JP2006158964A - 昇降ユニット - Google Patents

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勇一 木下
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Abstract

【課題】
椅子、テーブル等、様々な用途に利用でき、縮めた状態では十分に低く、伸張させた状態では十分に高くなる昇降ユニットを提供する。
【解決手段】
この昇降ユニット30は、外枠31と、外枠31内に収容された内枠32とを有する伸縮フレーム33と、外枠31及び内枠32の内部に配置され、外枠31に一端を固定され内枠32に他端を挿入されたフリーストップダンパ42と、フリーストップダンパ42の他端に装着された第1の滑車54と、第1の滑車54に巻回されて一端を内枠32に固定され、他端を外枠31に取付けられた第2の滑車44を介してフリーストップダンパ42に固定されたワイヤロープ53とを有する滑車機構とを備える。フリーストップダンパ42の動作は滑車機構を介し内枠32に伝わるので、外枠31に対し内枠32を大きく突出でき、コンパクトで伸縮倍率が大きくなる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、例えば、椅子、テーブル、作業台等の昇降機構に用いることができる昇降ユニットに関する。
従来から、例えば、椅子、テーブル、作業台等において、昇降機構を備えたものが知られている。これらの昇降機構は、ガスやオイルを充填したフリーピストンタイプのダンパや、電動アクチュエータなどを駆動源として、椅子、テーブル、作業台等の脚部を伸縮可能にすることにより構成されている。
しかしながら、従来の昇降機構は、縮めた状態と伸張させた状態とで大きな差をとることができず、高さ調整範囲を大きくとれないという問題があった。このため、縮めた状態では十分に低く、伸張させた状態では十分に高くなるような、伸縮倍率の大きな昇降機構をコンパクトな装置で実現することが望まれていた。
下記特許文献1には、床部の低床化が可能な、床部昇降機構を有するベッド装置が開示されている。そして、上記昇降機構として、駆動源として鉛直方向に指向して進退作動する進退起動軸を有する直動駆動機構を備え、この直動駆動機構における進退起動軸の先端に、進退起動軸の軸方向に直交する支軸を中心として回動可能な滑車を設け、この滑車にワイヤを掛け渡して、このワイヤの一端をマストに固定する一方、ワイヤの他端側を昇降体に連結し、前記直動駆動機構を起動して進退起動軸を進退作動させて進退起動軸先端に取付けた前記支軸を介して滑車を上下動させることで、ワイヤを介して前記昇降体を昇降ガイドに沿って昇降させる構成としたものが開示されている。
特開2004−16749号公報
しかしながら、上記特許文献1の昇降機構では、昇降体、昇降ガイド、直動駆動機構等がそれぞれ個別に取付けられているので、他の装置への適用ができず、汎用性がないという問題があった。また、昇降機構を構成する装置が大きくなってしまい、コンパクトな形態で装着することができなかった。
したがって、本発明の目的は、縮めた状態では十分に低く、伸張させた状態では十分に高くなるような、伸縮倍率の大きな昇降機構をコンパクトな装置で実現することにある。
上記目的を達成するため、本発明の昇降ユニットは、
外枠と、該外枠内に収容されて、該外枠に対して摺動することにより伸縮可能に組付けられた内枠とを有する伸縮フレームと、
前記伸縮フレームの内部に配置されて、前記外枠又は前記内枠に基端を固定された直進アクチュエータと、
前記直進アクチュエータの先端に装着された第1の滑車と、該第1の滑車に巻回されて一端を前記外枠及び前記内枠の一方に固定され、他端を前記外枠及び前記内枠の他方に固定されるか、あるいは該他方に取付けられた第2の滑車を介して前記直進アクチュエータの先端側に固定されたロープとを有する滑車機構とを備えていることを特徴とする。
上記昇降ユニットによれば、外枠と内枠とからなる伸縮フレーム内に、直進アクチュエータと、滑車機構とを収容させたので、コンパクトな形状にすることができる。
また、滑車機構として、直進アクチュエータの先端に装着された第1の滑車に、ロープを巻回して、その一端を前記外枠及び前記内枠の一方に固定し、他端を前記外枠及び前記内枠の他方に固定したものを使用すれば、直進アクチュエータを伸張させると、その2倍の長さで伸縮フレームを伸張させることができる。
更に、滑車機構として、直進アクチュエータの先端に装着された第1の滑車に、ロープを巻回して、その一端を前記外枠及び前記内枠の一方に固定し、他端を前記外枠及び前記内枠の他方に取付けられた第2の滑車を介して、前記直進アクチュエータに固定したものを使用すれば、直進アクチュエータを伸張させると、その3倍の長さで伸縮フレームを伸張させることができる。
したがって、伸縮倍率の大きな昇降機構をコンパクトな装置で実現することができ、コンパクトな形状でユニット化されているので、椅子、テーブル、作業台など、様々な用途に利用することができる。
本発明の好ましい態様によれば、
前記滑車機構と、
前記直進アクチュエータの先端側から延出された支持板を介して前記第1の滑車よりも前記直進アクチュエータの基端寄りに取付けられた第3の滑車と、該第3の滑車に前記第1の滑車のロープとは逆の方向から巻回されて、一端を前記外枠及び前記内枠の一方に固定され、他端を前記外枠及び前記内枠の他方に固定されるか、あるいは該他方に取付けられた第4の滑車を介して前記支持板又は前記直進アクチュエータの先端側に固定されたロープとを有するもう一つの滑車機構とを備えている。
この態様によれば、直進アクチュエータに取付けられた第1の滑車と第3の滑車とに、それぞれ反対方向からロープが巻回された2つの滑車機構を有しているので、直進アクチュエータが動かない状態で、前記伸縮フレームを縮めようとすると一方のロープが突っ張り、前記伸縮フレームを伸ばそうとすると他方のロープが突っ張ることにより、外枠と内枠との伸縮長さを固定することができる。
本発明の更に好ましい態様によれば、前記外枠と前記内枠との間にスライドレールが介装され、このスライドレールを介して前記外枠と前記内枠とが伸縮可能に組付けられている。この態様によれば、外枠に収容された内枠を大きく突出させても、スライドレールによって両者の間の連結強度が保持されるので、伸縮倍率を大きくとることが可能となる。
本発明の更に好ましい態様によれば、前記直進アクチュエータの他端は、前記内枠内に配置されて前記内枠の長手方向に沿って移動するスライダに連結されている。この態様によれば、直進アクチュエータの他端が前記内枠の長手方向に沿って移動するスライダに連結されていることにより、滑車が装着された直進アクチュエータの他端をふらつくことなく安定して押出すことができ、昇降動作をスムーズに行なうことができる。
本発明の更に好ましい態様によれば、前記滑車機構は、前記直進アクチュエータの両側にそれぞれ配置された一対のものからなる。この態様によれば、直進アクチュエータの他端に装着された滑車を移動させて、内枠を外枠に対してスライドさせるとき、直進アクチュエータの両側に滑車機構を設けたので、直進アクチュエータの作動が左右の滑車機構に均等に伝わり、昇降動作をよりスムーズに行なうことができる。
本発明の更に好ましい態様によれば、前記直進アクチュエータは、フリーピストンタイプのダンパ、又は電動アクチュエータからなる。この態様によれば、直進アクチュエータを伸縮フレーム内に容易に収容することができる。
本発明によれば、外枠と内枠とからなる伸縮フレーム内に、直進アクチュエータと、滑車機構とを収容し、直進アクチュエータの作動を滑車機構を介して、伸縮フレームに伝えるようにしたので、伸縮フレームをより大きく伸長させることが可能となり、コンパクトな形状で伸縮倍率が大きい昇降ユニットを提供することができ、この昇降ユニットは、椅子、テーブル、作業台など、様々な用途に利用することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1〜3には、本発明による昇降ユニットを適用した椅子が示されている。
この椅子10は、下部に複数のキャスタ12を有する基台11を備えている。この基台11上には、本発明の一実施形態による昇降ユニット30が取付けられており、この昇降ユニット30を介して、椅子本体13が装着されている。
椅子本体13は、座部14と、背もたれ部15と、肘掛部16とを備えている。座部14の下方には連結棒17を介して、足載せ部18が取付けられている。座部14の後部と、昇降ユニット30との間には、支持棒19が取付けられている。この支持棒19は、本体部から伸びる伸縮ロッド19aを有し、長さ調整が可能とされている。支持棒19の長さを調整することにより、椅子本体13の傾きを調整できるようになっている。椅子本体13は、座部14の下面に設けられたブラケット21を介して、昇降ユニット30に取付けられた支軸20により、回動可能に支持されている。
図2は、昇降ユニット30を伸長させて、椅子本体13を高くした状態を示しており、図3は、昇降ユニット30を縮小させて、椅子本体13を低くした状態を示している。
図4〜10には、同昇降ユニット30が示されている。特に、図8に示すように昇降ユニット30は、外枠31と、この外枠31内においてスライド可能に挿入された内枠32とからなる伸縮フレーム33を有している。
外枠31と内枠32との間には、スライドレール34が介装されており、このスライドレール34を介して、内枠32は外枠31に対して上下方向にスライド可能とされ、スライドレール34は、内枠32を上方にスライドさせたとき、外枠31と内枠32との連結強度を保つ役割を持っている。特に、図4〜6に示すように、外枠31には、ブラケット35が取付けられており、このブラケット35を介して、昇降ユニット30が、前記椅子10の基台11に固定されるようになっている。
図9を併せて参照すると、外枠31の底板36上には、一対の支持板37を介して、支軸38が挿通支持されている。この支軸38には、下方ブラケット39と、その両側に位置する一対の第2の滑車44が回転可能に装着されている。
伸縮フレーム33内には、シリンダ40と、このシリンダ40から出没可能に突出するロッド41とからなるフリーストップダンパ42が配置されている。このフリーストップダンパ42は、シリンダ40内に配置された前記ロッド41に連結されるピストンと、このピストンの前後に充填されるエアー及び/又はオイルによりロッド41の突出長さを任意の位置で固定できるようになっている。このフリーストップダンパ42が本発明による直進アクチュエータをなしている。
フリーストップダンパ42は、操作ワイヤ43により操作されるクラッチ機構によって、ロッド41の長さを変更し、その変更した長さでロックできるようになっている。このようなフリーストップダンパ42は、例えば、椅子の高さ調整手段等として周知のものであり、その内部構造についての説明は省略する。フリーストップダンパ42の下方に位置するロッド41の先端は、前記支軸38に装着された下方ブラケット39に固定されている。
図10に示すように、内枠32の両側内面には、リブ状の内側ガイド32bが上下方向に沿って形成されている。また、内枠32の内部にはスライダ48が配置され、このスライダ48に固定されたガイド板49の両側辺に、コ字状溝49aが設けられ、このコ字状溝49aが前記内側ガイド32bに嵌合し、スライダ48を内枠32の内側で上下方向スライド可能に保持している。
内枠32の両側外側には、上下に伸びる一対の平行なリブからなる外側ガイド32aが設けられている。そして、この外側ガイド32aに前記スライドレール34が嵌合し、外枠31との間に介在して、内枠32を上下方向スライド可能に支持している。
内枠32の下部背面には、支持板45が取付けられており、この支持板45には、一対のブラケット46を介して支軸47が装着されている。そして、この支軸47に、前記支持棒19の伸縮ロッド19aの先端が、回動可能に装着されている。
特に、図6、7に示すように、スライダ48には、支軸50が挿通されており、この支軸50に装着された上方ブラケット51を介して、フリーストップダンパ42のシリンダ40の上端部が固定されている。
また、支軸50の上方ブラケット51の両側には、一対の第1の滑車52が装着されている。第2の滑車44と第1の滑車52との間には、ワイヤロープ53が張設されている。ワイヤロープ53の一端53aは、上方ブラケット51から伸びる支持板51aに固定されている。ワイヤロープ53は、前記固定された一端53aから下方に伸びて、第2の滑車44に張設され、更にそこから上方に伸びて、第1の滑車52に張設された後、内枠32の下部壁面に他端53bを固定されている。
この実施形態においては、前述した第1の滑車52と、第2の滑車44と、ワイヤロープ53とが、本発明における滑車機構を構成している。また、この実施形態の場合、滑車機構は、フリーストップダンパ42の両側に一対設けられており、外枠31に対して内枠32の左右部分をバランスさせてスムーズに昇降動作させることができるようになっている。
なお、内枠32の上端部には、支軸20が設けられており、この支軸20に、前記図2、3に示した椅子本体13の下面に設けられたブラケット21が回動可能に支持されるようになっている。
図11には、同滑車機構の原理が示されている。同図において、(a)は内枠32が図示しない外枠31内に挿入されて縮小した状態を示し、(b)は内枠32が図示しないフリーストップダンパ42によって上方に伸長した状態を示している。
フリーストップダンパ42を伸長させることによって、第1の滑車52を支持する支軸50の位置を、図中矢印Aで示される高さだけ押し上げる。すると、内枠32の下端部は、図中矢印Bで示される高さまで押し上げられる。この滑車機構によれば、矢印Bの距離は、矢印Aの距離の約3倍となる。したがって、内枠32を外枠31内に挿入した状態では、コンパクトでありながら、フリーストップダンパ42を押し上げて内枠32を上方に上昇させた状態においては、極めて高い高さとすることができる。
また、この実施形態によれば、外枠31と内枠32との間に、スライドレール34を介在させて、内枠32を外枠31に対して、上方にスライド可能としているため、内枠32を外枠31の上端部近傍まで押し上げても、両者に連結されたスライドレール34によって、強度を保持することができる。
また、フリーストップダンパ42の上端部は、内枠32の内側に設けられた内側ガイド32bに沿って、スライドするガイド板49に連結されたスライダ48に、支軸50を介して取付けられているため、フリーストップダンパ42の伸縮動作によって、その上端部がふらつくことなく、安定して動作させることができる。
図12には、本発明による昇降ユニットの他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略することにする。
この実施形態においては、前記実施形態のように外枠31と内枠32との間にスライドレール34が介装されておらず、中間枠31aが配置されている点が異なる。すなわち、外枠31内に中間枠31aが配置され、更にこの中間枠31a内に内枠32が配置されており、中間枠31aを介して内枠32が上下にスライドし、図12(a)に示すように伸長したり、図12(b)に示すように縮小したりして、伸縮可能となっている。
また、前記実施形態においては、直進アクチュエータとしてフリーストップダンパ42を用いたが、この実施形態においては、電動アクチュエータ60が用いられている。この電動アクチュエータ60は、図12に示すように、モータ61と、このモータ61に隣接して配置され、モータ61の駆動力を伝達する伝達手段が内部に配設された円筒ケース62と、円筒ケース62から前記伝達手段によって出没可能に突出するロッド63とから構成される。また、ロッド63の先端は、支軸38に装着された下方ブラケット39に固定されている。
なお、モータ61の駆動力を伝達する伝達手段としては、例えば、雄ネジを螺刻した棒状部材と、雌ネジを螺刻したナットとにより、棒状部材上にてナットをネジ移動させるといったような機構が挙げられる。
更に、この実施形態では、第2の滑車44が設けられておらず、電動アクチュエータ60の上端部に配置される第1の滑車52だけが設けられている。ワイヤロープ53は、その一端53aが外枠の底板36に固定される。また、ワイヤロープ53の他端53bは、内枠32に設けられた支持板32cに固定されている。
図13には、この実施形態の原理が示されている。
この実施形態では、第1の滑車52の支軸50が、図中矢印Cの距離だけ伸長されると、内枠32の下端部は、図中矢印Dの距離だけ押し上げられ、内枠32が押し上げられる距離Dは、第1の滑車52の支軸50が押し上げられる距離Cの約2倍となる。この実施形態では、前記実施形態に比べて、内枠32の伸長倍率は低くなるが、第1の滑車52だけを設けるだけでよく、滑車機構を単純化して、製造コストを安価にすることができる。
図14〜18には、本発明による昇降ユニットの更に他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略することにする。
この実施形態の場合、内枠32が下方にあって、外枠31が上方から被せられるように組付けられ、外枠31が内枠32に対して上方に突出するように構成されており、更に、第1の滑車52を備える滑車機構とは別にもう一つの、他の滑車機構が設けられている点が前記実施形態と相違する。
この実施形態においては、図12,13に示す実施形態と同様に、直進アクチュエータとして電動アクチュエータ60が用いられており、この電動アクチュエータ60の先端である上端部にスライダ48が取付けられ、このスライダ48に支軸50を介して第1の滑車52が装着されている。図14,15に示すように、この第1の滑車52に、ワイヤロープ53がその両端を下方に垂下させるように巻回されて、その一端53bが内枠32の底板32dにブラケット32eを介して固定され、他端53aが外枠31の内側下方に固定されている。このように、第1の滑車52と、ワイヤロープ53とにより一つの滑車機構を構成している。
また、スライダ48には、図18に示す支持板70が連結されている。すなわち、この支持板70は、上方から見てほぼコ字状に折曲された部材からなり、逆L字状に立設された側壁71,71と、この側壁71,71を連結する前壁72とを有している。そして、側壁71,71の逆L字状に伸びる後方端部が、スライダ48に取付けられた補強板48aに溶接等の手段で連結されている。
また、側壁71,71の下端には、突出片71b、71bが設けられ、この突出片71b、71bに軸孔71a,71aが形成されている。そして、突出片71b、71bの間に第3の滑車74が配置され、上記軸孔71a,71aを貫通する支軸73によって回転可能に支持されている。
更に、図14〜17に示すように、上記第3の滑車74に、前記第1の滑車52に巻回されたワイヤロープ53とは逆の方向からワイヤロープ54が巻回され、その一端54aが外枠31の天井板31bに固定され、他端54bが内枠32の内側上方に固定されている。これらの第3の滑車74と、ワイヤロープ54とにより、上述の滑車機構とは別のもう一つの滑車機構が構成されている。
したがって、この実施形態では、電動アクチュエータ60の先端にスライダ48等を介して装着された第1の滑車52と、前記スライダ48から延設された支持板70に取付けられた第3の滑車74とに、それぞれ反対方向からワイヤロープ53,54が巻回されて、各ワイヤロープ53,54の端部が外枠31及び内枠32にそれぞれ固定されるように構成されている。
図14、15は、電動アクチュエータ60のロッド63が下方に引き込んで縮んだ状態を示しており、外枠31が内枠32に深く被さって高さが小さくなっている。
図16、17は、電動アクチュエータ60のロッド63が上方に押出されて、外枠31が内枠32に対して上昇した状態を示している。このとき、スライダ48及び支持板70を介して第1の滑車52及び第2の滑車74が一緒に上昇し、ワイヤロープ53によって内枠32に対して外枠31が引っ張り上げられる。このときの外枠31の上昇長さは、電動アクチュエータ60のロッド63の押し出し長さのほぼ2倍となる。
そして、伸縮フレーム33の長さがどのような状態であっても、電動アクチュエータ60が動かない状態では、伸縮フレーム33を縮めようとする場合、例えば、外枠31に上方から荷重が作用した場合には、第1の滑車52に巻回されたワイヤロープ53が突っ張って、外枠31が下降することを防止するので、外枠31に上方から加わる荷重を支えることができる。
また、電動アクチュエータ60が動かない状態では、伸縮フレーム33を引き伸ばそうとする場合、例えば、外枠31を内枠32から引き抜こうとする力が作用した場合には、第3の滑車74に巻回されたワイヤロープ54が突っ張るので、外枠31と内枠32とが離れて抜け外れてしまうことを防止できる。
また、2つの滑車機構を備える実施形態として、図19に示すような構造のものを採用することもできる。なお、図19は、その原理を示した模式図であり、細部の構造は省略されている。
この実施形態では、第1の滑車52に巻回されたワイヤロープ53の一端53aが、外枠31の内壁下縁部に固定され、上記ワイヤロープ53の他端53bが、内枠32の底壁にブラケット76を介して回転可能に支持された第2の滑車44に巻回された後、上方に伸びて電動アクチュエータ60のロッド63の先端に設けられたスライダ48に固定されている。
また、上記スライダ48に連設された支持板70を介して取付けられた前記第3の滑車74に、ワイヤロープ54が上記ワイヤロープ53とは反対方向から巻回され、このワイヤロープ54の一端54bが内枠32の内壁上縁部に固定され、他端54aが外枠31の上壁にブラケット77を介して取付けられた第4の滑車75に巻回された後、下方に伸びて支持板70に固定されている。
この実施形態では、電動アクチュエータ60のロッド63が伸びると、そのほぼ3倍の長さで外枠31が上昇する。また、電動アクチュエータ60が動かない状態では、外枠31に対して上方から荷重がかかったときには、ワイヤロープ53が突っ張ってその荷重を支持し、外枠31を内枠32に対して引っ張り上げようとする荷重がかかった場合には、ワイヤロープ54が突っ張ってその荷重に対抗するようになっている。
本発明は、例えば、椅子、テーブル、作業台など、様々な用途に利用することができる昇降ユニットを提供することができる。
本発明による昇降ユニットを適用した椅子を示す斜視図である。 同椅子を高くした状態を示す側面図である。 同椅子を低くした状態を示す側面図である。 同昇降ユニットの縮小した状態を示す側断面図である。 同昇降ユニットの縮小した状態を示す正面断面図である。 同昇降ユニットの伸張した状態を示す側断面図である。 同昇降ユニットの伸張した状態を示す正面断面図である。 同昇降ユニットの横断面図である。 同昇降ユニットの外枠の下部を示す部分斜視図である。 同昇降ユニットの内枠の下部を示す部分斜視図である。 同昇降ユニットの滑車機構を示す説明図である。 本発明による昇降ユニットの他の実施形態が示しており、側断面図であり、(a)は縮小した状態の側断面図、(b)は伸長した状態の側断面図である。 同昇降ユニットによる滑車機構を示す説明図である。 本発明による昇降ユニットの更に他の実施形態を示しており、縮小した状態を示す側断面図である。 同昇降ユニットの縮小した状態を示す正面断面図である。 同昇降ユニットの伸張した状態を示す側断面図である。 同昇降ユニットの伸張した状態を示す正面断面図である。 同昇降ユニットの支持板を示す斜視図である。 同昇降ユニットの他の態様を示す説明図である。
符号の説明
10 椅子
11 基台
12 キャスタ
13 椅子本体
14 座部
15 背もたれ部
16 肘掛部
17 連結棒
18 足載せ部
19 支持棒
19a 伸縮ロッド
20 支軸
21 ブラケット
30 昇降ユニット
31 外枠
31a 中間枠
31b 天井板
32 内枠
32a 外側ガイド
32b 内側ガイド
32c 支持板
32d 底板
32e ブラケット
33 伸縮フレーム
34 スライドレール
35 ブラケット
36 底板
37 支持板
38 支軸
39 下方ブラケット
40 シリンダ
41 ロッド
42 フリーストップダンパ
43 操作ワイヤ
44 第2の滑車
45 支持板
46 ブラケット
47 支軸
48 スライダ
48a 補強板
49 ガイド板
49a コ字状溝
50 支軸
51 上方ブラケット
51a 支持板
52 第1の滑車
53、54 ワイヤロープ
60 電動アクチュエータ
61 モータ
62 円筒ケース
63 ロッド
70 支持板
71 側壁
71a 軸孔
71b 突出片
72 前壁
73 支軸
74 第3の滑車
75 第4の滑車
76、77 ブラケット

Claims (6)

  1. 外枠と、該外枠内に収容されて、該外枠に対して摺動することにより伸縮可能に組付けられた内枠とを有する伸縮フレームと、
    前記伸縮フレームの内部に配置されて、前記外枠又は前記内枠に基端を固定された直進アクチュエータと、
    前記直進アクチュエータの先端に装着された第1の滑車と、該第1の滑車に巻回されて一端を前記外枠及び前記内枠の一方に固定され、他端を前記外枠及び前記内枠の他方に固定されるか、あるいは該他方に取付けられた第2の滑車を介して前記直進アクチュエータの先端部側に固定されたロープとを有する滑車機構とを備えていることを特徴とする昇降ユニット。
  2. 前記滑車機構と、
    前記直進アクチュエータの先端側から延出された支持板を介して前記第1の滑車よりも前記直進アクチュエータの基端寄りに取付けられた第3の滑車と、該第3の滑車に前記第1の滑車のロープとは逆の方向から巻回されて、一端を前記外枠及び前記内枠の一方に固定され、他端を前記外枠及び前記内枠の他方に固定されるか、あるいは該他方に取付けられた第4の滑車を介して前記支持板又は前記直進アクチュエータの先端側に固定されたロープとを有するもう一つの滑車機構とを備えている請求項1記載の昇降ユニット。
  3. 前記外枠と前記内枠との間にスライドレールが介装され、このスライドレールを介して前記外枠と前記内枠とが伸縮可能に組付けられている請求項1又は2記載の昇降ユニット。
  4. 前記直進アクチュエータの先端は、前記内枠内に配置されて前記内枠の長手方向に沿って移動するスライダに連結されている請求項1〜3のいずれか1つに記載の昇降ユニット。
  5. 前記滑車機構は、前記直進アクチュエータの両側にそれぞれ配置された一対のものからなる請求項1〜4のいずれか1つに記載の昇降ユニット。
  6. 前記直進アクチュエータは、フリーピストンタイプのダンパ、又は電動アクチュエータからなる請求項1〜5のいずれか1つに記載の昇降ユニット。
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