JP5066418B2 - 入浴用車椅子及び浴槽本体 - Google Patents

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Description

本発明は、身体障害者や高齢者等の入浴者を着座状態で浴槽内へ移送して入浴に供する入浴用車椅子及び浴槽本体に関するものである。
本出願人は、少量の力で容易に背凭部の傾動操作を行うことができ、入浴介護作業に係る労力の省力化が図れる入浴用車椅子に関して、例えば、下記特許文献1に記載の技術を既に創出し提案している。
特許文献1に記載の技術は、入浴介護者による背凭部5の傾動操作を支援する傾動支援手段42を台車部3と背凭部5にわたって設け、傾動支援手段42を背凭枠9に沿って所定区間を上下に摺動する摺動板12と、一端及び他端がそれぞれ台車枠2及び摺動板12に枢着され背凭部5の前後傾動に従動して摺動板12を上下に移動操作する操作棒14と、摺動板12に対して略上下対称状に配設され一端及び他端がそれぞれ摺動板12及び背凭枠9に係止された第一と第二の付勢部材19・24とから構成したものである。
上記の構成によれば、背凭部5が所定起立位置及び所定起立位置付近にある過程では、摺動板12及び操作棒14を介して引張られ伸長状態になされた第一の付勢部材19の収縮方向への弾性力によって背凭部5が傾斜する方向へ付勢され、一方、背凭部5が所定傾斜位置及び所定傾斜位置付近にある過程では、摺動板12及び操作棒14に引張られ伸長状態になされた第二の付勢部材24の収縮方向への弾性力によって背凭部5が起立する方向へ付勢される。(例えば、0032〜0038段落、図4〜5参照)
特開2006−239025号公報
上記傾動支援手段42を設けることにより背凭部5を起倒回動操作する際の操作労力は幾分改善されたものの、背凭部5と、座席部6と、下肢支持部7の一体物(座椅子部)の重量に座椅子部上へ移乗した入浴者の重量を加算した重量(加算重量)の重心と、座椅子部の起倒回動中心とが離間した構造に設計されている為、座椅子部を前後方向に起倒回動操作する際の前記重心の位置変動が大きく、依然として相応の操作加重が必要となり、非力な女性等の入浴介護者にとってはその操作が負担となる状況が発生していた。
また、座椅子部の起倒回動に伴う上記加算重量の重心の位置変動が大きいが故に、入浴者の頭部の変動も大きくなり入浴者が不安感や恐怖感を感じ易いという問題点も有していた。
本発明はかかる諸問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、入浴者が着座した座椅子部の前後方向への起倒回動操作を入浴介護者がより少ない操作荷重で楽に行うことができるようにするともに、座椅子部の起倒回動による入浴者の頭部の変動を低減し入浴者の感じる不安感や恐怖感を緩和する入浴用車椅子及びこの入浴用車椅子とセットで用いられる浴槽本体を提供することにある。
上記目的を実現する為、請求項1記載の発明は、床面を走行する車台に対し座椅子部を前後方向に起倒回動可能に具設した入浴用車椅子において、前記座椅子部の起倒回動中心が、前記座椅子部及び前記座椅子部上に着座した入浴者の各重量の加算重量または入浴者の重量の重心または重心近傍に位置するよう設定され、前記座椅子部または前記車台に設けられ、前後方向に延在配置される円弧曲面を有するガイドレールと、前記車台または前記座椅子部に設けられ、前記ガイドレールの円弧曲面に当接して転動自在とされるガイドローラと、前記座椅子部を前記車台に対して所定の前後各位置においてロックするロック機構と、入浴介助者が握持する操作バーと、該操作バーを両手で握持したまま前記ロック機構のロック作用を足踏み操作により解除自在とするロック解除ペダルと、を備えていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、床面を走行する車台に対し座椅子部を前後方向に起倒回動可能に具設した入浴用車椅子において、前記座椅子部及び前記座椅子部上に着座した入浴者の各重量の加算重量または入浴者の重量の重心の位置変動を極力抑えながら前記座椅子部を円弧軌道上に沿って起倒回動させるように構成され、前記座椅子部または前記車台に設けられ、前後方向に延在配置される円弧曲面を有するガイドレールと、前記車台または前記座椅子部に設けられ、前記ガイドレールの円弧曲面に当接して転動自在とされるガイドローラと、前記座椅子部を前記車台に対して所定の前後各位置においてロックするロック機構と、入浴介助者が握持する操作バーと、該操作バーを握持したまま前記ロック機構のロック作用を足踏み操作により解除自在とするロック解除ペダルと、を備えていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の入浴用車椅子において、少なくとも入浴者が着座する前記座椅子部の着座空間の左右周囲には前記座椅子部を起倒回動させる起倒回動手段の構成部材を配置しないようにしたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の入浴用車椅子において、前記座椅子部が有する座面部の左右側方にそれぞれ配設されたサイド手摺を、入浴者を前記座椅子部へ移乗させる際に移乗動作の妨げにならない位置まで旋回退避可能としたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の入浴用車椅子を浴槽本体の開口部の方向から前記浴槽本体の内方所定位置にまで進入させた後に、前記入浴用車椅子を引き込み、前記開口部を前記座椅子部の上体支持部で水密に閉塞するロック手段を備えたことを特徴とする浴槽本体である。
請求項1記載の発明によれば、車台に対して座椅子部を前方向に起立回動させたり、後方向に倒伏回動させる起倒回動操作に係る操作荷重を軽減でき、入浴介護者にとって一層座椅子部の起倒回動操作が行い易いものとなる。また、従来の座椅子部の起倒回動操作を支援する支援手段(付勢部材等)を設ける必要がない為、座椅子部の起倒回動に係る構成を簡素化でき従来の入浴車椅子に比してもコストアップとならず、また、入浴用車椅子全体の重量を低減することも可能となる。
また、ロック機構により所定の前方位置または後方位置においてロックされている座椅子部のロック作用を、操作バーを両手で握持したままロック解除ペダルを足踏み操作するという極めて簡単な操作により容易に解除することが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、従来の入浴用車椅子の構造に比して座椅子部の前後方向への起倒回動による座椅子部及び入浴者の各重量の加算重量の重心、または入浴者の重量の重心の位置変動を抑えることができるので、座椅子部の起倒回動による入浴者の頭部変動を低減することができ、入浴者の感じる不安感や恐怖感を和らげることが可能となる。また、ロック機構により所定の前方位置または後方位置においてロックされている座椅子部のロック作用を、操作バーを両手で握持したままロック解除ペダルを足踏み操作するという極めて簡単な操作により容易に解除することが可能となる。
また、座椅子部を後方へ倒伏回動させたときに座椅子部の車台に対しての後方への食み出し量を従来の入浴用車椅子と比べて減少させることができ、故に、車台と座椅子部との位置バランスが良好となり、入浴用車椅子の安定性が向上し転倒可能性を抑止できる。
請求項3記載の発明によれば、入浴者が着座する座椅子部の着座空間の左右周囲には座椅子部を起倒回動させる起倒回動手段の構成部材を配置しないようにした為、当該部材が入浴者の座椅子部上への移乗動作及び着座動作の際の妨げになることはない。
請求項4記載の発明によれば、座椅子部が有する座面部の左右側方にそれぞれ配設されたサイド手摺を、入浴者を座椅子部へ移乗させる際に移乗動作の妨げにならない位置まで旋回退避可能である為、座椅子部左右のいずれの側からも移乗動作が一層行い易いものとなる。
請求項5記載の発明によれば、入浴用車椅子と浴槽本体のセットで入浴者を入退浴させることが可能となる。
以下、図1乃至10を参照しつつ本発明に係る一実施形態について説明する。図1は座椅子部4を倒伏回動させた状態の入浴用車椅子1を示す正面図、図2は同平面図、図3は同背面図、図4は図3におけるA−A線で入浴用車椅子1の一部を切断した部分側面断面図、図5は図3におけるB−B線で入浴用車椅子1の一部を切断した部分側面断面図、図6は図3におけるC−C線で切断した拡大平面断面図、図7は、入浴用車椅子の起倒回動に伴う座椅子部及び座椅子部上に着座した入浴者の各重量の加算重量の重心の位置変動を説明する模式図であって、(a)は従来の入浴用車椅子を示す模式図、(b)は本発明に係る入浴用車椅子1を示す模式図、図8はサイド手摺を旋回退避させる構造を説明するための斜視図である。図9は入浴用車椅子1とセットで用いられる浴槽本体36の平面断面図、図10はロック手段38の作動状態を説明する部分拡大断面図である。尚、各図面において同一または同等の構成要素には、同一の符号を付している。
入浴用車椅子1は、前後左右の四隅にそれぞれキャスターが配設され床面を走行可能な車台2と、車台2に対して前後方向に起倒回動可能に具設された座椅子部4とから構成されている。以下の説明においては、図4中、実線で示す後方向まで座椅子部4を倒伏回動させた状態の位置を所定後方位置、同図中、一点鎖線で示す前方向まで座椅子部4を起立回動させた状態の位置を所定前方位置とそれぞれ称呼することとする。
車台2は図6に示すように、左右に所定間隔を有して平行配置され前後に延在する左棒材3aと右棒材3bと、両棒材3a・3bの間であって両棒材3a・3bに対して前後に所定間隔を有して横架される前棒材3cと後棒材3dとを有する車台枠3等から構成される。
図2に示すように車台2上に具設される座椅子部4は、正面視略長方形状とされ正面(前面)側中央部において上下に延在する入浴者の上体支持面5aを有する上体支持部5と、上体支持面5aの下面近傍に上体支持部5に対して後方部が固着されるとともに上体支持面5aに対して略直交状に前方へ延出する座面部6と、座面部6の前方部に連結され入浴者の下腿を受ける面を有する下腿受け部7と、下腿受け部7から前方へ突出し略U字状パイプ34に取着される足載せ部8とを有しており、これらより着座空間が形成される。
また、図2に示すように座面部6の左右側方の位置にはそれぞれ入浴者が握持可能なサイド手摺50が前後方向に延在するように平行に配設されている。各サイド手摺50は、図5、8に示すように側面視略口形状のパイプフレーム51等より構成されて、上体支持部5側に位置する垂直パイプ部51aは下方向に延出し、この延出パイプ部分51aaが座面部6のフレームに固定片55を介して止着された保持パイプ52に内嵌挿通されている。
図8に示すように、保持パイプ52のパイプ周面の一部分には、周面に沿う横方向に切欠いて形成される横溝53aと、この横溝53aの各端部から周面に沿う縦方向に切欠いて形成されるパイプ上方から下方にかけて緩やかに幅狭となるテーパ状の一方縦溝53b及び他方縦溝53cとからなる周溝53が刻設されている。また、延出パイプ部分51aa周面にはパイプ径方向に突出する突出ボルト54が設けられており、この突出ボルト54の頭部は一方縦溝53b及び他方縦溝53cのいずれかの溝に嵌り込み係合するとともに、横溝53a内を移動可能な径寸法とされている。
従って、サイド手摺50を垂直パイプ部51aの延在方向に持ち上げ、突出ボルト54頭部を一方縦溝53bまたは他方縦溝53cから抜脱すると、頭部が横溝53a内を移動可能となる結果、サイド手摺50が保持パイプ52に対して旋回可能となり、逆に頭部が横溝53aの各端部に突き当たるとサイド手摺50の旋回が規制され、この状態でサイド手摺50を持ち下げると一方縦溝53bまたは他方縦溝53cに頭部が嵌り込み、サイド手摺50が固定されることになる。図8は、図2において実線で示す右側のサイド手摺50の固定状態を示すものである。
尚、サイド手摺50は、前後方向に延在する位置(図2中、実線で示すサイド手摺50の位置)から座面部6の側方に130°の角度だけ旋回し固定可能となるように、周溝53が切欠かれている。図5中、56は入浴者の肘が置かれるパイプ部分に嵌着される肘置きパッドである。
図1、2に示すように、上体支持部5には上体支持面5aの左右側から下側にかけて上体支持面5aより低くなるよう段差を設けて面一の連続面を有する平坦面5bが形成されている。この平坦面5bは、図9に示す浴槽本体36の一側方に形成される開口部37の方向から図4に示す座椅子部4を所定後方位置へ倒伏回動した状態の入浴用車椅子1を内方所定位置にまで進入させた際に、開口部37の周縁面37aに対向する位置となるように形成されている(図10参照)。
図9、10に示すように浴槽本体36左右の各側には入浴用車椅子1を開口部37側に引き込み開口部37を上体支持部5で水密に閉塞するロック手段38が配設されている。左右の各側に配設されるロック手段38の構成は互いに同一であるので、以下、図9中、開口部37方向を正面とし、その方向から見て右側の構成を例にとって説明する。
浴槽フレーム40に溶着された平面視略直角三角形状の支持板41にアクチュエータ42のシリンダ42a底部側が軸支されるとともに、ロッド42b先端は浴槽フレーム40に溶着され開口部37方向に向かって屈曲延出する突板43先端部において中途位置が回動軸45にて回動自在に軸着された略S字状のフック部材39の一方端部に軸着されており、このロッド42bの伸長・収縮動作によりフック部材39が水平方向に回転する。図10に示すように周縁面37aから浴槽本体36の外方に向かって突出形成される突縁46の内側面46aにはフック部材39の通過孔47が形成されている。
ロック手段38は、上述したアクチュエータ42とフック部材39とで構成されている。入浴用車椅子1を浴槽本体36の内方所定位置に進入させた後、ロッド42bを伸長すると、フック部材39が図10の一点鎖線で示す如く通過孔47を通過し、先端ローラ57が上体支持部5後面に設けられる金属板35に当接押圧され上体支持部5が周縁面37a方向に引き込まれ、平坦面5bが周縁面37aに対して圧接固定される。これによって、開口部37が上体支持部5で水密に閉塞される。上体支持部5は浴槽本体36の開口部37を開閉するとともに水密に閉塞可能な浴槽扉と同等の作用効果を奏するものである。
尚、図9中、44は周縁面37aに沿って貼着され、周縁面37aと入浴用車椅子1の平坦面5bとの間を水密にシールするシールパッキン、また、図10中、48はフック部材39を回動しロック手段38を機能させる際に上体支持部5の金属板35とフック部材39の間への異物の接近をガードするカバー部材である。
次に、座椅子部4を前後方向に起倒回動可能とする起倒回動手段の構成について説明する。図6において、前棒材3cと後棒材3dの間であって、両棒材には左棒材3a・右棒材3bに平行して二枚一組の挟持板10が掛け渡され、三個一組の鍔付きのガイドローラ9がこの二枚の挟持板10で転動自在に挟持固定されている。二枚一組の挟持板10は車台枠3の左右方向に互いに所定間隔をあけて計二箇所位置に設けられている。
図3、4に示すように上体支持部5の下面5cの左右位置には、各位置に一方辺11a端側が上体支持部5に固着されるとともに他方辺11bが座椅子部4の前方向へ延出するように形成された断面視略逆L字状の曲折片とされるガイドレール11が配設されている。ガイドレール11の他方辺11bは断面視で中心12を円弧中心とする円弧曲面に曲折成形されており、座椅子部4は中心12(以下、起倒回動中心12という)を中心として起倒回動する(図4参照)。
図4に示すように、前述した三個のガイドローラ9は、挟持板10側面の最上方に位置する一つのガイドローラ9のローラ面がガイドレール11の上側円弧面(円弧半径の小さい円弧面)に当接するよう嵌合配置されるとともに、残り2個のガイドローラ9のローラ面が下側円弧面(円弧半径の大きい円弧面)に当接するよう嵌合配置されていて、各ガイドレール11の回動は三個のガイドローラ9によって支持案内される。また、図6に示すように、左右のガイドレール11は他方辺11b先端部においてパイプ状部材13を介して連結されている。
前述した起倒回動中心12(図4参照)は、座椅子部4の重量に座椅子部4上に着座した入浴者の重量を加算した重量(以下、加算重量という)の重心の近傍に位置するよう設定されている。起倒回動中心12を加算重量の重心に一致させればなお好適である。
次に、座椅子部4を所定前方位置と所定後方位置の各位置においてロックするロック機構14と、このロック機構14によるロック作用を解除自在とするロック解除手段15に係る構成について説明する。図3、5、6に示すように上体支持部5の下面5cの左右中央位置において一方辺16a端部が上体支持部5に固着されるとともに他方辺16bがガイドレール11と同心円弧状に曲折成形され、全体形状が側面視略逆L字状に形成される曲折片16がガイドレール11と同方向に延在するように設けられている。
図5に示すように、曲折片16の他方辺16bには、他方辺16bの左右側面を貫通してガイドレール11と同心円弧状に刻設された円弧状ガイド溝17aと、円弧状ガイド溝17aに連通しその両端部からそれぞれ円弧半径の大きい円弧状ガイド溝17a周面の径外方向に向かって屈曲して刻設されたガイド溝とから構成されるガイド溝17が形成されている。以下、図5中、前方側に位置するガイド溝を前側ガイド溝17b、後方側に位置するガイド溝を後側ガイド溝17cと称呼する。
図5、6に示すようにガイド溝17には左右方向に延びるロック棒20が挿通されていて、ロック棒20の左右端部は後棒材3dの後方側に設けられるロック解除ペダル18の各ペダルレバー19前端と連結されている。ペダルレバー19は側面視で略へ字形状(図5参照)とされ、その屈曲位置において後棒材3dに後端側が固着されたブラケット21に対して揺動可能に揺動軸23にて軸支されるとともに、揺動軸23位置より後方において一端側がブラケット21の上方凸部21aに設けられたバネ掛けピン30に係着され、他端側がペダルレバー19に設けられたバネ掛けピン30に係着された引張コイルバネ22の引張力によってロック解除ペダル18が上方へ揺動するよう付勢されている(図5参照)。
後側ガイド溝17cは、図5に示す座椅子部4が所定後方位置にあるとき、引張コイルバネ22の引張力によってロック棒20が後側ガイド溝17cに嵌合するように揺動軸23を円中心とする円弧上に沿って刻設されている。ロック棒20が後側ガイド溝17cに嵌合することによって、ガイドレール11の回動が規制され、座椅子部4が所定後方位置においてロックされ前方向への起立回動が規制される。
一方、前側ガイド溝17bも後側ガイド溝17cと同様に揺動軸23を円中心とする円弧上に沿って刻設されており、図示は省略するが、座椅子部4が所定前方位置にあるときは、ロック棒20が前側ガイド溝17bに嵌合する。ロック棒20が前側ガイド溝17bに嵌合することにより座椅子部4が所定前方位置においてロックされ、座椅子部4の後方向への倒伏回動が規制される。
前述した曲折片16に形成される前側・後側ガイド溝17b・17cと、ロック棒20とによりロック機構14が構成される。左右ガイドレール11の起倒回動を車台2の左右中央位置に一箇所だけ配置したロック機構14でロックする構成としたことにより、ガイドレール11の起倒回動、即ち、座椅子部4の起倒回動を確実に規制でき、所定前方位置と所定後方位置の各位置において座椅子部4をロックすることが可能となる。
図5、6に示すように、後棒材3dの左右位置に配設されるブラケット21の床面方向へ突出状に形成される下方凸部21b間には連結棒24が掛け渡され、この連結棒24はロック解除ペダル18を踏み込んだ際にペダルレバー19に当接し、ペダルレバー19の下方への更なる揺動を規制するものである。各ぺダルレバー19の内側面には、ロック解除ペダル18の踏み込み動作を止めた際に引張コイルバネ22の復元力により増勢されたペダルレバー19が後棒材3dへ勢い良く衝突することを緩和する弾性ゴム等よりなるレバーストッパー49が配設されている(図3、6参照)。
図5において、引張コイルバネ22の引張力に抗してロック解除ペダル18を踏み込むと、同図中、一点鎖線で示す方向へペダルレバー19が揺動軸23を支点として揺動する結果、ロック棒20が後側ガイド溝17cから抜け出て円弧状ガイド溝17a端部に臨むこととなり、ガイドレール11の回動規制が解除され、座椅子部4の前方向への起立回動が許容される。
図3中、29は上体支持部5後面の上方位置に水平に延在して設けられた入浴用車椅子1を走行させる際や座椅子部4の起倒回動操作する際に入浴介護者が握持する操作バーである。図6中、26は内側の挟持板10上面に固着され上体支持部5が所定後方位置まで倒伏回動した際に上体支持部5の下面5c(図4参照)に設けられる取付板25(図3参照)に螺着された弾性ゴムを有する不図示の回動ストッパーを受け止める板状のストッパー受けであり、27は内側の各挟持板10の前方内側面に設けられた取付板32(図1参照)に上体支持部5が所定前方位置まで起立回動した際にパイプ状部材13の端部寄り部分を受け止める弾性ゴム33が螺着されたパイプ状部材受けである。また、図5中、28は、前側二箇所位置が前棒材3cに螺着されるとともに前棒材3cに嵌合され、後側二箇所位置が後棒材3dに嵌合された前述の起倒回動手段やロック機構等の各種構成部材を隠すための隠しカバーである。
次に、入浴用車椅子1の使用方法について説明する。入浴介護者は、不図示の車椅子等の搬送機器に乗座され入浴用車椅子1の近傍まで搬送されてきた入浴者を、所定前方位置においてロックされている座椅子部4上へ移乗させる。この際、入浴者が着座する座椅子部4の着座空間の左右周囲には上述した座椅子部4の起倒回動手段の構成部材が一切配置されない構成である為、入浴者の移乗動作の妨げになることはない。
また、左右いずれか一側方のサイド手摺50を持ち上げ座面部6の側方へ旋回し退避させる(例えば、図2における右側のサイド手摺50を一点鎖線で示す位置まで旋回退避させる)ことで、座椅子部4側方に入浴者の移乗空間が形成確保されることになり、この空間を利用して座椅子部4への移乗動作が行える。旋回退避されたサイド手摺50のパイプフレーム51部分を適宜握持しながら移乗動作を行うことにより、入浴者の転倒防止も図れる。
上体支持面5a側に設けられる不図示の上体固定ベルトを入浴者に巻き付け、入浴者の上体を上体支持部5へ固定する。その後、操作バー29を握持したまま片足をロック解除ペダル18上面へ乗せて、力を入れて踏み込む。
ロック解除ペダル18を踏み込むと、ロック棒20が前側ガイド溝17bから抜け出て円弧状ガイド溝17aに臨むので、そのまま座椅子部4を後方向へ倒伏回動させる。従来の入浴用車椅子においては、図7(a)に示すように、座椅子部の起倒回動中心31が車台に設定される構造上、座椅子部の起倒回動中心31と加算重量の重心M1との距離が大きく離れ、座椅子部を後方向へ倒伏回動させる際の重心M1の位置変動が大きくなってしまうが、本発明に係る入浴用車椅子1では、図7(b)に示すように起倒回動中心12を加算重量の重心M2の近傍位置に設定することにより両心間距離を縮減させている為、従来の入浴用車椅子と同一角度まで座椅子部4を倒伏回動させる際の重心M2の位置変動を抑えることが可能となっている。
上体支持部5の下面5cに設けられる不図示の前記回動ストッパーがストッパー受け26に当接する位置まで座椅子部4を倒伏回動させた後、引張コイルバネ22の引張力によりロック棒20が後側ガイド溝17cに自動的に嵌入しロック機構14が作用しロックがかかる。
所定後方位置においてロックされている座椅子部4を起立回動させる場合は、操作バー29を握持し、ロック解除ペダル18を踏んで、ロック棒20を後側ガイド溝17cから抜き出し、座椅子部4を前方向へ押し遣る。この場合においても従来の入浴用車椅子と比して重心M2の位置変動が少ない(図7(b)参照)為、座椅子部4を起立回動させる入浴介護者の操作加重は軽減される。所定前方位置まで起立回動させると、引張コイルバネ22の引張力によりロック棒20が前側ガイド溝17bに自動的に嵌入しロックがかかる。
従って、上記構成によれば、座椅子部4を前後方向に起倒回動させる際の入浴介護者の操作荷重を軽減でき、非力な女性等の入浴介護者が座椅子部4の起倒回動操作を極めて行い易いものとなる。加えて、座椅子部4の起倒回動に伴う入浴者の頭部変動を低減することができるため、入浴者の感じる不安感や恐怖感を緩和でき、より一層リラックスした状態で入浴させることが可能となる。
また、図7(a)に示す従来の入浴用車椅子の構成にあっては、座椅子部を所定の後方位置まで倒伏回動させると、重心M1が起倒回動中心31を円弧中心とする円弧上に沿って大きく後方向へ変動し、且つ座椅子部の上体支持部の部分が車台の後方へ大きく食み出すことになり、その結果として車台に対する座椅子部の位置バランスが不安定な状態となり、入浴用車椅子の転倒の可能性が危惧される。座椅子部を所定の後方位置まで倒伏回動させた状態の位置バランスを安定化しようとすれば、車台(車台枠)の寸法を後方向に更に増長する必要等が生じ、車台が大型化してしまうという欠点がある。
本発明の構成によれば、図7(b)に示す如く座椅子部4を後方へ倒伏回動させるときに重心M2の位置変動が少なく、しかも車台2に対して座椅子部4が後方へ大きく食み出さない為に車台2と座席部4の位置バランスが良好となり、入浴用車椅子1の安定性が向上し転倒可能性を抑止することができる。また、入浴用車椅子1の安定性を向上させる為に車台を大型化する必要もない。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成を採ることができることはいうまでもない。上述の実施形態では円弧曲面を有するガイドレール11を上体支持部5の下方から前方にかけて延在するように固定し、このガイドレール11を車台枠3に転動自在に軸支して設けたガイドローラ9に沿わせて回動させることにより座椅子部4を前後方向に起倒回動させる構成を説明したが、例えば、図示及び詳細な説明は省略するが、円弧曲面を有するガイドレールを車台枠の左右位置に固定して設け、このガイドレールに沿って転動可能な複数のガイドローラを上体支持部の下方に配設することにより座椅子部が起倒回動できる構成としてもよい。
また、上述の実施形態では座椅子部4の起倒回動中心12を、座椅子部4の重量に座椅子部4上に着座した入浴者の重量を加算した重量(加算重量)の重心近傍または重心に位置するよう設定する例を説明したが、本発明はこれに限定されることなく、例えば、座椅子部上に着座した入浴者の重量の重心またはその重心近傍に起倒回動中心が位置するように設定する構成も含まれるものであり、この構成を採用しても本発明の奏する効果を充分に得ることができる。
本発明は、身体障害者や高齢者等の入浴者を着座状態で浴槽内へ移送して入浴に供する入浴用車椅子への利用が期待できる。
本発明の一実施形態に係る座椅子部を倒伏回動させた状態の入浴用車椅子を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る入浴用車椅子の平面図である。 本発明の一実施形態に係る入浴用車椅子の背面図である。 図3におけるA−A線で入浴用車椅子の一部を切断した部分側面断面図である。 図3におけるB−B線で入浴用車椅子の一部を切断した部分側面断面図である。 図3におけるC−C線で切断した拡大平面断面図である。 入浴用車椅子の起倒回動に伴う座椅子部及び座椅子部上に着座した入浴者の各重量の加算重量の重心の位置変動を説明する模式図であって、(a)は従来の入浴用車椅子を示す模式図、(b)は本発明に係る入浴用車椅子を示す模式図である。 サイド手摺を旋回退避させる構造を説明するための斜視図である。 本発明の入浴用車椅子とセットで用いられる浴槽本体の平面断面図である。 ロック手段の作動状態を説明する部分拡大断面図である。
1 入浴用車椅子
2 車台
4 座椅子部
9 ガイドローラ
10 挟持板
11 ガイドレール
12 中心(起倒回動中心)
14 ロック機構
15 ロック解除手段
16 曲折片
16a 一方辺
16b 他方辺
17 ガイド溝
17a 円弧状ガイド溝
17b 前側ガイド溝
17c 後側ガイド溝
18 ロック解除ペダル
50 サイド手摺
52 保持パイプ
53 周溝
53a 横溝
53b 一方縦溝
53c 他方縦溝

Claims (5)

  1. 床面を走行する車台に対し座椅子部を前後方向に起倒回動可能に具設した入浴用車椅子において、
    前記座椅子部の起倒回動中心が、前記座椅子部及び前記座椅子部上に着座した入浴者の各重量の加算重量または入浴者の重量の重心または重心近傍に位置するよう設定され
    前記座椅子部または前記車台に設けられ、前後方向に延在配置される円弧曲面を有するガイドレールと、
    前記車台または前記座椅子部に設けられ、前記ガイドレールの円弧曲面に当接して転動自在とされるガイドローラと、
    前記座椅子部を前記車台に対して所定の前後各位置においてロックするロック機構と、
    入浴介護者が握持する操作バーと、
    該操作バーを両手で握持したまま前記ロック機構のロック作用を足踏み操作により解除自在とするロック解除ペダルと、を備えていることを特徴とする入浴用車椅子。
  2. 床面を走行する車台に対し座椅子部を前後方向に起倒回動可能に具設した入浴用車椅子において、
    前記座椅子部及び前記座椅子部上に着座した入浴者の各重量の加算重量または入浴者の重量の重心の位置変動を極力抑えながら前記座椅子部を円弧軌道上に沿って起倒回動させるように構成され、
    前記座椅子部または前記車台に設けられ、前後方向に延在配置される円弧曲面を有するガイドレールと、
    前記車台または前記座椅子部に設けられ、前記ガイドレールの円弧曲面に当接して転動自在とされるガイドローラと、
    前記座椅子部を前記車台に対して所定の前後各位置においてロックするロック機構と、
    入浴介護者が握持する操作バーと、
    該操作バーを握持したまま前記ロック機構のロック作用を足踏み操作により解除自在とするロック解除ペダルと、を備えていることを特徴とする入浴用車椅子。
  3. 請求項1または2記載の入浴用車椅子において、
    少なくとも入浴者が着座する前記座椅子部の着座空間の左右周囲には前記座椅子部を起倒回動させる起倒回動手段の構成部材を配置しないようにしたことを特徴とする入浴用車椅子。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の入浴用車椅子において、
    前記座椅子部が有する座面部の左右側方にそれぞれ配設されたサイド手摺を、入浴者を前記座椅子部へ移乗させる際に移乗動作の妨げにならない位置まで旋回退避可能としたことを特徴とする入浴用車椅子。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の入浴用車椅子を浴槽本体の開口部の方向から前記浴槽本体の内方所定位置にまで進入させた後に、前記入浴用車椅子を引き込み、前記開口部を前記座椅子部の上体支持部で水密に閉塞するロック手段を備えたことを特徴とする浴槽本体。
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