JP2007230716A - 階段昇降機の着座装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 利用者の不用意な脚の変位を防止して、利用者の姿勢を安定に保持し、昇降時の安全性を向上することができる階段昇降機の着座装置を提供する。
【解決手段】 案内レール8に沿って昇降駆動する昇降機本体9に基台を介して座板24が第1軸線L1まわりに回動可能に設けられるとともに、背板28が固定され、座板24の壁7寄りの側部と背板28の下端部との間に第2および第3軸線L2,L3まわりに回動可能に第1および第2ベルト部分25,26を設ける。第2ベルト部分26の遊端部にはシートベルト62を収容する巻取り具62が装着され、第1ベルト部分25の遊端部には留め具60が装着され、シートベルト62の先端部が連結された差込み具63を着座した利用者の脚部上を経て留め具60に係止することによって、利用者の脚部および体幹を安定に保持し、昇降時の安全性を向上する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建物の階段に沿って昇降する階段昇降機に搭載される着座装置の改良に関する。
図7は、従来技術の着座装置1を搭載した階段昇降機2を示す斜視図であり、この従来技術は引用文献1に記載されている。福祉施設および家庭の家屋などの建物3には、高齢者、病人および身体障害者などの利用者が、下層階4および上層階5間の移動を支援するため、階段6に臨む壁7には階段昇降機2が設置されている。
前記階段昇降機2は、階段6に臨む壁7に前記階段6に沿って平行に設けられる2本の案内レール8と、案内レール8に沿って上昇方向A1および下降方向A2に走行する昇降機本体9と、昇降機本体9に搭載される着座装置1とを含む。
前記着座装置1は、利用者が着座する座板11と、座板11の壁7寄りの一側部から上方に立ち上がり、利用者の背部を支持する背板12と、前記座板11の左右両側部に基端部が回動可能に連結される一対の肘掛け13a,13bとを有する。これらの座板11、背板12および一対の肘掛け13a,13bは、前記昇降機本体9の上部に固定された基台14に取り付けられる。
前記背板12は、基台14に下端部が固定され、座板11および各肘掛け13a,13bは、略水平な軸線L1まわりに矢符B1,B2方向に回動可能に連結される。階段昇降機2を使用しないときには、座板11および肘掛け13a,13bを背板12に近接する矢符B1方向に回動させて退避させ、階段6の通行に邪魔にならないように構成されている。
前記階段昇降機2の利用者は、自力で階段6の昇降が困難な高齢者、病人および身体障害者などでため、移動中に利用者が不用意に身体を着座装置1から移動させてしまうおそれがあり、利用者またはその介助者は、利用者の身体が着座装置1からずれることなく、安定した姿勢が保たれるように、昇降動作が完了するまで細心の注意を払わなければならないという問題がある。
このような問題を解決する他の従来技術は、特許文献2に記載されている。この従来技術では、階段昇降機の利用者の身体が昇降中に着座装置からずれることを防止するために、背板にはシートベルトが設けられる。前記背板は、利用者の背部を支持するシート部と、このシート部を外囲する逆U字状の手持ちパイプとによって構成され、前記手持ちパイプに前記シートベルトの基端部が取り付けられ、着座装置に着座した利用者の身体に前記シートベルトを装着することによって、昇降時に利用者の身体が不用意に変位してしまうことを防止している。
特開2004−16739号公報 特開2004−307206号公報
前述の特許文献2に記載される従来技術では、着座した利用者の身体が昇降中にずれないように背板にはシートベルトが設けられるが、このシートベルトを利用者が装着した状態では、シートベルトによって拘束されるのは利用者の胴体だけであり、両脚は拘束されていない。そのため、利用者が運動障害などによって両脚または片脚を自己の意思で統御することができない身体障害者である場合には、利用者の脚が着座装置から階段側へ脱落し、姿勢が不安定になってしまうという問題がある。
本発明の目的は、利用者の不用意な脚の変位を防止して、利用者の姿勢を安定に保持し、昇降時の安全性を向上することができる階段昇降機の着座装置を提供することである。
本発明は、建物の階段または階段に臨む壁に設置された案内レールに沿って走行する昇降機本体に、利用者が着座する座板と利用者の背部を支持する背板とが搭載される階段昇降機の着座装置において、
前記昇降機本体の上部に固定される基台と、
前記基台に、略水平な着座位置と略垂直な退避位置とにわたって略水平な第1軸線まわりに回動可能に設けられる座板と、
前記基台に、前記退避位置に配置された座板と対向するように設けられる背板と、
前記基台の一側部に、基端部が前記第1軸線にほぼ平行な第2軸線まわりに回動可能に連結される第1ベルト部分と、
前記基台の他側部に、基端部が前記第1軸線にほぼ平行な第3軸線まわりに回動可能に連結される第2ベルト部分と、
前記第1ベルト部分と第2ベルト部分とを、相互に接続しかつその接続状態を解除する接続手段と、
前記第1および第2ベルト部分が第2および第3軸線まわりに背板に近接する方向へ回動するときの回動変位を、回動中心を含む鉛直な仮想一平面よりも座板側に傾斜した前記背板近傍の予め定める上限位置で阻止する上限制限手段とを含むことを特徴とする階段昇降機の着座装置である。
本発明に従えば、住宅および養護施設などの建物の階段部には、階段昇降機が設置される。この階段昇降機は、階段または階段に臨む壁に、下層階および上層階にわたって延びる案内レールが固定され、案内レールに沿って昇降機本体が走行するように構成される。昇降機本体の上部には、基台が固定され、基台には座板と背板とが設けられ、利用者が座板に腰掛けて背部を背板に当接させて安定に着座し、接続手段によって各ベルト部分を接続して両脚を固定した状態で、下層階と上層階とにわたって移動することができる。なお、本発明において、用語「脚」は、胴体または体幹から分離した下肢をいう(以下同じ)。
前記利用者は、健常者であってもよいが、自発運動に障害を伴なう身体障害者、および本人の意思によらずに身体が運動する不随意運動を伴なう身体障害者に対しても、利用者が着座した状態で脚が不用意に動いてしまうことを阻止することができ、本発明に従う着座装置を有利に実施することができる。このような第1および第2ベルト部分ならびに接続手段によって、利用者の両脚を座板に拘束して、両脚の変位を防止することができる。しかも両脚の変位が拘束されることによって、着座した利用者の体幹が傾斜することをも防止し、姿勢を安定させた状態で昇降移動することができる。
前記基台の一側部には、第1ベルト部分の基端部がほぼ水平な第2軸線まわりに回動可能に連結される。また前記基台の他側部には、第2ベルト部分の基端部がほぼ水平な第3軸線まわりに回動可能に連結される。第1ベルト部分と第2ベルト部分とは、接続手段によって相互に着脱可能に接続される。この接続手段は、たとえば一方のベルト部分の遊端部に設けられるスルータングとも呼ばれる差込み金具と、他方のベルト部分の遊端部に設けられるバックルとも呼ばれる留め金具とを含んで構成されてもよい。
これらの第1および第2ベルト部分は、第2および第3軸線まわりに背板に近接する方向へ回動するときの回動変位が、上限位置制限手段によって回動中心を含む鉛直な仮想一平面よりも座板側に傾斜した背板近傍の予め定める上限位置で阻止される。
このように第1および第2ベルト部分の上限位置が前記鉛直な仮想一平面よりも座板側に傾斜していることによって、第1および第2ベルト部分は、前記上限位置から座板に近接する方向に接続手段とともに自重によって前記第2軸線まわりに回動し、背板近傍に退避した退避位置から着座位置に配置された座板側の使用位置へ復帰させることができる。
前記第1および第2ベルト部分の使用位置から退避位置へ回動させるための構成としては、座板の幅を第1および第2ベルト部分間の間隔よりも大きくして、座板を第1軸線まわりに背板に近接する方向に回動させて使用位置から退避させることによって、第1および第2ベルト部分を座板によって背板に近接する方向へ押圧するようにしてもよく、あるいは座板の両側部に第1および第2ベルト部分を背板に向かって押圧するための部材を別途に設け、座板を第1軸線まわりに背板に近接する方向へ回動させたとき、前記押圧するための部材が第1および第2ベルト部分に座板の回動方向下流側から当接して第1および第2ベルト部分を背板側へ押圧し、座板が背板に最も近接した退避位置に到達したとき、第1および第2ベルト部分が上限位置に到達するようにしてもよい。
前記座板は、前述したように、基台に対して第1軸線まわりに回動可能に設けられるので、階段昇降機を使用しないとき、階段の歩いて昇降するために用いられる領域から座板を退避させ、階段の昇降に利用される空間が階段昇降機によって占有される領域を少なくして、階段昇降機を使用しないにもかかわらず階段の前記昇降するために用いられる領域が減少するという不具合の発生を防止することができる。
また本発明は、前記第1および第2ベルト部分が前記第2および第3軸線まわりに前記着座位置に配置された座板に近接する方向へ回動するときの回動変位を、回動中心を含む水平な仮想一平面よりも背板側に傾斜した予め定める下限位置で阻止する下限位置制限手段を含むことを特徴とする。
本発明に従えば、前記座板が背板に近接して起立した状態から第1軸線まわりに回動させて着座位置に配置された状態において、第1および第2ベルト部分が第2および第3軸線まわりに前記座板に近接する方向へ回動しても、その回動変位は下限位置制限手段によって阻止され、前記回動中心を含む水平な仮想一平面よりも座板側に傾斜した予め定める下限位置を超えて回動して垂れ下がってしまうことが防がれ、利用者が着座したときに第1および第2ベルト部分を容易に装着することができる。
さらに本発明は、前記背板は、前記第1および第2ベルト部分が第2軸線まわりに回動したときの回動経路に臨んで相互に近接する方向に退避した退避部を有することを特徴とする。
本発明に従えば、前記背板は、前記第1および第2ベルト部分が第2および第3軸線まわりに回動したときの回動経路に臨んで相互に近接する方向に退避した退避部を有するので、第1および第2ベルト部分が上限位置に配置されたとき、第1および第2ベルト部分が背板に干渉することが防がれ、使用時に座板を起立した退避位置から略水平な着座位置に向かって回動させたとき、第1および第2ベルト部分が自重によって座板に近接する方向に回動し、手動による操作を必要とせず、確実に使用位置へ復帰させることができる。
本発明によれば、基台には第1および第2ベルト部分が設けられ、各ベルト部分は接続手段によって着脱可能に接続されるので、使用時に利用者が座板に着座した状態で各ベルト部分を接続手段によって接続することによって、その利用者の脚の変位を拘束し、不用意に利用者の脚が昇降機本体から離反して、昇降機本体に設けられるステップなどから離脱してしまうことが防がれる。
また前記座板は、第1軸線まわりに回動可能に設けられ、基台の両側部には第1および第2ベルト部分の基端部が第2および第3軸線まわりに回動可能に設けられ、これらの第1および第2ベルト部分の上限位置は、上限位置制限手段によって前記回動中心を含む鉛直な仮想一平面よりも座板側に傾斜した位置に制限されるので、座板を背板側へ退避させた状態から着座位置に移動させたとき、第1および第2ベルト部分は接続手段とともに前記上限位置で移動が阻止され、再び座板を着座位置へ戻したとき、第1および第2ベルト部分を接続手段とともに自重によって座板側へ確実に復帰させることができる。
また本発明によれば、第1および第2ベルト部分が第2および第3軸線まわりに座板に近接する方向へ回動しても、その回動変位を下限位置制限手段によって阻止し、下限位置を超えて回動して垂れ下がってしまうことを防ぎ、利用者が着座したときに第1および第2ベルト部分を容易に装着することができる。
さらに本発明によれば、前記背板が退避部を有することによって、第1および第2ベルト部分が背板に干渉することが防がれ、座板を起立した退避位置から着座位置に向かって回動させたとき、確実に下限位置へ復帰させることができる。
図1は本発明の実施の一形態の階段昇降機20の着座装置21を上層階5側から見た断面図である。本実施の形態の着座装置21は、前述の図7に関連して述べたように、住宅および養護施設などの建物3の下層階4および上層階5間の階段6に臨む略鉛直な壁7に固定された2本の平行な案内レール8に沿って矢符A1,A2方向に移動する昇降機本体9に設けられ、利用者が着座した状態で下層階5および上層階6間を移動するために用いられる。前記一対の案内レール8と昇降機本体9と着座装置21とは、階段昇降機20を構成する。
前記階段昇降機20の利用者としては、健常者であってもよいが、自発運動に障害を伴なう身体障害者、および本人の意思によらずに身体が運動する不随意運動を伴なう身体障害者などの少なくとも下肢に運動障害を伴なう非健常者を対象とする。
前記着座装置21は、前記昇降機本体9の水平な上面22に固定される基台23と、基台23に水平な第1軸線L1まわりに矢符B1,B2方向に回動可能に連結され、利用者が着座する座板24と、基台23の図1の紙面に垂直な幅方向一端部に、前記第1軸線L1にほぼ平行な第2軸線L2まわりに矢符C1,C2まわりに回動可能に連結される第1ベルト部分25と、基台23の図1の紙面に垂直な幅方向他端部に前記第1軸線L1にほぼ平行な第3軸線L3まわりに矢符C1,C2方向に回動可能に連結される第2ベルト部分26と、第1および第2ベルト部分25,26を相互に接続しかつその接続状態を解除する接続手段27と、基台23の壁7寄りの側部に下端部が連結され、利用者の背部を支持する背板28と、第1および第2ベルト部分25,26が各軸線L2,L3まわりに前記背板28に近接する方向C1へ回動するときの回動変位を、仮想線25a,26aで示す上限位置で阻止する上限制限手段29と、基台23の前記幅方向両端部に前記座板24の幅方向両側で第1軸線L1まわりに矢符B1,B2方向に回動可能に枢支される一対の肘掛け部材31,32とを含む。
前記昇降機本体9は、各案内レール8を上下両側から挟着する図示しない複数のローラと、各ローラを上昇方向および下降方向のいずれか一方に選択的に回転駆動する回転駆動源とによって構成される昇降駆動装置が内蔵されている。前記回転駆動源は、電動機と、電動機の回転を予め定める回転速度に減速する減速機とを含み、減速機によって減速された回転力を各案内レール8の上方に配置される複数のローラに伝達して、各案内レール8に沿って矢符A1,A2方向に走行することができるように構成されている。
前記第1および第2ベルト部分25,26の上限位置は、前記上限制限手段29によって、第1および第2ベルト部分25,26の各回転中心を含む鉛直な仮想一平面33に対して壁7から遊端部が離反する方向C2に予め定める第1角度θ1をなす角度位置に選ばれる。この第1角度θ1は、5°以上でかつ10°以下に選ばれる。また、第1および第2ベルト部分25,26の下限位置は、前記上限位置に対して遊端部が壁7から離反する方向C2に予め定める第2角度θ2をなす角度位置に選ばれる。この第2角度θ2は、25°以上でかつ30°以下に選ばれ、鉛直な仮想一平面を基準にすると、θ1+θ2であり、30°以上でかつ40°以下とされる。
このように第1および第2ベルト部分25,26の下限位置が選ばれることによって、図6に関連して後述するように、利用者の両脚を、大腿部の腹部寄りの部位で、前記接続手段27によって拘束し、両脚が昇降中に不用意に開いて昇降機本体のステップ部39から離脱してしまうことを防止し、利用者が安定した自発運動に障害を伴なう身体障害者および本人の意思によらずに身体が運動する不随意運動を伴なう身体障害者であっても、安定した姿勢に体位を維持して、安全に昇降することができる。
図2は図1の左方から見た着座装置21の背面図である。図1をも参照して、前記基台23は、昇降機本体9の上面22に、複数のボルトなどの締結部材によって、長手方向が第1軸線L1と平行となるように着脱可能に取り付けられる金属製の中空フレーム部材40と、前記中空フレーム部材40の前記長手方向両端部に溶接によって固着され、座板24の幅方向両側部の各側面41,42に対向する高さ位置に立ち上がる一対の側板43,44と、第1ベルト部分25を前記中空フレーム部材40に回動可能に連結する第1連結体45と、第2ベルト部分26を前記中空フレーム部材40に回動可能に連結する第2連結体46とを有する。
基台23の前記中空フレーム部材40の長手方向中間部にはまた、第1ベルト部分25が前記背板28の下端部から突出する金属パイプ製の背板フレーム部材48の両端部48a,48bが溶接によって固着される。前記各側板43,44には、座板24および各肘掛け部材31,32を第1軸線L1まわりに回動可能に枢支する枢軸47が挿通して固定される。このように座板24および各肘掛け部材31,32は、第1軸線L1を共通な回動軸線として矢符B1,B2方向に回動可能であるので、階段昇降機20を使用しないときには、仮想線24a,31a,32aで示されるように、昇降機本体9よりも壁7側に変位させ、階段6の歩行による昇降の邪魔にならない位置に退避させておくことができる。背板28の下端部と座板24との間には、背板フレーム部材48の両端部48a,48b間にわたって座板補助パッド49が設けられる。
第1連結体45は、中空フレーム部材40に固定される第1ブラケット50と、第1ブラケット50に第4軸線L4まわりに角変位可能に連結される第1揺動アーム51とを有し、第1揺動アーム51の先端部に前記第1ベルト部分25の基端部が第2軸線L2まわりに回動可能に連結される。第2連結体46は、中空フレーム部材40に固定される第2ブラケット52と、第2ブラケット52に第5軸線まわりL5まわりに角変位可能に連結される第2揺動アーム53と有し、第2揺動アーム53の先端部に前記第2ベルト部分26の基端部が第3軸線L3まわりに回動可能に連結される。
前記接続手段27は、第1ベルト部分25の遊端部に連結されるバックルとも呼ばれる留め具60と、第2ベルト部分26の遊端部に装着される巻取り具61と、巻取り具61内に巻き取られた状態で収容されるシートベルト62と、シートベルト62の先端部に装着されるスルータングとも呼ばれる差込み具63とを有する。
前記巻取り具61は、ケーシング64内に前記シートベルト62を巻取り方向D1にばね力によって巻き取り、ケーシング64から突出した差込み具63を引出し方向D2に前記ばね力に抗して引っ張ることによって、前記シートベルト62をケーシング64から引出し、利用者の両脚の大腿の付け根近傍を上方から覆うようにして張架し、差込み具63を留め具60に差し込むことによって差込み具63が留め具60に係止され、適度の張力で両脚を拘束することができる。前記留め具60はロック解除片66を有し、このロック解除片66を押圧することによって、留め具60による差込み具63の係止状態を解除することができる。こうして差込み具63の留め具60による係止状態が解除されると、シートベルト62は巻取り具61内に巻き取られ、差込み具63およびシートベルト62が座板24から垂れ下がった状態となることが防止される。
このように接続手段27が第1および第2ベルト部分25,26の各遊端部に設けられるので、前記背板28の下部には、相互に近接する方向に凸に湾曲して退避した退避部68,69が形成される。背板28の下部は、背後側から見たとき、下端部から上方になるにつれて幅が増加し、肘掛け部材31,32の高さ位置近傍が最も幅が広く、上部は上方に凸に湾曲した扇状に形成される。
背板28が一方の退避部68を有することによって、第1ベルト部分25および留め具60の第2軸線L2まわりの回動経路が確保され、第1ベルト部分25および留め具60を起立させても、第1ベルト部分25および留め具60が背板28に干渉することを回避することができる。また、背板28が他方の退避部69を有することによって、第2ベルト部分26および差込み具63の第3軸線L3まわりの回動経路が確保され、第2ベルト部分26および差込み具63を起立させても、第2ベルト部分26および差込み具63が背板28に干渉することを回避することができる。
さらに、第1ベルト部分25および留め具60の回動経路は、座板24の一方の側面41よりもわずかに他方の側面42寄りに設定されるので、一方の肘掛け部材31に第1ベルト部分25および留め具60が干渉することが防がれる。また第2ベルト部分26および差込み具63の回動経路は、座板24の他方の側面42よりもわずかに前記一方の側面41寄りに設定されるので、他方の肘掛け部材32に第2ベルト部分26および差込み具63が干渉することが防がれる。このように背板28、第1ベルト部分25、一方の肘掛け部材31および留め具60が相互に干渉しないようにし、かつ背板28、第2ベルト部分26、肘掛け部材32および差込み具63が相互に干渉しないようにして、円滑に回動させることができるように構成されている。
図3は図1のセクションEの拡大断面図であり、図4は図3の左方から見た第1連結体45の拡大背面図であり、図5は図4の切断面線V−Vから見た断面図である。前記第1連結体45の第1揺動アーム51は、その一端部がピンボルト70によって第4軸線L4まわりに回動可能に連結される。第1揺動アーム51には、この第1揺動アーム51の第4軸線L4まわりの角変位量を制限するための当接ピン71が設けられ、第1ブラケット50には前記当接ピン71の移動範囲を制限する切欠き72が形成される。前記ピンボルト70を緩めた状態で、第1揺動アーム51を第4軸線L4まわりに角変位させて、留め具60の位置が利用者の腰部近傍となる最適な位置に調整し、再びピンボルト70を締め付けて、第1揺動アーム51を第1ブラケット50に固定し、留め具60を利用者にとって適正な位置へ位置決めすることができる。
前記第4軸線L4は、第1ベルト部分25の回動中心を含む鉛直な仮想一平面に関して、上方に向かうにつれて壁3側に傾斜している。このような第4軸線L4まわりに第1揺動アーム51を角変位させることによって、留め具60を着座した利用者の腰部に可及的に近接して配置することができる。また、前記第5軸線L5は、第2ベルト部分26の回動中心を含む仮想一平面に関して、上方に向かうにつれて壁3側に傾斜している。このような第5軸線L5まわりに第2揺動アーム52を角変位させることによって、巻取り具61を着座した利用者の腰部に可及的に近接させて配置することができる。このように配置された巻取り具61から差込み具63を引き出して留め具60に装着すると、シートベルト62は、大腿の付け根近傍から腰部の両側部にわたって巻き掛けられ、脚部および腰部の変位を阻止して臀部の座板24から浮き上がりを防ぎ、脚部の不用意な動きを抑制するとともに、体幹の動きをも抑制して、利用者の姿勢を安定させることができる。
前記第1揺動アーム51の遊端部には、ピンボルト73が第2軸線L2方向に挿通されるボルト挿通部74を有し、このボルト挿通部74には下限位置制限手段である当接片77が一体に形成される。この当接片77によって、前記第1ベルト部分25が前記第2軸線L2まわりに座板24に近接する方向C2へ回動するときの回動変位を、回動中心を含む水平な仮想一平面よりも背板28側に傾斜した予め定める下限位置で阻止することができる。ピンボルト73と第1ベルト部分25との間には、第1ベルト部分25を第2軸線L2まわりに円滑に回動させるための直円筒状の合成樹脂製の軸受78が介在され、第2軸線L2に沿う方向のがたつきを防止するために、第1ベルト部分25とボルト挿通部74との間に円環状の合成樹脂製のスペーサ79を介在させ、留め具60の最適位置からのずれの発生を防止している。
図2をも参照して、また前述の前記第2連結体46の第2揺動アーム52は、その一端部がピンボルト80によって第5軸線L5まわりに回動可能に連結される。第2揺動アーム52には、この第2揺動アーム52の第5軸線L5まわりの角変位量を制限するための当接ピン81が設けられ、第2ブラケット52には前記当接ピン81の移動範囲を制限する当接面82が形成される。
前記ピンボルト80を緩めた状態で、第2揺動アーム52を第5軸線L5まわりに角変位させて、巻取り具61の位置が利用者の腰部近傍となる最適な位置に調整し、再びピンボルト80を締め付けて、第2揺動アーム52を第2ブラケット52に固定し、巻取り具61を利用者にとって適正な位置へ位置決めすることができる。
前記第2揺動アーム52の遊端部には、ピンボルト83が第3軸線L3方向に挿通されるボルト挿通部84を有し、このボルト挿通部84には前述の当接片77と同様な下限位置制限手段である当接片87が一体に形成される。この当接片87によって、前記第2ベルト部分26が前記第3軸線L3まわりに座板24に近接する方向C2へ回動するときの回動変位を、回動中心を含む水平な仮想一平面よりも背板28側に傾斜した予め定める下限位置で阻止することができる。
このような第2連結体46において、ピンボルト83と第2ベルト部分26との間には、前述の第1連結体45の軸受78およびスペーサ79と同様に、第2ベルト部分26を第3軸線L3まわりに円滑に回動させるための軸受および、第3軸線L3に沿う方向のがたつきを防止するためスペーサが介在され、差込み具61の最適位置からのずれの発生を防止している。
図6は着座装置21に着座した利用者がシートベルトを装着した状態を示す図であり、図6(1)は利用者が着座した着座装置21を左側方から見た側面図を示し、図6(2)は利用者が着座した着座装置21を正面から見た正面図である。前述のように階段昇降機20には着座装置21が搭載されるので、シートベルト62によって利用者の大腿などの脚部を拘束して、昇降時に利用者の脚部が不用意に変位してしまうことが防がれ、安定した姿勢を保持して、昇降時の安全性を向上することができる。また、第1および第2ベルト部分25,26の上限位置が前記鉛直な仮想一平面よりも座板24側に傾斜していることによって、第1および第2ベルト部分25は、前記上限位置から座板24に近接する方向に接続手段とともに自重によって前記第2および第3軸線L2,L3まわりにそれぞれ回動し、背板28近傍に退避した退避位置から着座位置に配置された座板24側の使用位置へ復帰させることができる。
前記第1および第2ベルト部分25,26の使用位置から退避位置へ回動させるため、座板24の幅W1を、第1および第2ベルト部分25,26間の幅方向の間隔W2、好ましくは留め具60と巻取り具62との幅方向の間隔W3よりも大きくして、座板24を第1軸線L1まわりに背板28に近接する方向に回動させて使用位置から退避させることによって、第1および第2ベルト部分25,26を座板24によって背板28に近接する方向へ押圧するように構成される。本発明の実施の他の形態では、座板24の両側部に第1および第2ベルト部分25,26を背板28に向かって押圧するための部材を別途に設け、座板24を第1軸線L1まわりに背板28に近接する方向へ回動させたとき、前記押圧するための部材が第1および第2ベルト部分25,26に座板24の回動方向下流側から当接して第1および第2ベルト部分25,26を背板28側へ押圧し、座板24が背板28に最も近接した退避位置に到達したとき、第1および第2ベルト部分25,26が上限位置に到達するようにしてもよい。
前記座板24は、前述したように、基台23に対して第1軸線L1まわりに回動可能に設けられるので、階段昇降機20を使用しないとき、階段6の歩いて昇降するために用いられる領域から座板24を退避させ、階段6の昇降に利用される空間が階段昇降機20によって占有される領域を少なくして、階段昇降機20を使用しないにもかかわらず、階段6の前記昇降するために用いられる領域が減少するという不具合の発生を防止することができる。
また、前記座板24が背板28に近接して起立した状態から第1軸線L1まわりに回動させて着座位置に配置された状態において、第1および第2ベルト部分25,26が第2および第3軸線L3まわりに前記座板24に近接する方向へ回動しても、その回動変位は下限位置制限手段である当接片77によって阻止され、前記回動中心を含む水平な仮想一平面よりも座板24側に傾斜した下限位置を超えて回動して垂れ下がってしまうことが防がれ、利用者が着座したときに第1および第2ベルト部分25,26を容易に装着することができる。
さらに、前記背板28は、前記第1および第2ベルト部分25,26が第2および第3軸線L3まわりに回動したときの回動経路に臨んで相互に近接する方向に退避した退避部を有するので、第1および第2ベルト部分25,26が上限位置に配置されたとき、第1および第2ベルト部分25,26が背板28に干渉することが防がれ、使用時に座板24を起立した退避位置から略水平な着座位置に向かって回動させたとき、第1および第2ベルト部分25,26が自重によって座板24に近接する方向に回動し、手動による操作を必要とせず、確実に使用位置へ復帰させることができ、利便性が向上される。
本発明の実施の一形態の階段昇降機20の着座装置21を示す側面図である。 図1の左方から見た着座装置21の背面図である。 図1のセクションEの拡大側面図である。 第1連結体45の拡大背面図である。 図4の切断面線V−Vから見た断面図である。 着座装置21に着座した利用者がシートベルトを装着した状態を示す図であり、図6(1)は利用者が着座した着座装置21を左側方から見た側面図を示し、図6(2)は利用者が着座した着座装置21を正面から見た正面図を示す。 従来技術の着座装置1を搭載した階段昇降機2を示す斜視図である。
符号の説明
20 階段昇降装置
21 着座装置
22 昇降機本体9の上面
23 基台
24 座板
25 第1ベルト部分
26 第2ベルト部分
27 接続手段
28 背板
29 上限制限手段
31,32 肘掛け部材
39 ステップ部
40 中空フレーム部材
41,42 側面
43,44 側板
45 第1連結体
46 第2連結体
47 枢軸
48 背板フレーム部材
49 座板補助パッド
50 第1ブラケット
51 第1揺動アーム
52 第2ブラケット
53 第2揺動アーム
60 留め具
61 巻取り具
63 差込み具
64 ケーシング
66 ロック解除片
68,69 退避部
70,73,80,83 ピンボルト
71,81 当接ピン
72 切欠き
74 ボルト挿通部
77 当接片
82 当接面
84 ボルト挿通部
87 当接片
L1 第1軸線
L2 第2軸線

Claims (3)

  1. 建物の階段または階段に臨む壁に設置された案内レールに沿って走行する昇降機本体に、利用者が着座する座板と利用者の背部を支持する背板とが搭載される階段昇降機の着座装置において、
    前記昇降機本体の上部に固定される基台と、
    前記基台に、略水平な着座位置と略垂直な退避位置とにわたって略水平な第1軸線まわりに回動可能に設けられる座板と、
    前記基台に、前記退避位置に配置された座板と対向するように設けられる背板と、
    前記基台の一側部に、基端部が前記第1軸線にほぼ平行な第2軸線まわりに回動可能に連結される第1ベルト部分と、
    前記基台の他側部に、基端部が前記第1軸線にほぼ平行な第3軸線まわりに回動可能に連結される第2ベルト部分と、
    前記第1ベルト部分と第2ベルト部分とを、相互に接続しかつその接続状態を解除する接続手段と、
    前記第1および第2ベルト部分が第2および第3軸線まわりに背板に近接する方向へ回動するときの回動変位を、回動中心を含む鉛直な仮想一平面よりも座板側に傾斜した前記背板近傍の予め定める上限位置で阻止する上限制限手段とを含むことを特徴とする階段昇降機の着座装置。
  2. 前記第1および第2ベルト部分が前記第2および第3軸線まわりに前記着座位置に配置された座板に近接する方向へ回動するときの回動変位を、回動中心を含む水平な仮想一平面よりも背板側に傾斜した予め定める下限位置で阻止する下限位置制限手段を含むことを特徴とする請求項1記載の階段昇降機の着座装置。
  3. 前記背板は、前記第1および第2ベルト部分が第2軸線まわりに回動したときの回動経路に臨んで相互に近接する方向に退避した退避部を有することを特徴とする請求項1または2記載の階段昇降機の着座装置。
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