JP2004195138A - 立ち上がり補助機構付き車椅子 - Google Patents
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Abstract
【課題】立ち上がりの動作が容易にかつ安全に行える車椅子を安価に実現する。
【解決手段】車椅子の移動時には着座部1を水平配置状態とし、車椅子が停止し立ち上がろうとする場合、体重の重心移動により水平配置状態を傾斜配置状態に切り替えて容易に立ち上がり動作に移行できるように、フレーム3の前部でかつ下部近傍に回転軸17を設けて着座部を回転可能となるように構成した。また、水平配置状態は車椅子の移動時には機械的ロック状態にあり、車椅子の停止時にロック状態を解除することにより、傾斜配置状態に切り替え可能とした。
【選択図】図1
【解決手段】車椅子の移動時には着座部1を水平配置状態とし、車椅子が停止し立ち上がろうとする場合、体重の重心移動により水平配置状態を傾斜配置状態に切り替えて容易に立ち上がり動作に移行できるように、フレーム3の前部でかつ下部近傍に回転軸17を設けて着座部を回転可能となるように構成した。また、水平配置状態は車椅子の移動時には機械的ロック状態にあり、車椅子の停止時にロック状態を解除することにより、傾斜配置状態に切り替え可能とした。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車椅子に関し、特に立ち上がりが容易な車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
超高齢者社会を向かえつつある現在、高齢者が生活し易い環境を整えることが重要な社会的課題である。一口に高齢者と言っても、寝たきりの痴呆老人から、若者と変わらない元気老人まで様々であるが、現在位置から多少離れた目的位置まで歩行して移動することが困難な高齢者が数多く存在する。このような高齢者用として車椅子がよく使用されるが、大別して人力で動かすタイプと電動タイプがある。しかし、いずれのタイプの場合も移動する機能に主眼が置かれ、ベット、便器等から車椅子あるいはその逆の乗り降りの動作に必要な立ち上がり機能に対して考慮はほとんど払われていない。車椅子の利用者にとって、車椅子からの乗り降り動作は、移動動作とともにほとんどの動作の元になるが、大抵の場合、利用者が苦労して乗り降りするか、介護人の補助の下に乗り降りするかであり、利用者の転倒による骨折、介護者の腰痛等を招く懸念がある。
【0003】
車椅子からの乗り降り動作を補助する機能、主として座った状態から立ち上がる動作に関する従来の技術には以下のようなものがある。
【0004】
車椅子利用者が用便等で車椅子で移動して起立する場合に自力で着座姿勢より起立姿勢をとることができることを目的とした起立用車椅子がある。そこにおいては、着座部はほぼ水平位置かあるいは垂直位置となるように、回動可能に設けられたリンク機構によってなされているが、利用者を着座姿勢より完全な起立状態とするため、複雑なリンク構造を使用せざるを得ず、高価となる欠点がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
また、車椅子ではないが、立ち上がり補助機能を備えた便器がある。用便後に楽に立ち上がることができるように、着座椅子の前部を回転中心として後部をスプリングで持ち上げるのみの機能であるので立ち上がり易さには限界がある(例えば、特許文献2参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−569号公報(第1−6頁、第4図、第5図)
【特許文献2】
特開2001−238916号公報(第1−6頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
立ち上がりの動作が容易に行える車椅子を安価に実現するため、人間の立ち上がり動作のボディメカニックスを考慮し、かつ簡単な機構で立ち上がりを補助する補助具を具備した安価な車椅子を実現することに本発明の課題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、人間が着座した状態から楽に立ち上がるためには前屈とともに体の重心を足の着地位置より前方向に移動することが必要である、を基本方針とするものである。
【0009】
現在よく使用される車椅子は、パイプ等で組まれたフレーム構造体であり、その前部を左右に配置された2個の自在キャスターで、後部を左右に配置された2個の固定車輪で支持して移動可能とした車椅子が一般的であり、本発明においてもこの基本構造を採用する。なお固定車輪とはここではその車輪を回転自由に支持する軸がフレームに固定されていることを意味する。
【0010】
しかし、利用者が座る着座部は、車椅子の移動時には楽な着座姿勢をとることができるように水平面に対してほぼ平行となるような水平配置状態とし、目的位置に到着し車椅子が停止後、立ち上がろうとする場合、利用者の体重の重心移動により着座部を水平配置状態より体の前方でかつ傾斜させた傾斜配置状態とすることにより、前述の基本方針を実現して、立ち上がり易い車椅子を安価に実現することが第1の目的である。
【0011】
着座部の水平配置状態と前記傾斜配置状態はフレームの前部でかつ床に近い下部近傍に回転軸を設けて、着座部を回転可能とすることにより、極めて簡単な機構で両配置状態を切り替え可能として、安価に実現することが第2の目的である。
【0012】
更に、水平配置状態に対して前記傾斜配置状態を10cm〜30cm前方にあり、10度〜30度傾斜となるように、フレームの回転軸の位置を選択することにより、簡単な機構で、立ち上がり易い車椅子を実現することが第3の目的である。
【0013】
また、車椅子で移動中何かの都合で前かがみになり、体の重心が前方に移動した際、利用者の意に反して着座部が水平配置状態より傾斜配置状態になり、利用者が車椅子より落ちないように、車椅子の移動時には着座部は機械的ロック状態とした。車椅子の停止時に立ち上がろうとする場合には、このロック状態を解除することにより、前記傾斜配置状態に切り替え可能とした。このロック機構により安全で、立ち上がり易い車椅子を実現することが第4の目的である。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を電動車椅子に適用した場合の斜視図である。着座部1は野球場のベンチ等で利用される、背凭れのあるプラスチック製品である。着座部1はフレーム3で支持され、フレーム3は底板5を介して、その前部を前部車輪である自在キャスター7で左右を、またその後部を後部車輪である固定車輪9で左右を支持され、移動可能になっている。フレーム3の基本構造は、左右に配置された2枚の金属、プラスチックあるいは木製等の板11、13を複数のステム15で固定した構造体である。フレーム3の上部に固定された固定具109(図2参照)を介して着座部1はフレーム3に固定される。フレーム3および着座部1は底板5に対して、回転軸17を回転中心として回転可能となっている(これに関しては後で詳述する)。また、フレーム3の後部にあるロック機構19により通常フレーム3は底板5に対して固定される。底板5の前部にはフットレスト21、23があり、後部には固定車輪9を駆動するモータや減速機が収容される駆動ユニット25が配置される。
【0015】
また、着座部1の両側には底板5にその底部を支持されるアームレスト31があり、着座部1の背凭れ部の後部において、左右のアームレスト31を繋ぐ形で、介護人がこの車椅子を押すための押し棒33がある。ここで説明している車椅子は、電動のため普段はこの押し棒33は必要ないが、電動機能が故障等した場合に、この押し棒33を介護人は押して車椅子を移動する。
【0016】
また、アームレストの前部にはコントロールボックス27があり、利用者はコントロールボックス27のジョイスティック29により、前進、後進の速度制御および左右への操舵を行うことが出来る。コントロールボックス27の出力は制御回路および駆動回路を介して駆動ユニットに入るが、これらに関しては既存の技術により実現できるので省賂し、また図でも描かれていない。
【0017】
コントロールボックス27の位置は、着座している利用者の手が容易に届き、ジョイステック29を操作出来るところであれば、どこでもよく着座部1の前部であってもよく、また図では利用者にとって右側に配置したが、左側であってもよい。
【0018】
図2は着座部1の動きを説明するための図である。図において破線で示される着座部101は水平配置状態を示しており、利用者が安定した着座をする際、尻のあたる部分がほぼ水平になるので水平配置状態と称す。これに対して、着座部103は傾斜配置状態を示しており、水平配置状態に対して図中Aで示す距離だけ前方にあり、図中Bで示す角度だけ前方に傾いている。これは、着座部1を固定した板11、13の前部でかつ下部の近傍に回転軸17を設けて、この軸を回転中心として回転可能な構造により実現される。
【0019】
具体的には、Aは10cm〜30cm、またBは10度〜30度となるように回転軸の位置は決められている。なお、回転軸17は、底板5に固定された軸受け35(図1参照)により支持される。AとBの関係は回転軸17の位置が決まれば一対一で決まる。図1では回転軸17を底板5より上側、すなわち着座部1側に設置した場合で示したが、AとBの選定の自由度を増すために、回転軸17を底板5より下側に設定してもよい。
【0020】
また、フレーム3の上部に固定された固定具109の裏側の中央部分あるいはその附近にはスプリング105の一端が回転自由状態で固定され、他の一端は底板5に回転自由の状態で固定されている。利用者が車椅子から立ち上がろうとする場合、利用者が足を床につき、体を前屈にして、体重の重心を前方に移動すると、着座部1に作用する垂直方向の荷重が減少するため、スプリング105が体重に打ち勝って伸び、水平配置状態から傾斜配置状態への変換が行われる。スプリング105は1本の場合、着座部1の幅方向(着座した人には左右方向)に対してはほぼ中央部に設定するのが力のバランス的に好ましく、又2本を使用する場合は、着座部1の幅方向に対してほぼ均一に振り分けることが好ましい。
【0021】
着座部1の傾斜配置状態の角度の上限は機械的なリミッターで制限する。これに限定されるものではないが、例えば図では鎖107を使用して制限する場合を示している。鎖107の一端はステム15のひとつに結合され、他の一端は底板5に結合され、鎖107が伸びきった以上には着座部1は前方に倒れない。傾斜配置状態の角度はこの鎖107の長さの調整により行う。なお、図2においてはフットレスト21,23、アームレスト31等は省略されている。
【0022】
次にロック機構19について図3で説明する。機械的なロックは、板11、13の後部に設けられた切り欠き201、203と爪205、207のかみ合いによってなされる。爪205、207は底板5(図1参照)に固定される軸受け209に支持される軸211にアーム213とともに固定される。すなわち、アーム213がその先端部に結合されるワイヤ215により、スプリング217の力に打ち勝って、矢印219で示される方向に引っ張られると、爪205、207は一体となって、矢印221の方向に回転する。ワイヤ215は人力あるいは電気的な力で引っ張られるが、この方法に関しては既存の技術で実現できるのでここでは省略する。この回転動作により、爪205、207が切り欠き201、203より外れると、着座部1は水平配置状態から傾斜配置状態に変換できる状態になる。
【0023】
図4(a)、(b)、(c)は、傾斜配置状態から水平配置状態になる時にロック機構が働く様子を示す図である。図4(a)は、板13が回転軸17を中心に回転している傾斜配置状態を示しており、爪207と切り欠き203は完全に離れている。ワイヤ215はこの時弛緩状態にあり、スプリング217のばね力により、爪207は回転軸211に対し、反時計回りの限界位置にあることを示している。なおこの図において限界位置を決めるリミッターの機構は省略されている。板13が矢印301で示す方向に移動し、その角部303が爪207の頭部305と接し、更にこの動きが進むと爪207は、矢印307で示す方向に動き始める。この動きが滑らかに進むように板13の角303および爪207の頭部305には適度な丸味がつけられている。図4(c)で示すように、板13が水平配置状態になると、爪207と切り欠き203がかみ合い、ロック状態になる。このロック状態では、ワイヤ215は弛緩状態にあり、爪207はスプリング217の引っ張り力により反時計回りの方向に動こうとし、また板13が傾斜配置状態に戻ろうとして爪207を押し上げても、切り欠き203と爪207の形状はセルフロックとなるような形状に工夫されているので、板13は爪207を外さない限り傾斜配置状態には戻らない。
【0024】
ここでは切り欠き203は板13に直接設けたが、強度的に懸念される場合は、超硬金属等を噛み合い部分に接着、溶接、ねじ留め等の手段により適用すればよい。
【0025】
次にフットレスト21,23の動きについて図5で説明する。フットレストは利用者が車椅子で移動中に足を乗せておく台であるが、立ち上がる際には、足を床に着けて立ち上がる必要がある。従って、立ち上がる際には、このフットレストが邪魔になるので、図中矢印401で示す方向に回転させ、着座部1の下側に退避させる。この退避は介護者が行ってもよいが、利用者が自分の足を使って行ってもよい。フットレスト21,23はそれぞれ独立に動くように設置されているので、両方の足を同時に持ち上げる必要なく、片側の足を使って一つづつ退避させることが可能になる。なお、フットレスト21,23は底板5に固定される軸受け37に支持され回転する。
【0026】
なお、フットレストの退避する方向は、ここで説明したように前後方向に限定されるものではなく、従来の折畳式の車椅子に一般に適用される左右に開く形体あっても一向に差し支えない。ただし、この場合は回転軸が車椅子の前方に突き出るので、食事等のため車椅子に座ったままで机に向かうと、回転軸が机の支柱等にぶつかり深く座れない欠点が生ずる。
【0027】
以上の説明では、本発明を電動車椅子に適用した場合で説明したが、これに限定されるものではなく、人力で動かす車椅子に適用してもよいことは言うまでもない。
【0028】
また、以上の説明では、本発明を4つの車輪で移動する電動車椅子に適用した場合で説明したが、これに限定されるものでなく、3つの車輪、あるいは4つ以上の車輪で移動する車椅子に適用してもよいことは言うまでもない。
【0029】
また以上の説明では、フレームは2枚の板を複数のステムで結合した形状を基本構造とし、車輪はフレームに底板を介して固定されると説明したが、これに限定されるものではなく、従来よりよく利用されるパイプ等を組み合わせた構造であってもよい。この場合、ロック機構における切り欠きはパイプ構造体に設置等の工夫が必要になる。
【0030】
また、前部車輪は自在キャスター、後部車輪は固定車輪の場合で説明したが、前部車輪を固定車輪とし、後部車輪を自在キャスターとしてもよい。
【0031】
また、着座部1を動かすスプリングは、金属やセラミック製であってもよいが、空気圧や液体圧を利用したばねであってもよい。ただし、ダンピング付であることが望ましい。更に、油圧駆動等のアクティブ要素を用いてもよい。
【0032】
また、アームレスト31は、左右にあって、底板5に固定されていると説明したが、必ずしもこの必要はなく、着座部1に固定するようにしても、また左右のどちらか一方のみに設置しても、また設置しなくてもよい。それは、利用者の腕の状態によって決めるのがよい。全く設置しない場合には、コントロールボックス27は着座部1に設置することになる。
【0033】
また、着座部1はプラスティック製と説明したが、これに限定されるものではなく、金属製、木製等であってもよい。
【0034】
【発明の効果】
請求項1によれば、水平配置状態と傾斜配置状態を体重の重心移動により切り替え可能としたので立ち上がり易い車椅子を実現できる。
【0035】
請求項2によればフレームの前部でかつ下部近傍に回転軸を設けて前記着座部を回転可能とすることにより、前記水平配置状態と前記傾斜配置状態を単純な機構により切り替え可能としたので安価な車椅子を実現できる。
【0036】
請求項3によれば前記水平配置状態に対して前記傾斜配置状態は10cm〜30cm前方にあり、10度〜30度傾斜するようにしたので、極めて立ち上がり易い車椅子を実現できる。
【0037】
請求項4によれば水平配置状態は車椅子の移動時には機械的ロック状態にあり、車椅子の停止時にロック状態を解除することにより、傾斜配置状態に切り替え可能としたので、安全な立ち上がり車椅子を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を電動車椅子に適用した実施例の斜視図
【図2】本発明の着座部の水平配置状態と傾斜配置状態を説明する図
【図3】本発明のロック機構の詳細を示す図
【図4】本発明のロック機構の動きを示すための図
【図5】本発明のフットレストの動きを説明するための図
【符号の説明】
1 着座部
3 フレーム
5 底板
7 自在キャスター
9 固定輪
11 板
13 板
15 ステム
17 回転軸
19 ロック機構
21 フットレスト
23 フットレスト
25 駆動ユニット
27 コントロールボックス
29 ジョイスティック
31 アームレスト
33 押し棒
35 フレームの軸受け
37 フットレストの軸受け
101 水平配置状態にある着座部
103 傾斜配置状態にある着座部
105 スプリング
107 鎖
109 固定具
201 切り欠き
203 切り欠き
205 爪
207 爪
209 軸受け
211 軸
213 アーム
215 ワイヤ
217 スプリング
219 引っ張り方向を示す矢印
221 回転方向を示す矢印
301 移動方向を示す矢印
303 角
305 頭部
307 動きの方向を示す矢印
401 回転方向を示す矢印
【発明の属する技術分野】
本発明は車椅子に関し、特に立ち上がりが容易な車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
超高齢者社会を向かえつつある現在、高齢者が生活し易い環境を整えることが重要な社会的課題である。一口に高齢者と言っても、寝たきりの痴呆老人から、若者と変わらない元気老人まで様々であるが、現在位置から多少離れた目的位置まで歩行して移動することが困難な高齢者が数多く存在する。このような高齢者用として車椅子がよく使用されるが、大別して人力で動かすタイプと電動タイプがある。しかし、いずれのタイプの場合も移動する機能に主眼が置かれ、ベット、便器等から車椅子あるいはその逆の乗り降りの動作に必要な立ち上がり機能に対して考慮はほとんど払われていない。車椅子の利用者にとって、車椅子からの乗り降り動作は、移動動作とともにほとんどの動作の元になるが、大抵の場合、利用者が苦労して乗り降りするか、介護人の補助の下に乗り降りするかであり、利用者の転倒による骨折、介護者の腰痛等を招く懸念がある。
【0003】
車椅子からの乗り降り動作を補助する機能、主として座った状態から立ち上がる動作に関する従来の技術には以下のようなものがある。
【0004】
車椅子利用者が用便等で車椅子で移動して起立する場合に自力で着座姿勢より起立姿勢をとることができることを目的とした起立用車椅子がある。そこにおいては、着座部はほぼ水平位置かあるいは垂直位置となるように、回動可能に設けられたリンク機構によってなされているが、利用者を着座姿勢より完全な起立状態とするため、複雑なリンク構造を使用せざるを得ず、高価となる欠点がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
また、車椅子ではないが、立ち上がり補助機能を備えた便器がある。用便後に楽に立ち上がることができるように、着座椅子の前部を回転中心として後部をスプリングで持ち上げるのみの機能であるので立ち上がり易さには限界がある(例えば、特許文献2参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−569号公報(第1−6頁、第4図、第5図)
【特許文献2】
特開2001−238916号公報(第1−6頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
立ち上がりの動作が容易に行える車椅子を安価に実現するため、人間の立ち上がり動作のボディメカニックスを考慮し、かつ簡単な機構で立ち上がりを補助する補助具を具備した安価な車椅子を実現することに本発明の課題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、人間が着座した状態から楽に立ち上がるためには前屈とともに体の重心を足の着地位置より前方向に移動することが必要である、を基本方針とするものである。
【0009】
現在よく使用される車椅子は、パイプ等で組まれたフレーム構造体であり、その前部を左右に配置された2個の自在キャスターで、後部を左右に配置された2個の固定車輪で支持して移動可能とした車椅子が一般的であり、本発明においてもこの基本構造を採用する。なお固定車輪とはここではその車輪を回転自由に支持する軸がフレームに固定されていることを意味する。
【0010】
しかし、利用者が座る着座部は、車椅子の移動時には楽な着座姿勢をとることができるように水平面に対してほぼ平行となるような水平配置状態とし、目的位置に到着し車椅子が停止後、立ち上がろうとする場合、利用者の体重の重心移動により着座部を水平配置状態より体の前方でかつ傾斜させた傾斜配置状態とすることにより、前述の基本方針を実現して、立ち上がり易い車椅子を安価に実現することが第1の目的である。
【0011】
着座部の水平配置状態と前記傾斜配置状態はフレームの前部でかつ床に近い下部近傍に回転軸を設けて、着座部を回転可能とすることにより、極めて簡単な機構で両配置状態を切り替え可能として、安価に実現することが第2の目的である。
【0012】
更に、水平配置状態に対して前記傾斜配置状態を10cm〜30cm前方にあり、10度〜30度傾斜となるように、フレームの回転軸の位置を選択することにより、簡単な機構で、立ち上がり易い車椅子を実現することが第3の目的である。
【0013】
また、車椅子で移動中何かの都合で前かがみになり、体の重心が前方に移動した際、利用者の意に反して着座部が水平配置状態より傾斜配置状態になり、利用者が車椅子より落ちないように、車椅子の移動時には着座部は機械的ロック状態とした。車椅子の停止時に立ち上がろうとする場合には、このロック状態を解除することにより、前記傾斜配置状態に切り替え可能とした。このロック機構により安全で、立ち上がり易い車椅子を実現することが第4の目的である。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を電動車椅子に適用した場合の斜視図である。着座部1は野球場のベンチ等で利用される、背凭れのあるプラスチック製品である。着座部1はフレーム3で支持され、フレーム3は底板5を介して、その前部を前部車輪である自在キャスター7で左右を、またその後部を後部車輪である固定車輪9で左右を支持され、移動可能になっている。フレーム3の基本構造は、左右に配置された2枚の金属、プラスチックあるいは木製等の板11、13を複数のステム15で固定した構造体である。フレーム3の上部に固定された固定具109(図2参照)を介して着座部1はフレーム3に固定される。フレーム3および着座部1は底板5に対して、回転軸17を回転中心として回転可能となっている(これに関しては後で詳述する)。また、フレーム3の後部にあるロック機構19により通常フレーム3は底板5に対して固定される。底板5の前部にはフットレスト21、23があり、後部には固定車輪9を駆動するモータや減速機が収容される駆動ユニット25が配置される。
【0015】
また、着座部1の両側には底板5にその底部を支持されるアームレスト31があり、着座部1の背凭れ部の後部において、左右のアームレスト31を繋ぐ形で、介護人がこの車椅子を押すための押し棒33がある。ここで説明している車椅子は、電動のため普段はこの押し棒33は必要ないが、電動機能が故障等した場合に、この押し棒33を介護人は押して車椅子を移動する。
【0016】
また、アームレストの前部にはコントロールボックス27があり、利用者はコントロールボックス27のジョイスティック29により、前進、後進の速度制御および左右への操舵を行うことが出来る。コントロールボックス27の出力は制御回路および駆動回路を介して駆動ユニットに入るが、これらに関しては既存の技術により実現できるので省賂し、また図でも描かれていない。
【0017】
コントロールボックス27の位置は、着座している利用者の手が容易に届き、ジョイステック29を操作出来るところであれば、どこでもよく着座部1の前部であってもよく、また図では利用者にとって右側に配置したが、左側であってもよい。
【0018】
図2は着座部1の動きを説明するための図である。図において破線で示される着座部101は水平配置状態を示しており、利用者が安定した着座をする際、尻のあたる部分がほぼ水平になるので水平配置状態と称す。これに対して、着座部103は傾斜配置状態を示しており、水平配置状態に対して図中Aで示す距離だけ前方にあり、図中Bで示す角度だけ前方に傾いている。これは、着座部1を固定した板11、13の前部でかつ下部の近傍に回転軸17を設けて、この軸を回転中心として回転可能な構造により実現される。
【0019】
具体的には、Aは10cm〜30cm、またBは10度〜30度となるように回転軸の位置は決められている。なお、回転軸17は、底板5に固定された軸受け35(図1参照)により支持される。AとBの関係は回転軸17の位置が決まれば一対一で決まる。図1では回転軸17を底板5より上側、すなわち着座部1側に設置した場合で示したが、AとBの選定の自由度を増すために、回転軸17を底板5より下側に設定してもよい。
【0020】
また、フレーム3の上部に固定された固定具109の裏側の中央部分あるいはその附近にはスプリング105の一端が回転自由状態で固定され、他の一端は底板5に回転自由の状態で固定されている。利用者が車椅子から立ち上がろうとする場合、利用者が足を床につき、体を前屈にして、体重の重心を前方に移動すると、着座部1に作用する垂直方向の荷重が減少するため、スプリング105が体重に打ち勝って伸び、水平配置状態から傾斜配置状態への変換が行われる。スプリング105は1本の場合、着座部1の幅方向(着座した人には左右方向)に対してはほぼ中央部に設定するのが力のバランス的に好ましく、又2本を使用する場合は、着座部1の幅方向に対してほぼ均一に振り分けることが好ましい。
【0021】
着座部1の傾斜配置状態の角度の上限は機械的なリミッターで制限する。これに限定されるものではないが、例えば図では鎖107を使用して制限する場合を示している。鎖107の一端はステム15のひとつに結合され、他の一端は底板5に結合され、鎖107が伸びきった以上には着座部1は前方に倒れない。傾斜配置状態の角度はこの鎖107の長さの調整により行う。なお、図2においてはフットレスト21,23、アームレスト31等は省略されている。
【0022】
次にロック機構19について図3で説明する。機械的なロックは、板11、13の後部に設けられた切り欠き201、203と爪205、207のかみ合いによってなされる。爪205、207は底板5(図1参照)に固定される軸受け209に支持される軸211にアーム213とともに固定される。すなわち、アーム213がその先端部に結合されるワイヤ215により、スプリング217の力に打ち勝って、矢印219で示される方向に引っ張られると、爪205、207は一体となって、矢印221の方向に回転する。ワイヤ215は人力あるいは電気的な力で引っ張られるが、この方法に関しては既存の技術で実現できるのでここでは省略する。この回転動作により、爪205、207が切り欠き201、203より外れると、着座部1は水平配置状態から傾斜配置状態に変換できる状態になる。
【0023】
図4(a)、(b)、(c)は、傾斜配置状態から水平配置状態になる時にロック機構が働く様子を示す図である。図4(a)は、板13が回転軸17を中心に回転している傾斜配置状態を示しており、爪207と切り欠き203は完全に離れている。ワイヤ215はこの時弛緩状態にあり、スプリング217のばね力により、爪207は回転軸211に対し、反時計回りの限界位置にあることを示している。なおこの図において限界位置を決めるリミッターの機構は省略されている。板13が矢印301で示す方向に移動し、その角部303が爪207の頭部305と接し、更にこの動きが進むと爪207は、矢印307で示す方向に動き始める。この動きが滑らかに進むように板13の角303および爪207の頭部305には適度な丸味がつけられている。図4(c)で示すように、板13が水平配置状態になると、爪207と切り欠き203がかみ合い、ロック状態になる。このロック状態では、ワイヤ215は弛緩状態にあり、爪207はスプリング217の引っ張り力により反時計回りの方向に動こうとし、また板13が傾斜配置状態に戻ろうとして爪207を押し上げても、切り欠き203と爪207の形状はセルフロックとなるような形状に工夫されているので、板13は爪207を外さない限り傾斜配置状態には戻らない。
【0024】
ここでは切り欠き203は板13に直接設けたが、強度的に懸念される場合は、超硬金属等を噛み合い部分に接着、溶接、ねじ留め等の手段により適用すればよい。
【0025】
次にフットレスト21,23の動きについて図5で説明する。フットレストは利用者が車椅子で移動中に足を乗せておく台であるが、立ち上がる際には、足を床に着けて立ち上がる必要がある。従って、立ち上がる際には、このフットレストが邪魔になるので、図中矢印401で示す方向に回転させ、着座部1の下側に退避させる。この退避は介護者が行ってもよいが、利用者が自分の足を使って行ってもよい。フットレスト21,23はそれぞれ独立に動くように設置されているので、両方の足を同時に持ち上げる必要なく、片側の足を使って一つづつ退避させることが可能になる。なお、フットレスト21,23は底板5に固定される軸受け37に支持され回転する。
【0026】
なお、フットレストの退避する方向は、ここで説明したように前後方向に限定されるものではなく、従来の折畳式の車椅子に一般に適用される左右に開く形体あっても一向に差し支えない。ただし、この場合は回転軸が車椅子の前方に突き出るので、食事等のため車椅子に座ったままで机に向かうと、回転軸が机の支柱等にぶつかり深く座れない欠点が生ずる。
【0027】
以上の説明では、本発明を電動車椅子に適用した場合で説明したが、これに限定されるものではなく、人力で動かす車椅子に適用してもよいことは言うまでもない。
【0028】
また、以上の説明では、本発明を4つの車輪で移動する電動車椅子に適用した場合で説明したが、これに限定されるものでなく、3つの車輪、あるいは4つ以上の車輪で移動する車椅子に適用してもよいことは言うまでもない。
【0029】
また以上の説明では、フレームは2枚の板を複数のステムで結合した形状を基本構造とし、車輪はフレームに底板を介して固定されると説明したが、これに限定されるものではなく、従来よりよく利用されるパイプ等を組み合わせた構造であってもよい。この場合、ロック機構における切り欠きはパイプ構造体に設置等の工夫が必要になる。
【0030】
また、前部車輪は自在キャスター、後部車輪は固定車輪の場合で説明したが、前部車輪を固定車輪とし、後部車輪を自在キャスターとしてもよい。
【0031】
また、着座部1を動かすスプリングは、金属やセラミック製であってもよいが、空気圧や液体圧を利用したばねであってもよい。ただし、ダンピング付であることが望ましい。更に、油圧駆動等のアクティブ要素を用いてもよい。
【0032】
また、アームレスト31は、左右にあって、底板5に固定されていると説明したが、必ずしもこの必要はなく、着座部1に固定するようにしても、また左右のどちらか一方のみに設置しても、また設置しなくてもよい。それは、利用者の腕の状態によって決めるのがよい。全く設置しない場合には、コントロールボックス27は着座部1に設置することになる。
【0033】
また、着座部1はプラスティック製と説明したが、これに限定されるものではなく、金属製、木製等であってもよい。
【0034】
【発明の効果】
請求項1によれば、水平配置状態と傾斜配置状態を体重の重心移動により切り替え可能としたので立ち上がり易い車椅子を実現できる。
【0035】
請求項2によればフレームの前部でかつ下部近傍に回転軸を設けて前記着座部を回転可能とすることにより、前記水平配置状態と前記傾斜配置状態を単純な機構により切り替え可能としたので安価な車椅子を実現できる。
【0036】
請求項3によれば前記水平配置状態に対して前記傾斜配置状態は10cm〜30cm前方にあり、10度〜30度傾斜するようにしたので、極めて立ち上がり易い車椅子を実現できる。
【0037】
請求項4によれば水平配置状態は車椅子の移動時には機械的ロック状態にあり、車椅子の停止時にロック状態を解除することにより、傾斜配置状態に切り替え可能としたので、安全な立ち上がり車椅子を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を電動車椅子に適用した実施例の斜視図
【図2】本発明の着座部の水平配置状態と傾斜配置状態を説明する図
【図3】本発明のロック機構の詳細を示す図
【図4】本発明のロック機構の動きを示すための図
【図5】本発明のフットレストの動きを説明するための図
【符号の説明】
1 着座部
3 フレーム
5 底板
7 自在キャスター
9 固定輪
11 板
13 板
15 ステム
17 回転軸
19 ロック機構
21 フットレスト
23 フットレスト
25 駆動ユニット
27 コントロールボックス
29 ジョイスティック
31 アームレスト
33 押し棒
35 フレームの軸受け
37 フットレストの軸受け
101 水平配置状態にある着座部
103 傾斜配置状態にある着座部
105 スプリング
107 鎖
109 固定具
201 切り欠き
203 切り欠き
205 爪
207 爪
209 軸受け
211 軸
213 アーム
215 ワイヤ
217 スプリング
219 引っ張り方向を示す矢印
221 回転方向を示す矢印
301 移動方向を示す矢印
303 角
305 頭部
307 動きの方向を示す矢印
401 回転方向を示す矢印
Claims (4)
- 着座部を支持するフレームを複数の車輪で支持して移動可能とした車椅子において、
前記着座部は、前記車椅子の移動時には楽な着座姿勢をとることができる水平配置状態とし、
前記車椅子の停止時に立ち上がり動作に移行する時には立ち上がり易い姿勢をとることができる、前記水平配置状態に対して前方にありかつ傾斜させた傾斜配置状態とし、
前記水平配置状態と前記傾斜配置状態を体重の重心移動により切り替え可能としたことを特徴とする立ち上がり補助機構付き車椅子 - 前記フレームの前部でかつ下部近傍に回転軸を設けて前記着座部を回転可能とすることにより、前記水平配置状態と前記傾斜配置状態を切り替え可能としたことを特徴とする請求項1に記載の立ち上がり補助機構付き車椅子
- 前記水平配置状態に対して前記傾斜配置状態は10cm〜30cm前方にあり、10度〜30度傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の立ち上がり補助機構付き車椅子
- 前記水平配置状態は前記車椅子の移動時には機械的ロック状態にあり、前記車椅子の停止時に前記ロック状態を解除することにより、前記傾斜配置状態に切り替え可能としたことを特徴とする請求項1に記載の立ち上がり補助機構付き車椅子
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002383251A JP2004195138A (ja) | 2002-12-16 | 2002-12-16 | 立ち上がり補助機構付き車椅子 |
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Publications (1)
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JP2004195138A true JP2004195138A (ja) | 2004-07-15 |
Family
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004195138A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011200333A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-13 | Saitou Kobo:Kk | 立ち上がり補助装置 |
WO2014168080A1 (ja) * | 2013-04-09 | 2014-10-16 | 株式会社馬場家具 | 補助機構付きチェアー |
CN113041046A (zh) * | 2021-03-09 | 2021-06-29 | 华中农业大学 | 一种辅助起立装置 |
-
2002
- 2002-12-16 JP JP2002383251A patent/JP2004195138A/ja active Pending
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CN113041046A (zh) * | 2021-03-09 | 2021-06-29 | 华中农业大学 | 一种辅助起立装置 |
CN113041046B (zh) * | 2021-03-09 | 2022-10-14 | 华中农业大学 | 一种辅助起立装置 |
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