JP3979754B2 - 入浴用担架 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、介護入浴に使用されるもので、浴槽及び搬送車等に載置して、身体障害者や要介護老人等の入浴に用いる入浴用担架に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術には特許第2882790号公報があり、該公報には、担架本体と、サイドフェンスと、突起部、円形孔、矩形溝等とからなる回転継手と、係合部、移動面等とから構成される「担架」が開示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術における担架は、頭載せ部を有する上体載置部と、腰載置部と、下腿載置部とに三分割されてなるものであるから、担架上の患者へ好適に添わないという難点がある。
【0004】
又、担架の腰載置部と下腿載置部を立て膝形状に変更する時に、腰載置部と下腿載置部の連結部を持ち上げるが、その持ち上げ操作に大きな力を要するという難点がある。
【0005】
更に、サイドフェンスの回転継手が、サイドフェンスの前後の二箇所に設けられているので、サイドフェンスの起・倒変更のための回動操作を片手で簡単に行なうことは困難であり不便であった。
又、担架を操作するための安全な取っ手穴が担架に形成されること、及び、移動操作が容易な足受けが担架に設けられることが要望されていた。
【0006】
本発明の目的は、上記課題を解決したもので、入浴者に快適であって、容易に安全に操作できる入浴用担架を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち本発明は、担架(1)の載置部は、上体載置部(2)と臀部載置部(3)と上腿載置部(4)と下腿載置部(5)とに四分割されてなり、前記載置部に取っ手穴(6)が開設され、前記載置部の下面であって前記取っ手穴(6)の周縁近傍部分には、前記取っ手穴(6)に差し込まれた親指を除く四本指のうちの少なくとも一本の指が前記載置部の裏面奥方向に深く進入しないよう進路を規制するとともに該指を前記載置部とその隣接部材との間に詰めないよう安全な位置に案内する防護材(11)が設けられることを特徴とする入浴用担架である。
又、担架(1)の側部にサイドフェンス(23)が立設され、該サイドフェンス(23)の下部に設けられた被係止具(24)は、前記担架(1)の側部に突設された係止具(22)に回動可能に掛止され、前記被係止具(24)は、前記係止具(22)に相対して水平方向における一方向に移動させると回動自在の状態になり、水平方向における前記一方向と逆方向に移動させると回動不自在の状態になるものであって、前記被係止具(24)を前記逆方向へ付勢し前記係止具(22)への掛止状態を維持する付勢部材を前記被係止具(24)で覆うように配置したことを特徴とする入浴用担架である。
又、担架(1)の下腿載置部(5)の両側部には前後方向にスリット(13)が形成され、該各スリット(13)を足受け(12)の各脚が貫通し前記下腿載置部(5)の裏面に至り、前記各脚は前記裏面に前後方向に架設される各レール(15)によって移動可能に支持されるとともに前記裏面の前後方向に形成される鋸歯状の段部に掛止する掛止爪(19)が設けられ、前記足受け(12)を持ち上げると前記掛止爪(19)の前記段部への掛止作用が解除されて前記足受け(12)が下腿載置部(5)面に添って移動自在の状態になり、前記足受け(12)を放すと前記掛止爪(19)による前記段部への掛止作用が機能して前記足受け(12)が移動不自在の状態になることを特徴とする入浴用担架である。
【0008】
【発明の実施の形態】
担架1に入浴者を乗せ、担架1を搬送車(図示省略)から浴槽(図示省略)に移乗し、担架1を入浴作業に供する。
担架1を、上体を乗せる上体載置部2と、臀部を乗せる臀部載置部3と、上腿を乗せる上腿載置部4と、下腿を乗せる下腿載置部5とに四分割する。
前記載置部2の端部に開設される取っ手穴6を掴んで担架1を移動させ、又は、載置部を持ち上げる。
【0009】
担架1に取っ手穴6が開設され、取っ手穴6に付随して設けられた防護材11は、担架1を操作する際に差し込まれた介助者の指を保護する。
【0010】
担架1の側部に立設されるサイドフェンス23は、担架1上の入浴者が側方へはみ出し移動する動作を制止し転落を防ぐ。
担架1の側部に突設される係止具22は、サイドフェンス23の下部縁に設けられる被係止具24を回動可能に掛止し、サイドフェンス23を支持する。
【0011】
サイドフェンス23を、水平方向における一方向に移動させると係止具22と被係止具24の間の掛止作用が解除し、水平方向における逆方向に移動させると係止具22と被係止具24は掛止する。
通常は、被係止具24は係止具22に回動不自在の状態に掛止され、サイドフェンス23は起立位置に固定している。
サイドフェンス23を倒し垂下位置に変更する時には、サイドフェンス23を移動させることによって、被係止具24を係止具22に相対して水平方向における一方向へ動かし掛止作用を解除し、回動自在の状態になす。
回動自在の状態下で、前記サイドフェンス23を側方へ倒す様に回動し、起立位置から垂下位置に至らせる。
【0012】
サイドフェンス23を起立位置へ戻す時は、垂下位置から起立位置へ回動させサイドフェンス23を水平方向における前記一方向とは逆方向に動かし、被係止具24を係止具22に掛止する。
【0013】
担架1の下腿載置部5に設けられる足受け12は、通常の放置状態では移動不自在であるが、足受け12を持ち上げると移動自在の状態になる。足受け12を持ち上げておいて、且つ、下腿載置部5面に添って移動し、入浴者の個体差に適応する位置へ設定する。設定後、当該位置で足受け12を放せば移動不自在の状態になる。
【0014】
【実施例】
図1乃至6に示す本発明の実施例に係る担架1は、入浴者を乗せるものであり、上体載置部2と臀部載置部3と上腿載置部4と下腿載置部5とに四分割されてなる。
【0015】
担架1の前部(=入浴者の頭が位置する側)に位置する上体載置部2の前端部に、担架1を操作する際に手を差し入れる取っ手穴6が開設される。取っ手穴6が開設された上体載置部2の縁は頭側取っ手7となる。
【0016】
上体載置部2には枕8が前後方向に移動可能に取着される。即ち、上体載置部2に前後方向に長い穴でなる枕用スリット32が開設され、枕8の裏部から下方に突設されたボルト33が、前記スリット32に貫通される。上体載置部2の裏側から前記ボルト33に、枕用バネ34を外嵌したうえ枕用バネ34を押さえるナット35が螺着される。(図5参照)
【0017】
枕用バネ34の伸展力により枕8の裏面は上体載置部2に摩擦し枕8が上体載置部2に止着される。枕8を上方に持ち上げながら前後方向に押せば枕8は前後方向に容易に移動できる。
【0018】
担架1の中央部から下方向(=入浴者の足が位置する方向)へ寄った位置に上腿載置部4が配設され、担架1の後部(=入浴者の足が位置する部分)に下腿載置部5が配設される。上腿載置部4及び下腿載置部5のそれぞれの両側部に、上腿載置部4及び下腿載置部5を操作する際に手を差し入れる取っ手穴6が開設される。上腿載置部4及び下腿載置部5において、取っ手穴6が開設された部分の縁は、側部取っ手9となる。
載置部は、上体載置部2、臀部載置部3、上腿載置部4、下腿載置部5の順に並べて設けられ、各載置部は上面を傾斜可能に枠体10に設けられる。
【0019】
取っ手穴6の縁部には、差し入れた指が、担架1の裏部において、枠体10、下腿載置部5、上腿載置部4、浴槽の架台(図示省略)、搬送車の載せ枠(図示省略)等の隣接物で詰められないように、前記指の進路を規制し過進入を防止する防護材11が付随して形成取着される。(図2参照)
【0020】
更に、下腿載置部5には、足受け12が下腿載置部5面に添って移動可能に設けられる。該足受け12は、通常状態では移動が不自在であるが、足受け12を持ち上げると移動自在の状態になる。
【0021】
下腿載置部5には、その両側部に前後方向にスリット13が開設される。足受け12は門形状に形成されその左右脚12a・12bの下部には、フランジ17、及び、保持板18が構成される。フランジ17は下腿載置部5の上面に在り、左右脚12a・12bの下部は、スリット13を貫通し下腿載置部5の裏部に至り、下端に保持板18が取着される。(図4参照)
【0022】
下腿載置部5の裏面には窪み14が設けられ、窪み14の前後縁に渡してレール15が架設される。該窪み14内に鋸歯様に形成される複数段部16が設けられる。
【0023】
保持板18の前部に掛止爪19が突設され、該保持板18の前上部に小ローラー20が設けられ、該保持板18の後下部には大ローラー21が設けられる。
掛止爪19は、複数段部16内の適宜段部16aに嵌まるものである。小ローラー20は、レ−ル15と下腿載置部5裏面との間にあって、レ−ル15又は下腿載置部5裏面に摺動するものである。大ローラー21はレ−ル15に摺動するものである。小ローラー20及び大ローラー21は、足受け12が前後に移動する時にレ−ル15に当接し、足受け12が円滑に前後方向に移動するように作用する。
【0024】
足受け12を持ち上げると、掛止爪19が複数段部16から離間され、足受け12の下腿載置部5への掛止作用が解除される。足受け12を放せば、掛止爪19が複数段部16に嵌まり、足受け12は下腿載置部5へ掛止され移動不自在に固定される。
【0025】
担架1の下部には、上体載置部2と臀部載置部3と上腿載置部4と下腿載置部5を支持する枠体10が設けられる。
枠体10に取着される係止具22が、担架1の左右側部に、担架1の長尺方向に添って位置する。
【0026】
前記係止具22に、入浴者が側方向へはみ出す動作を制止するサイドフェンス23が立設される。サイドフェンス23の下部の前後部位にはそれぞれ被係止具24が設けられ、上部の中央部位には取っ手穴6が開けられる。
被係止具24は円筒25でなり、係止具22は軸26でなり、前記円筒25は、軸26に回動可能に、軸26に対して軸心方向に摺動可能に外嵌される。(図3参照)
【0027】
軸26には小突起物でなるキー27が植設され、円筒25にはキー27が貫通される溝28が開設される。
溝28は回動溝部30と係合溝部29とからなり、回動溝部30は、サイドフェンス23を回動自在の状態になす長穴状の溝である。又、係合溝部29は、回動溝部30の端部に直角に曲折して一連に開設され、サイドフェンス23を起立位置に固定するものである。
【0028】
係合溝部29にキー27が嵌まっていた場合、サイドフェンス23が後方向(=入浴者の足位置の方向)に僅か移動すると、前記キー27は係合溝部29から外れ出て回動溝部30に至る。
【0029】
円筒25はグラス容器形状をなしその底部内側と、軸の突端部との間に、円筒25が軸26から抜け出る方向(図3中左方向)に付勢するバネ31が設けられる。該バネ31は円筒25で覆われているので、指や身体がバネ31に当たって挟まれ怪我をする恐れはない。
【0030】
尚、図1中、36はマット、37は握り手、図2中、38はローラー、41は支持具、42は突っかい具、43は下肢用段部、44は調節ハンドル、45は平板、図5中、39はリクライニング解除ハンドル、40はリクライニング段部、図6中、46は載置部軸である。
【0031】
実施例の使用状況を述べると、入浴に際し、先ず、サイドフェンス23を垂下位置にしておいて、入浴者を担架1に乗せる。介助者は頭側取っ手7を掴んで、担架1を移動操作し、更に、持ち上げて上体載置部2をリクライニング姿勢に変更する。
側部取っ手9を掴んで、担架1を移動操作し、更に、下腿載置部5を持ち上げ、下腿載置部5の前部と、下腿載置部5の前部に連結される上腿載置部4の後部とを山形状になし、入浴者を立て膝状態になす。
下腿載置部5の後部は、枠体10にロ−ラ−38を介して可動状に載置される。
【0032】
取っ手穴6に手を差し入れると、指は防護材11にガイドされて過進入せず、そのため、指を下腿載置部5と枠体10その他の部材間に詰める心配はない。
【0033】
次に、サイドフェンス23を回動させ、垂下位置から起立位置へ変更する。この変更操作を詳述すると、先ず、サイドフェンス23を起立位置に回動させると円筒25がバネ31に付勢されて軸心方向(=水平方向における逆方向)に摺動し、キー27が係合溝部29に入り、円筒25は回動が不自在にロックされ、従って、サイドフェンス23が起立位置に固定される。
サイドフェンス23は、入浴者の各載置部からの食み出し及び転落を防止し安全を図る作用を有する。
【0034】
次に、足受け12を入浴者の足先の位置に合わせて移動する。足受け12の移動操作を述べると、介助者は、足受け12を持ち上げ、掛止爪19を複数段部16から離間させ掛止を解除し、足受け12を好適位置へ前後移動させ、放す。足受け12を放せば掛止爪19が複数段部16に嵌まり、足受け12は掛止され移動不自在に固定する。
【0035】
担架1へのセッティングが完了すると、担架1を搬送車から浴槽へ移乗し、続いて、浴槽を上昇させ担架1を湯に浸け、担架1上の入浴者へ入浴を施す。
他の例では、担架1を下降させ浴槽の湯に浸ける構成の場合もある。
【0036】
脱浴時は、浴槽を下降させ、担架1を湯から出し、該担架1を架台から搬送車へ移乗する。清拭し、搬送車を所望の位置へ移動し、入浴者を療養ベッドへ降ろし、入浴を終了する。
【0037】
上述の療養ベッドへの移乗の際、介助者は、サイドフェンス23をバネ31に抗して前方(=水平方向における一方向)へ僅か摺動させる。摺動時に円筒25は、バネ31に抗して軸心方向に添って軸に被さる方向(図3中右方向)に動く。そして、キー27が係合溝部29から外れ回動溝部30へ移動する。回動溝部30は円筒25の回動を許す長穴であるから、円筒25は軸26に対して回動自在状態になる。
サイドフェンス23が軸26に回動自在状態に支持された状態下で、サイドフェンス23を起立姿勢から下方向へ垂れる垂下姿勢に変更する。
【0038】
【発明の効果】
本発明は、担架1の載置部は、上体載置部2と臀部載置部3と上腿載置部4と下腿載置部5とに四分割されてなり、前記載置部に取っ手穴6が開設され、前記載置部の下面であって前記取っ手穴6の周縁近傍部分には、前記取っ手穴6に差し込まれた親指を除く四本指のうちの少なくとも一本の指が前記載置部の裏面奥方向に深く進入しないよう進路を規制するとともに該指を前記載置部とその隣接部材との間に詰めないよう安全な位置に案内する防護材11が設けられるものである。
【0039】
担架1は四分割にしたものであるから、入浴者に好適に添い、入浴者は姿勢が安定し楽であり、好都合である。又、臀部の重量は主に臀部載置部3に掛かり上腿載置部4と下腿載置部5に掛からないので、上腿載置部4と下腿載置部5の連結部分を持ちあげ山形状にする際に、取っ手穴6に手を差し込んで行なう下腿載置部5の持ち上げ操作が軽微な力で容易に行なえ、好都合である。
【0040】
更に、担架1を操作する頭側取っ手7を担架1に取っ手穴6を開けることによって形成するので、担架1に取っ手部品を取着せず部品点数を節減でき、又、担架1に取っ手を付けないのでこれに係る突起物がなく入浴者が身体をぶつけ怪我をするといった事態が生ぜず、安全であり、好都合である。
【0041】
更に、担架1に開設される取っ手穴6に、差し込まれた指を保護する防護材11が設けられるので、指が担架1の裏面に深く進入することを阻止し指を安全な位置に案内するので、安心して、担架1を移動操作でき及び下腿載置部5を持ち上げ操作できる。指が危険な位置へ入る心配がなく、安全であり、好都合である。
【0042】
本発明は、担架1の側部にサイドフェンス23が立設され、該サイドフェンス23の下部に設けられた被係止具24は、前記担架1の側部に突設された係止具22に回動可能に掛止され、前記被係止具24は、前記係止具22に相対して水平方向における一方向に移動させると回動自在の状態になり、水平方向における前記一方向と逆方向に移動させると回動不自在の状態になるものであって、前記被係止具24を前記逆方向へ付勢し前記係止具22への掛止状態を維持する付勢部材を前記被係止具24で覆うように配置したものであるから、サイドフェンス23の起立位置から垂下位置への変更が片手でも容易に行なえ、便利であり、好都合である。又、サイドフェンス23の被係止具24は、担架1の側部の係止具22に相対して水平方向における逆方向に動かすと回動不自在の状態になるので、サイドフェンス23の垂下位置から起立位置への変更及び掛止が片手でも容易に行なえ、便利であり、好都合である。又、付勢部材(バネ)が被係止具で覆われているので、指や身体が付勢部材に当たって挟まれ怪我をする恐れはない。
【0043】
本発明は、担架1の下腿載置部5の両側部には前後方向にスリット13が形成され、該各スリット13を足受け12の各脚が貫通し前記下腿載置部5の裏面に至り、前記各脚は前記裏面に前後方向に架設される各レール(15)によって移動可能に支持されるとともに前記裏面の前後方向に形成される鋸歯状の段部に掛止する掛止爪(19)が設けられ、前記足受け12を持ち上げると前記掛止爪19の前記段部への掛止作用が解除されて前記足受け12が下腿載置部5面に添って移動自在の状態になり、前記足受け12を放すと前記掛止爪19による前記段部への掛止作用が機能して前記足受け12が移動不自在の状態になるものであるから、入浴者の個体差に合わせた足受け12の位置変更・固定が、簡単な操作、軽微な力で出来、又、入浴者をより一層安定に支持でき不安を与えず安心して入浴させることが出来、好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の平面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】本発明の実施例に係るサイドフェンスの係止部を示す底面から見た斜視図である。
【図4】本発明の実施例に係る足受けを示す断面図である。
【図5】本発明の実施例に係る枕を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例の側面図である。
【符号の説明】
1 担架
2 上体載置部
3 臀部載置部
4 上腿載置部
5 下腿載置部
6 取っ手穴
12 足受け
22 係止具
23 サイドフェンス
24 被係止具
Claims (3)
- 担架(1)の載置部は、上体載置部(2)と臀部載置部(3)と上腿載置部(4)と下腿載置部(5)とに四分割されてなり、前記載置部に取っ手穴(6)が開設され、前記載置部の下面であって前記取っ手穴(6)の周縁近傍部分には、前記取っ手穴(6)に差し込まれた親指を除く四本指のうちの少なくとも一本の指が前記載置部の裏面奥方向に深く進入しないよう進路を規制するとともに該指を前記載置部とその隣接部材との間に詰めないよう安全な位置に案内する防護材(11)が設けられることを特徴とする入浴用担架。
- 担架(1)の側部にサイドフェンス(23)が立設され、該サイドフェンス(23)の下部に設けられた被係止具(24)は、前記担架(1)の側部に突設された係止具(22)に回動可能に掛止され、前記被係止具(24)は、前記係止具(22)に相対して水平方向における一方向に移動させると回動自在の状態になり、水平方向における前記一方向と逆方向に移動させると回動不自在の状態になるものであって、前記被係止具(24)を前記逆方向へ付勢し前記係止具(22)への掛止状態を維持する付勢部材を前記被係止具(24)で覆うように配置したことを特徴とする入浴用担架。
- 担架(1)の下腿載置部(5)の両側部には前後方向にスリット(13)が形成され、該各スリット(13)を足受け(12)の各脚が貫通し前記下腿載置部(5)の裏面に至り、前記各脚は前記裏面に前後方向に架設される各レール(15)によって移動可能に支持されるとともに前記裏面の前後方向に形成される鋸歯状の段部に掛止する掛止爪(19)が設けられ前記足受け(12)を持ち上げると前記掛止爪(19)の前記段部への掛止作用が解除されて前記足受け(12)が下腿載置部(5)面に添って移動自在の状態になり、
前記足受け(12)を放すと前記掛止爪(19)による前記段部への掛止作用が機能して前記足受け(12)が移動不自在の状態になることを特徴とする入浴用担架。
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