JP3819545B2 - 椅子型簡易トイレ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は高齢者や足腰の弱い人、身体の不自由な人が、介護者の手助けを借りずに自力で安全にかつ容易に、しかも清潔に使用できる椅子型の簡易トイレに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高齢者や足腰の弱い人、身体の不自由な人のために開発された椅子型の簡易トイレは、各種施設や病院、一般家庭において広く普及しつつある。
【0003】
この種の従来の簡易トイレとしては、図5にその一例を示すごとく、椅子型のトイレ本体11の座面部に蝶番で取着された開閉式の便座12の下にバケツ形便器(図面省略)が取付けられ、かつ前記便座12の上側に蝶番で取着された開閉式の座りパット13が設けてあり、便座12の両サイドには肘掛け14が取付けられたものがある。この椅子型の簡易トイレは、トイレ使用時には座りパット13を図示のごとく起こして背もたれに相重ね、この座りパット13を背もたれにして用を足し、一方、椅子として使用する場合は、前記座りパット13を倒して便座12の上に相重ねるようになっている。
【0004】
しかし、かかる構造の簡易トイレは、椅子として使用する場合、座りパット13を便座12の上面に相重ねるため、便座12の表面の汚れが座りパット13の裏面に付着し、トイレ使用時にはその座りパットの裏面を背もたれにすることになるため、便座12の表面は常によごれを拭き取っておく必要があり、また、よごれを拭き取っておいてもトイレ使用者は不快感を余儀なくされるという難点があった。
【0005】
そこで、上記難点を解消するため、座りパットの便座12との接触面が背中に当たらないように改善した椅子型簡易トイレが各種提案されている。
例えば図6に示す椅子型簡易トイレは、椅子型のトイレ本体21の座面部に便座22が取付けられ、該便座22の両サイドに着脱式の肘掛け23が取付けられた構造であって、座りパット24は両端部を便座22に回動自在に枢着した逆凹形の支持パイプ25にその背面側中央部を回動自在に取着され、トイレ使用時には該座りパット24を図示のごとくトイレ本体の背面側にスライドさせて便座22側に前屈みに傾斜させて垂下させておき、また、椅子として使用する際は背面側に垂下させている当該座りパット24を引上げて手前に引き、便座22の上に載置する方式となっている。したがって、この簡易トイレの場合は、便座22の表面の汚れが座りパット24の裏面に付着しても、該座りパット24の裏面は便座22側に前屈みとなっているので、使用者の背中には該座りパット24の側縁部だけが当たることになり、汚れた面がトイレ使用者の背中に接触することがなくなることにより、前記の問題は解消される。
【0006】
また、図7に示す椅子型簡易トイレは、座りパットの便座との接触面が背中に当たらないようにする手段として、2つ折りにできる座りパットを使用したもので、椅子型のトイレ本体31の座面部に取着された便座32の両サイドに着脱式の肘掛け33が取付けられた椅子型の簡易トイレにおいて、中央から2つ折りにできる座りパット34を便座32の端部に蝶番を介して上下方向に前後に可動に取着した構造となったもので、トイレ使用時には前記座りパット34を図示のごとく内側に折り畳んでトイレ本体の背もたれ側に立てておき、椅子として使用する際は前記内側に折り畳んでいる座りパット34を開いて便座32の上に載置する方式となっている。したがって、この簡易トイレの場合は、便座32の表面の汚れが座りパット34の裏面に付着しても、該座りパット34を内側に折り畳むことによりその汚れた面となる裏面は内側に向いて、該座りパット34の上面が背もたれ面となるので、前記の問題は解消される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の簡易トイレの場合、次に記載する難点がある。
まず、トイレ使用時に座りパット24をトイレ本体の背面側に押し動かして便座22側に前屈みに傾斜させて垂下させておく方式の図6に示す簡易トイレの場合は、椅子として使用する際に背面側に垂下させている座りパット24を引上げて手前に引かなければならないため、特に腕力のない高齢者や手の不自由な障害者にとっては一人で座りパット24を引上げて便座22上にセットすることが困難であり、またトイレ使用時にはトイレ本体の背面側に前屈みに傾斜させて垂下させている座りパット24の上部がいすの背もたれ部より便座側に突出するため、この突出部がトイレ使用時に邪魔になり好ましくない。また、二つ折り型の座りパット34を用いた図7に示す簡易トイレの場合は、座りパットのコストが高くつくだけでなく、中央から二つに割れているので座り心地も悪く、また、二つに折曲げた状態の座りパットが不用意に便座側に倒れるおそれがあり好ましくない。さらに、上記従来の簡易トイレはいずれも、便座および座りパットが固着式であり、簡単に取外すことができないため、容易に交換できない上、清掃も不便であるという欠点を有していた。
【0008】
この発明は、従来のこのような難点を解消するために改良を施したもので、トイレ使用時には一枚ものの座りパットをトイレ本体の背面側に出しておくことができる上、腕力のない高齢者や手の不自由な障害者でも容易にその操作を行うことができるように工夫するとともに、座りパットおよび便座共に容易に取外し可能となした椅子型簡易トイレを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る椅子型簡易トイレは、高さ調整可能な脚体にて支持された座部に開閉式便座を有し、該便座の下方には着脱式の便器を有し、前記便座の両サイド部に高さ調整可能な一対の肘掛けを備え、便座の上に座りパットを有する椅子型簡易トイレであって、前記座部は一対のクロス形脚体からなる昇降機構により支持され、かつ該クロス形脚体下部に設けた凹凸嵌合式ストッパー機構により高さ調整可能となし、前記開閉式便座は座部に回動自在に横設した回転ロッドにL字形の受け金具を介して着脱自在に載置され、該開閉式便座の上に載置する座りパットは、一枚ものであって、一端が座部の内側両側面に前後方向に回動自在に枢着された一対の屈曲レバーの他端に前端側が支持され、かつ一端が背もたれ部に前後方向に回動自在に枢着された一対のリンクの他端に後端側が支持され、前記屈曲レバーとリンクとの作用により前後方向に水平移動しかつ背もたれの背面側に上向きに傾斜支持されるごとく座部に取付けたパット受けに着脱可能に装着され、トイレ使用時には前記座りパットを背もたれ側へ水平移動させて当該背もたれ部の背面側に上向きに傾斜支持し、トイレ不使用時には前記座りパットを便座側に引寄せることにより便座の上に載置する構造となしたことを特徴とするものである。また、前記座りパットは、テープやマグネットによる吸着手段を用いてパット受けに取外し可能に設けたりするものである。
【0010】
この発明における座部は、前面および左右両側面を囲む矩形の枠体からなり、この座部枠体の左右両側面の背面側開口端部に背もたれを固着している。この座部および、背もたれの支柱は、金属製、木製のいずれでもよいが、重量等を考慮すると木製が好ましい。
【0011】
この座部を支持する一対のクロス形脚体からなる昇降機構は、座部枠体と2本一対の接地部材との間に、2本一対のバーをクロスさせてその中心部を回動自在に枢着して構成した左右2組のクロスバーを座部枠体両側面に対向配置するとともに、各クロスバーの一方のバーの上端部を座部枠体に回動自在に枢着し、他方のバーの上端部を座部枠体に取着したガイドレールに回転体を介して前後動自在に取付け、各クロスバーの下端部を接地部材に回動自在に枢着して構成した一対のクロス形脚体の伸縮動作により座部枠体を昇降させる機構となっている。
【0012】
また、このクロス形脚体からなる昇降機構にて支持された座部の高さ調整機構は、上端部を座部枠体に枢着した方の左右のクロスバーの下端部にピンを突設し、各接地部材にバネにて常に下向きの回動力を付勢して上下方向に回動自在に枢着した、前後方向に複数の逆凹部を有するストッパー板の前記逆凹部に座部枠体を持上げて前記ピンを凹凸嵌合させる凹凸嵌合式ストッパー機構により構成したものである。すなわち、前記ピンの凹凸嵌合位置を変えてクロス形脚体を伸縮させることにより座部の高さ位置を調整できる仕組みとなっている。
【0013】
この発明における開閉式便座は、前記座部の背もたれ部の付け根近くに回動自在に横設した回転ロッドに、便座の厚みとほぼ同程度の高さを有する垂直片と、先端に便座の開口内面に下側から嵌入し得る係止片を有する水平片とからなるL字形の受け金具を取着し、このL字形受け金具にて当該便座の後端部を固定し、前端側は座部枠体の前面の上に載置する構造となっている。すなわち、この開閉式便座は、前記L字形受け金具を介して簡単に取外しできるようになっている。
【0014】
この開閉式便座の上に載置する座りパットは一枚ものであって、その前後動支持機構は、一端を座部枠体の内側両側面に前後方向に回動自在に枢着した一対の屈曲レバーの他端をパット受けの前端部に回動自在に枢着し、座部枠体に固着した背もたれの内側両側面に上端を回動自在に枢着した一対のリンクの下端をパット受けの後端部に回動自在に枢着し、前記屈曲レバーとリンクにより支持されたパット受けが便座の上に載置され、また、このパット受けを後方に押し動かすことにより屈曲レバーが後側に回動しながらパット受けが後方にスライドし、背もたれ部をくぐって背面に出て上向きに傾斜支持され、この背面側に上向きに傾斜支持されたパット受けを前方に移動させると屈曲レバーが前側に回動しながらパット受けが背もたれ部をくぐって前方にスライドし、便座の上に載置される機構となっている。座りパットは前記パット受けにねじ等により固着してもよいが、マットの交換や清掃を容易にするためテープやマグネットによる吸着手段を用いてパット受けに取外し可能に取付けるのが好ましい。
【0015】
なお、便座の下方には取付ける着脱式の便器は、前記座部枠体の内側に取付けた便器受けにセットできるようになっている。この種の簡易トイレに使用する便器としては、バケツ形が一般的である。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明に係る椅子型簡易トイレの構造例を示す斜視図、図2は同上簡易トイレの使用状態を示す斜視図、図3は同上簡易トイレの使用状態における縦断側面図、図4は同上簡易トイレを椅子として用いる例を示す斜視図であり、1は座部枠体、2はクロス形脚体、3は背もたれ、4は開閉式便座、5は座りパット、6はパット受け、7は便器受け、8は肘掛けである。
【0017】
すなわち、この発明に係る椅子型簡易トイレは、前板1−1および左右両側板1−2からなる座部枠体1と一対のクロス形脚体2および背もたれ3とでトイレ本体を構成し、座部枠体1はクロス形脚体2により昇降可能に支持され、高さを調整できる仕組みとなっている。この座部枠体1を昇降可能に支持する一対のクロス形脚体2は、2本一対のバー2−1aをクロスさせてその中心部を軸ピン2−2で回動自在に枢着し、かつ片方のバー2−1aの下端に横設した1本の連結ロッド2−3で連結して構成した左右2組のクロスバー2−1と、2本一対の接地部材2−4とから構成され、その昇降機構は、左右2組のクロスバー2−1を座部枠体の左右両側板1−2に対向配置して、各クロスバー2−1の一方のバー2−1aの上端部を軸ピン2−5にて側板1−2に回動自在に枢着するとともに、下端部は接地部材2−4に設けた高さ調整機構2−6に接続し、左右両側板1−2の後部内面に水平に固着した]形ガイドレール2−7に他方のバー2−1aの上端部をローラ2−8を介してスライド自在に取付けるとともに、同下端部を接地部材2−4に軸ピン2−9にて回動自在に枢着し、この左右2組のクロスバー2−1の伸縮動作により座部枠体1を昇降させる機構となしている。なお、2−10は接地部材2−4の連結部材、2−11は座部枠体1の補強部材である。
【0018】
ここで、高さ調整機構2−6は、上端部を座部枠体1の側板1−2に枢着した方の左右のクロスバー2−1の下端部に突設したピン2−12を、各接地部材2−4にバネ2−13にて常に下向きの回動力を付勢して上下方向に回動自在に枢着した、前後方向に複数の逆凹部2−15を有する左右一対のストッパー板2−14の前記逆凹部2−15に座部枠体を持上げて凹凸嵌合させる凹凸嵌合式ストッパー機構により構成したもので、左右一対のストッパー板2−14は、1本の連結バー2−16で連結している。すなわち、この高さ調整機構2−6は、ストッパー板2−14を連結バー2−16を介してバネ2−13に抗して上げてピン2−12の端部を当該ストッパー板2−14の逆凹部2−15から外して凹凸嵌合位置を変えることにより座部の高さ位置を調整できる方式となっている。
【0019】
開閉式便座4は、背もたれ3の付け根近くに回動自在に横設した回転ロッド4−1に、該便座の厚みとほぼ同程度の高さを有する垂直板4−2aと、先端に便座の開口内面に下側から僅かに嵌入し得る係止片4−2cを有する水平片4−2bを突設した水平板4−2dとからなる断面L字形の受け金具4−2を取着し、このL字形受け金具4−2にて当該便座の後端部を固定し、前端側は座部枠体1の前板1−1の上に載置する構造となっている。すなわち、この開閉式便座は、使用時には前記L字形受け金具4−2と座部枠体1の前板1−1の上に載置されるとともに、水平片4−2bの先端に設けた係止片4−2cが当該便座の開口4−3の内面に係止されるようになっており、また、不使用時には回転ロッド4−1を支点にして上方に起こして背もたれ3に相重なるように立てることができ、かつ当該便座はL字形受け金具4−2と座部枠体1の前板1−1の上に載置されているので簡単に着脱できる構造となっている。
【0020】
この開閉式便座4の上に載置する座りパット5は、座部枠体1に前後に移動可能に支持されたスライド式のパット受け6に取着されており、そのパット受け6は、一端を座部枠体1の両側板1−2の内面にピン6−6にて前後方向に回動自在に枢着した一対の屈曲レバー6−1と、背もたれ3の内側両側面に上端をピン6−8にて回動自在に枢着した一対のリンク6−2により前後動可能に支持されている。その前後動支持機構は、パット受け6の前部側面に前記屈曲レバー6−1の他端をピン6−7にて回動自在に枢着して当該パット受け6の前部を支持し、パット受け6の後部側面に前記リンク6−2の他端をピン6−9にて回動自在に枢着して当該パット受け6の後部を支持し、この屈曲レバー6−1とリンク6−2により支持されたパット受け6を手前に移動させると屈曲レバー6−1が前側に回動して便座の上に載置され、またこの状態でパット受け6を後方に押し動かすと屈曲レバー6−1が後側に回動しながらパット受け6が後方にスライドし、背もたれ3部をくぐって背面に出て上向きに傾斜支持され、背面側に上向きに傾斜支持されたパット受け6を前方に移動させると、前記したごとく屈曲レバー6−1が前側に回動しながらパット受け6が背もたれ3部をくぐって前方にスライドし、便座4の上に載置される機構となっている。
【0021】
座りパット5は、このパット受け6の上に取付けられており、前記したパット受け6の前後動支持機構により、手動で前後にスライドさせるだけで開閉式便座4の上に載置したり、背面側に上向きに傾斜支持できるようになっている。なお、この座りパットは該パット受けにねじ等により固着してもよいが、マットの交換や清掃を容易にするためテープやマグネットによる吸着手段を用いてパット受けに取外し可能に取付けるのが好ましい。
【0022】
バケツ形便器(図面省略)は、座部枠体1の左右両側板1−2間に横設した支持部材7−1に取着した円形の便器受け7に上方から吊架できるようになっている。
【0023】
肘掛け8は、高さ位置を可変にかつ着脱可能に背もたれ3と左右両側板1−2に取付けられており、その取付手段は、背もたれ3の外側面と左右両側板1−2の外側面にそれぞれ高さ方向に複数個のねじ孔8−2、8−3をそれぞれ同一間隔に設け、肘掛け8の後端をねじ8−4にて背もたれ3に固定し、左右両側板1−2の外側面に設けたねじ孔8−3にねじ8−5にて固定した垂直部材8−1にて肘掛け8の前端部を支持している。
【0024】
上記構造の簡易トイレの場合、使用に際しては座りパット5を後方にスライドさせ、さらに背もたれ3部をくぐらせて背面に出して上向きに傾斜した状態にする。この時、座りパット5はほとんど背もたれ3の背面側に出ており、かつ当該パットの上面は背もたれ3の背面に対向し、開閉式便座4の座面と接触する裏面は完全に外側に向いている。したがって、トイレ使用時には、使用者の背中は背もたれ3に接触するだけで、開閉式便座4の座面との接触面である座りパット5の裏面に触れることはない。一方、この簡易トイレを椅子として使用する場合は、前記したごとく背面側に上向きに傾斜支持されたパット受け6を前方に移動させて開閉式便座4上に載置させればよい。
【0025】
【発明の効果】
この発明は上記のごとく構成してなるから、次に記載する効果を奏する。
▲1▼ 座りパットを一枚もののとし、かつトイレ使用時にはトイレ本体の背面側に出しておくことができることにより、開閉式便座の座面との接触面は完全に外側に向いているので、汚れた面がトイレ使用者の背中に接触することはなく、より快適に使用できる。
▲2▼ 座りパットは前後にスライドさせるだけで開閉操作できるので、高齢者や足腰の弱い人、身体の不自由な人でも容易にその操作を行うことができる。
▲3▼ 座りパットおよび便座共に容易に取外し可能となっているので、座りパットおよび便座を簡単に交換できる上、それぞれ丸ごと水洗いすることができ、常に清潔に使用できる。
▲4▼ 脚体をクロスバー方式とし、脚体の伸縮動作により座面を昇降させる機構を採用したことにより、使用する人の身長や体格等に応じて座面の高さを容易に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る椅子型簡易トイレの便座および座りパットを外した状態の構造例を示す斜視図である。
【図2】同上簡易トイレの使用状態を示す斜視図である。
【図3】同上簡易トイレの使用状態における縦断側面図である。
【図4】同上簡易トイレを椅子として用いる例を示す斜視図である。
【図5】従来の椅子型簡易トイレの一例を示す斜視図である。
【図6】同じく従来の椅子型簡易トイレの他の例を示す斜視図である。
【図7】同じく従来の椅子型簡易トイレの別の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 座部枠体
2 クロス形脚体
3 背もたれ
4 開閉式便座
5 座りパット
6 パット受け
7 便器受け
8 肘掛け
Claims (2)
- 高さ調整可能な脚体にて支持された座部に開閉式便座を有し、該便座の下方には着脱式の便器を有し、前記便座の両サイド部に高さ調整可能な一対の肘掛けを備え、便座の上に座りパットを有する椅子型簡易トイレであって、前記座部は一対のクロス形脚体からなる昇降機構により支持され、かつ該クロス形脚体下部に設けた凹凸嵌合式ストッパー機構により高さ調整可能となし、前記開閉式便座は座部に回動自在に横設した回転ロッドにL字形の受け金具を介して着脱自在に載置され、該開閉式便座の上に載置する座りパットは、一枚ものであって、一端が座部の内側両側面に前後方向に回動自在に枢着された一対の屈曲レバーの他端に前端側が支持され、かつ一端が背もたれ部に前後方向に回動自在に枢着された一対のリンクの他端に後端側が支持され、前記屈曲レバーとリンクとの作用により前後方向に水平移動しかつ背もたれの背面側に上向きに傾斜支持されるごとく座部に取付けたパット受けに着脱可能に装着され、トイレ使用時には前記座りパットを背もたれ側へ水平移動させて当該背もたれ部の背面側に上向きに傾斜支持し、トイレ不使用時には前記座りパットを便座側に引寄せることにより便座の上に載置する構造となしたことを特徴とする椅子型簡易トイレ。
- 前記座りパットは、テープやマグネットによる吸着手段を用いてパット受けに取外し可能となしたことを特徴とする請求項1記載の椅子型簡易トイレ。
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