JP4518775B2 - 入浴介護補助装置 - Google Patents

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Description

本発明は、入浴介護補助装置に関し、特に、入浴者を昇降させて浴槽内へ入浴させる入浴介護補助装置に関する。
本出願人は、特許文献1、特許文献2、特許文献3又は特許文献4に開示されたような入浴介護補助装置を提案している。
特許文献1の図1及び図10に示された一実施例には、本体部分(補助力発生部分)がネジ機構を基本として構成され、補助力を伝達するアームがロッドを介して座席に連結され、この座席が昇降レールによって案内されることによって、座席の昇降に必要な鉛直方向の力を得るように構成された入浴介護補助装置が提案されている。
特許文献2の図1に示された一実施例には、本体部分(補助力発生部分)と座席がリンク機構を介して接続され、レバーの操作によって座席の昇降が可能な、座席片持ち吊上げ式のシンプルな構造の入浴介護補助装置が提案されている。
特許文献3の図1及び図4に示された一実施例には、本体部分(補助力発生部分)がネジ機構を基本として構成され、座席の昇降装置が倍ストロークを達成できるよう構成され、座席が吊下げられるワイヤが露出している入浴介護補助装置が提案されている。詳細には、操作により揺動するアームの先端に滑車を設け、この滑車に露出したワイヤを掛けて、この露出したワイヤに座席を直接吊上げることにより、座席の倍ストロークを達成している。
特許文献4の図1及び図3に示された一実施例には、座席を吊り下げるアームと、アームの吊下荷重に対応して該吊下荷重を相殺するような力を発生するばねと、吊下荷重とばねの力の差を制するようアームに作用し、操作によりアームを回動させ座席を昇降させるウォームアンドホイール機構とを有する入浴介護補助装置が提案されている。
特開2001−161780号公報
特開2001−17507号公報
特開2002−301129号公報
特願2002−240518
上記特許文献1〜4の入浴介護補助装置においては、動力を伝達する可動部分が露出しているものがある。
本発明の目的は、機能面においては介護者の労力を低減することができ、安全面においては入浴者及び介護者の双方の安全性が高められた入浴介護補助装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、第1の視点において、入浴者が着座する座席と、前記座席及び該座席に着座した入浴者による吊下荷重が印加されるアームと、前記アームに印加される吊下荷重に対応して該吊下荷重を相殺するような力を発生する力発生機構と、前記座席の昇降を案内する昇降レールと、前記昇降レールに内蔵され、且つ前記アームと前記座席の間に接続され、前記アームの鉛直方向に沿ったストロークに対して前記座席の同方向のストロークを増大する増ストローク機構と、を有する、ことを特徴とする入浴介護補助装置を提供する。
本発明の第1の視点に係る前記入浴介護補助装置によれば、操作量が増ストローク機構によって拡大されることにより、小さな操作量で大きな座席の昇降ストロークが得られ、さらに、増ストローク機構が昇降レールに内蔵されているため、装置の安全性が高い。
好ましくは、第1の視点において、本発明の第1の視点に係る前記入浴介護補助装置は、前記アームの先端にテンションロッドを接続し、前記テンションロッドに上昇降台をピン等で連結し、前記上昇降台にワイヤ吊上げ用の滑子を回転自在に枢支させることにより、ワイヤ等を昇降レールの中に収納(内蔵)する。これによって、装置の安全性、外観品質は大幅に向上し、福祉機器としての安全性、信頼性及び耐久性が改善される。
本発明は、第の視点において、前記昇降レールに内蔵された前記増ストローク機構は、前記アームに直接的又は間接的に接続され、前記アームの揺動に伴い前記昇降レール内を昇降する上昇降台と、前記上昇降台に設けられた滑子と、前記滑子に縣回されたワイヤ、チェーン又はベルト(以下「ワイヤ等」という)と、前記ワイヤ等の一側が取り付けられ且つ前記座席に接続され、前記アームの揺動に伴い前記昇降レール内を増大されたストロークで昇降する下昇降台と、前記ワイヤ等の他側を前記昇降レールに取り付ける取付部材と、を含んで構成され、前記アームの揺動に伴い前記上昇降台が昇降することにより、前記ワイヤ等を介して該上昇降台に接続された前記下昇降台に接続された前記座席が増大されたストロークで昇降することを特徴とする入浴介護補助装置を提供する。
本発明は、第の視点において、前記入浴介護補助装置に、前記吊下荷重と前記ばね力の差を制するよう前記アームに対して作用し、操作されることによって前記アームを揺動させ前記座席に着座した前記入浴者を上下させる、ウォームアンドホイール機構、或いはボールネジ機構等の減速機構を組合わせる。さらに、好ましくは、前記減速機構が、前記アームの揺動を停止させるセルフロック機構を兼ねる。
本発明は、第の視点において、前記力発生機構は、少なくともばね機構を含んで構成されることを特徴とする入浴介護補助装置を提供する。この構成によれば、装置の使用上の安全性及び耐久性が高い入浴介護補助装置が低コストで提供される。
本発明の入浴介護補助装置は、動力を伝達する可動部分(例えば、ワイヤ等)が昇降レールに内蔵されるため、入浴者及び介護者の安全性に対して十分な配慮が払われているものである。また、本発明の入浴介護補助装置は、座席の増ストロークを達成するための機構を備えているため、介護者の労力を削減することができる。したがって、本発明の入浴介護補助装置は、福祉機器(介護機器)として、安全面及び機能面の両面において非常に優れた装置である。
本発明の好ましい実施の形態を説明する。
本発明の好ましい実施の形態に係る入浴介護補助装置は、前記昇降レールに内蔵された前記増ストローク機構は、前記アームに直接的又は間接的に接続され、前記アームの揺動に伴い前記昇降レール内を昇降する上昇降台と、前記上昇降台に設けられた滑子と、前記滑子に縣回されたワイヤ、チェーン又はベルト(以下「ワイヤ等」という)と、前記ワイヤ等の一側が取り付けられ且つ前記座席に接続され、前記アームの揺動に伴い前記昇降レール内を増大されたストロークで昇降する下昇降台と、前記ワイヤ等の他側を前記昇降レールに取り付ける取付部材と、を含んで構成され、前記アームの揺動に伴い前記上昇降台が昇降することにより、前記ワイヤ等を介して該上昇降台に接続された前記下昇降台に接続された前記座席が増大されたストロークで昇降することを特徴とする。前記入浴介護補助装置によれば、ワイヤ等の動力を伝達する可動部分、すなわち、ワイヤ等、上下昇降台及び滑子等がいずれも前記昇降レールに内蔵されるため、安全性が向上されている。
さらに、好ましくは、上昇降台ないし下昇降台の昇降を円滑にするため、上昇降台ないし下昇降台に昇降ローラを取付ける。また、ワイヤ等が縣回される滑子としては、滑車(例えば溝付き滑車)、コロのような摺動部材等或いはチェーンの場合には歯車、を用いることができ、ワイヤ等の円滑な繰り出し入れを可能とする種々の部材を用いることができる。
本発明の入浴介護補助装置には、本出願人が上記特許文献1〜4に開示した車椅子ないし座席、車椅子と座席間の脱着機構、座席とアームとの脱着機構等を適用することができる。
本発明の好ましい実施の形態に係る入浴介護装置においては、アームを水平方向に平行ないし回転移動することができる。これによって、着座した入浴者を洗い場と浴槽の間を水平方向に移動させることが容易となる。例えば、アームを横行移動させる場合には、浴室に横行レールを架設し、一方、アームを回転移動させる場合には、浴室にポールを架設し、このポールにアームが枢支されている部材を旋回可能に取り付ける。
本発明の好ましい実施の形態に係る入浴介護補助装置は、前記増ストローク機構と組合わせられる機構として、回動可能な軸と、前記軸に装着され、その一端に座席と該座席に着座した入浴者を吊り下げるアームと、前記アームに印加される吊下荷重に対応して該吊下荷重を相殺するような力を発生するばねと、前記ばねに連結されたばね軸と、前記軸と一体に揺動するレバーと、前記ばね軸と前記レバーとの間に揺動可能に連結され前記ばねから前記ばね軸を介して伝達される前記ばね力を前記レバー及び前記軸を介して前記アームに伝達する揺動軸と、前記吊下荷重と前記ばね力の差を制するよう前記軸を介して前記アームに作用し、操作により前記軸を介して前記アームを揺動させ前記座席に着座した前記入浴者を上下させるウォームアンドホイール機構と、を有する。
この入浴介護補助装置は、アームの吊下荷重を相殺するような力を発生するばねの作用と、前記ウォームアンドホイール機構が発揮する倍力作用により、小さな操作力で動作させることができる。したがって、本発明の好ましい実施の形態に係る入浴介護補助装置は、前記ウォームアンドホイール機構を手動操作することによって、作動する。なお、場合によっては、前記ウォームアンドホイール機構を手動以外の操作方法により駆動することができる。
前記ウォームアンドホイール機構を備えた入浴介護補助装置の動作を説明する。この入浴介護補助装置においては、アームの一端に入浴者の体重等による吊下荷重が印加され、該アームの他端に前記吊下荷重に対抗するばね力が作用する。前記アームに作用する前記吊下荷重と前記ばね力の差は、前記ウォームアンドホイール機構によって補償されることにより、前記アームの揺動停止状態が維持される。入浴者を昇降させるときは、前記ウォームアンドホイール機構を介護者等が手動操作等することにより、アームが揺動され入浴者が昇降される。このとき、介護者が手動操作を停止すれば、前記ウォームアンドホイール機構が発揮するセルフロック機構によってアームの揺動は自動的に制止される。
この入浴介護装置によれば、前記アーム、前記レバーそれぞれに作用する力の軸を回動する力は、揺動アームの角位置、ばね作用のアームの角位置、ばねの伸縮力によって色々に変化するが何れにしても相殺方向で差は小さくなり、手動でも比較的小さな力で容易に前記ウォームアンドホイール機構を操作することができる。
さらに、手動操作の利点を以下に例示する:
(1)微小の調整可能;
(2)前記ウォームアンドホイール機構の操作を止めれば直ちに止まる、すなわち、オーバーランがない;
(3)誤操作は直ちに判断できる;
(4)操作が低速でやさしくできる。
また、この入浴介護補助装置によれば、入浴者等が浴槽内に浸漬されているとき、アームには浮力が働き、浴槽外では、アームに浮力は作用せず、アームを揺動させるために必要な力はアームの角度により変化する(図7(A)参照)。他方、アームに作用するばね力は、ばねのリニアーな作用力の変化と、レバーの角度の両方に起因して変化する(図7(B)参照)。このように、アームを制止させるために要する力は、浮力の有無及びアームの角度によって変化する。本発明の入浴介護装置によれば、揺動軸を介してアームに作用するばねの作用構造、及び前記ウォームアンドホイール機構によって、前記アームを制止させるために要する力の変化に応じた、力が発生される。
この入浴介護補助装置は、構造が簡単で部品点数を少なくすることができ、故障しにくく、保守点検が容易であり、故障箇所が少なく、小さな操作力で操作することができる。また、この入浴介護補助装置によれば、入浴者の体重を支える機構の構造を単純化することが可能であり、入浴者が湯中に漬かることによる浮力が発生して、入浴者の体重等の負荷と、入浴者の体重を支える機構が発生する力との間に不均衡が生じた場合であっても、入浴者が上下動することが防止される。
本発明の入浴介護補助装置において、座席及び入浴者を支持し昇降させる力を発生し、或いは操作力を倍力して前記座席及び入浴者を支持し昇降させる力を発生する機構(動力源)には、手動及び/又は電動、その他適切な方式(水力、油圧など)の機構を用いることができ、例えば、ばね機構、ウォームアンドホイール機構、ネジ機構(ボールネジ機構)及びモータ機構を種々に組合わせて用いることができる。力発生機構の組合わせ例を下記に例示する:
(1)ばね機構+ウォームアンドホイール機構;
(2)ばね機構+ウォームアンドホイール機構+モータ機構;
(3)ばね機構+ネジ機構+モータ機構;
(4)ばね機構+モータ機構;
(5)ウォームアンドホイール機構+モータ機構。
以上説明した本発明の好ましい実施の形態をさらに明確化するために、以下図面を参照して、本発明の一実施例を説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る入浴介護補助装置を模式的に説明する図である。
図1を参照すると、本発明の一実施例に係る入浴介護補助装置は、ばね機構(揚力部)45及びウォームアンドホイール機構(減速機構)(14,15)が作用するアーム2と、座席30との間に接続される増ストローク機構50を特徴とする。
座席30には入浴者が着座する。
アーム2には、座席30及び座席30に着座した入浴者による吊下荷重が印加される。
ばね機構45は、アーム2に印加される吊下荷重に対応して該吊下荷重を相殺するような力を発生する。
ウォームアンドホイール機構(14,15)は、前記吊下荷重と前記ばね力の差を制するようアーム2に対して作用し、ウォームアンドホイール機構(14,15)のウォームに接続されたハンドル10が操作されることによってアーム2を揺動させ、座席30に着座した入浴者を上下させる。
昇降レール48は座席30の昇降を案内する。
ばね機構45及びウォームアンドホイール機構(14,15)を内蔵する本体1と、昇降レール48は、横行レール46上を走行することができる。
増ストローク機構50は、昇降レール48に内蔵され且つアーム2と座席30の間に接続され、アーム2の鉛直方向のストロークに対して座席30の同方向のストロークを拡大する。
増ストローク機構50において、上昇降台51はアーム2にテンションロッド47を介して吊下げられ、下昇降台55は、上昇降台51に対して、上昇降台51上の滑子53及び滑子53に縣回されたワイヤ54を介して対して懸架されている。ワイヤ54等は全て、昇降レール48に内蔵されている。下昇降台55には、座席30が取付けられる。上昇降台51及び下昇降台55には、昇降レール48内部を走行する上ローラ52及び下ローラ56がそれぞれ取り付けられいる。したがって、座席30は、上昇降台51の昇降ストロークに対して2倍に拡大された昇降ストロークで、昇降レール48内を上下する。
なお、ばね機構(揚力部)45及びウォームアンドホイール機構(減速機構)(14,15)の詳細については、図3以降を参照して後述する。
続いて、図1に示した入浴介護補助装置の具体的な構成例を説明する。
図2は、図1に示した入浴介護補助装置の具体的な構成例であって一部破断要部正面図である。
図1及び図2を参照すると、この入浴介護補助装置は、昇降レール48に内蔵される増ストローク機構50として、アーム2にテンションロッド47を介して間接的に接続され、アーム2の揺動に伴い昇降レール48内を昇降する上昇降台51と、上昇降台51に設けられ、昇降レール48内を運動することにより上昇降台51の昇降を案内する上ローラ52と、上昇降台51に設けられた滑子53と、滑子53に縣回された第1のワイヤ,第2のワイヤ54a,54bと、第1のワイヤ,第2のワイヤ54a,54bの一側が取り付けられ、アーム2の揺動に伴い昇降レール48内を拡大されたストロークで昇降し、座席30に接続される下昇降台55と、下昇降台55に設けられ、昇降レール48内を運動することにより上昇降台51の昇降を案内する下ローラ56と、第1のワイヤ,第2のワイヤ54a,54bの他側を昇降レール48に取付けるワイヤ固定部材(取付部材)57と、を有している。
昇降レール48は、チャンネル状に形成され、浴室に配置される枠材等に固定されて、鉛直方向に関して不動にされる。なお、昇降レール48を水平方向に可動ないし回転可能にしてもよい。
第1のワイヤ,第2のワイヤ54a,54bの一側は、吊上金具59を介して下昇降台55に取り付けられ、同他側は、ワイヤ固定部材57を介して昇降レール48に取り付けられている。第1のワイヤ,第2のワイヤ54a,54bの他側の固定位置は、第1のワイヤ調整機構,第2のワイヤ調整機構58a,58bによって調整可能である。
上昇降台51、上ローラ52、滑子53、第1のワイヤ,第2のワイヤ54a,54b、下昇降台55、下ローラ56はいずれも、昇降レール48に内蔵されている。図8に、上述した第1のワイヤ,第2のワイヤ等の動力を伝達する可動部分が、昇降レール48に内蔵されている様子を示す(図2と図8を対照のこと)。
図1及び図2を参照して、この入浴介護補助装置の動作を詳細に説明する。
介護者が本発明の一実施例に係る入浴介護補助装置を用いて入浴者を入浴させるとき、介護者は、座席30に入浴者を乗せ、浴室に架設された入浴介護補助装置の前まで運び、座席30をアーム2側、具体的には下昇降台55に吊下げる。介護者は、操作ハンドル10を所定方向に操作して、アーム2を上方に揺動させ、入浴者を座席30と共に上昇させる。このとき、ばね機構45(例えば、図5のばね20等参照)のばね力によって、アーム2には、入浴者を支持する補助力が作用しているため、介護者は小さな操作力で操作ハンドル10を操作することができる。そして、介護者は、アーム2を旋回又は入浴介護装置の本体1全体を水平方向に移動させることにより、入浴者を洗い場上から浴槽上に移動させる。介護者は、操作ハンドル10を反対方向に操作して、アーム2を下降する方向に揺動させ、入浴者を浴槽内の湯中に浸漬する。このとき、入浴者及び座席30には浮力が働き、この浮力はアーム2を上昇させる力として作用する。しかし、ウォームアンドホイール機構(14,15)が発揮するセルフロック機構によって、アーム2の介護者の意思に反した揺動が防止されているため、入浴者は十分に湯に漬かることができる。
また、増ストローク機構50の作用によって、アーム2の揺動に伴い上昇降台51が昇降するとき、上昇降台51に設けられた滑子53に縣回された第1のワイヤ,第2のワイヤ54a,54bを介して、上昇降台51に吊下げられた下昇降台55及び座席30は倍ストロークで昇降する。座席30の昇降は、昇降レール48内を転動ないし摺動する上ローラ52、下ローラ56によって案内されるため、入浴者は安定した状態で昇降される。
次に、図1等に示した入浴介護補助装置に適用されるウォームアンドホイール機構及びばね機構(揚力部)を詳細に説明する。
図3は、図1に示した入浴介護補助装置に適用されるウォームアンドホイール機構及びばね機構(揚力部)を説明するための側面図である。図4は、図3の動作図である。図5は、図3のウォームアンドホイール機構及びばね機構(揚力部)揚力部及びセルフロック機構の詳細図である。図6は、図5のスケルトン図である。
図3〜図6を参照すると、この入浴介護補助装置は、回動可能なシャフト(軸)5と、シャフト5に装着され、その一端に座席30と座席30に着座した入浴者を吊り下げるアーム2と、アーム2に印加される吊下荷重に対応して該吊下荷重を相殺するような力を発生するばね20と、ばね20に連結されたばね軸17と、シャフト5と一体に揺動するレバー2aと、ばね軸17とレバー2aとの間に揺動可能に連結さればね20からばね軸17を介して伝達されるばね力をレバー2a及びシャフト5を介してアーム2に伝達する揺動軸16と、前記吊下荷重と前記ばね力の差を制するようシャフト5を介してアーム2に作用し、操作によりシャフト5を介してアーム2を揺動させ座席30に着座した入浴者を上下させるウォームアンドホイール機構(14,15)とを有する。アーム2は、上下方向に揺動可能にケース1aに枢支され座席30が吊下げられる。ばね20は、ケース1aに内蔵され、ケース1aとばね軸17の間に圧縮介装されて、アーム2に印加される入浴者等の重量を支持する力を発生する。ウォームアンドホイール機構(14,15)において、ウォームホイール15はアーム2と一体に回転し、ウォームホイール15にはウォームギア14が噛合している。操作ハンドル10を手動操作することにより、ウォームギア14及びウォームホイール15が回転し、アーム2が上下方向に揺動する。
アーム2は、本体1のケース1aにアーム2と一体回転するシャフト(回動可能な軸)5を介して枢支されている。ケース1aは、浴室に架設されるポール1bに対して少なくとも鉛直方向に関して静止するよう取付けられている。ポール1bには、ポール1aを安定して架設するため、水平方向に延在するパイプ1c,1dが取付けられている。アーム2はベルクランク状に形成されている。アーム2には、ピン6及びピン8を介してテンションロッド3が連結されている。アーム2及びテンションロッド3にはそれぞれ、ピン7及びピン8を介してブラケット4が連結されている。アーム2、テンションロッド3及びブラケット4は、平行パンダグラフ機構を形成している。ブラケット4は、一定の姿勢を保持して移動する。ブラケット4には、ハンガーキャッチ9が取付けられている。ハンガーキャッチ9には、係合部9a,9bが形成されている。
なお、テンションロッド3が図1及び図2に示したテンションロッド47に相当し、テンションロッド3に図1及び図2に示した上昇降台51を接続することができる。
座席30及び車椅子41について説明する。座席30のハンガー31には、座席30を車椅子41から入浴介護補助装置側に受け渡す際に、係合部9a,9bと係合する被係合部31a,31bが形成されている。座席30は、座席30が車椅子41に取付けられる際に、車椅子41のパイプ部44と係合するパイプ部31cを備えている。座席30は、フットレスト31dを備えている。車椅子41は、パイプ部31cを解除可能にロックする座席ロック機構42と、車輪ロック機構43とを備えている。
[揚力部(ばね機構)]
揚力部について詳細に説明する。図5及び図6を参照すると、シャフト(回動可能な軸)5には、レバー2aが装着(固定)されている。レバー2aには、ピン16aを介して揺動軸16が揺動可能に連結されている。揺動軸16には、ピン17aを介してばね軸17が揺動可能に連結されている。ピン17aにはローラ17bが装着されている。ケース1aには、ローラ17bをばね20の伸縮方向(ばね軸17の軸方向)に沿って案内するローラガイド1eが形成されている。この機構によって、ばね20の寄りがなくばねケースへの接触が発生しない。ばね軸17にはばね座18がナット21によって位置調整可能に支持されている。ケース1a内には、ばね受け19が形成されている。ばね座,ばね受け18,19の間に、ケース1aに内蔵されたばね20が圧縮介装されている。
[ウォームアンドホイール機構(セルフロック機構、減速機構、倍力機構)]
ウォームアンドホイール機構(セルフロック機構)について詳細に説明する。図5及び図6を参照すると、シャフト5には、ウォームホイール15が一体回転するよう固定されている。ウォームホイール15にはウォームギヤ14が噛合している。ウォームギヤ14は、ユニバーサルジョイント12及びギヤボックス11を介して操作ハンドル10が連結されている。
引き続き図3〜図6を参照して、この入浴介護補助装置の動作を説明する。
介護者が本発明の一実施例に係る入浴介護補助装置を用いて入浴者を入浴させるとき、介護者は、車椅子41に取り付けられた座席30に入浴者を乗せ、浴室に架設された入浴介護補助装置の前まで運ぶ。介護者は、車輪ロック機構43を操作して、車椅子41を定置させる。介護者は、座席ロック機構42を解除して、座席30をアーム2側に吊下げる。介護者は、操作ハンドル10を所定方向に操作して、アーム2を上方に揺動させ、入浴者を座席30と共に上昇させる。このとき、ばね20のばね力によって、アーム2には、入浴者を支持する補助力が作用しているため、介護者は小さな操作力で操作ハンドル10を操作することができる。そして、介護者は、アーム2を旋回又は入浴介護装置の本体1全体を水平方向に移動させることにより、入浴者を洗い場上から浴槽上に移動させる。介護者は、操作ハンドル10を反対方向に操作して、アーム2を下降させ、入浴者を浴槽内の湯中に浸漬する。このとき、入浴者及び座席30には浮力が働き、この浮力はアーム2を上昇させる力として作用する。しかし、ウォームギア14及びウォームホイール15からなるセルフロック機構によって、アーム2の介護者の意思に反した揺動が防止されているため、入浴者は十分に湯に漬かることができる。
図7(A)は、本発明の一実施例に係る入浴介護装置において、湯中又は湯外(湯なし)において入浴者の体重によって発生するモーメントとアーム角度の関係を示すグラフであり、図7(B)は、同装置が発生するばね力及びこのばね力によるばねモーメントとアーム角度の関係を説明するためのグラフである。
図7(A)を参照すると、入浴者が湯に漬かることにより、アーム2(図3参照)に対するモーメントは変化する。この入浴介護補助装置によれば、このモーメント変化がセルフロック機構によって吸収される。また、図7(B)を参照すると、この入浴介護補助装置によれば、ばね20(図5参照)の発生するばね力がアーム2の揺動角度に対してリニアに変化するのに対して、ばね20が発生するモーメントはアーム2の揺動角度に対して所定の曲線にしたがって変化する。すなわち、図7(A)に示した入浴者の重量によって発生するモーメントの変化と同様に、図7(B)に示すように、ばね20が発生するモーメントが変化することにより、介護者は常に適切な小さな操作力で操作ハンドル10を回転させることができる。
以上説明した本発明の一実施例に係る入浴介護補助装置の効果を例示する:
(1)この入浴介護補助装置は、動力を伝達する可動部分(例えば、ワイヤ等)が昇降レールに内蔵されているため、入浴者及び介護者の安全性に対して十分な配慮が払われている。
(2)この入浴介護補助装置は、座席を増ストロークで昇降させることができるため、洗い場の床面と浴槽内の湯面の相対位置によって変動する座席の所要ストローク長さに広範囲に適合できる;
(3)本体側に、座席に座る入浴者の重さと近似的に釣り合う方向に働き、小さな力でアームを揺動させることができる種々の機構を設けることができる。これによって、介護者に要求される操作力が小さくなり、入浴介護に要する労力が低減される。
(4)昇降レール側に増ストロークを実現するための機構をすべて配置することにより、本体側に配置される、座席及び入浴者の荷重が印加されるアームを揺動するための力を発生するための動力源として、本出願人が上述の特許文献1〜4に提案した機構等を用いることができる;
(5)座席が昇降レールによって案内されながら上下にスライドするため、入浴者が安定した状態で上下に昇降される。
本発明の入浴介護補助装置は、特別の動力源を必要としないよう構成できるため、既設の浴室、例えば、一般家庭の浴室に好適に適用される。また、本発明の入浴介護補助装置は、介護施設にも好適に適用される。
本発明の一実施例に係る入浴介護補助装置を模式的に説明する図である。 図1に示した入浴介護補助装置の具体的な構成例であって一部破断要部正面図である。 図1に示した入浴介護補助装置に適用されるウォームアンドホイール機構及びばね機構(揚力部)を説明するための側面図である。 図3の動作図である。 図3のウォームアンドホイール機構及びばね機構(揚力部)揚力部及びセルフロック機構の詳細図である。 図5のスケルトン図である。 (A)は、図2に示した入浴介護補助装置において、湯中又は湯外において入浴者の体重によって発生するモーメントとアーム角度の関係を示すグラフ、(B)は、同装置が発生するばね力及びばねモーメントとアーム角度の関係を説明するためのグラフである。 本発明の一実施例に係る入浴介護補助装置において、ワイヤ等の動力を伝達する可動部分が、昇降レールに内蔵されている様子を示す正面図である。
符号の説明
1 本体
1a ケース
1b ポール
1c,1d パイプ
1e ローラガイド
2 アーム
2a レバー
3 テンションロッド
4 ブラケット
5 シャフト
6 ピン
7 ピン
8 ピン
9 ハンガーキャッチ
9a,9b 係合部
10 操作ハンドル
11 ギヤボックス
12 ユニバーサルジョイント
14 ウォームギア
15 ウォームホイール
(14,15) ウォームアンドホイール機構
16 揺動軸
16a ピン
17 ばね軸
17a ピン
17b ローラ
18 ばね座
19 ばね受け
20 ばね
21 ナット
30 座席
31 ハンガー
31a,31b 被係合部
31c パイプ部
31d フットレスト
41 車椅子
42 座席ロック機構
43 車輪ロック機構
44 パイプ部
45 ばね機構
46 横行レール
47 テンションロッド
48 昇降レール
50 増ストローク機構
51 上昇降台
52 上ローラ
53 滑子(プーリ)
54,54a,54b ワイヤ,第1のワイヤ,第2のワイヤ
55 下昇降台
56 下ローラ
57 ワイヤ固定部材(ワイヤ取付部材)
58a,58b 第1のワイヤ調整機構,第2のワイヤ調整機構
59 吊上金具

Claims (3)

  1. 入浴者が着座する座席と、
    前記座席及び該座席に着座した入浴者による吊下荷重が印加されるアームと、
    前記アームに印加される吊下荷重に対応して該吊下荷重を相殺するような力を発生する力発生機構と、
    前記座席の昇降を案内する昇降レールと、
    前記昇降レールに内蔵され、且つ前記アームと前記座席の間に接続され、前記アームの鉛直方向に沿ったストロークに対して前記座席の同方向のストロークを増大する増ストローク機構と、
    を有し、
    前記昇降レールに内蔵された前記増ストローク機構は、
    前記アームに直接的又は間接的に接続され、前記アームの揺動に伴い前記昇降レール内を昇降する上昇降台と、
    前記上昇降台に設けられた滑子と、
    前記滑子に縣回されたワイヤ、チェーン又はベルト(以下「ワイヤ等」という)と、
    前記ワイヤ等の一側が取り付けられ且つ前記座席に接続され、前記アームの揺動に伴い前記昇降レール内を増大されたストロークで昇降する下昇降台と、
    前記ワイヤ等の他側を前記昇降レールに取り付ける取付部材と、
    を含んで構成され、
    前記アームの揺動に伴い前記上昇降台が昇降することにより、前記ワイヤ等を介して該上昇降台に接続された前記下昇降台に接続された前記座席が増大されたストロークで昇降することを特徴とする入浴介護補助装置。
  2. さらに、前記吊下荷重と前記力発生機構が発生する力の差を制するよう前記アームに直接又は間接的に作用し、操作されることによって前記アームを揺動させて前記座席に着座した前記入浴者を上下させ、且つ前記アームの揺動を停止させるセルフロック機構を兼ねる減速機構を有することを特徴とする請求項記載の入浴介護補助装置。
  3. 前記力発生機構は、少なくともばね機構を含んで構成されることを特徴とする請求項1又は2記載の入浴介護補助装置。
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