JP5086061B2 - 入浴装置 - Google Patents

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Description

本発明は、介護を必要とする入浴者(=以下入浴者という)が入浴する時に使用される入浴装置に関する。
従来の技術に示される入浴用車椅子は、台車と、ロック機構が設けられる椅子部とからなり、台車が入浴用受け台につき合わされると、ロック機構(=第2のロック機構)が解除される。
従来技術では、台車のレールが入浴用受け台のレールに接続されている時にのみ椅子部が移動できる。
しかし、従来の技術では、台車を入浴用受け台へ係合する連結機構と、ロック機構とが別機構であるから、入浴用車椅子が入浴用受け台に対して係合不完全であっても(係合部材が半掛かりであっても)、ロック機構は解除される。その時、第1のロック機構を不用意に解除した場合には、椅子部が台車から転落し入浴者が怪我をする危険がある。
又、ロック機構が入浴用受け台とは異なるものに当ってロックが解除されることもあり得、危険である。そのため更にロック機構(=第1のロック機構)が必要となり、入浴用車椅子のロック機構に係る構成が複雑になっている。
その他、従来の技術に係る入浴用車椅子には、レバーを保護し安全を維持する構成や、入浴時の安全を確保するために肘掛の設定をチェックするという構成は開示されていない。
特開2004−154241号公報
解決しようとする問題点は、座部を入浴用車椅子から入浴リフトへ移乗する際に、座部が台車から転落し入浴者が怪我をする危険性があるという点である。
又、ロック機構が2個必要になり、入浴用車椅子のロック機構に係る構成が複雑になり製作費用が嵩むという点である。
又、座部の操作に係る安全対策を十分に行なおうとしたものである。
本発明の目的は、上記問題点を解決したものであり、座部を台車から入浴リフトへ安全に移乗でき、更に、簡素な構成であってしかも座部の操作が安全に行なえる入浴装置を提供することである。
即ち本発明は、入浴リフト13と、入浴用車椅子3とからなる入浴装置79において、入浴用車椅子3は、台車1と、台車1から分離可能に載設される座部2と、座部2を台車1に対し移動不可能に掛止する掛止機構17とからなり、掛止機構17は、座部2に設けられ操作具を介して手動で移動可能な掛止具18と、掛止具18の位置に対応して台車1に設けられる掛止受部19と、掛止具18と掛止受部19の両者による掛止作用を解除する方向への掛止具18の移動操作を阻止する阻止具20とで構成され、入浴用車椅子3が入浴リフト13に接合している時は、阻止具20を入浴リフト13との接合に連動して動かすことで掛止作用を解除する方向への掛止具18の移動操作を可能にする一方、入浴用車椅子3が入浴リフト13に接合していない時は、阻止具20によって掛止作用を解除する方向への掛止具18の移動操作を阻止することを特徴とする入浴装置である。
又、台車1は、台車枠12の前部に突出状に設けられる接合鉤具15と、車椅子側検出器38とを有し、入浴リフト13には、受穴14と、接合鉤具15に当って動くリフト側検出器63の受動片60とが設けられ、台車1を入浴リフト13に接合させる時に、接合鉤具15を受穴14に貫通させると、接合鉤具15の貫通した部位がリフト側検出器63に当ってこれを動かし、リフト側検出器63が車椅子側検出器38を介して阻止具20を動かすことで、掛止作用を解除する方向へ掛止具18を移動操作できるようにしたことを特徴とする。
更に、掛止具18は下方向に付勢され昇降可能であって、掛止受部19に嵌入できるものであり、掛止具18の途中部分に凹部67が形成され、阻止具20は前記凹部67に進入するように付勢され水平移動可能であって、入浴用車椅子3が入浴リフト13に接合していない時は、阻止具20は、掛止具18の凹部67に進入し、掛止受部19に嵌っている掛止具18の移動を阻止し、掛止機構17は、台車1に対する座部2の前後方向及び上方向への移動を阻止し、座部2が台車1から脱落しないようにする。
更に、台車1は、車輪11と台車枠12とからなり、台車枠12の前部の左右には、半円形に前方へ突出する保護枠16が設けられ、保護枠16は、外側面が丸味を帯びた形状であり、接合鉤具15の上前方及び上左右方にわたって位置しており、保護枠16は、接合鉤具15の損壊を防ぐものであると共に、車輪11の上方に位置しており、又、入浴リフト13の後部の左右には、案内具21が設けられ、台車1を入浴リフト13へ接合する時、保護枠16は入浴リフト13の案内具21に沿って摺動するものである。
又、入浴リフト13には、その上面にあって前後方向にレール41が設けられ、レール41の左右外側に上カバー61が設けられ、座部2は、座面部7と、座面部7の後部に設けられる背凭8とからなり、背凭8の左右に肘掛9が設けられ、該肘掛9は、入浴用車椅子3の前方向きから斜め後方向きへ回動させて掛止できるものであり、又、座部2は、台車1からレール41へ移乗でき、移乗した座部2は、入浴リフト13の後部から前部の入浴位置へ移動できるものであり、前記座部2は、肘掛9を斜め後方向きに掛止したままでは、肘掛9が上カバー61にぶつかって入浴位置へ移動できず、入浴を遂行出来ないようにした。
本発明に係る入浴用車椅子3が入浴リフト13に接合している時は、阻止具20は、入浴リフト13に当接して動かされ、掛止具18の移動阻止を解除し、掛止機構17は手動で解除可能となり、入浴用車椅子3が入浴リフト13に接合していない時は、阻止具20は掛止具18の移動を阻止し、掛止機構17は手動で解除不可能となり、座部2は台車1に掛止されるから、座部2を入浴リフト13へ移乗する際、台車1が入浴リフト13に接合していない時には、介助者が誤って掛止具18を手動操作しても掛止具18は抜けず、掛止機構17が解除されず、座部2が台車1から転落することは無く、安全であり、好都合である。
又、入浴者が、一般車椅子から入浴用車椅子3に乗せ換える時、又、入浴用車椅子3に乗降する時等に、掛止具18が抜けず台車1から座部2が移動しないから、入浴者は乗せ換え中又は乗降中に乗りそこね事故を起こさず安全であり、好都合である。
又、台車1が入浴リフト13に接合している時には、掛止機構17が手動で解除でき、座部2が台車1から外れ、円滑に入浴リフト13に移乗でき、好都合である。
又、1個の掛止機構17で座部2を台車1に安全に掛止でき、構成が簡素であり、製作経費を低減でき、好都合である。
本発明に係る台車1を入浴リフト13に接合させる時に、接合鉤具15を受穴14に貫通させると、接合鉤具15の貫通した部位がリフト側検出器63に当ってこれを動かし、リフト側検出器63が車椅子側検出器38を介して阻止具20を動かし、阻止具20は掛止具18の移動阻止を解除し、掛止機構17は手動で解除可能となるから、接合鉤具15が接合不完全の状態(=接合鉤具15が受穴14に半掛かりの状態等)では、掛止機構17は解除できず、座部2が台車1から移動しない。それ故に、上記接合が不完全の状態の時は、座部2を入浴リフト13へ移乗させることはできず、座部2を誤って台車1から転落させるといったことは起きず、安全であり、好都合である。
接合鉤具15が完全に接合した時には、掛止機構17を解除することができ、座部2を入浴リフト13へ安全に移乗させることができ、好都合である。
本発明に係る入浴用車椅子3が入浴リフト13に接合していない時は、阻止具20は、掛止具18の凹部67に進入し、掛止受部19に嵌っている掛止具18の移動を阻止し、掛止機構17は、台車1に対する座部2の前後方向及び上方向への移動を阻止するから、座部2が台車1から脱落せず、安全であり、好都合である。
本発明に係る保護枠16は、接合鉤具15の損壊を防ぐものであると共に、車輪11の上方に位置しており、又、入浴リフト13の後部の左右には、案内具21が設けられ、台車1を入浴リフト13へ接合する時、保護枠16は入浴リフト13の案内具21に沿って摺動するものであるから、前記保護枠16の存在によって、人や物が接合鉤具15にぶつからず、接合鉤具15を変形させるということは起きず、接合鉤具15の接合を行なう構成、作用を確保でき、入浴用車椅子3と入浴リフト13の接合を確実に行なえ、信頼性も高くなり、好都合である。
入浴者が入浴用車椅子3に乗降する時、入浴者及び介助者が、丸味を帯びた前記保護枠16に当っても、車輪11又は車輪ストッパー77にぶつかることはなく、安全であり、好都合である。
又、前記三個機能を得るために保護枠16を設けるだけでよく、位置決め機能に係る構成と、ガード機能に係る構成とを省略でき、製作コストの削減が図れ、好都合である。
本発明に係る座部2は、台車1からレール41へ移乗でき、移乗した座部2は、入浴リフト13の後部から前部の入浴位置へ移動できるものであり、前記座部2は、肘掛9を斜め後方向きに掛止したままでは、肘掛9が上カバー61にぶつかって入浴位置へ移動できず、入浴を遂行出来ないから、肘掛9を斜め後方向へ回動したままで入浴者を浴槽48内へ下降させることは無く、肘掛9を斜め後方向へ回動したままで入浴者を湯に浸けることも無く、それらの下降行程、湯浸け行程中に入浴者が座部2からはみ出ることは無く、又、座部2から転落することもなく、安全に安心して入浴でき、好都合である。
本発明に係る座部を台車から入浴リフトへ安全に移乗でき、又、座部及び入浴用車椅子の操作が安全に行なえる入浴装置を提供する目的を、入浴リフト13と、入浴用車椅子3とからなる入浴装置79において、入浴用車椅子3は、台車1と、台車1から分離可能に載設される座部2と、座部2を台車1に移動できないように掛止する掛止機構17とからなり、掛止機構17は、座部2に設けられ手動で上動される掛止具18と、台車1に設けられる掛止受部19及び阻止具20とからなり、阻止具20は掛止受部19に嵌入した掛止具18の移動を阻止するものであり、入浴用車椅子3が入浴リフト13に接合している時は、阻止具20は、入浴リフト13に当接して動かされ、掛止具18の移動阻止を解除し、掛止機構17は手動で解除可能となり、入浴用車椅子3が入浴リフト13に接合していない時は、阻止具20は掛止具18の移動を阻止し、掛止機構17は手動で解除不可能となり、座部2は台車1に掛止されることを特徴とする入浴装置をもって、実現した。
図1、2、3、4、5、6、7、8、9に本発明の実施例1の入浴装置79を示している。
入浴装置79は、入浴リフト13と、入浴用車椅子3とからなる。
入浴リフト13は、座部2に乗った入浴者を、座部2と共に浴槽48へ浸け入浴させるものである。
前記入浴リフト13の両側には上カバー61(左上カバー61a、右上カバー61b)が所定間隔をもって突設される。
入浴リフト13は浴槽48の縁に設置されており、入浴リフト13の後部には入浴用車椅子3が接合され、入浴リフト13の前方は浴槽48に接する。(図4参照)
入浴用車椅子3の座部2は、入浴リフト13に移乗した後、入浴リフト13の前部の入浴位置へ移動可能である。
入浴リフト13の後部の左右側には案内具21が設けられる。入浴リフト13の後部には受穴14が開けられる。入浴リフト13に入浴用車椅子3を接合すると、受穴14に接合鉤具15の先部が嵌入する。前記接合鉤具15の嵌入により、入浴リフト13に入浴用車椅子3が接合され離間しないように掛止される。
リフト側検出器63は、受動片60とアウター付ワイヤー62と押し片76とで構成される。押し片76は入浴リフト13のレール41(図9参照)内に設けられる。
前記押し片76は、入浴リフト13の受穴14の下方に設けられた受動片60にアウター付ワイヤー62で連繋されている。
入浴リフト13に入浴用車椅子3が接合されていない時は、入浴リフト13の受動片60は元の通常位置(=上位置)にあり、押し片76は元の通常位置(=退入位置)にある(図9参照)。
入浴用車椅子3は、台車1と、台車1から分離可能に載設される座部2と、座部2を台車1に掛止する掛止機構17とからなる。
座部2は、座面部7と、下肢受4と、背凭8と、リクライニング機構30と、掛止機構17とからなる。
背凭8は、座面部7の後部にこれと一体的に略起立状態に設けられる。
背凭8には、肘掛9と、上体用フェンス10とが取着される。
肘掛9は、肘置43と、大腿フェンス44と、肘軸45からなる。
肘置43と大腿フェンス44は一体化しており、肘置43及び大腿フェンス44は、肘軸45を中心に回動できる。前方向きにある肘掛9を回動させて斜め後方向きに変更でき、又、斜め後方向きにある肘掛9を前方向きに戻し変更できる。
肘軸45は、肘円筒部54と肘中軸55とからなる。肘円筒部54の所定位置に窓56が形成される。肘中軸55には窓56の肘溝に嵌合できる肘突起58が設けられる。肘掛9が前方向きに至った時は肘突起58が窓56の前肘溝(図示省略)に嵌り固定される。
肘掛9を後方向きに変更する時は、肘掛9を少し持ち上げ肘突起58を前肘溝から外してから、回動させる。肘掛9が後方向きに至った時は肘突起58が窓56の後肘溝57に嵌り固定される。
上体用フェンス10は、フェンス部46とフェンス軸部47とからなる。フェンス部46は、棒部材で作られ、握り易い形状である。
入浴者は、座部2への乗降時、搬送時、身体の洗浄時、浴槽48への昇降時、及び浴槽48内の入浴時に、フェンス部46を掴んで、乗降時の動作、搬送時の動作、洗浄時の動作、移乗時の動作、昇降時の動作及び入浴時の動作を楽に行なえる。
上体用フェンス10はフェンス軸部47を中心に回動できこれを回動させて前方向きにあるものを後方向きに変更でき、又、後方向きにあるものを前方向きに戻し変更できる。
入浴用車椅子3の左右の肘掛9を斜め後方向きに開いた時、左の肘掛9の先部から右の肘掛9の先部までの幅が、入浴リフト13の左右の上カバー61の所定間隔より大きくなる。
前述の左右の肘掛9を前方向きに閉じて座部2を入浴リフト13の前部へ移動させるとき、肘掛9が上カバー61に当らず、円滑に移動する。
前述の左右の肘掛9を斜め後方向きに開いたまま座部2を入浴リフト13の前部へ移動させると、肘掛9が上カバー61にぶつかる。
一方側の肘掛9を斜め後方向きに開いたまま座部2を入浴リフト13の前部へ移動させた場合でも、肘掛9が上カバー61にぶつかる。
肘掛9が上カバー61にぶつかると、座部2は入浴リフト13の入浴位置へ移動できない。座部2は肘掛9のセッティングが不適切な状態では浴槽48に入れないようにしている。
台車1は、車輪11と台車枠12とからなり、浴室で用いる場合主に脱衣場から入浴リフト13までの間を往復走行するものである。
台車枠12の前部に、入浴リフト13の受穴14に掛止できる接合鉤具15が設けられる。
台車枠12の前部に、接合鉤具15の前上方及び左右上方を囲う保護枠16が設けられる。保護枠16は、具体例では半円形の枠体である。保護枠16は、人又は物と接合鉤具15との衝突を回避し、接合鉤具15の変形破損を回避し、入浴用車椅子3と入浴リフト13の接合ミスを回避し、安全を図る保護機能を有する。
更に、人又は物と、車輪11又は車輪ストッパー77との衝突を回避し、安全を図るガード機能を有する。(図6参照)
入浴リフト13に入浴用車椅子3を接合する時、前記保護枠16が入浴リフト13の案内具21に当接し、入浴用車椅子3は所定位置へ案内される。
保護枠16は、入浴リフト13に対する入浴用車椅子3の当接位置を所定位置に決める位置決め機能を有する。(図4参照)
入浴用車椅子3には、座部2を台車1に掛止する掛止機構17が1個設けられる。
掛止機構17は、座部2に設けられる掛止具18(具体例ではピン80)、及び、掛止具18を引き上げるピン操作具68と、台車1に設けられる掛止受部19(具体例では穴81)、及び、掛止具18が掛止受部19から抜けるのを阻止する阻止具20(具体例では当接片40)とからなる。
座部2の掛止具18の具体例であるピン80は、台車1の掛止受部19の具体例である穴81に嵌入し、座部2を台車1に掛止し維持する。ピン80の部材途中に凹部67形成される。
台車1には、台車1が入浴リフト13に接合すると作動する車椅子側検出器38と、車椅子側検出器38の作動量を伝達する伝達器39と、伝達器39に連結される阻止具20の具体例である当接片40と、当接片40を前方向へ付勢するバネ53とが設けられる。
台車1側の当接片40は、座部2側の凹部67に嵌って、ピン80を押圧し移動不自在に拘束し、ピン80が穴81から抜けるのを阻止する。
従って、掛止機構17は、座部2を台車1に対して、前後方向及び上方向に移動不可能に掛止するものである。(図7参照)
台車1の車椅子側検出器38は、台車レール66内に設けられ、その前部は台車レール66の前端に臨む。
台車レール66内に伝達器39が設けられ、該伝達器39は車椅子側検出器38に繋がりその動きを当接片40に伝達するものである。
台車1が入浴リフト13に接合した時、台車1の接合鉤具15が、入浴リフト13の受穴14に嵌る。嵌った後、接合鉤具15がリフト側検出器63の受動片60を押し下げる。
下がった受動片60は、アウター付ワイヤー62を介して、押し片76を後方向へ突出移動させる。後方向へ突出移動した押し片76は、台車1の車椅子側検出器38を後方向へ押す(図9参照)。
台車1の車椅子側検出器38は、入浴リフト13のレール41内に設けられた押し片76に押される。
車椅子側検出器38が押し片76に押された時、車椅子側検出器38に繋がる伝達器39と当接片40は、共に後方向に移動し、当接片40はピン80から離れピン80を押えない。
ピン80は、当接片40による移動阻止を解除され、介助者はピン80を穴81からの抜き差しが可能となる。
上述の接合の構成では、接合鉤具15が受穴14に嵌った後に該接合鉤具15によって、ピン80が移動阻止を解除されるものである。(図7参照)
前記ピン80は、伸展バネ59で下方向に付勢され、必要時に手動で上方向へ動かされるものであって、その他にピン80を動かす機構は存在しない。
介助者が、前記ピン80を抜けば、座部2を移動自在状態となり、その座部2を入浴リフト13側へ移動させることができる。
台車1を入浴リフト13に接合していない時は、座部2のピン80が台車1の穴81から抜けない状況にある。
即ち、入浴リフト13の受動片60は元の通常位置(=上位置)にある。
押し片76は元の通常位置(=退入位置)にある。
台車1の車椅子側検出器38は元の通常位置(=前方向に突出した位置)にある。当接片40は、バネ53の付勢力で前方向へ移動している。
当接片40は、座部2のピン80の凹部67に嵌ってピン80を押圧し、ピン80が穴81から抜けるのを阻止する。
ピン80はこれに当接片40が嵌入しているため上昇が不自在となっている。介助者は、移動阻止状態にあるピン80を上方向へ抜くことができない。上述のように掛止機構17が掛止作用を現わしているため台車1に対して座部2を前後方向及び上方向に移動させることができない。(図3、7参照)
座部2を構成する座面部7は、入浴者の臀部を支持する座面緩衝材25と、座面緩衝材25を支持する座部枠26と、台車1に移動可能に載設されるローラー枠27と、座部枠26をローラー枠27に後傾動可能に軸支するリクライニング用軸29とからなる。
ローラー枠27にはローラー28が取着され、該ローラー枠27は台車1上を自在に移動できる。
下肢受4は、脹脛、足先等の下肢を支持するものであり、左下肢受4aと右下肢受4bで構成される。
尚、構成部品の名称は入浴用車椅子3に乗る入浴者の左右部位に合わせて付けている。
入浴用車椅子3の前方向きの左下肢受4a及び右下肢受4bは、それぞれ入浴用車椅子3の外側に回動して、後方向きに変更できる。
又、入浴用車椅子3の後方向きの左下肢受4a及び右下肢受4bはそれぞれ入浴用車椅子3の外側に回動して、前方向きに変更できる。
下肢受4は、基部が下肢受台22に軸支され直線状に延びる幹体24と、幹体24の先部位に設けられる足置5と、幹体24の延設中途部に設けられる脹脛受6とからなる。
左右の下肢受台22は、座部枠26の前部左右に垂下取着された各垂下軸42にそれぞれ軸支される。垂下軸42の一部は、コ字形枠78で囲われる。
下肢受4は、座部枠26の前部の左右部に下肢受台22(左下肢受台22a及び右下肢受台22b)を介してそれぞれ設けられる。
下肢受4は、下肢受台22を介して後方向へ回動するものであり180度方向転換できる。
通常形態時の入浴用車椅子3にあって、左下肢受台22a及び右下肢受台22bは互いに向き合わせ(=内向き)状態に設けられる。
入浴用車椅子3を乗降形態に変える時は、左下肢受台22a及び右下肢受台22bを、入浴用車椅子3の外側に180度回動して左右外向き状態に変更する。
又、入浴用車椅子3の外方向き状態の左下肢受台22a及び右下肢受台22bは、入浴リフト13に移乗する時(=入浴時、通常形態時)には、それぞれ入浴用車椅子3の外側に回動して、内向きの突合せ状態に戻し変更できる。
下肢受4は、幹体24と、脹脛受6と、足置5とからなる。下肢受台22に対して幹体24は回動可能であり、該幹体24を回動させて足置5及び脹脛受6を水平状態から垂下状態に変更できる。又、逆に、垂下状態から水平状態にも変更できる。
下肢受4が入浴用車椅子3の前方へ向いて略水平状態に固定された通常形態のもとで、脹脛受6はその上面が足置5の上面より僅か高くして幹体24に設けられる。入浴者が足裏を足置5に乗せた立膝座姿勢、又は入浴者が脹脛を脹脛受6に乗せた長座位姿勢を取ることができる。
左右の下肢受4の各脹脛受6の表面は、それぞれに緩衝部材23で構成される。
下肢受4が入浴用車椅子3の通常形態にある時、そして入浴者を乗降させる時に、足置5及び脹脛受6を回動させて水平状態から垂下状態へ変更すると、左右の緩衝部材23は互いに間隔をもって向き合う。
入浴用車椅子3は、リクライニング式分離型であり、リクライニング機構30を操作して背凭8を通常の背凭れ姿勢(=背起立姿勢)からリクライニング姿勢へ後傾させると、下肢受4及び座面部7も、同時にリクライニング軸29を中心に回動する。座面部7は前部が高位で後部が低位に傾斜し、下肢受4は先部が高位で基部が低位に傾斜する。座部2は、通常の背起立姿勢からリクライニング姿勢へ、又、リクライニング姿勢から背起立姿勢へと往復移動できる。
リクライニング機構30は、背凭8及び座面部7と、座部枠26とに亘って設けられ、座部枠26に対する背凭8、座面部7及び下肢受4の角度を一体的に、後傾角度に変更させるものである。リクライニング機構30は、台車1側の止具32と、背凭8側の溝付片33と、操作具34とからなる。
溝付片33には、通路35の両端に起立溝36と、リクライニング溝37とが形成される。止具32が起立溝36に嵌っているときは背凭8は略起立状態にあり、止具32がリクライニング溝37に嵌っているときは背凭8は後傾状態(リクライニング姿勢)にある。入浴者の要望に応じて、背凭8を後傾し座部2をリクライニング姿勢になす。
座部2には、座部2を後傾させるリクライニング機構30と、入浴用車椅子3の前方向きに略水平状に延設せられ入浴者の脹脛を支持する下肢受4とが設けられ、入浴者は、脹脛を支持された長座位姿勢を取り更に後傾状の背凭姿勢を取ってリラックスした態勢で入浴できる。
図1中、64は腹締具、65は大腿ベルト、69は枕、70は枕スライド長穴、71は取手、72は背凭取手、73は収縮バネ、74は連結棒、75は昇降板、52は昇降レール、51は吊りベルト、50は昇降体、49はレール柱である。
実施例1を使用する際は、先ず、該実施例1を乗降形態にセッティングする。セッティングしてから、入浴者を入浴用車椅子3に乗せる。
座部2が入浴形態にセッティングされていたら乗降形態のセッティングに変更する。
介助者は、下肢受4の足置5及び脹脛受6を水平状態から垂下状態に変える。下肢受4を回動させ、入浴用車椅子3の前方向きから後方向きに変える。
介助者は、肘掛9を回動させ、肘掛9の位置を入浴用車椅子3の前方向きから斜め後方向きへ変える。又、介助者は、上体用フェンス10を回動させ、入浴用車椅子3の側部の位置から後部の位置へ変える。
上記セッティングを行なった後、介助者は入浴者を、入浴用車椅子3の座部2に乗せる。
保護枠16は、人や物が接合鉤具15に当るのを防ぎ、接合鉤具15を保護する。即ち、保護枠16は、保護機能を果たし、接合鉤具15の破損を防ぐ。
又、保護枠16は、人や物が車輪11、又は車輪ストッパー77、又は接合鉤具15等にぶつかるのを防ぐ。即ち、保護枠16は、ガード機能を果たし、人が構成部品に当って怪我することのないようにし安全を図り、入浴用車椅子3の前進を確保する。(図6参照)
入浴者が座部2に乗り終わると、次に、座部2のセッティングを入浴形態のセッティングに変更する。下肢受4の足置5及び脹脛受6は垂下状態にあって、該下肢受4は後方に向いている。その下肢受4を、回動させ前方向きに戻す。
介助者は、腰掛け姿勢の入浴者の下肢を持ち上げる。下肢受4の足置5及び脹脛受6を回動させ水平状態に位置させる。
入浴者は下肢を前方向へ投げ出し長座位姿勢を取る。腹締具64を締めて、腹を背凭8に固定する。大腿ベルト65を締めて、大腿を下肢受4に固定する。
斜め後方に向かせていた肘掛9を、回動させ前方向きに戻す。肘を肘掛9に乗せる。立膝座姿勢の場合、入浴者の大腿が座面部7から食み出すのを肘掛9で防ぐ。
入浴用車椅子3の後部へ位置させていた上体用フェンス10を、回動させ前方向きに戻し、入浴用車椅子3の側部に位置させる。上体の左右側への食み出しを上体用フェンス10で防ぐ。
操作具34を引き、止具32を溝付片33の起立溝36から外し、背凭8を後傾し、止具32をリクライニング溝37に嵌め、背凭8をリクライニング姿勢に変更する。入浴者は、長座位姿勢で且つ背を後傾状に凭れたリクライニング姿勢でリラックスできる態勢を取る。入浴者の身体的状況の応じて、長座位姿勢を立膝座姿勢に変えることは自在である。入浴用車椅子3を脱衣場から入浴リフト13まで走行し、入浴者を搬送する。
入浴用車椅子3を入浴リフト13に接合する。保護枠16は、案内具21に当って入浴用車椅子3を所定位置へ至らせ、位置決め機能を発現する。入浴用車椅子3が所定位置へ至ると接合鉤具15が受穴14に嵌り、接合が完了する。(図4参照)
入浴用車椅子3を入浴リフト13に接合させると、接合鉤具15は、受穴14に貫通し、入浴用車椅子3を入浴リフト13に接合させたうえで、リフト側検出器63の受動片60を押し下げる。
即ち、接合鉤具15の受穴14を貫通した部分が受動片60を押し下げる。受動片60は、アウター付ワイヤー62を経由して押し片76を、後方向へ進出移動させる。
入浴リフト13のレール41内の押し片76が突出し、該押し片76は、台車1の台車レール66内の車椅子側検出器38を後方向へ押す。
車椅子側検出器38は押し片76に押されバネ53力に負けて後退する。後退する車椅子側検出器38は、当接片40を後方向へ動かす。入浴用車椅子3の後方向へ移動する当接片40は、ピン80から離れる。
当接片40は、凹部67から退出し、ピン80の移動を阻止する機能が消失する。ピン80の移動は自在となる。
当接片40がピン80から離れると、ピン80の上昇動が自在となり、座部2と台車1との掛止は解除できる状態になる。即ち、入浴用車椅子3が入浴リフト13に確実に接合すると、掛止機構17が解除可能状態に変わる。
介助者は、ピン操作具68を掴んで上方向へ引き上げ、手動でピン80を穴81から抜き、座部2を台車1から掛止解除する。次に、座部2を入浴リフト13へ移乗する。
入浴用車椅子3が入浴リフト13への接合が不確実であると、リフト側検出器63が作動せず、更に、車椅子側検出器38も作動せず、当接片40が入浴用車椅子3の後方向へ移動しない。
当接片40は、凹部67に嵌入しており、ピン80の移動を阻止している。ピン80の移動は阻止され不自在である。ピン80により座部2は台車1に掛止されたままである。
当接片40の阻止作用は解除されず、従って掛止機構17も解除されない。台車1上の座部2は、前方及び上方へ移動できない。座部2は台車1に対して、動かせず、ずれず、転落もしない。
介助者は、入浴用車椅子3を入浴リフト13に確実に接合させ、掛止解除状態となった座部2を、入浴リフト13側へ押し移乗させる。
座部2の肘掛9及び上体用フェンス10が、前方向を向いている入浴形態にあるので、これらが入浴リフト13の上カバー61にぶつからずに座部2は前進でき、入浴リフト13の前部の入浴位置へ至る。
一方の肘掛9を斜め後方向きに開いたまま座部2を入浴リフト13の前部へ移動させると、肘掛9が上カバー61にぶつかって、入浴リフト13の入浴位置へ移動できない。左右両方の肘掛9を斜め後方向きに開いたまま座部2を入浴リフト13の前部へ移動させても、肘掛9が上カバー61にぶつかって、入浴リフト13の入浴位置へ移動できない。
座部2を入浴リフト13の入浴位置へ移動した後、入浴リフト13を適宜操作し、入浴形態にした座部2と共に、入浴者を浴槽48に入れ、湯に浸け、入浴する。
暫時後、入浴リフト13を適宜操作して脱浴する。入浴者が乗った座部2を入浴リフト13から台車1へ移乗する。
上述の移乗後、座部2を台車1の所定位置へ戻す。座部2が台車1の所定位置に戻るとピン80は伸展バネ59により自動的に穴81へ嵌まる。掛止機構17は座部2を台車1へ掛止する。
リクライニング機構30の操作具34を操作し、背凭8を起立状態に戻す。
解除ペダル31を踏んで接合鉤具15の先部を受穴14から抜き、入浴用車椅子3と入浴リフト13の接合掛止を解除する。介助者は、入浴用車椅子3を後退させ入浴リフト13から離す。
上記解除を行なうと、接合鉤具15がリフト側検出器63の受動片60から離れ、受動片60が元に戻る。押し片76が戻り、車椅子側検出器38はバネ53力で戻り、当接片40がピン80に押圧する。当接片40がピン80に押圧すると、ピン80の上昇動が不自在となり、座部2と台車1との掛止は解除できない状態になる。掛止機構17は、座部2を台車1に掛止しその掛止を維持する。
介助者は、入浴リフト13を脱衣場へ搬送する。搬送後、入浴用車椅子3を乗降形態に変更する。介助者は入浴者の下肢を持ち上げその間に下肢受4の足置5及び脹脛受6を垂下状態に変える。下肢受4を僅か持ち上げ掛止を解除しながら回動し後方向きに変更する。肘掛9を僅か持ち上げ掛止を解除しながら回動し斜め後方向きに変更する。上体用フェンス10を僅か持ち上げ掛止を解除しながら回動させ、入浴用車椅子3の後部位置へ変える。
上記足置5及び脹脛受6、下肢受4、肘掛9、上体用フェンス10は、左右のものに付いて変更に係る操作を行なう。入浴者を一般の車椅子へ乗せ換えし、入浴を終わる。
入浴リフト13と、入浴用車椅子3とからなる入浴装置79において、入浴用車椅子3は、台車1と、台車1から分離可能に載設される座部2と、座部2を台車1に移動できないように掛止する掛止機構17とからなり、掛止機構17は、座部2に設けられ手動で上動される掛止具18と、台車1に設けられる掛止受部19及び阻止具20とからなり、阻止具20は掛止受部19に嵌入した掛止具18の移動を阻止するものであり、入浴用車椅子3が入浴リフト13に接合している時は、阻止具20は、入浴リフト13に当接して動かされ、掛止具18の移動阻止を解除し、掛止機構17は手動で解除可能となり、入浴用車椅子3が入浴リフト13に接合していない時は、阻止具20は掛止具18の移動を阻止し、掛止機構17は手動で解除不可能となり、座部2は台車1に掛止されることを特徴とする入浴装置に適用できる。
本発明の実施例1の入浴用車椅子を示す斜視図である。 本発明の実施例1の入浴用車椅子を示す正面図である。 本発明の実施例1の台車を示す斜視図である。 本発明の実施例1を示す平面図である。 本発明の実施例1の入浴リフトを示す左側面図である。 本発明の実施例1の乗降状態の入浴用車椅子を示す斜視図である。 本発明の実施例1の掛止機構を示す部分図である。 本発明の実施例1の肘掛を示す部分図である。 本発明の実施例1の接合鉤具と受穴を示す部分図である。
符号の説明
1 台車
2 座部
3 入浴用車椅子
7 座面部
8 背凭
9 肘掛
11 車輪
12 台車枠
13 入浴リフト
14 受穴
15 接合鉤具
16 保護枠
17 掛止機構
18 掛止具
19 掛止受部
20 阻止具
21 案内具
38 車椅子側検出器
40 当接片
41 レール
60 受動片
61 上カバー
63 リフト側検出器
67 凹部
79 入浴装置
80 ピン
81 穴

Claims (5)

  1. 入浴リフト13と、入浴用車椅子3とからなる入浴装置79において、
    入浴用車椅子3は、台車1と、台車1から分離可能に載設される座部2と、座部2を台車1に対し移動不可能に掛止する掛止機構17とからなり、
    掛止機構17は、座部2に設けられ操作具を介して手動で移動可能な掛止具18と、掛止具18の位置に対応して台車1に設けられる掛止受部19と、掛止具18と掛止受部19の両者による掛止作用を解除する方向への掛止具18の移動操作を阻止する阻止具20とで構成され
    入浴用車椅子3が入浴リフト13に接合している時は、阻止具20を入浴リフト13との接合に連動して動かすことで掛止作用を解除する方向への掛止具18の移動操作を可能にする一方、入浴用車椅子3が入浴リフト13に接合していない時は、阻止具20によって掛止作用を解除する方向への掛止具18の移動操作を阻止することを特徴とする入浴装置。
  2. 台車1は、台車枠12の前部に突出状に設けられる接合鉤具15と、車椅子側検出器38とを有し
    入浴リフト13には、受穴14と、接合鉤具15に当って動くリフト側検出器63の受動片60とが設けられ、
    台車1を入浴リフト13に接合させる時に、接合鉤具15を受穴14に貫通させると、接合鉤具15の貫通した部位がリフト側検出器63に当ってこれを動かし、リフト側検出器63が車椅子側検出器38を介して阻止具20を動かすことで、掛止作用を解除する方向へ掛止具18を移動操作できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の入浴装置。
  3. 掛止具18は下方向に付勢され昇降可能であって、掛止受部19に嵌入できるものであり、掛止具18の途中部分に凹部67が形成され、阻止具20は前記凹部67に進入するように付勢され水平移動可能であって、
    入浴用車椅子3が入浴リフト13に接合していない時は、阻止具20は、掛止具18の凹部67に進入し、掛止受部19に嵌っている掛止具18の移動を阻止し、掛止機構17は、台車1に対する座部2の前後方向及び上方向への移動を阻止し、座部2が台車1から脱落しないようにすることを特徴とする請求項1または2記載の入浴装置。
  4. 台車1は、車輪11と台車枠12とからなり、台車枠12の前部の左右には、半円形に前方へ突出する保護枠16が設けられ、保護枠16は、外側面が丸味を帯びた形状であり、接合鉤具15の上前方及び上左右方にわたって位置しており、
    保護枠16は、接合鉤具15の損壊を防ぐものであると共に、車輪11の上方に位置しており、又、入浴リフト13の後部の左右には、案内具21が設けられ、台車1を入浴リフト13へ接合する時、保護枠16は入浴リフト13の案内具21に沿って摺動するものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の入浴装置。
  5. 入浴リフト13には、その上面にあって前後方向にレール41が設けられ、レール41の左右外側に上カバー61が設けられ、座部2は、座面部7と、座面部7の後部に設けられる背凭8とからなり、背凭8の左右に肘掛9が設けられ、該肘掛9は、入浴用車椅子3の前方向きから斜め後方向きへ回動させて掛止できるものであり、
    又、座部2は、台車1からレール41へ移乗でき、移乗した座部2は、入浴リフト13の後部から前部の入浴位置へ移動できるものであり、前記座部2は、肘掛9を斜め後方向きに掛止したままでは、肘掛9が上カバー61にぶつかって入浴位置へ移動できず、入浴を遂行出来ないようにしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の入浴装置。
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