JP2004267571A - 車椅子装置及びそれに使用する椅子本体 - Google Patents

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Haruo Kodama
春生 児玉
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Abstract

【課題】椅子本体を分離して座椅子として使用することができる車椅子装置において、椅子本体からベッドへの移動を容易且つ安全に行うことができる車椅子装置及びそれに使用する椅子本体を提供する。
【解決手段】車椅子装置Aは、椅子本体1を昇降可能に支持または保持する支持部材51を備えている。椅子本体1は、座部11の底部側に収容することができるフットレスト3を備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車椅子装置に関する。
更に詳しくは、椅子本体を分離して座椅子として使用することができる車椅子装置において、椅子本体からベッドへの移動を容易且つ安全に行うことができる車椅子装置及びそれに使用する椅子本体に関する。
【0002】
また、椅子本体を降ろす際に、使用者が足を椅子本体の下に挟むことを防止できるようにした車椅子装置及びそれに使用する椅子本体に関する。
【0003】
更に、椅子本体を座椅子として使用した場合において、座椅子の前方にコタツや机がある場合でも、座部から床面へ容易且つ安全に降りることができるようにした車椅子装置及びそれに使用する椅子本体等に関する。
【0004】
【従来技術】
従来より、歩行が不自由な人(高齢者や重度の心身障害者等)のために車椅子が使用されている。しかしながら、従来の車椅子では、車椅子から床面に降りる場合や、逆に床面から車椅子に座る場合に介護者の助けが必要であった。特に、大人用の車椅子であれば、床面から座部までは相当な高さがあるため、多大な労力を要し、介護者の負担も大きかった。
【0005】
そこで、例えば特許文献1には、図11に示すように、座部嵌め込み式の車椅子Bが提案されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−24042号公報
【0007】
これによれば、図11(a)(b)に示すように、座部200をリフト装置101で昇降させることができるので、介護者の助けを借りなくても、自分で車椅子への乗り降りができる。
【0008】
しかも、図11(a)に示すように、車椅子本体100から座部200を取り外すことができる。したがって、座部200を床面上で座椅子として使用できるので、一般家庭の部屋の中での使用などに便利である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した公報記載の車椅子Bでは次のような課題があった。
▲1▼ 従来の車椅子Bでは、車椅子から床面への移動だけを考慮したものであり、車椅子からベッド等への移動はあまり考慮されていない。即ち、例えば車椅子Bに載った状態からベッドへ移動する場合は、車椅子Bの正面部をベッドの側面部に当て、身体を前方に移動させながらベッドに移る必要がある。しかしながら、図11(b)に示すように、正面側のフットレスト102が邪魔になって、車椅子Bとベッドの間に隙間ができ、ベッドへの移動が困難且つ安全ではなかった。
【0010】
▲2▼ 図11(b)に示すように、従来の車椅子Bでは、誤って足300を座部200の下に入れた状態でリフト装置101を降ろした場合、足300を座部200と車椅子本体100の間に挟む恐れがあるため、危険であった。
【0011】
▲3▼ 従来の車椅子Bでは、図11(a)に示すリフト装置101先端のL形のリフトフォーク101aを、図11(c)に示す座部200背面側の嵌め込み孔部201に挿入して支持するようになっている。このため、嵌め込み孔部201にL形フォーク101aを最後まで確実に挿入しないまま、リフト装置101を上げ始めた場合、使用者の体重を支えきれずに、座部200が前方に滑り落ちる危険性があった。
【0012】
▲4▼ 図11(b)に示すように、従来の車椅子Bでは、リフトフォーク101aの挿入だけで座部200を支えている。このため、車椅子Bを抱えて持ち上げたり、前輪が溝に嵌ったりして車椅子が前に傾いた場合、座部200がリフトフォーク101aから抜けて、前方に外れてしまう危険性があった。
【0013】
▲5▼ 図11(a)に示すように、従来の車椅子Bでは、座部200を座椅子として使用することができる。しかしながら、肘掛け200aがあるため、座椅子から床面に降りる場合は前方にしか移動できない。したがって、前方にコタツや机がある場合には、一人で座部200から降りることは困難であった。
【0014】
▲6▼ 従来の車椅子Bは、取り外した座部200を座椅子として使用できるので、一般家庭の部屋の中での使用に便利である。しかしながら、座部200を座椅子として使用しているときは、椅子本体100は不要であるため、その保管場所に困っていた。
【0015】
(発明の目的)
そこで本発明の目的は、椅子本体を分離して座椅子として使用することができる車椅子装置において、椅子本体からベッドへの移動を容易且つ安全に行うことができる車椅子装置及びそれに使用する椅子本体を提供することにある。
【0016】
本発明の他の目的は、椅子本体を降ろす際に、使用者が足を椅子本体の下に挟むことを防止できるようにした車椅子装置及びそれに使用する椅子本体を提供することにある。
【0017】
本発明の他の目的は、椅子本体を座椅子として使用した場合において、座椅子の前方にコタツや机がある場合でも、座部から床面へ容易且つ安全に降りることができるようにした車椅子装置及びそれに使用する椅子本体を提供することにある。
【0018】
本発明の他の目的は、運搬が便利で、乗用車のトランク等にも収納しやすい車椅子装置を提供することにある。
【0019】
本発明の他の目的は、結果的に全体の重量を軽量化することができ、移動や持ち運び等を容易にした車椅子装置を提供することにある。
【0020】
本発明の他の目的は、椅子本体が昇降中に外れてしまう危険性を防止した車椅子装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために講じた本発明の手段は次のとおりである。
第1の発明にあっては、
椅子本体を分離して座椅子として使用することができる車椅子装置であって、
上記椅子本体を昇降可能に支持または保持する支持部材を備えており、
上記椅子本体は、座部の底部側に収容することができるフットレストを備えていることを特徴とする、
車椅子装置である。
【0022】
第2の発明にあっては、
椅子本体を分離して座椅子として使用することができる車椅子装置であって、
上記椅子本体を昇降可能に支持または保持する支持部材と、
上記椅子本体は、椅子本体の下降に伴い、座部の正面側に移動するフットレストを備え、該フットレストは座部の底部側に収容することができるように構成されていることを特徴とする、
車椅子装置である。
【0023】
第3の発明にあっては、
椅子本体を分離して座椅子として使用することができる車椅子装置であって、
上記椅子本体を昇降可能に支持または保持する支持部材と、
椅子本体が支持部材に搭載されたことを検知する搭載検知手段と、
該搭載検知手段が検知した結果に基づいて、上記椅子本体の昇降を制御する昇降制御手段と、
を備えていることを特徴とする、
車椅子装置である。
【0024】
第4の発明にあっては、
椅子本体を分離して座椅子として使用することができる車椅子装置であって、
上記椅子本体を昇降可能に支持または保持する支持部材を備えており、
椅子本体には、座部の側面側に倒すことができる肘掛けが設けてあることを特徴とする、
車椅子装置である。
【0025】
第5の発明にあっては、
椅子本体を分離して座椅子として使用することができる車椅子装置であって、
上記椅子本体を昇降することができる昇降移動車を備えており、
該昇降移動車は、移動用の車輪を備えた移動台車と、椅子本体を昇降可能に支持または保持する支持部材を有する昇降装置とに分離することできるように構成されていることを特徴とする、
車椅子装置である。
【0026】
第6の発明にあっては、
椅子本体を分離して座椅子として使用することができる車椅子装置であって、
上記椅子本体を昇降可能に支持または保持する支持部材と、
上下方向に伸縮するアクチュエータと、
該アクチュエータの先端部に設けられたプーリと、
基端部が下部側固定部に固定され上方に延びて上記プーリに回し掛けされ、先端部が上記支持部材に固定されているベルトと、
を備えていることを特徴とする、
車椅子装置である。
【0027】
第7の発明にあっては、
支持部材には、椅子本体を固定することができる椅子固定部材が設けられていることを特徴とする、
第1,2,3,4,5または第6の発明に係る車椅子装置である。
【0028】
第8の発明にあっては、
分離して座椅子として使用することができる車椅子装置の椅子本体であって、
座部の底部側に収容することができるフットレストを備えていることを特徴とする、
車椅子装置の椅子本体である。
【0029】
第9の発明にあっては、
分離して座椅子として使用することができる車椅子装置の椅子本体であって、
接地面に当接することによって、座部の正面側に移動するフットレストを備えており、
該フットレストは座部の底部側に収容することができるように構成されていることを特徴とする、
車椅子装置の椅子本体である。
【0030】
第10の発明にあっては、
分離して座椅子として使用することができる車椅子装置の椅子本体であって、
座部の側面側に倒すことができる肘掛けが設けてあることを特徴とする、
車椅子装置の椅子本体である。
【0031】
(作 用)
分離して座椅子として使用することができる椅子本体を備えており、椅子本体が座部の底部側に収容することができるフットレストを備えているものは、次のように作用する。
椅子本体に設けてあるフットレストを、座部の底部側に収容する。車椅子装置を例えばベッドの脇に移動させた後、支持部材を昇降させ、ベットと座部の高さが略同一になるように調整する。
フットレストは、座部の底部側に収容されて邪魔にならないので、車椅子装置の正面部をベッドの側面部に当てる(またはより近づける)ことができる。したがって、ベッドと椅子本体の間には隙間ができないか、殆どできないので、椅子本体からベッドへの移動を容易且つ安全に行うことができる。
【0032】
椅子本体の下降に伴い、フットレストが座部の正面側に移動するように構成されているものは、次のように作用する。
使用者を椅子本体に載せたまま、支持部材を降ろしていく。そうすると、椅子本体の下降に伴い、フットレストが座部の正面側に移動する。これにより、使用者の足は自然に座部の正面側へ伸びる。したがって、椅子本体の下降時に、使用者の足が座部の下に入る恐れはないので、足を椅子本体の下に挟むことを防止できる。
【0033】
椅子本体を昇降可能に支持または保持する支持部材と、椅子本体が支持部材に搭載されたことを検知する搭載検知手段と、該搭載検知手段が検知した結果に基づいて、上記椅子本体の昇降を制御する昇降制御手段と、を備えているものは、次のように作用する。
座椅子として使用していた椅子本体を、支持部材で昇降可能に支持または保持する。椅子本体が支持部材に完全に搭載されると、搭載検知手段がそれを検知し、その結果に基づいて昇降制御手段が椅子本体の昇降を許可する。
一方、椅子本体が支持部材に完全に搭載されないと、搭載検知手段がそれを検知し、その結果に基づいて昇降制御手段が椅子本体の昇降を許可しない。
以上のようなことから、椅子本体が完全に搭載されないまま昇降することによって、昇降中に椅子本体が外れてしまう危険性を防止することができる。
【0034】
椅子本体に、座部の側面側に倒すことができる肘掛けが設けてあるものは、次のように作用する。
車椅子装置の側面側が例えばベッドの側面部に接するように、車椅子装置を移動させる。その後、支持部材を昇降させ、ベット座部の高さが略同一になるように調整する。
次に、肘掛けを座部の側面側に倒してベッドへ橋渡せば、座部とベッドの間には隙間が形成されない。したがって、車椅子装置からベッドへの移動を容易且つ安全に行うことができる。
【0035】
また、椅子本体を座椅子として使用した場合において、座椅子の前方にコタツや机がある場合でも、肘掛けを横に倒せば、座部から床面へ容易且つ安全に降りることができる。
【0036】
昇降移動車を、移動用の車輪を備えた移動台車と、椅子本体を昇降可能に支持または保持する支持部材を有する昇降装置とに分離することできるものは、分離ができないものに比べて、運搬が便利で、乗用車のトランク等にも収納しやすい。また、不使用時に押入れ等にも保管しやすい。
【0037】
椅子本体を昇降可能に支持または保持する支持部材と、上下方向に伸縮するアクチュエータと、該アクチュエータの先端部に設けられたプーリと、基端部が下部側固定部に固定され上方に延びて上記プーリに回し掛けされ、先端部が上記支持部材に固定されているベルトと、を備えているものは、プーリがいわゆる動滑車として機能する。したがって、アクチュエータ先端部のプーリをある一定の距離昇降させるだけで、支持部材(椅子本体)をその二倍の距離昇降させることができる。これにより、アクチュエータの高さ方向の寸法・伸縮長を小さくすることができ、装置を小型・軽量化することができる。
【0038】
椅子本体を固定することができる椅子固定部材が支持部材に設けられているものは、例えば車椅子装置の運搬時等に車椅子装置を傾むけたとしても、椅子本体が昇降移動車から外れてしまうような危険性はない。
【0039】
【0040】
【発明の実施の形態】
本発明を図面に示した実施の形態に基づき更に詳細に説明する。
図1は本発明に係る車椅子装置の一実施の形態を示す側面視説明図、
図2は椅子本体を取り外して座椅子として使用した場合を説明するための車椅子装置の側面視説明図、
図3は椅子本体を取り外した状態を示す車椅子装置の斜視説明図、
図4は椅子本体を底面側から見た斜視説明図、
図5は椅子本体のフットレストの収容状態を説明するための側面視説明図、
図6及び図7は椅子本体を取り出した後の昇降移動車の分離状態を説明するための側面視説明図、
図8は車椅子装置を後ろに傾けて前輪を持ち上げた状態を示す側面視説明図、
図9は図1の状態から椅子本体を下げている状態を説明するための側面視説明図、
図10は椅子本体に設けてある肘掛けが倒れることを説明するための斜視説明図を示している。
【0041】
図1に示す車椅子装置Aは、主に一般家庭の部屋の中での使用を目的として開発されたものであるが、これに限らず、屋外で使用できることは言うまでもない。
【0042】
車椅子装置Aの主な特徴は、以下の通りである。
図2参照
(椅子本体1を降ろして、座椅子として使用できる。)
車椅子装置Aは、座部11を備えた椅子本体1と、椅子本体1を支持または保持して昇降することができる昇降移動車2を備えている。そして、昇降移動車2から取り外した椅子本体1は、座椅子として使用することができる。
【0043】
図5参照
(フットレスト3を収容できる。)
椅子本体1を座椅子として使用する際に、椅子本体1に設けてあるフットレスト3を、折り畳んで座部11の底面側に収容することができる。
【0044】
図9参照
(使用者が足を挟むことを防止できる。)
椅子本体1を降ろすとフットレスト3が前方に移動するので、足を椅子本体1と昇降移動車2の間に挟むような危険性はない。
【0045】
図3参照
(安全装置)
椅子本体1を昇降移動車2に確実に取り付けた後でないと、椅子本体1を持ち上げることができない。
【0046】
図3参照
(昇降移動車2と椅子本体1の確実な固定)
フック状の椅子固定部材54により、椅子本体1を昇降移動車2に確実に固定できる。
【0047】
図10参照
(肘掛け13)
椅子本体1には、横方向に倒すことができる肘掛け13が設けてある。
【0048】
図7参照
(昇降移動車2)
昇降移動車2を移動台車4とリフト装置5とに分離して、コンパクトに収納できる。
【0049】
図8参照
(敷居等の段差部の乗り越えが容易)
車椅子装置Aを後ろに傾けて、前輪41を持ち上げることができる。
【0050】
図3参照
(小回りが効く)
車椅子装置Aは、主車輪40、前輪41、後輪42の合計6つの車輪を備え、小回りが効く。
【0051】
図3参照
(車椅子装置Aの軽量化)
支持部材であるフォーク部材51を昇降させるアクチュエータ6等により、車椅子装置A全体の重量を軽量化することができる。
【0052】
以下、車椅子装置Aの各構成部材について、順を追って詳しく説明する。
<椅子本体1>
図4に示すように、椅子本体1は、座部11と、背もたれ部12と、座部11に着座した状態で足を載せることができるフットレスト3を備えている。なお、背もたれ部12には、リクライング機能を付加させることもできる。
【0053】
(フットレスト3の構造とその収容方法)
図4に示すフットレスト3は、足載せ板31と、連結板32と、スライド板33から主に構成されている。足載せ板31は、平板状の足載置部である。連結板32は、足載せ板31を座部11に間接的に連結するための平板状の連結部である。スライド板33は、足載せ板31と連結板32を座部11の底面側にスライドさせて収容するための平板状のスライド部である。
【0054】
足載せ板31と連結板32は、図5(a)の状態で正面側に固定されたヒンジ311,311(本実施の形態では二箇所に並設)で連結されている。足載せ板31はヒンジ311,311を軸として上方へ折り畳むことができるが、広げた状態では連結板32に対してほぼ直角の位置で止まり、先部側が下がらないように構成されている。
【0055】
連結板32とスライド板33も同様に、ヒンジ321,321(本実施の形態では二箇所に並設)で連結されている。各ヒンジ321の一方のプレート321aは、図5(a)の状態で連結板32の正面側に固定されており、ヒンジの他方のプレート321bはスライド板33の底面側に固定されている。
【0056】
図5(a)で連結板32とスライド板33の間には、連結板32を正面方向に支持する支持アーム34が設けてある。図4に示すように、支持アーム34の一端部は、連結板32の背面部に軸部341によって回動可能に取り付けられている。支持アーム34の他端部は、スライド板33の底面部に軸部342によって回動可能に取り付けられている。支持アーム34は伸縮自在になっている。支持アーム34の最も短い状態が図5(a)に示す状態であり、その状態で連結板32を背面側から支持している。フットレスト3を使用する状態では、フットレスト3はやや前方に斜め傾斜している。
【0057】
図4に示すように、座部11の底面部には、スライド板33が前後方向に移動できるようにガイドするガイドレール35,35が所要の間隔で並設されている。本実施の形態ではガイドレール35は、断面略L形状に形成されている。ただし、スライド板33をガイドできるものであれば、断面略「コ」状に形成することもでき、その形状は特に限定されない。
【0058】
ガイドレール35のガイド溝351の高さは、折り畳んだ状態の足載せ板31及び連結板32の厚みよりも大きくなっている。これにより、スライド板33を背面側に移動させることにより、足載せ板31と連結板32も共に、ガイドレール35,35に沿って座部11の底面側に収容することができる。
【0059】
スライド板33の正面側中央には、連結板32が水平状態になってときに、支持アーム34の一部を係止する溝である係止凹部331が設けてある。これにより、水平状態の支持アーム34を係止して連結板32が左右方向にがたつくことを防止し、連結板32がスムーズにガイドレール35,35内に収容されるようにしている。
【0060】
連結板32の先端側の両側面部には、車輪によって構成されたガイドローラ36,36が設けてある。フットレスト3を使用する状態(図5(a)参照)では、ガイドローラ36,36は最も低く、地面に近い位置にある。ガイドローラ36,36は、図9に示すように、椅子本体1を降ろすと、接地面に接触しながら前方に転がり、フットレスト3を前方に押し出す。
【0061】
(フットレスト3の収容方法)
▲1▼ 椅子本体1を降ろしながらの収容(図9参照)
椅子本体1を降ろすと、フットレスト3のガイドローラ36,36が接地面に接触する。更に、椅子本体1を降ろしていくと、ガイドローラ36,36が接地面上を前方に転がりながら、フットレスト3を前方に押し出す。
【0062】
座部11を一番下まで降ろしたら、手動で足載せ板31を後方(連結板32の上面)に折り畳む。次いで、連結板32を後方に押せば、スライド板33と共に、フットレスト3が座部11の底面側に収容される。したがって、図2に示すように、椅子本体1を昇降移動車2から取り外して座椅子として使用する際に、フットレスト3が邪魔になることはない。
【0063】
▲2▼ 椅子本体1を上げた状態での収容(図1参照)
椅子本体1を上げた状態では、上記したフットレスト3の折り畳み動作をすべて手動で行う。
【0064】
(昇降移動車2への椅子本体1の固定機構)
図4で背もたれ部12の背面部下方の中央部分には、凹部210が設けてある。凹部210には、棒状の係合部211が設けてある。この係合部211は、後述するリフト装置5(図3参照)に設けてあるフック状の椅子固定部材54によって係止される。椅子固定部材54についての説明は、後述する。
【0065】
(肘掛け13)
図10に示すように、椅子本体1には横方向(左右方向)へ倒すことができる肘掛け13,13が設けてある。各肘掛け13の内側部131(倒した状態では上側)は、腰を掛けたときに滑りが良い素材(例えばプラスチック)で形成されている。符号132は、クッション材等の柔らかい素材で形成された肘置き部を示している。符号134は、後述するガイド体15が当たらないようにするためのL形状の切欠部を示している。
【0066】
肘掛け13の可動機構を説明する。
肘掛け13は、底面部側に設けてあるヒンジ131a,131aを介してスライドプレート14に取り付けてある。スライドプレート14には、所要の間隔で所要数(本実施の形態では2箇所)のガイド長孔141,141が設けてある。
【0067】
ガイド長孔141,141には、座部11横の基板110上に固定された軸部111,111が挿設されている。各軸部111の頭部の直径は、ガイド長孔141の幅よりも大きくなっている。これにより、スライドプレート14は、軸部111,111に摺動しながら、前後にスライド可能となっている。
【0068】
背もたれ部12の幅方向の両端側には、肘掛け13,13を立てた状態で固定するガイド体15が設けてある。各ガイド体15は、断面凹状に形成されており、肘掛け13の後縁部133を嵌入れて倒れないように固定することができる。ガイド体15の下端部とスライドプレート14の後端部の間には、引張コイルバネ16が固定されている。
【0069】
以上のような構成により、立てた状態の肘掛け13を引張コイルバネ16に抗して前方に引っ張る。このようにすれば、ガイド体15による固定が解除されて肘掛け13を横方向に倒すことができる。倒した後の肘掛け13は、伸びた引張コイルバネ16が縮むことによって、やや後方に引っ張られる。逆に、倒した状態の肘掛け13を立てて固定する場合には、上記した場合と逆の手順をとる。
【0070】
<昇降移動車2>
上記したように、図2及び図3に示す昇降移動車2は、図7に示すように移動台車4とリフト装置5とを備えている。昇降移動車2は、軽量化を図るため、車輪を除く多くの部分をアルミ合金で製作している。具体的には、昇降移動車2は約18kg、椅子本体1は約5kgとなっている。
【0071】
(移動台車4)
図3及び図7を参照して、主に移動台車4について説明する。
本実施の形態では、移動台車4は主車輪40、前輪41、後輪42の合計6つの車輪を備えている。主車輪40の大きさは12インチ(直径が約30.5cm)であるが、特にこれに限定されない。前輪41及び後輪42は、自由に方向を変えることができるキャスターとなっている。これにより、移動台車4のほぼ中心部を支点として、車椅子装置Aを360度回転させることができ、例えば狭い部屋の中で方向を変える際に小回りが効き、便利である。
【0072】
主車輪40と前輪41は、フレーム部材である台車フレーム43に取り付けてある。台車フレーム43は、門形で正面側がやや左右に広がって形成されたフレームベース431を備えている。フレームベース431はやや左右に広がって形成されていることで、フレームベース431の中へ椅子本体1を嵌入れやすくしている。符号431bは、フレームベース431の背面寄りに左右方向へ橋渡された連結バー(棒体の連結部)を示している。
【0073】
フレームベース431の前端部下方には、前輪41,41が取り付けてある。フレームベース431の各左右両側のほぼ中央部分には、主車輪40が取り付けられる主車輪フレーム432がそれぞれ立設してある。符号40aは、主車輪40を手動で停止させる操作レバー付ブレーキを示している。符号40bは、操作レバー付ブレーキ40aが取り付けられた固定バーを示している。
【0074】
各主車輪フレーム432の上端部には、先端部がフレームベース431に固定された湾曲フレーム433が固定されている。湾曲フレーム433は主車輪40の内側に位置し、先部側が湾曲している。
【0075】
各湾曲フレーム433の基端部は、断面略「コ」状で背面側へ傾斜したリフト受部材44に固定されている。図3に示すように、リフト受部材44は底面部が塞がれた有底状である。リフト受部材44は、図7に示すように、後述するリフト装置5の昇降フレーム53の下部側が上方から嵌入れられて、固定されている。各リフト受部材44の底面側の側面部は、フレームベース431に固定されている。
【0076】
図7に示すように、各主車輪フレーム432の下端部背面側には、軸受部434が設けてある。各軸受部434には、後端部下方に後輪42が取り付けてある棒状の足部材45の先端部が軸部451によって回動可能に設けてある。
【0077】
(車椅子装置Aの後方傾斜機構)
各足部材45の先端部側には、ガススプリング46のピストンロッド461の先端部が軸部462によって回動可能に取り付けてある。ガススプリング46のシリンダの基端部は、リフト受部材44先部側から背面側へ(水平方向に)固定された突状片であるシリンダ取付部47に軸部471によって回動可能に取り付けてある。図1に示す常態では、ガススプリング46のピストンロッド461は伸びた状態となっている。
【0078】
そして、図1に示す状態から、車椅子装置Aの背面側上部に設けてある手押しハンドル55を把持して下方に押すか、あるいは椅子本体1に座っている使用者が後方に反って重心を移動させる。そうすると、図8に示すように、ガススプリング46が縮み、軸受部434の軸部451を中心として台車フレーム43が後ろへ下方傾斜し、前輪41が持ち上がる。これにより、例えば屋内における敷居等の段差部の乗り越えを容易に行うことができる。
【0079】
また、手押しハンドル55を押えていた力を弱めるか、あるいは椅子本体1に座っている使用者が前方に重心を移動させると、再びガススプリング46が伸びる。これにより、図1に示すように、台車フレーム43(椅子本体1)が水平状態に戻る。
【0080】
(リフト装置5)
次に図3及び図7を参照して、リフト装置5について説明する。
上記したように、リフト装置5は、椅子本体1を支持また保持して昇降させる支持部材であるフォーク部材51を備えている。フォーク部材51は、略方形状のスライドフレーム511と、スライドフレーム511下端部両側から正面側へ突出するリフトアーム512,512を備えている。
【0081】
スライドフレーム511の四隅部分には、所要数(本実施の形態では4つ)のガイドローラ52が設けてある。ガイドローラ52は、左右一対の昇降フレーム53,53内を走行し、フォーク部材51を上下動させる。
【0082】
リフトアーム512は、所要数(本実施の形態では二本)で構成されている。リフトアーム512は、図4に示す椅子本体1底面部のガイドレール35,35側面外側に背面側から差し込まれ、椅子本体1を支持する。リフトアーム512の先部側は、先端へ傾斜させてあり、座部11底面部への差し入れが容易になっている。
【0083】
(椅子固定部材54)
図3に示すように、方形状のスライドフレーム511の下端部は、フレームバー511aで構成されている。フレームバー511aの中間部には、椅子本体1を固定する上記した椅子固定部材54が設けてある。椅子固定部材54は、フック状の係止部であるフック部541を備えている。フック部541で、図4に示す椅子本体1背面側の棒状の係合部211を係止して、椅子本体1を確実に固定する。
【0084】
椅子固定部材54は、フレームバー511aに立設して固定されたワイヤ固定部材542を備えている。ワイヤ固定部材542は、側面視で略「コ」状に形成されており、上部側はやや前方に上り傾斜している。
【0085】
フック部541は、ワイヤ固定部材542の下部側に、軸部541aを介して上下方向に回動可能に設けてある。フック部541先部寄りの下部側には、引張コイルバネ546の一端部が固定されている。引張コイルバネ546の他端部は、フレームバー511aから前方に伸びた固定ピン547の先端部に固定されている。この引張コイルバネ546により、フック部541は常態では下方に付勢されている。
【0086】
フック部541の上面部には、操作ワイヤ543の一端部が固定されている。操作ワイヤ543の他端部は、フレームベース431の連結バー431bに固定された操作ペダル544(ブレーキハンドルに似た)に固定されている。そして、操作ペダル544から伸びた操作ワイヤの一端部は、ワイヤ固定部材542の上部側を貫通してフック部541に固定されている。操作ワイヤ543の一端部のうち、ワイヤ固定部材542とフック部541の間には、コイルバネ545が挿設されている。コイルバネ545は、上方に回動したフック部541を戻す役目を有している。
【0087】
このような構成により、図2に示す椅子本体1を取り出した状態から、昇降移動車2を前方に移動させて、椅子本体1をフォーク部材51に確実に載せる。そうすると、椅子固定部材54のフック部541が、図4に示す椅子本体1の棒状の係合部211を係止して、椅子本体1を外れないように確実に固定する。
【0088】
また、椅子本体1を昇降移動車2から取り外す場合は、操作ペダル544を後ろから足で踏めば、操作ワイヤ543が引っ張られる。これにより、フック部541が引張コイルバネ546に抗しながら、軸部541aを支点として上方に回動し、椅子本体1の係合部11の固定が解除される。
【0089】
なお、操作ペダル544の操作を手元で行えるように、操作ペダル544を操作レバーとして、手押しハンドル55付近に設けることもできる。
【0090】
また、本実施の形態では、フック状の椅子固定部材54で椅子本体1を固定するようにしているが、ソレノイド等のような電磁的な固定手段(着脱手段)や、永久磁石を用いた磁着的な固定手段(着脱手段)で構成することもできる。
【0091】
(安全装置)
車椅子装置Aは、椅子本体1を昇降移動車2に確実に取り付けた後でないと、椅子本体1をフォーク部材51で持ち上げることができない安全装置を備えられている。安全装置は、椅子本体1がフォーク部材51に確実に搭載された(取り付けられた)ことを検知する搭載検知手段であるセンサ58を備えている。
【0092】
センサ58は、図3に示すように、フォーク部材51のフレームバー511aの所要の位置に固定されている。センサ58は、ピン状のスイッチ部581を備えたリミットスイッチで構成されている。センサ58で検知された信号は、後述する昇降制御手段であるコントロールボックス8内のアクチュエータ6の作動制御部に送られる。
【0093】
このような構成により、椅子本体1が椅子固定部材54で確実に固定された状態では、背もたれ部12がセンサ58のスイッチ部581に接触して、安全装置が解除され、フォーク部材51を昇降することができる。
【0094】
これに対し、椅子本体1が椅子固定部材54に固定されていない状態(椅子本体1が確実にフォーク部材51に取り付けられていない状態)では、背もたれ部12がセンサ58のスイッチ部581に接触していないため、安全装置が働き、椅子本体1をフォーク部材51で持ち上げることができないようになっている。
【0095】
(昇降フレーム53,53)
フォーク部材51の昇降をガイドする左右一対の昇降フレーム53、53は、断面略「コ」状に形成されている。昇降フレーム53は、図7に示すように、背面側へ上り傾斜して形成されている。昇降フレーム53の断面積は、移動台車4のリフト受部材44よりも一回り小さい。図7に示す分離した状態から、昇降フレーム53の下部側を、移動台車4のリフト受部材44に上方からスライドさせて嵌め入れれば、図3に示すように移動台車4とリフト装置5が一体化する。
【0096】
また図7に示す移動台車4の各シリンダ取付部47には、昇降フレーム53を固定する止め金具48が設けてある。そして、昇降フレーム53の中間部よりもやや下側には、背面側(ほぼ水平方向)に突状片である止め金具受部49が固定されている。止め金具受部49には、止め金具48を固定するフック48aが設けてある。
【0097】
左右両側の各止め金具受部49の間には、棒状の連結部である連結バー491が固定されている。連結バー491は、図7では点線で示しており、図3ではフレームバー511aの背面側に隠れて一部しか現れていない。連結バー491は、止め金具受部49を介して、左右一対の昇降フレーム53,53を所要の間隔で固定している。
【0098】
(フォーク部材51を昇降させる駆動機構60)
フォーク部材51を昇降させる駆動機構60は、図3に示すように、上下方向に伸縮するアクチュエータ6と、アクチュエータ6の上端部に設けられた歯付きプーリ61と、タイミングベルト62を備えている。
【0099】
図7に示すように、アクチュエータ6の下端部は、断面方形状の棒体で下部側固定部である挿入体7に軸部71を介して取付けてある。軸部71を介することで、挿入体7は、アクチュエータ6に対して前後方向に傾斜可能となっている。
【0100】
図3に示すように、移動台車4のフレームベース431背面側には、断面方形状の筒状体7aが固定されている。詳しくは、フレームベース431の背面側のバー431cとその手前の連結バー431bに橋渡すようにして固定されたプレート70上に、上記した筒状体7aが固定されている。
【0101】
そして、図6に示す各昇降フレーム53を昇降受部材に嵌め入れた状態で、アクチュエータ6の下端部の挿入体7を角度を調整しながら筒状体7aに嵌め入れる。更に、筒状体7aの下方から挿設された締付ネジ7b(締付具)で締め付けることで、アクチュエータ6の基端部は移動台車4に固定される。
【0102】
タイミングベルト62の一端部は、図6に示すように上記した挿入体7の後端部に固定されている。そして、タイミングベルト62の他端部は、図3に示すように、上方に延びて歯付きプーリ61に回し掛けされ、フォーク部材51の上端部中央付近に固定されている。
【0103】
更に、歯付きプーリ61は、フォーク部材51と同様に、左右一対の昇降フレーム53,53に沿って昇降する棒体であるスライドバー56に固定されている。スライドバー56の両端には、昇降フレーム53内を走行するガイドローラ57が設けてある。このスライドバー56により、アクチュエータ6のピストンロッド461は、昇降フレーム53に沿って円滑に伸縮する。
【0104】
図3に示す符号8は、アクチュエータ6の動力源であるバッテリーと、アクチュエータ6の作動を制御する制御部が収容されたコントロールボックス(図3以外では図示省略)を示している。コントロールボックス8は、フレームベース431と連結バー491に固定されている。符号9は、アクチュエータ6を操作するスイッチ(図3以外では図示省略)を示しており、不使用時には邪魔にならないように手押しハンドル55に掛けておくことができる。
【0105】
以上のような構成により、図2の想像線で示すように、アクチュエータ6のピストンロッド461が伸びれば、歯付きプーリ61よりも正面側のタイミングベルト62の長さが短くなって、フォーク部材51が上昇する。反対に、アクチュエータ6のピストンロッド461が縮み始めると、歯付きプーリ61よりも正面側にあるタイミングベルト62の長さが長くなり始め、フォーク部材51が下がり始める。
【0106】
このように、アクチュエータ6上端部の昇降する歯付きプーリ61は、いわゆる動滑車として機能している。よって、アクチュエータ6の歯付きプーリ61をある一定の距離(Dcm)昇降させるだけで、フォーク部材51(座部11)をその二倍の距離(D×2cm)昇降させることができる。即ち、フォーク部材51に対する歯付きプーリ61の昇降移動寸法を小さくすることができる。
【0107】
これにより、アクチュエータ6の高さ方向の寸法・伸縮長を小さくすることができ、装置を小型・軽量化することができる。したがって、結果的に、車椅子装置A全体の重量を軽量化することができ、移動や持ち運びが容易になる。
【0108】
なお、図1に示すアクチュエータ6のピストンロッド461が伸びきった状態の座部11の高さは、車椅子として座部11に腰掛けた際の最適な高さに設定されている。
【0109】
<作 用>
図面を参照して、車椅子装置Aの作用を説明する。
なお、車椅子装置Aを一般家庭の部屋の中で使用した場合を例に挙げて、その作用を説明する。
【0110】
[車椅子として使用]
図1に示すように、車椅子装置Aを車椅子として使用する場合は、昇降移動車2のフォーク部材51に椅子本体1を取り付け、フットレスト3は前方に延ばした状態にしておく。
【0111】
そして、使用者である高齢者等を座部11に座せることにより、介護者やその家族は、手押しハンドル55を押して、通常の車椅子と同様に使用できる。
【0112】
また、車椅子装置Aは、主車輪40、前輪41、後輪42の合計6つの車輪を備えている。したがって、ほぼ中心部を支点として、車椅子装置Aを360度回転させることができ、狭い部屋の中での方向転換も容易である。
【0113】
なお、図示したものよりも主車輪40を大きくすれば、介護者等の助けを借りずに自分の手で主車輪40を回転させ、移動することもできる。
【0114】
(ベッドへの移動)
▲1▼ 車椅子装置Aの正面側からベッドへ移動する場合
図1に示す状態から、フットレスト3を図5に示すようにして折り畳み、座部11の底面側に収容する。
車椅子装置Aをベッドの脇に移動させた後、フォーク部材51を昇降させ、ベットと座部11の高さが略同一になるように調整する。
その後、車椅子装置Aの正面部(座部11の正面部)をベッドの側面部に当てる。
【0115】
通常、ベッドの下には、通気性を考えて前輪41が入るぐらいのスペースが開いている。したがって、前輪41をベッドの下に潜り込ませれば、ベッドと座部11の間には隙間は生じない。
【0116】
たとえ前輪41が入るスペースがなかったとしても、従来の車椅子B(図11(b)参照)と相違して、フットレスト3が邪魔にならないので、車椅子装置Aとベッドの間には隙間が殆どできない。
【0117】
したがって、車椅子装置Aからベッドへ、容易且つ安全に移動することができる。
【0118】
▲2▼ 車椅子装置Aの側面側からベッドへ移動する場合
まず、車椅子装置Aの右側面側(あるいは左側面側)がベッドの側面部に接するように、車椅子装置Aを移動させる。車椅子装置Aをベッドの脇に移動させた後は、上記の場合と同様に、フォーク部材51を昇降させ、ベットと座部11の高さが略同一になるように調整する。
【0119】
次に、図10に示すように、肘掛け13(この場合は座って右側の肘掛け13)を外側(右側)倒し、ベッドの上に肘掛け13の底面部が当接するように載置する。これにより、座部11とベッドが肘掛け13によって橋渡される。
【0120】
座部11とベッドの間には隙間は生じないので、使用者は、背もたれ部12やベッドの把手部等に掴まりながら、容易且つ安全にベッドへ移動することができる。
【0121】
本実施の形態では、肘掛け13の内側部131(倒した状態では上側)が、滑りやすい素材でできているため、臀部を滑らせながら容易にベッドへ移動できる。
【0122】
また、図5に示すように、フットレスト3を座部11の底部側に収容してしまえば、足を床に付けた状態で腰をひねることができるので、ベッドへの移動が更に容易になる。
【0123】
本実施の形態では、ベッドへの移動を例に挙げて説明したが、特にこれに限定するものではなく、トイレの便器、浴槽、浴室用椅子等への移動時にも好適に使用できる。
【0124】
(敷居等の段差がある場合)
車椅子装置Aは、図8に示すように、手押しハンドル55を下方に押すか、使用者自身が後方に重心を移動させるかすれば、簡単に前輪41を持ち上げることができる。これにより、例えば屋内における敷居等の段差部の乗り越えを容易に行うことができる。
【0125】
[車椅子として使用]
使用者を椅子本体1に載せたまま、フォーク部材51を降ろしていく。そうすると、図9に示すように、接地面に当接したフットレスト3のガイドローラ36が前方に転がりながら、フットレスト3を前方に押し出していく。使用者は、その動きに合わせて、自然に足を伸ばせば良い。
【0126】
なお、フォーク部材51の昇降速度は、極めてゆっくりしたものであるため、使用者への負担は殆どない。
【0127】
このように、従来の車椅子B(図11(b)参照)と相違して、椅子本体1を降ろすとフットレスト3が前方に延びるので、足を椅子本体1と昇降移動車2の間に挟む危険性はない。
【0128】
椅子本体1を一番下まで降ろし、座部11を床面に着地させる。その後、手動で足載せ板31を後方に折り畳み、フットレスト3を座部11の底面側に収容する。
【0129】
そして、図3に示す操作ペダル544を足で踏んで、椅子固定部材54による椅子本体1の固定を解除する。図2に示すように、昇降移動車2を後方に引いて椅子本体1を分離し、椅子本体1を座椅子として使用する。
【0130】
(座椅子から床面への移動)
▲1▼ 座椅子の正面側から降りる場合
従来の車椅子B(図11(a)参照)と同様に、肘掛け13,13に掴まりながわ、腰を前方へ移動させて床面に降りる。
【0131】
▲2▼ 座椅子の側面側から降りる場合
従来の車椅子B(図11(a)参照)では、肘掛け200aが邪魔になって、座椅子の側面側から降りることはできない。これに対し、本実施の形態では、図10に示すように、肘掛け13を横に倒すことができるので、座椅子の側面側から降りることができる。したがって、前方にコタツや机がある場合でも、一人で座部11から降りることができ、便利である。
【0132】
(昇降移動車2を保管や運搬する場合)
図7に示すように、昇降移動車2は、移動台車4とリフト装置5とに分離してコンパクトな形状にすることができる。
【0133】
即ち、まず図6に示すように、筒状体7aの下方に設けてある締付ネジ7bの固定を解除し、挿入体7を筒状体7aから後ろに引き抜く。
【0134】
次に、各シリンダ取付部47に設けてある止め金具48による固定を解除する。そのようにすれば、図7に示すように、リフト装置5を移動台車4から引き抜いて分離することができる。
【0135】
このように、移動台車4とリフト装置5に分離すれば、運搬が便利で、乗用車のトランク等にも収納しやすい。また、不使用時に押入れ等にも保管しやすい。
【0136】
(椅子本体1を昇降移動車2に取り付ける場合)
図2に示す状態から、昇降移動車2を前方に移動させ、座部11の底面側にフォーク部材51を差し入れる。椅子本体1が最後までフォーク部材51に確実に嵌ったら、椅子本体1の係合部211(図4参照)が椅子固定部材54で固定される。
【0137】
そうすると、センサ58が働いて安全装置が解除され、フォーク部材51を昇降することができる。このように、椅子本体1が確実に固定された後でないと、椅子本体1を持ち上げることができないので、従来の車椅子B(図11参照)と相違して、座部11が前方に滑り落ちるような危険性はない。
【0138】
また、椅子固定部材54によって椅子本体1の後方から確実に固定しているので、例えば運搬時等に車椅子装置Aを持ち上げたりしても、椅子本体1がフォーク部材51からズレ落ちるような危険性はない。
【0139】
本明細書で使用している用語と表現はあくまで説明上のものであって、限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。
【0140】
更に、特許請求の範囲には、請求項記載の内容の理解を助けるため、図面において使用した符号を括弧を用いて記載しているが、特許請求の範囲を図面記載のものに限定するものではない。
【0141】
【発明の効果】
本発明は上記構成を備え、次の効果を有する。
(a)分離して座椅子として使用することができる椅子本体を備えており、椅子本体が座部の底部側に収容することができるフットレストを備えているものは、収容することによってフットレストが邪魔にならないので、例えば車椅子装置の正面部をベッドの側面部に当てる(またはより近づける)ことができる。したがって、ベッドと椅子本体の間には隙間ができないか、殆どできないので、椅子本体からベッドへの移動を容易且つ安全に行うことができる。
【0142】
(b)椅子本体の下降に伴い、フットレストが座部の正面側に移動するように構成されているものは、フットレストが座部の正面側に移動することにより、使用者の足は自然に座部の正面側へ伸びる。したがって、椅子本体の下降時に、使用者の足が座部の下に入る恐れはないので、足を椅子本体の下に挟むことを防止できる。
【0143】
(c)椅子本体を昇降可能に支持または保持する支持部材と、椅子本体が支持部材に搭載されたことを検知する搭載検知手段と、該搭載検知手段が検知した結果に基づいて、上記椅子本体の昇降を制御する昇降制御手段と、を備えているものは、搭載検知手段が支持部材に搭載されたことを検知しないと、昇降制御手段が椅子本体の昇降を許可しないように構成されている。したがって、椅子本体が完全に搭載されないまま昇降することによって、昇降中に椅子本体が外れてしまう危険性を防止することができる。
【0144】
(d)椅子本体に、座部の側面側に倒すことができる肘掛けが設けてあるものでは、例えば車椅子装置をベッドの脇に移動させて横付けした後、肘掛けを座部の側面側に倒してベッドへ橋渡せば、座部とベッドの間には隙間が形成されない。したがって、車椅子装置からベッドへの移動を容易且つ安全に行うことができる。
また、椅子本体を座椅子として使用した場合において、座椅子の前方にコタツや机がある場合でも、肘掛けを横に倒せば、座部から床面へ容易且つ安全に降りることができる。
【0145】
(e)昇降移動車を、移動用の車輪を備えた移動台車と、椅子本体を昇降可能に支持または保持する支持部材を有する昇降装置とに分離することできるものは、分離ができないものに比べて、運搬が便利で、乗用車のトランク等にも収納しやすい。また、不使用時に押入れ等にも保管しやすい。
【0146】
(f)椅子本体を昇降可能に支持または保持する支持部材と、上下方向に伸縮するアクチュエータと、該アクチュエータの先端部に設けられたプーリと、基端部が下部側固定部に固定され上方に延びて上記プーリに回し掛けされ、先端部が上記支持部材に固定されているベルトと、を備えているものは、プーリがいわゆる動滑車の作用を有するので、アクチュエータ先端部のプーリをある一定の距離昇降させるだけで、支持部材(椅子本体)をその二倍の距離昇降させることができる。これにより、アクチュエータの高さ方向の寸法・伸縮長を小さくすることができ、装置を小型・軽量化することができる。したがって、結果的に、車椅子装置全体の重量を軽量化することができ、移動や持ち運びが容易になる。
【0147】
(g)椅子本体を固定することができる椅子固定部材が支持部材に設けられているものは、例えば車椅子装置の運搬時等に車椅子装置を傾むけたとしても、椅子本体が昇降移動車から外れてしまうような危険性はない。
【0148】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車椅子装置の一実施の形態を示す側面視説明図。
【図2】椅子本体を取り外して座椅子として使用した場合を説明するための車椅子装置の側面視説明図。
【図3】椅子本体を取り外した状態を示す車椅子装置の斜視説明図。
【図4】椅子本体を底面側から見た斜視説明図。
【図5】椅子本体のフットレストの収容状態を説明するための側面視説明図。
【図6】椅子本体を取り出した後の昇降移動車の分離状態を説明するための側面視説明図。
【図7】椅子本体を取り出した後の昇降移動車の分離状態を説明するための側面視説明図。
【図8】車椅子装置を後ろに傾けて前輪を持ち上げた状態を示す側面視説明図。
【図9】図1の状態から椅子本体を下げている状態を説明するための側面視説明図。
【図10】椅子本体に設けてある肘掛けが倒れることを説明するための斜視説明図を示している。
【図11】
従来の座部嵌め込み式の車椅子を示す説明図。
【符号の説明】
A 車椅子装置
1 椅子本体
2 昇降移動車
3 フットレスト
4 移動台車
5 リフト装置
6 アクチュエータ
7 挿入体
7a 筒状体
7b 締付ネジ
8 コントロールボックス
9 スイッチ
11 座部
12 背もたれ部
13 肘掛け
14 スライドプレート
15 ガイド体
16 引張コイルバネ
31 足載せ板
32 連結板
33 スライド板
34 支持アーム
34 軸部
35 ガイドレール
36 ガイドローラ
39 コイルバネ
40 主車輪
40a 操作レバー付ブレーキ
40b 固定バー
41 前輪
42 後輪
43 台車フレーム
44 リフト受部材
45 足部材
46 ガススプリング
47 シリンダ取付部
48 止め金具
48a フック
49 止め金具受部
51 フォーク部材
52 ガイドローラ
53 昇降フレーム
54 椅子固定部材
55 ハンドル
56 スライドバー
57 ガイドローラ
58 センサ
60 駆動機構
61 プーリ
62 タイミングベルト
70 プレート
71 軸部
111,111 軸部
131 内側部
132 肘置き部
132 ヒンジ
133 後縁部
134 切欠部
141 ガイド長孔
141,141 軸部
200a 肘掛け
210 凹部
211 係合部
311 ヒンジ
321 ヒンジ
321a プレート
321b プレート
331 係止凹部
341 軸部
342 軸部
351 ガイド溝
431 フレームベース
431b 連結バー
431c バー
432 主車輪フレーム
433 湾曲フレーム
434 軸受部
451 軸部
461 ピストンロッド
462 軸部
471 軸部
491 連結バー
511 スライドフレーム
511a フレームバー
512 リフトアーム
512 リフトアーム
541 フック部
542 ワイヤ固定部材
543 操作ワイヤ
541a 軸部
544 操作ペダル
545 コイルバネ
546 引張コイルバネ
547 固定ピン
581 スイッチ部

Claims (10)

  1. 椅子本体(1)を分離して座椅子として使用することができる車椅子装置(A)であって、
    上記椅子本体(1)を昇降可能に支持または保持する支持部材(51)を備えており、
    上記椅子本体(1)は、座部(11)の底部側に収容することができるフットレスト(3)を備えていることを特徴とする、
    車椅子装置。
  2. 椅子本体(1)を分離して座椅子として使用することができる車椅子装置(A)であって、
    上記椅子本体(1)を昇降可能に支持または保持する支持部材(51)と、
    上記椅子本体(1)は、椅子本体(1)の下降に伴い、座部(11)の正面側に移動するフットレスト(3)を備え、該フットレスト(3)は座部(11)の底部側に収容することができるように構成されていることを特徴とする、
    車椅子装置。
  3. 椅子本体(1)を分離して座椅子として使用することができる車椅子装置(A)であって、
    上記椅子本体(1)を昇降可能に支持または保持する支持部材(51)と、
    椅子本体(1)が支持部材(51)に搭載されたことを検知する搭載検知手段(58)と、
    該搭載検知手段(58)が検知した結果に基づいて、上記椅子本体(1)の昇降を制御する昇降制御手段と、
    を備えていることを特徴とする、
    車椅子装置。
  4. 椅子本体(1)を分離して座椅子として使用することができる車椅子装置(A)であって、
    上記椅子本体(1)を昇降可能に支持または保持する支持部材(51)を備えており、
    椅子本体(1)には、座部(11)の側面側に倒すことができる肘掛け(13)が設けてあることを特徴とする、
    車椅子装置。
  5. 椅子本体(1)を分離して座椅子として使用することができる車椅子装置(A)であって、
    上記椅子本体(1)を昇降することができる昇降移動車(2)を備えており、
    該昇降移動車(2)は、移動用の車輪(40)(41)(42)を備えた移動台車(4)と、椅子本体(1)を昇降可能に支持または保持する支持部材(51)を有する昇降装置(5)とに分離することできるように構成されていることを特徴とする、
    車椅子装置。
  6. 椅子本体(1)を分離して座椅子として使用することができる車椅子装置(A)であって、
    上記椅子本体(1)を昇降可能に支持または保持する支持部材(51)と、
    上下方向に伸縮するアクチュエータ(6)と、
    該アクチュエータ(6)の先端部に設けられたプーリ(61)と、
    基端部が下部側固定部(7)に固定され上方に延びて上記プーリ(61)に回し掛けされ、先端部が上記支持部材(51)に固定されているベルト(62)と、
    を備えていることを特徴とする、
    車椅子装置。
  7. 支持部材(51)には、椅子本体(1)を固定することができる椅子固定部材(54)が設けられていることを特徴とする、
    請求項1,2,3,4,5または6記載の車椅子装置。
  8. 分離して座椅子として使用することができる車椅子装置(A)の椅子本体(1)であって、
    座部(11)の底部側に収容することができるフットレスト(3)を備えていることを特徴とする、
    車椅子装置の椅子本体。
  9. 分離して座椅子として使用することができる車椅子装置(A)の椅子本体(1)であって、
    接地面に当接することによって、座部(11)の正面側に移動するフットレスト(3)を備えており、
    該フットレスト(3)は座部(11)の底部側に収容することができるように構成されていることを特徴とする、
    車椅子装置の椅子本体。
  10. 分離して座椅子として使用することができる車椅子装置(A)の椅子本体(1)であって、
    座部(11)の側面側に倒すことができる肘掛け(13)が設けてあることを特徴とする、
    車椅子装置の椅子本体。
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