JP3549999B2 - 入浴用車椅子 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、入浴姿勢にした身体障害者や養護老人等を、乗せて移送し入浴リフト等の浴用機器・物品その他の機器に移乗させる入浴用車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術の特公平5−83254号公報には、車輪と、走行台車と、椅子フレームと、支持軸と、椅子本体と、背凭れと、着座部と、椅子基部と、足載せ部と、軸と、椅子基部回動手段と、足載せ部増角回動手段と、レールと、椅子本体付き車輪とからなる「車椅子」が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記した従来装置における車椅子の椅子本体部分は、車椅子の進行方向とは直角方向に、即ち、横方向に走行台車から入浴機器へ移動するものである。
この横移動の際、入浴者にとっては身体の向きと移動方向が異なり不快感の発生の要因となり、介助者にとってはフロアー移動時等の扱いと入浴機器への移乗時の扱いと、操作方向が異なりその操作が複雑となり誤操作の要因となり、好ましいものではなかった。
【0004】
又、入浴機器に接合の際、操作方向が直角方向に変更するため、車椅子の操作に係る各種操作部材も散在するものとなり、操作上、好ましいものではなかった。
更に又、車椅子をハーフリクライニング姿勢に変更するための構成が、簡単な手動操作で出来ない為油圧シリンダ機構によって行われており、その構成が複雑であり、安全性、清掃性、取扱性、コスト等経済性、保守性、重量等の諸点で好ましいものではなかった。
【0005】
本発明の目的は、上記不都合な点を解決したものであり、車椅子を快適に安全に容易に操作できるようにした入浴用車椅子を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち本発明は、台車部(2)と、台車部(2)に分離可能に載設される座席部(3)とを有する車椅子(1)において、座席部(3)の座席支持体(17)に回動可能に軸支されたフットレスト(22)を独自に昇降するフットレストハンドル(33)と、フットレストハンドル(33)を回動上限と回動下限で掛止保持するセットハンドル(39)と、座席支持体(17)を固定させている回動カム(26)を操作し座席部(3)全体を後傾姿勢にリクライニング回動し所定位置に保持するロック解除レバー(27)と、台車部(2)を他機器に係止する台車フック(7)の係止作用を解除するフットペダル(8)と、座席部(3)を台車部(2)に係止する移乗ロック(41)のロック作用を解除する移乗レバー(42)と、車椅子(1)を移動させたり座席部(3)を分離させて他機器へ移乗させる取手(25)とを、車椅子(1)の後背部に集中配備し、台車部(2)の前端に、座席部(3)を台車部(2)に自動的に係止又は解除し、座席部(3)の移動転落を阻止する座席脱落防止ジョイント(46)を設けたことを特徴とする入浴用車椅子である。又、前記座席部(3)において、座席支持体(17)の前先端の脚受支軸(20)に脚受支持体(21)を軸支し、脚受支持体(21)の下先端部にフットレスト(22)を設け、脚受支持体(21)の後方部に取着した昇降ピン(38)には、背凭シート(19)側の座席支持体(17)に設けられた操作レバー(34)に連結される昇降リンク(35)が直結されており、操作レバー(34)の後端のフットレストハンドル(33)の操作によりフットレスト(22)を昇降可能としたものである。
【0007】
【作用】
本発明の車椅子1を用いて入浴者を、入浴リフト(図示省略)等の他機器へ移乗する。台車部2は、フロアーを走行する。
座席部3は、台車部2に分離可能に載設され且つ入浴等に好適な椅子機能を有する。台車部2の上部に構成される台車受台5に、座席部3の下部に構成される座席受台15を載せ支持する。
【0008】
座席部3は、該座席部3の正面向きと順方向又は逆方向にスライドして台車部2から脱・着する。
座席受台15に載設される座席部支持体17に軸支されるフットレスト22は昇降する。他機器へ座席部3を移乗させる時にはフットレスト22を上昇させて行う。
車椅子1として使用する時には、台車部2と座席部3は一体的に合体し、入浴時等の他機器に移乗する時には、台車部2を他機器に係止したうえ、座席部3のみを台車部2に摺動させつつ台車部2から分離させて他機器に移乗させる。
【0009】
座席支軸16は、座席支持体17の座部シート18側の座席支軸受48を軸支する。
座席支持体17を擁する座席部3全体は、座席支軸16を中心に後傾姿勢にリクライニング回動する。
座席支持体17前先端の脚受支軸20に軸支される脚受支持体21は、回動可能であって、フットレスト22を独自に昇降させる。前記脚受支持体21の回動操作を座席部3の後方で行なう。
【0010】
車椅子1を人力で移動させる手動操作機構の操作部材であり且つ他機器に座席部3を移乗させる手動操作機構の操作部材である取手25を持って車椅子1を、フロアーを移動させ又他機器へ移乗させる。
座席部3を後傾姿勢にリクライニング回動し所定位置に保持する手動操作機構の操作部材であるロック解除レバー27は、座席部3を回動させる。
【0011】
フットレスト22を昇降し所定位置に支持する手動操作機構の操作部材であるフットレストハンドル33は、フットレスト33用の昇降リンク35を操作しフットレスト22を昇降させる。セットハンドル39は、フットレストハンドル33の位置を両回動端のどちらかの一方に固定保持する。
【0012】
座席部3を台車部2に係止又は解除する手動操作機構の操作部材である移乗レバー42は、台車部2に対する座席部3のロックを手動で解除する。
台車部2を他機器へセッティングした際に該台車部2を他機器から離脱させる手動操作機構の操作部材であるフットペダル8は、車椅子1と他機器の係止を解除する
【0013】
介助者は、車椅子1の後背部に集中配備された取手25、ロック解除レバー27、フットレストハンドル33、セットハンドル39、移乗レバー42等の手動操作部材を車椅子1の後背部から操作する。
【0014】
座席部3において、座席支持体17の前先端の脚受支軸20は、脚受支持体21を軸支する。脚受支持体21、及び脚受支持体21の下先端部に設けられたフットレスト22は、人の足を支持する。
【0015】
脚受支持体21と、背凭シート19の後背部の座席支持体17に設けた操作レバー34とをくの字形状の昇降リンク35で直結し、操作レバー34で脚受支持体21を回動し、フットレスト22を昇降させる。昇降ピン38は、フットレストハンドル33及び昇降リンク35を脚受支持体21に連結する。
【0016】
【実施例】
図1乃至図4に示す本発明実施例における車椅子1は、移動自在な台車部2と、台車部2に載せられ入浴者が座す座席部3とからなる。
【0017】
前記台車部2は、台車フレーム4と、台車フレーム4上部の台車受台5と、座席部3の不用意な脱落を防止する安全機構をなす座席脱落防止ジョイント46と、台車部2を入浴機器(図示省略)に係止する台車フック7と、台車フック7の係止作用を解除するフットペダル8(=他機器から離脱させる手動操作機構)とからなる。台車フック7とフットペダル8とはペダルリンク9で連結される。
【0018】
前記座席脱落防止ジョイント46は、座席受台15を台車受台5にロックしている移乗レバー42を誤操作してロック解除し座席部3が脱落するのを防止する為のものである。
【0019】
座席脱落防止ジョイント46は、台車部2の前端に設けられ、座席部3を台車部2に自動的に係止又は解除し、座席部3の移動転落を阻止するものであり、車椅子1を他機器に押し当て接合すると、台車受台5の所定位置にジョイント軸51で軸支された座席脱落防止ジョイント46は、他機器の反動によりコイルバネ49に抗して退入し、前記座席脱落防止ジョイント46の爪50が下降し座席受台15の前進移動を許す状態となり、座席受台15の前進移動を阻止する機能が自動的に解除される。(図4参照)
【0020】
座席部3の移動転落を阻止又は解除する座席脱落防止ジョイント46は、車椅子1の走行時に座席部3が過失により前方へ移動して台車部2から転落するといった事故を防ぎ、車椅子1の安全性を高める。
【0021】
台車フレーム4の下部にはロック付キャスター10とフリーキャスター11が設けられる。
前記台車受台5は、座席部3を前記入浴機器に移乗できる高さにガイドロール12を介して前後摺動可能に支持しており、又、台車受台5には、移動用の台車レール6とガイドロール12の脱落を防止するために座席ガイド47に相関させた台車ガイド13が取着される。
【0022】
又、台車受台5の後端部には、ガイドロール12の後方への脱落を阻止する後方ストッパー14が設けられる。
【0023】
座席部3は、台車部2に分離可能に載設される。
座席部3は、ガイドロール12が左右両側に回動自在に取着される座席受台15と、座席受台15に座席支軸16で回動可能に載設され、背凭シート19及び座部シート18に亘る部材を支持する座席支持体17と、座席支持体17に載設される座部シート18と、座席支持体17に添着される背凭シート19と、座席支持体17の前先端に脚受支軸20で軸支される脚受支持体21と、脚受支持体21に延設されるフットレスト22と、脚受支持体21に添着される脚当23と、座席支持体17に取付けられるアームレスト24とからなる。
【0024】
前記座席ガイド47は、座席受台15の下部に突設されるL字形の部材であり、前記台車ガイド13に摺動自在に係止された座席部3の浮き上がりを防止するものである。
【0025】
座席受台15において、座席支軸16は座席部3に人が乗った時、重心のバランスのよい位置に設けられる。
【0026】
又、座席支持体17は、手押で車椅子1全体を走行させたり座席部3のみを分離させて他機器へ移乗させる取手25(=人力で走行操作する手動操作機構、及び、台車部2を他機器へ移乗させる手動操作機構)と、前記座席支持体17を固定させている回動カム26を操作するロック解除レバー27(=リクライニング回動し所定位置に保持する手動操作機構)と、回動カム26の下部を前方へ付勢するバネ28とを有する。
【0027】
回動カム26の上部は座席支持体17へ背側ピン29で軸支され、ロック解除レバー27の手動操作により回動カム26は背側ピン29を中心に回動し、座席支持体17の回動位置を変えることができる。
【0028】
回動カム26には少なくとも二つの係止凹部30が形成されている。座席受台15に回動カム26に相対して突設される突設片31の受台ピン32が係止凹部30に選択的に嵌まる。前記受台ピン32が、上係止凹部30aに嵌まると座席部3は後傾姿勢となり、下係止凹部30bに嵌まると起立姿勢となる。
【0029】
又、座席支持体17には、フットレスト22を昇降させるフットレストハンドル33及び操作レバー34(=フットレスト22を昇降し所定位置に保持する手動操作機構)と、操作レバー34の下端と前記脚受支持体21の所定位置とを連結するくの字形状の部材でなる昇降リンク35とが更に設けられる。
【0030】
操作レバー34の下部はレバー支軸36で座席支持体17に軸着され、操作レバー34の下部と昇降リンク35とは操作ピン37で軸支され、脚受支持体21と昇降リンク35とは昇降ピン38で軸支される。前記昇降リンク35は操作レバー34の回動に係る変位を脚受支持体21に伝導するものである。
操作レバー34は、回動上限と回動下限でセットハンドル39により掛止保持される。
【0031】
更に又、座席支持体17には、座席受台15から台車レール6に対して差込ピン40をスプリング(図示省略)力で進入させ、座席部3を台車部2に係止する移乗ロック41が構成され、更に、該移乗ロック41のロック作用を解除する移乗レバー42が座席支持体17に設けられる。
又、座席支持体17には、入浴者を固定するベルト43が取着される。ベルト43は背凭シート19に取着される場合もある。
【0032】
尚、図3中、45は入浴機器側に設けられる入浴機器台部(図示省略)に接続する接続具である。
【0033】
実施例を使用するに際しては、介助者は、先ず、車椅子1の座席部3に入浴者を乗せ、浴室へ移送する。ロック付キャスター10のロックを掛け、入浴者の予洗を行う。
リクライニング姿勢で予洗を行う場合は、取手25を持ったままでロック解除レバー27を引き、回動カム26を回動させ、取手25を後下方へ引き、背凭シート19を後傾させたリクライニング姿勢にする。
【0034】
フットレスト22を上昇させる場合は、セットハンドル39を引いたうえフットレストハンドル33を下方に押さえ、昇降リンク35を伝導させて脚受支持体21を上方へ回動させ、フットレスト22を上昇させる。
入浴者を予洗した後に、ロック付キャスター10のロックを解除して入浴機器まで移動し、車椅子1の先部を入浴機器に接合する。
【0035】
座席部3を台車部2から入浴機器等の他物品へ移乗する際の、車椅子1の操作を述べる。
車椅子1が入浴機器に接合されると、台車フック7が該入浴機器に自動的に掛ると共に、座席脱落防止ジョイント46が自動的に作用し該ジョイント6が解除状態になる。
【0036】
次に、キャスターロックペダル44のロックを掛け、続いて、手動で移乗レバー42を引き上げ座席部3と台車部2のロックを解除すると同時に、座席部3を、台車受台5から入浴機器に押し込み移乗させる。
入浴機器が入浴リフトである場合、該入浴リフトを操作し入浴者を浴槽(図示省略)の湯中に入れ、入浴を行う。
退浴時には入浴者を前記浴槽の湯から出し、座席部3を後退させ入浴リフトから台車受台5へ移乗する。
【0037】
座席部3を入浴機器から台車部2へ移乗した後、車椅子1を入浴機器から離間する際の車椅子1の操作を述べる。
座席部3を台車部3の後方ストッパー14の位置まで後退させると、移乗ロック41は前記スプリング力により自動的にロック作動し、座席部3が台車部2に掛止する。
【0038】
次に、キャスターロックペダル44を蹴り上げロック付キャスター10のロックを外し、フットペダル8を踏んで台車フック7を入浴機器から外すと同時に、車椅子1を後退させ入浴機器から離間させ、しかる後に、入浴者を清拭する等の適宜な所作を施し入浴を終わる。
【0039】
リクライニング姿勢にしていた背凭シート19を起立姿勢に戻す場合は、取手25を持ったままで、ロック解除レバー27を引くと同時に、取手25を上げ背凭シート19を起立姿勢に戻す。
次に、セットハンドル39を操作し保持作用を解除しフットレストハンドル33を上げ、フットレスト22を下降させる。
【0040】
【発明の効果】
本発明における座席部3は、台車部2上を前進移動して該台車部2から分離し入浴機器に移乗するので、介助者は、車椅子1を押す方向を変えることなく座席部3を入浴機器へ移乗でき、介助操作がし易い。又、入浴者も、移乗方向が走行方向と変わらないので、移乗に係る横揺れが付加されず余分な不快感を生ずることなく、好都合である。
【0041】
本発明は、座席支持体17の擁する座席部3の全体を後傾姿勢にリクライニング回動可能にし、更に、フットレスト22の昇降回動を可能としたものである。
【0042】
この構成によれば、フットレスト22だけを単独で昇降させることができる。故に、リクライニング回動させたうえに更にフットレスト22だけを単独で昇降させることができ、又、リクライニング回動をしないでフットレスト22だけを単独で昇降させることもでき、使用時に、入浴者の体形や障害を考慮したうえ好適な座席部3姿勢を選択的に作ることができ、入浴者に無理な姿勢を強いること無く、入浴者を快適な状態にして入浴その他の用途に使用でき、好都合である。
【0043】
本発明は、フットレストハンドル33と、セットハンドル39と、ロック解除レバー27と、フットペダル8と、移乗レバー42と、取手25等の各種手動操作機構に係る各操作部材が集中的に車椅子1の後背部に設けられるので、介助者は、各種必要な操作が、車椅子1の後背部で全て出来るので、介助操作がし易く、又、誤操作も減らすことができ、好都合である。
更に、本発明は、台車部2の前端に、座席部3を台車部2に自動的に係止又は解除し、座席部3の移動転落を阻止する座席脱落防止ジョイント46を設けたものであるから、車椅子1の走行時に座席部3が過失により前方へ移動して台車部2から転落するといった事故を防ぎ、車椅子1の安全性を高めることができ好都合である。
【0044】
本発明は、フットレストハンドル33及び操作レバー34で、昇降リンク35を作動させ脚受支持体21を直接的に動かすことができるので、構成をシンプルにでき、機構ロスが少なく、軽量化となって車椅子1の走行も楽になり、故障も減るものであり、好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の右側面図である。
【図2】本発明の実施例の背面図である。
【図3】本発明の実施例における背凭シート、座部シート、脚当を透視した平面図である。
【図4】本発明の実施例における座席脱落防止ジョイントの部分図である。
【符号の説明】
1 車椅子
2 台車部
3 座席部
5 台車受台
8 フットペダル
15 座席受台
16 座席支軸
17 座席支持体
18 座部シート
19 背凭シート
20 脚受支軸
21 脚受支持体
22 フットレスト
25 取手
27 ロック解除レバー
33 フットレストハンドル
34 操作レバー
38 昇降ピン
39 セットハンドル
42 移乗レバー
44 キャスターロックペダル
46 座席脱落防止ジョイント
48 座席支軸受
【産業上の利用分野】
本発明は、入浴姿勢にした身体障害者や養護老人等を、乗せて移送し入浴リフト等の浴用機器・物品その他の機器に移乗させる入浴用車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術の特公平5−83254号公報には、車輪と、走行台車と、椅子フレームと、支持軸と、椅子本体と、背凭れと、着座部と、椅子基部と、足載せ部と、軸と、椅子基部回動手段と、足載せ部増角回動手段と、レールと、椅子本体付き車輪とからなる「車椅子」が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記した従来装置における車椅子の椅子本体部分は、車椅子の進行方向とは直角方向に、即ち、横方向に走行台車から入浴機器へ移動するものである。
この横移動の際、入浴者にとっては身体の向きと移動方向が異なり不快感の発生の要因となり、介助者にとってはフロアー移動時等の扱いと入浴機器への移乗時の扱いと、操作方向が異なりその操作が複雑となり誤操作の要因となり、好ましいものではなかった。
【0004】
又、入浴機器に接合の際、操作方向が直角方向に変更するため、車椅子の操作に係る各種操作部材も散在するものとなり、操作上、好ましいものではなかった。
更に又、車椅子をハーフリクライニング姿勢に変更するための構成が、簡単な手動操作で出来ない為油圧シリンダ機構によって行われており、その構成が複雑であり、安全性、清掃性、取扱性、コスト等経済性、保守性、重量等の諸点で好ましいものではなかった。
【0005】
本発明の目的は、上記不都合な点を解決したものであり、車椅子を快適に安全に容易に操作できるようにした入浴用車椅子を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち本発明は、台車部(2)と、台車部(2)に分離可能に載設される座席部(3)とを有する車椅子(1)において、座席部(3)の座席支持体(17)に回動可能に軸支されたフットレスト(22)を独自に昇降するフットレストハンドル(33)と、フットレストハンドル(33)を回動上限と回動下限で掛止保持するセットハンドル(39)と、座席支持体(17)を固定させている回動カム(26)を操作し座席部(3)全体を後傾姿勢にリクライニング回動し所定位置に保持するロック解除レバー(27)と、台車部(2)を他機器に係止する台車フック(7)の係止作用を解除するフットペダル(8)と、座席部(3)を台車部(2)に係止する移乗ロック(41)のロック作用を解除する移乗レバー(42)と、車椅子(1)を移動させたり座席部(3)を分離させて他機器へ移乗させる取手(25)とを、車椅子(1)の後背部に集中配備し、台車部(2)の前端に、座席部(3)を台車部(2)に自動的に係止又は解除し、座席部(3)の移動転落を阻止する座席脱落防止ジョイント(46)を設けたことを特徴とする入浴用車椅子である。又、前記座席部(3)において、座席支持体(17)の前先端の脚受支軸(20)に脚受支持体(21)を軸支し、脚受支持体(21)の下先端部にフットレスト(22)を設け、脚受支持体(21)の後方部に取着した昇降ピン(38)には、背凭シート(19)側の座席支持体(17)に設けられた操作レバー(34)に連結される昇降リンク(35)が直結されており、操作レバー(34)の後端のフットレストハンドル(33)の操作によりフットレスト(22)を昇降可能としたものである。
【0007】
【作用】
本発明の車椅子1を用いて入浴者を、入浴リフト(図示省略)等の他機器へ移乗する。台車部2は、フロアーを走行する。
座席部3は、台車部2に分離可能に載設され且つ入浴等に好適な椅子機能を有する。台車部2の上部に構成される台車受台5に、座席部3の下部に構成される座席受台15を載せ支持する。
【0008】
座席部3は、該座席部3の正面向きと順方向又は逆方向にスライドして台車部2から脱・着する。
座席受台15に載設される座席部支持体17に軸支されるフットレスト22は昇降する。他機器へ座席部3を移乗させる時にはフットレスト22を上昇させて行う。
車椅子1として使用する時には、台車部2と座席部3は一体的に合体し、入浴時等の他機器に移乗する時には、台車部2を他機器に係止したうえ、座席部3のみを台車部2に摺動させつつ台車部2から分離させて他機器に移乗させる。
【0009】
座席支軸16は、座席支持体17の座部シート18側の座席支軸受48を軸支する。
座席支持体17を擁する座席部3全体は、座席支軸16を中心に後傾姿勢にリクライニング回動する。
座席支持体17前先端の脚受支軸20に軸支される脚受支持体21は、回動可能であって、フットレスト22を独自に昇降させる。前記脚受支持体21の回動操作を座席部3の後方で行なう。
【0010】
車椅子1を人力で移動させる手動操作機構の操作部材であり且つ他機器に座席部3を移乗させる手動操作機構の操作部材である取手25を持って車椅子1を、フロアーを移動させ又他機器へ移乗させる。
座席部3を後傾姿勢にリクライニング回動し所定位置に保持する手動操作機構の操作部材であるロック解除レバー27は、座席部3を回動させる。
【0011】
フットレスト22を昇降し所定位置に支持する手動操作機構の操作部材であるフットレストハンドル33は、フットレスト33用の昇降リンク35を操作しフットレスト22を昇降させる。セットハンドル39は、フットレストハンドル33の位置を両回動端のどちらかの一方に固定保持する。
【0012】
座席部3を台車部2に係止又は解除する手動操作機構の操作部材である移乗レバー42は、台車部2に対する座席部3のロックを手動で解除する。
台車部2を他機器へセッティングした際に該台車部2を他機器から離脱させる手動操作機構の操作部材であるフットペダル8は、車椅子1と他機器の係止を解除する
【0013】
介助者は、車椅子1の後背部に集中配備された取手25、ロック解除レバー27、フットレストハンドル33、セットハンドル39、移乗レバー42等の手動操作部材を車椅子1の後背部から操作する。
【0014】
座席部3において、座席支持体17の前先端の脚受支軸20は、脚受支持体21を軸支する。脚受支持体21、及び脚受支持体21の下先端部に設けられたフットレスト22は、人の足を支持する。
【0015】
脚受支持体21と、背凭シート19の後背部の座席支持体17に設けた操作レバー34とをくの字形状の昇降リンク35で直結し、操作レバー34で脚受支持体21を回動し、フットレスト22を昇降させる。昇降ピン38は、フットレストハンドル33及び昇降リンク35を脚受支持体21に連結する。
【0016】
【実施例】
図1乃至図4に示す本発明実施例における車椅子1は、移動自在な台車部2と、台車部2に載せられ入浴者が座す座席部3とからなる。
【0017】
前記台車部2は、台車フレーム4と、台車フレーム4上部の台車受台5と、座席部3の不用意な脱落を防止する安全機構をなす座席脱落防止ジョイント46と、台車部2を入浴機器(図示省略)に係止する台車フック7と、台車フック7の係止作用を解除するフットペダル8(=他機器から離脱させる手動操作機構)とからなる。台車フック7とフットペダル8とはペダルリンク9で連結される。
【0018】
前記座席脱落防止ジョイント46は、座席受台15を台車受台5にロックしている移乗レバー42を誤操作してロック解除し座席部3が脱落するのを防止する為のものである。
【0019】
座席脱落防止ジョイント46は、台車部2の前端に設けられ、座席部3を台車部2に自動的に係止又は解除し、座席部3の移動転落を阻止するものであり、車椅子1を他機器に押し当て接合すると、台車受台5の所定位置にジョイント軸51で軸支された座席脱落防止ジョイント46は、他機器の反動によりコイルバネ49に抗して退入し、前記座席脱落防止ジョイント46の爪50が下降し座席受台15の前進移動を許す状態となり、座席受台15の前進移動を阻止する機能が自動的に解除される。(図4参照)
【0020】
座席部3の移動転落を阻止又は解除する座席脱落防止ジョイント46は、車椅子1の走行時に座席部3が過失により前方へ移動して台車部2から転落するといった事故を防ぎ、車椅子1の安全性を高める。
【0021】
台車フレーム4の下部にはロック付キャスター10とフリーキャスター11が設けられる。
前記台車受台5は、座席部3を前記入浴機器に移乗できる高さにガイドロール12を介して前後摺動可能に支持しており、又、台車受台5には、移動用の台車レール6とガイドロール12の脱落を防止するために座席ガイド47に相関させた台車ガイド13が取着される。
【0022】
又、台車受台5の後端部には、ガイドロール12の後方への脱落を阻止する後方ストッパー14が設けられる。
【0023】
座席部3は、台車部2に分離可能に載設される。
座席部3は、ガイドロール12が左右両側に回動自在に取着される座席受台15と、座席受台15に座席支軸16で回動可能に載設され、背凭シート19及び座部シート18に亘る部材を支持する座席支持体17と、座席支持体17に載設される座部シート18と、座席支持体17に添着される背凭シート19と、座席支持体17の前先端に脚受支軸20で軸支される脚受支持体21と、脚受支持体21に延設されるフットレスト22と、脚受支持体21に添着される脚当23と、座席支持体17に取付けられるアームレスト24とからなる。
【0024】
前記座席ガイド47は、座席受台15の下部に突設されるL字形の部材であり、前記台車ガイド13に摺動自在に係止された座席部3の浮き上がりを防止するものである。
【0025】
座席受台15において、座席支軸16は座席部3に人が乗った時、重心のバランスのよい位置に設けられる。
【0026】
又、座席支持体17は、手押で車椅子1全体を走行させたり座席部3のみを分離させて他機器へ移乗させる取手25(=人力で走行操作する手動操作機構、及び、台車部2を他機器へ移乗させる手動操作機構)と、前記座席支持体17を固定させている回動カム26を操作するロック解除レバー27(=リクライニング回動し所定位置に保持する手動操作機構)と、回動カム26の下部を前方へ付勢するバネ28とを有する。
【0027】
回動カム26の上部は座席支持体17へ背側ピン29で軸支され、ロック解除レバー27の手動操作により回動カム26は背側ピン29を中心に回動し、座席支持体17の回動位置を変えることができる。
【0028】
回動カム26には少なくとも二つの係止凹部30が形成されている。座席受台15に回動カム26に相対して突設される突設片31の受台ピン32が係止凹部30に選択的に嵌まる。前記受台ピン32が、上係止凹部30aに嵌まると座席部3は後傾姿勢となり、下係止凹部30bに嵌まると起立姿勢となる。
【0029】
又、座席支持体17には、フットレスト22を昇降させるフットレストハンドル33及び操作レバー34(=フットレスト22を昇降し所定位置に保持する手動操作機構)と、操作レバー34の下端と前記脚受支持体21の所定位置とを連結するくの字形状の部材でなる昇降リンク35とが更に設けられる。
【0030】
操作レバー34の下部はレバー支軸36で座席支持体17に軸着され、操作レバー34の下部と昇降リンク35とは操作ピン37で軸支され、脚受支持体21と昇降リンク35とは昇降ピン38で軸支される。前記昇降リンク35は操作レバー34の回動に係る変位を脚受支持体21に伝導するものである。
操作レバー34は、回動上限と回動下限でセットハンドル39により掛止保持される。
【0031】
更に又、座席支持体17には、座席受台15から台車レール6に対して差込ピン40をスプリング(図示省略)力で進入させ、座席部3を台車部2に係止する移乗ロック41が構成され、更に、該移乗ロック41のロック作用を解除する移乗レバー42が座席支持体17に設けられる。
又、座席支持体17には、入浴者を固定するベルト43が取着される。ベルト43は背凭シート19に取着される場合もある。
【0032】
尚、図3中、45は入浴機器側に設けられる入浴機器台部(図示省略)に接続する接続具である。
【0033】
実施例を使用するに際しては、介助者は、先ず、車椅子1の座席部3に入浴者を乗せ、浴室へ移送する。ロック付キャスター10のロックを掛け、入浴者の予洗を行う。
リクライニング姿勢で予洗を行う場合は、取手25を持ったままでロック解除レバー27を引き、回動カム26を回動させ、取手25を後下方へ引き、背凭シート19を後傾させたリクライニング姿勢にする。
【0034】
フットレスト22を上昇させる場合は、セットハンドル39を引いたうえフットレストハンドル33を下方に押さえ、昇降リンク35を伝導させて脚受支持体21を上方へ回動させ、フットレスト22を上昇させる。
入浴者を予洗した後に、ロック付キャスター10のロックを解除して入浴機器まで移動し、車椅子1の先部を入浴機器に接合する。
【0035】
座席部3を台車部2から入浴機器等の他物品へ移乗する際の、車椅子1の操作を述べる。
車椅子1が入浴機器に接合されると、台車フック7が該入浴機器に自動的に掛ると共に、座席脱落防止ジョイント46が自動的に作用し該ジョイント6が解除状態になる。
【0036】
次に、キャスターロックペダル44のロックを掛け、続いて、手動で移乗レバー42を引き上げ座席部3と台車部2のロックを解除すると同時に、座席部3を、台車受台5から入浴機器に押し込み移乗させる。
入浴機器が入浴リフトである場合、該入浴リフトを操作し入浴者を浴槽(図示省略)の湯中に入れ、入浴を行う。
退浴時には入浴者を前記浴槽の湯から出し、座席部3を後退させ入浴リフトから台車受台5へ移乗する。
【0037】
座席部3を入浴機器から台車部2へ移乗した後、車椅子1を入浴機器から離間する際の車椅子1の操作を述べる。
座席部3を台車部3の後方ストッパー14の位置まで後退させると、移乗ロック41は前記スプリング力により自動的にロック作動し、座席部3が台車部2に掛止する。
【0038】
次に、キャスターロックペダル44を蹴り上げロック付キャスター10のロックを外し、フットペダル8を踏んで台車フック7を入浴機器から外すと同時に、車椅子1を後退させ入浴機器から離間させ、しかる後に、入浴者を清拭する等の適宜な所作を施し入浴を終わる。
【0039】
リクライニング姿勢にしていた背凭シート19を起立姿勢に戻す場合は、取手25を持ったままで、ロック解除レバー27を引くと同時に、取手25を上げ背凭シート19を起立姿勢に戻す。
次に、セットハンドル39を操作し保持作用を解除しフットレストハンドル33を上げ、フットレスト22を下降させる。
【0040】
【発明の効果】
本発明における座席部3は、台車部2上を前進移動して該台車部2から分離し入浴機器に移乗するので、介助者は、車椅子1を押す方向を変えることなく座席部3を入浴機器へ移乗でき、介助操作がし易い。又、入浴者も、移乗方向が走行方向と変わらないので、移乗に係る横揺れが付加されず余分な不快感を生ずることなく、好都合である。
【0041】
本発明は、座席支持体17の擁する座席部3の全体を後傾姿勢にリクライニング回動可能にし、更に、フットレスト22の昇降回動を可能としたものである。
【0042】
この構成によれば、フットレスト22だけを単独で昇降させることができる。故に、リクライニング回動させたうえに更にフットレスト22だけを単独で昇降させることができ、又、リクライニング回動をしないでフットレスト22だけを単独で昇降させることもでき、使用時に、入浴者の体形や障害を考慮したうえ好適な座席部3姿勢を選択的に作ることができ、入浴者に無理な姿勢を強いること無く、入浴者を快適な状態にして入浴その他の用途に使用でき、好都合である。
【0043】
本発明は、フットレストハンドル33と、セットハンドル39と、ロック解除レバー27と、フットペダル8と、移乗レバー42と、取手25等の各種手動操作機構に係る各操作部材が集中的に車椅子1の後背部に設けられるので、介助者は、各種必要な操作が、車椅子1の後背部で全て出来るので、介助操作がし易く、又、誤操作も減らすことができ、好都合である。
更に、本発明は、台車部2の前端に、座席部3を台車部2に自動的に係止又は解除し、座席部3の移動転落を阻止する座席脱落防止ジョイント46を設けたものであるから、車椅子1の走行時に座席部3が過失により前方へ移動して台車部2から転落するといった事故を防ぎ、車椅子1の安全性を高めることができ好都合である。
【0044】
本発明は、フットレストハンドル33及び操作レバー34で、昇降リンク35を作動させ脚受支持体21を直接的に動かすことができるので、構成をシンプルにでき、機構ロスが少なく、軽量化となって車椅子1の走行も楽になり、故障も減るものであり、好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の右側面図である。
【図2】本発明の実施例の背面図である。
【図3】本発明の実施例における背凭シート、座部シート、脚当を透視した平面図である。
【図4】本発明の実施例における座席脱落防止ジョイントの部分図である。
【符号の説明】
1 車椅子
2 台車部
3 座席部
5 台車受台
8 フットペダル
15 座席受台
16 座席支軸
17 座席支持体
18 座部シート
19 背凭シート
20 脚受支軸
21 脚受支持体
22 フットレスト
25 取手
27 ロック解除レバー
33 フットレストハンドル
34 操作レバー
38 昇降ピン
39 セットハンドル
42 移乗レバー
44 キャスターロックペダル
46 座席脱落防止ジョイント
48 座席支軸受
Claims (2)
- 台車部(2)と、台車部(2)に分離可能に載設される座席部(3)とを有する車椅子(1)において、座席部(3)の座席支持体(17)に回動可能に軸支されたフットレスト(22)を独自に昇降するフットレストハンドル(33)と、フットレストハンドル(33)を回動上限と回動下限で掛止保持するセットハンドル(39)と、座席支持体(17)を固定させている回動カム(26)を操作し座席部(3)全体を後傾姿勢にリクライニング回動し所定位置に保持するロック解除レバー(27)と、台車部(2)を他機器に係止する台車フック(7)の係止作用を解除するフットペダル(8)と、座席部(3)を台車部(2)に係止する移乗ロック(41)のロック作用を解除する移乗レバー(42)と、車椅子(1)を移動させたり座席部(3)を分離させて他機器へ移乗させる取手(25)とを、車椅子(1)の後背部に集中配備し、台車部(2)の前端に、座席部(3)を台車部(2)に自動的に係止又は解除し、座席部(3)の移動転落を阻止する座席脱落防止ジョイント(46)を設けたことを特徴とする入浴用車椅子。
- 座席部(3)において、座席支持体(17)の前先端の脚受支軸(20)に脚受支持体(21)を軸支し、脚受支持体(21)の下先端部にフットレスト(22)を設け、脚受支持体(21)の後方部に取着した昇降ピン(38)には、背凭シート(19)側の座席支持体(17)に設けられた操作レバー(34)に連結される昇降リンク(35)が直結されており、操作レバー(34)の後端のフットレストハンドル(33)の操作によりフットレスト(22)を昇降可能としたことを特徴とする請求項1記載の入浴用車椅子。
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