JP2958197B2 - 椅 子 - Google Patents
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Description
る。
の不自由な身体障害者等は、腰掛けた椅子から、特に、
座椅子のように座り込んだ姿勢から、自力でスムーズに
立上がることが困難で、立上がるにも非常に労力を要
し、体への負担が大きかった。
ような老人等の立上り動作を補助するに適した椅子がな
かった。
き、膝や足腰の弱った老人等の立上り動作を補助して、
立上がりにおける負担を軽減し得ると共に、前後左右の
傾きを防止した椅子を提供することを目的とする。
面に載置される矩形状の支持部材の両側に立設された左
右一対の主竪レール部材と、上記支持部材の中央に立設
された副竪レール部材と、その各レール部材の上部に架
設された上枠部と、上記両主竪レール部材と副竪レール
部材に沿って昇降自在な立上り補助用座部とを具備し、
上記副竪レール部材の両側に左右方向に向いて形成され
た一対のガイド面に、上下に所定の間隔をおいてその両
側から転動自在に係合し、左右方向に拘束されて上下方
向に転動する上下各一対のガイドローラと、上記両主竪
レール部材に前後方向に対向して形成されたガイド面間
に、上下に所定の間隔をおいて転動自在に係合し、前後
方向に拘束されて上下方向に転動する上下各一対のガイ
ドローラと、によって上記立上り補助用座部が、上記各
レール部材の前面側に支持されると共に、上記各レール
部材の背面側にスクリューシャフトを立設し、該スクリ
ューシャフトに螺合させたナット部材を、上記立上り補
助用座部に保持させ、かつ、上記支持部材に設けたモー
タによって上記スクリューシャフトを正逆回転駆動させ
ることにより、上記立上り補助用座部が、前後左右に傾
くことなく、昇降動作するように構成している。
地乃至近接させた状態にして座椅子として使用でき、座
部をモータ等の動力により上昇させれば、座り込んだ姿
勢から中腰乃至起立姿勢となるまでの立上り動作を補助
することができる。
2ガイドローラにて、前後左右の傾きが防止されるの
で、座部に、偏荷重が掛かってもスムースな昇降が可能
である。
説する。
し、この椅子は、床等に載置される背部1と、背部1に
昇降自在に取付けられた立上り補助用座部2と、を備え
ている。
背部1の所定部位には、図2において、仮想線で示すよ
うなクッションやケーシング等のカバー部材4…が装着
される。
に、背部1は、床等に載置される矩形状の支持部材5
と、支持部材5に立設され上部が後方に傾斜するコの字
状基枠6と、を備えている。
柱状支脚部8,8を固着してなり、各支脚部8には、丸
棒状の床載置部材9が着脱自在に取付けられ、支脚部8
前端より所定長さ分が前方へ突出する。
向の水平軸心廻りに回転自在な移動用ローラ10,10が取
付けされる。このローラ10,10を支点として、背部1を
後方へ傾斜させて、支持部材5及び床載置部材9,9を
床等から浮かし、椅子全体を容易に移動させることがで
きる。
部11と支持部材5を連結する左右一対の竪枠部12,12
と、からなる。
竪レール部材13が固着される。さらに、基枠6の上枠部
11と、支持部材5の支持プレート7には、中空角パイプ
製等の直線状副竪レール部材14の上下端部が、夫々固着
され、副竪レール部材14は、左右の主竪レール部材13,
13の間(略中間部)に平行に配置される。
ーム15と、左右一対のL字状側枠部16,16を前後一対の
水平杆17,17で連結してなるシート18と、を有してい
る。
と、フレーム本体部19と直交状の左右の側板部20,20
と、からなる。
トナット等の枢着具により、シート18の側枠部16,16が
連結され、シート18が、左右方向の軸心A,A廻りに揺
動自在となる。
水平状となった時に側枠部16と係合してシート18の下方
への揺動を規制するストッパ片21が突設されており、シ
ート18は、(図2の矢符号Eの如く)水平状の位置から
上方のみへ揺動可能となり、基枠6と平行状に折畳みで
きる。
掛け3が、左右方向の軸心B廻りに揺動自在に取付けさ
れ、シート18と同様にして図示省略のストッパ片等に
て、(図2の矢符号Fの如く)水平状の位置から上方の
みへ揺動可能に構成され、基枠6と平行状に折畳みでき
る。
ように、前後方向の軸心C廻りに回転自在な複数(図例
では4個)の第1ガイドローラ22…が設けられ、この第
1ガイドローラ22…が、副竪レール部材14に転動自在に
係合する。
19の前面に、副竪レール部材14を左右から挟むようにし
て配設され、第1ガイドローラ22…の外周面が、副竪レ
ール部材14の左右側面を転動する。すなわち、第1ガイ
ドローラ22…は、副竪レール部材14の両側に左右方向に
向いて形成された一対のガイド面に、上下に所定の間隔
をおいてその両側から転動自在に係合し、左右方向に拘
束されて上下方向に転動する。
りに回転自在な複数(一つの側板部20に対して上下一
対)の第2ガイドローラ23…が設けられ、第2ガイドロ
ーラ23…が、主竪レール部材13に転動自在に係合する。
に面しており、主竪レール部材13の前後壁部24a,24b
内面に沿って形成された浅凹溝部25a,25bを、第2ガ
イドローラ23…の外周面が転動する。すなわち、第2ガ
イドローラ23…は、両主竪レール部材13,13に前後方向
に対向して形成されたガイド面間に、上下に所定の間隔
をおいて転動自在に係合し、前後方向に拘束されて上下
方向に転動する。
3,13,14に沿って昇降可能となり、座部2の左右の傾
き(振れ)が第1ガイドローラ22…で規制されると共
に、座部2の前後の傾き(振れ)が第2ガイドローラ23
…で規制される。
に示すように、L型の取付片26が固着され、この取付片
26に、上下保持片27,28と、上下保持片27,28に挟持状
に保持されたナット部材29と、がボルト30等にて取付け
られる。42は、上下保持片27,28の上下間隔を設定する
ためのスペーサである。
に形成されると共に、ナット部材29の保持面33,33は凸
球面に形成され、この受け面31,32に保持面33,33が摺
接する。
部34が下保持片28の一端部に、所定の遊び量をもって係
合連結され、ナット部材29は、上下保持片27,28に、上
下左右に所定角度だけ回動自在に保持される。
行なスクリューシャフト35が螺合する。スクリューシャ
フト35の上端部は、基枠6の上枠部11に、枢着片36を介
して枢着され(図2参照)、スクリューシャフト35の下
端部は、支持部材5に、枢着部材37を介して枢着され、
スクリューシャフト35は、軸心廻りに回転自在となる。
支持部材5に取付けられたモータ38の出力軸には、夫
々、スプロケットやタイミングプーリや平滑プーリ等の
回転輪39,40が取付けられる。
ーンやタイミングベルトやVベルト等のエンドレス状動
力伝達部材41を介して、モータ38の回転がスクリューシ
ャフト35に伝達される。なお、モータ38の正逆回転駆動
は、図示省略のリモコン操作等にて行われる。
ト部材29が螺進退し、座部2が主・副竪レール部材13,
13,14に沿って昇降する。
倒れがあっても、ナット部材29が、螺進退しつつ、スク
リューシャフト35の軸心と一致するように傾動して自動
調芯が行われる。従って、座部2の昇降時に異音や振動
が生じることがなく、スクリューシャフト35やナット部
材29等の損傷や損壊の虞がない。また、各部品の製作及
び組立に高精度を必要としない。
13,14及び第1・第2ガイドローラ22…,23…にて、前
後左右の傾きが防止されるので、座部2に、偏荷重が掛
かっても(例えば端の方に座っていても)、スムースな
昇降が可能である。
とナット部材29によって昇降させる構造であるので、モ
ータ38の回転が停止しても、座部2が自走下降せず、任
意高さで確実に停止させることができる。
平状に展開させ、床等に接地乃至近接させた状態にして
座椅子として使用でき、モータ38の動力により座部2を
上昇させて、座り込んだ姿勢から中腰乃至起立姿勢とな
るまでの立上り動作を補助することができる。
機械的弾発部材にて座部2を下方より補助的に支持する
も望ましく、そのようにすればモータ38を小型化できる
利点がある。
示す如く、背部1の上枠部11に枢支具47を介して回転自
在にスプロケット45を枢支し、両端が座部2のフレーム
本体部19に固着されたチェーンベルト44を、スプロケッ
ト45と、モータ43の出力軸に取付けたスプロケット46に
懸架させた構成とするも自由である。
で、次に記載するような著大な効果を奏する。
とにより、座り込んだ姿勢から中腰乃至起立姿勢となる
までの立上り動作を補助できる。従って、膝や足腰の弱
った老人、あるいは膝や足の不自由な身体障害者等で
も、一人でスムーズに立上がることができ、体に負担が
かからない。
及び第1・第2ガイドローラ22…,23…にて、前後左右
の傾きを防止できるので、座部2に、偏荷重が掛かって
も(例えば、端の方に座っていても)、スムースな昇降
が可能である。
立に高精度を必要としないので安価製作が可能である。
Claims (1)
- 【請求項1】 床面に載置される矩形状の支持部材5の
両側に立設された左右一対の主竪レール部材13,13と、
上記支持部材5の中央に立設された副竪レール部材14
と、その各レール部材13,14,13の上部に架設された上
枠部11と、上記両主竪レール部材13,13と副竪レール部
材14に沿って昇降自在な立上り補助用座部2とを具備
し、上記副竪レール部材14の両側に左右方向に向いて形
成された一対のガイド面に、上下に所定の間隔をおいて
その両側から転動自在に係合し、左右方向に拘束されて
上下方向に転動する上下各一対のガイドローラ22,22,
22,22と、上記両主竪レール部材13,13に前後方向に対
向して形成されたガイド面間に、上下に所定の間隔をお
いて転動自在に係合し、前後方向に拘束されて上下方向
に転動する上下各一対のガイドローラ23,23,23,23
と、によって上記立上り補助用座部2が、上記各レール
部材13,14,13の前面側に支持されると共に、上記各レ
ール部材13,14,13の背面側にスクリューシャフト35を
立設し、該スクリューシャフト35に螺合させたナット部
材29を、上記立上り補助用座部2に保持させ、かつ、上
記支持部材5に設けたモータ38によって上記スクリュー
シャフト35を正逆回転駆動させることにより、上記立上
り補助用座部2が、前後左右に傾くことなく、昇降動作
するように構成して成ることを特徴とする椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4269398A JP2958197B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 椅 子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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JPH0690982A JPH0690982A (ja) | 1994-04-05 |
JP2958197B2 true JP2958197B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=17471858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4269398A Expired - Fee Related JP2958197B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 椅 子 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2958197B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013508011A (ja) * | 2009-10-14 | 2013-03-07 | コリア インスティチュート オブ インダストリアル テクノロジー | 昇降駆動モジュールがヒンジ結合された昇降椅子 |
KR20220105763A (ko) * | 2021-01-21 | 2022-07-28 | 송명숙 | 높낮이 조절용 좌식 의자 |
Families Citing this family (4)
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JP2515550Y2 (ja) * | 1993-02-26 | 1996-10-30 | 充 遠藤 | 電動昇降座椅子 |
JP2004267410A (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-30 | Kumamoto Technology & Industry Foundation | 高さ調整式椅子 |
KR101364254B1 (ko) * | 2012-08-01 | 2014-02-14 | 유한회사 삼신기업 | 효도의자 |
FI127759B (fi) * | 2017-08-30 | 2019-02-15 | Liikuntavieteri Oy | Henkilökohotin ja menetelmä henkilökohottimen käyttövoiman tuottamiseksi |
-
1992
- 1992-09-11 JP JP4269398A patent/JP2958197B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
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KR20220105763A (ko) * | 2021-01-21 | 2022-07-28 | 송명숙 | 높낮이 조절용 좌식 의자 |
KR102438801B1 (ko) * | 2021-01-21 | 2022-08-30 | 송명숙 | 높낮이 조절용 좌식 의자 |
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