JP5911559B2 - 身体障害者のための移動装置 - Google Patents

身体障害者のための移動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5911559B2
JP5911559B2 JP2014501614A JP2014501614A JP5911559B2 JP 5911559 B2 JP5911559 B2 JP 5911559B2 JP 2014501614 A JP2014501614 A JP 2014501614A JP 2014501614 A JP2014501614 A JP 2014501614A JP 5911559 B2 JP5911559 B2 JP 5911559B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
person
mobile device
chassis
handicapped
sitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014501614A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014509543A (ja
Inventor
ネカティ ハチカドゥオウル,
ネカティ ハチカドゥオウル,
エネス カニデミル,
エネス カニデミル,
Original Assignee
マティア ロボティクス メカトロニック システムラー エイアール − ジーイー ミュヘンディスリク ヤジリム サナイ ヴェ ティカレット アノニム スィルケティ
マティア ロボティクス メカトロニック システムラー エイアール − ジーイー ミュヘンディスリク ヤジリム サナイ ヴェ ティカレット アノニム スィルケティ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by マティア ロボティクス メカトロニック システムラー エイアール − ジーイー ミュヘンディスリク ヤジリム サナイ ヴェ ティカレット アノニム スィルケティ, マティア ロボティクス メカトロニック システムラー エイアール − ジーイー ミュヘンディスリク ヤジリム サナイ ヴェ ティカレット アノニム スィルケティ filed Critical マティア ロボティクス メカトロニック システムラー エイアール − ジーイー ミュヘンディスリク ヤジリム サナイ ヴェ ティカレット アノニム スィルケティ
Publication of JP2014509543A publication Critical patent/JP2014509543A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5911559B2 publication Critical patent/JP5911559B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G5/00Chairs or personal conveyances specially adapted for patients or disabled persons, e.g. wheelchairs
    • A61G5/10Parts, details or accessories
    • A61G5/14Standing-up or sitting-down aids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G5/00Chairs or personal conveyances specially adapted for patients or disabled persons, e.g. wheelchairs
    • A61G5/04Chairs or personal conveyances specially adapted for patients or disabled persons, e.g. wheelchairs motor-driven
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G5/00Chairs or personal conveyances specially adapted for patients or disabled persons, e.g. wheelchairs
    • A61G5/10Parts, details or accessories
    • A61G5/1089Anti-tip devices
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G7/00Beds specially adapted for nursing; Devices for lifting patients or disabled persons
    • A61G7/10Devices for lifting patients or disabled persons, e.g. special adaptations of hoists thereto
    • A61G7/1013Lifting of patients by
    • A61G7/1017Pivoting arms, e.g. crane type mechanisms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G7/00Beds specially adapted for nursing; Devices for lifting patients or disabled persons
    • A61G7/10Devices for lifting patients or disabled persons, e.g. special adaptations of hoists thereto
    • A61G7/1013Lifting of patients by
    • A61G7/1019Vertical extending columns or mechanisms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G2203/00General characteristics of devices
    • A61G2203/10General characteristics of devices characterised by specific control means, e.g. for adjustment or steering
    • A61G2203/14Joysticks
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G2203/00General characteristics of devices
    • A61G2203/30General characteristics of devices characterised by sensor means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G2203/00General characteristics of devices
    • A61G2203/30General characteristics of devices characterised by sensor means
    • A61G2203/32General characteristics of devices characterised by sensor means for force
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G7/00Beds specially adapted for nursing; Devices for lifting patients or disabled persons
    • A61G7/10Devices for lifting patients or disabled persons, e.g. special adaptations of hoists thereto
    • A61G7/1073Parts, details or accessories
    • A61G7/1082Rests specially adapted for
    • A61G7/1096Knee, upper or lower leg

Description

本発明は、身体障害者のための移動装置であって、身体障害者が付加的な補助なしで建物の内側及び外側を自由に移動することができると共に、日常生活の仕事を行うことができるようにする移動装置に関する。
身体障害者用の移動装置は、近年では、手動又は電動車椅子の種類で提供されている。このような装置により、身体障害者の移動は日常生活において大いに改善されている。しかしながら、このような電動又は手動車椅子は、非常に場所をとり、建物の内側又は外側の或る場所には殆ど又は全く接近することができないという欠点を有している。車椅子は、一般的に、人が座ることができるように設計されている。これに対応して、車椅子には座席又は座面若しくは座席クッションが設けられている。
新たな開発において、身体障害者の移動は、車椅子が着座位置から立ち位置又は斜めに横たわる位置への人の起立を可能にしたという点で更に改善されている。
全ての電動及び手動車椅子にとり、身体障害者が着座位置から(例えばベッドから又は座家具から)車椅子の座席へ近づくことが困難であることは共通している。この目的のために、従来技術においては、例えば米国特許第5,411,044号、同第4,704,749号、同第4,569,094号又は同第7,392,554 B1号に開示されているようなリフト装置が提案されている。このようなリフト装置により、身体障害者は、通常は補助者により、例えばベッドから自身を吊り上げ、車椅子に着座させることができる。
国際特許出願公開第WO96/11658号公報は姿勢変更システムを開示しており、該システムにおいて、患者は該患者の姿勢を着座位置から立ち位置へ及びその逆に変更するための上下に移動され得るアームに固定される。一実施例において、該姿勢変更システムは、患者が付き添いの補助無しで目的箇所に自由に移動することができるための駆動輪及び座席を有している。このリフト装置は、姿勢変更の間に補助者が患者を支援するような病院において使用されることを主に意図しているという点で不利である。従って、該装置は非常に嵩張っており、補助者が当該装置を移動することができるハンドルを有している。このように、提示されている装置は、身体障害者により日常生活において自身で使用され、斯かる身体障害者の生活の質を改善するには殆ど適していない。
米国特許第6,446,742 B1号からは、身体障害者用の動力により駆動される台付き車両(platform
vehicle)が知られており、人が台(プラットフォーム)上に立ち、動力により駆動され動き回ることができる。しかしながら、この車両が不利なのは、通常の車椅子と同様に、ユーザは車両に乗り込むのが困難であり、屋外の使用のために設計されているので非常に場所をとるということである。従って、該車両は建物内では非常に限られた方法でしか使用することができない。
米国特許第5,411,044号 米国特許第4,704,749号 米国特許第4,569,094号 米国特許第7,392,554 B1号 国際特許出願公開第WO96/11658号公報 米国特許第6,446,742 B1号
上述した従来技術に基づいて、本発明の課題は、身体障害者のための移動装置であって、上述した欠点を克服すると共に、特に身体障害者に対して改善された移動性及び自由度を提供する移動装置を提供することである。特に、身体障害者の移動性は、建物内で日常生活において余り外部補助を必要とせず且つ車椅子又はリフト装置等の装置を余り必要としないように改善されるべきである。更に、本発明により、別の通常の座家具の使用が可能にされねばならない。更に、建物内での人の自由な動きが、座家具又はベッドから車椅子への移乗の必要性無しに可能にされるべきである。
上述した課題は、請求項1による身体障害者のための移動装置により、及び請求項29による着座した身体障害者を起立させると共に立ち位置の該身体障害者を自己駆動型移動装置上に固定する方法により解決される。
特に、上述した課題は、身体障害者のための移動装置であって、当該移動装置全体を移動するための少なくとも1つのモータを備えたシャーシと、下端において上記シャーシに回動可能に取り付けられた回動アームと、該回動アームの上端に取り付けられた骨盤支持具とを有し、身体障害者は、骨盤支持具が取り付けられた状態で座ることができ、当該移動装置により上記シャーシ上での立ち位置で(立ち姿勢で)移動することができ、且つ、自身で着座位置(着座姿勢)から立ち位置(立ち姿勢)へ移行することができ、上記身体障害者の身体に直接接触するエレメントを除き、該着座している身体障害者の腰の高さより上に延びる当該移動装置の全てのエレメントは、この高さ又はそれ以下に低下させ又は移動することができる移動装置により解決される。
上記骨盤支持具は上記シャーシに回動可能に接続された回動アームの上端に接続されているので、1日を過ごす間における当該身体障害者(人)は、当該移動装置上に連続して着座し又は起立する必要性無しに、より長い期間にわたり該移動装置に固定され得る。当該人は任意の座家具を使用することができ、それでいて、当該移動装置に接続されたままである。当該人が別の場所へ行きたいと望む場合、該人は当該移動装置の回動アーム及び骨盤支持具により自身を立ち位置まで起立させることができ、該移動装置上での立ち位置で上記所望の場所まで走行することができる。このように、当該人は移動装置から切り離す必要性なしに一日中連続して該移動装置を使用することができる。更に、専らの上記骨盤支持具による乗り込みにより、身体障害者は補助者の支援無しで自身を当該装置に固定すると共に該装置を使用することができる。
所望なら、当該人は自身を再び座家具又はベッド上に降下させることができる。これにより、座家具から車椅子への、及び該車椅子から他の座家具への乗り換えは完全に省略される。これに対応して、該人は斯かる面倒な行動から解放され、全体として移動性を大いに得ることになる。これにより、身体障害者が車椅子に座ったままでいる時間が減少され、このことは該身体障害者の健康に対して特に好ましい効果を有する。
当該移動装置の補助により立ち位置で動き回ることにより、当該人は洗濯、料理、作業等の日常生活の活動を大幅に容易化された態様で行うことが可能にされるか、又は斯様な作業がとにかく可能にされる。身体障害者の到達範囲は非障害者の到達範囲の80%までにも増加する。
着座した人の腰の高さより上に延びる当該移動装置の全てのエレメント(通常、立ち位置で走行するために必要とされる)は、この高さより下に低下させ又は移動させることができるので、当該移動装置を、当該身体障害者が該移動装置から切り離されることなく机に向かって座って作業することができるように、例えば通常の机の下に移動させることができる。このことは、1日の過程において場所の容易且つ迅速な変更を可能にする。更に、当該移動装置は、当該人が座って、例えばTVを見ている場合、前方の視界を悪化させることがない。一方、上記エレメントが所要の高さまで上昇された場合、当該人の良好な支持及び安全な輸送が可能となる。当該人が自身を自身で立ち位置まで引き上げるのを可能にするためには、腰の高さより上に、例えば1.2mの高さにハンドル又は握りを有することが特に必要である。
通常、当該移動装置を使用する着座した人の腰の高さは、地面から約0.5m〜0.85m、好ましくは約0.55m〜0.75m、より好ましくは地面から約0.6m〜0.7mである。幾つかの例外的な場合において、例えば非常に大きな若しくは非常に小さな人又は普通でない座家具の場合、腰の高さは異なる高さにあり得る。この点に関しては、当該移動装置は実際の人及び使用される家具に適合可能である。いずれにせよ、本発明にとっては、着座した人による使用の間において腰の高より上に延びる当該移動装置の全てのエレメントを、この高さ以下に低下させることができ、当該人に対する完全な視界及び通常の机又は他の家具の使用を可能にすることが重要である。身体に直接接触して該身体を支持しているエレメントは、勿論、腰の高さより上に留まることができる。従って、例えば前記骨盤支持具は、身体障害者の上半身の支持が可能とされるような程度に上方に延長することができる。固定ベルト等も、当該移動装置の機能を悪化させることなく、腰の高さより上に延びることができる。
従って、当該移動装置は身体障害者の生活の質を本質的に改善する。身体障害者を回動アームに骨盤支持具により固定することにより、該身体障害者は上半身を動かし及び通常の座家具を使用する自由度を妨害されることもない。例えば、該身体障害者は何の問題もなく台所家具のウォールユニットに届くことができる。加えて、該身体障害者は自身を自身で当該移動装置の骨盤支持具に固定することができ、外部の助けを必要としない。更に、当該移動装置に固定されている着座した人には、視覚の制限も生じない。全体として、移動装置によれば、身体障害者は外部の助けなしで日常生活の殆ど全ての仕事を行うことができ、このことは生活の質を大幅に向上させる。
好ましくは、当該移動装置は、前記シャーシに移動可能に、好ましくは伸縮可能に支持された握り装置を更に有し、該握り装置は身体障害者が自身を自身で立ち位置へと起立させるのを可能にする。該握り装置は、折り畳み可能とすることもできる。
好ましくは、当該身体障害者のための移動装置の上記握り装置は、下方に折り畳み可能な2つの握り有する。もし必要なら、当該移動装置の全体の高さを更に減少させるために、上記握りは下方に折り畳むことができる。
好ましくは、前記回動アーム及び上記握り装置は、座っている人の腰の高さよりも高い位置まで移動することができる。この構成は、当該人の自己起立及び当該移動装置による立ち位置での安全な走行を可能にする。
好ましくは、当該移動装置は人用の座席を有さない。この構成は、一日の過程において任意の座家具を使用することを可能にすると共に、当該移動装置を身体から切り離し、新たに身体に接続することを要さない。一日の間において当該移動装置を連続的に“装着する”ことは、車椅子等へ乗り換える必要性無しに、家の中での場所の迅速且つ容易な変更を可能にする。
好ましくは、前記骨盤支持具に少なくとも1本の固定ベルトが取り付けられる。この固定ベルトは、人を該骨盤支持具に便利な態様で固定するよう作用し、該人が当該移動装置に永久的に固定されたままとすることを可能にする。従って、身体障害者は日常生活において、座っている間に悪影響を受けることなく、あたかも着物のように該移動装置を常に装着することができる。
好ましくは、当該移動装置は、身体障害者の身体の上側部分を固定するための上側固定ベルト及び身体障害者の骨盤を固定するための下側固定ベルトを有する。この2本組み設計の固定ベルトは、走行のための一層良好な安定性を提供する。更に、これら固定ベルトは、当該人が立ち位置から座るために身体を前記握り装置から後方に押し下げねばならない着座動作の間に該人の身体の上側部分を固定する。
好ましくは、上記固定ベルトのうちの少なくとも1本は、前記骨盤支持具内に引き込み可能である。従って、上記固定ベルトの長さは、当該人が座るか又は立つかの事実に従って一日の過程の間で個別に調節し且つ個別に適合させることができる。
好ましい実施例において、前記回動アームは、前記骨盤支持具が座っている人の腹部に接触するように、座っている人が立ち位置まで自身を起立させることができるように、且つ、前記骨盤支持具が当該人の腹部又は前側骨盤を固定することができると共に該人を当該移動装置上において立ち位置で直立に保持するように、座っている人の腰の高さより低い及び高い高さまで回動することができる。上記回動アーム及び骨盤支持具の斯様な構成により、着座の間、起立の間及び当該移動装置による走行の間において、移動装置を固定するという意味での“装着”が可能になる。骨盤支持具は人の腹部又は前側骨盤に接触するので、特に座っている間に邪魔にはならず、当該人が当該移動装置に該装置の後側から侵入し、更なる支援無しに自身を後側から立ち位置へ起立させ得ることを可能にする。これに対応して、一日の過程の間において任意の座家具を使用することができ、非常に迅速且つ簡単な方法で座席の間で乗り換え及び走行することが可能となる。
好ましくは、前記回動アームの当該人の立ち位置までの回動運動は、バネにより、好ましくはロック可能なバネにより、より好ましくはロック可能なガススプリングにより支援される。バネ又はガススプリングによる上記回動アームの回動運動の機械的支援により、着座位置から当該移動装置上の立ち位置への人の起立が容易にされる。上記バネ又はガススプリングは、人が自身を起立させるのを容易にさせるような持ち上げ力を生じさせる。動力駆動の持ち上げとは対照的に、当該人は持ち上げの過程を完全に制御することができ、このことは、身体障害者は時には一時的に脚を真っ直ぐに伸ばすことができない所謂“膝ロッキング”を有するので、特に有利であるか又は必要でさえある。このような状況において当該回動アームが動力駆動のものであると、脚が動力により真っ直ぐにされるので、当該装置によりユーザが重大に負傷される可能性がある。
好ましくは、前記回動アームは、
a.前記回動アームが上下に移動することができる自由モード、
b.前記回動アームが上下の何れにも移動することができないロックモード、
c.前記回動アームが上方にのみ移動することができ、下方には移動することができない起立モード、
d.前記回動アームが下方にのみ移動することができ、上方には移動することができない着座モード、
のうちの少なくとも2つのモードとなるように選択的にロックすることができる。上述したモードのうちの1つを選択することにより、回動アームの持ち上げ及び低下は所望の作業に従って制御することができる。
好ましくは、当該移動装置をユーザに適合させると共に一層大きな範囲の移動を可能にするために、前記回動アームは長さ調整可能とする。
好ましくは、当該移動装置は、該移動装置上に立つ人のために前記シャーシに起立用プラットフォームとしての2つの足置きを更に有し、これら足置きは前輪と後輪との間に配置される。好ましくは、上記足置きは上記シャーシに床から僅かに上に配置され、かくして家庭における通常の家具の使用が可能となるようにする。特に、当該人の立ち位置においても、通常の机の上の物品を掴み及び置くことが可能となるようにする。更に、当該移動装置の全体としての低い高さが得られる。これらの足置きにより(単一のプラットフォームとは対照的に)、当該移動装置上への立ち位置での人の固定及び安定性が、足の位置が定まることにより改善される。前輪と後輪との間の上記足置きの配置は、当該移動装置の安定性を更に向上させると共に、該移動装置を可能な限り小型にさせる。
好ましくは、上記足置きは動力駆動機構により高さ方向に移動可能とされる。この構成は、一方において、当該人の足が移動装置上に留まったままでの座家具への完全な着座を可能にする。他方において、この構成は、当該移動装置への取付のための前記好ましいベルトの容易な固定のために、当該人の上腿を容易い持ち上げることを可能にする。
好ましくは、前記回動アームは、前記骨盤支持具が該回動アームの回動の間に常に同じ向きを有するように平行四辺形装置として構成される。この対策は、特に着座位置からの起立の間において固定の快適さ及び安全性を改善する。
好ましくは、前記回動アームは、該回動アームを回動する間に前記骨盤支持具の向きを維持するためのギアボックス装置を更に有する。該ギアボックス装置は、好ましくは、前記回動アームの一端における第1ギアボックスと、前記回動アームの他端における第2ギアボックスと、上記第1及び第2ギアボックスの入力軸を互いに接続する回転可能な接続軸とを有し、上記第1ギアボックスの回転可能な出力軸は前記骨盤支持具に取り付けられ、上記第2ギアボックスの回転可能な出力軸は前記シャーシに取り付けられる。骨盤支持具の向きを維持するために回動アームにおける上記ギアボックス装置を使用することにより、当該回動アームにおいて指又は手を怪我する危険性は、平行四辺形装置を備える回動アームと比較して、最小化されるか又は除去される。更に、上記ギアボックス装置は回動運動を上記接続軸の回転運動に変換するので、当該回動アームのロック機構は、平行四辺形装置を備える回動アームと比較して、余り強力である必要がない。特に、該ギアボックス装置は、上記接続軸に対して当該回動アームの回転運動を10倍に増加させることができる。従って、該接続軸は、好ましくは、支援駆動部(例えば、電気モータ)に結合するために使用することができる。
好ましくは、当該移動装置は、前記シャーシ上に剛性的に配設された取り外し可能な支持柱を更に有し、前記回動アームは該支持柱を介して前記シャーシに支持される。該支持柱により、前記回動アームの支持部を高さ調整可能な態様で設けることが可能となり、かくして、当該移動装置は、対象となる人に最適に適合することができる。更に、該支持柱は、当該移動装置の重心を可能な限り深く形成すると共に、前記シャーシ全体を可能な限り小型に設計することを可能にする。該支持柱は取り外し可能であるので、当該装置は例えば車により輸送するのが容易である。
好ましくは、当該移動装置をユーザに適合させるために、回動アームの下端が上記支持柱に高さ方向に移動可能に支持されるようにする。
好ましくは、前記シャーシは駆動輪を有し、これら駆動輪は当該移動装置を操縦する(移動させる)ために少なくとも1つのモータにより選択的に駆動される。上記車輪の選択的な駆動により、当該移動装置はユーザにより任意の方向に操縦し及び移動することができる。
好ましくは、当該移動装置は少なくとも1つの多方向車輪(multiway wheel)を有する。多方向車輪は、複数の車輪の装置であり、異なる回転方向に回転することができるように2以上の回転軸を有している。多方向車輪は、例えば、前方向への移動と、これとは垂直な横方向の移動を可能にする。前記シャーシの後部における多方向車輪により、当該移動装置を前輪の周りで回転させることが可能となり、かくして、日常生活の行動(しばしば、当該移動装置の回転を必要とする)を、非常に容易に、且つ、前方及び後方に移動することなく実行することができる。このことは、当該身体障害者の移動性及び到達範囲を更に改善する。
好ましくは、当該移動装置は、少なくとも1つのオムニホイール(omni wheel)、及び/又は少なくとも1つのキャスタホイール、及び/又は前記シャーシの縁部に配設された4つのオムニホイールを有するホロノミック駆動部(holonomic drive)、及び/又は少なくとも2つのメカナムホイール(meccanum
wheels)を有するメカナム駆動部を更に有する。
これらの車輪及び駆動部は、当該移動装置が一層敏捷となり、空間を消費する走行操縦を要せずに如何なる所望の方向(例えば、横方向)へも直接的に移動することができることを可能にする。
好ましくは、当該移動装置は、該移動装置の安定性を向上させるために前記シャーシから伸張可能であると共に該シャーシに引き込み可能な安定エレメントを更に有する。これらの安定エレメントは、例えば立っているユーザが前方に傾斜する(もたれる)場合又はユーザが自身を立ち位置まで起立させる場合に傾斜に対する安定性を改善するために、上記シャーシから自動的に伸張することができる。これら安定エレメントが必要とされない場合、当該移動装置により必要とされる専有面積を最小化するために該安定エレメントは上記シャーシに自動的に引き込まれる。
好ましくは、当該移動装置は、前記支持柱に調整可能な態様で接続された脛骨支持具を更に有する。該脛骨支持具は当該移動装置上における身体障害者の安定した立ち姿勢を確保する。
好ましくは、当該移動装置は、人が該移動装置の動き、特には走行運動を制御することができる制御パネルを更に有する。
好ましくは、上記制御パネルは、ユーザが当該移動装置を遠隔距離から操縦するのを可能にする遠隔制御パネルである。この構成は、当該移動装置を使用するために該移動装置を駐車位置から呼び寄せることを可能にする。更に、この構成は、例えば人が盆を運ぶと同時に当該移動装置を制御することを可能にする。このようにするために、人は当該遠隔制御パネルを上記盆の上に載せ、該パネルを指で制御することができる。
好ましくは、当該移動装置は、人が前記固定ベルトを自身の身体に一層容易に固定することができるように該人の足を支持するためのプラットフォームを前記シャーシの後端部に有する。このようなプラットフォームは、座っている人の足及び上腿を、上記の好ましいベルトを該人の身体に容易に固定することができるように楽に持ち上げることを可能にする。該プラットフォームに加えて又はその代わりに、前述した高さ方向に移動可能な足置きを使用することもできる。
好ましくは、上記プラットフォームは動力駆動機構により高さが調整可能である。これにより、該プラットフォームは、上腿の容易な持ち上げ及び前記固定ベルトの取り付けのために上方に移動させることができる。当該移動装置への容易な乗り込みのために、該プラットフォームは下方に移動させることができる。
前述した課題は、座っている身体障害者を起立させると共に立ち位置の該身体障害者を動力駆動移動装置上に固定する方法であって、(a)動力駆動される操縦可能なシャーシと、該シャーシに回動可能に取り付けられた回動アームと、該回動アームの上端に配設された骨盤支持具と、座っている前記身体障害者の骨盤の高さ以下に低下させることができる握り装置とを有する移動装置を設けるステップと、(b)前記骨盤支持具を前記座っている身体障害者の腹部に固定するステップと、(c)前記握り装置を、前記身体障害者が該握り装置により自身を前記立ち位置まで引き上げるのを可能にする高さまで移動させるステップと、(d)前記身体障害者を前記移動装置のシャーシ上において前記立ち位置に起立させるために前記回動アームを回動するステップとを有する方法によっても解決される。
骨盤支持具は着座した人の腹部に接続され、該人を立ち位置へ起立させるための回動アームが回動されるので、前記移動装置の前述した利点が得られる。特に着座している人が当該移動装置において追加のリフト装置等を要せずに自身を起立させることができるという利点が得られる。更に、この起立は、着座している人の腹部における骨盤支持具の接続により特に容易となり、通常は、該着座している人により筋力によって又は該人自身の機械的支持によって自身で外部からの助け無しで実行することができる。この目的のために、当該人は、好ましくは、十分な高さに調整された前記握り装置で自身を引き上げる。
引き込み可能な前記握り装置は、当該人が座っている場合に前方の視界を悪化させることがなく、当該装置の机の下の駐車を可能にする。これに対応して、身体障害者は、当該作業のために追加の装置又は補助者が必要とされる場合と比較して、当該移動装置により得られる移動性を一層頻繁に利用するようになであろう。
好ましくは、前記骨盤支持具を固定するステップは、当該人を固定ベルトにより包囲するステップを要し、その場合、該人は上腿を持ち上げるために自身の足を前記シャーシの高さ方向に移動可能なプラットフォーム又は後側縁部のプラットフォームに置く。当該人を背中で囲む固定ベルトのみが使用される場合、該人は任意の座家具を使用することができ、それにも拘わらず、場所の素早い変更のために当該移動装置に確実に固定されたままとなる。前記固定するステップの間における足を置くための前記シャーシの特別な後側の縁部又は高さ方向に移動可能なプラットフォームの使用は、当該人の上腿を上記ベルトを容易に固定することができるように持ち上げることになる。
好ましくは、前記骨盤支持具は、着座した人を前記固定ベルトにより取り巻く間に、該人の膝を横方向に支持する。人を固定ベルトにより取り巻く間に、該着座した人の膝を骨盤支持具により一時的に横方向に支持することが好ましいことが分かった。この場合、該人は(望むなら)、固定ベルトを締めるために、何の問題もなく自身を座席から押し離すことができる。
好ましくは、前記回動アームを回動するステップは、バネにより支援されるか又は動力駆動される。この構成は、立ち位置への人の持ち上げを容易にする。
他の好ましい実施例は、従属請求項から得られる。
本発明の好ましい実施例は、図面を参照して後述する。
図1は、着座位置での使用の間における、身体障害者用の移動装置の好ましい実施例の概略側面図である。 図2は、人を固定する過程における、図1の移動装置の側面図である。 図3は、立ち位置への起立の直前の、握りが伸ばされた図1の移動装置の概略側面図である。 図4は、立ち位置への起立の後の、図1の移動装置の概略側面図である。 図5は、握り装置が下降され、立っている人により使用されている間の、図1による移動装置の立体図である。 図6は、図1による移動装置の、該移動装置の全てのエレメントが座っている人の腰の高さまで又はそれより下に下降され、着座した人がリモコンを使用している場合の側面図である。 図7は、図1による移動装置の、人が机に向かって座り、当該移動装置が該机の下に駐車されている場合の側面図である。 図8は、人が自身を立ち位置まで持ち上げる間の、図1による移動装置の側面図である。 図9は、立っている人が前方に傾斜する間の図1による移動装置の立体図である。 図10は、図1による移動装置の、回動アームが持ち上げられ、握り装置が部分的に伸ばされた状態の立体図である。 図11は、図1による移動装置の伸張可能な握り装置の詳細図である。 図12は、図1による移動装置の脛骨支持具の立体詳細図である。 図13は、図1による移動装置の骨盤支持具及び制御パネルを備えた回動アームの立体詳細図である。 図14は、図1による移動装置のシャーシの、安定エレメントが前方及び後方に伸ばされた状態の立体詳細図である。 図15は、多方向車輪の一実施例の立体図である。 図16は、2つの多方向車輪及び2つの駆動輪を有する、図1による移動装置のシャーシの下面側の立体詳細図である。 図17は、1つの多方向車輪及び2つの駆動輪を有する移動装置のシャーシに下面の概略図である。 図18は、1つの多方向車輪及び2つの駆動輪を有する移動装置のシャーシに下面の概略図である。 図19は、3つのオムニホイール及び2つの駆動輪を有する移動装置のシャーシの下面の概略図である。 図20は、オムニホイールの一実施例の立体図である。 図21は、4つの駆動オムニホイールを備えたホロノミック駆動部を有する移動装置のシャーシの下面の概略図である。 図22は、4つのメカナムホイールを備えたメカナム駆動部を有する移動装置のシャーシの下面の概略図である。 図23は、ギアボックス装置を有する回動アームを備えた、身体障害者用の移動装置の他の好ましい実施例の側面図である。 図24は、図23の実施例の回動アームの水平位置での側面図である。 図25は、図23の実施例の回動アームの傾斜位置での側面図である。 図26は、図23の実施例の回動アームの垂直位置での側面図である。 図27は、使用の間に高さ方向に移動するプラットフォームを備えた、身体障害者用の移動装置の他の好ましい実施例の概略側面図である。
以下、本発明の好ましい実施例を、添付図面を参照して説明する。図1〜10は、身体障害者2による使用の間における、身体障害者用の移動装置1の第1の好ましい実施例を示す。
移動装置1は、主要構成要素として、移動可能なシャーシ10、回動アーム20、及び人2の身体に直接接触することが可能な骨盤支持具40を必須的に有している。回動アーム20は、垂直な支持柱70により上記シャーシに接続されている。人2の脛骨を固定するために支持柱70には脛骨支持具60が高さ調整可能な態様で設けられている。人2の骨盤又は上半身を骨盤支持具40に固定するために、該骨盤支持具40には2本組みの固定ベルト30、32が接続されている。ジョイスティック52が接続された制御パネル50により、人2は装置1の移動、特に走行運動を制御することができる。
シャーシ10は少なくとも1つのモータを有し、該モータは好ましくは車輪12、13の少なくとも幾つかを、当該移動装置1が人2により任意の態様で走行され得るように電気的に選択的に駆動する。図1に示されるように、シャーシ10は非常に小さな空間しか必要とせず、特に、着座した人の腰の高さより低い高さ、特には0.5m〜0.85mの、好ましくは0.55m〜0.75mの、より好ましくは0.6m〜0.7mの、更に一層好ましくは0.7m未満の低い高さを有し、該シャーシを図示の椅子のような座家具3の下に何の問題もなく実質的に完全に移動させることができるようにする。
シャーシ10は、更に、前輪12と後輪13との間の右側及び左側に人2の右足及び左足の各々のための足置き14を有している。これら足置き14は、一方においては着座の間及び起立の間において人2の足を良好に支持し、他方においては人2が当該移動装置1上に都合良く立つことを可能にする。足置き14は、固定ベルト30、32による骨盤支持具40の固定を容易にするために着座した人2の上腿を持ち上げるべく、動力機構により高さが可変とすることができる。
当該シャーシ10には、前輪及び後輪12及び13の駆動のための所要のモータ並びに当該移動装置1の電源及び制御電子回路が格納されている。
シャーシ10の前側領域17には、該シャーシ10から上部へと実質的に垂直に支持柱70が立設されている。この支持柱70には、脛骨支持具60が調整可能な態様で支持されている。図12は、該脛骨支持具60を更に詳細に示している。脛骨支持具60は、ホルダ66に取り付けられた2つの凹状のクッション付き脛骨保持具62及び64を有している。ホルダ66は支持柱70に所望の高さで取り付けることができる(図10参照)。ホルダ66は、更に、当該脛骨支持具60の長さ及び向きを調整することを可能にする。これにより、脛骨支持具60は、ユーザ2の脛骨を完全に支持すると共に、当該移動装置1上での該ユーザの安全な立ち位置を保証するように調整することができる。
更に、支持柱70には回動アーム20の下端22が高さ方向に移動可能な態様で支持され、該回動アーム20を身体障害者2に適合させる。
支持柱70はシャーシ10から取り外し可能であり、例えば当該移動装置1の車内での輸送を容易にする。
図13に詳細に見られるように、回動アーム20の下端22にはアクチュエータ26も取り付けられており、該アクチュエータは当該回動アーム20の上方への移動を支援するように作用する。好ましくは、アクチュエータ26は、所望なら異なるモードで回動アーム20の上方への動きを支援する、ロック可能なガススプリングとする。ガススプリングロック装置27により、ユーザ2はガススプリング26のロックモードを所望の行為(座る、起立する、着座する、走行する)に対応して選択することができる。例えば通常のバネ、電動装置又は他の装置等の、回動アーム20をロックするための他のアクチュエータも可能である。
自由モードでは、ガススプリング26は回動アーム20が上下に自由に移動し得ることを可能にする。このモードは人が座っており、当該移動装置による支援が必要とされない場合に使用することができる。
ロックモードでは、ガススプリング26は、回動アーム20の如何なる上下の動きも防止する。このモードは、当該移動装置1で走行している間において又は立っている間に使用することができる。何故なら、回動アームは走行の間には人2の身体を安全に固定しているからである(図4及び5参照)。
起立モードでは、ガススプリング26は回動アーム20が上方に移動するのを可能にすると共に、該回動アーム20を上方に付勢する。しかしながら、該起立モードでは、回動アーム20の下方への移動は当該ガススプリング26により防止される。このモードは、ユーザ2が完全な起立のために幾つかのステップを必要とする場合でも、ユーザ2が自身を立ち位置まで引き上げ得ることを保証する(図3参照)。
着座モードでは、ガススプリング26は回動アーム20が下方に動くことのみを可能にすると共に、この下方への動きを上方への付勢力により減衰させる。このモードでは、回動アーム20の上方への動きは防止される。
回動アーム20は、該回動アーム20の上端23に取り付けられた骨盤支持具40及びジョイスティック52が回動継手により常に実質的に同一の向きに配置されるように、好ましくは2本の平行なロッド24、25の平行四辺形装置として形成される。ロッド24、25は、長さ調整可能なもの、好ましくは当該回動アーム20が個々のユーザ2の必要性(例えば、高さ)に対して長さを調整することができるように、伸縮自在なものとする。
回動アーム20の他の実施例が、図23ないし26に示されている。この実施例において、回動アーム20は、骨盤支持具40の向きを当該回動アーム20の如何なる回動位置においても維持するためにギアボックス装置130、132、136を有している。該ギアボックス装置は、回動アーム20の上端に第1ギアボックス130を有すると共に、回動アーム20の下端に第2ギアボックス132を有している。両ギアボックス130、132は、出力軸144、146の回転運動を入力軸145、147の回転運動へ伝達し、及びその逆を行う一連のギアを含んでいる。出力軸144、146は入力軸145、147に対して垂直に配置されている。ギアボックス130及び132のハウジングは、接続ロッド138又は他の適切な手段により互いに剛性的に接続されている。
入力軸145、147は、接続軸136により互いに接続されている。更に、第1ギアボックス130の出力軸144はブラケット140を介して骨盤支持具40に接続されている。第2ギアボックス132の出力軸146は、他のブラケット142を介して、前記シャーシ10の支持柱70に接続されている。
上記ギアボックス装置130、132、136を備えた回動アーム20の機能は以下の通りである。回動アーム20が上方に押し上げられた場合、ブラケット142は第2ギアボックス132の出力軸146を回転させる。この回転は、入力軸147及び接続軸136の対応する回転を生じさせる。好ましくは、接続軸136の回転運動は、出力軸146の回転運動の倍数とする。
接続軸136の回転は、第1ギアボックス130の入力軸145の回転を生じさせる。この回転は、第1ギアボックス130の出力軸144の対応する回転を生じさせる。両ギアボックス130、132は内部のギアの組みの点で同一である。従って、第2ギアボックス132の出力軸146の回転は、第1ギアボックス130の出力軸144の反対方向の対応する回転へと伝達される。この結果、骨盤支持具40は、回動アーム20が別の回動位置へ回動されたとしても、図24ないし26に見られるように常に初期の向きを維持するようになる。
このような装置は、接続軸136を適切に係合させることにより回動アーム20の動きをロックするために都合良く用いることができる。接続軸136は回動アーム20の回動運動と比較して一層高い回転運動を有しているので、ロックするためには、回動アーム20を直接ロックするのと比較して僅かな力しか必要とされない。
更に、図13に示した第1実施例の平行四辺形装置24、25と比較して、該ギアボックス装置130、132、136は怪我の危険性を最小にする。何故なら、ユーザの手又は指が接近するロッド24、25の間に捕捉されることはあり得ないからである。
更に、ギアボックス装置130、132、136は、電気モータ(図示略)により接続軸136に係合させることにより当該回動アーム20の動きを電動化することを可能にする。
図1及び4に示されるように、骨盤支持具40は、人2が座っている場合、人2の臀部又は腹部4を支持する。この位置での人2は、骨盤支持具40に、上側固定ベルト32及び下側固定ベルト30を有する2本組固定ベルト30、32により固定することができる。上側固定ベルト32は、人2が筋力で上半身を安定させることができない場合に使用することができる。このような場合、人2の上半身は骨盤支持具40の上側延長部42により更に安定化される(図5参照)。図9に見られるように、該上側延長部42は、人2が立ち位置において前方に傾斜したい(もたれたい)場合に折り畳むことができる。
図1に示されるように、この人2の固定法は、任意の座家具3上に座っている間に人2に悪く影響することはない。動作の間において座っている人2に悪く影響することなく別の座家具3と一緒に使用することができるということは、移動装置1の大きな利点である。図7に見られるように、シャーシ10の低い形状並びに回動アーム20及び握り装置80を低くさせることができることにより、当該移動装置1は人2が机6に向かって座っている又はコンピュータに向かって仕事をしている場合にも使用することができる。これらの場合において、移動装置1は実質的に完全に座席3の下及び机6の下に位置される。例えば使用の間には当該移動装置1を使用する人2の腰の高さhより上に伸張されねばならない握り装置80及び回動アーム20の全てのエレメントは、この高さhより下へと下降させ又は移動することができ、かくして当該移動装置は実質的に机の下に位置させることができる(図7参照)。
好ましい実施例において、シャーシ10は、ほぼ長さ0.4〜0.7メートル、高さ0.2〜0.4メートル及び幅0.3〜0.5メートルに過ぎない。これにより、一方においては当該移動装置1を立っている人2により安全に操作することができることが保証され、他方においては座っている人2に悪く影響することがない。
図8、9、14及び18に見られるように、操縦の間における移動装置1の安定性を増加させるために、後側安定エレメント16及び前側安定エレメント17を、シャーシ10から伸張させ又は回動して突出させることができる。このような支持エレメント16、17は、床に当接することにより、人が当該移動装置1により移動し又は起立する場合に傾斜安全性を向上させる。安定エレメント16、17は、図8に示されるように着座する間に、又は図9に示されるように人2が前方にもたれる間にシャーシ10から自動的に伸張され得る。この目的のために、臨界的傾斜状態を検出するために当該移動装置1に作用する力及び/又は加速度を感知するセンサを設けることができる。他の実施例において、安定エレメント17は、人2の上半身を前方から付加的に支持することができる追加の支持エレメント42の位置に依存して自動的に伸張される。代わりに又は加えて、後側安定エレメント16は、回動アーム20が下降され、中間位置にあり又は現在移動している場合に、シャーシ10から自動的に伸張することができる。走行の間には、当該移動装置1の空間消費を最小化すると共に操作の能力を改善するために、安定エレメント16、17は、通常、回動して収納され又は引き込まれる。
図3、10及び11に示されるように、握り装置80は2つの握り82を有し、これら握りによりユーザ2は自身を立ち位置まで引き上げることができると共に、走行中に自身を保持することができる。移動装置1の全体の高さを低減するために、握り82は図11に矢印により示されるように、握り装置80において下方に折り曲げることができる。更に、握り装置80は2本の握り管84、86を有し、これら握り管は支持柱70の2つの管72、74内に伸縮可能に支持されている。この構成は、更に、握り82を所望の高さに、好ましくは腰の高さhより上の位置まで調整することを可能にすると共に、握り装置80を、ユーザ2が机に向かって座りたい又は当該握り装置80を視野外に移動させたい場合に低下させることを可能にする。
図2は、移動装置1を人2の身体に固定する過程における、座家具3上に座っている該人2を示す。この目的のため、人2は好ましくは自身の足をシャーシ10の特別に設けられた後側縁プラットフォーム18に載せ、上腿が椅子3の座面から僅かに持ち上げられるようにする。これにより、人2の膝は横方向にそらされることから骨盤支持具40により都合良く防止される。この位置では、人2が固定ベルト30、32を尻の下に案内し、次いで図1に示されるように骨盤支持具40を自身の身体に安全に固定することが容易となる。
この手順は、図27に示されるような動力機構152により上下に移動され得る高さ方向に移動可能なプラットフォーム150により容易化することができる。これにより、移動装置1は非常に小型にすることができ、もし必要なら、好ましくは骨盤支持具40の固定ベルト30、32を人2の臀部に固定するために該人2の足を動力化態様で持ち上げることができる。
他の例として、足置き14を動力機構により高さ方向に移動可能にすることもできる。この構成は、更に、人の足を当該移動装置上に留めたまま、如何なる座家具にも完全に座ることを可能にする。追加の動力化足置き14は、固定ベルト30,32の容易な固定のために人2の上腿の容易な持ち上げを可能にする。
図2に示されるように、人2は自身を移動装置1の後側から固定する。このことは、当該移動装置1が如何なる座席も有さず、人2を前側からは骨盤支持具40により及び脛骨支持具60により、下側からは足置き14により、且つ、後側からは固定ベルト30、32によってのみ支持するから可能となる。この座席の省略及び当該移動装置1の特別な構成は、人2が移動したい場合に座家具と車椅子との間を乗り換える必要性無しに、例えば椅子、座席又はベッド等の任意の座家具3を使用することを可能にする。更に、この構成は、如何なる他の補助者もなしでの身体障害者自身による移動装置1の固定を容易にする。
人2が筋力により上半身を安定させることができない場合、該人2の上半身を前、横又は後から付加的に支持するための追加の支持エレメント42が設けられている。これらの追加の支持エレメント42は、回動アーム20にも取り付けることができる。図9に見られるように、支持エレメント42は、好ましくは、例えば洗濯している間等の特定の仕事を行っている間に当該エレメントが人2を妨害することがないように該エレメントが折り畳まれ又は引き込まれ得るように設計される。この支持エレメント42の畳み込みは、安定エレメント17がシャーシ10から自動的に伸張されるようにさせることができ、これが当該移動装置1の前方への傾斜を防止する。同じ原理を、後側安定エレメント16に対しても用いることができる。
人2が部屋内で位置を変えたい場合、人2は図3に示されるように握り(取手)80、82により自身を、立ち位置まで(図4及び5に示されるように)引き上げる。この引き上げは、例えばバネ又は前記の好ましいガススプリング等のアクチュエータ26により機械的に支援することができる。
アクチュエータ26は、人2が自身を着座位置から立ち位置まで力を出さずに又は少ない力で起立させることができるように、動力駆動エレメントとして設けることもできる。この場合、アクチュエータ26は油圧シリンダ、電気スピンドルアクチュエータ又はDC駆動モータ等として設けることができる。回動アーム20の回動運動及び当該移動装置1の走行運動は、人2により制御パネル50で制御することができ、該制御パネル50は、好ましくは、走行運動の制御のためのジョイスティック52を有する。アクチュエータ26が人を着座位置から立ち位置まで単独で持ち上げるほど強力である場合、幾つかの実施例では、握り80、82は最早必要ではないであろう。
当該移動装置1を遠隔位置から制御するために、無線リモコン54を設けることができる。無線リモコン54により、ユーザ2は好ましくは移動装置1の走行運動を制御することができ、これは該ユーザに当該移動装置1を遠隔位置から該ユーザ2の実際の位置まで持ってくる(呼び寄せる)ことを可能にする。このことは、ユーザ2が、例えば朝ベッドから離れるために、他の補助者を要せずに当該移動装置1を使用することを可能にする。
移動装置1は好ましくは電気モータ90により駆動され、これらモータは当該移動装置1の前輪12を、対応するギアボックスを介して駆動する(図16参照)。シャーシ10に駆動輪及び非駆動輪を配置する種々の方法が存在する。
図1及び図16の第1実施例において、駆動輪12はシャーシ10の前側の角に配置されている。この実施例において、車輪12は操縦可能ではないが、互いに独立に順方向及び逆方向に回転することができる。シャーシ10の後側の角には、2つの所謂多方向(multiway)車輪がシャーシ10に支持されている。多方向車輪は2以上の回転軸の周りに回転することができ、従って該車輪は前方にのみならず側方に(即ち、前方に対して直角に)移動するために使用することができる。
図15は、多方向車輪13の一実施例を示す。該多方向車輪13は担体100を有し、該担体はシャーシ10に回転軸106の周りに回転可能に取り付けられる。この担体100には、回転軸108及び109の周りに回転することが可能な2対のキャスタ102及び104が取り付けられている。図に見られるように、回転軸109及び108は、担体100の回転軸106に対して垂直であると共に、互いに垂直である。更に、回転軸106の方向におけるキャスタ102、104の全体的投影は、略、円に集まる。このことは、移動装置1の後部が矢印101により示されるように横方向に移動し得ることを可能にする。このことは、当該移動装置1の一層良好な敏捷性及び操縦性を可能にする。横方向の移動の間には多方向車輪13は軸106の周りに回転する一方、矢印103により示されるように当該移動装置1の前方及び後方への移動の間では、キャスタ102及び104は軸109及び108の周りに各々回転する。
図17は、1つの多方向車輪が、共通の担体に互いに45度で配置された回転軸を持つ4対のキャスタを有する他の実施例を示す。上記担体は、シャーシ10に横方向に配置された軸106の周りに回転することができる。上記回転軸の45度の回転的オフセットは、シャーシ10の長手方向における滑らかな走行を提供する。
図18は、シャーシ10の長さ及び当該移動装置1の全長を減少させるために、1つの多方向車輪が足置き14の間に配置された他の実施例を示す。この場合、安全な走行のために、後側の安定エレメント16がシャーシ10から伸張されるであろう。
図19の実施例においては、図20に詳細に示される、3個の所謂“オムニホイール”110が使用される。オムニホイール110は車輪状の担体112を有し、この担体には該担体の外周に複数のキャスタ114が回転可能に取り付けられている。これらキャスタ114の回転軸は主回転軸116に対して垂直である。従って、前記多方向車輪と同様に、斯かるオムニホイールは長手方向103及び横方向101の移動を可能にする。安定性を増加させるために、シャーシ10の後部に第3のオムニホイール110が設けられ、該オムニホイールは上記2つの側部オムニホイール110の主回転軸に対して垂直な主回転軸116を有する。他の実施例において、この第3のオムニホイール110は、障害物を越えて快適に走行するために省略することもできる。
図19の実施例において、オムニホイール110の代わりに少なくとも1つのキャスタホイール(図示略)を使用することもできる。
図21に見られるように、シャーシ10の角部に4つのオムニホイール110を取り付けることもでき、その場合、各回転軸は主走行方向に対して45度オフセットされる。この構成は、“ホロノミック駆動部”と称される。4つのオムニホイール110の各々を独立に駆動することにより、シャーシ10はその場で回転し、及び如何なる任意の方向にも移動することができる。
図22にも類似した構成が示され、該図は所謂“メカナム駆動部”と呼ばれるものを示す。この実施例では、シャーシ10に4つのメカナムホイール120が取り付けられる。各メカナムホイール120は個別に回転可能に支持されたローラを有し、これらローラは、主回転軸122に対して45度オフセットされた回転軸124を有すると共に、当該メカナムホイール120の基台エレメントに配置されている。上記4つのメカナムホイール120の各々を独立に駆動することにより、シャーシ10は回転し又は如何なる任意の方向へも移動することができる。他の実施例(図示略)では、2つのメカナムホイール120を、2つの他の種類の車輪と組み合わせることができる。メカナム駆動部及びホロノミック駆動部においては、単一の車輪110、120が操縦され得ることは必要ではない。
移動装置1に対する斯様な駆動概念の使用は、該移動装置1の敏捷性及び操縦性を向上させ、これにより身体障害者の日常生活における該移動装置1の適用可能性を向上させる。
当該移動装置1は、一般家庭領域において車椅子及びリフト装置に取って代わる新しい部類の移動装置を提供する。座っている人2を、走行するために立ち位置へと自分で起立させる可能性は、既に、当該移動装置1に組み込まれているので、人2の移動性及び到達範囲が大幅に改善される。例えば車椅子及び他のリフト装置の使用と比較して、当該移動装置1による異なる座席又は場所に移ることが、本質的に一層速く且つ容易に可能となる。補助者は、最早、必要でなくなる。更に、当該移動装置1により、着座位置及び立ち位置における行動を、容易に且つ面倒無く行うことができる。このことは、身体障害者の生活の質を大幅に向上させると共に、実質的に自ら決定する日常生活を可能にする。

Claims (30)

  1. 身体障害者のための移動装置1であって、
    a.当該移動装置1全体を移動させるための少なくとも1つのモータ90により選択的に駆動される車輪12を備えたシャーシ10と、
    b.下端22において前記シャーシ10に回動可能に接続された回動アーム20と、
    c.前記回動アーム20の上端23に接続された骨盤支持具40と、
    d.少なくとも1本の固定ベルト30,32と、
    を有し、
    前記身体障害者2は、自身の身体に前記少なくとも1本の固定ベルト30,32により前記骨盤支持具40が取り付けられた状態で座ることができ、前記固定ベルト30が着座している前記身体障害者2の尻の下に案内され、当該移動装置1により前記シャーシ10上の立ち位置で移動することができ、且つ、自身で着座位置から立ち位置へと移行することができ、
    f.着座している前記身体障害者2の前方の視界を悪化させるであろう当該移動装置の全てのエレメントを、着座している前記身体障害者2の腰の高さh以下に低下又は移動させることができる、
    身体障害者のための移動装置。
  2. 前記シャーシ10に移動可能に、好ましくは伸縮可能に支持された握り装置80を更に有し、該握り装置80は前記身体障害者2が自身で立ち位置へと起立するのを可能にする請求項1に記載の身体障害者のための移動装置。
  3. 前記握り装置80が、下方に折り畳み可能な2つの握り82を有している請求項1又は請求項2に記載の身体障害者のための移動装置。
  4. 前記回動アーム20及び前記握り装置80を、座っている身体障害者2のの高さhよりも高い位置まで移動することができる請求項1ないし3の何れか一項に記載の身体障害者のための移動装置。
  5. 当該移動装置1が身体障害者2のための座席を有していない請求項1ないし4の何れか一項に記載の身体障害者のための移動装置。
  6. 身体障害者2の身体の上側部分4を固定するための上側固定ベルト32及び身体障害者2の骨盤を固定するための下側固定ベルト30を有する請求項1に記載の身体障害者のための移動装置。
  7. 前記固定ベルト30,32のうちの少なくとも1本が前記骨盤支持具40内に引き込み可能な請求項6に記載の身体障害者のための移動装置。
  8. 前記回動アーム20を、座っている人のの高さhよりも低い及び高い高さまで、
    a.前記骨盤支持具40が、座っている人2の腹部に当接することができ、
    b.前記骨盤支持具40が固定された状態で座っている人2が、自身で立ち位置まで起立することができ、
    c.前記骨盤支持具40が、前記人2の前記腹部又は前部の骨盤を固定すると共に、当該移動装置1上において前記人2を立ち位置で直立に保持する、
    ように回動させることができる請求項1ないし7の何れか一項に記載の身体障害者のための移動装置。
  9. 前記回動アーム20の前記立ち位置までの回動運動が、バネにより、好ましくはロック可能なバネにより、より好ましくはロック可能なガススプリング26により支援される請求項1ないし8の何れか一項に記載の身体障害者のための移動装置。
  10. 前記回動アーム20を、
    a.前記回動アーム20が上下に移動することができる自由モード、
    b.前記回動アーム20が上下の何れにも移動することができないロックモード、
    c.前記回動アーム20が上方にのみ移動することができ、下方には移動することができない起立モード、
    d.前記回動アーム20が下方にのみ移動することができ、上方には移動することができない着座モード、
    のうちの少なくとも2つのモードとなるように選択的にロックすることができる請求項1ないし9の何れか一項に記載の身体障害者のための移動装置。
  11. 当該移動装置1をユーザ2に適合させるために前記回動アーム20が長さ調整可能である請求項1ないし10の何れか一項に記載の身体障害者のための移動装置。
  12. 当該移動装置1上に立つ人2のためのプラットフォームとして、前記シャーシ10に配設された2つの足置き14を更に有し、これら足置き14が前輪12と後輪13、110、114との間に配置される請求項1ないし11の何れか一項に記載の身体障害者のための移動装置。
  13. 前記足置き14が動力駆動機構により高さ調整可能である請求項12に記載の身体障害者のための移動装置。
  14. 前記回動アーム20は、前記骨盤支持具40が該回動アーム20の回動の間に常に同じ向きを有するように平行四辺形装置24,25として構成される請求項1ないし13の何れか一項に記載の身体障害者のための移動装置。
  15. 前記回動アーム20は、該回動アーム20を回動する間に前記骨盤支持具40の向きを維持するためのギアボックス装置130,132を更に有している請求項1ないし13の何れか一項に記載の身体障害者のための移動装置。
  16. 前記ギアボックス装置130、132が、
    a.前記回動アーム20の一方の端部における第1ギアボックス130と、
    b.前記回動アーム20の他方の端部における第2ギアボックス132と、
    c.前記第1及び第2ギアボックス130,132の入力軸145,147を互いに接続する回転可能な接続軸136と、
    を有し、
    d.前記第1ギアボックス130の回転可能な出力軸144が前記骨盤支持具40に接続され、
    e.前記第2ギアボックス132の回転可能な出力軸146が前記シャーシ10に接続される、
    請求項15に記載の身体障害者のための移動装置。
  17. 前記シャーシ10に剛性的に配設される取り外し可能な支持柱70を更に有し、前記回動アーム20は該支持柱70を介して前記シャーシ10に支持される請求項1ないし16の何れか一項に記載の身体障害者のための移動装置。
  18. 前記回動アーム20の下端22が前記支持柱70に高さ方向に移動可能に支持される請求項17に記載の身体障害者のための移動装置。
  19. 少なくとも1つの多方向車輪13を更に有する請求項1ないし18の何れか一項に記載の身体障害者のための移動装置。
  20. a.少なくとも1つのオムニホイール110、及び/又は
    b.少なくとも1つのキャスタホイール、及び/又は
    c.前記シャーシ10の縁部に配設された4つのオムニホイール110を有するホロノミック駆動部、及び/又は
    d.少なくとも2つのメカナムホイール120を有するメカナム駆動部、
    を更に有する請求項1ないし19の何れか一項に記載の身体障害者のための移動装置。
  21. 当該移動装置1の安定性を向上させるために前記シャーシ10から伸張可能であると共に該シャーシ10に引き込み可能な安定エレメント16,17を更に有する請求項1ないし20の何れか一項に記載の身体障害者のための移動装置。
  22. 前記支持柱70に調整可能な態様で接続された脛骨支持具60を更に有する請求項17ないし21の何れか一項に記載の身体障害者のための移動装置。
  23. 人2が当該移動装置1の動き、特には走行運動を制御することができる制御パネル50を更に有する請求項1ないし22の何れか一項に記載の身体障害者のための移動装置。
  24. 前記制御パネル50は、ユーザが当該移動装置1を遠隔距離から操縦するのを可能にする遠隔制御パネルである請求項23に記載の身体障害者のための移動装置。
  25. 前記人2が固定ベルト30,32を自身の身体に取り付ける間に該人2の足を支持するためのプラットフォーム18,150を前記シャーシ10の後端部に有する請求項1ないし24の何れか一項に記載の身体障害者のための移動装置。
  26. 前記プラットフォーム150が動力駆動機構152により高さ方向に移動可能である請求項25に記載の身体障害者のための移動装置。
  27. 座っている身体障害者2を起立させると共に立ち位置の該身体障害者2を動力駆動移動装置1上に固定する方法であって、
    a.当該移動装置1全体を移動させるための少なくとも1つのモータ90により選択的に駆動される車輪12を備えたシャーシ10と、該シャーシ10に回動可能に接続された回動アーム20と、該回動アーム20の上端23に配設された骨盤支持具40と、前記シャーシ10に固定された握り装置80とを有し、座っている前記身体障害者2の前方の視界を悪化させるであろう当該移動装置1の全てのエレメントを座っている前記身体障害者2のの高さh以下に低下させることができる移動装置1を設けるステップと、
    b.前記身体障害者の尻の下の少なくとも1本の固定ベルト30,32を前記骨盤支持具40に取り付けることにより、前記骨盤支持具40を前記座っている身体障害者2の腹部に固定するステップと、
    c.前記握り装置80を、前記身体障害者2が該握り装置80により自身を前記立ち位置まで引き上げるのを可能にする高さまで移動させるステップと、
    d.前記身体障害者2を前記移動装置1の前記シャーシ10上において前記立ち位置に起立させるために前記回動アーム20を回動するステップと、
    を有する方法。
  28. 請求項27に記載の座っている身体障害者2を起立させると共に立ち位置の該身体障害者2を動力駆動移動装置1上に固定する方法であって、前記骨盤支持具40を固定するステップは前記身体障害者2を固定ベルト30,32により取り巻くステップを有し、前記身体障害者2は、上腿を持ち上げるために、足を前記シャーシ10の後側のプラットフォーム18又は高さ方向に移動可能なプラットフォーム150上に載せる方法。
  29. 請求項27又は28に記載の座っている身体障害者2を起立させると共に立ち位置の該身体障害者2を動力駆動移動装置1上に固定する方法であって、前記身体障害者2を固定ベルト30,32により取り巻くステップの間において前記骨盤支持具40が前記座っている身体障害者2の膝を横方向に支持する方法。
  30. 請求項27ないし29の何れか一項に記載の座っている身体障害者2を起立させると共に立ち位置の該身体障害者2を動力駆動移動装置1上に固定する方法であって、前記回動アーム20を回動するステップがバネ26により支援されるか又は動力により駆動される方法。
JP2014501614A 2011-03-29 2012-03-29 身体障害者のための移動装置 Active JP5911559B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102011006359.5 2011-03-29
DE102011006359.5A DE102011006359B4 (de) 2011-03-29 2011-03-29 Mobilitätsvorrichtung für körperbehinderte Personen und Verfahren zum Aufrichten einer sitzenden körperbehinderten Person und zum Fixieren der Person im Stand auf einer selbstfahrenden Mobilitätsvorrichtung
PCT/EP2012/055617 WO2012130930A1 (en) 2011-03-29 2012-03-29 Mobility device for physically disabled people

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014509543A JP2014509543A (ja) 2014-04-21
JP5911559B2 true JP5911559B2 (ja) 2016-04-27

Family

ID=45932315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014501614A Active JP5911559B2 (ja) 2011-03-29 2012-03-29 身体障害者のための移動装置

Country Status (6)

Country Link
US (3) US9839567B2 (ja)
EP (1) EP2691063B1 (ja)
JP (1) JP5911559B2 (ja)
AU (1) AU2012234248B2 (ja)
DE (1) DE102011006359B4 (ja)
WO (1) WO2012130930A1 (ja)

Families Citing this family (45)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10182956B2 (en) 2010-05-05 2019-01-22 Stryker Corporation Transport apparatus
DE102011006359B4 (de) 2011-03-29 2015-03-19 MATIA ROBOTICS MEKATRONiK SiSTEMLER AR-GE MÜHENDiSLiK YAZILIM SANAYi VE TiCARET ANONiM SiRICETI Mobilitätsvorrichtung für körperbehinderte Personen und Verfahren zum Aufrichten einer sitzenden körperbehinderten Person und zum Fixieren der Person im Stand auf einer selbstfahrenden Mobilitätsvorrichtung
DE102011087253A1 (de) 2011-11-28 2013-05-29 AMS MEKATRONIK SISTEMLER AR-GE MÜHENDISLIK YAZILIM SANAYI VE TICARET Anonim Sirketi Transportvorrichtung
EP2822847A1 (en) * 2012-03-09 2015-01-14 Rollerscoot Ltd. Personal mobility vehicle
ES2459866B1 (es) * 2012-10-11 2015-02-17 Consejo Superior De Investigaciones Científicas (Csic) Andador con mecanismo de asistencia en operaciones de levantado y sentado de un usuario.
US9301895B2 (en) 2013-03-15 2016-04-05 Stryker Corporation Medical support apparatus
US20150090308A1 (en) * 2013-09-27 2015-04-02 Remco Bos Walker assembly and method of use to assist a seated person to rise to a standing position
DE102014202033B4 (de) * 2014-02-05 2017-07-06 Siemens Healthcare Gmbh Mobiles medizinisches Gerät sowie Verfahren zur Steuerung einer Bewegung des mobilen medizinischen Geräts
JP6310060B2 (ja) * 2014-03-28 2018-04-11 富士機械製造株式会社 介助ロボット
DE102014108755B4 (de) * 2014-06-23 2017-03-23 Leonair Gmbh Patientenaufstehhilfe
TW201622677A (zh) * 2014-09-19 2016-07-01 Panasonic Ip Man Co Ltd 起立動作支援系統、起立動作支援系統之控制部的控制方法、起立動作支援系統之控制部用程式、照護帶、機器人
CN106659621A (zh) * 2014-09-19 2017-05-10 松下知识产权经营株式会社 就座动作支援系统、就座动作支援系统的控制部的控制方法、就座动作支援系统的控制部用程序、护理带、机器人
DE102014115901A1 (de) * 2014-10-31 2016-05-04 MAQUET GmbH Operationstisch und Bodenplattform für einen Operationstisch
US10045896B2 (en) * 2014-12-04 2018-08-14 Tsushima Ironworks Co., Ltd. Standing-up assist tool and walking support device
EP3064187A1 (en) * 2015-03-06 2016-09-07 ArjoHuntleigh AB Patient transfer and training aid
US9820901B2 (en) * 2015-05-13 2017-11-21 Adam Brown Patient assistance and rehabilitation device and method of use
JP6616834B2 (ja) * 2015-07-29 2019-12-04 株式会社Fuji 介助ロボット
US10022284B2 (en) * 2015-08-25 2018-07-17 Panasonic Corporation Life assistance system for assisting user in act of standing up
EP3355846A4 (en) * 2015-10-02 2019-11-27 Easy and Light Mobility Pty Ltd AID TO MOBILITY
US10987266B2 (en) 2015-12-04 2021-04-27 Robert Domenick Rotational/translational transfer lift
US11020295B2 (en) 2015-12-22 2021-06-01 Stryker Corporation Patient support systems and methods for assisting caregivers with patient care
JP2017170017A (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 トヨタ自動車株式会社 移乗支援装置
US10813806B2 (en) 2016-05-24 2020-10-27 Stryker Corporation Medical support apparatus with stand assistance
US20200318780A1 (en) * 2016-06-01 2020-10-08 Izumi-Cosmo Company, Limited Mounting device
US10085906B2 (en) 2016-06-21 2018-10-02 Hefei University Of Technology Medical apparatus for standing aid
CN105943285A (zh) * 2016-07-13 2016-09-21 王春宝 用于临床转运的转运机器人
CN109688998B (zh) * 2016-09-13 2022-04-15 株式会社富士 介助装置
KR101925707B1 (ko) 2017-02-07 2018-12-05 인제대학교 산학협력단 간병인을 위한 환자의 상체를 지지하는 전동 이송 리프트를 제어하는 리모콘 작동방법
US11039964B2 (en) 2017-03-06 2021-06-22 Stryker Corporation Systems and methods for facilitating movement of a patient transport apparatus
CN107019602B (zh) * 2017-06-06 2018-06-29 明光市朗威医疗器械科技有限公司 一种脊髓病人康复智能轮椅
JP6925923B2 (ja) * 2017-09-29 2021-08-25 本田技研工業株式会社 電動車両
CN108553273A (zh) * 2018-05-11 2018-09-21 中山爱君智能科技有限公司 一种康复护理智能机器人
BE1026327B1 (nl) * 2018-05-30 2020-01-13 Handi Move Int Nv Stalift met handgreep
EP3578154B1 (en) * 2018-06-05 2021-08-04 Matia Robotics Mekatronik Sistemler AR-GE Mühendislik Yazilim Sanayi ve Ticaret Anonim Sirketi Indoor and outdoor mobility device system
JP6504588B1 (ja) * 2018-12-29 2019-04-24 有限会社工房Ryo 移乗装置
EP3920865B1 (en) * 2019-02-06 2023-08-30 Invacare International GmbH Patient lift apparatus
JP2020151160A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 豊田市 六輪式電動車両
JP7186286B2 (ja) * 2019-04-12 2022-12-08 株式会社Fuji 介助装置
US20220287894A1 (en) * 2019-08-30 2022-09-15 University Of Tsukuba Support mechanism and mobile apparatus using same
IT202000023869A1 (it) 2020-10-12 2022-04-12 Comfort Online S R L Stabilizzatore statico-dinamico
CN112263404B (zh) * 2020-10-30 2023-04-11 广东博方众济医疗科技有限公司 移位机
TWI756104B (zh) * 2021-04-13 2022-02-21 海富精密工業股份有限公司 移位機
CN113925715A (zh) * 2021-11-04 2022-01-14 定州市琥珀医疗器械有限公司 一种多功能移位机
CN114767474B (zh) * 2021-11-24 2024-01-23 杭州科技职业技术学院 一种康复装置
US11517493B1 (en) 2022-02-26 2022-12-06 Priscilla Tang Motorized convertible knee scooter

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2991485A (en) * 1956-08-27 1961-07-11 Frederick J Schulte Invalid's apparatus
GB1237808A (en) * 1968-09-10 1971-06-30 Johannes Nicolaas Van Rhyn Apparatus for assisting invalids to stand
US4188966A (en) * 1978-10-04 1980-02-19 Lett Russell M Walking support device
US4569094A (en) * 1983-10-24 1986-02-11 Hart Lawrence D Self-powered lift
US4704749A (en) * 1986-05-23 1987-11-10 Aubert Benjamin A Body lift and walker for paralytics
US4682377A (en) * 1986-06-27 1987-07-28 Design Mobility, Inc. Device for transferring immobile persons
US5117516A (en) * 1991-11-25 1992-06-02 Elmer Penner Patient sling
GB9126689D0 (en) * 1991-12-17 1992-02-12 Parker Roy Invalid hoists
DE4304757A1 (de) * 1993-02-17 1994-08-18 Hans Peter Baranowski Vorrichtung zum Anheben und Transportieren von Patienten sowie als Geh-, Steh- und/oder Aufstehhilfe
DE4411399A1 (de) * 1994-03-31 1995-10-05 Andreas Viel Kombinierte Steh- und Gehhilfe
US5411044A (en) * 1994-04-12 1995-05-02 Andolfi; Alexander S. Patient transfer walker
US5502851A (en) * 1994-05-26 1996-04-02 Costello; Martin D. Assisted lifting, stand and walking device
AU3673295A (en) * 1994-10-14 1996-05-06 Ikeda Mohando Co., Ltd. Posture change system and posture change method
US6119287A (en) * 1998-05-29 2000-09-19 Phillips; Barry S. Lift and transfer apparatus for a disabled person
US6092247A (en) * 1998-10-02 2000-07-25 Wilson; Harold R. Powered patient lift vehicle
GB9902466D0 (en) 1999-02-05 1999-03-24 Arjo Ltd An invalid lifting device
CA2311041A1 (en) * 2000-06-08 2001-12-08 Robert C. Wilson Wheeled platform vehicle
US20050268397A1 (en) * 2004-06-03 2005-12-08 Avinoam Nativ Apparatus for assisting a person to stand and walk
US7356858B2 (en) * 2004-06-14 2008-04-15 Summers Patrick D Sit to stand support apparatus
SE528284C2 (sv) * 2005-02-25 2006-10-10 Liko Res & Dev Ab Anordning för förflyttning av rörelsehindrad person i stående ställning
US8407831B2 (en) * 2006-04-12 2013-04-02 Ergonurse, Inc. Patient positioning apparatus
PT103354B (pt) * 2005-09-21 2007-07-12 Univ Do Minho Sistema de controlo para cadeiras de rodas omnidireccionais
US7392554B1 (en) * 2007-04-27 2008-07-01 Fong-Chin Su Powered patient lift device
EP2259764A2 (en) * 2008-04-04 2010-12-15 Ergo-Asyst Technology LLC Multi-functional patient transfer device
JP5075777B2 (ja) 2008-09-23 2012-11-21 本田技研工業株式会社 リハビリテーション装置
ES2627481T3 (es) * 2009-06-01 2017-07-28 Tmsuk Co., Ltd. Aparato de transferencia y desplazamiento
JP5460154B2 (ja) * 2009-07-13 2014-04-02 富士機械製造株式会社 歩行介助装置
DE102011006359B4 (de) 2011-03-29 2015-03-19 MATIA ROBOTICS MEKATRONiK SiSTEMLER AR-GE MÜHENDiSLiK YAZILIM SANAYi VE TiCARET ANONiM SiRICETI Mobilitätsvorrichtung für körperbehinderte Personen und Verfahren zum Aufrichten einer sitzenden körperbehinderten Person und zum Fixieren der Person im Stand auf einer selbstfahrenden Mobilitätsvorrichtung
US8567804B1 (en) * 2011-05-25 2013-10-29 Jody M. Hoenhause Mobile device for supporting a user in a standing, sitting, or kneeling position

Also Published As

Publication number Publication date
DE102011006359B4 (de) 2015-03-19
US20170354556A1 (en) 2017-12-14
JP2014509543A (ja) 2014-04-21
US20150190293A1 (en) 2015-07-09
EP2691063B1 (en) 2017-06-28
AU2012234248B2 (en) 2015-11-26
US9839567B2 (en) 2017-12-12
US10307316B2 (en) 2019-06-04
AU2012234248A1 (en) 2013-09-26
US11058593B2 (en) 2021-07-13
AU2012234248A8 (en) 2013-11-21
WO2012130930A1 (en) 2012-10-04
EP2691063A1 (en) 2014-02-05
DE102011006359A1 (de) 2012-10-04
US20190254896A1 (en) 2019-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5911559B2 (ja) 身体障害者のための移動装置
US8522907B1 (en) Personal mobility device
JP6400046B2 (ja) 輸送装置
US5411044A (en) Patient transfer walker
US9364379B2 (en) Standing mobility and/or transfer device
JP5563570B2 (ja) 移乗・移動装置
US9161871B2 (en) Multiple function patient handling devices and methods
US5526893A (en) Physical therapy apparatus
US4054319A (en) Stand-aid invalid wheelchair
JP4202916B2 (ja) 起立補助車椅子
US10507146B1 (en) Sitting to standing lift chair
US20160120715A1 (en) Elevating manual wheelchair
TW201304760A (zh) 移動車
JP2000140029A (ja) 自立用の椅子
CZ2015217A3 (cs) Multifunkční transportní a rehabilitační robot
CN213190978U (zh) 多功能辅助行走器
CN219614269U (zh) 一种移位助行一体组合装置
KR102627288B1 (ko) 신체 약자용 이송 로봇용 좌판 어셈블리
EP4225245A1 (en) Static-dynamic stabiliser
CN116035827A (zh) 一种移位助行一体组合装置
JP2006247346A (ja) 起立補助乃至横臥可変式装置
JP2003000653A (ja) 電動車椅子
CZ29945U1 (cs) Multifunkční transportní a rehabilitační robot
JP2004016656A (ja) 下半身屈伸動作介助具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150416

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150417

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151008

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160309

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5911559

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250