JP3486381B2 - 椅子式トイレ - Google Patents

椅子式トイレ

Info

Publication number
JP3486381B2
JP3486381B2 JP31706599A JP31706599A JP3486381B2 JP 3486381 B2 JP3486381 B2 JP 3486381B2 JP 31706599 A JP31706599 A JP 31706599A JP 31706599 A JP31706599 A JP 31706599A JP 3486381 B2 JP3486381 B2 JP 3486381B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet seat
chair
toilet
seat body
rear end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31706599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001128888A (ja
Inventor
勝也 古畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
France Bed Co Ltd
Original Assignee
France Bed Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by France Bed Co Ltd filed Critical France Bed Co Ltd
Priority to JP31706599A priority Critical patent/JP3486381B2/ja
Publication of JP2001128888A publication Critical patent/JP2001128888A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3486381B2 publication Critical patent/JP3486381B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Flushing Toilets (AREA)
  • Toilet Supplies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は足腰の筋力が低下
した利用者が利用するのに好適する椅子式トイレに関す
る。
【0002】
【従来の技術】足腰の筋力が弱っている利用者が排泄す
る場合、所定の排泄場所に行くには時間が掛かり過ぎた
り、困難なことがあるので、そのような場合には持ち運
び可能な椅子式トイレが用いられることがある。
【0003】椅子式トイレを用いても、足腰の筋力が弱
っている利用者の場合、その便器の便座に座ったり、立
ち上がることが容易でないため、介助者の介助が必要な
ことがある。
【0004】しかしながら、足腰の筋力が弱っている利
用者を立ち上がらせたり、座らせるなどの介助は容易で
なく、介助者に掛かる負担が大きいため、介助者の負担
を軽減することが望まれている。
【0005】一般に、便器の便座は、後端部を支点とし
て便器に回動可能に設けられ、利用時には便器上にほぼ
水平な回動状態で保持されている。そのため、上記便座
に着座するとき、利用者は臀部を便座の高さ位置まで深
く降ろさなければならないから、その動作が足腰に大き
な負担を掛けることになる。
【0006】また、利用者が立ち上がるときには、便座
に深く降ろした臀部を上げなければならず、しかも脚部
を曲げた状態から伸ばさなければならないから、座ると
き以上に大きな負担となる。
【0007】そこで、便器の便座をばねで起立方向に付
勢することが考えられている。このような構成にすれ
ば、利用者が着座するときには、便座はばねの付勢力で
上昇方向に回動した状態にある。
【0008】そのため、利用者は臀部をわずかに降ろす
ことで上記便座に当てることができるから、比較的楽に
座ることができ、立ち上がるときには上昇方向に付勢さ
れた便座によって臀部が押し上げられるから、その場合
も比較的楽に立ち上がることが可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
便器は、便座がばねの付勢力によって起立方向に付勢さ
れている。そのため、利用者が比較的楽に立ち上がるこ
とができるようにするためには、ばねの付勢力を強くし
て利用者の臀部を強く押し上げるようにしなければなら
ない。また、着座するときにも、利用者の臀部を確実に
受けることができるようにするためにはばねの付勢力を
十分に強くしなければならない。
【0010】しかしながら、ばねの付勢力を強くする
と、着座するときに臀部で便座をばねの付勢力に抗して
強く押圧しなければならないから、臀部に床擦れが生じ
ているような場合には利用者に掛かる負担が大きくなる
ということがあり、また体重の軽い利用者の場合には着
座状態が安定しないということもある。
【0011】しかも、利用者が立ち上がるときには、ば
ねの付勢力に応じて利用者の臀部が便座によって強く押
されることになるから、足腰の弱い利用者の場合には足
腰がふらつくなどして立ちあがるときの安定性が悪くな
るということがある。
【0012】この発明は、便座体をばねによって上昇方
向に強く付勢しなくとも、利用者が比較的楽に座った
り、立ち上がることができるようにした椅子式トイレを
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、椅子
式トイレにおいて、椅子式トイレにおいて、椅子本体
と、この椅子本体の後端部の両側に設けられた軸受溝を
有する一対の受け部材と、この受け部材に両端部を着脱
可能に係合させて設けられた取付軸と、排泄孔が形成さ
れ上記椅子本体の前端部を支点として前方へ起立する方
向に回動可能に設けられた便座体と、後端に上記取付軸
に係合する係合部材が設けられこの係合部分を支点とし
て後方へ起立する方向に回動可能に設けられ倒伏時には
上記便座体の上面を覆い、その状態で上記係合部材が上
記取付軸を保持して上記便座体とともに前方へ起立する
方向に回動可能な遮蔽体と、上記便座体の下面側に上記
排泄孔と対向して配置される便器と、上記椅子本体の両
側に設けられた取付部と、この取付部に回動可能に設け
られた肘掛け体と、上記肘掛け体と上記便座体とを連結
し上記遮蔽体を上記便座体に重合した状態或いは後方へ
回動して起立させた状態のいずれの状態であっても上記
肘掛け体を前方へ回動させることでこの肘掛け体の回動
に連動して上記便座体を前端部を支点として後端部が上
昇する方向へ回動させる連動部材とを具備したことを特
徴とする。
【0014】請求項2の発明は、上記便座体を前端部を
支点として後端部が上昇する方向に付勢した付勢手段を
有することを特徴とする請求項1記載の椅子式トイレに
ある。
【0015】請求項3の発明は、上記本体には前後方向
に沿ってガイド部材が設けられ、このガイド部材に上記
便器がスライド可能かつ椅子本体の後端部から出し入れ
可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の
椅子式トイレにある。
【0016】
【0017】 請求項の発明は、上記椅子本体の幅方
向両側には、上記便座体が前方へ回動するのを阻止する
ストッパ手段が設けられていることを特徴とする請求項
1記載の椅子式トイレにある。
【0018】請求項1の発明によれば、肘掛け体を回動
可能に設け、この肘掛け体の回動に便座体を連動させる
ようにしたので、便座体をばねによって付勢しなくと
も、利用者は比較的楽に立ち上がったり、座ることが可
能となる。また、便器を使用しないときには便座体を遮
蔽体によって覆うことができるから、外観的に良好であ
るばかりか、椅子として利用することもできる。
【0019】請求項2の発明によれば、座部体を付勢手
段によって上昇方向に付勢したので、利用者は立ち上が
ったり、座る動作をより一層、楽に行うことができる。
【0020】請求項3の発明によれば、椅子本体に便器
が出し入れ可能に設けられているため、使用後の清掃を
容易に行うことができる。
【0021】
【0022】 請求項の発明によれば、付勢手段によ
って上昇方向に付勢された便座体を、ストッパ手段によ
って上昇方向へ回動するのを規制したので、着座時に便
座体が利用者の臀部を押圧するのを防止できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面を参照して説明する。
【0024】図1は椅子式トイレの全体構成を示す斜視
図であって、この椅子は椅子本体1を備えている。この
椅子本体1は一対の側部材1aを有する。この側部材1
aは、木材や合成樹脂などの板材によって形成されてい
て、その前端上部は横桟1bによって連結されている。
横桟1bの下方の開口部分は遮蔽部材2によって覆われ
ている。上記側部材1aの外面には一対の帯状板3によ
って連結された前脚4aと後脚4bとが上記側部材1a
に対して高さ調整可能に取り付けられている。
【0025】上記側部材1aの後部には、一対の背支持
部5が上方に向かって一体的に設けられ、この一対の背
支持部5間には背凭れ6が設けられている。さらに、側
部材1aの後部にはL字状の取付部7が一端を上記側部
材1aに連結し、他端を上記背支持部5に連結して設け
られている。この取付部7の先端部には肘掛け体8が支
軸9によって前方へ回動可能に取り付けられている。こ
の肘掛け体8の先端部は上方に向かって湾曲した湾曲部
8aに形成されている。
【0026】図3及び図7に示すように、上記一対の側
部材2の内面の高さ方向中途部には、前後方向ほぼ全長
にわたって受け桟11が取付けられている。この受け桟
11の上面にはL字状部材12が固定されている。この
L字状部材12には便座体13が前端部を支点として回
動可能に設けられている。
【0027】つまり、上記便座体13は図2に示すよう
に、中央部に排泄孔14が形成された便座板15を有す
る。この便座板15の下面の幅方向両端部には前後方向
に沿って取付け部材16が取り付けられている。この取
付け部材16は前端部がコ字状で、後端部が幅方向内方
部分を除去した形状となっている。
【0028】一対の取付け部材16の前端部下面にはそ
れぞれ支軸体17が固着されている。この支軸体17
は、図7に示すように固定軸17aと、この固定軸17
aに回転可能に外嵌された筒状の回転軸17bとからな
り、固定軸17aの一端が上記L字状部材12にねじ1
7cによって固定され、上記回転軸17bに上記取付け
部材16が固着されている。
【0029】上記支軸体17の回転軸17bにはねじり
コイルばね18が装着されている。このねじりコイルば
ね18は、付勢力に抗して一端が上記取付け部材16の
内面に係合し、他端が上記L字状部材12に係合してい
る。それによって、上記便座体13はこのねじりコイル
ばね18の復元力で前端部の上記固定軸17aを支点と
して上昇方向へ回動するよう付勢されている。
【0030】図2に示すように、上記L字状部材12に
は第1のストッパリンク19の一端が枢着され、上記取
付け部材16には第2のストッパリンク20の一端が枢
着されている。これらリンク19,20の他端は回動可
能に連結されている。したがって、これらリンク19,
20によって便座体13の上昇方向への回動角度が制限
されるようになっている。
【0031】上記便座体13は、側部材1aの上部外面
の後部に回動可能に設けられたストッパ21により、ね
じりコイルばね18の付勢力に抗してほぼ水平に保持可
能となっている。上記ストッパ21は操作レバー22を
有する。この操作レバー22は上端に摘み23が設けら
れ、下端部がL字状の折曲部24に形成され、その折曲
部24はL字状部材12を回転可能に貫通し、その先端
には係止溝25が形成された係止部材26が固着されて
いる。
【0032】一対の取付け部材16の後端部の外面には
係合ピン27が突設されている。この係合ピン21に
は、上記ストッパ21を図2に矢印で示す方向へ回動さ
せることで、係止部材26の係止溝25が係合するよう
になっている。それによって、上記便座体13がねじり
コイルばね18の付勢力に抗して回動上昇するのが阻止
されている。
【0033】上記肘掛け体8の後端には杆材をクランク
状に折曲した連動部材31の一端が連結固定されてい
る。この連動部材31の他端は上記取付け部材16の幅
方向外側の側壁を回転可能に貫通している。この連動部
材31の下端先端部にはカラー30が回転可能に設けら
れ、上記取付け部材31の内面転動するようになって
いる。
【0034】したがって、上記肘掛け体8を前方へ回動
させると、この回動に便座体13が連動部材31を介し
て連動するようになっている。つまり、便座体13がほ
ぼ水平な状態にあるときに上記肘掛け体8もほぼ水平と
なっていて、この肘掛け体8を前方へ回動させると、こ
の回動に連動して上記便座体13は前端部の支軸体17
を支点として後方が上昇する方向へ回動する。
【0035】前方へ回動した肘掛け体8を後方へ回動さ
せれば、この回動に連動して上記便座体13が水平に倒
伏する方向へ回動するようになっている。
【0036】上記椅子本体1の後端部の側部材1aの内
面には受け部材32が設けられている。この受け部材3
2には、図6に示すように上面及び内側面に開放した凹
部33が形成されている。この凹部33の前端部には軸
受溝34が形成されている。一対の受け部材32の軸受
溝34には取付軸35の両端部が着脱及び回転可能に係
合支持されている。
【0037】上記取付軸35には、たとえば図3に示す
ように硬質弾性材36aに軟質弾性材36bを積層し、
この積層体36bを外装地36cによって被覆したクッ
ション体を兼ねる遮蔽体37の後端面に設けられたJ字
状の第1の係合部材38(図6に示す)が係合されてい
る。上記取付軸35には図6に示すように上記便座体1
3の後端に設けられた逆U字状の第2の係合部材39が
係合している。
【0038】図5に実線で示すように、便座体13の上
面に遮蔽体37が重合した状態で便座体13を支軸体1
7を支点として前方へ回動させると、この回動に同図に
鎖線で示すように、遮蔽体37が連動するとともに、第
1の係合部材38が係合した取付軸35の両端部が受け
部材32の凹部33から外れて遮蔽体37と連動する。
【0039】図5に鎖線で示すように遮蔽体37を後方
へ起立させた状態では、便座体13だけを前方へ回動さ
せることができる。このとき、便座体13の後端に設け
られた第2の係合部材39は取付軸35から外れるか
ら、取付軸35は椅子本体1側に残留する。
【0040】図2乃至図4に示すように、上記椅子本体
1の一対の側部材1aの内面に設けられた受け桟11に
はガイドレール41が前後方向に沿って設けられてい
る。このガイドレール41には支持孔42が形成された
支持部材43がスライド自在に設けられている。上記支
持孔42には便器44が上端に形成されたフランジ45
を係合させて着脱自在に保持されている。
【0041】上記支持部材43は、図4に矢印で示すよ
うに便器44が便座体13の排泄孔14に対向する前進
位置から後方へスライドさせることで、椅子本体1の開
口した後端面から引き出すことができるようになってい
る。その位置で便器44を支持部材43から取り外し、
排泄物の清掃を行うことができる。
【0042】上記構成の椅子式トイレを用いて排泄する
場合、まず遮蔽体37を後方へ回動上昇させ、その状態
で便座体13のストッパ21による保持状態を解除して
この便座体13を前方へ回動上昇させておく。
【0043】その状態で、利用者は臀部を便座体13に
当て、肘掛け体8に手を掛けたならば、臀部を徐々に下
ろして行く。その際、便座体13の下降方向の回動に肘
掛け体8が連動するから、肘掛け体8に加える力を加減
することで、便座体13の回動速度を調整することがで
きる。
【0044】このようにして便座体13を倒伏させて利
用者が着座し、排泄を終えたならば、両腕を肘掛け体8
に掛け、この肘掛け体8を前方に回動させながら立ち上
がる。その際、便座体13はねじりコイルばね18によ
って上昇方向に付勢されているから、利用者は臀部が上
記便座体13によって押される。しかも、肘掛け体8の
回動と便座体13の回動が連動するから、利用者が立ち
上がるときに肘掛け体8を前方へ回動させる速度を調整
することで、上記ねじりコイルばね18の付勢力と相俟
って利用者が立ち上がるときに、臀部を強すぎたり、弱
すぎることのない押圧力で押圧することができる。
【0045】椅子式トイレを排泄に利用せず、単なる椅
子として利用する場合には、遮蔽体37を倒伏させて便
座体13上に重合し、この遮蔽体37上に着座すればよ
い。また、便器44を使用した後で遮蔽体を倒伏させて
おけば、便器44を使用したことがわかりにくくなり、
体裁がよい。
【0046】便座体13上に遮蔽体37を重合させた状
態で、ストッパ21による便座体13の保持状態を解除
すれば、ねじりコイルばね18の付勢力によって便座体
13とともに遮蔽体37が前方へ回動上昇する。
【0047】したがって、トイレ或いは椅子のいずれの
状態で使用する場合であっても、着座時には利用者が臀
部を大きく下ろすことなく、遮蔽体37に当てたのち、
肘掛け体8によって下降方向への速度を調整しながら着
座することができる。そのため、利用者の足腰に大きな
負担を掛けることなく着座することができる。
【0048】また、利用者が立ち上がる際には便座体1
3の上昇方向への回動速度を肘掛け体8によって調整し
ながら立ち上がることで、急激に立ち上がったときのよ
うに足腰がふらつくようなことがなくなる。
【0049】つまり、椅子式トイレをトイレとして利用
するときも、便座体13上に遮蔽体37を重合して椅子
として利用するときのいずれであっても、利用者が座っ
たり、立ち上がるのを介助することができる。しかも、
便座体13の回動と肘掛け体8の回動を連動させるよう
にしたので、便座体13を上昇方向に付勢したねじりコ
イルばね18の付勢力が弱くても、着座時には座部体1
3が急激に倒伏方向へ回動するのを防止でき、起立時に
は利用者の臀部を確実に押し上げることができる。
【0050】また、便座体13を倒伏させた状態におい
て、ストッパ21によって便座体13がねじりコイルば
ね18の付勢力で起立方向へ回動するのを阻止できるよ
うにしている。
【0051】そのため、利用者が着座した状態におい
て、上記ストッパ21によって便座体13を保持すれ
ば、便座体13が起立方向へ回動することがないから、
着座した利用者の臀部にねじりコイルばね18の付勢力
が作用することがない。つまり、利用者は着座した状態
で臀部がねじりコイルばね18の付勢力によって圧迫さ
れるのが防止される。
【0052】利用者が着座するときや立ち上がるとき、
上記肘掛け体8の操作は利用者が自ら行うようにしても
よいが、利用者では確実な操作ができないような場合に
は、介助者が行うようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、肘掛け体を回
動可能に設け、この肘掛け体の回動に便座体を連動させ
るようにした。
【0054】そのため、便座体をばねによって付勢しな
くとも、肘掛け体を回動させることで、利用者は比較的
楽に立ち上がったり、座ることが可能となる。
【0055】 また、便座体に重合するとともに後方に
回動可能な遮蔽体を有するから、この遮蔽体を便座に重
合しておくことで、椅子として利用することができ、さ
らにトイレとして利用した後で便座体を閉塞できるか
ら、外観的にも体裁がよい。さらに、遮蔽体の後端部を
椅子本体に着脱可能な状態で回動可能に支持し、便座体
とともに前方へ回動させることができるようにした。そ
のため、トイレとして使用せず、椅子として上記遮蔽体
に座って使用する場合であっても、上記遮蔽体を便座体
とともに回動させることで、利用者は比較的楽に立ち上
がったり、座ることが可能となる。しかも、トイレとし
て利用するときには、遮蔽体だけを後方へ回動させて起
立させておくことができるから、遮蔽体が邪魔になるよ
うなことがない。
【0056】請求項2の発明によれば、座部体を付勢手
段によって上昇方向に付勢した。
【0057】そのため、利用者は座部体に加えられた付
勢力によって立ち上がるときや座るときの動作が補助さ
れることになるから、それらの動作を一層、楽に行うこ
とができる。
【0058】請求項3の発明によれば、椅子本体に便器
が出し入れ可能に設けるようにした。そのため、便器を
使用した後には、この便器を取出すことで容易に清掃す
ることができる。
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】 請求項の発明によれば、付勢手段によ
って上昇方向に付勢された便座体を、ストッパ手段によ
って上昇方向へ回動するのを規制できるようにした。
【0063】そのため、着座時に便座体をストッパ手段
で保持することで、便座体に加えられた付勢力が利用者
の臀部を押圧するのを防止できるから、利用者の着座状
態が不安定になったり、臀部が圧迫されるのをなくすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す椅子式トイレの
斜視図。
【図2】同じく便座体の一部破断した便座体部分の斜視
図。
【図3】同じく椅子本体の幅方向に沿う縦断面図。
【図4】同じく椅子本体の前後方向に沿う縦断面図。
【図5】同じく便座体と遮蔽体とを示す断面図。
【図6】同じく便座体の後端部と遮蔽体の後端部との椅
子本体に対する支持構造を示す斜視図。
【図7】同じく便座体の前端部を支持する支軸体を示す
断面図。
【符号の説明】
1…椅子本体 7…取付部 8…肘掛け 13…便座体 14…排泄孔 18…ねじりコイルばね(付勢手段) 21…ストッパ 31…連動部材 32…受け部材 35…取付軸 37…遮蔽体 43…支持部材 44…便器

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椅子式トイレにおいて、 椅子本体と、この椅子本体の後端部の両側に設けられた軸受溝を有す
    る一対の受け部材と、 この受け部材に両端部を着脱可能に係合させて設けられ
    た取付軸と、 排泄孔が形成され上記椅子本体の前端部を支点として前
    方へ起立する方向に回動可能に設けられた便座体と、後端に上記取付軸に係合する係合部材が設けられこの係
    合部分を支点として後方へ起立する方向に回動可能に設
    けられ倒伏時には上記便座体の上面を覆い、その状態で
    上記係合部材が上記取付軸を保持して上記便座体ととも
    に前方へ起立する方向に回動可能な 遮蔽体と、 上記便座体の下面側に上記排泄孔と対向して配置される
    便器と、 上記椅子本体の両側に設けられた取付部と、 この取付部に回動可能に設けられた肘掛け体と、 上記肘掛け体と上記便座体とを連結し上記遮蔽体を上記
    便座体に重合した状態或いは後方へ回動して起立させた
    状態のいずれの状態であっても上記肘掛け体を前方へ回
    動させることでこの肘掛け体の回動に連動して上記便座
    体を前端部を支点として後端部が上昇する方向へ回動さ
    せる連動部材とを具備したことを特徴とする椅子式トイ
    レ。
  2. 【請求項2】 上記便座体を前端部を支点として後端部
    が上昇する方向に付勢した付勢手段を有することを特徴
    とする請求項1記載の椅子式トイレ。
  3. 【請求項3】 上記本体には前後方向に沿ってガイド部
    材が設けられ、このガイド部材に上記便器がスライド可
    能かつ椅子本体の後端部から出し入れ可能に設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の椅子式トイレ。
  4. 【請求項4】 上記椅子本体の幅方向側方には、上記便
    座体が前方へ回動するのを阻止するストッパ手段が設け
    られていることを特徴とする請求項2記載の椅子式トイ
    レ。
JP31706599A 1999-11-08 1999-11-08 椅子式トイレ Expired - Fee Related JP3486381B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31706599A JP3486381B2 (ja) 1999-11-08 1999-11-08 椅子式トイレ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31706599A JP3486381B2 (ja) 1999-11-08 1999-11-08 椅子式トイレ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001128888A JP2001128888A (ja) 2001-05-15
JP3486381B2 true JP3486381B2 (ja) 2004-01-13

Family

ID=18084041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31706599A Expired - Fee Related JP3486381B2 (ja) 1999-11-08 1999-11-08 椅子式トイレ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3486381B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111395481B (zh) * 2020-04-24 2021-05-18 李美臻 机械手伺卫程控式全自动高级坐便椅

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001128888A (ja) 2001-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20160015424A (ko) 착탈식 시트부를 구비한 휠체어
JPH0767739A (ja) 椅 子
JP3137653U (ja) 介護用車椅子
JP3718628B2 (ja) 椅子
CN210728050U (zh) 一种方便开合的安全坐具
JP4498980B2 (ja) ポータブル・トイレ
JP3486381B2 (ja) 椅子式トイレ
JP3694644B2 (ja) 便器用着座補助装置
JP3600758B2 (ja) 着座装置
JP5619842B2 (ja) 起立補助機能付き椅子
JP3729714B2 (ja) 椅子
JP5066418B2 (ja) 入浴用車椅子及び浴槽本体
JP5057772B2 (ja) 椅子
KR20190050548A (ko) 각도 조절이 가능한 좌식용 등받이
JP2922197B1 (ja) 椅 子
JP3224115U (ja) 立ち上がり介助椅子
JP3819545B2 (ja) 椅子型簡易トイレ
JP4289957B2 (ja) シャワー用折畳み椅子
JP4787378B1 (ja) 車椅子
JP3836690B2 (ja) 椅子
JP7199589B1 (ja) 下降調整部品を具備する自重利用型立ち上がり補助具
CN213189325U (zh) 一种可移动座便器
JP4146663B2 (ja) 椅子
JP3051238U (ja) 介護用椅子
JP3015897U (ja) うしろに腰掛けを着脱自在にできる歩行補助車並びに歩行補助車の腰掛け装置及びそのロック装置

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101024

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101024

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131024

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131024

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141024

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141024

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151024

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees