JP4880796B1 - 介助用車椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車の座席から介助用車椅子に被介護者を移し替える作業を簡単にする介助用車椅子を提供する。
【解決手段】車体フレームの前部両側に設けられる左右一対の前輪と前記車体フレームの後部両側に設けられる左右一対の後輪とを有する走行車体と、床面に対して略水平に配設される座席部と、その座席部の後方に設けられ、前記座席部に対して略直角に立ち上がる位置から略同一平面をなす位置まで傾動可能に連結される背もたれ部と、前記座席部上に配置されるスライドシートとを有し、前記スライドシートは、前記背もたれ部を前記座席部と略同一平面をなす位置まで傾動させてストレッチャー状とした状態で、前記座席部上の位置から前記背もたれ部上の位置まで前記走行車体の前後方向にスライド可能とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、介助用車椅子に関し、詳しくは、自動車の座席との間でお年寄りや身体障害者、病人等の被介護者の移し替え作業を簡単にする介助用車椅子に関する。
従来から、介助用車椅子は、お年寄りや身体障害者、病人等の被介護者を移送するために用いられてきた。また、ベッドや浴室台などの台から介助用車椅子への被介護者の移し替え作業や、介助用車椅子からベッド等の台への被介護者の移し替え作業は、看護婦などの介護者が直接抱きかかえて行っているので、力の弱い女子にあっては、大変困難であり、被介護者を抱きかかえる複数の介護者を必要とすることも多くあった。
特に、丘陵地にある公園墓地や保護施設にお年寄りや身体障害者等の被介護者が訪問する際、自動車の座席と介助用車椅子との間で被介護者の移し替え作業を行なうときに、介助用車椅子が斜面を転がり落ちようとすることが多くあった。このため、被介護者を自動車の座席と介助用車椅子との間で移し替えるためには、被介護者を支える介護者だけでなく、介助用車椅子を固定する介護者と、自動車を操作する補助者が必要であった。このため、人手のないお年寄りなどは、丘陵地へのお墓参りを希望してもできないという問題があった。
一方、介助用車椅子からベッドへの移し変え作業の困難性を軽減させることを目的とした介助用車椅子が、例えば、特許文献1、2に記載されている。特許文献1の介助用車椅子は、その後部両端に左右一対の大径の後輪が取り付けられ、その前部に左右一対の小径の前輪が取り付けられる走行車体と、前記走行車体上に、座位を略ベッド高さに支持するために立設される支持台と、前記支持台上に、前記走行車体の進行方向に対して左右側へスライド可能に取り付けられる座部と、前記座部の後端に、該座部と同一水平面上まで傾動可能な状態で連結される背もたれ部と、前記座部の前端に、該座部と同一水平面上まで傾動可能な状態で連結される足載せ部とを備える(請求項1参照)。
この特許文献1の介助用車椅子は、ベッド等の台へ被介護者を移し変えるときは、まず、前記背もたれ部と前記脚載せ部を前記座部と同一水平面となる位置まで傾動させてストレッチャー状とすることで被介護者を座った状態から寝かせた状態とし、次いで、ベッドの側面に横付けした状態で、前記背もたれ部と前記脚載せ部と前記座部とを一体にベッド側(左右方向)へスライドさせる。次に、被介護者をベッド側へずらすようにして移動させることで最小限の労力で容易にベッドへの移し替えができる。ベッド等の台から介助用車椅子へ被介護者を移し変えるときは、前記と逆の手順で移し変え作業が行なわれる。
特許文献2の介助用車椅子は、背もたれ部、下肢支持部及び足乗せ部等の展開部材が椅子座面に展開可能に連結され、該展開部材は展開時に椅子座面と同一水平面をなして水平支持台を形成するようにされたベッド移乗用車椅子であって、ベッドに対してベッドサイド部との干渉をさける凹所を有しベッドサイド部からベッド中央部まで前進挿入できる側面コ字型の台車と、該台車の上部に昇降可能に設けられた昇降部材と、該昇降部材に左右90度回転可能に設けられた回転座面部とを備え、該回転座面部に前記水平支持台を配設し、前記回転座面部と昇降部材との間に、前記水平支持台をその長手方向軸周りに傾斜させる傾斜駆動手段を設けたものである(請求項3参照)。
この特許文献2の介助用車椅子は、ベッド等の台へ被介護者を移し変えるときは、まず、前記回転座面部を90度回転させ、この状態から背もたれ部と下肢支持部と足乗せ部とを水平に展開して水平支持台を形成してストレッチャー状とすることで被介護者を座った状態から寝かせた状態にする。次に、介護者は、介助用車椅子を前進させて、前記台車のコの字型空間部内にベッドのサイド部からベッドの中央部までを挿入する。この状態で、前記水平支持台をその長手方向軸周りに傾斜させることにより、被介護者を寝かせたままベッド側に滑り降ろす。この後、被介護者を横臥状態にして、介助用車椅子をベッドから後退させ、続いて被介護者を仰臥状態にする。
このように特許文献2の介助用車椅子は、介護者をストレッチャー状の介助用車椅子に寝かせたままベッド側に滑り降ろすことで、ベッドから介助用車椅子、あるいは介助用車椅子からベッドへの移し替え作業を介護者一人でも容易とするものである。
特開2006−280759号公報 特開2003−144496号公報
ところで、上記特許文献1、2の介助用車椅子は、自動車の座席との間で被介護者を上記のように寝かせたまま移し替えようとする場合、自動車の中に入れてストレッチャー状とし、自動車の座席の前部に沿って側端を隣接させる必要がある。しかし、自動車の中は一般に狭いので、自動車の中で介助用車椅子をストレッチャー状としたり、ストレッチャー状の介助用車椅子の側端を自動車の座席の前部に沿って隣接させたりすることができない。そのため、特許文献1、2の介助用車椅子を用いても、自動車の座席との間で被介護者を移し替える際に、被介護者を抱きかかえた状態で行なう必要があった。特に、自動車の中は狭いので、複数の介護者が協力して被介護者を抱きかかえることが困難であり、自動車の座席から介助用車椅子への被介護者の移し替え作業は極めて困難なものとなっていた。
そこで、自動車の座席と介助用車椅子との間で被介護者の移し替え作業を簡単にするために、介助用車椅子の座席部を自動車の座席の横側に隣接させることが考えられるが、車体フレームの前部に設けられた前輪や足載せ部が邪魔になったり、自動車のボディーが邪魔になったりして、自動車の座席の横側に座席部を隣接させることができない。
また、上記特許文献1、2のストレッチャー状とした介助用車椅子の背もたれ部を自動車の座席の横側に隣接させることも考えられる。しかし、この場合、被介護者を抱きかかえることなく自動車の座席と背もたれ部との間で移し替えを行なうことができるが、被介護者を背もたれ部の位置と座席部の位置との間を移動させる手間が生じてしまう。このため、自動車の座席と介助用車椅子との間で被介護者を移し替える作業を簡単にすることはできなかった。
そこで、本発明の課題は、自動車の座席との間で被介護者の移し替え作業に携わる介護者が少なくて済み、しかも自動車の座席との間で被介護者の移し替え作業を簡単にする介助用車椅子を提供することである。
請求項1に係る発明は、上記した従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、車体フレームの前部両側に設けられる左右一対の前輪と前記車体フレームの後部両側に設けられる左右一対の後輪とを有する走行車体と、床面に対して略水平に配設される座席部と、その座席部の後方に設けられ、前記座席部に対して略直角に立ち上がる位置から略同一平面をなす位置まで傾動可能に連結される背もたれ部と、前記座席部上に配置されるスライドシートとを有し、前記スライドシートは、前記背もたれ部を前記座席部と略同一平面をなす位置まで傾動させてストレッチャー状とした状態で、前記座席部上の位置から前記背もたれ部上の位置まで前記走行車体の前後方向にスライド可能であり、前記背もたれ部上の位置で、前記背もたれ部と平行な面内で、かつ、中心を回転中心として、少なくとも90度回転可能となっていることを特徴とする介助用車椅子に関する。
請求項1に係る発明によれば、介助用車椅子をストレッチャー状とすると、スライドシートが座席部上の位置から背もたれ部上の位置まで走行車体の前後方向にスライド可能となるので、自動車の座席と介助用車椅子との間で被介護者を移し替える際、背もたれ部を自動車の座席の横側に隣接させれば、被介護者を抱きかかえることなく、自動車の座席とスライドシートとの間で移し替えを行なうことができるとともに、スライドシート上の被介護者を背もたれ部の位置と座席部の位置との間を簡単に移動させることができる。そのため、自動車の座席と介助用車椅子との間で被介護者の移し替え作業に携わる介護者が少なくて済むとともに、自動車の座席と介助用車椅子との間で被介護者の移し替え作業を簡単にすることができる。さらに、前記スライドシートは、前記背もたれ部上の位置で、前記背もたれ部と平行な面内で、かつ、中心を回転中心として、少なくとも90度回転可能となっていることにより、被介護者をスライドシートに載せたときに、被介護者の向きが前記走行車体の前方を向いていなくても、被介護者の向きを前記走行車体の前方に変えやすくなるとともに、被介護者をスライドシート上から自動車の座席に移し替えるときに、被介護者の向きを移し替えやすい向きに変えることができる。そのため、例えば、お年寄り等の被介護者が丘陵地にあるお墓を参ろうとする場合においても、自動車の座席から介助用車椅子に移し替える際に必要な人手が少なくて済み、人手が少ないお年寄りでもお墓参りができる。
本発明の実施形態の介助用車椅子を示す側面図 図1の介助用車椅子の走行車体を示す背面図 図1の介助用車椅子のストレッチャー状態を示す平面図 図1の介助用車椅子のストレッチャー状態を示す正面図 図1のA−A線で切断した部分拡大断面図 図5のスライドシート用金具を示す平面図と側面図 図1のスライドシートを示す平面図と側面図 図1のスライドシートをスライドさせた状態を示す平面図
以下、本発明の実施形態の介助用車椅子について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施形態の介助用車椅子1は、図1〜3に示すように、車体フレームの前部両側に設けられる左右一対の大径の前輪2と、車体フレームの後部両側に設けられる左右一対の小径の後輪3とを備える走行車体4と、床面fに対して略水平に配設される正方形状の座席部5と、座席部5の後方に配設される長方形状の背もたれ部6と、座席部5上に配置されるスライドシート7とを有する。
車体フレームは、座席部5の左右両側面に沿って延びて座席部5の前方の位置から斜め下方に屈曲するへ字状の座席フレーム8と、両座席フレーム8の上方で座席フレーム8と平行に延びて下方に屈曲するコ字状の肘掛フレーム9と、座席フレーム8の後端に傾動可能に連結される逆U字状の背面フレーム10と、後輪フレーム11とを有する。両座席フレーム8の下端部には脚載せ部12が設けられている。肘掛フレーム9は、座席部5の前側と後側の位置で座席フレーム8と一体に結合して座席フレーム8の下方に至っている。後輪フレームは、両肘掛フレーム9の後側の座席フレーム8近傍の位置から斜め下方に向かって延びている。両肘掛フレーム9の上には、肘掛パッド13が設けられている。
前輪2は、肘掛フレーム9の前側の下端部に回動可能に取り付けられている。前輪2の側面には前輪2を回すための円形の前輪ハンドル14が設けられている。後輪3は、後輪フレーム11の下端部に自在に向きが変わるように取り付けられている。背面フレーム10には、後方に突出するハンドルバー15が設けられている。ハンドルバー15には前輪2の回転を止めるブレーキ16が設けられている。
座席部5は、両座席フレーム8の内側に設けられた前後方向に延びる支持部材17の上に載せられた状態でボルト等の固定部材により締め付けられて固定されている。背もたれ部6は、背面フレーム10の内側に設けられた板金18に載せられた状態で固定部材により板金18に締め付けて固定されている。背面フレーム10には、後輪フレーム11に固定された駆動シリンダ19が設けられている。
駆動シリンダ19は、走行車体4の側面に設けたハンドルレバー20を操作することで、固定装置21を開閉することができ、固定装置21を開にすることにより駆動シリンダ19のロッド22が伸び縮み可能となる。これにより、介助用車椅子1は、駆動シリンダ19の固定装置21を開にした状態で背もたれ部6を倒すと、背もたれ部6が座席部5に対して略直角に立ち上がる位置から略同一平面をなす位置まで傾動させることができ、図3、4に示すように、ストレッチャー状となる。
座席部5には、図3に示すように、上下方向に貫通する貫通孔23が中央部近傍から後端中央部まで連続して長孔状に形成されている。貫通孔23は、図5に示すように、上部23aの左右寸法が小さく形成され、下部23bの左右寸法が大きく形成された断面段差状に形成されている。背もたれ部6には、図3に示すように、座席部5の貫通孔23と同一形状の貫通孔24が前端中央部から後方中央部まで連続して長孔状に形成されている。
座席部5の貫通孔23には、図5、6に示すように、上部外径が小径に形成された小径筒部25aと、下部外径が大径に形成された大径筒部25bとからなる断面段差状のスライドシート用金具25が挿入される。小径筒部25aの外径寸法は、貫通孔23の上部23aの左右寸法よりも僅かに小さく形成され、大径筒部25bの外径寸法は、貫通孔23の下部23bの左右寸法よりも僅かに小さく形成される。スライドシート用金具25には、上下方向に貫通する断面円形の貫通孔26が形成されている。
スライドシート7は、図7に示すように、座席部5の大きさとほぼ同じ大きさの正方形状に形成された板部材27と、板部材27の下面中央に設けられた円柱状の突部28と、板部材27の下面に約半分が嵌め込まれた状態で回転自在の複数の玉29とを有する。また、スライドシート7は、突部28がスライドシート用金具25の貫通孔26の径よりも僅かに径が小さく形成されており、図5に示すように、スライドシート用金具25との間で座席部5を上下方向から挟み込むようにして、突部28をスライドシート用金具25の貫通孔26に嵌め込むことにより、座席部5から抜け止めされている。これにより、スライドシート7は、スライドシート用金具25と一体となって、図7、8に示すように、座席部5上の位置から背もたれ部6上の後方部の位置まで貫通孔23、24に沿って走行車体4の前後方向にスライド自在となるとともに、背もたれ部6上の位置で、背もたれ部6と平行な面内で、かつ、中心cを回転中心として360度回転可能となる。また、スライドシート7の材質は、金属やプラスチックなどいずれでもよいが、軽量化の点からプラスチックが好ましい。
座席部5の下面と背もたれ部6の後面には、図3〜5に示すように、スライドシート用金具25を覆うように断面コ字状のカバー部材30が固定されている。
お年寄りや身体障害者、病人等の被介護者aを介護する介護者は、上記のように構成された介助用車椅子1を次のようにして操作して、自動車の座席と介助用車椅子1との間で被介護者aの移し替えを行なう。
自動車の座席から介助用車椅子1に被介護者aを移し替える場合は、まず、ハンドルレバー15を操作するとともに背もたれ部6を押し倒すことにより、図8に示すように、介助用車椅子1をストレッチャー状とする。次に、自動車のドアを開けた状態で、被介護者aが座っている座席の横側に背もたれ部6の側端6aが背面プレート10を介して隣接するように介助用車椅子1を移動させる。このとき、背もたれ部6の前記座席に隣接させる部分は後端6bでもよい。
次いで、スライドシート7を座席部5の位置から背もたれ部6上の後方部の位置にスライドさせる。その後、被介護者aの向きを自動車の座席に座ったままスライドシート7側に変えるとともに、被介護者aの足をスライドシート7上に載せる。この状態で、被介護者aのお尻が座席から少し浮く程度に被介護者aを支えながらスライドシート7側に移動させて、被介護者aのお尻をスライドシート7上に載せる。自動車の座席の高さがスライドシート7の高さと同じくらいの場合は、被介護者aが自動車の座席に座っている状態からスライドシート7側にずらすようにしてスライドシート7上に載せることもできる。
次に、被介護者aが走行車体4の前方を向くようにスライドシート7を90度回転させた後、スライドシート7を座席部5の位置までスライドさせる。この状態から、被介護者aの足を足載せ部12に載せて、ハンドルレバー15を操作するとともに、背もたれ部6を持ち上げることで、図1に示すように、自動車の座席から介助用車椅子1への被介護者aの移し替え作業が完了する。
介助用車椅子1から自動車の座席に移し替える場合は、前記と逆の手順で行なわれる。具体的には、まず、図1に示す状態から、ハンドルレバー15を操作するとともに、背もたれ部6を押し倒すことにより、介助用車椅子1をストレッチャー状とする。次に、自動車のドアを開けた後、自動車の座席の横側に背もたれ部6の側端6aが背面プレート10を介して隣接するように介助用車椅子1を移動させる。このとき、背もたれ部6の前記座席に隣接させる部分は後端6bでもよい。
次いで、被介護者aの足をスライドシート7上に載せて、スライドシート7を座席部5の位置から背もたれ部6の後方部の位置までスライドさせる。そして、被介護者aの向きを自動車の座席に向くようにスライドシート7を90度回転させて、被介護者aの足を自動車の座席に載せる。背もたれ部6の後端6bを自動車の座席の横側に隣接させている場合は、スライドシート7を180度回転させることにより、被介護者aの向きを自動車の座席に向くようにする。
そして、被介護者aの足を自動車の座席の上に載せ、この状態で、被介護者aのお尻がスライドシート7から少し浮く程度に被介護者aを支えながら自動車の座席側に移動させて、被介護者aのお尻を自動車の座席上に載せる。自動車の座席の高さがスライドシート7の高さと同じくらいの場合は、スライドシート7上の被介護者aの向きを自動車の前方と同じ向きになるようにスライドシート7を回転させ、この状態で、スライドシート7上の被介護者aを自動車の座席側にずらすようにして自動車の座席に載せることもできる。
その後、被介護者aの向きを自動車の前方を向くように変えるとともに、被介護者の足を自動車の座席から降ろす。このようにして、被介護者aを介助用車椅子1から自動車の座席に移し替える。
介助用車椅子1は、介護者が自動車の座席との間で被介護者aを移し替える際に、被介護者aを抱きかかえることなく自動車の座席とスライドシート7との間で移し替えることができるとともに、スライドシート7をスライドさせるだけで、被介護者aを座席部5の位置と背もたれ部6の位置との間で簡単に移動させることができる。このため、介助用車椅子1は、自動車の座席との間で被介護者aの移し替え作業に携わる介護者が複数人必要なく、例えば、女性一人であっても被介護者aの移し替え作業ができるなど、自動車の座席との間で被介護者aの移し替え作業が簡単である。
上記実施形態では、介助用車椅子1は、自動車の座席との間で被介護者aを移し替えるために使用したが、これに限定されるものではなく、ベッド等の台との間で被介護者aを移し替えるために使用してもよい。
1 介助用車椅子
2 前輪
3 後輪
4 走行車体
5 座席部
6 背もたれ部
7 スライドシート
c 中心
f 床面

Claims (1)

  1. 車体フレームの前部両側に設けられる左右一対の前輪と前記車体フレームの後部両側に設けられる左右一対の後輪とを有する走行車体と、床面に対して略水平に配設される座席部と、その座席部の後方に設けられ、前記座席部に対して略直角に立ち上がる位置から略同一平面をなす位置まで傾動可能に連結される背もたれ部と、前記座席部上に配置されるスライドシートとを有し、
    前記スライドシートは、前記背もたれ部を前記座席部と略同一平面をなす位置まで傾動させてストレッチャー状とした状態で、前記座席部上の位置から前記背もたれ部上の位置まで前記走行車体の前後方向にスライド可能であり、前記背もたれ部上の位置で、前記背もたれ部と平行な面内で、かつ、中心を回転中心として、少なくとも90度回転可能となっていることを特徴とする介助用車椅子。
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