JP2015029678A - 車椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】座面部を傾ける際の介助者の負担を低減できる車椅子を提供する。【解決手段】車椅子1は、座面部22の傾きを変更するチルト機構30を備える。チルト機構30は、座面部22に対して固定される湾曲したフレーム24と、湾曲したフレーム24のスライド移動をガイドするガイド手段32と、を有する。車椅子1は、要介助者を入浴させる際に使用する入浴用車椅子として好適である。【選択図】図1

Description

本発明は車椅子に関し、特に、体が不自由で介助が必要な者(以下、要介助者と記載する)が入浴の際に使用するのに好適な車椅子に関する。
従来、例えば老人や身体障害者等の要介助者を入浴させる場合に、入浴用の車椅子が使用されている。このような車椅子の中には、入浴者が座る座面部(座面)が傾斜する(チルトした状態になる)タイプのものがある(例えば特許文献1〜4参照)。
図4は、従来の入浴用車椅子100と、当該入浴用車椅子100と対になって使用される入浴装置200とを示す概略側面図である。図4では、入浴用車椅子100が入浴装置200に横付けされた状態になっている。図5は、図4に示す入浴用車椅子100と入浴装置200とを上から見た場合の概略平面図である。図4及び図5に示されるように、従来の入浴用車椅子100は、台車部110と、台車部110の上側に配置される椅子部120と、を備える構成になっている。
台車部110は、台車フレーム111と、台車フレーム111の四隅の下部に設けられる4つのキャスター112と、を備えている。台車フレーム111の上部には、入浴用車椅子100の幅方向(図4において紙面と垂直な方向)に延びるレール113が、前後方向(図4において左右方向)に間隔をあけて2つ設けられている。
椅子部120には、ローラー(車輪)121aを有し、当該椅子部120を台車部110に対して移動可能とする走行部121が備えられている。ローラー121aは、台車部110の上部に設けられる2つのレール113に対応するように、前側(図4において左側)と後側(図4において右側)に設けられている。ローラー121aが、レール113に沿って転がることによって、走行部121(結果的に椅子部120)は台車部110に対して相対移動する。
走行部121には、入浴者(要介助者等)が着座する座面部122と、座面部122に着座した着座者が背もたれとして使用する背もたれ部123と、を支持する座面部等支持フレーム124が取り付けられている。座面部等支持フレーム124は、走行部121に対して回動可能(チルト可能)に取り付けられている。また、座面部等支持フレーム124には、座面部122に着座した着座者が足を載せる足載せ部125を支持する足載せ部フレーム126が、回動可能に取り付けられている。
なお、椅子部120は、不図示のロック機構によって、台車部110上を移動できる状態と、移動できない状態とに切り替えられるようになっている。
図6は、図4に示す状態から入浴用車椅子100の座面部122が傾いた(チルトした)状態を示す図である。このチルト状態においては、座面部122の座面は、略水平状態(図4に示す状態)から前側(図4、6において左側)が持ち上げられて、所定の角度(ここでは20°程度)傾けられた状態になっている。この際、座面部122とともに、背もたれ部123等も傾きを変える。このチルト状態は、座面部等支持フレーム124が、中心軸X(例えば走行部121に設けられる)回りを回動することによって得られる。
なお、入浴用車椅子100は、リンク機構(不図示)によって、座面部122のチルトに連動して足載せ部125も回動する(所定の角度だけ上に持ち上げられる)構成になっている。また、座面部122がチルトしていない状態(図4の状態)と、チルトした状態(図6の状態)とは、椅子部120に設けられる不図示の切り替え機構(ロックとロック解除とを行う機構)によって切り替え可能になっている。
ここで、入浴用車椅子100の理解を深めるために、入浴用車椅子100と対になって使用される従来の入浴装置200についても説明しておく。入浴装置200は、浴槽210と、浴槽210の奥側(図4を参照した場合の表現)に設けられるタンク220と、リフト部230と、を備える構成になっている。
浴槽210の一の側壁211(図4において手前側の側壁)には、その略上半分を切り取るように開口部212が形成されている。この開口部212は、上下方向にスライド移動可能に設けられる扉213によって開閉可能になっている。この開口部212を介して、入浴用車椅子100の椅子部120は、浴槽210内に設けられる椅子受け部232(詳細は後述する)に移送される。
開口部212が側壁211の上面から下部まで達するのではなく、上面から略半分程度までしか達しない構成となっているために、浴槽210内に湯が入った状態(半分程度湯が入った状態)で、入浴者を浴槽210に出入りさせることができる。このために、浴槽210に入れる湯を溜めておくタンク220の容量を小さくしつつ、湯を短時間で溜めて入浴者が寒い思いをすることを抑制できる。
浴槽210の奥側(タンク220が設けられる側)には、上下動可能に設けられるリフト部230が配置されている。リフト部230には、アーム231が取り付けられている。アーム231の先端側には、椅子部120を載せることが可能な椅子受け部232が取り付けられている(図5参照)。アーム231は、リフト部230の昇降に伴って上下するだけでなく、浴槽210の長手方向(図4及び図5の左右方向)と平行な方向に揺動可能に設けられている。このために、椅子受け部232は、浴槽210内において、上下方向及び左右方向に位置を移動できるようになっている。
椅子受け部232の上面には、浴槽210の長手方向(図5において左右方向)に間隔をあけて平行配置される2つのレール232aが設けられている。レール232aは、浴槽210の短手方向(図5において上下方向)に延びている。また、椅子受け部232には、その側面(アーム231に取り付けられる側と反対側の側面)に折り畳むことが可能な補助板部233が設けられている。
この補助板部233は、折り畳まれていない場合には、開口部212を介して浴槽210外へと突出する。扉213が閉められることによって、或いは、椅子受け部232がリフト部230によって降下されることによって、補助板部233は、扉213或いは側壁211に持ち上げられて折り畳まれた状態になる。この補助板部233上にも、2つのレール233aが設けられおり、補助板部233が開かれた状態(持ち上げられることなく、略水平になった状態)で、補助板部233のレール233aと、椅子受け部232のレール232aとはほぼ連続した状態になる。
要介助者等を入浴させる場合、入浴用車椅子100に入浴者が乗せられ、当該入浴用車椅子100が、入浴装置200の所定の位置に横付けされる(図4の状態が該当)。この時点で、浴槽210の扉213は開かれている(扉213は降下しており、開口部212が露出されている)。なお、この時点で、浴槽210に約半量の湯が溜められていてよい。
入浴用車椅子100が所定の位置にセットされた時点で、座面部122が図6に示すようにチルト状態にされる。また、入浴用車椅子100が所定の位置にセットされた時点で、台車部110のレール113と、椅子受け部232のレール232a及び補助板部233のレール233aとは、同じ高さになるように調節される。この例では、椅子受け部232が浴槽210の左右の端部に配されるようにアーム231が動かされることによって、レール232a及びレール233aの高さは、台車部110のレール113の高さに合うようになっている。
座面部122がチルトされると、不図示のロック機構が解除されて、椅子部120が台車部110のレール113上を移動可能になる。介助者によって椅子部120がレール113、232a、233a上を移動される。これにより、椅子部120は、浴槽210内に設けられる椅子受け部232に移送される。
椅子部120の移送が完了すると、不図示のロック機構によって、椅子受け部232に椅子部120が固定される。また、浴槽210の扉213が閉められる。この状態で、リフト部230によって椅子受け部232が下降され、椅子部120に座った入浴者は浴槽210内の湯に浸かることができる。この際、適宜、タンク220から浴槽210内に湯が足される。座面部122の座面が水平から傾いている(チルトしている)ために、入浴者が座面部122から前ずれして脱落するという事態は起こり難く、安定した入浴姿勢を保つことができる。なお、入浴者が浴槽210外に出る時には、上述したのと逆の動作が行われる。
特開2006−102389号公報 特開2001−79060号公報 特開平9−108290号公報 特開平9−66090号公報
ところで、従来の入浴用車椅子100では、座面部122が傾いた状態(チルト状態)にされる場合に、介助者は、入浴者の下半身側を持ち上げ、上半身側を背中側に向けて倒す必要がある。このために、座面部122をチルト状態にする際には、その初期段階においては大きな操作力が要求される。この結果、チルト操作が、介助者にとって大きな負担になる場合があった。
以上の点に鑑みて、本発明の目的は、座面部を傾ける際の介助者の負担を低減できる車椅子を提供することである。
上記目的を達成するために本発明の車椅子は、座面部の傾きを変更するチルト機構を備える車椅子であって、前記チルト機構は、前記座面部に対して固定される湾曲したフレームと、前記フレームのスライド移動をガイドするガイド手段と、を有する構成(第1の構成)になっている。
本構成によれば、湾曲したフレームをガイド手段に沿ってスライド移動させることによって座面部の傾きを変更できる。この構成では、介助者は、座面部に座る入浴者の下半身側を持ち上げる動作を行うことなく、座面部を傾ける(チルトした状態にする)ことが可能である。このために、本構成によれば、座面部を傾ける際の介助者の負担を軽減できる。
上記第1の構成の車椅子において、前記ガイド手段はローラーである構成(第2の構成)が好ましい。本構成によれば、座面部を傾ける際の介助者の負担を低減できる入浴用車椅子を安価に構成し易い。
上記第1又は第2の構成の車椅子において、前記座面部は、座面が略水平状態となる第1の状態と、座面が前記第1の状態から所定の角度傾けられた第2の状態とを選択可能に設けられている構成(第3の構成)であるのが好ましい。本構成によれば、入浴者の運搬時及び入浴時の姿勢を安定した状態にし易い。
上記第3の構成の車椅子は、前記座面部を前記第2の状態から前記第1の状態に変更する操作を補助するアシスト手段を備える構成(第4の構成)であるのが好ましい。本構成によれば、チルト状態の座面部の座面を略水平状態に戻す際の介助者の負担も軽減可能である。
上記第4の構成の車椅子において、前記アシスト手段は、前記座面部が前記第1の状態から前記第2の状態に変更される場合に、前記フレームの移動速度を減速する減速手段としても機能する構成(第5の構成)であるのが好ましい。本構成によれば、座面部がチルト状態にされる場合に、座面部に座る入浴者に対して衝撃が加わり難くできる構成を、安価に実現できる。
上記第3の構成の車椅子は、前記座面部が前記第1の状態から前記第2の状態に変更される場合に、前記フレームの移動速度を減速する減速手段を備える構成(第6の構成)であるのが好ましい。本構成によれば、座面部がチルト状態にされる場合に、座面部に座る入浴者に対して衝撃が加わり難くできるので、チルト操作時に入浴者に対して安心感を与えることができる。
上記第1から第6のいずれかの構成の車椅子は、車輪を有する台車部と、前記座面部を含み、前記台車部上に分離可能に配置される椅子部と、を備える構成(第7の構成)であっても構わない。
本発明によれば、座面部を傾ける際の介助者の負担を低減できる車椅子を提供可能である。
本発明の実施形態に係る入浴用車椅子の構成を示す概略斜視図 本発明の実施形態に係る入浴用車椅子の構成を示す概略側面図で、座面部が第1の状態である場合を示す図 本発明の実施形態に係る入浴用車椅子の構成を示す概略側面図で、座面部が第2の状態である場合を示す図 従来の入浴用車椅子と、当該入浴用車椅子と対になって使用される入浴装置とを示す概略側面図 図4に示す入浴用車椅子と入浴装置とを上から見た場合の概略平面図 図4に示す状態から入浴用車椅子の座面部が傾いた(チルトした)状態を示す図
以下、本発明の実施形態に係る車椅子(入浴用車椅子)について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明の実施形態に係る入浴用車椅子は、上述した入浴装置200と同様の入浴装置と対になって使用されるものである。また、本発明の実施形態に係る入浴用車椅子の説明にあたっては、入浴用車椅子に座った入浴者を基準として、前後左右といった表現を使用する。
図1は、本発明の実施形態に係る入浴用車椅子1の構成を示す概略斜視図である。図1に示すように、本実施形態の入浴用車椅子1は、台車部10と、台車部10上に分離可能に設けられる椅子部20と、を備えている。
台車部10を構成する台車フレーム11の四隅の下部には、それぞれキャスター12が設けられている。4つのキャスター12によって、台車部10は床面上を走行可能になっている。また、台車フレーム11の上部には、幅方向(左右方向)に延びるレール13が、前後方向に間隔をあけて2つ設けられている。
椅子部20には、ローラー(車輪)21aを有し、当該椅子部20を台車部10に対して移動可能とする走行部21が備えられている。ローラー21aは、台車部10の上部に設けられる2つのレール13に対応するように、前側と後側に設けられている。ローラー21aが、レール13に沿って転がることによって、走行部21は台車部10に対して相対移動する。ローラー21aが、台車部10のレール13外に移動されると、椅子部20は台車部10から分離した状態になる。なお、椅子部20は、不図示のロック機構によって、台車部10上を移動できる状態と、移動できない状態とに切り替え可能になっている。
椅子部20には、座面部22や背もたれ部23に対して固定され、座面部22等を支持する支持フレーム24が備えられている。本実施形態においては、支持フレーム24には、その他、ヘッドレスト部25や手すり部26が支持されている。手すり部26は、支持フレーム24に対して回動可能に取り付けられるのが好ましい。また、支持フレーム24の一端側(ヘッドレスト部25が設けられる側とは反対側)には、座面部22に着座した着座者が足を載せるフットレスト部27が設けられている。フットレスト部27は、支持フレーム24に対して回動可能に設けられている。
図2は、本発明の実施形態に係る入浴用車椅子1の構成を示す概略側面図で、座面部22が第1の状態である場合を示す図である。図3は、本発明の実施形態に係る入浴用車椅子1の構成を示す概略側面図で、座面部22が第2の状態である場合を示す図である。
図2及び図3に示すように、本実施形態の入浴用車椅子1においては、座面部22は、第1の状態と第2の状態とを選択可能に設けられている。座面部22の第1の状態と第2の状態との切り替えは、詳細は後述するチルト機構30によって可能になっている。なお、座面部22の第1の状態と、座面部22の第2の状態とは、それぞれ、固定可能になっている。当該固定とその解除は、例えばピンの抜き差しによって実現されてよい。
第1の状態においては、座面部22の座面は水平に近い状態(略水平状態)になっている。この第1の状態は、例えば、入浴者を入浴用車椅子1によって運搬する場合に使用される。また、第2の状態においては、座面部22の座面は、第1の状態(略水平状態)から傾いた状態(チルト状態)になっている。なお、第2の状態においては、座面部22のみならず背もたれ部23やヘッドレスト部25も、座面部22が第1の状態にある場合に比べて傾いた状態になっている。第2の状態(チルト状態)は、椅子部20ごと浴槽に移動された入浴者が、浴槽内で安定した姿勢を保てるように設定される状態である。
チルト機構30は、支持フレーム24の円弧状に湾曲した湾曲部31と、湾曲部31を含む支持フレーム24と当接して、支持フレーム24のスライド移動をガイドする複数のガイドローラー32と、によって構成されている。ガイドローラー32は、本発明のガイド手段の一例である。本実施形態においては、ガイドローラー32の数を3つとしているが、この数は適宜変更されて構わない。
ガイドローラー32は走行部21の構成要素(例えば走行部21を構成するフレーム)に固定配置されている。なお、図1から図3においては、左側面の湾曲部31及びガイドローラー32のみが示しているが、右側面にも左側面同様に、湾曲部31及びガイドローラー32が設けられている。また、支持フレーム24(湾曲部31)を挟むように配置される3つのガイドローラー32の配置の仕方は、本実施形態の構成(上側に1つ、下側に2つ)に限定されず、例えば、上側に2つ、下側に1つとしてもよい。
不図示の固定手段による固定を解除することにより、支持フレーム24は、ガイドローラー32に沿ってスライド移動可能になる。円弧状に設けられる湾曲部31がガイドローラー32に沿ってスライド移動することによって、支持フレーム24に支持される座面部22や背もたれ部23の傾きが変わる。すなわち、座面部22が第1の状態にある場合(図2の状態)、支持フレーム24の湾曲部31をガイドローラー32に沿って前向きにスライド移動させることによって、座面部22の座面を略水平状態から傾けることができる(図3の状態にできる)。また、座面部22が第2の状態にある場合(図3の状態)、支持フレーム24の湾曲部31をガイドローラー32に沿って後向きにスライド移動させることによって、座面部22の座面を傾いた状態から略水平状態に戻すことができる(図2の状態にできる)。
チルト機構30によれば、介助者は、座面部22に座る入浴者の下半身側を持ち上げる動作を行うことなく、湾曲部31をガイドローラー32に沿ってスライド移動させることによって、座面部22を傾いた状態(チルト状態;図3の状態)にすることができる。このために、座面部22をチルト状態にする際の介助者の負担を軽減できる。
なお、チルト機構30によれば、座面部22のチルト状態を解除する(図3から図2の状態にする)場合には、介助者は、入浴者の上半身側を持ち上げる必要がある。この際の負担を軽減できるように、本実施形態の入浴用車椅子1には、一端部が走行部21の構成要素(例えば走行部21を構成するフレーム)に固定され、他端部が座面部22に連結されるフットレスト部27に固定される引っ張りバネ33が配置されている。
引っ張りバネ33は、座面部22がチルト状態である場合に、当該チルト状態を戻す方向の付勢力を与える。このために、引っ張りバネ33は、座面部22のチルト状態を解除しようとする介助者を補助する機能を発揮する。また、引っ張りバネ33は、座面部22をチルト状態にする(図2から図3の状態にする)場合に、支持フレーム24(湾曲部31)がガイドローラー32に沿ってスライド移動する速度を減速させる機能も発揮する。このために、座面部22をチルト状態にする場合に、座面部22に座った入浴者に対して衝撃を与え難くできる。
引っ張りバネ33は、本発明のアシスト手段及び減速手段の一例である。なお、アシスト手段及び減速手段は、引っ張りバネ33以外の部材(例えばガススプリング等)で構成されてよい。また、アシスト手段と減速手段は、別々の部材(機構)で構成されても構わない。また、引っ張りバネ33の配置は、あくまでも例示あり、その配置は適宜変更されて構わない。
以上に示した実施形態は本発明の例示であり、本発明の構成は、以上に示した実施形態の構成に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術思想の範囲内で、以上に示した実施形態の構成は適宜変更されて構わない。
例えば、以上に示した実施形態においては、椅子部20が台車部10から分離される構成とした。しかし、本発明は、椅子部と台車部とが分離しない車椅子にも適用可能である。
また、本発明は、座面部に対して背もたれ部を傾けることができるリクライニング機構を備える車椅子に対して適用可能である。また、本発明は、場合によっては、入浴用車椅子以外の車椅子に適応されても構わない。
1 入浴用車椅子
10 台車部
12 キャスター(車輪)
20 椅子部
22 座面部
24 支持フレーム(湾曲したフレーム)
30 チルト機構
31 湾曲部
32 ガイドローラー(ガイド手段)
33 引っ張りバネ(アシスト手段、減速手段)

Claims (7)

  1. 座面部の傾きを変更するチルト機構を備える車椅子であって、
    前記チルト機構は、
    前記座面部に対して固定される湾曲したフレームと、
    前記フレームのスライド移動をガイドするガイド手段と、
    を有することを特徴とする車椅子。
  2. 前記ガイド手段はローラーであることを特徴とする請求項1に記載の車椅子。
  3. 前記座面部は、座面が略水平状態となる第1の状態と、座面が前記第1の状態から所定の角度傾けられた第2の状態とを選択可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車椅子。
  4. 前記座面部を前記第2の状態から前記第1の状態に変更する操作を補助するアシスト手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の車椅子。
  5. 前記アシスト手段は、前記座面部が前記第1の状態から前記第2の状態に変更される場合に、前記フレームの移動速度を減速する減速手段としても機能することを特徴とする請求項4に記載の車椅子。
  6. 前記座面部が前記第1の状態から前記第2の状態に変更される場合に、前記フレームの移動速度を減速する減速手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の車椅子。
  7. 車輪を有する台車部と、
    前記座面部を含み、前記台車部上に分離可能に配置される椅子部と、
    を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の車椅子。
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