JP2009112689A - 入浴用車椅子 - Google Patents

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Shogo Ikegami
省吾 池上
Yoshiki Matsuoka
良樹 松岡
Shuichi Take
修市 武
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Abstract

【課題】乗降動作その他入浴に係る一連の動作が容易であり、又、安全対策を施した安全なものであり、又、乗降動作その他入浴に係る一連の動作が安心して快適にできる入浴用車椅子を提供すること。
【解決手段】台車1と、台車1から分離する座部2とからなる入浴用車椅子3において、座部2に下肢を支持する下肢受4が軸支され、下肢受4は延出方向を軸芯にして垂直面に回動して水平状態から垂下状態に変更できると共に、下肢受4は水平面に回動してその延出方向を前方向きから後方向きに変更でき又後方向きから前方向きに変更できることを特徴とする入浴用車椅子である。
【選択図】図1

Description

本発明は、介護を必要とする人(=以下入浴者という)が入浴する時に使用される入浴用車椅子に関する。
従来の技術には、台部と座部を備える車椅子が開示されている。座部に設けられる脚フレームは垂下位置から略水平位置まで回動される。
従来の技術に係る車椅子は座部が分離するので、入浴リフトに移る時に、人が座部へ乗り降りすることなく座部ごとスライドして入浴リフトへ移るので介護負担が軽減できる。又、吊り上げることはなく、旋回することもないので恐怖感を催さない。
しかし、従来の技術に係る車椅子の脚側フレームや保護フレームにはこれらを収納する収納機構が開示されておらず、車椅子へ入浴者が乗る時に、脚側フレームや保護フレームの存在が乗降動作の障害となる。
その他、従来の技術に係る車椅子には、上体用のフェンスが開示されておらず、入浴者の上体上部が背凭から食み出る危険があり、又、スロープフレームに台部を係合する係合部が設けられているがこれを保護する構成は開示されておらず、係合部が介助者又は物がぶつかる危険があり、又、台部と座部とをロックする機構が設けられているがこれが誤って解除されるのを防ぐ安全機構も開示されておらず、座部が転落する危険がある。
実公平7−51051号公報
解決しようとする問題点は、入浴用車椅子への移乗が困難である点であり、又、移乗時、乗降車時、入浴時等の入浴者及び介助者の安全対策が不十分であって危険である点である。
本発明の目的は、上記問題点を解決したものであり、乗降動作その他入浴に係る一連の動作が容易であり、又、安全対策を施した安全なものであり、又、乗降動作その他入浴に係る一連の動作が安心して快適にできる入浴用車椅子を提供することである。
即ち本発明は、台車1と、台車1から分離する座部2とからなる入浴用車椅子3において、座部2に下肢を支持する下肢受4が軸支され、下肢受4は延出方向を軸芯にして垂直面に回動して水平状態から垂下状態に変更できると共に、下肢受4は水平面に回動してその延出方向を前方向きから後方向きに変更でき又後方向きから前方向きに変更できることを特徴とする入浴用車椅子である。
又、下肢受4は、基部が座部2に軸支され入浴用車椅子3の前方へ向いて直線状に延びる幹体24と、幹体24の先部位に水平状態に設けられる足置5と、幹体24の延出中途部に水平状態に設けられる脹脛受6とからなり、脹脛受6はその上面が足置5の上面より僅か高いか又は同高であり、入浴者は、足裏を足置5に乗せた立膝座姿勢、又は脹脛を脹脛受6に乗せた長座位姿勢のいずれかを選択できる。
更に、下肢受4は、座部2の左右に所定の間隔をもって、入浴用車椅子3の前方へ向けて設けられる左下肢受4aと右下肢受4bとからなり、脹脛受6の表面は緩衝部材23でなり、左右の足置5及び脹脛受6を垂下状態にした時、左右の緩衝部材23は互いに間隔をもって向き合っており、入浴者は左右の緩衝部材23の間にあって安全に乗降できる。
更に又、座部2には、座部2を後傾させるリクライニング機構30と、入浴用車椅子3の前方向きに略水平状に延設せられ入浴者の脹脛を支持する下肢受4とが設けられ、入浴者は、脹脛を支持された長座位姿勢を取り更に後傾状の背凭姿勢を取ってリラックスした態勢で入浴できる。
又、座部2は座面部7と背凭8とからなり、背凭8に肘掛9及び上体用フェンス10が設けられ、肘掛9は、水平面に回動してその延出方向が、入浴用車椅子3の前方向きから斜め後方向きに変更でき、又斜め後方向きから前方向きに変更でき、上体用フェンス10は、水平面に回動してその位置が入浴用車椅子3の側部から後部に変更でき、又後部から側部へ変更できる。
更に、上体用フェンス10は、フェンス部46と、背凭8に取り付けられたフェンス軸47とからなり、前記フェンス部46は握ることが可能な形状に作られ、入浴者は、座部2への乗降時、入浴用車椅子3での搬送時、座部2での身体の洗浄時、入浴リフト13への移乗時及び浴槽48中の入浴時等に、フェンス部46を掴んで乗降動作、搬送動作、身体の洗浄動作、移乗動作及び入浴動作等の一連の動作を楽に行なえる。
本発明に係る下肢受4は水平面に回動してその延出方向を前方向きから後方向きに変更でき又後方向きから前方向きに変更できると共に、下肢受4は延出方向を軸芯にして垂直面に回動して水平状態から垂下状態に変更できるから、入浴用車椅子3の座部2前方に入浴者の移動動作の障害となる物がなく、又、入浴用車椅子3の座部2側方に入浴者の移動動作の障害となる物がなく、入浴者、介助者の接近を阻害するものがなく、入浴者、介助者は入浴用車椅子3に接近でき、入浴者は容易に入浴用車椅子3へ移乗又は乗降でき、好都合である。
又、介助者は入浴者の移乗介助又は乗降介助が容易であり、好都合である。
本発明に係る入浴者は、足裏を足置5に乗せた立膝座姿勢、又は脹脛を脹脛受6に乗せた長座位姿勢のいずれかを選択できるから、入浴者は座部2に乗っている入浴時その他の時に立膝座姿勢又は長座位姿勢のどちらかを適宜選択して取ることができ、楽に入浴でき、好都合である。
又、下肢受4の延出長さは足置5を先端とした短いものであるから、広い浴槽48でも狭い浴槽48でも入浴用車椅子3を使用でき、汎用性が高く、好都合である。
本発明は、左右の足置5及び脹脛受6を、回動させて水平状態から垂下状態へ変更すると、左右の緩衝部材23は互いに間隔をもって向き合うから、入浴者の左右側面にそれぞれ緩衝部材23が位置し、入浴者が脹脛受6にぶつかっても緩衝部材23に当るので当該ぶつかり部位は緩衝部材23により緩衝され怪我を回避でき安全であり、好都合である。
本発明に係る座部2には、座部2を後傾させるリクライニング機構30と、入浴用車椅子3の前方向きに略水平状に延設せられ入浴者の脹脛を支持する下肢受4とが設けられ、入浴者は、脹脛を支持された長座位姿勢を取り更に後傾状の背凭姿勢を取ることができるから、それらの長座位の後傾姿勢のリラックスした態勢で入浴でき、心身への労力負担を軽減でき、好都合である。
本発明に係る肘掛9は、水平面に回動してその延出方向が前方向きから斜め後方向きに変更でき又斜め後方向きから前方向きに変更でき、上体用フェンス10は、水平面に回動してその位置が入浴用車椅子3の側部から後部に変更でき又後部から側部へ変更できるから、入浴用車椅子3の通常形態(=入浴態勢のセッティング)では、肘掛9はその延出方向が前方向きであり、上体用フェンス10はその位置が入浴用車椅子3の側部にあるので、入浴者が背凭8から食み出すのを防ぎ、入浴者を安全に支持でき、好都合である。
又、入浴用車椅子3の乗降形態(=乗降態勢のセッティング)では、肘掛9はその延出方向は斜め後方向きであり、上体用フェンス10は水平面に回動してその位置が入浴用車椅子3の後部にあるので、入浴者の乗降・移乗に係る移動空間に障害物がなく、入浴用車椅子3への乗降・移乗動作及びその介助が容易であり、好都合である。
本発明に係る上体用フェンス10は、フェンス部46と、背凭8に取り付けられたフェンス軸47とからなり、前記フェンス部46は握ることが可能な形状に作られ、入浴者は、座部2への乗降時、入浴用車椅子3での搬送時、座部2での身体の洗浄時、入浴リフト13への移乗時及び浴槽48中の入浴時等に、フェンス部46を掴んで乗降動作、搬送動作、身体の洗浄動作、移乗動作及び入浴動作等の一連の動作を行なえるから、これらの諸動作が容易に楽に行なえ、洗浄も十分に行なえ、好都合である。
本発明の、移乗が容易であり、又、安全対策を施した安全なものであり、又、安心して快適に乗降車できる入浴用車椅子を提供する目的を、台車1と、台車1から分離する座部2とからなる入浴用車椅子3において、座部2に下肢を支持する下肢受4が軸支され、下肢受4は延出方向を軸芯にして垂直面に回動して水平状態から垂下状態に変更できると共に、下肢受4は水平面に回動してその延出方向を前方向きから後方向きに変更でき又後方向きから前方向きに変更できる入浴用車椅子をもって、実現した。
図1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、15、16に本発明の実施例1の入浴用車椅子3を示している。
入浴用車椅子3は、台車1と、台車1に載設される座部2とからなる。
座部2は、座面部7と、下肢受4と、背凭8と、リクライニング機構30と、掛止機構17とからなる。
座面部7は、入浴者の臀部を支持する座面緩衝材25と、座面緩衝材25を支持する座部枠26と、台車1に移動可能に載設されるローラー枠27と、座部枠26をローラー枠27に後傾動可能に軸支するリクライニング用軸29とからなる。ローラー枠27にはローラー28が取着され、該ローラー枠27は台車1上を自在に移動できる。
下肢受4は脹脛、足先等の下肢を支持するものであり、左下肢受4aと右下肢受4bで構成される。尚、構成部品の名称は入浴用車椅子3に乗る入浴者の左右部位に合わせて付けている。
下肢受4は、座部枠26の前部の左右部に下肢受台22(左下肢受台22a及び右下肢受台22b)を介してそれぞれ設けられる。
入浴用車椅子3の前方向きの左下肢受4a及び右下肢受4bはそれぞれ入浴用車椅子3の外側に回動して、後方向きに変更できる。
下肢受4は、下肢受台22を介して後方向へ回動するものであり180度方向転換できる。
又、入浴用車椅子3の後方向きの左下肢受4a及び右下肢受4bはそれぞれ入浴用車椅子3の外側に回動して、前方向きに変更できる。
通常形態時の入浴用車椅子3にあって、左下肢受台22a及び右下肢受台22bは互いに向き合わせ(=内向き)状態に設けられる。
入浴用車椅子3を乗降形態に変える時は、左下肢受台22a及び右下肢受台22bを、入浴用車椅子3の外側に180度回動して左右外向き状態に変更する。
又、入浴用車椅子3の外方向き状態の左下肢受台22a及び右下肢受台22bは、入浴リフト13に移乗する時(=入浴時、通常形態時)には、それぞれ入浴用車椅子3の外側に回動して、内向きの突合せ状態に戻し変更できる。
左右の下肢受台22は、座部枠26の前部左右に垂下取着された各垂下軸42にそれぞれ軸支される。垂下軸42の一部は、コ字形枠78で囲われる。
下肢受台22の所定位置に突起52が形成される。垂下軸42の下部に前記突起52が嵌合される窪み51が形成される。
下肢受4が前方に向いている時には、下肢受バネ80のバネ作用により突起52が窪み51に嵌り、下肢受4が回動しないように作用する。
下肢受4を後方向きに変更する時は、先ず、足置5及び脹脛受6を垂下位置に変え、次に、下肢受4を少し持ち上げ、突起52を窪み51から外してから、回動させ、後方向きに変更する。
突起52と窪み51の嵌合機構により、下肢受4に入浴者が下肢を乗せている時、意に反して、下肢受4が水平方向に回動することはなく、下肢が下肢受4から転落するといった危ないことが起きないように安全を図ることができるものである。
下肢受4は、基部が下肢受台22に軸支され直線状に延びる幹体24と、
幹体24の先部位に設けられる足置5と、幹体24の延設中途部に設けられる脹脛受6とからなる。
下肢受台22に対して幹体24は回動可能であり、該幹体24を回動させて足置5及び脹脛受6を水平状態から垂下状態に変更できる。又、逆に、垂下状態から水平状態にも変更できる。
下肢受4が入浴用車椅子3の前方へ向いて略水平状態に固定された通常形態のもとで、脹脛受6はその上面が足置5の上面より僅か高くして幹体24に設けられる。
入浴者が足裏を足置5に乗せた立膝座姿勢、又は入浴者が脹脛を脹脛受6に乗せた長座位姿勢を取ることができる。
左右の下肢受4の各脹脛受6の表面は、それぞれに緩衝部材23で構成される。
下肢受4が入浴用車椅子3の通常形態にある時、そして入浴者を乗降させる時に、足置5及び脹脛受6を回動させて水平状態から垂下状態へ変更すると、左右の緩衝部材23は互いに間隔をもって向き合う。
背凭8は、座面部7の後部に一体的に略起立状態に設けられる。
背凭8には、肘掛9と、上体用フェンス10とが取着される。
肘掛9は、肘置43と、大腿フェンス44と、肘軸45からなる。肘置43と大腿フェンス44は一体化しており、肘置43及び大腿フェンス44は、肘軸45を中心に回動できこれらを回動させて前方向きにあるものを斜め後方向きに変更でき、又、斜め後方向きにあるものを前方向きに戻し変更できる。
肘軸45は、肘円筒部54と肘中軸55とからなる。肘円筒部54の所定位置に窓56が形成される。肘中軸55には窓56の肘溝57に嵌合できる肘突起58が設けられる。肘掛9が前方向きに至った時は肘突起58が窓56の肘溝57に嵌り固定される。肘掛9を後方向きに変更する時は、肘掛9を少し持ち上げ肘突起58を肘溝57から外してから、回動させる。
入浴リフト13は、座部2に乗った入浴者を、座部2と共に浴槽48へ浸け入浴させるものである。前記入浴リフト13の左右側には上カバー84が所定間隔をもって突設される。入浴リフト13は浴槽48の縁に設置されており、入浴リフト13の一方には入浴用車椅子3が接合され、入浴リフト13の他方は浴槽48に接する。(図9参照)
入浴用車椅子3の左右の肘掛9を斜め後方向きに開いた時、左の肘掛9の先部から右の肘掛9の先部までの幅が、左右の上カバー84の所定間隔より大きくなる。
前記入浴用車椅子3は入浴リフト13に接合でき、座部2は、入浴リフト13に移乗したうえ入浴リフト13の前部の入浴位置へ移動可能である。
前述の肘掛9を斜め後方向きに開いたまま座部2を入浴リフト13の前部へ移動させると、肘掛9が上カバー84にぶつかって、入浴リフト13の入浴位置へ移動できず、座部2はセッティングが不適切な状態では浴槽48に入れないようにしている。
入浴リフト13の一方側(=前記接合側)の左右側には案内具21が設けられる。又、入浴リフト13の一方側には受穴14が開けられる。入浴用車椅子3の座部枠26の前部には接合鉤具15が設けられる。
入浴リフト13に入浴用車椅子3を接合する時、入浴リフト13の案内具21に入浴用車椅子3の保護枠16が当接し、入浴用車椅子3が所定位置へ案内される。
入浴リフト13に入浴用車椅子3を接合すると、接合鉤具15の先部が受穴14に嵌入する。前記接合鉤具15の嵌入により入浴用車椅子3が入浴リフト13に接合され離間しないように掛止される。
上体用フェンス10は、フェンス部46とフェンス軸部47とからなる。フェンス部46は、棒部材で作られ、握り易い形状である。
入浴者は、座部2への移乗時、搬送時、身体の洗浄時、浴槽48への昇降時、及び浴槽48内の入浴時に、フェンス部46を掴んで、移乗時の動作、搬送時の動作、洗浄時の動作、昇降時の動作及び入浴時の動作を楽に行なえる。
上体用フェンス10はフェンス軸部47を中心に回動できこれを回動させて前方向きにあるものを後方向きに変更でき、又、後方向きにあるものを前方向きに戻し変更できる。
フェンス軸部47は、フェンス筒部59とフェンス中軸60とからなる。フェンス筒部59の所定位置にフェンス窓61が形成される。フェンス中軸60には、フェンス窓61のフェンス溝62に嵌合できるフェンス突起63が設けられる。
上体用フェンス10が前方向きに至った時はフェンス突起63がフェンス窓61のフェンス溝62に嵌り固定される。
上体用フェンス10を後方向きに変更する時は、上体用フェンス10を少し持ち上げフェンス突起63をフェンス溝62から外してから、回動させる。
台車1は、車輪11と台車枠12とからなり、入浴者を脱衣場から入浴リフト13までの間を往復走行するものである。
台車枠12の前部に、入浴リフト13の受穴14に掛止できる接合鉤具15が設けられる。
台車枠12の前部に、接合鉤具15の前方及び左右方を囲う保護枠16が設けられる。保護枠16は、具体例では半円形の枠体である。
保護枠16は、人又は物と接合鉤具15との衝突を回避し、安全を図ると共に、接合鉤具15を保護する保護機能を有する。接合鉤具15の変形破損を回避し、入浴用車椅子3と入浴リフト13の接合ミスを回避する。
更に、人又は物と、車輪11又は車輪ストッパー79との衝突を回避し、安全を図るバンパー機能と、入浴リフト13に対する入浴用車椅子3の当接位置を所定位置に決める位置決め機能との三つの機能を有する。(図9参照)
入浴用車椅子3には、座部2を台車1に掛止する掛止機構17が設けられる。
掛止機構17は座部2を台車1に掛止するものであり、該掛止機構17は、
座部2に設けられるピン18と、台車1に設けられる穴19と、台車1に設けられ、ピン18が穴19からの抜けるのを阻止する阻止具20と、ピン18を引き上げるピン操作具68とからなる。
座部2のピン18は、台車1に嵌入し、座部2を台車1に掛止し維持する。
阻止具20は、台車1が入浴用車椅子3に接合すると作動する検出器38と、検出器38の作動量を伝達する伝達器39と、伝達器39に連結される当接片40と、当接片40を前方向へ付勢するバネ53とからなる。(図8参照)
掛止機構17は、台車1が入浴用車椅子3に接合している時は、ピン18が穴19から抜ける状況にある。
即ち、検出器38は、入浴リフト13のレール41(図16参照)内に設けられた押し片81に押される。検出器38に繋がる伝達器39と当接片40は共に後方向に移動し、当接片40はピン18から離れピン18を押えない。ピン18は穴19からの抜き差しが自在な状態になる。
前記押し片81は、入浴リフト13の受穴14の下方に設けられた受動片82にアウター付きワイヤー83で連繋されている。入浴用車椅子3が入浴リフト13に接合した時接合鉤具15が受穴14に嵌る。接合鉤具15が受動片82を押し下げる。受動片82は押し片81を突出移動させる。押し片81は検出器81を押す。
介助者はピン18を抜き座部2を入浴リフト13側へ移動できる。
台車1が入浴用車椅子3に接合していない時は、ピン18が穴19から抜けない状況にある。
即ち、当接片40は、バネ53の付勢力で前方向へ移動し、ピン18の部材途中に形成された凹部67に嵌ってこれを押圧し、ピン18は上昇が不自在となっている。当接片40は、ピン18が穴19から抜けるのを阻止する。(図7、8参照)
又、上記阻止状態下では、当接片40が凹部67に嵌っているので、座部2は、前方向へも後方向へも上方へも移動不自在であり、台車1に確実に掛止される。
入浴用車椅子3は、リクライニング式分離型であり、リクライニング機構30を操作して背凭8を通常の背凭8れ姿勢(背起立姿勢)からリクライニング姿勢へ後傾させると、下肢受4及び座面部7も、同時にリクライニング軸29を中心に回動する。
座面部7は前部が高位で後部が低位に傾斜し、下肢受4は先部が高位で基部が低位に傾斜する。
座部2は、通常の背起立姿勢からリクライニング姿勢へ、又、リクライニング姿勢から背起立姿勢へと往復移動できる。
リクライニング機構30は、背凭8及び座面部7と、座部枠26とに亘って設けられ、座部枠26に対する背凭8、座面部7及び下肢受4の角度を一体的に、後傾角度に変更させるものである。
リクライニング機構30は、台車1側の止具32と、背凭8側の溝付片33と、操作具34とからなる。
溝付片33には、通路35の両端に起立溝36と、リクライニング溝37とが形成される。止具32が起立溝36に嵌っているときは背凭8は略起立状態にあり、止具32がリクライニング溝37に嵌っているときは背凭8は後傾状態(リクライニング姿勢)にある。
入浴者の要望に応じて、背凭8部を後傾し座部2をリクライニング姿勢になす。
(下肢受4とリクライニング機構30)
座部2には、座部2を後傾させるリクライニング機構30と、入浴用車椅子3の前方向きに略水平状に延設せられ入浴者の脹脛を支持する下肢受4とが設けられ、入浴者は、脹脛を支持された長座位姿勢を取り更に後傾状の背凭姿勢を取ってリラックスした態勢で入浴できる。
図1中、64は腹締具、65は大腿ベルト、66は台車レール、69は枕、70は枕スライド長穴、71は取手、72は背凭取手、73は収縮バネ、74は連結棒、75は昇降板、85は昇降レール、86は吊りベルト、87は昇降体、88はレール柱である。
実施例1を使用する際は、先ず、該実施例1を乗降形態にセッティングする。セッティングしてから、入浴者を入浴用車椅子3に乗せる。
座部2が入浴形態にセッティングされていたら乗降形態のセッティングに変更する。
介助者は、下肢受4の足置5及び脹脛受6を水平状態から垂下状態に変える。
下肢受4を回動させ、入浴用車椅子3の前方向きから後方向きに変える。
介助者は、肘掛9を回動させ、肘掛9の位置を入浴用車椅子3の前方向きから斜め後方向きへ変える。又、介助者は、上体用フェンス10を回動させ、入浴用車椅子3の側部の位置から後部の位置へ変える。
上記セッティングを行なった後、介助者は入浴者を、入浴用車椅子3の座部2に乗せる。
座部2の乗降側(=例えば右側)とは反対側(=例えば左側)の肘掛9及び上体用フェンス10は入浴用車椅子3の前方向きに位置し掛止されている。入浴者は乗降の際、前方向きに位置し掛止されている上体用フェンス10を適宜掴む。
入浴者は、入浴用車椅子3への乗降時、入浴用車椅子3に乗っている搬送時、台車1と入浴リフト13との間の移乗時、浴槽48への昇降時、浴槽48内での入浴時等の一連の入浴に係る動作時に、前方向きに位置し掛止されている上体用フェンス10を適宜掴み、身体を楽な態勢に維持する。
保護枠16は、人や物が接合鉤具15に当るのを防ぎ、接合鉤具15を保護する。即ち、保護枠16は、保護機能を果たし、接合鉤具15の破損を防ぐ。
又、保護枠16は、人や物が車輪11、又は車輪ストッパー79、又は接合鉤具15等にぶつかるのを防ぐ。即ち、保護枠16は、バンパー機能を果たし、人が構成部品に当って怪我することのないようにし安全を図り、入浴用車椅子3の前進を確保する。(図4参照)
保護枠16の存在によって、人や物が接合鉤具15にぶつからず接合鉤具15の構成、作用を確保でき、入浴用車椅子3と入浴リフト13の接合を確実に行なえ、好都合である。即ち、人や物が接合鉤具15にぶつかって接合鉤具15を変形させるということは起きず、入浴用車椅子3と入浴リフト13の接合ミスを排除できる。
前記保護枠16の存在によって、入浴用車椅子3に乗降する時、入浴者が車輪11又は車輪ストッパー79にぶつかることはなく安全である。
又、前記三個機能を得るために保護枠16を設けるだけでよく、位置決め機能に係る構成と、バンパー機能に係る構成とを省略でき、製作コストの削減が図れる。
乗り終わると、次に、座部2のセッティングを入浴形態のセッティングに変更する。
下肢受4の足置5及び脹脛受6は垂下状態にあって、該下肢受4は後方に向いている。その下肢受4を、回動させ前方向きに戻す。
前述の下肢受4を戻した時、左右の脹脛受6の緩衝部材23は、間隔をもって互いに内向きにある(向き合う)から、緩衝部材23に入浴者の下肢が当っても怪我を回避できる。
介助者は、腰掛け姿勢の入浴者の下肢を持ち上げる。下肢受4の足置5及び脹脛受6を回動させ水平状態に位置させる。
水平状態の足置5及び脹脛受6に下肢を乗せる。下肢を下肢受4に乗せている上記状態の時、突起52が窪み51に嵌っている。突起52及び窪み51の鉤止作用により下肢受4は垂下軸42に鉤止されているから、下肢受4は水平方向に回動しない。
従って、不本意に、左・右下肢受4a・4bは互いに開く方向に回動することは無く、下肢が下肢受4から急落下せず、安全である。
入浴者は下肢を前方向へ投げ出し長座位姿勢を取る。或いは、足裏を足置5に置き立膝座姿勢を取ることも可能である。入浴者は、長座位姿勢と立膝座姿勢のいずれかを選択する。
腹締具64を締めて、腹を背凭8に固定する。大腿ベルト65を締めて、大腿を下肢受4に固定する。
斜め後方に向かせていた肘掛9を、回動させ前方向きに戻す。肘を肘掛9に乗せる。立膝座姿勢の場合、入浴者の大腿が座面部7から食み出すのを肘掛9で防ぐ。
斜め後方に向かせていた上体用フェンス10を、回動させ前方向きに戻す。上体の左右側への食み出しを上体用フェンス10で防ぐ。
操作具34を引き、止具32を溝付片33の起立溝36から外し、背凭8を後傾し、止具32をリクライニング溝37に嵌め、背凭8をリクライニング姿勢に変更する。
入浴者は、長座位姿勢で且つ背を後傾状に凭れたリクライニング姿勢でリラックスできる態勢を取る。
入浴者の身体的状況、浴槽48の形状に応じて、長座位姿勢を立膝座姿勢に変えることは自在である。
入浴用車椅子3を脱衣場から入浴リフト13まで走行し、入浴者を搬送する。
入浴用車椅子3を入浴リフト13に接合する。
保護枠16は、案内具21に当って入浴用車椅子3を所定位置へ至らせ、位置決め機能を発現する。
入浴用車椅子3が所定位置へ至ると接合鉤具15が受穴14に嵌り、接合が完了する。(図9参照)
前記接合により、接合鉤具15が受動片82を押し下げ、入浴リフト13のレール41内の押し片81が突出し、検出器38は押し片81に押されバネ53力に負けて後退する。
阻止具20(=具体例では当接片40)が入浴用車椅子3の後方向へ移動する。当接片40がピン18から離れる。
当接片40がピン18から離れると、ピン18の上昇動が自在となり、座部2と台車1との掛止は解除できる状態になる。即ち、入浴用車椅子3が入浴リフト13に確実に接合すると、掛止機構17が解除状態に変わる。
入浴用車椅子3が入浴リフト13への接合が不確実であると、当接片40が入浴用車椅子3の後方向へ移動せず、阻止作用が解除されず、掛止機構17が解除されず、座部2は、動かず台車1から脱落しない。
介助者は、手動でピン18を抜き、座部2を台車1から掛止解除する。
座部2を入浴リフト13へ移乗する際、台車1が入浴リフト13に接合していない時には、介助者が誤操作してもピン18は抜けず、掛止機構17が解除されず、座部2が台車1から転落することは無く、安全である。
台車1が入浴リフト13に接合している時には、掛止機構17が解除され、座部2が、台車1から外れ、円滑に入浴リフト13に移乗できる。
又、台車1の接合鉤具15が入浴リフト13に完全に掛かった時にのみ阻止具20が阻止作用を発現するものであり、接合金具15の掛かりが不完全(=半掛かり)の場合は阻止具20が阻止作用を発現し、ピン18は抜けず、安全を確保できる。
又、一般車椅子から入浴用車椅子3に入浴者が移乗する時、又、入浴用車椅子3に入浴者が乗降する時等に、ピン18が抜けず台車1から座部2が移動しないから、入浴者は乗降中に乗りそこね事故を起さず安全である。
介助者は、掛止解除状態の座部2を、入浴リフト13側へ押し移乗する。
肘掛9及び上体用フェンス10が、前方向を向いているので、これらが入浴リフト13の上カバー84にぶつからずに座部2は前進でき、入浴リフト13の前部の入浴位置へ至る。
肘掛9を斜め後方向きに開いたまま座部2を入浴リフト13の前部へ移動させると、肘掛9が上カバー84にぶつかって、入浴リフト13の入浴位置へ移動できない。
座部2はそのセティングが不適切な状態では浴槽48に入れないようにしたものであるから、浴槽48へ昇降する時、及び浴湯中の時等に肘掛9が入浴用車椅子3の斜め後方向きに開いたままにしていると入浴者が座部から食み出したり転落する等の危険があるがそのような危険を排除できて、安全に入浴できる。
入浴リフト13を適宜操作し入浴者を湯に浸け入浴する。
暫時後入浴リフト13を適宜操作して脱浴する。
入浴者が乗った座部2を入浴リフト13から台車1へ移乗する。
移乗後、掛止機構17のピン18を穴19へ嵌め、座部2を台車1へ掛止する。
リクライニング機構30の操作具34を操作し、背凭8を起立状態に戻す。
解除ペダル31を踏んで接合鉤具15の先部を受穴14から抜き、入浴用車椅子3と入浴リフト13の接合掛止を解除する。
上記解除を行なうと、接合鉤具15が受動片82から離れ、受動片82が元に戻る。
押し片81が戻り、検出器38はバネ53力で戻り、当接片40がピン18に押圧する。
当接片40がピン18に押圧すると、ピン18の上昇動が不自在となり、座部2と台車1との掛止は解除できない状態になる。
掛止機構17は、座部2を台車1に掛止しその掛止を維持する。
介助者は、入浴用車椅子3を後退させ入浴リフト13から離す。
入浴リフト13を脱衣場へ搬送する。
搬送後、入浴用車椅子3を乗降形態に変更する。介助者は入浴者の下肢を持ち上げその間に下肢受4の足置5及び脹脛受6を垂下状態に変える。
下肢受4を僅か持ち上げ掛止を解除しながら回動し後方向きに変更する。肘掛9を僅か持ち上げ掛止を解除しながら回動し斜め後方向きに変更する。
上体用フェンス10を僅か持ち上げ掛止を解除しながら回動させ斜め後方向きに変更する。
上記足置5及び脹脛受6、下肢受4、肘掛9、上体用フェンス10は、左右のものに付いて変更に係る操作を行なう。
図12、13、14に示す実施例2は、実施例1の突起52及び窪み51を、幹体24の基部に偏心して設けられるキープレート76と、コ字形枠78に開けられるキー溝77に代えている。
キープレート76は下肢受4の幹体24の基部に偏心して設けられ、幹体24と共に回転する。
キー溝77は前記コ字形枠78に左右方向に溝状に開けられる。
下肢受4が前方に向いていて脹脛受6が水平状態にある時は、キープレート76はキー溝77に嵌入している。この嵌入時にはキープレート76は幹体24の水平面での回動を阻止する。キープレート76及びキー溝77は、脹脛受6を水平状態にして下肢受4を前方へ向けている時に、該下肢受4の水平方向の回動を阻止するものである。
従って、脹脛受6が水平状態にある時は、下肢受4は水平面で回動できない。
幹体24の基部には所定箇所に回転ストッパー50が設けられる。下肢受台22には、回転ストッパー50を受け止める受部49が形成される。受部49は、左右の足置5が互いに内向きで水平位置になるよう回転ストッパー50を受け止める。
足置5及び脹脛受6は水平位置から遊端側を上方に上げ外側に270度回して垂下位置に至たらせることができる。上記回転ストッパー50と受部49に係る構成は、実施例1も同様の構成である。(図12、13参照)
水平状態の足置5及び脹脛受6に下肢を乗せる。下肢を下肢受4に乗せている状態の時、キープレート76及びキー溝77の鉤止作用により下肢受4はコ字形枠78に鉤止されているから下肢受4は水平方向に回動しない。
下肢受4に入浴者が下肢を乗せている時、意に反して、左右の下肢受4が水平方向に開き回動することは、鉤止作用により起こらず、下肢が下肢受4から転落するといった危ないことが起きないように安全を図ることができるものである。
脹脛受6を回動させ垂下状態に変更すると、プレート76はキー溝77から抜け出る。この抜け出ている時は、下肢受4は水平面での回動は可能となり、下肢受4は水平面で回動させて後方へ向けることができる。
台車1と、台車1から分離する座部2とからなる入浴用車椅子3において、座部2に足置5が取着された下肢受4が軸支され、入浴者が移乗する時には、下肢受4は水平面に回動してその延出方向を前方向きから後方向きに変更できると共に下肢受4は延出方向を軸芯にして垂直面に回動して足置5が水平状態から垂下状態に変更できる入浴用車椅子に適用できる。
本発明の実施例1の掛止機構を示す斜視図である。 本発明の実施例1を示す正面図である。 本発明の実施例1を示す平面図である。 本発明の実施例1を示す右側面図である。 本発明の実施例1の移乗状態を示す正面図である。 本発明の実施例1の移乗状態を示す平面図である。 本発明の実施例1の移乗状態を示す右側面図である。 本発明の実施例1の掛止機構を示す部分図である。 本発明の実施例1を入浴リフトに接合した平面図である。 本発明の実施例1の下肢受を示す斜視図である。 本発明の実施例1のフェンス軸部を示す斜視図である。 本発明の実施例2のキープレート及びキー溝を示す左側部分図である。 本発明の実施例2のキープレート及びキー溝を示す背面部分図である。 本発明の実施例2のキープレート及びキー溝を示す平面部分図である。 本発明の実施例1上の入浴者を示す左側面図である。 本発明の実施例1が接合する入浴リフトの押し片及び受動片を示す部分図である。
符号の説明
1 台車
2 座部
3 入浴用車椅子
4 下肢受
5 足置
6 脹脛受
7 座面部
8 背凭
9 肘掛
10 上体用フェンス
11 車輪
12 台車枠
13 入浴リフト
14 受穴
15 接合鉤具
16 保護枠
17 掛止機構
18 ピン
19 穴
20 阻止具
23 緩衝部材
24 幹体
30 リクライニング機構
46 フェンス部
47 フェンス軸部
48 浴槽
84 上カバー

Claims (6)

  1. 台車1と、台車1から分離する座部2とからなる入浴用車椅子3において、
    座部2に下肢を支持する下肢受4が軸支され、
    下肢受4は延出方向を軸芯にして垂直面に回動して水平状態から垂下状態に変更できると共に、下肢受4は水平面に回動してその延出方向を前方向きから後方向きに変更でき又後方向きから前方向きに変更できることを特徴とする入浴用車椅子。
  2. 下肢受4は、基部が座部2に軸支され入浴用車椅子3の前方へ向いて直線状に延びる幹体24と、幹体24の先部位に水平状態に設けられる足置5と、幹体24の延出中途部に水平状態に設けられる脹脛受6とからなり、脹脛受6はその上面が足置5の上面より僅か高いか又は同高であり、
    入浴者は、足裏を足置5に乗せた立膝座姿勢、又は脹脛を脹脛受6に乗せた長座位姿勢のいずれかを選択できることを特徴とする請求項1記載の入浴用車椅子。
  3. 下肢受4は、座部2の左右に所定の間隔をもって、入浴用車椅子3の前方へ向けて設けられる左下肢受4aと右下肢受4bとからなり、脹脛受6の表面は緩衝部材23でなり、
    左右の足置5及び脹脛受6を垂下状態にした時、左右の緩衝部材23は互いに間隔をもって向き合っており、入浴者は左右の緩衝部材23の間にあって安全に乗降できることを特徴とする請求項8記載の入浴用車椅子。
  4. 座部2には、座部2を後傾させるリクライニング機構30と、入浴用車椅子3の前方向きに略水平状に延設せられ入浴者の脹脛を支持する下肢受4とが設けられ、
    入浴者は、脹脛を支持された長座位姿勢を取り更に後傾状の背凭姿勢を取ってリラックスした態勢で入浴できることを特徴とする請求項1記載の入浴用車椅子。
  5. 座部2は座面部7と背凭8とからなり、背凭8に肘掛9及び上体用フェンス10が設けられ、
    肘掛9は、水平面に回動してその延出方向が、入浴用車椅子3の前方向きから斜め後方向きに変更でき、又斜め後方向きから前方向きに変更でき、上体用フェンス10は、水平面に回動してその位置が入浴用車椅子3の側部から後部に変更でき、又後部から側部へ変更できることを特徴とする請求項1記載の入浴用車椅子。
  6. 上体用フェンス10は、フェンス部46と、背凭8に取り付けられたフェンス軸47とからなり、前記フェンス部46は握ることが可能な形状に作られ、
    入浴者は、座部2への乗降時、入浴用車椅子3での搬送時、座部2での身体の洗浄時、入浴リフト13への移乗時及び浴槽48中の入浴時等に、フェンス部46を掴んで乗降動作、搬送動作、身体の洗浄動作、移乗動作及び入浴動作等の一連の動作を楽に行なえることを特徴とする請求項2記載の入浴用車椅子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6445070A (en) * 1987-08-12 1989-02-17 Japan Storage Battery Co Ltd Sealed lead-acid battery
JP2015058054A (ja) * 2013-09-17 2015-03-30 積水ホームテクノ株式会社 移送装置
JP2016067422A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 オージー技研株式会社 搬送車およびこれを用いた入浴装置

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