JP2011024730A - 車椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】重度の障害を持つ人や、ほぼ寝たきり状態の老人などが利用者である場合であっても、該車椅子への利用者の乗降動作を容易にし、介護者(介助者)の負担を軽減させる。
【解決手段】上部フレーム16は、第一リンク機構18の有する付勢手段20によって、前低後高の状態になるように常に付勢され、背凭れ部9は、上下方向中央部において、前方に屈曲可能に形成されるとともに、第二リンク機構50の有する付勢手段によって、座部に対して略直立の状態になるように常に付勢され、座部には、上部フレーム16に対して側方に移動可能なスライド機構が具備されることとした。
【選択図】図1

Description

本発明は、身体が不自由な人や老人などによる利用者が、移動手段として使用する車椅子において、該車椅子への利用者の乗降動作を容易にする技術に関する。
従来から、病院や施設などにおいて、足腰の筋力が弱り身体が不自由な人や老人などの利用者が、移動手段として使用する車椅子が知られている。
ここで、このような利用者が、独自で車椅子の座部に座ったり、立ち上がったりすることは容易ではなく、介護者(介助者)の介護が必要となる場合が多い。しかし介護者(介助者)が、このような利用者を車椅子から立ち上がらせたり、座らせたりする作業は重労働であり、このような介護者(介助者)の負担を軽減させることが望まれている。
そこで、このような介護者(介助者)に対する負担を少しでも軽減させるべく、利用者の車椅子への乗降動作を容易なものとするために、様々な技術が提案されている。
たとえば、座部と、該座部の後部で立ち上がる背凭れ部と、前記座部の前部で立ち上がる足受け部と、が各々屈曲した着座状態と、これらが略一直線状に上方に延びた起立状態と、に屈伸できるようにフレームを平行リンク機構で支持し、フレームと平行リンク機構との間にアクチュエータを備え、該アクチュエータの動作により、利用者の姿勢変化に沿う屈曲動作で着座、起立状態に変化可能な車椅子が公知となっている(例えば、「特許文献1」を参照。)。
また、着座用のシートがフレーム本体に対して、スライド機構とストッパー機構とにより前後方向にスライド固定自在に配設されるとともに、足載せ用のステップをフレーム本体の前部に対してロック機構により着脱自在に設けた車椅子に関する技術が公知となっている(例えば、「特許文献2」を参照。)。
また、車輪などの移動手段を有しない椅子に関する技術ではあるが、脚体と、該脚体に回動可能に取付けられた座部体と、前記脚体の幅方向側方に設けられた取付け部と、該取付け部に中途部が回動可能に取付けられた肘掛け体と、前記座部体の後端部と前記肘掛け体の後端部とを連結し、前記肘掛け体の中途部を支点として前方へ回動させることで、前記座部体の前端部を支点として後端部が上昇する方向へ回動させる連動部材と、を具備する椅子が公知となっている(例えば、「特許文献3」を参照。)。
特開平8−275970号公報 特開2006−55413号公報 特開2001−37813号公報
このような前記「特許文献1」乃至「特許文献3」に示すような技術を用いれば、介護者(介助者)の負担もある程度軽減させることが可能となる。
即ち、これら技術を用いれば、身体が不自由な人や老人などの利用者が、車椅子に乗降する際には、利用者が着席する座部の方が、利用者側に接近するよう前方に移動してくれるので、介護者(介助者)にとっても、利用者を支えながら車椅子の前方より着座させ、あるいは起立させる作業を低減させることができる。
しかし、重度の障害を持つ人や、ほぼ寝たきり状態の老人などが利用者である場合には、もはや、介護者(介助者)が寄り添いつつ、車椅子の前方に利用者を導くことも困難である。従って、例えば車椅子とベッドとの間を往復し、このような利用者が車椅子に乗降する動作については、依然として介護者(介助者)の負担を軽減することはできなかった。
本発明は、このような問題点を鑑みてなされたものであり、身体が不自由な人や老人などによる利用者が、移動手段として使用する車椅子において、重度の障害を持つ人や、ほぼ寝たきり状態の老人などが利用者である場合であっても、該車椅子への利用者の乗降動作を容易にし、介護者(介助者)の負担を軽減させる技術の提供を課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、前部に回動支点を有する起伏部と、前記起伏部の起伏動作を制御する第一のリンク機構と、前記起伏部の上面に設けられる座部と、前記座部の後部に設けられ、下部に有する回動支点を介して起伏動作を行う背凭れ部と、前記背凭れ部の起伏動作を制御する第二のリンク機構と、前記起伏部の前方において、上部に有する回動支点を介して回動可能に設けられるフットレスト部と、を備える車椅子であって、前記起伏部は、前記第一のリンク機構の有する付勢手段によって、前低後高の状態になるように常に付勢され、前記背凭れ部は、上下方向中央部において、前方に屈曲可能に形成されるとともに、前記第二のリンク機構の有する付勢手段によって、前記座部に対して略直立の状態になるように常に付勢され、前記座部には、前記起伏部に対して側方に移動可能なスライド機構が具備されるものである。
請求項2においては、請求項1に記載の車椅子に関して前記フットレスト部は、足を乗せる足受け台と、前記足受け台を支持する支持部材と、前記支持部材を上下方向に案内するガイド部材と、を有し、前記支持部材とガイド部材との間には付勢手段が設けられ、前記付勢手段によって、足受け台は常に上方に移動するように付勢されるものである。
請求項3においては、請求項1に記載の車椅子に関して、前記スライド機構は、前記起伏部の一方の側部より側方に突出するレール部材を有し、前記レール部材は前記起伏部の縁部に沿って収納自在に構成されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明に拠れば、重度の障害を持つ人や、ほぼ寝たきり状態の老人などを含み、広く一般的に身体が不自由な人や老人などによる利用者にとって、車椅子への乗降動作を容易にし、介護者(介助者)の負担を軽減させることができる。
本発明の一実施例に係る車椅子の全体的な構成を示した側面図。 フレーム部の近傍を示した拡大側面図。 上部フレームを前方に回動した状態における車椅子の全体的な構成を示した側面図。 上部フレームを前方に回動した状態におけるフレーム部の近傍を示した拡大側面図。 上部フレームの側部に設けられるレール部材を側方に突出させた状態を示した斜視図。 座部近傍を示した拡大斜視図。 背凭れ部を斜後下方に回動した状態における座部近傍を示した拡大斜視図。 背凭れ部を水平状態にまで回動した状態における座部近傍を示した拡大斜視図。
次に、発明の実施の形態を説明する。
[車椅子1]
先ず、本発明の一実施例である車椅子1の全体的な構成について、図1を用いて説明する。なお、便宜上、図1の上下方向を車椅子1の上下方向とし、且つ矢印Aの方向を前方として左右方向を規定し、以下説明する。
車椅子1は、フレーム部2や、座席部3や、フットレスト部4などにより構成される。
フレーム部2は車椅子1の骨格となる部位である。フレーム部2下部の前部には、平面視にて旋回自在な小型自由車輪からなる前輪5・5が具備されるとともに、後部には車輪の向きが固定された大型自由車輪からなる後輪6・6が具備される。
フレーム部2の後部において、左右中央部には背凭れローラー11が設けられる。
背凭れローラー11は、円柱形状からなるローラー部材11aや、該ローラー部材11aを軸支するシャフト11bや、該シャフト11bを固定保持するサポート部材11cなど、により構成される。
サポート部材11cは、正面視にて上方側に開口し、且つ上方へと延出する「コ」字状の部材によって形成され、その上端部には、軸心方向を水平左右方向とするローラー部材11aが、シャフト11bを介して軸支される。
そして、背凭れローラー11は、サポート部材11cの下端部において、フレーム部2後部の上端部と、回動軸11dを介して前後回動可能に設けられる。
なお、前記回動軸11dには、捻りコイルバネなどからなる付勢手段(図示せず)が、回動軸11dと同一軸心上に配設されており、該付勢手段によって背凭れローラー11は常に前方に回動するように付勢される。
このような構成からなる背凭れローラー11をフレーム部2の後部に設けることで、利用者は車椅子1から乗降する動作(即ち、後述のように座席部3を前後方向に回動させる動作)を行うたびに、前記背凭れローラー11によって背部のマッサージを受けることができるようになっている。
つまり、背凭れローラー11は、回動軸11dを中心にして常に前方へと回動するように付勢されており、利用者が座席部3に着席した状態のまま、該座席部3を水平状態から前方へと回動させると、背凭れローラー11のローラー部材11aも、予め定められた一定の回動範囲(側面視において、背凭れローラー11の上端部が僅かに前方へと傾倒する状態)に限り、背凭れ部9に追従して前方へ回動されるのである。
背凭れローラー11の上部には、ハンドル7が配設される。
前記ハンドル7は、平面視「コ」字状に形成され、背凭れローラー11のサポート部材11cの上部において、後方側に開口するようにして配設される。そして、左右両側より後方へと延出されるハンドル7の後端部には、グリップ7b・7bが装着されるとともに、左右両側の後輪6・6に連動するブレーキ7c・7cが各々配設される。
このように、ハンドル7を背凭れローラー11に配設することで、利用者にとってみれば、車椅子1上にて簡単な構造で容易に仰臥位(仰向け)の状態となることができる。
即ち、利用者が仰臥位の状態になるように、後述の背凭れ部9を後方へと回動させれば、該利用者の背部は背凭れローラー11のローラー部材11aと当接され、その後、背凭れローラー11は背凭れ部9と連動して、側面視略水平の状態となるまで、後方へと回動されることとなる。つまり、背凭れローラー11に配設されるハンドル7も、背凭れ部9と連動して、後方へと回動されることとなる。
従って、例えば、フレーム部2の後部において、独立してハンドル7を配設する場合には、背凭れ部9を後方へと回動するのに、別途ハンドル7を取り外す機構、或いは、前記背凭れ部9と干渉しない領域にハンドル7を移動する機構などを備える必要があるが、本実施例においては、そのような機構を備えることなく、簡単な構造で容易に利用者が仰臥位(仰向け)の状態となることができるようになっている。
座席部3は、フレーム部2の上部において、該フレーム部2に対して右側方にスライド移動可能に配設される。また、座席部3には、前後回動(即ち、起伏動作)可能な背凭れ部9が具備されており、該背凭れ部9を後方へ回動することで、座席部3全体としてほぼ水平状態となるような構成となっている。
なお、座席部3のスライド移動の方向については、本実施例に限定されるものではなく、フレーム部2に対して左側方、或いは左右両側方に移動可能な構成としてもよい。
フットレスト部4は、利用者が車椅子1の座席部3に着席した際に、左右両足を預けるための部位であり、フレーム部2の前部において、前方に回動可能に配設される。
フットレスト部4の前面上部にはローラー部10・10(図5を参照)が設けられ、利用者は車椅子1に着席しつつ、該ローラー部10・10によって両足の脹脛を自由にマッサージすることができるようになっている。
[フレーム部2]
次に、フレーム部2の詳細について、図1乃至図4を用いて説明する。なお、便宜上、図2乃至図4の上下方向を車椅子1の上下方向とし、且つ矢印Aの方向を前方として左右方向を規定し、以下説明する。
フレーム部2は、主に上部フレーム16や、該上部フレーム16の下方に配設される下部フレーム17や、これら上下部両フレーム16・17を連結する第一リンク機構18などにより構成され、該第一リンク機構18によって、下部フレーム17に対する上部フレーム16の回動動作(起伏動作)が制御されるようになっている。
即ち、上部フレーム16の前部には、回動支点となる回動軸19・19が設けられ、該回動軸19・19を介して前後方向に回動することで、上部フレーム16は、略水平の状態から前低後高の状態へと起伏動作を行う。つまり、上部フレーム16は前後方向に回動して起伏動作をおこなう起伏部として、下部フレーム17の上方に設けられる。
先ず、上部フレーム16の詳細について説明する。
図2に示すように、上部フレーム16は、水平前後方向に延出し、互いに平行に配設される第一部材16a・16aと、該第一部材16a・16aの前後両端部の上部において、これら第一部材16a・16aを連結するべく水平左右方向に延出して配設される第二部材16b・16bと、によって、平面視矩形状の枠体として構成される。
前記第二部材16b・16bは、上部フレーム16に具備されるとともに、後述するスライド機構12の構成部材として設けられる。第二部材16b・16bは、断面視「C」字状、あるいは断面視字「L」状に形成される部材からなり、これら第二部材16b・16bは各々断面視にて内側(前側に配設される第二部材16bに対して後方側、および後側に配設される第二部材16bに対して前方側)に開口するよう配設される。
また、図5に示すように、これら第二部材16b・16bの右端部には、後述の座部31を上部フレーム16に対して側方に移動可能とするスライド機構12が設けられる。
スライド機構12は、主に前記第二部材16b・16bやレール部材34・34などから構成され、該レール部材34・34は第二部材16b・16bと同形状の断面形状からなる部材より形成される。
前記レール部材34・34は水平左右方向に延出し、かつ水平前後方向に各々平行となるようにして配設され、これらレール部材34・34の左端部は、第二部材16b・16bの右端部と重なるようにして配設される。
具体的には、レール部材34・34は、各々の左端部において、図示せぬ回動軸を介して水平面上にて回動可能に連結されており、前側のレール部材34は、平面視にて時計回り(図5に示す矢印(a)の方向)に回動可能に配設される一方、後側のレール部材34は、平面視にて反時計回り(図5に示す矢印(b)の方向)に回動可能に配設される。
つまり、前側のレール部材34は、平面視にて時計回り(図3に示す矢印(a)の方向)に回動させることで、上部フレーム16の右側の第一部材16aに沿って収納することができ、また、後側のレール部材34は、平面視にて反時計回り(図5に示す矢印(b)の方向)に回動させることで、上部フレーム16の第一部材16aに沿って収納することができるようになっている。
換言すれば、前記スライド機構12は、前記上部フレーム16の一方の側部より側方に突出するレール部材34・34を有し、前記レール部材34・34は前記上部フレーム16の縁部、即ち第一部材16aに沿って収納自在に構成されるようになっているのである。
そして、これら第二部材16b・16bの間に座席部3は配設され、該座席部3は後述のようにこれら第二部材16b・16bからレール部材34・34に渡って、水平側方(本実施例においては水平右方向)に自由にスライド移動可能な構成となっている。
上部フレーム16の左右両側の前端部には、斜後下方に延出する前部斜部材16c・16cが設けられ、該前部斜部材16c・16cの先端部には各々貫通孔が形成される。
そして、前記貫通孔を介して、前部斜部材16c・16cの先端部と、後述の下部フレーム17に形成される前部支持部材17c・17cの上端部と、が回動軸19・19によって連結されることで、上部フレーム16は下部フレーム17に対して前後方向に回動可能な構成となっている。
つまり、起伏部としてフレーム部2に具備される上部フレーム16の前部には回動軸19・19が設けられ、該回動軸19・19を回動支点として、上部フレーム16は前後方向に回動可能に配設される。
また、上部フレーム16の一方の側部(本実施例においては左側)の後端部には、斜後下方に延出する後部斜部材16dの上端部が連結される。前記後部斜部材16dは、後述する第一リンク機構18の構成部材の一つであり、該後部斜部材16dの下端部には側方に突出する突出部16eが設けられる。
そして、該突出部16eを介して、後述の下部フレーム17に形成される後部支持部材17dの上端部と、コイルバネなどからなる付勢手段20により連結される。
このように、上部フレーム16の回動支点となる回動軸19・19の位置は、前部斜部材16c・16cを介して僅かに後方へとずれた位置に設けられることとしている。即ち、上部フレーム16の回動支点としての回動軸19・19は、上部フレーム16の前後方向における重心の位置に近付くような構成となっている。
一方、第一リンク機構18に備えられる後部斜部材16dにおいて、付勢手段20と連結される突出部16eの位置から、上部フレーム16の重心までの距離は、前記回動軸19・19の位置から前記重心までの距離に比べてはるかに大きくなるように構成されている。
従って、「てこの原理」により、上部フレーム16を前方に回動させるために、付勢手段20に必要な付勢力は、極力小さくすることができるのである。
次に、下部フレーム17の詳細について説明する。
下部フレーム17は、水平前後方向に延出し、互いに平行に配設される第三部材17a・17aを具備し、これら第三部材17a・17aの前部、および後部には、上方へと延出する前部支持部材17c・17cと、後部支持部材17dと、が設けられる。
前部支持部材17c・17cは、側面視逆「L」字状に形成された板状部材からなり、左右両側の第三部材17a・17aの上部から、各々一旦上方へと延出し、その延出端より後方に突出するようにして設けられる。
前部支持部材17c・17cの上部において、その前後両端部には各々貫通孔が設けられ、前方の貫通孔を介して、前部支持部材17c・17cは上部フレーム16の前部斜部材16c・16cの下端部と、回動軸19・19によって連結される。
また、左右一方の側(本実施例においては左側)の前部支持部材17cの上部において、後方の貫通孔には、後述する第一リンク機構18に具備される第一中間リンク21の前端部が連結される。
前記後部支持部材17dは、左右一方の側(本実施例においては左側)の第三部材17a後部の上部から、垂直上方に立設する鋼管部材などによって形成される。
また、左右一方の側(本実施例においては左側)の後部支持部材17dにおいて、その上端部の先端部には、側方に突出する突出部17eが設けられ、該突出部17eと、前述の上部フレーム16に連結される後部斜部材16dの突出部16eと、の間に、コイルバネなどからなる付勢手段20を設けることで、上部フレーム16は該付勢手段20により、回動軸19・19を中心にして常に前方に回動(起伏動作)するよう付勢されるようになっている。
第三部材17a・17aの前下部と、後部支持部材17dの上端部と、には水平左右方向に延出する繋ぎ部材17b・17b(図4を参照)が各々設けられ、これら繋ぎ部材17b・17bによって前記第三部材17a・17aは左右方向に繋がれ、下部フレーム17の外部からの力に対する剛性が保たれるようになっている。
次に、第一リンク機構18の詳細について説明する。
第一リンク機構18は上述のとおり、上下部両フレーム16・17を連結する連結機構としての機能を有するとともに、上部フレーム16の前方への回動動作(起伏動作)を制御する制御機構としての機能を有するものである。
第一リンク機構18は、主に第一中間リンク21や、第二中間リンク22や、回転リンク23や、前述の後部斜部材16dや、付勢手段20などにより構成される。
第一中間リンク21は長方形状の平板部材からなり、上部フレーム16の下方(或いは、下部フレーム17の上方)において、側面視にて前高後低に配設される。また、第一中間リンク21の前端部は、下部フレーム17の前部支持部材17c上部の後端部と、回動軸24を介して連結される一方、その後端部は、後述する回転リンク23の一部と、回動軸25(図2を参照)を介して連結される。
第二中間リンク22は長方形状の平板部材からなり、上部フレーム16の下方(或いは、下部フレーム17の上方)において、側面視にて前低後高に配設される。また、第二中間リンク22の前端部は、第三部材17a上部の前後方向中央において、軸心を水平左右方向に沿って固設される回動軸26を介して下部フレーム17と連結される一方、その後端部は、後述する回転リンク23の一部と、回動軸27(図2を参照)を介して連結される。
回転リンク23は、略「L」字状の平板部材からなり、上部フレーム16の下方(或いは、下部フレーム17の上方)において、側面視にて上方、および後方へと延出するように配設される。また、回転リンク23の前部において、その上端部では、回動軸27を介して第二中間リンク22の後端部と連結されるとともに、その下端部では、回動軸25を介して第一中間リンク21の後端部と連結される。
一方、回転リンク23の後端部は、後部斜部材16dの上下方向中央において、水平左右方向に貫設される回動軸28(図4を参照)を介して、上部フレーム16と連結される。
このような構成からなる第一リンク機構18によって上下部両フレーム16・17を連結することで、起伏部としての上部フレーム16は、第一リンク機構18に具備される付勢手段20によって、前低後高の状態になるように常に付勢されることとなる。
そして、第一リンク機構18は、上部フレーム16を前方に回動させるために必要な付勢力を極力小さくすることを可能とし、利用者にとってみれば、前記付勢力に抗して車椅子1に乗り込む動作を容易なものとすることができる。
即ち、図1、および図2に示すように、上部フレーム16が略水平の状態にある場合、上部フレーム16は付勢手段20によって、回動軸19・19を中心にして、常に前方へ回動されるように付勢される。この場合、付勢手段20による付勢力は、後部斜部材16dを介して、第一部材16aの後端部へと伝えられる。
ここで、図3、および図4に示すように、上部フレーム16が回動軸19・19を中心にして前方へと回動し始めると、後部斜部材16dに連結される回転リンク23も、上部フレーム16の回動動作に連動して、略上方へと移動される。この際、回転リンク23は、第一中間リンク21によって下部フレーム17の前部支持部材17cと連結されるため、自身も回動軸25を中心として反時計回り(図1において左回り)に回動しながら、略上方へと移動される。
回転リンク23が反時計回りに回動しつつ略上方へと移動されると、該回転リンク23に連結される第二中間リンク22も、該回転リンク23の回動動作に連動して、回動軸26を中心として反時計回り(図1において左回り)に回動される。
ここで、付勢手段20による付勢力は、上述の通り、第一部材16aの後端部に作用する一方、回転リンク23を介して第二中間リンク22の下端部にも作用することとなる。
即ち、付勢手段20による回転リンク23を反時計回りに回動させる付勢力は、回動軸27を介して、第二中間リンク22を略下方に押し付ける力として働き、その結果、第二中間リンク22の下端部に連結される回動軸26には、略上方に向かう反力が発生することとなる。
つまり、このような構成からなる第一リンク機構18を具備することで、上部フレーム16は、付勢手段20による付勢力(図4に示す矢印P1)と、第二中間リンク22の下端部に発生する反力(図4に示す矢印P2)と、の合力によって、前方へ回動されることとなる。
従って、第一リンク機構18を具備せず、単純に第一部材16aの後端部を上方に持上げることで、上部フレーム16を前方へ回動させる場合に比べて、付勢手段20が必要とする付勢力は、極力小さくすることが可能となるのである。
[座席部3]
次に座席部3の詳細について、図5乃至図8を用いて説明する。なお、便宜上、図5乃至図8の上下方向を座席部3の上下方向とし、且つ矢印Aの方向を前方として左右方向を規定し、以下説明する。
座席部3は、主に座部31や、肘当て部32R・32Lや、背凭れ部9や、該背凭れ部9の回動動作(起伏動作)を制御する第二リンク機構50などにより構成される。
先ず、座部31の詳細について説明する。
座部31は、卵型に形成された板部材からなり、平面視にて前方に向かって徐々に窄まるようにして、上部フレーム16の上部において、水平状に配設される。
座部31の縁部は全周に渡って鉛直上方に折り曲げられ、外部より加えられる力に対する剛性を高めるような構成となっている。また、座部31の中央部は楕円形状に大きく切欠かれており、利用者は座席部3に着座した状態のまま、前記切欠部を介して汚物を排泄することを可能としている。
図5に示すように、座部31の前部には、左方に延出する第一支持部材31aが固設され、また、座部31後部の左右両側には、左右両方に各々延出する第二支持部材31b・31bが固設される。さらに、座部31の左側部には、前後方向に延出する第三支持部材31cが固設される。
なお、第三支持部材31cの前後両端部は、第一支持部材31aの左端部、および左側の第二支持部材31bの左端部と、各々固設される。
そして、これら第一乃至第三支持部材31a・31b・31cを介して、後述する肘受け部35Lや、背凭れ部9などが、座部31に具備される。
座部31の前後両部には、複数の小型ローラー33・33・・・が設けられる。
前記小型ローラー33・33・・・は、座部31の前後両部において、軸心方向を前後方向として各々座部31の外方向に突出するように軸支され、該小型ローラー33・33・・・を介して、座部31はフレーム部2の上部において、左右一方の側方(本実施例においては右側方)にスライド移動可能に配設される。
即ち、上述の通り、フレーム部2において、上部フレーム16の上部には、前後方向に平行に配設される二本の第二部材16b・16bと、該第二部材16b・16bの左端部より右方に向かって各々延設されるレール部材34・34と、が具備されており、これら第二部材16b・16b、およびレール部材34・34は、側面視にて互いに断面形状の開口方向が対向側に向くようにして配設される。
そして、これら二本の第二部材16b・16b、あるいはレール部材34・34の上面において、座部31は複数の小型ローラー33・33・・・を介して横架され、座部31は、これら二本の第二部材16b・16b、あるいはレール部材34・34に案内されつつ、小型ローラー33・33・・・を介して、水平左右方向にスライド移動される構成となっている。
次に、肘当て部32R・32Lの詳細について説明する。
肘当て部32R・32Lは、利用者が車椅子1の座席部3に着席した際に、左右両肘を預けるための部位であり、座部31の左右両側に配設される。
先ず、座部31の左側に配設される肘当て部32L(以下、左側肘当て部32L)の詳細について説明する。
図6乃至図8に示すように、左側肘当て部32Lは、利用者の肘を直接宛がう肘受け部35と、該肘受け部35を支持する支持部材36と、により構成される。
肘受け部35は、前後方向に延出する長方形状に形成され、素材としては、熱硬化性樹脂や皮製のクッション、或いは鋼材など、いずれのものを用いてもよい。
肘受け部35の下方には、支持部材36が配設される。
支持部材36は、上方に延出する二本の縦部材36a・36bと、これら縦部材36a・36bの上端部を連結する横部材36cと、によって、下方に開口する「コ」字状に形成され、座部31の左側において、横部材36cが前後方向に延出するようにして配設される。
横部材36cの前後方向の長さは、肘受け部35と比べて略同等に形成され、該横部材36cの上面部に肘受け部35の下面が密着されることで、左側肘当て部32Lは形成される。
なお、肘受け部35は必須の構成部品ではなく、例えば経済性を図るため、横部材36cを肘受け部35に代替してもよい。
前側の縦部材36a(以下、前側縦部材36a)は丸棒部材からなり、その下端部は、座部31の前部に設けられる第一支持部材31aの左端部に固設される。
一方、後側の縦部材36b(以下、後側縦部材36b)は板部材からなり、側面視おいて、上下方向中央部より下部にかけて、前方に向かって矩形状に突出するようにして形成され、その下端部は、座部31の左側部に設けられる第三支持部材31cに固設される。
このように、左側肘当て部32Lは座部31の左側に配設されるとともに、これら第一、および第三支持部材31a・31cを介して座部31に固定保持されており、上部フレームの上方において、座部31が右側方にスライド移動する際には、左側肘当て部32Lは座部31に連動して右側方にスライド移動するようになっている。
次に、座部31の右側に配設される肘当て部32R(以下、右側肘当て部32R)の詳細について説明する。
図5に示すように、右側肘当て部32Rは、左側肘当て部32Lと主な構成を同じくし、肘受け部35を支持する支持部材37について異なる構成となっている。
即ち、支持部材37は、上方に延出する二本の縦部材37a・37bと、これら縦部材37a・37bの上端部を連結する横部材37cと、によって、下方に開口する「コ」字状に形成され、座部31の右側において、横部材37cが前後方向に延出するようにして配設される。
前側の縦部材37aは丸棒部材からなり、その下端部には側面視にて前方に突出する板状部材37dが設けられる。前記板状部材37dの前部には貫通孔が形成されており、該貫通孔を介して、支持部材37は第一部材16aの前部に嵌設される回動軸38により、前後回動可能となるよう連結される。
また、後側の縦部材37bは丸棒部材からなり、その下部は、側面視にて平板状にプレス加工されるとともに、その下端部の前後方向中央部には、略楕円形状の凹部37eが形成される。
一方、第一部材16aの後部には、右側方に突出する係止部材39が突設される。なお、本実施例においては、係止部材39としてボルトを使用しているが、これに限定されるものではなく、縦部材37bの下端部に設けられる凹部37eと掛合可能な形状であれば、単なる丸棒部材などであってもよい。
このように、右側肘当て部32Rは座部31の右側に配設されるとともに、上部フレーム16の第一部材16aにおいて、前後回動可能に連結される。
そして、回動軸38を中心にして右側肘当て部32Rを後方へと回動すれば、縦部材37bの下端部に設けられる凹部37eが、係止部材39と掛合し合い、その結果、右側肘当て部32Rは、側面視にて横部材37c(つまり、肘受け部35)が前後方向に延出する姿勢にて保持される。
一方、回動軸38を中心にして右側肘当て部32Rを前方へと回動すれば、右側肘当て部32Rは上部フレーム16の上面部より下方の位置に回避されることとなり、その結果、前記上部フレーム16上面の左側は完全に開放され、座部31が右側方にスライド移動することが可能となるのである。
次に、背凭れ部9の詳細について説明する。
図6乃至図8に示すように、背凭れ部9は、利用者が車椅子1の座席部3に着席した際に、腰から背中全体に渡って預けるための部位であり、座部31の後部において、前後回動(起伏動作)可能に配設される。
即ち、背凭れ部9の下部には、回動支点となる回動軸43・43が設けられ、該回動軸43・43を介して前後方向に回動することで、背凭れ部9は、略水平の状態から略垂直上方に延出する状態へと起伏動作を行う。つまり、背凭れ部9は前後方向に回動して起伏動作をおこなう起伏部として、座部31の後部に設けられる。
また、背凭れ部9は上下方向中央部にて屈曲可能に構成され、座部31に連結される基部41や、該基部41の上部に連結される背凭れフレーム42などにより構成される。
基部41は、左右両側に配設される二本の縦部材41R・41Lと、水平左右方向に延出しこれら縦部材41R・41Lの上部を連結する横部材41aと、により、正面視にて下方側に開口する「コ」字状に形成される。
ここで、左側の縦部材41L(以下、左側縦部材41L)は、側面視にて略逆「へ」字状に形成される板部材からなり、座部31後部の左側において、前後回動(起伏動作)可能に配設される。
即ち、図6に示すように、左側縦部材41Lは、その後部について後上方に向かって延出するように形成されるとともに、その前部について水平前方に一旦延出し、さらに前上方へと幾分延出するように形成される。そして、左側縦部材41Lは、前後中央部に形成される貫通孔を介して、座部31の第二支持部材31bより左方に延出して嵌設される回動軸43によって、前後回動(起伏動作)可能に連結される。
左側縦部材41Lの前端部には、右側方に突出する突出部41bが設けられる。また、左側肘当て部32Lにおいて、前側縦部材36aの上下方向中央部には、左側方に突出する突出部36dが設けられる。
そして、これら突出部36d・41bを介して、後述の第二リンク機構50を構成する、コイルバネなどからなる付勢手段44の両端部が掛止される。
このような構成を有することで、左側縦部材41Lは付勢手段44によって、回動軸43を中心にして常に前方に回動する(起伏動作を行う)ように付勢される。
一方、図5に示すように、右側の縦部材41R(以下、右側縦部材41R)は、座部31後部の右側より後上方へと延出するよう形成され、右側縦部材41Rの前端部に形成される貫通孔を介して、座部31の第二支持部材31bより右方に延出して嵌設される回動軸43によって、前後回動(起伏動作)可能に連結される。
図6乃至図8に示すように、背凭れフレーム42は、主にパイプ鋼材などを略「U」字状にゆるやかに屈曲して形成され、基部41の上端部において、正面視にて下方に開口するよう、上方に延出して設けられる。
背凭れフレーム42の左側部は、上下方向中央部から下端部にかけて板状部材42aによって形成されるとともに、該板状部材42aの下端部には前方に向かって嘴状に突出する係止部42bが形成される。
また、背凭れフレーム42の左右両側の下端部には、各々貫通孔が形成されており、これら貫通孔を介して、背凭れフレーム42は基部41の上端部と、回動軸46・46を用いて前後回動可能に連結される。
そして、基部41の左側縦部材41Lの上端部において、回動軸46の近傍には左側方に突出する突出部41cが設けられており、基部41に対して予め定められた角度だけ、背凭れフレーム42を後方に回動すると、該背凭れフレーム42の下端部に設けられる係止部42bが、前記突出部41cと当接されるようになっている。
その結果、側面視において、背凭れフレーム42は、基部41後部の延出方向の角度以上、後方へ回動することはなく、背凭れフレーム42と、基部41とは、互いに同一平面上に位置するようになっている。
背凭れフレーム42の左側部において、その上下方向中央部には、左側方に突出する突出部42cが設けられる。また、左側肘当て部32Lにおいて、後側縦部材36bの上下方向中央部には、左側方に突出する突出部36eが設けられる。
そして、これら突出部36e・42cを介して、後述の第二リンク機構50を構成する、コイルバネなどからなる付勢手段47の両端部が掛止される。
このような構成を有することで、背凭れフレーム42は付勢手段47によって、回動軸46を中心にして常に前方に回動するように付勢されるとともに、背凭れ部9全体としも、回動軸43・43を中心にして常に前方に回動する(起伏動作を行う)ように付勢される。
なお、背凭れフレーム42の左側部において、前記突出部42cの近傍には貫通孔が形成され、該貫通孔を介して、背凭れフレーム42は後述の第二連結リンク54の後端部と連結される。
次に第二リンク機構50の詳細について説明する。
第二リンク機構50は、上述のとおり、背凭れ部9の前後方向の回動動作(起伏動作)を制御する制御機構としての機能を有するものであり、座席部3の左側部に設けられる。
第二リンク機構50は、主に操作レバー51や、中間リンク52や、第一連結リンク53や、第二連結リンク54や、上述する付勢手段44・47などにより構成される。
操作レバー51は、利用者が車椅子1の座席部3に着席した状態のまま、背凭れ部9の回動動作(起伏動作)を容易に行うためのハンドルであり、上下方向に延出する支持部材51aと、該支持部材51aの上端部に固設される握り部51bと、により構成される。
操作レバー51は左側肘当て部32Lの前側縦部材36aの近傍に配設され、座部31の第三支持部材31cの前部において、操作レバー51は支持部材51aの下端部に形成される貫通孔を介して、回動軸55によって前後回動可能に連結される。
支持部材51aは下端部より鉛直上方に一旦延出し、左側肘当て部32Lの肘受け部35近傍において、再び斜前上方に延出するようにして形成される。このような形状とすることで、利用者は左側肘当て部32Lに肘を預けつつ、操作レバー51の握り部51bを容易に握持できるようになっている。
なお、支持部材51aの上下方向中央部には貫通孔が形成され、該貫通孔を介して、操作レバー51は後述の第一連結リンク53の前端部と連結される。
中間リンク52は略菱形形状からなる板状部材からなり、左側肘当て部32Lの後側縦部材36b後方より斜前上方に延出するようにして配設される。そして、前記後側縦部材36bの後方において、中間リンク52は後端部に形成される貫通孔を介して、回動軸56により前後回動可能に連結される。
また、中間リンク52の前端部、および前後方向中央部にも貫通孔が形成され、これら貫通孔を介して、中間リンク52は、後述する第一、および第二連結リンク53・54と各々連結される。
第一連結リンク53は操作レバー51と、中間リンク52とを連結する部材である。
第一連結リンク53は前後方向に延出する板状部材からなり、その前後両端部には貫通孔が各々形成される。そして、第一連結リンク53は前端部の貫通孔を介して、操作レバー51における支持部材51aの上下方向中央部と、回動軸57によって連結されるとともに、後端部の貫通孔を介して、中間リンク52の前後方向中央部と、回動軸58によって連結される。
第二連結リンク54は中間リンク52と、背凭れフレーム42とを連結する部材である。
第二連結リンク54は斜後上方に延出する板状部材からなり、その前後両端部には貫通孔が各々形成される。そして、第二連結リンク54は前端部の貫通孔を介して、中間リンク52の前端部と、回動軸59によって連結されるとともに、後端部の貫通孔を介して、背凭れフレーム42の左側部の前後方向中央部と、回動軸60によって連結される。
このような構成からなる第二リンク機構50を具備することで、第二リンク機構50に具備される付勢手段44・47を介して、背凭れ部9は前記座部31に対して略垂直上方に延出するように起立した状態になるように常に付勢され、該付勢力に抗することで、利用者は僅かな力で背凭れ部9を後方へと回動させることが可能となり、その結果、座部31を含み背凭れ部9を、容易に略水平の状態とすることができる。
即ち、図6に示すように、利用者が車椅子1の座席部3に着席した状態においては、通常、背凭れ部9は、座部31の後部に起立した状態にある。
このような状態から背凭れ部9を後方に回動させる場合、先ず、利用者は腰を後方へ移動するなどして、徐々に基部41に自身の体重を掛けていく。このような動作を行うことで、図7に示すように、基部41と、左側肘当て部32Lの前側縦部材36aと、の間に設けられる付勢手段44の付勢力に抗して、基部41は後方へと回動される。
次に、回動軸55を中心にして、操作レバー51が後方へと回動される。
操作レバー51が後方へと回動されると、該操作レバー51に連結される第一連結リンク53も略水平後方へと押しやられ、該第一連結リンク53の後端部と連結される中間リンク52は、第一連結リンク53を介して伝えられる後方へ向く力(図7に示すP3)によって、回動軸56を中心にして後方へと回動される。
中間リンク52が後方へと回動されると、該中間リンク52に連結される第二連結リンク54も略水平後方へと押しやられ、該第二連結リンク54の後端部と連結される背凭れフレーム42は、第二連結リンク54を介して伝えられる後方へ向く力(図7に示すP4)によって、回動軸46・46を中心にして後方へと回動される。
即ち、背凭れフレーム42と、左側肘当て部32Lの後側縦部材36bと、の間に設けられる付勢手段47の付勢力に抗して、背凭れフレーム42は後方へと回動される。
その後、図8に示すように、背凭れフレーム42の下端部に形成される係止部42bが、基部41の上端部に設けられる突出部41cと当接されることで、背凭れフレーム42は、略水平の状態によって保持され、その後、さらに操作レバー51を後方へと回動させて、背凭れフレーム42を後方へ回動させることができないような構成となっている。
つまり、操作レバー51の操作により、座部31を含み背凭れ部9を、確実に略水平の状態とすることができる。
なお、左側肘当て部32Lの後側縦部材36bにおいて、上下方向中央部には左方に僅かに突出する突出部36fが設けられており、操作レバー51を僅かに左方へ押しやりつつ該突出部36fを乗り越えて、操作レバー51を突出部36fの下部に位置するようにすることで、操作レバー51は突出部36fに当接され、もはや前方へ回動することができなくなる。
つまり、付勢手段47の付勢力による、背凭れフレーム42の前方への回動動作が規制され、操作レバー51に加えられた力を解放しても、背凭れフレーム42は略水平状態に保持されることとなる。
ここで、操作レバー51を後方へと回動させるために必要な力(図7におけるP5)は、実際に第二連結リンク54を介して伝わる力(P4)に比べて、小さな値となる。
即ち、図7において、操作レバー51における第一連結リンク53が連結される位置(回動軸57の位置)は、握り部51bの位置に比べて、操作レバー51の下端部に設けられる回動軸55と接近している。
従って、「てこの原理」により、握り部51bに加えられる力(P5)は幾倍にも増幅された力(図7におけるP3)となって、第一連結リンク53に伝えられることとなる。
また、中間リンク52に各々連結される第一、および第二連結リンク53・54は、互いに略平行になるように配設されているため、第一連結リンク53を介して伝えられる力(P3)は、他の方向に分散されることなく、背凭れフレーム42を後方へと回動させる力(図7におけるP4)として、効果的に第二連結リンク54に伝えられることとなる。
一方、車椅子1上において、仰臥位(仰向け)の状態にある利用者が上半身を起き上げる場合は、僅かな力によって操作レバー51を前方に回動させることで、背凭れ部9全体を前方に回動する(起伏動作を行う)ことができる。
即ち、利用者が肩部近傍を僅かに上げれば、付勢手段47によって背凭れフレーム42が前方に回動されることとなり、その後、さらに操作レバー51を前方に回動させれば、背凭れ部9全体が前方に回動される。この際、利用者の上半身における重心の位置は、徐々に腰部つまり、背凭れ部9の回動中心である回動軸43・43に接近することとなり、背凭れ部9全体を前方に回動する(起伏動作を行う)ために必要な力、即ち、付勢手段44・47に必要な力は、「テコの原理」により徐々に減少することとなる。
このように、第二リンク機構50により背凭れ部9の前後方向の回動動作(起伏動作)を制御することで、利用者は僅かな力で背凭れ部9を後方へと回動させることが可能となり、その結果、座部31を含み背凭れ部9を、容易に略水平の状態とすることができるのである。
[フットレスト部4]
次にフットレスト部4の詳細について、図1、および図5を用いて説明する。
フットレスト部4はフレーム部2の前部に設けられ、主として足を乗せる足受け台4a・4aや、該足受け台4a・4aを支持する支持部材4b・4bや、該支持部材4b・4bを上下方向に案内するガイド部材4c・4cなどにより構成される。
足受け台4a・4aは平面視矩形状の部材からなり、機体外方の側部(左側の足受け台4aに対する左側部、あるいは右側の足受け台4aに対する右側部)には、軸心方向を前後方向とする回動軸4d・4dが設けられる。即ち、足受け台4a・4aは、これら回動軸4d・4dを回動中心にして、水平状態から上方に向かって機体外方へ自由に回動可能な構成となっている。
支持部材4b・4bは、略上下方向に延出される棒状部材からなり、該支持部材4b・4bの下端部には前記回動軸4d・4dの後端部が嵌設される。つまり、支持部材4b・4bの下端部において、回動軸4d・4dが前方に向かって延出するように片持ち支持されており、前記回動軸4d・4dの前部において、足受け台4a・4aが各々回動可能に挿設される。
ガイド部材4c・4cは、略上下方向に延出する中空部材からなり、その内部の断面積は、前記ガイド部材4c・4cにおける断面積に比べて十分大きくなるように構成される。そして、ガイド部材4c・4cの内部には前記支持部材4b・4bが挿入され、前記支持部材4b・4bはガイド部材4c・4cに規制(ガイド)され、上下方向に出入自在に設けられる。
一方、図5に示すように、下部フレーム17において、第三部材17a・17aの前端部には、垂直上方に延出する支持部材17f・17fが立設されており、該支持部材17f・17fの上端部は上部フレーム16の前部近傍に位置するようになっている。
そして、支持部材17f・17fの上端部には回動軸29・29(図6を参照)が嵌設され、該回動軸29・29によって、ガイド部材4c・4cの上端部が連結されることで、ガイド部材4c・4cは前後方向に回動可能な構成となっている。
つまり、フットレスト部4は、起伏部としての上部フレーム16の前方において、上部に有する回動軸29・29を回動支点として、前後方向に回動可能に配設される。
なお、これら左右両側に設けられるガイド部材4c・4cの上部後面には、水平左右方向に延出する連結部材4e(図6を参照)の左右両端部が各々固設されており、一方のガイド部材4cが上下方向に回動すると、これに連動して他方のガイド部材4cも上下方向に回動されるようになっている。
ガイド部材4c・4cの上下方向中央部、および支持部材4b・4bの下端部には、後方に突出する突出部が各々設けられており、これら突出部を介してコイルバネなどからなる付勢手段13・13の両端部が係止される。従って、足受け台4a・4aは、付勢手段13・13により、支持部材4b・4bを介して常に上方へと付勢される構成となっている。
ガイド部材4c・4cの前面上部にはローラー部10・10(図5を参照)が設けられる。
前記ローラー部10・10は、ウレタン樹脂や合成ゴムなどからなるローラー部材10a・10aと、該ローラー部材10a・10aを軸支するシャフト10b・10bと、により構成される。
前記シャフト10b・10bは丸棒部材からなり、ガイド部材4c・4cの前面上部において、各々機体内方(左側のガイド部材4cに対する右方、あるいは右側のガイド部材4cに対する左方)に向かってやや下方に傾斜するよう延出して固設される。また、ローラー部材10a・10aは中空部材からなり、図示せぬ軸受などを介して、シャフト10b・10bが、ローラー部材10a・10aの内径部に挿嵌されることで、ローラー部材10a・10aはシャフト10b・10bに対して自由に回動可能な構成となっている。
また、ガイド部材4c・4cの左右一方の側(本実施例においては左側)の後面上部には、フットレスレバー15が設けられる。
フットレスレバー15は、上下方向に延出する支持部材15aと、該支持部材15aの上端部に固設される握り部15bと、により構成される。
そして、フットレスレバー15は、ほぼガイド部材4cに沿って鉛直上方に延出するようにして配設されるとともに、前記支持部材15aの下端部において、ガイド部材4c上部の後面に固設される。
また、フットレスレバー15の上下方向中央部と、第三部材17aの前端部とには、右側方に突出する突出部が設けられており、これら突出部を介して、コイルバネなどからなる付勢手段30が、フットレスレバー15と、第三部材17aとの間に設けられる。
即ち、図1に示すように、付勢手段30は、下部フレーム17の支持部材17fに沿ってほぼ垂直状態にて配設されるとともに、フットレスレバー15の支持部材15aは前記付勢手段30によって常に鉛直下方に付勢されることとなる。
ここで、支持部材15aが立設される状態においては、該支持部材15aに固設されるガイド部材4cの回動軸29は、側面視にて支持部材15aの略軸心上に位置するため、付勢手段30による付勢力によって、ガイド部材4cが後方に回動されることはない。
つまり、付勢手段30による付勢力が支持部材15aに作用する位置(支持部材15aの上下方向中央部に設けられる突出部の位置)と、ガイド部材4cの回動軸29の位置と、の双方が、付勢力の働く方向にほぼ一直線上に配置されることとなるため、付勢力は支持部材15aの剛性力に打ち消され、支持部材15aを介してガイド部材4cが回動されることはない。
一方、回動軸29・29を中心にしてフットレスト部4を上方へと回動するべく、支持部材15aをひとたび後方へと回動すれば、付勢手段30による付勢力が支持部材15aに作用する位置(支持部材15aの上下方向中央部に設けられる突出部の位置)は、付勢力の働く方向より外れることとなる。
その結果、フットレスト部4は、付勢手段30による付勢力によって、回動軸29・29を中心にして僅かな力で上方へと回動させることができるのである。
このように、本実施例における車椅子1は、前部に回動軸(回動支点)19を有する上部フレーム(起伏部)16と、前記上部フレーム(起伏部)16の起伏動作を制御する第一リンク機構18と、前記上部フレーム(起伏部)16の上面に設けられる座部31と、前記座部31の後部に設けられ、下部に有する回動軸(回動支点)43・43を介して起伏動作を行う背凭れ部9と、前記背凭れ部9の起伏動作を制御する第二リンク機構50と、前記上部フレーム(起伏部)16の前方において、上部に有する回動軸(回動支点)29・29を介して回動可能に設けられるフットレスト部4と、を備える車椅子1であって、前記上部フレーム(起伏部)16は、前記第一リンク機構18の有する付勢手段20によって、前低後高の状態になるように常に付勢され、前記背凭れ部9は、上下方向中央部において、前方に屈曲可能に形成されるとともに、前記第二リンク機構50の有する付勢手段44・47によって、前記座部31に対して略直立の状態になるように常に付勢され、前記座部31には、前記上部フレーム(起伏部)16に対して側方に移動可能なスライド機構12が具備されることとしている。
このような構成を有することで、重度の障害を持つ人や、ほぼ寝たきり状態の老人などを含み、広く一般的に身体が不自由な人や老人などによる利用者にとって、車椅子1への乗降動作を容易にし、介護者(介助者)の負担を軽減させることができる。
即ち、座席部3の座部31、および背凭れ部9は、第一、および第二リンク機構18・50によって、常に前方に回動されている。
よって、利用者が座部31に着座するには、徐々に腰を降ろして自重をかけるだけで容易に着座することが可能であり、また、座部31より立ち上がる場合は、徐々に腰を上げることで、第一、および第二リンク機構18・50に備えられる付勢手段20・44・47の付勢力が後押しし、利用者は容易に立ち上がることができる。
とりわけ、車椅子1上において、仰臥位(仰向け)の状態にある利用者が上半身を起き上げる場合、利用者が肩部近傍を僅かに上げれば、付勢手段47によって背凭れフレーム42が前方に回動されることとなり、その後、さらに操作レバー51を前方に回動させれば、背凭れ部9全体が前方に回動される。この際、利用者の上半身における重心の位置は、徐々に腰部つまり、背凭れ部9の回動中心である回動軸43・43に接近することとなり、背凭れ部9全体を前方に回動する(起伏動作を行う)ために必要な力、即ち、付勢手段44・47に必要な力は、「テコの原理」により徐々に減少することとなる。
従って、利用者にとってみれば、僅かな力によって操作レバー51を前方に回動させることで、背凭れ部9全体を前方に回動する(起伏動作を行う)ことができ、介護者(介助者)が寄り添うことで辛うじて立ち上がることが可能な利用者であれば、車椅子1への利用者の乗降動作については、介護者(介助者)は車椅子1の前方で利用者の側に寄り添うだけでよく、介護者(介助者)の負担を軽減させることができる。
一方、重度の障害を持つ人や、ほぼ寝たきり状態の老人などが利用者である場合には、ベッドの側方において、一方の側部が該ベッドと密着するようにして車椅子1を配置し、背凭れ部9を後方へと回動させて座部31とともにほぼ水平状態とし、その後、座部31を上部フレーム16に対して側方に移動させれば、利用者をベッドに寝転ばせた状態(つまり、ベッド上にて利用者が一方の側に横向きとなった側臥位の状態)のまま、座部31、および背凭れ部9に載せることが可能となる。この状態のまま、座部31を上部フレーム16上面のもとの位置に戻し、背凭れ部9をほぼ直立の状態となるまで前方に回動させることで、利用者は、車椅子1の座部31に着座することができる。
また、利用者が車椅子1を降りてベッドへ移動する場合には、背凭れ部9を後方へ回動させるとともに、フットレスト部4も前方へと回動させて、これら背凭れ部9、およびフットレスト部4と座部31とをほぼ水平な状態とし、座部31を上部フレーム16に対して側方に移動させれば、利用者を寝転ばせた状態のまま、ベッドへと移動させることが可能となる。
つまり、例えば、利用者が半身麻痺などの重度の障害を持つ場合、介護者(介助者)は、利用者の両足をフットレスト部4に預けた後、先ず、健康である側の足を持上げてベッド上に預け、次に、利用者の体全体を軽くベッド側に押込むことで、容易に利用者をベッドの中央にまで移動させることができる。
従って、重度の障害を持つ人や、ほぼ寝たきり状態の老人などが車椅子1の利用者である場合であっても、介護者(介助者)にとって見れば、利用者を抱きかかえて車椅子1の前方にまで移動させる必要もなく、ほぼベッドに寝転がった状態にて車椅子1への乗降動作を行うことができるため、介護者(介助者)の負担を軽減させることができるのである。
また、本実施例における車椅子1では、前記フットレスト部4は、足を乗せる足受け台4a・4aと、前記足受け台4a・4aを支持する支持部材4b・4bと、前記支持部材4b・4bを上下方向に案内するガイド部材4c・4cと、を有し、前記支持部材4b・4bとガイド部材4c・4cとの間には付勢手段13・13が設けられ、前記付勢手段13・13によって、足受け台4a・4aは常に上方に移動するように付勢されることとしている。
このような構成とすることで、利用者の車椅子1に対する乗降動作を、より容易かつ確実なものとすることができる。
即ち、利用者が車椅子1に乗降するため、フットレスト部4の足受け台4a・4aに足をのせて体重を掛けるなどすると、前記付勢手段13・13の付勢力に抗して、前記足受け台4a・4aは下降し、該足受け台4a・4aの裏面が地面設置するようになっている。
よって、例えば、利用者が足受け台4a・4aに両足を載せたまま、座部31より腰を上げることで、車椅子1が前輪5・5を支点として前方に転倒し、介護者(介助者)および利用者がケガをするような心配もなく、利用者は、容易、かつ確実に車椅子1に対して乗降することができるのである。
また、本実施例における車椅子1では、前記スライド機構12は、前記上部フレーム(起伏部)16の一方の側部より側方に突出するレール部材34・34を有し、前記レール部材34・34は前記上部フレーム(起伏部)16の縁部、即ち第一部材16aに沿って収納自在に構成されることとしている。
このような構成とすることで、レール部材34・34が常に上部フレーム16より側方に突出することもなく、前記レール部材34・34が車椅子1による移動の妨げとなることもない。
1 車椅子
4 フットレスト部
4a 足受け台
4b 支持部材
4c ガイド部材
9 背凭れ部
12 スライド機構
13 付勢手段
16 上部フレーム(起伏部)
16a 第一部材
18 第一リンク機構
20 付勢手段
29 回動軸(回動支点)
31 座部
34 レール部材
43 回動軸(回動支点)
44 付勢手段
47 付勢手段
50 第二リンク機構

Claims (3)

  1. 前部に回動支点を有する起伏部と、
    前記起伏部の起伏動作を制御する第一のリンク機構と、
    前記起伏部の上面に設けられる座部と、
    前記座部の後部に設けられ、下部に有する回動支点を介して起伏動作を行う背凭れ部と、
    前記背凭れ部の起伏動作を制御する第二のリンク機構と、
    前記起伏部の前方において、上部に有する回動支点を介して回動可能に設けられるフットレスト部と、
    を備える車椅子であって、
    前記起伏部は、前記第一のリンク機構の有する付勢手段によって、前低後高の状態になるように常に付勢され、
    前記背凭れ部は、上下方向中央部において、前方に屈曲可能に形成されるとともに、前記第二のリンク機構の有する付勢手段によって、前記座部に対して略直立の状態になるように常に付勢され、
    前記座部には、前記起伏部に対して側方に移動可能なスライド機構が具備される、
    ことを特徴とする車椅子。
  2. 前記フットレスト部は、
    足を乗せる足受け台と、
    前記足受け台を支持する支持部材と、
    前記支持部材を上下方向に案内するガイド部材と、
    を有し、
    前記支持部材とガイド部材との間には付勢手段が設けられ、
    前記付勢手段によって、足受け台は常に上方に移動するように付勢される、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の車椅子。
  3. 前記スライド機構は、前記起伏部の一方の側部より側方に突出するレール部材を有し、
    前記レール部材は前記起伏部の縁部に沿って収納自在に構成される、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の車椅子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013252336A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Shoho Sangyo Kk 身体乾燥機能付き介助装置

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