JP5572503B2 - 入浴用車椅子 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1に開示された車椅子では、側方部材を背もたれと着脱させることによって、側方部材と背もたれとの間の角度を調整している。
また、特許文献2に開示された車椅子では、側方部材が蝶番によって回動可能に背もたれに取り付けられていて、つまみで蝶番の角度を所定の角度に固定することで、側方部材と背もたれとの間の角度を調整している。
特に、入浴時に使用する入浴用車椅子においては、容易かつ確実に側方部材と背もたれとの間の角度を調整できることが望まれている。
そして、更に側方部材を前方へ回転させると、第2端部が突起部に沿うように上方に変位しながら回転するため、突起部は、凹部から外れて、この凹部と隣り合う他の凹部と嵌合する。このようにして、側方部材と背もたれとの間の角度を容易に切り替えることができる。
更に、凹部が下側へ開口されているため、人為的にシリンダを持ち上げて突起部と凹部とを離間させれば、容易に側方部材を後方へ回転させることができる。
また、側方部材を前方へ回転させると、第2端部が突起部に沿うように上方に変位しながら回転するため、突起部は、凹部から外れて、この凹部と隣り合う他の凹部と嵌合する。このようにして、側方部材と背もたれとの間の角度を容易に切り替えることができる。一方、側方部材に前方から使用者の体重や衝撃などの外力が加わった場合に、側方部材が後方へ回転しようとするが、シリンダの凹部の第1端部と突起部とが当接するため、この方向の回転が拘束され、側方部材と背もたれとの角度を所定の角度に保持することができる。
更に、凹部が下側へ開口されているため、人為的にシリンダを持ち上げて突起部と凹部とを離間させれば、容易に側方部材を後方へ回転させることができる。
図1に示すように、本実施形態による入浴用車椅子1は、使用者(不図示)が着座する着座部2と、着座部2と分離可能に構成され床面を走行可能な台車部3とを備えている。
なお、着座部2と台車部3とを着脱可能とする着脱機構は、公知のものが用いられている。
着座部2は、座面4と、座面4と連続する背もたれ5と、背もたれ5の上部側の両側方に位置し使用者が背もたれ5の側方へ倒れることを防止する一対の側方部材6,6と、背もたれ5と側方部材6との間の角度を調整する一対の角度切替機構7,7と、を備えている。
シリンダ11は、ピストン12が挿入された状態において、その周方向に回転可能に構成されている。このため、側方部材6は、背もたれ5との間の角度を変えることができる。
また、シリンダ11は、ピストン12が挿入された状態において、その軸方向へ変位可能に構成されている。
また、一対の角度切替機構7,7は、背もたれ5を中心として左右対称となっているため、一対の角度切替機構7,7における第1方向および第2方向も左右対称となっている。
シリンダ11は、側面11cに、下端部11b側へ開口する複数の凹部21が周方向に所定の間隔をあけて形成されている。本実施形態では、凹部21はシリンダ11の軸を中心に30°ずつ間隔をあけて12個形成されている。ここで、これらの凹部21を第2方向の順番に凹部21A〜凹部21L(図4(a)参照)と示す。
第1側部22は、シリンダ11の中心軸と略平行で、その端面がシリンダ11の周方向と略直交するように形成されている。第2側部23は、上方から下方に向かうにつれて第1側部22と離間していて、その端面は凹部側へ突出する円弧面状に形成されている。
また、ピストン12には、下端部12b近傍の外周面12cに外方に向かって突出する第1ピン(突起部)31Aおよび第2ピン(突起部)31B(図3参照)が設けられている。第1ピン31Aは、ピストン12に対して背もたれ5の前後方向の前側に設けられ、第2ピン31Bは、ピストン12に対して背もたれ5の前後方向の後側に設けられている。
また、第1ピン31Aおよび第2ピン31Bは、ピストン12がシリンダ11の内部に挿入されたときに、シリンダ11の下端部11bに形成された凹部21と嵌合可能に構成されている。
まず、背もたれ5と略同一面上にある状態の側方部材6をシリンダ11の軸を中心に第1方向へ回転させて、背もたれ5との間の角度を調整する方法について説明する。
ここで、図3示すように、背もたれ5と略同一面上にある状態の側方部材6の位置を位置6Aと示し、この状態から30°ずつ第1方向へ回転した状態における側方部材6の各位置を位置6B,6C,6Dとして以下説明する。
なお、側方部材6は、位置6Dに設置されたときに、背もたれ5との間の角度が略直角となっている。
側方部材6が位置6Aにあるときには、図4(a)に示すように、シリンダ11の凹部21Aとピストン12の第1ピン31Aとが嵌合し、シリンダ11の凹部21Gとピストン12の第2ピン31Bとが嵌合している。
そして、シリンダ11が第1方向へ回転すると、凹部21Aの第2側部23が第1ピン31Aと当接し、凹部21Gの第2側部23が第2ピン31Bと当接する。
そして、第2側部23は、上方から下方に向かうにつれて第1側部22と離間していて、その端面は凹部21側へ突出する円弧面状に形成されているとともに、シリンダ11が上下方向に移動可能であるため、更にシリンダ11を第1方向に回転させると、図4(b)に示すように、第2側部23と第1ピン31A,第2ピン31Bとが互いにすべり、シリンダ11は第1方向に回転しながら上方に向かって移動する。
これにより、図5(b)に示すように、凹部21Lと第1ピン31Aとが嵌合し、凹部21Fと第2ピン31Bとが勘合する。
このようにして、側方部材6は、位置6Bへ移動し、背もたれ5との角度が調整される。
このとき、図4に示す第1ピン31Aと凹部21Jとが嵌合し、第2ピン31Bと凹部21Dとが嵌合している。
ここでは、位置6Bにある側方部材6を位置6Aに移動させる方法について説明する。
まず、側方部材6が位置6Bに位置しているときは、第1ピン31Aと凹部21Lとが嵌合している状態で、シリンダ11を第2方向へ回転させると、第1ピン31Aと凹部21Lの第1側部22とが当接する。そして、第1側部22は、シリンダ11の中心軸と略平行に形成されているため、第1ピン31Aと凹部21Lの第1側部22とが当接するとシリンダ11の回転が阻止される。
そして、側方部材6が位置6Aとなるように、シリンダ11を第2方向へ回転させ、第1ピン31Aを凹部21Aと嵌合させる。
このようにして、側方部材6が位置6Bから位置6Aへ移動する。
なお、上述した側方部材6を第2方向へ移動させる方法では、側方部材6を位置6Bから位置6Aへ移動させているが、他の位置間での側方部材6移動についても同様に行うことができる
本実施形態の入浴用車椅子1によれば、背もたれ5の側方に設けられた側方部材6が、背もたれ5との間の角度を変えることができる。これにより、側方部材6を使用者が背もたれ5からずれない位置(例えば位置6D)に設置することができるとともに、使用者の側方をケアしやすい位置(例えば位置6A)に設置することができ、使用者や介護者が快適に使用することができる。
また、側方部材6にかかる第2方向からの荷重によって、設定された背もたれ5と側方部材6との間の角度が変化することないため、使用中にこの角度が変化することがなく安全性を高めることができる。
例えば、上述した実施形態では、背もたれ5の上部側の両側方に側方部材6,6が設けられているが、背もたれ5の下部側の側方に側方部材6,6が設けられていてもよい。
また、上述した実施形態では、シリンダ11には、12個の凹部21が周方向へ30度ずつ間隔をあけて形成されているが、凹部21の数や、間隔は任意に設定されてよい。
また、上述した実施形態では、ピストン12には、第1ピン31Aおよび第2ピン31Bの2つのピン(突起部)が設置されているが、ピンの数は1つでもよく。3つ以上であってもよい。
また、上述した実施形態では、側方部材6は、位置6Aに設置されたときに背もたれ5と略同一面上にある状態となり、位置6Dに設置されたときに背もたれ5との間の角度が略直角となっているが、位置6Aに設置されたときに背もたれ5と略同一面上にある状態とならなくてもよく、位置6Dに設置されたときに背もたれ5との間の角度が略直角とならなくてもよい。
2 着座部
3 台車部
4 座面
5 背もたれ
6 側方部材
7 角度切替機構
11 シリンダ
12 ピストン
21,21A〜21J 凹部
22 第1側部(第1端部)
23 第2側部(第2端部)
31A 第1ピン(突起部)
31B 第2ピン(突起部)
Claims (1)
- 使用者が着座する着座部と、前記着座部と分離可能な台車部とを備える入浴用車椅子であって、
前記着座部は、背もたれと、該背もたれの側方に配された側方部材と、前記背もたれと前記側方部材との間の角度を切り替える角度切替機構と、を備え、
該角度切替機構は、前記側方部材に取り付けられて下方側が開口するシリンダと、該シリンダに下方側から挿入されるとともに前記背もたれに支持されたピストンと、を備え、
前記シリンダには、外周部に下方へ開口する複数の凹部が互いに周方向へ間隔をあけるように形成され、
前記ピストンには、前記凹部に嵌合可能であるとともに、外周面から外方に突出する突起部が形成され、
前記複数の凹部は、前記側方部材が前記シリンダを軸として前記背もたれの前方側へ回転するときの回転方向前側の第1端部は、前記回転方向と直交し、前記回転方向後側の第2端部は、下方に向かうに従って前記第1端部と離間していて前記突起部が前記凹部を外れて隣の他の凹部に嵌合するようにしたことを特徴とする入浴用車椅子。
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