JP2004016656A - 下半身屈伸動作介助具 - Google Patents

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JP2004016656A JP2002178866A JP2002178866A JP2004016656A JP 2004016656 A JP2004016656 A JP 2004016656A JP 2002178866 A JP2002178866 A JP 2002178866A JP 2002178866 A JP2002178866 A JP 2002178866A JP 2004016656 A JP2004016656 A JP 2004016656A
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Takayuki Miyamoto
宮本 隆之
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Abstract

【課題】高齢者や身障者が起立したり腰を下ろしたりする動作を介助する。
【解決手段】台車1上に座盤20を有する昇降部材7を昇降可能に支持し、昇降部材7にガス・スプリング10(発条手段)によって常時被介助者の体重にほぼ等しい応力を上向きに与えると共に、昇降部材7の昇降に連動して回転する回転軸12にギヤー16を設け、このギヤー16にウオーム17を噛合わせ、ウオーム17の回転によって昇降部材7を昇降させるようにした。
【選択図】    図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は高齢者や身障者が立ち上がったり腰を下ろしたりする動作を介助し、更に必要な時には歩行動作を介助する器具に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
高齢者や身障者は、腰や膝の衰えにより座った状態から立ちあがったり、立った状態から座る際に苦労し、その際に筋肉を傷めたり転倒したりする危険がある。よって本発明はそのような場合に腰部を持ち上げ、或いは腰部を下降させて、立上がったり座ったりする際の身体の腰や膝の負担を軽減しようとするものである。更に本発明は、必要に応じて立上がった人が歩行器として使用することも可能にするものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明による介助器具は、キャスター付きの台車とこの台車より上方へ伸延する支柱とこの支柱の上部に支えられた梁とを有し、これらにより歩行器部が構成される。上記支柱には昇降可能に昇降部材が支持され、この昇降部材と上記歩行器との間には、上記昇降部材に上向きの応力を与える弾性部材と、上記昇降部材の昇降量に連動して回転するギヤーと、このギヤーに噛み合うウオームとを有する。上記昇降部材には、更に水平位置と垂直位置との間で旋回可能な座盤が設けられている。
【0004】
上記弾性部材が生ずる上向き応力の大きさは、座盤に腰掛けた被介助者の体重にほぼ等しく、座盤上から被介助者が去ったときは座盤の弾性部材の応力による上昇はウオーム・ギヤー機構によって阻止されるため、座盤には絶えず弾性機構による上向き応力が加わっている。そして、座盤上に被介助者が腰掛けているときは、その体重と弾性機構の応力とが平衡するため、ウオーム・ギヤー機構には殆ど体重が加わらないので、ウオームを回転することにより軽快に座盤を昇降させて被介助者の腰部を昇降させることができる。
【0005】
そして、座盤を垂直位置に旋回するときは、被介助者は支柱上部の梁に手を置き、歩行器として使用することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
上記台車は、その間に被介助者が入って歩行できるようにコ字形をなしていることが望ましい。上記支柱の位置及び本数は任意であり、要は堅固で上記上昇降部材を円滑に昇降できるように支持できればよく、上記昇降部材と上記支柱との結合構造も任意である。上記発条手段としては座盤の上昇位置と下降位置とによって上向きの応力の変化が大きくないことが必要で、この目的に最も適合するのが高圧ガスをシリンダ内に収容したガス・スプリングである。しかし通常の金属発条でも、複滑車等を併用すれば使用することができる。
【0007】
また、ウオーム・ギヤーの歯車を昇降部材の昇降に連動して回転させる手段としては、ウオーム・ギヤーの歯車の軸に設けたピニオンを上記支柱に形成したラックにかみ合わせる等、適宜の構造を採用することができる。歩行のために鉛直位置に座盤を保持するためには、周知の適宜の係脱自在な構造を採用することができる。座盤の昇降のためのウオームの回転は、大きなトルクを必要としないので、簡単な工具又はハンドルを用いれば足りるが、電動式にして被介助者のスイッチ操作によって行うことも可能である。
【0008】
【実施例】
図1及び図2において、1は台車で、縦材1a、1b及び横材1cによりコ字形に形成され、縦材1aおよび1bは収納に便利なように伸縮可能に構成され、その前端及び後端にはそれぞれキャスター2、2、2、2が設けられている。キャスター2,2、2、2の取付構造については、後程詳述する。
【0009】
縦材1a、1bの後方寄りの位置から、それぞれ互いに平行な支柱3a、4a及び3b、4bが起立し、かつこれらの上端は水平な横梁5に結合されている。なお6a及び6bは、それぞれ支柱3a、4a及び3b、4bを梁5に結合するための結合材を示す。
【0010】
7はほぼ鉛直な面内でロ字形をなす昇降部材で、2個の柱材7a、7bと各1個の上部梁材7c及び下部梁材7dとからなる。柱材7aに設けた溝車8a、8aは支柱3a、4a間に挟持され、柱材7bに設けた滑車8b、8bは支柱3b、4b間に挟持され、その結果、昇降部材7は支柱3a、4a、3b、4bに誘導されて円滑に昇降することができる。
【0011】
昇降部材7の上部梁材7cに設けた取付材9と台車1の横材1cとの間には,ガス・スプリング10が設けられている。また昇降部材7の柱材7a、7bに両端を軸受11a、11bによって支持された回転軸12にはドラム13a、13bが取付けられ、上下端を梁5及び台車横材1cに固定されたワイヤーロープ14a、14bは、ドラム13a、13bにそれぞれ巻回され、かつ中間の適所がそれぞれドラム13a、13bに固定されており、15a、15bはそれぞれの固定点を示す。
【0012】
回転軸12は更にギヤー16を有し、軸受11bに支持されたウオーム17がこれに噛み合っている。なお、図2では、ウオーム17の支持機構は図示を省略している。ウオーム17の軸18は、回転工具を結合するために図6に示すように異型加工がされている。
【0013】
図4に示すように、昇降部材7の下部梁材7dには蝶板機構19、19、19が設けられ、これに板状の座盤20が取付けられる。そして下部梁材7dと柱材7a、7bの結合点から前方へ座盤受梁21a、21bが伸延し、これらの座盤受梁の前端近傍からは内方へ向かって突起22a、22bがそれぞれ突出している。座盤20を水平状態にするときは、その前方下面が突起22a、22bによって支えられるので、座盤20上に人が腰を下ろしても、その体重に耐えることができる。
【0014】
図5は座盤20の異なる支持態様を示す。昇降部材7の下部梁材7dには蝶番機構23、23、23によって長方形の座盤枠24が結合されており座盤20は座盤枠24に取付けられている。昇降部材7の柱材7aの中途に設けた環25aと座盤枠24の一辺24aに設けた環26aとの間は鎖27aによって結合され、柱材7bの中途に設けた環25bと座盤枠24の別の辺24bに設けた環26bとの間は鎖27bによって結合されている。その結果座盤20上に人が腰を下ろしても、その体重により座盤20が更に下方に移動するのを防ぐことができる。
【0015】
図6は昇降部材7を昇降させる動作の説明図である。昇降部材7には、ガス・スプリング10によって絶えず上向きの応力Wが加わっているので、そのままでは昇降部材7は上昇することになる。しかし、昇降部材7には回転軸12が支持され、回転軸12に設けたドラム13a、13bに固定されたワイヤーロープ14a、14bは上下端を台車横材1cと梁5とに支持されているので、昇降部材7が上昇する際には回転軸12が回転しなければならないが、その回転は軸12に設けたギヤー16とこれに噛み合うウオーム17によって拘束されている。従って昇降部材7は上昇しない。
【0016】
しかし、昇降部材7の座盤20上に体重Wの人が腰を下ろすと、この体重とガス・スプリング10の応力とが平衡する結果、ウオーム17を回転するときはギヤー16は軽快に回転し、昇降部材7を少い力で昇降させることが可能になる。よって、被介助者を立上がらせる際は、昇降部材7を下降してその座盤20上に腰を乗せさせ、次にウオーム17の回転によって昇降部材7を上昇させて被介助者を立上がらせることができる。また、被介助者を座らせたり寝かせたりする際は、上昇状態にある座盤20を被介助者の臀部に当て、昇降部材を下降させた後に座盤20上から降ろせばよい。
【0017】
次に、図4または図5における座盤20を上方へ90°旋回し、適当な構造によって昇降部材7の柱材7a、7bに固定するときは、被介助者は台車1の縦材1aと1bとの間に立つことができる。よってこの状態で梁5につかまり、キャスター2、2、2、2を利用して歩行することができる。
【0018】
上述の器具は下面にキャスター2、2、2、2を有しているために被介助者が座盤20上に腰を下ろし、或いは座盤20から腰を離す際に、急速に走り去って被介助者が転倒する危険がある。図7及び図8はその対策を示す。
【0019】
図7においては、台車1の縦材1a、1bの上面に、その前後端30を越えて伸延する支持板31が蝶番32によって取付けられ、支持板31の先端の下面には方向転換ができる首振り型のキャスター2が取付けられている。縦材1a、1bの上面には取付板31に設けた長孔33を貫通するボルト34が植立され、これを囲む発条35がボルト34に蝶合したナット36と取付板31との間に挟在している。縦在1a、1bの前後端30の下面には、接地用突起37が突設されている。
【0020】
上述のキャスターでは、台車1に加わる荷重が規定値以下である場合には、図示のように発条35の弾力によって突起37は床面38から離れているので、台車1は自由に走行することができる。しかし被介助者が身体の平衡を失うなどして規定値以上の荷重が加わると、発条35の弾力に抗って突起37が床面38に接触するため台車1が暴走するのを防ぐため、被介助者は安全に座盤20上に腰を下ろし、或いは座盤20から腰を離すことができる。なお、上記の荷重の規定値はナット36の調節によって加減することができる。
【0021】
図8においては、台車縦材1a、1bの先後端30の上面に板発条39が取付けられ、この板発条39の先端の下面にキャスター2が取付けられている。この場合も台車1に過大な荷重が加わった場合に、板発条39が屈曲して接地用突起37か床面38に接触し、被介助者の安全を計ることができる。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、本発明によるときは、座盤を被介助者が腰を乗せるための下降位置と、被介助者が立上がった上昇位置との間で移動させることができ、そのための操作は極めて小さい力で行うことができるので、自力で立上がったり座ったりすることによる危険を回避することができる。更に本発明の器具は、被介助者の自力歩行を助ける歩行器としても利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した下半身屈伸動作の介助器の座盤上昇状態の側面図である。
【図2】図1に示した実施例の背面図である。
【図3】図1に示した実施例の座盤下降状態の側面図である。
【図4】図1に示した実施例における座盤取付構造の1例を示す見取図である。
【図5】図1に示した実施例における座盤取付構造の他の例を示す見取図である。
【図6】図1に示した実施例における座盤の昇降操作機構の説明図である。
【図7】図1に示した実施例におけるキャスター取付構造の1例を示す側面図である。
【図8】図1に示した実施例におけるキャスター取付構造の他の例を示す側面図である。
【符号の説明】
1  台車
1a、1b  縦材
1c  横材
2  キャスター
3a、3b、4a、4b  支柱
5  横梁
6a、6b  結合材
7  昇降部材
7a、7b  柱材
7c、7d  梁材
8a、8b  溝車
9  取付材
10  ガス・スプリング(発条手段)
11a、11b  軸受
12  回転軸
13a、13b  ドラム
14a、14b  ワイヤーロープ
15a、15b  固定点
16  ギヤー
17  ウオーム
18  ウオーム軸
19  蝶番機構
20  座盤
21a、21b  座盤受梁
22a、22b  突起
23  蝶番機構
24  座盤枠
25a、26a、25b、26b  環
27a、27b  鎖
31  支持板
32  蝶番
33  長孔
34  ボルト
35  発条
36  ナット
37  突起
38  床面
39  板発条

Claims (10)

  1. キャスター付きの台車に支柱を植立し、この支柱に座盤を有する昇降部材を昇降可能に支持させ、上記昇降部材に被介助者の体重に大略等しい応力を発条手段によって上向きに印加すると共に、上記昇降部材の昇降に連動して回転する歯車を設け、この歯車にウォームを噛み合せてなる下半身屈伸動作介助具。
  2. 請求項1において、上記支柱は上記台車の両側に互いに平行に2本づつ植立され、上記昇降部材の両側に設けて溝車が2本の縦材の間に挟持されていることを特徴とする下半身屈伸動作介助具。
  3. 請求項1において、上記発条手段はガス・スプリングであることを特徴とする下半身屈伸動作介助具。
  4. 請求項3において、上記昇降部材は2個の柱材及び2個の梁材によってほぼ鉛直な面内でロ字形をなし、その上部の梁材と上記台車との間にガス・スプリングが介在していることを特徴とする下半身屈伸動作介助具。
  5. 請求項1において、上記昇降部材にはほぼ水平に回転軸が設けられ、この回転軸に上記歯車及び回転ドラムが固定され、この回転ドラムに一部が固定されかつ巻回されたワイヤー・ロープの両端が上記支柱の上部と上記台車とに固定されていることを特徴とする下半身屈伸動作介助具。
  6. 請求項1において、上記座盤は上記昇降部材にほぼ水平な位置とほぼ鉛直な位置との間で移動可能に取り付けられていることを特徴とする下半身屈伸動作介助具。
  7. 請求項1において、上記支柱の上端はほぼ水平な横梁に結合されていることを特徴とする下半身屈伸動作介助具。
  8. 請求項1において、上記台車は1対の縦材とその後部同士を結ぶ横材とによりコ字形をなし、上記縦材の前後端に上記キャスターを有することを特徴とする下半身屈伸動作介助具。
  9. 請求項8において、上記縦材の上面に蝶番結合された上記縦材の端部を越えて伸延する支持板の先端下面に上記キャスターが取り付けられ、上記縦材の上面より上記支持板に穿設した孔を貫通して伸延する螺桿に発条及びナットを設け、上記縦材の先端の下面に接地用突起を設けたことを特徴とする下半身屈伸動作介助具。
  10. 請求項8において、上記縦材の上面より板発条を伸延させ、この板発条の先端下面に上記可キャスターを取付け、上記縦材の先端の下面に接地用突起を設けたことを特徴とする下半身屈伸動作介助具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112405454A (zh) * 2020-10-22 2021-02-26 东风汽车股份有限公司 一种机械式带助力升降的安装辅具

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