JP2007302093A - 高さ調整機構及び子供用椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガード本体を椅子本体に対して上下方向にスライドさせて高さを調整すると共に、ガード本体のガタツキを防止して安定状態で固定する。
【解決手段】子供用椅子10は、椅子本体12と、その上部にショルダーガード部14とヘッドカード部16とからなるガード本体18を備えている。子供用椅子10には、ガード本体18を椅子本体12のレール部12Aに沿って上下方向にスライドさせて所定の位置で固定する高さ調整装置30が設けられている。高さ調整装置30は、椅子本体12の背面側に調整ノブ36と、ガード本体18の前面側に押し当て部材34を備えており、押し当て部材34には、ガード本体18の係合凹部32と係合する剛性凸部34Bと弾性凸部34Cが設けられている。調整ノブ36の回転操作により押し当て部材34との距離を広げ、係合凹部32と剛性凸部34Bとの係合を解除し、ガード本体18をスライドさせる。
【選択図】図8

Description

本発明は、二輪車などに用いられ、椅子本体などの固定部材に対して上下方向にスライド可能に設けられた移動部材の高さを調整する高さ調整機構、この高さ調整機構を備えた子供用椅子に関するものである。
従来から、サドルの前方又は後方に子供が着座可能な子供用椅子を備えた二輪車が提案されている。
この子供用椅子では、背凭れ部の上部に、子供の頭部を保護するヘッドレストが設けられており、このヘッドレストは、子供の成長や身長の異なる子供の体格に合わせて高さが調整可能となっている。この高さ調整装置としては、上下方向のガイド部材に対してヘッドレストを左右2ヶ所でクランプ部材を介してネジとナットで締結するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
しかし、上記従来の装置では、ヘッドレストの高さ調整時に、左右2ヶ所のネジとナットを別々に回動操作して締結を解除し、ヘッドレストの高さを所望の高さに片手で保持して他方の手で一方のネジを締め、次に、他方のネジを締めることになるため、調整操作に手間がかかる。さらに、ヘッドレストがガイド部の摺動スキマ分だけガタツキを生じやすく、ヘッドレストが斜めに傾いた状態で係止される場合が多くなる等の問題がある。
また、ヘッドレストのステム部を背凭れのガイド溝に対して1個の調整ハンドルで締め付けて所望の高さに固定させる高さ調整装置も椅子等に採用されているが、この場合では、調整ハンドルがネジ軸で構成され、このネジ軸をガイド溝に設けたネジ穴内で移動させてネジ軸先端をヘッドレストのステム部に押し付けて摩擦力で止める構造であるため、ヘッドレストを1点で止めているだけとなり、ヘッドレストの係止が不安定となり、ガタツキが生じ易い等の問題がある。
実用新案登録第3058842号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ヘッドレストなどの移動部材の高さ調整をワンタッチで安定状態で固定することができる高さ調整機構、及び子供用椅子を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、固定部材本体と、前記固定部材本体に対して上下方向にスライド可能に設けられた移動部材とを備え、前記移動部材の高さを調整する高さ調整機構であって、前記固定部材本体に設けられ、スライド方向に形成されたレール部と、前記移動部材に設けられ、前記レール部に沿ってスライドする摺動部と、前記移動部材の前記固定部材本体と反対側に上下方向に形成された複数の係合部と、前記移動部材と対向して設けられ、前記係合部に係合される被係合部が形成された押し当て部材と、前記固定部材本体の前記移動部材と反対側に設けられ、前記押し当て部材と連結される回転軸を有する調整ノブと、を備え、前記調整ノブの回転操作により前記回転軸を固定方向に回転したとき、前記調整ノブと前記押し当て部材との距離が縮まり、前記係合部に前記被係合部が係合されると共に、前記調整ノブと前記押し当て部材との間で前記固定部材本体と前記移動部材とが挟持され、また、前記回転軸を開放方向に回転したとき、前記調整ノブと前記押し当て部材との距離が広がり、前記係合部と前記被係合部との係合が外れ、前記固定部材本体に対して前記移動部材をスライド可能とすることを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、移動部材に設けられた摺動部が固定部材本体のレール部に沿ってスライドすることにより、移動部材が固定部材本体に対して上下方向にスライドする。移動部材には、固定部材本体と反対側に上下方向に複数の係合部が形成されており、移動部材と対向して設けられた押し当て部材の被係合部が係合可能となっている。固定部材本体の移動部材と反対側には、調整ノブが設けられており、調整ノブは押し当て部材と連結される回転軸を備えている。そして、調整ノブの回転操作によって回転軸を固定方向に回転したときに、調整ノブと押し当て部材との距離が縮まり、被係合部が係合部に係合されると共に、調整ノブと押し当て部材との間で固定部材本体と移動部材とが挟持されることで、移動部材が固定される。このため、任意の係合部に被係合部を係合することで、移動部材が任意の位置で固定部材本体に固定され、固定部材本体に対する移動部材の高さを調整することが可能となる。また、調整ノブの回転操作によって回転軸を開放方向に回転したとき、調整ノブと押し当て部材との距離が広がり、係合部と被係合部との係合が外れ、固定部材本体に対して移動部材がスライド可能となる。このため、簡単な操作により移動部材の高さを調整することができると共に、調整ノブと押し当て部材との間に移動部材と固定部材本体とを挟持することにより、移動部材を安定して固定することができ、移動部材のガタツキの発生や移動部材の係合が不安定になることが抑制される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の高さ調整機構において、前記係合部が凹部であり、前記被係合部が凸部であることを特徴としている。
請求項2に記載の発明では、移動部材の上下方向に複数の凹部が形成されており、調整ノブと押し当て部材との間に移動部材と固定部材本体が挟持され、押し当て部材の凸部が凹部に係合されることで、移動部材が固定される。このため、簡易な構成により、移動部材の高さを調整することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の高さ調整機構において、前記凸部が、弾性凸部と剛性凸部とを備え、前記回転軸を開放方向に回転すると、前記調整ノブと前記押し当て部材との距離が広がり、前記凹部と前記剛性凸部との係合が完全に外れ、前記弾性凸部が前記凹部と係合していることを特徴としている。
請求項3に記載の発明では、弾性凸部と剛性凸部とを備えており、回転軸を開放方向に回転すると、調整ノブと押し当て部材との距離が広がり、凹部と剛性凸部との係合が完全に外れる。この状態では、弾性凸部が凹部と係合しており、移動部材を上下方向にスライドさせると、弾性凸部が弾性変形して凹部から外れる。回転軸を開放方向に回転しても弾性凸部が凹部と係合しているので、移動部材が自重でずり落ちることが抑制される。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の高さ調整機構において、前記調整ノブは、前記回転軸が前記押し当て部材の開孔に挿通され、前記回転軸の先端部に前記押し当て部材の前面と当接する抜止め部材を備え、前記押し当て部材の前面に、前記回転軸を固定方向に回転したとき前記抜止め部材が移動して前記押し当て部材と前記調整ノブとの距離が縮まり、前記移動部材と前記固定部材本体とを挟持するロック部と、前記回転軸を開放方向に回転したとき前記抜止め部材が移動して前記押し当て部材と前記調整ノブとの距離が広がり、前記移動部材を前記固定部材本体に対してスライド可能とするロック解除部と、を有することを特徴としている。
請求項4に記載の発明では、調整ノブの回転軸が押し当て部材の開孔に挿通され、回転軸の先端部に設けられた抜止め部材が押し当て部材の前面と当接している。押し当て部材の前面には、回転軸を固定方向に回転したとき抜止め部材が移動するロック部が設けられており、抜止め部材がロック部に移動すると押し当て部材と調整ノブとの距離が縮まり、移動部材と固定部材本体とが挟持されて移動部材が固定される。また、押し当て部材の前面には、回転軸を開放方向に回転したとき抜止め部材が移動するロック解除部が設けられており、抜止め部材がロック解除部に移動すると押し当て部材と調整ノブとの距離が広がり、移動部材が固定部材本体に対してスライド可能となる。このため、調整ノブを回転して抜止め部材を移動させることによって、簡単な操作で移動部材の固定又はスライドが可能となり、操作性が良い。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の高さ調整機構において、前記押し当て部材の前記開孔の周囲に形成され、前記押し当て部材の肉厚を増減して設けられた厚肉部が前記ロック部で、薄肉部が前記ロック解除部であることを特徴としている。
請求項5に記載の発明では、押し当て部材の開孔の周囲に肉厚を増減して形成された厚肉部がロック部で、薄肉部がロック解除部であるので、抜止め部材を厚肉部に移動することで、押し当て部材と調整ノブとの距離が縮まり、抜止め部材を薄肉部に移動することで、押し当て部材と調整ノブとの距離が広がる。このため、簡単な構成で押し当て部材と調整ノブとの距離を変えることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の高さ調整機構において、前記厚肉部と前記薄肉部が斜面でつながっていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明では、厚肉部と薄肉部が斜面でつながっているので、抜止め部材の移動がスムーズになる。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は請求項6に記載の高さ調整機構において、前記厚肉部と前記薄肉部との間にストッパーが突設されていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明では、厚肉部と薄肉部との間にストッパーが突設されているので、調整ノブの回転範囲における両端が、ロック部とロック解除部に限定されるので、調整ノブを確実に操作することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項2から請求項7までのいずれか1項に記載の高さ調整機構において、前記凹部が略V字面とされ、前記V字面の上方側の傾斜面と略V字面の谷部を結んだ面に対して直交する方向の直線との角度が、前記V字面の下方側の傾斜面と略V字面の谷部を結んだ面に対して直交する方向の直線との角度より小さく形成されていることを特徴としている。
請求項8に記載の発明では、V字面の上方側の傾斜面、すなわち移動部材を下降させる方向の傾斜面と略V字面の谷部を結んだ面に対して直交する方向の直線との角度が小さく形成されているので、移動部材を下降させるときは凹部に係合された凸部が抜けにくい。このため、移動部材が自重でずり落ちることが抑制される。また、V字面の下方側の傾斜面、すなわち移動部材を上昇させる方向の傾斜面と略V字面の谷部を結んだ面に対して直交する方向の直線との角度が大きく形成されているので、移動部材を上昇させるときは凹部に係合された凸部が抜けやすい。
請求項9に記載の発明に係る子供用椅子は、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の高さ調整機構を備え、前記固定部材本体が、二輪車に固定支持され、子供が着座可能な椅子本体であり、前記移動部材が、頭部を保護するヘッドガード部、又は、肩部を保護するショルダーガード部であることを特徴としている。
請求項9に記載の発明では、移動部材が、頭部を保護するヘッドガード部、又は、肩部を保護するショルダーガード部であるので、子供の成長や身長に合わせて、椅子本体に対してヘッドガード部又はショルダーガード部の高さを調整することが可能である。これにより、子供の体格に合わせて肩部や頭部を保護することができ、走行時や転倒時の安全性を確保することができる。
本発明によれば、簡単な操作によって移動部材を固定部材本体に対して上下方向にスライドさせて移動部材の高さを調整できると共に、移動部材のガタツキを抑制し、移動部材を安定状態で固定部材本体に固定することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の一実施形態である高さ調整装置30を備えた子供用椅子10が示されている。この子供用椅子10は、固定部材本体としての椅子本体12を備えており、二輪車2のサドル4の後方に設けられた荷台6上に椅子本体12が図示しない取り付け金具によって固定支持されている。
図2及び図3に示すように、椅子本体12は、腰部及び尻部の後方部と両サイドを囲むように湾曲して形成されており、子供が着座可能となっている。椅子本体12の前面側の上方部には、椅子本体12と一部が重なり合うように移動部材としてのガード本体18が配設されている。このガード本体18は、肩部を保護するショルダーガード部14と、このショルダーガード部14の上方で頭部を保護するヘッドガード部16とが一体に形成されている。また、椅子本体12の前方には、子供の前方側をガードするように掛け渡されたハンドルバー20が設けられ、ハンドルバー20は一端部を支点として他端部が開閉可能となっている(図6参照)。また、椅子本体12の下側には、足を載置可能な2つのステップ部22が設けられている。
図4〜図6に示すように、子供用椅子10には、ガード本体18を上下方向にスライドさせて所定の位置で固定する高さ調整装置30が設けられている。図4に示すように、高さ調整装置30は、椅子本体12の中央部に上下方向に形成された凹状のレール部12Aを備えており、ショルダーガード部14の背面側には、レール部12Aに挿入される凸状の摺動部14Aが設けられている。そして、レール部12Aに沿って摺動部14Aが移動することで、ガード本体18が椅子本体12に対して上下方向にスライド可能となっている。
図2に示すように、高さ調整装置30には、ガード本体18の摺動部14Aの椅子本体12と反対側に上下方向に複数形成された係合凹部32と、この係合凹部32と対向する位置(ガード本体18の前方側)に配設された押し当て部材34とが設けられている。また、椅子本体12の背面側には、回転軸36Aを備えた調整ノブ36が設けられている。回転軸36Aは椅子本体12の開孔12Dとガード本体18の長孔14Dと押し当て部材34の開孔34Aに挿通されており、回転軸36Aの先端には、径方向に突出した2つの突起部38Aを有する抜止め部材38がネジ止めされている(図9参照)。
図7に示すように、押し当て部材34のガード本体18側には、回転軸36Aが挿通される開孔34Aの両側に、剛性凸部34Bが押し当て部材34に対し剛的に設けられている。また、剛性凸部34Bの両側には、U字状に形成された支持腕33の先端に押し当て部材34に対し弾性的に変位可能に設けられた弾性凸部34Cが設けられている。支持腕33はU字状に形成され、弾性凸部34Cとは逆側の端部で押し当て部材34と結合しているので、弾性凸部34Cは、U字状の支持腕33が弾性変形することでその位置を変えることができる。また、図7(C)に示すように、剛性凸部34Bは、弾性凸部34Cよりも突出量が小さく形成されている。図8に示すように、これらの剛性凸部34Bと弾性凸部34Cは、ガード本体18に形成された係合凹部32に係合可能となっている。
図7(D)に示すように、押し当て部材34の前方側(ガード本体18と反対側)には、開孔34Aの周囲に2つの傾斜面35が形成され、2つの傾斜面35が突出部34Eで仕切られている。図9に示すように、傾斜面35に抜止め部材38の突起部38Aが当接しながら回動可能となっている。傾斜面35の一端側には、押し当て部材34の肉厚を大きくした厚肉部からなるロック部35Aが形成され、傾斜面35の他端側には、押し当て部材34の肉厚を小さくした薄肉部からなるロック解除部35Bが形成されている。そして、調整ノブ36の回転操作により、抜止め部材38の突起部38Aがロック部35Aとロック解除部35Bとの間を回動する。突出部34Eは、突起部38Aの移動を止めるストッパーとなっている。突出部34Eを設けることで、調整ノブ36の回転範囲における両端が、ロック部35Aとロック解除部35Bに限定されるので、調整ノブ36を確実に操作することができる。
図8に示すように、係合凹部32は、略V字面とされ、上下方向の傾斜面32A、32Bが略V字面の谷部を結んだ面に対して異なる角度となっている。ここで、図8(B)に示すように、ガード本体18の略V字面の谷部を結んだ面に対して直交する方向の直線とV字面の上方側の傾斜面32Aとの角度をθ(A)、ガード本体18の略V字面の谷部を結んだ面に対して直交する方向の直線とV字面の下方側の傾斜面32Bとの角度をθ(B)とする。このとき、V字面の上方側の傾斜面32A、すなわちガード本体18を下降させる方向の傾斜面32Aと、V字面の下方側の傾斜面32B、すなわちガード本体18を上昇させる方向の傾斜面32Bは、傾斜面32Aの角度θ(A)が傾斜面32Bの角度θ(B)より小さくなるように形成される。
図4に示すように、ショルダーガード部14は、子供の背面に沿って両サイドが前方に湾曲しながら突出する翼部14Bを備えており、この翼部14Bの背面側を覆うように椅子本体12の両サイドが延設されている。図2及び図6に示すように、翼部14Bと対向する椅子本体12の両端部には、ガード本体18のスライド方向に長円形状のスライド孔12Bが形成されている(図2及び図6では手前側のみ図示)。このスライド孔12Bには、翼部14Bに突設されたガイドピン14Cが上下方向にスライド可能に係止されている。
また、椅子本体12のレール部12Aの両側部には、ガード本体18のスライド方向に長円形状のスライド孔12Cが形成されている(図2及び図6では手前側のみ図示)。このスライド孔12Cには、摺動部14Aに設けられたガイドピン14Cが上下方向にスライド可能に係止されている。これにより、ガード本体18は、ガイドピン14Cによって中央部付近のレール部12Aの2箇所と両サイドの2箇所の計4箇所でスライド孔12B、12Cに案内されながら、上下方向にスライドする。図5及び図6に示すように、ガード本体18は、ガイドピン14Cがスライド孔12B、12Cの上部に移動した最上部の位置と、ガイドピン14Cがスライド孔12B、12Cの下部に移動した最下部の位置との間をスライド可能となっている。
図10に示すように、ショルダーガード部14の内側には、中央部に装着されるクッション44Aと、両サイドの翼部14Bに装着されるクッション44Bが設けられている。これらのクッション44A、44Bは、内部に発泡性ポリウレタンなどの弾性体が装填された衝撃吸収部材であり、ショルダーガード部14の内側面に図示しないマジックテープ(登録商標)によって着脱可能に装着される。また、ヘッドガード部16の内側には、中央部に装着されるクッション46Aと、両サイドに装着されるクッション46Bが設けられている。これらのクッション46A、46Bは、ヘッドガード部16の内側面に図示しないマジックテープ(登録商標)によって着脱可能に装着される。
また、ヘッドガード部16の内側幅は、ショルダーガード部14の内側幅よりも小さく形成されており、子供の頭部と肩部の幅に合致しやすい形状となっている。これによって、ヘッドガード部16内で頭部が、ショルダーガード部14内で肩部が動きにくくなり、頭部や肩部を適切に保護することができる。
図1に示すように、子供が椅子本体12に着座したときに、頭部の頂部がヘッドガード部16にほぼ納まり、肩部の上部がショルダーガード部14の上端部よりも下方に納まるようにガード本体18の高さを調整することで、頭部や肩部を適切に保護することができる。
次に、上記のような構成の高さ調整装置30の作用について説明する。
図8に示すように、調整ノブ36の回転操作により回転軸36Aを固定方向に回転すると、図9(A)に示すように、抜止め部材38の突起部38Aが押し当て部材34の傾斜面35を摺動して厚肉部であるロック部35Aに移動する。この状態では、図11に示すように、調整ノブ36と押し当て部材34との距離が縮まり、剛性凸部34Bと弾性凸部34Cが係合凹部32に係合されると共に、調整ノブ36と押し当て部材34との間で椅子本体12とガード本体18とが挟持される。これにより、ガード本体18が椅子本体12に固定される。
一方、ガード本体18の高さを調整する際には、調整ノブ36の回転操作により回転軸36Aを開放方向に回転する。すると、図9(B)に示すように、抜止め部材38の突起部38Aが押し当て部材34の傾斜面35を摺動して薄肉部であるロック解除部35Bに移動する。その際、厚肉部であるロック部35Aと薄肉部であるロック解除部35Bが傾斜面35でつながっているので、抜止め部材38の移動がスムーズになる。
この状態では、図12に示すように、調整ノブ36と押し当て部材34との距離が広がり、剛性凸部34Bと係合凹部32との係合が完全に外れると共に、弾性凸部34Cが係合凹部32と係合している。すなわち、弾性凸部34Cと係合凹部32との係合が外れないので、ガード本体18が自重でずり落ちることを防止することができる。
また、厚肉部であるロック部35Aと薄肉部であるロック解除部35Bとの間に突出部34Eを設けることで、調整ノブ36の回転範囲における両端が、ロック部35Aとロック解除部35Bに限定されるので、調整ノブ36を確実に操作することができる。
ガード本体18を椅子本体12のレール部12Aに沿って上下方向にスライドさせると、弾性凸部34Cの弾性変形により係合凹部32との係合が外れて次の係合凹部32に係合され、これを繰り返しながらガード本体18が上下方向にスライドする。その際、係合凹部32は、ガード本体18を下降させる方向の傾斜面32Aの角度θ(A)が小さく形成されているため、ガード本体18を下降させるときは係合凹部32に係合された弾性凸部34Cが抜けにくい。このため、ガード本体18が自重でずり落ちることをより確実に防止することができる。また、係合凹部32は、ガード本体18を上昇させる方向の傾斜面32Bの角度θ(B)が大きく形成されているため、ガード本体18を上昇させるときは係合凹部32に係合された弾性凸部34Cが抜けやすい。このため、ガード本体18を軽い力で上昇させることができる。
図5及び図6に示すように、ガード本体18を所望の位置にスライドさせ、調整ノブ36の回転操作により回転軸36Aを固定方向に回転すると、剛性凸部34Bと弾性凸部34Cが係合凹部32に係合されると共に、調整ノブ36と押し当て部材34との間で椅子本体12とガード本体18とが挟持され、ガード本体18が椅子本体12に固定される。これにより、簡単な操作によってガード本体18の高さを調整することができる。
その際、図6に示すように、ガード本体18は、中央部付近のレール部12Aの2箇所と両サイドの2箇所の計4箇所で、ガイドピン14Cがスライド孔12B、12Cに係止された状態でスライドする。このため、ガード本体18を椅子本体12に対してスムーズにスライドさせることができると共に、ガード本体18のガタツキを抑制できる。さらに、ガード本体18の係止が不安定になったり、ガード本体18が傾いて係止されることを防止できる。
このように、ガード本体18を椅子本体12に対して上下方向にスライドさせることにより、子供の成長や異なる身長の子供の体格に合わせてショルダーガード部14とヘッドガード部16を適切な高さに調整することができる。これにより、子供の体格に合わせて肩部や頭部が適切に保護され、子供の上半身が動きにくくなり、走行時や転倒時に安全性を確保することができる。
なお、上記実施形態では、押し当て部材34に剛性凸部34Bと弾性凸部34Cが形成され、ショルダーガード部14に係合凹部32が形成されていたが、この構成に限定するものではない。例えば、押し当て部材34に係合凹部を形成し、ショルダーガード部14に剛性凸部と弾性凸部を形成する構成でもよい。
なお、上記実施形態では、ショルダーガード部14とヘッドガード部16とを一体に構成したガード本体18を椅子本体12に対して上下方向にスライドさせる高さ調整装置30が設けられていたが、この構成に限定するものではない。例えば、ショルダーガード部14のみを椅子本体12に対してスライドさせる機構、ヘッドガード部16のみを椅子本体12に対してスライドさせる機構にも本発明の高さ調整装置30を適用可能である。また、本発明の移動部材は、ショルダーガード部14、ヘッドガード部16に限定するものではなく、固定部材本体も椅子本体12に限定するものではない。
本発明の一実施形態である子供用椅子をサドルの後方に取り付けた二輪車の後方部を示す側面図である。 本発明の一実施形態である子供用椅子の斜視図であって、高さ調整装置を分解した斜視図である。 本発明の一実施形態である子供用椅子の正面図である。 図3に示す子供用椅子のH−H線における断面図である。 本発明の一実施形態である子供用椅子のガード本体を上下方向にスライドさせた状態を示す正面図である。 本発明の一実施形態である子供用椅子のガード本体を上下方向にスライドさせた状態を示す側面図である。 図2に示す高さ調整装置の押し当て部材を示す構成図であって、(A)は背面側の斜視図、(B)は側面図、(C)は断面図、及び(D)は前方側の斜視図である。 図5に示す子供用椅子のG−G線における断面図である。 図2に示す高さ調整装置の押し当て部材に抜止め部材を取り付けた状態を示す斜視図であって、(A)は突起部をロック部に回動した状態、(B)は突起部をロック解除部に回動した状態を示す図である。 子供用椅子のショルダーガード部とヘッドガード部にクッションを装着した状態を示す斜視図である。 調整ノブを固定方向に回転したとき、剛性凸部と弾性凸部が係合凹部に係合し、ガード本体が椅子本体に固定された状態を示す一部拡大断面図である。 調整ノブを開放方向に回転したとき、剛性凸部と係合凹部との係合が外れると共に弾性凸部が係合凹部を押圧し、ガード本体が椅子本体に対してスライド可能となった状態を示す一部拡大断面図である。
符号の説明
2 二輪車
4 サドル
6 荷台
10 子供用椅子
12 椅子本体(固定部材本体)
12A レール部
12B スライド孔
12C スライド孔
12D 開孔
14 ショルダーガード部(移動部材)
14A 摺動部
14B 翼部
14C ガイドピン
14D 長孔
16 ヘッドガード部(移動部材)
18 ガード本体(移動部材)
30 高さ調整装置(高さ調整機構)
32 係合凹部(凹部)
32A 傾斜面(V字面)
32B 傾斜面(V字面)
34 押し当て部材
34A 開孔
34B 剛性凸部
34C 弾性凸部
34E 突出部(ストッパー)
35 傾斜面(斜面)
35A ロック部
35B ロック解除部
36 調整ノブ
36A 回転軸
38 抜止め部材
38A 突起部

Claims (9)

  1. 固定部材本体と、前記固定部材本体に対して上下方向にスライド可能に設けられた移動部材とを備え、前記移動部材の高さを調整する高さ調整機構であって、
    前記固定部材本体に設けられ、スライド方向に形成されたレール部と、
    前記移動部材に設けられ、前記レール部に沿ってスライドする摺動部と、
    前記移動部材の前記固定部材本体と反対側に上下方向に形成された複数の係合部と、
    前記移動部材と対向して設けられ、前記係合部に係合される被係合部が形成された押し当て部材と、
    前記固定部材本体の前記移動部材と反対側に設けられ、前記押し当て部材と連結される回転軸を有する調整ノブと、を備え、
    前記調整ノブの回転操作により前記回転軸を固定方向に回転したとき、前記調整ノブと前記押し当て部材との距離が縮まり、前記係合部に前記被係合部が係合されると共に、前記調整ノブと前記押し当て部材との間で前記固定部材本体と前記移動部材とが挟持され、また、前記回転軸を開放方向に回転したとき、前記調整ノブと前記押し当て部材との距離が広がり、前記係合部と前記被係合部との係合が外れ、前記固定部材本体に対して前記移動部材をスライド可能とすることを特徴とする高さ調整機構。
  2. 前記係合部が凹部であり、前記被係合部が凸部であることを特徴とする請求項1に記載の高さ調整機構。
  3. 前記凸部が、弾性凸部と剛性凸部とを備え、
    前記回転軸を開放方向に回転すると、前記調整ノブと前記押し当て部材との距離が広がり、前記凹部と前記剛性凸部との係合が完全に外れ、前記弾性凸部が前記凹部と係合していることを特徴とする請求項2に記載の高さ調整機構。
  4. 前記調整ノブは、前記回転軸が前記押し当て部材の開孔に挿通され、前記回転軸の先端部に前記押し当て部材の前面と当接する抜止め部材を備え、
    前記押し当て部材の前面に、前記回転軸を固定方向に回転したとき前記抜止め部材が移動して前記押し当て部材と前記調整ノブとの距離が縮まり、前記移動部材と前記固定部材本体とを挟持するロック部と、前記回転軸を開放方向に回転したとき前記抜止め部材が移動して前記押し当て部材と前記調整ノブとの距離が広がり、前記移動部材を前記固定部材本体に対してスライド可能とするロック解除部と、を有することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の高さ調整機構。
  5. 前記押し当て部材の前記開孔の周囲に形成され、前記押し当て部材の肉厚を増減して設けられた厚肉部が前記ロック部で、薄肉部が前記ロック解除部であることを特徴とする請求項4に記載の高さ調整機構。
  6. 前記厚肉部と前記薄肉部が斜面でつながっていることを特徴とする請求項5に記載の高さ調整機構。
  7. 前記厚肉部と前記薄肉部との間にストッパーが突設されていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の高さ調整機構。
  8. 前記凹部が略V字面とされ、前記V字面の上方側の傾斜面と略V字面の谷部を結んだ面に対して直交する方向の直線との角度が、前記V字面の下方側の傾斜面と略V字面の谷部を結んだ面に対して直交する方向の直線との角度より小さく形成されていることを特徴とする請求項2から請求項7までのいずれか1項に記載の高さ調整機構。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の高さ調整機構を備え、
    前記固定部材本体が、二輪車に固定支持され、子供が着座可能な椅子本体であり、
    前記移動部材が、頭部を保護するヘッドガード部、又は、肩部を保護するショルダーガード部であることを特徴とする子供用椅子。
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