JP3224115U - 立ち上がり介助椅子 - Google Patents

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教介 植村
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Abstract

【課題】身体機能の衰えとともに着座、立ち上がり動作に困難を伴うことから、介助機能を持ち、比較的簡単で安価な機構の着座、立ち上がり介助椅子を提供する。【解決手段】座面または便座3と、それに連結し連動するステップ2−2(足置き)とからなる回転部分を座面(便座)前縁部に設けた回転軸4で支えるフレーム構造により組み立てた椅子であって、使用者が座面(便座)に腰を当てて着座する時はバランスを徐々に変化させることにより、過大な筋力を要さずに腰をかけることができ、立ち上がり時にはステップを踏み込む使用者自身の体重が腰を支えながら押し出すように作用することで楽に体を立てることができる。また、回転軸周りのトルクを発生するスプリング5を用い、その回転トルクが体重移動によるバランスの変化を緩和し、更に楽な着座、立ち上がりを可能とする。【選択図】図1

Description

高齢者福祉器具
高齢者等、身体機能に制約のある人が快適に使用することのできることを意図した器具の中でも特に着座、立ち上がりを支援する椅子、洋式便座等はエアシリンダーロッドやモーター等による動作を前提とするものがあり、これらは特許文献1〜6の示すごとく既存技術である。しかし、これらは何れも座面の押し上げを外力に頼るもので、使用者自らの体重や力を用いるものは見当たらない。また既存技術の中には機構的に複雑で、既存便器などへの設置も困難であることが予見されるものもある。更に、便座の場合、使用前には跳ね上げられた位置にあるため、男性が立ち姿勢で排尿することを想定すると、一般的な洋式便器のために考案されている特許文献7〜8などに示されている尿飛散防止器具も適用できない問題がある。
実開平5−53598は水道水の圧力により動作するシリンダーとロッドによって便座を押し上げる機構により立ち上がりの補助となるものであるが、使用者の動作による作用については明記されていない。 特開平7−39563は特許文献1と同様に昇降装置を用いて便座を押し上げることにより使用者の立ち上がりを補助するものであるが使用者の動作による作用については明記されていない。 特開平8−670はエアシリンダーによる腰かけ椅子の立ち上がり介助機能を示すものであるが使用者の脚動作を利用するものではない。 特開2005−319248はモーターにより背もたれ、座板、ひじ掛けを体位に追従させる機構により要介護者の使用を補助するものであるが、使用者自らの脚力を利用するものではない。 特開平9−108143は跳ね上げ式昇降便座としてモーター駆動のリンク機構を応用するもので使用者自らの力を利用するものではない。 特開2016−36366は起立着座支援装置であって特許文献5と同様にシリンダー等による機構を利用するもので使用者自身の力により動作するものではない。 特開2001−107418は既存洋風便器に於いて小水の飛散、漏出を防止するための器具に関するものであるが、使用者の腰を押し上げる方向に起立させた便座への取り付けを想定するものではなく、便座への小水の飛散を防止する効果のある考案ではない。 特開2012−1925は洋式便器用尿飛散防止具として考案されたものであるが、これは一般的な手前から奥へ開く便座の動作を前提とするもので、着座介助のために反対向きに起立した状態にある便座に装着され得るものではない。
椅子、洋式便器は高齢者、身体不自由者、男女の別なく使用するもので、共に腰をかけることで用いられるが、身体機能の衰えとともに着座、立ち上がりの動作に困難を伴うことが多くなることから、介助機能を持つ製品であって、特に便座の場合は既存便器に付加的に使うことのできる器具で、かつ、比較的簡単で安価な機構によりその目的を達成することのできるものが望まれている。また、洋式便器では、男性が立ち姿勢で使用する場合、起立した便座であれば小水のターゲットを定めやすいと考えられる一方で便座への飛散も懸念されることからその防止のためのガードを設けることが望まれる。
座面または便座3、並びにそれに連結し、連動するステップ(足置き)2−2によりなる可動フレーム2と、それを座面(便座)前縁部に設けた回転軸4で支える固定フレーム1とで組み立てた椅子とし、使用者が座面(便座)に腰を当てて着座しようとする時はステップ上に足を置くことで上半身と下半身とのバランスを徐々に変化させることにより過大な筋力を要さず腰を落とすことができるものであるが、着座前あるいは立ち上がり後に座面または便座を跳ね上がった位置に安定させるために回転軸周りのトルクを生じるスプリング5を用いた場合、その回転トルクは着座、立ち上がりを更に楽にするように働き、立ち上がり時にはステップを踏み込む使用者自身の体重が腰を支えながら押し出すことで楽に体を立てることができる。また、便座は通常跳ね上がった位置にあり、男性が立ち姿勢で使用する時、下半身に近接するため排尿の目標を定め易くなるが、使用者のべダル7の操作などによりせり出す尿飛散防止のガード6を設けることで更に便座を清潔に保つことができる。
腰をかけたり、立ち上がることの動作を直接介助するためには介助者のサポートやモーターなどの動力による機械的な介助具が使われることもあるが、本考案の器具を用いることで使用者は自らの力を有効に働かせて腰を掛け、かつ立ち上がることができるとともに、便座の場合にあっては男性が立ち姿勢で使用する時に於いても簡単な操作で小水の飛散防止ガードをせり出し、便座を汚すことなく他の使用者を不快にすることがない。
各部品の組み立て概略形状を示すもので使用者が着座する前の状態 着座状態の枠組み(アームレバー及びステップ)を示す (1)使用者が着座する前もしくは立ち上がった状態を示す (2)使用者が着座した状態もしくは立ち上がろうとしている状態を示す (1)座面が跳ね上がり、尿飛散防止ガードがせり出した状態を示す (2)着座状態で尿飛散防止ガードが格納された状態を示す
座面または便座3を取り付ける可動フレーム2はステップ部2−2と一体とし水平面からの立ち上がり角度を40〜45度程度に保持した時のステップが座面または便座前縁に設けた回転軸4から垂直下の位置となるものとする。回転軸を支えるフレーム1は椅子として適切な高さの380から500mm程度の高さとし、既存の便器上で用いることを想定し、脚が便器の配管等と干渉し、また設置を妨げないよう左右を連結しない片持ち式にする。座面または便座の立ち上がり状態を維持することと、座面または便座が跳ね上がった状態に安定させるためのスプリング5はその一端を可動フレームに固定された座面側辺に、他端を固定フレーム後方に固定する。あるいは回転軸内に捩じりスプリングを組み込むこともできる。可動フレーム、固定フレームは木製か樹脂(エンジニアリングポリマーなど)または金属パイプとする。比較的単純な形態であることから軽量化でき、持ち運び等も容易である。可動フレーム2にはアームレバー2−1を一体化し、更に安全で快適な座り心地、動作を可能とすることもできる。また、尿飛散防止ガード6は便座内周に配置し、使用者のペダル7またはハンドル操作により回転もしくはスライドしてせり出すものとする。その場合の機構としてはプラスチックのフレキシブルロッド9によるプッシュプル式として着座時の座面回転では動作しないものとする。尿飛散防止ガードは座面の動きに連動する振り子のような仕組みとすれば、座面が跳ね上がった時に定位置、着座状態で格納され、不用意にせり上がらないようになる。また、ペダル操作の代わりにアームレバーに設けたハンドルで着座前にガードを下げる方法もある。
通常の椅子としての使用に加えて洋式便器の便座に代わるものとして用いた場合、使用者が腰かける動作に伴い足をあげて前方に投げ出す姿勢は快適な着座だけではなく、排便を促す効果があるとされ、そのための足置きが商品として流通している。また、使用者が着座前に便器に正対した状態では便座が近接した位置にあるため男性の使用時に、目標を定めやすく、便座を汚さずに用を足すことができる。この時ペダル操作などで便座に内接するように配置した飛散防止ガードがせり出すようにすることで、これまでの洋式トイレに於ける男性用便器としての有用性を向上させることができる。
座面としては一般的な椅子と同様に適度なクッション性のある素材と芯材(木製もしくは樹脂製)との組み合わせとし、可動フレームに取り付けた状態で腰を支えるとともに構造的な強度を確保する必要がある。各フレームを木製または樹脂製にする場合は分解できる形態とし、流通時の運搬などに配慮することもできる。一方、金属パイプの曲げ加工品とした場合、一般的な家具同様の形態に近く、軽量化が容易である。何れの場合でも部品点数が少なく、加工工数を抑えることができるため提供コストを低くし広く使われるものにできる。
1 固定フレーム
2−1 可動フレーム(アームレバー)
2−2 可動フレーム(ステップ)
3 座または便座
4 回転軸
5 スプリング
6 尿飛散防止ガード
7 ペダル
8 ペダル回転軸
9 フレキシブルガイドロッド

Claims (2)

  1. 可動フレームの上部に設けられた座面と、前記可動フレームの下部に設けられ、前記座面と連結されたステップと、前記座面の前縁部に設けられた前記可動フレームの回転軸と、前記可動フレームと固定フレームとの間に設けられたスプリングとを有し、前記ステップを踏み込むとともに前かがみになり体重を移動させることで着座姿勢からの立ち上がりを助ける一方、着座時に前記スプリングで押し上げられて保持された前記座面の回転反力も着座時の中腰姿勢での負担を軽減できることを特徴とする、着座、立ち上がり介助椅子。
  2. 尿飛散防止ガードを前記座面の内側からせり出すように配置することで、男性が立ち姿勢で使用する場合の尿の飛散を抑えることを特徴とする、請求項1に記載の着座、立ち上がり介助椅子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112716708A (zh) * 2021-02-24 2021-04-30 海南大学 一种多功能助起轮椅

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112716708A (zh) * 2021-02-24 2021-04-30 海南大学 一种多功能助起轮椅
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