JPH09182774A - 車椅子入浴装置 - Google Patents

車椅子入浴装置

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JPH09182774A
JPH09182774A JP34285395A JP34285395A JPH09182774A JP H09182774 A JPH09182774 A JP H09182774A JP 34285395 A JP34285395 A JP 34285395A JP 34285395 A JP34285395 A JP 34285395A JP H09182774 A JPH09182774 A JP H09182774A
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JP
Japan
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wheelchair
bathtub
water
bath
seat
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JP34285395A
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English (en)
Inventor
Naohito Kameda
尚人 亀田
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Amano Corp
Original Assignee
Amano Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車椅子の背板部で浴槽内に封水する構成にお
いて、浴槽への給湯に要する所要時間を大幅に短縮する
ことにある。 【解決手段】 側壁に前面開口部12が設けられた浴槽
11と、前面開口部12を開する扉(U字状封水ロック
部32を備えた椅子本体25)と、その扉が組み込まれ
た車椅子21を備えた構成において、車椅子21には、
座の高さ位置から入浴を行う利用者の足くびに対応され
る高さ位置を近傍までの幅をもってシート厚さとすると
共に、このシート厚さに比例される専有容積を浴槽に対
して確保し得る外形構造のシート部27を設けたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身障者等の利用者
が車椅子に着座したまま入浴することができる車椅子入
浴装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車椅子に着座したまま入浴できる
車椅子入浴装置として、浴槽の前面開口部から車椅子の
シート部を浴槽内に進入可能としてなるものである。こ
の従来技術では、浴槽の前面開口部に扉を備えており、
該扉を開いて車椅子の全体を浴槽内に進入せしめてか
ら、上記扉を閉めてロックした後、給湯して入浴するこ
とを可能としている。また、入浴終了時には、排水した
後、前記扉をロック解除して開いてから、車椅子浴槽外
へと移動するものとなる。
【0003】しかし、浴槽内に車椅子の全体が配置され
た状態で、車椅子入浴装置を稼動させる構成では、浴槽
の槽内スペースを大きく確保しなければならず、これに
ともない浴槽内に給湯しなければならない温水の水量が
多大となる。
【0004】そこで、浴槽内に車椅子のシート部のみが
配置され、車椅子の背板部で浴槽内を封水する構成のも
のが提案された。この背板部による封水構成の場合に
は、車椅子の背板部が浴槽内に配置されないため、浴槽
の槽内スペース小さくすることができる。従って、車椅
子全体が浴槽内に配置される構成の場合よりも給湯水量
を少なくしても、利用者に対する有効水量を確保するこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来構
成のいずれの場合でも、浴槽への給湯に要する所要時間
が長すぎるとの不満が利用現場から出ていた。また、利
用者が快適に入浴することができる条件を確保しつつ、
槽内スペースを更に小さくすることに限界が生じてい
た。従って、従来は浴槽への給湯に要する所要時間を更
に短縮化することが実質的に不可能であった。
【0006】本発明は上記した事情に着目してなされた
ものであり、その目的とするところは、車椅子の背板部
で浴槽内を封水する構成において、浴槽への給湯に要す
る所要時間を大幅に短縮化し得る車椅子入浴装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、側壁に開口部が設けられた浴槽
と、前記開口部を開閉する扉と、前記扉が組み込まれた
車椅子とを備えた車椅子入浴装置において、前記車椅子
には、座の高さ位置から利用者の足くびに対応される高
さ位置の近傍までの幅をもってシート厚さとすると共
に、当該厚さに比例される専有容積を前記浴槽に対して
確保し得る外形構造のシート部を、設けたことを特徴と
する。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記車椅子のシート部は、略U字形の座形状であっ
て、FRP製の中空構造物であることを特徴とする。
【0009】請求項1の発明では、車椅子のシート部
は、座の高さ位置から利用者の足くびに対応される高さ
位置の近傍までの幅をもってシート厚さとすると共に、
当該シート厚さに比例される専有容積を浴槽に対し確保
し得る外形構造のものであるから、利用者に対する有効
水深を確保するうえでの給湯水量をシート厚さの厚いシ
ート部の専有容積分だけ小さくできる。
【0010】請求項2の発明では、車椅子のシート部
は、請求項1の発明の構成が、略U字形の座形状であっ
て、FRP製の中空構造物であるので、利用者が臀部ま
で手を回すことができ、また軽量で堅固なものであるか
ら、利用者にやさしく使い勝手が良いものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明が適用された一実施
例の車椅子入浴装置の車椅子引き出し状態を示す図であ
り、図2は図1に示した車椅子入浴装置の車椅子封接状
態を示す図である。
【0012】車入椅子入浴装置10は、浴槽11と車椅
子21とを有し、浴槽11の前面開口部12から車椅子
21のシート部27を浴槽11内に進入可能とし、身障
者等が車椅子21に着座したまま快適に入浴できるよう
にしたものである。
【0013】浴槽11は、FRP製の槽本体13の内部
に浴槽フレーム14を備え、浴槽フレーム14に固定さ
れたステー15を介して浴室床面上に設置される。浴槽
11は、給湯栓、気泡噴出口、シャワーノズル、排水栓
等の給排水装置(不図示)を備えるともに、薬液注入口
等の殺菌装置(不図示)を備え、槽本体13にそれら藷
装置(後述する封水保持装置41も含む)の操作盤(不
図示)を備えている。
【0014】車椅子21は、椅子フレーム22に椅子本
体25を支持されており、椅子本体25は、背板部26
とシート部27とを備えている。そして、シート部27
は、座の高さ位置から利用者の足くびに対応される高さ
位置の近傍までの幅をもってシート厚さとする共に、そ
のシート厚さに比例される専有容積を浴槽11に対して
確保し得る外形構造のものである。このシート部27
は、略U字形の座形状であって、図3の如く要部を断面
で表した椅子本体の側面図、図4の如く要部を断面で表
した椅子本体の上面図のように中空構造にしたFRP製
のものである。なお、車椅子21において、背板部26
の上部背面には解除把手28を備え、シート部27の前
方両側部に肘掛け29を備え、シート部27の前方下部
にフットレスト30を備えている。椅子フレーム22に
は、キャスタ23を制止するブレーキ(不図示)を備え
ている。
【0015】このような車椅子21について更に詳述す
ると、車椅子21は、肘掛け29をシート部27に設け
られる支軸31まわりに略180度旋回でき、通常使用
位置(図11の実線位置)と旋回回避位置(図11の破
線位置)とに切換設定可能とされている。入浴を行う利
用者が車椅子21と他の通常の車椅子(不図示)との間
で乗り移るための横移動時に、肘掛け29は上述の旋回
回避位置に設定される。
【0016】車椅子21は、浴室床面上を前進/後退
し、椅子本体25のうちのシート部27を浴槽11の前
面開口部12から浴槽11内に進入可能とする。車椅子
21は、シート部27を浴槽11内に進入せしめたと
き、前キャスタ23を浴槽11の底部下方に進入せしめ
る。
【0017】また、車椅子21は、椅子本体25の背板
部26とシート部27の外周にU字状封水ロック部32
を備え、封水ロック部32の前面をU字状封水面33と
している(図5)。
【0018】一方、浴槽11は、図5〜図7に示す如
く、槽本体13の前面開口部12まわりのU字状封水面
16に、U字状に連続するゴムパッキン等からなる封水
部材17(図5,図7)を備えている。
【0019】従って、車椅子21の封水面33は浴槽1
1の封水面16に設けてある封止部材17に封接せしめ
られることになる。この封接せしめられた状態を保持す
るために、図1に示す如く浴槽11には封水保持装置4
1を内蔵している。封水保持装置41は、図8に示す如
く、槽本体13の前面開口部12の両側それぞれの上下
2位置(全4位置)に、フレーム14Aにトラニオン支
持される水圧シリンダ42を備えるとともに、フレーム
14Bにピン結合されるロック爪43に備えている。こ
のとき、フレーム14Bには第1リンク44がピン結合
されるとともに、第1リンク44とロック爪43とを結
合する第2リンク45を備え、第1リンク44と第2リ
ンク45との連結ピン46にシリンダ42のロッド先端
部をピン結合し、倍力機構を形成することとしている。
これにより、封水保持装置41は、下記(a),(b)
を行う。
【0020】(a)水圧シリンダ42を収縮させること
により、第1リンク44と第2リンク45の連結ピン4
6を引き、ロック爪43を非ロック位置に設定する(図
9(A))。
【0021】(b)水圧シリンダ42を伸張させること
により、第1リンク44と第2リンク45の連結ピン4
6を押し、ロック爪43をロック位置に設定し、車椅子
21の封水ロック部32を浴槽11の封水面16との間
に挾圧する(図9(B))。即ち、封水保持装置41
は、車椅子21のシート部27を浴槽11内に進入せし
めた状態で、ロック爪43を上記(b)によりロック位
置に設定することにより、車椅子21の封水ロック部3
2を浴槽11の封水面16との間に挾圧し、封水ロック
部32に設けてある封水面33を浴槽11の前面開口部
12まわりの封水面16に設けてある封止部材17に封
接せしめる。
【0022】前述の如く、側壁に前面開口部12が設け
られた浴槽11と、前面開口部12を開閉する扉(U字
状封水ロック部32を備えた椅子本体25)と、その扉
が固定された車椅子21を備えた構成において、本実施
例にあっては、車椅子21には、座の高さ位置から入浴
を行う利用者の足くびに対応される高さ位置の近傍まで
の幅をもってシート厚さとすると共に、このシート厚さ
に比例される専有容積を浴槽11に対して確保し得る外
形構造のシート部27を、設けている。そのため、本実
施例の車椅子入浴装置10は、利用者に対する有効水深
を確保するうえでの給湯水量をシート厚さの厚いシート
部27の専有容積分だけ少なくできる。一例を挙げれ
ば、上記構成によりシート部の容積として20l程度を
確保することができ、座位による身体障害者1人を26
0l程度の実容積でもって十分に入浴させることが可能
となる。従って、本実施例によれば、浴槽11への給湯
に要する所要時間をシート厚さの厚いシート部27の専
有容積分に見合った分だけ短縮することができる。上記
例によると、一般の家庭用の給湯設備では、定格:40
l/分であり、この場合に、従来によると約7分の給湯
時間を要していたが、本実施例によると、シート部27
の専有容積分(約20l分)だけ給湯水量を少なくし得
るので、約6分10秒の給湯時間で済む。また節水の観
点でも有用である。また、本実施例の如く、シート部2
7として、略U字形の座形状であって、FRP製の中空
構造物からなるシート部を適用することにより、シート
部27は、利用者が臀部まで楽に手を回すことができ、
また軽量で堅固なものであるから、利用者にやさしく使
い勝手が良いものとなる。
【0023】更に、浴槽11はチルト装置51を備えて
いる(図10)。チルト装置51は、椅子フレーム22
にチルト軸52を介して椅子本体25を傾動自在に支持
するとともに、椅子本体25の背面に設けてあるチルト
レバー53の第1溝54Aと第2溝54Bのいずれか
に、椅子フレーム22側に横移動可能に設けてあるスト
ッパピン55を選択的に係合可能としている。ストッパ
ピン55が第1溝54Aに係合するとき、椅子本体25
は直立側位置に、ストッパピン55が第2溝54Bに係
合するとき、椅子本体25は傾斜位置に設定される。ス
トッパピン55の上述の横移動は以下の如くによりなさ
れる。即ち、椅子フレーム22に枢着される支軸56ま
わりにペダル57及びアーム58が連結され、アーム5
8に連結軸59を介してスプール60が連結され、スプ
ール60は椅子フレーム22に一体のスライドガイド6
1にガイドされ、スプール60の中間部に前述のストッ
パピン55が固着されている。尚、スプール60は、ス
ライドガイド61内に設けてある圧縮ばね62によりス
トッパピン55を第1溝54A、第2溝54Bの溝奥に
押し込む方向に弾発されている。これにより、チルト装
置51は、下記(a),(b)を行う。
【0024】(a)ストッパピン55が第1溝54Aに
係合している直立側位置設定状態下(図10(B))で
介助者がペダル57を踏み込むと、スプール60は圧縮
ばね62を圧縮する方向に移動し、スプール60に固着
のストッパピン55は第1溝54Aから円弧溝54Cの
側に出る。この状態で、介助者が椅子本体25をチルト
軸52まわりに押し下げることにて、チルトレバー53
の円弧溝54Cがストッパピン55まわりを下方に移動
しストッパピン55が円弧溝54Cの上端に衝合するに
至る結果、第2溝54Bがストッパピン55に臨むと、
ストッパピン55は圧縮ばね62の弾発力により第2溝
54Bに押し込まれて第2溝54Bに係合するものとな
る。これにより、椅子本体25は図10(C)の傾斜位
置に設定替えされる。
【0025】(b)ストッパピン55が第2溝54Bに
係合している傾斜位置設定状態下(図10(C))で、
介助者がペダル57を踏み込むと、スプール60は圧縮
ばね62を圧縮する方向にに移動し、スプール60に固
着のストッパピン55は第2溝54Bから円弧溝54C
の側に出る。この状態で、介助者が椅子本体25をチル
ト軸52まわりに押し上げることにて、チルトレバー5
3の円弧溝54Cがストッパピン55まわりを上方に移
動しストッパピン55が円弧溝54Cの下端に衝合する
に至る結果、第1溝54Aがストッパピン56に臨む
と、ストッパピン55は圧縮ばね62の弾発力により第
1溝54Aに押し込まれて第1溝54Aに係合するもの
となる。これにより、椅子本体25は図10(B)の直
立側位置に設定替えされる。
【0026】そして、車椅子入浴装置10にあっては、
車椅子21の椅子本体25を上述のチルト装置51によ
り傾斜位置に設定した状態で、車椅子21のシート部2
7を浴槽11内に進入可能とし、前述の封水保持装置4
1により車椅子21の封水面33を浴槽11の前面開口
部12まわりの封水面16に設けてある封止部材17に
封接可能としている。
【0027】次に本実施例の車椅子入浴装置10の使用
手順について説明する。
【0028】(A)浴槽11の外部での車椅子21への
乗り移り操作 入浴前、又は出浴後に、他の通常の車椅子(不図示)と
車椅子21との間で、入浴者が乗り移る際には、下記
(1),(2)による。
【0029】(1)チルト装置51により、車椅子21
の椅子本体25を直立側位置に設定し、フットレスト3
0を低位に設定して奥(図11(A))。
【0030】(2)車椅子21の肘掛け29は旋回回避
位置(図11の破線位置)に設定し、入浴者が車椅子2
1と他の通常の車椅子との間で横滑りする如くに乗り移
り可能とする。その後、肘掛け29を通常使用位置に戻
す。
【0031】(B)入浴操作 (1)チルト装置51により、車椅子21の椅子本体2
5を傾斜位置に設定する(図1,図11(B))。
【0032】(2)車椅子21を前進せしめ、車椅子2
1のシート部27を浴槽11の前面開口部12から浴槽
11内に進入せしめる。
【0033】(3)封水保持装置41により、車椅子2
1の封水面33を浴槽11の前面開口部12まわりの封
水面16に設けてある封止部材17に封接せしめる。
【0034】(4)浴槽11内に給湯し、入浴する。
【0035】(C)出浴操作 (1)浴槽11から排水する。
【0036】(2)封水保持装置41により、車椅子2
1の封水面33と、浴槽11の前面開口部12まわりの
封水面16に設けてある封止部材17との封接を解除す
る。
【0037】(3)車椅子21を後退せしめ、車椅子2
1のシート部27を浴槽11の前面開口部12から浴槽
11外に移動する。
【0038】このように、本実施例の車椅子入浴装置1
0は使用されることになるので、上記説明した如く浴槽
11への給湯に要する所要時間をシート厚さの厚いシー
ト部27の専有容積分に見合った時間だけ短縮化し得る
と共に、以下のような効果を奏する。
【0039】(1)入出浴時に扉の開閉操作が不要とな
り、介助の省力化ができる。即ち、入浴時には、「車椅
子21進入」「車椅子21封接」の2ステップだけとな
る。また、出浴時にも、「車椅子21封接解除」「車椅
子21移動」の2ステップだけとなる。
【0040】(2)車椅子21がチルト装置51を備え
るとともに、背板部26及びシート部27を傾斜させた
状態で「車椅子21封接」を行うものであるから、
(a)入浴者はリクライニング状態で入浴でき、入浴者
と槽内奥面との間隔が広がり、ゆとり感のある入浴がで
きる(図12(A),(B))、(b)入浴者がリクラ
イニング状態で入浴するから、槽深さを深くすることな
く入浴者の有効水深を深くすることができ、入浴者に一
定の有効水深を確保しながら介助者による浴中マッサー
ジ等のための介助高さを低くでき、介助作業性を向上で
きる(図12(A)),(B))、また(c)槽外での
他の通常の車椅子21との乗り移り時にも、車椅子入浴
装置10の車椅子21を直立側位置に設定することにて
そのフットレスト30を低位とし、乗り移りを容易にす
る(図11(A),(B))。
【0041】尚、本発明の実施において、車椅子は自走
駆動部を備えていても良い。また、前述(B),(C)
の入出力浴操作は必ずしも介助者を用いず、入浴者自身
によりなされるものであっても良い。このとき、浴槽内
に入浴者による入出浴操作のための手摺を設けておくこ
ともできる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、利用者に対する有効水深を確保するうえでの給
湯水量をシート厚さの厚いシート部の専有容積分だけ少
なくすることができるので、浴槽への給湯に要する所要
時間を大幅に短縮することができ、また節水の観点でも
有用である。
【0043】請求項2の発明によれば、利用者が臀部ま
で楽に手を回すことができ、また軽量で堅固なものであ
るから、利用者に優しく使い勝手が良いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された一実施例の車椅子入浴装置
の車椅子引き出し状態を示す図である。
【図2】本発明が適用された一実施例の車椅子入浴装置
の車椅子封接状態に示す図である。
【図3】要部を断面で表した椅子本体の側面図である。
【図4】要部を断面で表した椅子本体の上面図である。
【図5】車椅子入浴装置の車椅子引き出し状態を平面視
で示す図である。
【図6】車椅子入浴装置の車椅子封接状態を平面視で示
す図である。
【図7】浴槽の前面開口部を示す図である。
【図8】封水保持装置を示す図である。
【図9】封水保持装置の作動を示す図である。
【図10】チルト装置を示す図である。
【図11】車椅子のチルト状態を示す図である。
【図12】チルト装置の適用効果を示す図である。
【符号の説明】
10…車椅子入浴装置 11…浴槽 12…前面開口部 16…封水面 21…車椅子 26…背板部 27…シート部 33…封水面 41…封水保持装置 51…チルト装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁に開口部が設けられた浴槽と、前記
    開口部を開閉する扉と、前記扉が固定された車椅子とを
    備えた車椅子入浴装置において、 前記車椅子には、扉の高さ位置から利用者の足くびに対
    応される高さ位置の近傍までの幅をもってシート厚さと
    すると共に、当該シート厚さに比例される専有容積を前
    記浴槽に対して確保し得る外形構造のシート部を、設け
    たことを特徴とする車椅子入浴装置。
  2. 【請求項2】 前記車椅子のシート部は、略U字形の座
    形状であって、FRP製の中空構造物であることを特徴
    とする請求項1記載の車椅子入浴装置。
JP34285395A 1995-12-28 1995-12-28 車椅子入浴装置 Pending JPH09182774A (ja)

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JP34285395A JPH09182774A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 車椅子入浴装置

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JP (1) JPH09182774A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009078028A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Og Giken Co Ltd 入浴用車椅子
JP2009082283A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Og Giken Co Ltd 入浴装置

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