JP2009201554A - 入浴介護補助装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】座席と一体又は取付自在な昇降台60、昇降台の昇降を案内する昇降ガイドレール48、ウォームギア14、ウォームホイール15、ウォームホイールの回転に伴って揺動自在であるアーム2、昇降台とアーム2の間に接続され座席による吊下荷重をアームに伝達する滑車機構54、及びアームに接続されて吊下荷重に対抗する力をアームに印加しウォームギアの回転操作力を軽減するばね20を有し、滑車機構54は、ワイヤ63、ワイヤの端をアームの先端付近と昇降台に固定する固定端55、66、第1の定滑車56、アーム2に支持される動滑車57、及び第2、第3の定滑車58,59を備え、昇降台ないし座席は、アームの昇降方向ストロークに対して三倍以上の昇降ストロークで昇降する構成とする。
【選択図】図1
Description
(1)微小な操作が可能である;
(2)前記ウォームギアの操作を止めれば直ちに座席の昇降が止まる、すなわち、オーバーランがない;
(3)操作者は誤操作を直ちに判断できる;
(4)操作が低速であり、操作がやさしくできる。
特に、図1及び図2を参照すると、滑車機構54は、ワイヤ63と、ワイヤ63の一端をアーム2の先端付近に固定する一方の固定端55と、ワイヤ63の他端を昇降台60に固定する他方の固定端66と、第1の定滑車56と、アーム2先端に支持される動滑車57と、第2及び第3の定滑車58,59と、を備えている。さらに、第1の定滑車56の横には、ワイヤ63を案内し、ワイヤ63の位置を調節する固定の補助滑車69が配置されている。
図4は、図1に示した入浴介護補助装置の昇降台及び昇降レールを示す右側面動作図である。図1〜図4を参照すると、昇降ガイドレール48は、固定レール49と、昇降台60に付設され昇降台60の昇降に伴って固定レール49から出没自在な延長レール50と、に分割されたダブルレール構造である。延長レール50は、昇降台60の昇降に伴って固定レール49の内側と摺動自在な上部ローラ52と、昇降台60の昇降に伴って浴槽の内壁と摺動自在な下部ローラ53と、を備えている。ケース1下部には、固定レール49を貫通して延長レール50を介して昇降台60を案内するガイドローラ51が配置されている。
図1及び図2を参照すると、アーム2は、ウォームホイール15の回転軸に固定されている。アーム2の一側先端には動滑車57が回転自在に軸支され、同先端付近には一方の固定端55が配置されて、前記吊下荷重が印加される。アーム2の他側先端には後述するリンク機構を介して、前記吊下荷重と反対方向にアーム2を揺動させるように作用するばね20のばね力が印加される。
図1及び図2を参照すると、アーム2の下方には、レバー16等を備えたリンク機構を介して、ばね20が配置されている。ばね20は、ウォームケース1aの下面に設定された上部ばね受け19と、下部ばね受け18の間に介装されて、上下に伸縮自在である。下部ばね受け18は、コイル状のばね20内を貫通するばね軸17の下部に、ねじ21を介してばね力を調整可能に取り付けられている。ばね軸17の上部には、ピン17aを介して、レバー16の下端が揺動自在に接続されている。レバー16の上端は、ピン16aを介して、アーム2の他側端部に揺動自在に接続されている。ピン17aにはコロ17bが取り付けられ、コロ17bが、ばね軸ガイド17cによって、上下方向にガイドされることにより、ばね軸17の傾動及びばね20の捩れが防止される。
図5は、図1に示した入浴介護補助装置の操作機構の拡大図である。図1及び図5を参照すると、ウォームギア14は、ウォームホイール15の上部に配置され、ウォームギア14の回転軸は、水平方向、特に、図1中左右方向に延在している。ウォームギア14には、減速ギア対11a,11bを介して、入浴者又は介護者が回転操作するハンドル10が接続され、ハンドル10が回されることにより、ウォームギア14及びウォームホイール15が回転し、さらに、アーム2が上下に揺動し、昇降台60が昇降する。
図1及び図3を参照すると、ケース1の裏側には、上下横行ガイドローラ67a,68aが取り付けられている。浴室には、上下横行ガイドローラ67a,68aがそれぞれ摺動する上下ガイドレール67,68が架設される。このような横行ガイド機構によって、ケース1ないし装置の横行が容易となり、入浴者を洗い場と浴槽上との間を小さな力で移動させることができる。
車椅子41と、本発明の一実施例に係る入浴介護補助装置との間の、入浴者の受け渡しについて説明する。図6は、図1に示した入浴介護補助装置の動作図であって、車椅子から装置への座席の受け渡しを示している。図7は、図6に続く動作図であって、座席を装置に取り付けた様子を示している。
(1)この入浴介護補助装置は、動力を伝達する可動部分(例えば、ワイヤー等)がケースに内蔵されているため、入浴者及び介護者の安全性に対して十分な配慮が払われている。
(2)この入浴介護補助装置は、アームの昇降方向ストロークに対して座席を約三倍のストロークで昇降させることができるため、洗い場の床面と浴槽内の湯面の相対位置によって変動する座席の所要ストローク長さに広範囲に適合できる;
(3)ケース(本体)側に、座席に座る入浴者の重さと近似的に釣り合う方向に働き、小さな力でアームを揺動させることができる種々の機構を設けることができる。これによって、介護者に要求される操作力が小さくなり、入浴介護に要する労力が低減される。
(4)ケース(本体)内に前記約三倍のストロークを実現するための機構を短いアームで実現でき、さらに、ウォームホイールにアームを直結して配置することにより、ケースの小型化が図れる。したがって、小形のケース内に配置される、座席及び入浴者の荷重が印加されるアームを揺動するための力を発生するための動力源として、本出願人が上述の特許文献1〜6に提案した機構等を用いることができる;
(5)座席が昇降レールの固定レール(外レール)によって案内されながら(昇降台と一体の延長レールが固定レールによって案内されながら昇降する)上下にスライドし、延長レール(内レール)の下ローラが浴槽に沿って下方に移動するため、入浴者が安定した状態で上下に昇降される;
(6)昇降レールが固定レール(外レール)と延長レール(内レール)にほぼ2分割されており昇降台は浴槽傾斜に沿って昇降するので設置性の制約が少ない構造である上、ケース(本体)形状が小型化でき、装置の搬送・据付が容易である。
1a ウォームケース
1b ポール
1c,1d パイプ
1e ローラガイド
2 アーム
9 ハンガーキャッチ
9a,9b 係合部
10 操作ハンドル
11 ギヤボックス
12 ユニバーサルジョイント
14 ウォームギア
15 ウォームホイール
(14,15) ウォームアンドホイール機構
16 レバー
16a ピン
17 ばね軸
17a ピン
17b コロ(ローラ)
17c ばね軸ガイド
18 下部ばね受け
19 上部ばね受け
20 ばね
21 ねじ
30 座席
31 ハンガー(着座バー)
31a,31b 被係合部
31c パイプ部
31d フットレスト
41 車椅子(キャリー、移動車)
42 座席ロック機構
43 車輪ロック機構
44 パイプ部
45 ばね機構
46 横行レール
47 テンションロッド
48 昇降レール
49 固定レール
50 延長レール
51 ガイドローラ
52 上部ローラ
53 下部ローラ
54 滑車機構
55 一方の固定端
56 第1の定滑車
57 動滑車
58 第2の定滑車
59 第3の定滑車
60 昇降台
63 ワイヤ
66 他方の固定端
67,68 上下ガイドレール
67a,68a 上下横行ガイドローラ
69 固定の補助滑車
Claims (4)
- 入浴者が着座する座席を昇降自在な入浴介護補助装置であって、
前記座席と一体又は該座席が取付自在な昇降台と、
前記昇降台の昇降を案内する昇降ガイドレールと、
回転操作自在なウォームギアと、
前記ウォームギアと噛合して回転自在なウォームホイールと、
前記ウォームホイールに取り付けられ該ウォームホイールの回転に伴って揺動自在であるアームと、
前記昇降台と前記アームの間に接続され該昇降台を該アームに懸架させて少なくとも該座席による吊下荷重を該アームに伝達する滑車機構と、
前記アームに直接又は間接的に接続されて前記吊下荷重に対抗する力を該アームに直接又は間接的に印加し、前記ウォームギアの回転操作力を軽減するばねと、
を有し、
前記滑車機構は、ワイヤと、前記ワイヤの一端を前記アームに固定する一方の固定端と、前記ワイヤの他端を前記昇降台に固定する他方の固定端と、第1の定滑車と、前記アームに支持される動滑車と、を少なくとも備え、前記ワイヤは、前記一方の固定端から他方の固定端に向かって、前記第1の定滑車及び前記動滑車に懸回され、
前記昇降台ないし座席は、前記アームの昇降方向ストロークに対して実質的に三倍又は三倍超の昇降ストロークで昇降する、ことを特徴とする入浴介護補助装置。 - 前記滑車機構は、前記ワイヤの経路に沿って、前記動滑車と前記他方の固定端の間に、前記ワイヤが懸回される前記第2及び第3の定滑車を備え、
前記第1及び第2の定滑車は、前記昇降台の昇降方向に沿って、前記第3の定滑車の下方にそれぞれ配置される、ことを特徴とする請求項1記載の入浴介護補助装置。 - 少なくとも、前記アーム、前記滑車機構及び前記ばねを収容するケースを有することを特徴とする請求項1記載の入浴介護補助装置。
- 前記昇降ガイドレールは、固定レールと、前記昇降台に付設され該昇降台の昇降に伴って該固定レールから出没自在な延長レールを含み、
前記延長レールは、該昇降台の昇降に伴って前記固定レールと摺動自在な上部ローラと、浴槽の内壁と摺動自在な下部ローラと、を備える、
ことを特徴とする請求項1記載の入浴介護補助装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008044150A JP2009201554A (ja) | 2008-02-26 | 2008-02-26 | 入浴介護補助装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008044150A JP2009201554A (ja) | 2008-02-26 | 2008-02-26 | 入浴介護補助装置 |
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Family
ID=41144416
Family Applications (1)
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JP2008044150A Pending JP2009201554A (ja) | 2008-02-26 | 2008-02-26 | 入浴介護補助装置 |
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2008
- 2008-02-26 JP JP2008044150A patent/JP2009201554A/ja active Pending
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