持体6より径方向外方に突出移
動され、ハウジング体9の側板9bに形成された噛み合
い歯9cに噛合し、その後のパウル保持体6の回転が阻
止され、ウエビングの引き出しが停止される。
されると、解除付勢バネ15の付勢力によりロックアー
ム13は図2に示される初期の解除位置に復帰し、係止
部13aと係止歯部14aとの係止状態が解除される。
また、戻しバネ16の付勢力によりロッククラッチ体1
2はパウル保持体6に対して相対回転され、この回転に
より突出ガイド溝12b内の連動ピン5aは図2に示さ
れる初期位置に戻され、ここに、パウル5は初期の埋没
状態に戻され、パウル5と噛み合い歯9cとの噛合が解
除される。そして、ウエビングの引き出しや巻き取りが
可能な初期状態に復帰する。
図12にも示される如く、上面開放で、底面に下方向に
漸次径小となる円すい凹状の凹状部18aを有する箱形
の樹脂成形体からなるホルダー18と、ホルダー18の
凹状部18aに載置状に配置されると共に所定値を超え
る加速度に反応して揺動する慣性質量体としてのスチー
ル材等からなる球状体のセンサーウエイト19と、ホル
ダー18に回転可能に支承された樹脂成形体からなるセ
ンサーレバー20とを備えている。
軸部20aが設けられ、該軸部20aの軸心方向両端部
にはそれぞれより細径に形成された支軸部20bが突設
されている。そして、ホルダー18の一方の端部におけ
る両側部にそれぞれ上方突出状に形成された支持壁部1
8bの支持孔18cに、センサーレバー20の前記各支
軸部20bがそれぞれ嵌合され、ここに、センサーレバ
ー20はホルダー18に回転可能に支承されている。
の外周面下部には、軸心方向に細長状で周方向に適宜幅
を有する凹溝状のガイド凹部20cが形成され、ガイド
凹部20cに対向する両支持壁部18b間のホルダー1
8上面には、ガイド凹部20cに遊挿される平板状の回
転規制突片18dが突設されており、センサーレバー2
0の支軸部20b回りの回転による回転規制突片18d
とガイド凹部20cの回転方向両側の対向面との当接に
より、センサーレバー20の回転範囲を図3に示される
実線位置と仮想線位置との範囲に規制している。
置におけるセンサーレバー20とホルダー18の周壁部
18eとの相互間隙間は、センサーウエイト19の直径
よりも小さく構成されている。
18aに配置されたセンサーウエイト19の上部を覆う
べく、椀状の上カバー部20dが備えられ、上カバー部
20dにおける前記軸部20aと反対側の上面には、斜
め上方に向けて突出するロック爪20eが突設されてい
る。
エイト19が凹状部18aに位置した安息姿勢において
は、センサーレバー20の初期位置である非回転位置
で、上カバー部20d下面側の凹状の接触部20fとセ
ンサーウエイト19外表面とは僅かの隙間を有した構造
とされている。
センサーウエイト19とその周囲を囲繞するホルダー1
8の周壁部18eとは、周方向全周にわたって適宜隙間
を有しており、所定値を越える加速度によりセンサーウ
エイト19が凹状部18aより移動してその隙間の範囲
で揺動可能に構成されている。そして、このセンサーウ
エイト19の揺動により上カバー部20dの接触部20
fにセンサーウエイト19が接触してセンサーレバー2
0を上方に押動させるように構成されている。
部には下面に連通する通孔18fが形成されている。ま
た、ホルダー18の両側側壁部には、カバー体10のホ
ルダー収容部10aにホルダー18が収容された際、ホ
ルダー収容部10aに形成された係止孔に係脱自在に抜
止め係止される係止部18gがそれぞれ形成されてい
る。
0間にセンサーウエイト19が介在された状態で、ホル
ダー18にセンサーレバー20が回転可能に支承され、
この組み付けられたセンサーユニット22がホルダー収
容部10aに収容係止されて、その蓋部10bが閉じら
れ、この状態で、ハウジング体9の一方の側板9bにカ
バー体10が装着されている。
は、係止筒部14の径外方に位置して外周面にラチェッ
ト12cが形成された筒状のラチェットホイール部12
dが一体に形成されており、図12に仮想線で示される
如く、センサーウエイト19の移動によって押動された
センサーレバー20のロック爪20eが、ラチェットホ
イール部12dのラチェット12cに係脱自在に係止す
る構造とされている。
2cに係止する際のセンサーレバー20の回転位置は、
ガイド凹部20cと回転規制突片18dとで規制されて
いる回転範囲の最大回転位置よりも手前に設定されてい
る。さらに、カバー体10には、センサーレバー20の
その最大回転位置到達前に接離自在に当接する回転スト
ッパー部10cが一体に形成されており、センサーウエ
イト19によって上方に押動されたセンサーレバー20
のロック爪20eがラチェット12cに係止した際に、
センサーレバー20の上カバー部20d上面が回転スト
ッパー部10cに当接してそれ以上の回転を規制する構
造とされている。
値を越える加速度が生じないため、センサーウエイト1
9はホルダー18の凹状部18a上に配置された安息姿
勢が維持されており、ロック爪20eとラチェット12
cとは互いに離隔した状態が維持される。
何ら規制されておらず、従って、ウエビングは引き出し
可能状態で維持される。
における急激な加速度の変化が発生した場合には、その
加速度の変化に反応して凹状部18a上よりセンサーウ
エイト19が揺動して移動し、このセンサーウエイト1
9の移動に伴ってセンサーレバー20がセンサーウエイ
ト19により上方に押動され、センサーレバー20は支
軸部20b回りに回転される。
されてそのロック爪20eがラチェットホイール部12
dのラチェット12cに係止されると、ロッククラッチ
体12の回転が停止されるため、ウエビングに引出方向
の負荷が作用すれば、戻しバネ16の付勢力に抗してパ
ウル保持体6がウエビングの引出方向に回転する。
ル保持体6に保持されたパウル5の連動ピン5aが、突
出ガイド溝12b内を摺動移動する。この摺動移動に伴
って、パウル5はパウル保持体6より径方向外方に突出
移動され、ハウジング体9の側板9bに形成された噛み
合い歯9cに噛合し、その後のパウル保持体6の回転が
阻止され、ウエビングの引き出しが停止される。ここ
に、緊急時における緊急ロック起動装置を構成する。
と、センサーウエイト19は重力作用により、ホルダー
18のもとの安息位置である凹状部18a上に戻され、
これに伴ってセンサーレバー20も下方に回転して初期
位置に戻る。
荷も解除されるため、戻しバネ16の付勢力等によりパ
ウル保持体6はロッククラッチ体12に対して相対回転
され、この回転により突出ガイド溝12b内の連動ピン
5aは図2に示される初期位置に戻され、ここに、パウ
ル5は埋没状態に戻され、パウル5と噛み合い歯9cと
の噛合が解除される。そして、ウエビングの引き出しや
巻き取りが可能な初期状態に復帰する。
り、センサーレバー20の一方の端部に設けられた軸部
20aに形成されたガイド凹部20cと、ガイド凹部2
0cに遊挿されるホルダー18に設けられた回転規制突
片18dとにより、センサーレバー20の回転範囲を規
制する構造としているため、センサーレバー20にロッ
ク起動方向の余分な負荷が作用せず、センサーウエイト
19の揺動やセンサーレバー20の回転動作がスムーズ
に行え、良好なロック性能が安定して得られる利点があ
る。
切欠状のガイド凹部20cを形成する構造であり、セン
サーレバー20の軽量化が図れ、この点からもセンサー
レバー20の回転動作が安定して得られ、ロック性能を
向上させることができる。
8のいわゆる箱形の形状内に収めることができる形状と
なり、センサーユニット22自体を不必要に大きくする
必要がなく、省スペースに設計でき、コンパクト化が図
れる。従って、ホルダー18やセンサーレバー20等の
成形に使用される樹脂量も少なくて済み、製作コスト削
減も図れる。
センサーウエイト19が配置された安息姿勢において、
センサーウエイト19によって押動されるセンサーレバ
ー20の接触部20fとセンサーウエイト19との相互
間に隙間が設けられた構造であるため、常時接触してお
らず、車両の振動等によりセンサーウエイト19が僅か
に揺動してもセンサーレバー20は回転せず、過剰な反
応による無駄なロック機構のロック動作を有効に回避す
ることができる。
おいては、接触部20fとセンサーウエイト19との接
触がないため、不必要な接触摩耗がなく、しかも、セン
サーレバー20とセンサーウエイト19との間に水分が
長時間にわたって付着することが防止でき、センサーウ
エイト19の錆び付きも有効に防止でき、各部品の初期
形状および初期状態を有効に維持でき、センサーユニッ
ト22を正常な状態で安定して待機させることができ、
耐久性の向上が図れる。
るホルダー18の周壁部18eと、センサーレバー20
との相互間隙間が、ロック機構を起動させる方向のセン
サーレバー20の最大回転位置に置いてもセンサーウエ
イト19の直径よりも小さく構成されているため、セン
サーユニット22を組み付けた状態において、センサー
ウエイト19がホルダー18とセンサーレバー20との
相互間から離脱せず、シートベルト用リトラクター1の
組み付けやセンサーユニット22自体の組み付け後の持
ち運びが容易に行え、作業効率がよいという利点があ
る。
組み付けられた状態においては、センサーレバー20の
前記最大回転位置到達前にセンサーレバー20に接離自
在に当接する回転ストッパー部10cがカバー体10に
備えられた構造であり、ロック機構の起動時における負
荷が回転規制突片18dに作用せず、回転規制突片18
dの強度設計が容易となる利点がある。
エイト19を示しているが、その他の形状の慣性質量体
であってもよい。
リトラクターによれば、緊急ロック起動装置は、底面に
凹状部を有する箱形のホルダーと、ホルダーの凹状部に
配置されると共に所定値を越える加速度に反応して揺動
する慣性質量体と、一方の端部に設けられた軸部がホル
ダーに回転可能に支承されると共に慣性質量体の揺動に
従い軸部の軸心回りに回転してロック機構を起動させる
センサーレバーとを備え、センサーレバーの軸部外周面
にガイド凹部が形成されると共に、ホルダーにガイド凹
部に遊挿されてセンサーレバーの回転範囲を規制する回
転規制突片が突設されたものであり、センサーレバーに
ロック起動方向の余分な負荷が作用せず、慣性質量体の
揺動やセンサーレバーの回転動作がスムーズに行え、ま
た、センサーレバーの軽量化も図れ、良好なロック性能
が安定して得られると共に、不必要に大きくする必要が
なく、コンパクト化が図れる利点がある。
動されるセンサーレバーの接触部と、凹状部に配置され
た安息姿勢の慣性質量体との相互間に隙間が設けられて
いる構造とすれば、過剰な反応による無駄なロック機構
のロック動作を回避することができると共に、各部品の
初期形状および初期状態を有効に維持でき、長期にわた
り正常な状態で安定して待機させることができ、耐久性
の向上が図れる利点がある。
動させる方向の最大回転位置におけるセンサーレバーと
ホルダーとの相互間隙間が、慣性質量体よりも小さい構
造とすれば、慣性質量体の不用意な離脱が有効に防止で
き、組み付け後のユニットの持ち運びやシートベルト用
リトラクターに対する組み付けが容易に行え、作業効率
がよいという利点がある。
に、センサーレバーの最大回転位置到達前にセンサーレ
バーに接離自在に当接する回転ストッパー部が備えられ
た構造とすれば、ロック機構の起動時における負荷が回
転規制突片に作用せず、回転規制突片の強度設計が容易
となる利点がある。
る。
け説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 車両の急激な加速度の変化に反応してウ
エビングの引き出しを停止させるロック機構を起動させ
る緊急ロック起動装置を備えたシートベルト用リトラク
ターにおいて、 緊急ロック起動装置は、底面に凹状部を有する箱形のホ
ルダーと、ホルダーの凹状部に配置されると共に所定値
を越える加速度に反応して揺動する慣性質量体と、一方
の端部に設けられた軸部がホルダーに回転可能に支承さ
れると共に慣性質量体の揺動に従い前記軸部の軸心回り
に回転してロック機構を起動させるセンサーレバーとを
備え、 センサーレバーの前記軸部外周面にガイド凹部が形成さ
れると共に、前記ホルダーに前記ガイド凹部に遊挿され
てセンサーレバーの回転範囲を規制する回転規制突片が
突設されたことを特徴とするシートベルト用リトラクタ
ー。 - 【請求項2】 前記慣性質量体の前記揺動により接触し
て押動される前記センサーレバーの接触部と、前記凹状
部に配置された安息姿勢の慣性質量体との相互間に隙間
が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシ
ートベルト用リトラクター。 - 【請求項3】 前記センサーレバーのロック機構を起動
させる方向の最大回転位置におけるセンサーレバーと前
記ホルダーとの相互間隙間が、前記慣性質量体よりも小
さいことを特徴とする請求項1または2に記載のシート
ベルト用リトラクター。 - 【請求項4】 前記ホルダーを収容保持する保持ケース
に、前記センサーレバーの前記最大回転位置到達前にセ
ンサーレバーに接離自在に当接する回転ストッパー部が
備えられたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
かに記載のシートベルト用リトラクター。
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---|---|---|---|
JP2002017022A JP3984061B2 (ja) | 2002-01-25 | 2002-01-25 | シートベルト用リトラクター |
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