JP5320572B2 - 介護支援装置 - Google Patents

介護支援装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5320572B2
JP5320572B2 JP2009264737A JP2009264737A JP5320572B2 JP 5320572 B2 JP5320572 B2 JP 5320572B2 JP 2009264737 A JP2009264737 A JP 2009264737A JP 2009264737 A JP2009264737 A JP 2009264737A JP 5320572 B2 JP5320572 B2 JP 5320572B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating frame
frame
support
shaft member
coil spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009264737A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011104237A (ja
Inventor
博 岩松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
Priority to JP2009264737A priority Critical patent/JP5320572B2/ja
Publication of JP2011104237A publication Critical patent/JP2011104237A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5320572B2 publication Critical patent/JP5320572B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
  • Rehabilitation Tools (AREA)

Description

本発明は、介護ベッドや車椅子からの立ち上がり動作やベッドや車椅子に着座させる動作、および介護ベッド、車椅子とトイレ等の必要とする場所の相互間での移動を支援する介護支援装置に関する。
従来、被介護者を移送する器具として、基台に一端が取り付けられ、この一端が基台に対して回動できるようになっている可動軸を有し、その可動軸の他端に人体の胸部を保持する保持機構が設けられた移乗補助機器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。これによれば、被介護者の胸部に保持機構をあて、可動軸を基台に対して回動させることにより、被介護者を基台上に立たせた状態で移送することが可能となる。
また、台車部に立設する支柱部の上端側にアーム部が起伏可能に設けられており、このアーム部を上方に起伏させることにより、アームに掴まった被介護者を台車部上で立位状態にし、この立位状態で被介護者を移送するようにしたものが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−070314号公報 特開2002−224174号公報
上述した従来の介護補助装置は、被介護者の介護補助に好ましいものである。しかしながら、次のような解決すべき課題もある。
前記いずれの介護補助装置にあっても、基台(台車)上に被介護者を乗せて移動させるために基台(台車)が広くなっており、例えば、ベッド上の座位姿勢の被介護者を立ち上げ、車椅子に移動させるような操作には、ベッド上の被介護者と介護補助装置との間に距離が生じ、スムーズな立ち上げ、移動ができない課題がある。
また、基台(台車)上に被介護者を乗せて移動させるため基台(台車)が広く(大きく)なっていること、および被介護者を座らせたり立たせたりするときの車台の安定性を十分に得るために、車台に取り付けられる前方側の車輪と後方側の車輪との間隔をある程度広くしている。このため、車台の小回り性が悪くなり、介助補助装置移動の弊害となる場合がある。また、介護者や被介護者に身体的な負担を強いる場合もある。
また、引用文献1に記載の介護補助装置にあっては、可動軸の基台に対する回動動力源として油圧ポンプを用いており、また引用文献2に記載の介護補助装置にあっては、ガススプリングを用いている。また、被介護者を支えるアームや後端部材(基台)の移動にモータを用いているため、外部電源が必要になるほか、安全、保安機能の付加と合わせてシステム全体のコストが高くなってしまうという課題があった。
本発明はかかる従来の課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、外部電源や大掛かりで高価な動力源を設置することなく、被介護者がベッドや車椅子から安全に立ち上がったり、ベッドや車椅子に着座させる動作およびベッドや車椅子と必要とする場所との相互間での移動を支援することができる介護支援装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る介護支援装置は、基台上に平行して立設された支柱フレームと、
垂直部と水平部とで略L字状に形成され、その角部近傍が該支柱フレームに支軸にて回動可能に取り付けられた回動フレームと、
該回動フレームの垂直部上部に、被介護者が入れる間隔で前方に突出された2本の脇支持部材と、
回動フレームの水平部を付勢可能に取付け、回動フレームの一方向の回動で付勢力が増大し、回動フレームを他方向に回動復帰させる付勢力として水平部に付与するコイルばねと、
回動フレームの水平部に連結され、回動フレームの回動をロックするメカニカルロック装置と、を備え、
回動フレームを回動させ、垂直部を傾斜させコイルばねの付勢力を増大させた位置でメカニカルロック装置で回動フレームの回動をロックし、垂直部の脇支持部材を、座位姿勢の被介護者の両脇の下に位置させて、メカニカルロック装置のロックを解除し、コイルばねの付勢力で回動フレームを回動復帰させ、垂直部を立ち上がらせ、脇支持部材で両脇が支えられた被介護者を立位姿勢とすることを特徴とする。
この構成により回動フレームを回動させ、垂直部を傾斜させコイルばねの付勢力を増大させた位置でメカニカルロック装置で回動フレームの回動をロックし、垂直部の脇支持部材を、座位姿勢の被介護者の両脇の下に位置させて、メカニカルロック装置のロックを解除し、コイルばねの付勢力で回動フレームを回動復帰させ、垂直部を立ち上がらせ、脇支持部材で両脇が支えられた被介護者を立位姿勢とすることができる。
また、本発明にかかる介護支援装置の前記回動フレームの水平部は、基端が垂直部の下端に固着され水平方向に互いに平行して延出する1対のフレームで構成され、この両フレームには長手方向に長孔が対応して設けられ、この両フレーム間には軸部材が長孔に挿通されて長孔に沿って移動自在に架設され、前記フレームには該軸部材との当接面に複数の係止凹部が設けられた係止片が、回動可能に設けられ、該係止片は、ばねに付勢されて前記軸部材に当接され、軸部材は、長孔内において係止片の係止凹部が係合された位置で位置保持され、前記コイルばねは、該軸部材に連結され、その付勢力は軸部材を介し回動フレームに付与されることを特徴とする。
この構成により、軸部材は長孔内において係止片の係止凹部の係合により、その位置が保持されているが、軸部材に係止片を付勢しているばねの付勢力より大きな移動させる外力を加えると、係止片は持ち上げられて軸部材は係止凹部の係合から外れ、長孔に沿って前後方向に移動でき、これにより別の係止凹部に係合させることができ、長孔の範囲内で軸部材の保持位置を前後に調整できる。従って、梃子の原理によって軸部材が回動フレームの支軸に近い位置とすると回動フレームに付与される前記コイルばねの付勢力(回動力)は小さく伝達され、軸部材が回動フレームの支軸より遠い位置とすると回動フレームに付与される前記コイルばねの付勢力(回動力)は大きく伝達されるので、軸部材の位置を長孔内で前後に調整することで、回動フレームに付与するコイルばねの付勢力を調整することができる。これにより被介護者の体重が軽かったり、重かったりと種々が存在しても、それに対応したコイルばねの付勢力を付与することが可能となる。
また、本発明にかかる介護支援装置は、前記一方の支柱フレームと前記水平部の一方のフレームとの間および前記他方の支柱フレームと前記水平部の他方のフレームとの間に、両者で対となる支持部材が、下端を支柱フレームまたは基台に回動可能に立設され、該支持部材の上端間にはハンドルが連結され、該ハンドルで支持部材を前後方向に回動操作可能とし、該支持部材の上部には、垂直方向にガイド長孔が対応して設けられ、前記水平部の対のフレームの長孔間に架設された軸部材は、フレームの長孔を貫通し両端が支持部材のガイド長孔に嵌入されており、前記ハンドルで支持部材を前後方向に回動操作することによって、軸部材をフレームの長孔に沿って前後に移動可能としたことを特徴とする。
この構成により、軸部材は、ハンドルにより支持部材を前後方向に回動操作することによって長孔に沿って前後に移動させることができ、それにより軸部材の長孔内での位置が前後に調整可能となる。
また、本発明にかかる介護支援装置は、前記軸部材には、ロッドが上端を軸部材に回動自在に取付けて垂下され、回動フレームの一方向の回動で付勢力が増大し、回動フレームを他方向に回動復帰させる付勢力を水平部に付与するコイルばねは、該ロッドに挿入され下端がロッド下端に設けられたばね受けに支持されて設けられ、該コイルばねの上方には、コイルばねの上方移動を制止する規制部材が設けられていることを特徴とする。
この構成により、回動フレームを支軸を中心に例えば時計方向に回動させると、垂直部は垂直状態から、および水平部は水平状態から時計方向に回動して傾斜状態になっていくので水平部を構成する対のフレーム間に架設されている軸部材は、それにより位置が上方に移動していく。これにより先端が軸部材に連結されているロッドも上方に引き上げられるので、コイルばねは、ばね受けにより規制部材との間に圧縮され、ばね受けを下方に押し下げるように付勢力は増大し、ロッドにもばね受けを介して下方向への増大した付勢力が付与される。従って、このロッドへの付勢力は、軸部材を介し回動フレームの水平部に、回動した回動フレームを復帰させる(反時計方向に回動させる)付勢力として作用するので、回動した回動フレームに被介護者の重量が負荷されていても、回動復帰できる。
また、本発明にかかる介護支援装置の前記回動フレームの水平部には、回動フレームの回動動作を制御するダンパ装置が連結されていることを特徴とする。
この構成により、回動フレームを回動させて垂直部を傾斜させ、垂直部に設けた脇支持部材で被介護者を支持して立ち上げるとき、回動フレームの復帰回動を緩和して被介護者をゆっくりと立ち上げることができる。
また、本発明にかかる介護支援装置の前記回動フレームの垂直部には、両脇支持部材間の上側に隣接して胸当てクッションが設けられていることを特徴とする。
この構成により、被介護者は、脇支持部材で両脇を支えられている時に、胸当てクッションに胸付近を当接させて体重を預けて立ち上げることができる。
さらに、本発明にかかる介護支援装置の前記回動フレームの垂直部には、脇支持部材の後方近傍に、握持部が設けられていることを特徴とする。
この構成により、被介護者は握持部を手に持って支えとすることができる。
また、本発明にかかる介護支援装置の前記回動フレームの垂直部は、平行リンク機構で構成され、垂直部に設けられた脇支持部材は、垂直部が、傾斜状態から直立方向に、又は直立状態から傾斜方向に移動しても、垂直部に設置した初期設定角度を保持することを特徴とする。
また、本発明にかかる介護支援装置の前記回動フレームの垂直部は、平行リンク機構で構成され、垂直部に設けられた胸当てクッションおよび/又は握持部は、垂直部が、傾斜状態から直立方向に、又は直立状態から傾斜方向に移動しても、垂直部に設置した初期設定角度を保持することを特徴とする。
この構成により、脇支持部材、胸当てクッションおよび握持部は、回動フレームの回動で垂直部が移動しても、常に初期設定した角度を保持するので、被介護者を最適の状態で脇支持部材で支え、胸当てクッションに体重を預け、握持部を握り座位姿勢から立位姿勢に、又は立位姿勢から座位姿勢とすることができる。
本発明によれば、外部電源や大掛かりで高価なモータ等の動力装置を用いずに、メカニカルな機構のみで、被介護者がベッドや車椅子から床上に安全に立ち上がる動作と元の座位に戻ること及び立ち上がった後に所定の場所に移動することを、介護者の負担を少なくして実行可能となる。
本発明の実施の形態に係る介護支援装置を示す全体射視図である。 本発明の実施の形態に係る介護支援装置を示す正面図である。 立ち上げ状態時の図2A−A線断面図である。 立ち上げ状態時の図2B−B線断面図である。 傾動状態時の図2A−A線断面図である。 傾動状態時の図2B−B線断面図である。 立ち上げ状態時の正面側より見た要部斜視図である。 立ち上げ状態時の背面側より見た要部斜視図である。 傾動状態時の背面側より見た要部斜視図である。 立ち上げ状態時の図2A−A線断面図で、図3とは支持部材の位置を移動させた状態を示している コイルばね付近の変形例を示す断面図である。 傾動時の使用状態を示す斜視図である。 立ち上げ時の使用状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態に係る介護支援装置を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る介護支援装置を示す全体射視図、図2は、本発明の実施の形態に係る介護支援装置を示す正面図、図3は、立ち上げ状態時の図2A−A線断面図、図4は、立ち上げ状態時の図2B−B線断面図、図5は、傾動状態時の図2A−A線断面図、図6は、傾動状態時の図2B−B線断面図、図7は、立ち上げ状態時の正面側より見た要部斜視図、図8は、立ち上げ状態時の背面側より見た要部斜視図、図9は、傾動状態時の背面側より見た要部斜視図、図10は、立ち上げ状態時の図2A−A線断面図で、図3とは支持部材の位置を移動させた状態を示している。図11は、コイルばね付近の変形例を示す断面図、図12は、傾斜時の使用状態を示す斜視図、図13は、立ち上げ時の使用状態を示す斜視図である。
本実施の形態による介護支援装置は、図1に示すように基台1と、基台1上に取り付けられた一対の支柱フレーム2a、2bと、これらの支柱フレーム2a、2bに回動自在に支持された回動フレーム3と、この回動フレーム3の上端部に取り付けられた脇支持部材5と、胸当てクッション6と、を備える。基台1は、装置全体を支持する機台であり、鋼材や樹脂材で略コ字状に組み付けて(または溶接して)構成され、これらの下面の4箇所にキャスタ7が取り付けられ、装置の移動を容易にしている。このキャスタにはストッパ(図示省略)が設けられ、停止状態の保持を可能としている。
1対の支柱フレーム2a、2bは、基台1に固設された座板8上に、対向する平行状態で立設されている。回動フレーム3は、図3乃至図10に示すように垂直部3Aと水平部3BとでL字状に形成されており、前記1対の支柱フレーム2a、2b間に位置し、角部近傍が支軸9にて支柱フレーム2a、2bに回動可能に支持されている。
回動フレーム3の垂直部3Aには、図1に示すように上部に前記脇支持部材5と、胸当てクッション6とが設けられている。脇支持部材5は、二本5、5が、被介護者が入る間隔で前方に突出されており、この二本の脇支持部材5、5間に被介護者が入り、脇支持部材5、5を両側の脇の下に入れて被介護者を支持するものである。
この脇支持部材5、5の後方側には、把持部5a、5bが後方に突出して設けられている。この把持部5a、5bは、脇支持部材5、5を両側の脇の下に入れて被介護者を支持して立ち上げたり、着座させる時に、被介護者が手で持って支えとするものである。
胸当てクッション6は、二本の脇支持部材5、5の間に位置して設けられ、脇支持部材5、5を両側の脇の下に入れて被介護者を支持したとき、被介護者が胸付近を当接して体重を預ける時保護するものである。
なお、この脇支持部材5、5の基部間には、ベルト34が吊り懸けられている(図1参照)。
前記回動フレーム3の垂直部3Aは、平行リンク機構で構成すると、後述するように回動フレーム3を支軸9を中心に回動して、垂直部3Aを傾斜状態から直立方向(図1で実線で示す位置から破線で示す位置方向)に、又は直立状態から傾斜方向(図1で破線で示す位置から実線で示す位置方向)に移動させても、図1に示すように垂直部3Aに設置した脇支持部材5、握持部5a、5bおよび胸当てクッション6の初期設定角度を変化させることなく保持できるので好ましい。これにより被介護者は、常に最適の状態で脇支持部材5に支えられ、胸当てクッション6に体重を預け、握持部5a、5bを握ることができる。平行リンク機構は、垂直部3Aをリンク部材3a、3bで構成してもよいし、内部に平行リンク機構を内蔵し、これに脇支持部材5、握持部5a、5bおよび胸当てクッション6を連結させてもよい。本例では、垂直部3Aをリンク部材3a、3bで構成した場合を示している。
回動フレーム3の水平部3Bは、図7に示すように一対のフレーム4a、4bで構成されている。この一対のフレーム4a、4bは、図7乃至図9に示すように基端が垂直部3Aの下端に固着され、互いに平行して水平方向に延出しており、これにより回動フレーム3をL字状としている。
対のフレーム4a、4bにはこれの長手方向に、全長に亘って緩やかな円弧状をなす長孔10a、10bが、互いに対応して設けられている(図8参照)。この対のフレーム4a、4b間には、軸部材12が長孔10a、10bに挿通され、長孔10a、10bに沿って移動自在に架設されている。
このフレーム4a、4bの内側には、図8に示すように前記支軸9を中心に回動する係止片13、13が、捩りばね15により付勢されて前記軸部材12に当接されている。この係止片13の軸部材12との当接面には、係止凹部14が設けられている。本例では3箇所に所定間隔で設けられている。従って、軸部材12は、長孔10a、10bに沿って移動自在であるが、係止片13の係止凹部14が軸部材12に係合すると、その位置が保持される。本例では係止凹部14が3箇所設けられているので、軸部材12は長孔10a、10bの該係止凹部14に対応する3箇所の位置で位置保持可能となる。しかし、捩りばね15の付勢力以上の外力を加えることで係止片13は可動可能となるので、軸部材12に長孔10a、10bに沿って移動させる捩りばね15の付勢力以上の外力を加え、係止凹部14より外出させることで移動することは可能となる。これにより長孔10a、10bに沿って位置の移動調整ができることとなる。
なお、長孔10a、10bの下縁の、前記係止片13の係止凹部14に対応する位置に浅い凹部(図示省略)を設けてもよい。本例では係止片13に3箇所所定間隔で係止凹部14が設けられているので、長孔10a、10bの下縁にも3箇所に所定間隔で凹部(図示省略)が設けられることとなる。これにより軸部材12は、係止片13の係止凹部14と長孔10a、10bの下縁の凹部とで係止されることとなり、位置保持がより確実になる。しかし、この長孔10a、10bの下縁の凹部は、あった方が好ましいが、必ずしも必要ではない。
前記支柱フレーム2aと前記水平部3Bのフレーム4aとの間および前記支柱フレーム2bと前記水平部3Bのフレーム4bとの間には、両者で対となる支持部材16a、16bが下端を支柱フレーム2aおよび2bに軸18で回動可能に支持されて立設されている。
この支持部材16a、16bの上部には、長手方向(縦方向)にガイド長孔17a、17bが設けられている。この両者の支持部材16a、16bはサイズ、形状は同じで、対向して配置されている。前記水平部3Bのフレーム4a、4bの長孔10a、10bを貫通した軸部材12の両端部は、この支持部材16a、16bのガイド長孔17a、17bに嵌入している。
また、この支持部材16a、16bの上端間には、ハンドル19が連結されており、このハンドル19で支持部材16a、16bを前後方向に回動可能となっている。従って、回動フレーム3の水平部3Bのフレーム4a、4bに形成された長孔10a、10bを貫通した軸部材12の端部は、この支持部材16a、16bのガイド長孔17a、17bに嵌入しているので、ハンドル19で支持部材16a、16bを前後方向に回動すると、それに伴い軸部材12も長孔10a、10bに沿って前後に移動する。これによりハンドル19の操作で軸部材12の長孔10a、10b内での保持位置を前後に調整できる。詳しくは、軸部材12は、長孔10a、10bにおいて係止片13の係止凹部14の係合によりその位置が保持されているが、ハンドル19に、軸部材12を長孔10a、10bの前後方向に移動させる捩りばね15の付勢力以上の外力を加え、支持部材16a、16bを前後方向に移動させると、軸部材12は係止凹部14の係合から外ずれ長孔10a、10bに沿って前後方向に移動でき、これにより別の係止凹部14に係合させることができ、長孔10a、10bの範囲内で軸部材12の保持位置を前後に調整することができる。
前記回動フレーム3の水平部3B下方で、支持部材16aと支持部材16bとの間には、規制部材としての天板20が架設され、ロッド21が該天板20を貫通し上端が前記軸部材12に連結されて垂下されている。このロッド21の下端には、ばね受け23が固設され、このばね受け23と天板20との間にコイルばね22が介在されている。従って、ロッド21が上動し、それと共にばね受け23が上動すると、コイルばね22はばね受け23により天板20との間に圧縮され、ばね受け23を下方に押し下げるように付勢するので、ロッド21にもばね受け23を介し下方向への付勢力が付与される。
図示の実施の形態では、コイルばね22は露出した場合で示しているが、これは図11に示すようにシリンダ24内に収容するのが、露出しないので好ましい。即ち、上端を軸部材12に枢着して垂下したロッド21を、シリンダ24に出入自在とし、このシリンダ24内のロッド21の下端にばね受け23を固設し、シリンダ24内においてばね受け23とシリンダ24の天部24a(規制部材)との間にコイルばね22を設ける構成としてもよい。この時のシリンダ24の下端部は、前記軸18に回動自在に支持させると好ましい。
従って、回動フレーム3の垂直部3Aが略垂直状態で、水平部3Bが略水平状態に位置しているときは、ロッド21は下動しコイルばね22は伸長しており、ロッド21にコイルばね22の付勢力は付与されない状態であるが、回動フレーム3を支軸9を中心に回動(時計方向)させると、垂直部3Aは垂直状態から、水平部3Bは水平状態から、時計方向に回動して傾斜状態になっていくので、水平部3Bを構成するフレーム4a、4b間に架設されている軸部材12は、それにより位置が上方に移動していく。これにより先端が軸部材12に連結されているロッド21も上方に引き上げられるので、コイルばね22は、ばね受け23により天板20(またはシリンダ24の天部24a)との間に圧縮され、ばね受け23を下方に押し下げるように付勢するので、ロッド21にもばね受け23を介して下方向への付勢力が付与される。従って、ロッド21の上端は、水平部3Bを構成するフレーム4a、4b間に架設されている軸部材12に連結されているので、ロッド21への付勢力は、軸部材12を介し回動フレーム3の水平部3Bを下方(反時計方向)に牽引する付勢力であり、傾動していた回動フレーム3を支軸9を中心に反時計方向に復帰回動させる付勢力である。
この時の軸部材12は、フレーム4a、4bの長孔10a、10bの範囲内で、その保持位置が前後方向に調整可能であるので、梃子の原理を利用して軸部材12が支軸9に近い位置とすると回動フレーム3に付与される前記回動力(付勢力)は小さく、軸部材12を支軸9より遠い位置とすると回動フレーム3に付与される前記回動力(付勢力)は大きくなる。
一方、前記回動フレーム3の水平部3Bを構成するフレーム4a、4bの端部間には、水平軸25が架設され、また、前記支柱フレーム2a、2bの下部間には水平支軸26が架設され、この水平軸25と水平支軸26は上下に対応した位置となっている。この上方の水平軸25と下方の水平支軸26との間には、例えば、油圧式や空気式のダンパ装置27およびメカニカルロック装置28が介在されている。
ダンパ装置27は、シリンダ27aとロッド27bに加わる伸縮速度を緩和するように機能する周知構造を持つ。これにより回動フレーム3を回動させ、垂直部3Aに設けた脇支持部材5、5で被介護者を支持して立ち上げるとき、回動フレーム3の回動を緩和して被介護者をゆっくりと立ち上げるように作用する。
メカニカルロック装置28は、例えば、シリンダ28aに対し出入自在のロッド28bに、シリンダ28a内において右巻きおよび左巻きのコイルスプリング(図示しない)を、特定の締め付け力で巻き付け、これらのコイルスプリングの一端はロック解除用のレバー29に、他端はロッド28bを収容するシリンダ28aに固定されたベアリングの溝部(図示しない)に固定した周知構造を持つ。このメカニカルロック装置28は、レバー29の回動操作によって前記コイルスプリングのロッド28bに対する締め付け力を解除するように機能する。
前記レバー29には、図4および図9に示すようにワイヤ30の一端が固着され、このワイヤ30の他端は、回動フレーム3の垂直部3Aに設けられた操作レバー31に止着されている。この操作レバー31は、垂直部3Aにピン33で回動可能に枢着され、先端にはノブ32が取り付けられている。従って、ノブ32を手に持って操作レバー31を回動させることでワイヤ30を牽引し、メカニカルロック装置28のレバー29の操作が可能となっている。
次に、かかる構成になる介護支援装置の動作と使用方法を説明する。まず、介護者は介護支援装置を床上に移動させながら、被介護者が座って待機しているベット付近に停止させる。介護者は被介護者の体重、身長等を目測した上で、ハンドル19で支持部材16a、16bを前後方向に回動移動させることで、軸部材12の長孔10a、10b内での位置を、係止片13のいずれの係止凹部14に係合させるかによって調整する。
軸部材12がフレーム4a、4bの長孔10a、10bの最も右側(回動フレーム3の支軸9に最も近い位置)に位置するときは、回動フレーム3が時計方向に回動して傾動する際の水平部3Bによる軸部材12の上方への移動量は小さいため、ロッド21の上方への移動も少なく、ロッド21の上動により圧縮されるコイルばね22の圧縮量も少ないので、このコイルばね22の反発力も小さい。また、軸部材12と回動フレーム3の支軸9との間隔も短いので、梃子の原理の作用も小さい。従って、この場合には、脇支持部材5、5に負荷される比較的軽量の被介護者の体重を支えながら立ち上がらせたり、着座させる場合に適する。
これに対し、軸部材12がフレーム4a、4bの長孔10a、10bの最も左側(回動フレーム3の支軸9から最も遠い位置)に位置するときは、回動フレーム3が時計方向に回動して傾動する際の水平部3Bによる軸部材12の上方への移動量は大きいため、ロッド21の上方への移動量も大きく、ロッド21の上動により圧縮されるコイルばね22の圧縮量も大きいので、このコイルばね22の反発力も大きい。また、軸部材12と回動フレーム3の支軸9との間隔も長いので、梃子の原理の作用も大きい。従って、この場合には、脇支持部材5、5に負荷された被介護者の比較的大きな体重を支えながら立ち上がらせたり、着座させる場合に適する。このような点を考慮して被介護者の体重等を目測し軸部材12の位置を決定する。
続いて、ノブ32を操作することにより操作レバー31を回動させる。これによりワイヤ30が引かれるので、このワイヤ30端に連結された前記メカニカルロック装置28のレバー29が引かれて回動する。このため、ロッド27bに対するコイルスプリングの締付力が解除されロック解除され、回動フレーム3の支軸9を中心とする回動が自由となる。
そこで、介護者は回動フレーム3を回動させ、図5、図6および図9に示すように傾動させることにより脇支持部材5、5を下降させる。このため脇支持部材5は、着座している被介護者の脇近傍の高さ位置となる。この回動フレーム3を傾斜させる回動によりコイルばね22は圧縮され反発力が生ずるため、回動フレーム3を元の位置方向に回動させようとするので、回動フレーム3を回動させ、脇支持部材5が所定位置となるまで傾動したときには、ノブ32により操作レバーを操作し、メカニカルロック装置28のレバー29を操作してロックをする。これにより回動フレーム3の傾動位置は保持される。
この回動フレーム3を傾斜させる回動では、コイルばね22を圧縮させつつの回動なので、回動フレーム3の傾動操作では、ある程度の外力(操作力)が必要となる。従って、この回動フレーム3を傾斜させる回動では、ベルト34(図1参照)に足を掛けて押し下げることによって、回動フレーム3を傾斜させる回動操作を容易としている。
なお、前記回動フレーム3を傾斜させる回動では、傾動により傾きが大きい場合には、回動フレーム3の水平部3Bの傾動による傾きも大きくなるため、軸部材12に先端が連結されているロッド21も上方への移動量が大きくなり、コイルばね22は大きく圧縮される。一方、移動による傾きが小さい場合には、回動フレーム3の水平部3Bの傾動による傾きも小さいため、ロッド21の上方への移動量も小さく、コイルばね22の圧縮量も小さい。また、コイルばね22の付勢力は、回動フレーム3の水平部3Bに設けられた軸部材12を介し、回動フレーム3に伝達される。従って、軸部材12の位置が、回動フレーム3の水平部3B(フレーム4a、4bの長孔10a、10b内)において回動フレーム3の支軸9に近い位置か、遠い位置かによって、梃子の原理でコイルばね22から回動フレーム3に作用する付勢力(回動復帰力)は異なってくる。このようにコイルばね22の回動フレーム3に作用する付勢力(圧縮された反発力)は、回動フレーム3の傾動量(傾きの大きさ)と水平部3Bの長孔10a、10bにおける軸部材12の位置によって決定づけられる。
次に、回動フレーム3を傾斜させる回動をして脇支持部材5を低位置(着座している被介護者の脇近傍となる高さ位置)にセットしたら、図12に示すように例えば、ベットに座位姿勢でいる被介護者の脇下に、脇支持部材5を挿入するように介護支援装置を近づける。そこで、被介護者は、握持部5a、5bを手にとって握り、両脇を脇支持部材5、5に掛け、胸を胸当てクッション6上に当接させる。そこで、ノブ32を手に持って操作レバー31を操作すると、この操作はワイヤ30を介してメカニカルロック装置28のレバー29に伝達され、メカニカルロック装置28のロックが解除される。従って、回動フレーム3の支軸9を中心とする回動が自由となるので、圧縮されたコイルばね22の反発力(付勢力)で軸部材12を介し回動フレーム3の水平部3Bが下方に引き下げられることにより、傾斜していた回動フレーム3は、元の位置に回動復帰する。即ち、図1の実線で示す傾斜位置から破線で示す直立位置に復帰する。これにより、回動フレーム3の垂直部3A上部の脇支持部材5、5および胸当てクッション6に体重を預けている被介護者は、図12に示すような座位姿勢から図13に示すように上方に持ち上げられて立位姿勢になる。
このように被介護者を図12に示すような、例えば、ベットや車椅子の座位の姿勢から図13に示すような立位の姿勢にする支援をすることができる。被介護者は、この立位姿勢で介護支援装置を支えとして、自己で又は介護者に補助されて、所定の場所に移動することができる。
次に、図13に示すような立位姿勢から図12に示すような座位姿勢とする場合について説明する。
まず、回動フレーム3の垂直部3Aが直立状態となって、被介護者は、回動フレーム3の垂直部3A上部の脇支持部材5、5に両脇が支えられ、胸当てクッション6に体重を預けた図13に示す立位姿勢となっている。
そこで、ノブ32で操作レバー31を操作し、メカニカルロック装置28のレバー29を介しロックを解除し、被介護者は自身の全体重を脇支持部材5、5および胸当てクッション6に掛けながら、あるいは介護者がベルト34に足を掛けて下方に押し下げ(踏み込み)る。それにより回動フレーム3は支軸9を中心に回動し、垂直部3Aも傾斜し、脇支持部材5、5および胸当てクッション6も下方に移動してくるので、脇支持部材5、5および胸当てクッション6に体重を預けている被介護者は、図13に示すような立位姿勢から徐々に座位姿勢となるので、被介護者は、その後側におかれているベットや車椅子に着座することができる。この時の回動フレーム3が所定位置(着座できる位置)まで傾動したときは、操作レバー31の操作でメカニカルロック装置28のレバー29を作動させ、メカニカルロック装置28をロックする。これにより回動フレーム3の回動がロックされるので、安全、確実に着座することができる。
なお、このベットや車椅子への着座は、例えば、図13に示すように立位姿勢の被介護者の後側に、例えば、車椅子を位置させ、被介護者は両脇を掛けている脇支持部材5、5から外すことで、自分から車椅子に着座してもよい。
さらに、この実施形態の介護支援装置においては、回動フレーム3の水平部3Bの先端に架設された水平軸25と、支柱フレーム2a、2bの下部間に架設された水平支軸26との間に、ダンパ装置27が設けられている。従って、前記のような回動フレーム3の傾斜する回動および傾斜から復帰する回動は、前記ダンパ装置27による作動抵抗制御によって被介護者にとって安全で緩慢な動きとなる。例えば、被介護者を座位姿勢から立位姿勢にするために回動フレーム3を図1および図12に示すように傾斜回動させた状態では、コイルばね22が圧縮された状態なので、コイルばね22の付勢力が回動フレーム3を直立方向に復帰させるように作用している。ここで、被介護者を図12に示す座位姿勢から図13に示す立位姿勢にしようとメカニカルロック装置28のロックを解除すると、この時のコイルばね22の圧縮による反発力(付勢力)が被介護者の体重より大きいと、回動フレーム3の復帰する回動(被介護者を脇支持部材5、5および胸当てクッション6で支えて立ち上がらせる動作)が、急激となり危険である。そこで、被介護者の体重に関係なくダンパ装置27でこの動きを常に制御し、緩やかな動きとし、止まるときも徐々に止まるようにし、安全を確保するものである。
なお、前記実施の形態は、本発明を制限するものではなく、本発明は、要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が許容される。
1 基台
2a、2b 支柱フレーム
3 回動フレーム
3A 回動フレームの垂直部
3B 回動フレームの水平部
4a、4b 水平部を構成するフレーム
5 脇支持部材
5a、5b 握持部
6 胸当てクッション
9 支軸
10a、10b 長孔
12 軸部材
13 係止片
14 係止凹部
15 捩りばね
16a、16b 支持部材
17a、17b ガイド長孔
19 ハンドル
20 規制部材としての天板
21 ロッド
22 コイルばね
23 ばね受け
24 シリンダ
24a 規制部材としての天部
25 水平軸
26 水平支軸
27 ダンパ装置
28 メカニカルロック装置
29 レバー
30 ワイヤ
31 操作レバー
32 ノブ

Claims (9)

  1. 基台上に平行して立設された支柱フレームと、
    垂直部と水平部とで略L字状に形成され、その角部近傍が該支柱フレームに支軸にて回動可能に取り付けられた回動フレームと、
    該回動フレームの垂直部上部に、被介護者が入れる間隔で前方に突出された2本の脇支持部材と、
    回動フレームの水平部を付勢可能に取付け、回動フレームの一方向の回動で付勢力が増大し、回動フレームを他方向に回動復帰させる付勢力として水平部に付与するコイルばねと、
    回動フレームの水平部に連結され、回動フレームの回動をロックするメカニカルロック装置と、を備え、
    回動フレームを回動させ、垂直部を傾斜させコイルばねの付勢力を増大させた位置でメカニカルロック装置で回動フレームの回動をロックし、垂直部の脇支持部材を、座位姿勢の被介護者の両脇の下に位置させて、メカニカルロック装置のロックを解除し、コイルばねの付勢力で回動フレームを回動復帰させ、垂直部を立ち上がらせ、脇支持部材で両脇が支えられた被介護者を立位姿勢とすることを特徴とする介護支援装置。
  2. 前記回動フレームの水平部は、基端が垂直部の下端に固着され水平方向に互いに平行して延出する1対のフレームで構成され、この両フレームには長手方向に長孔が対応して設けられ、この両フレーム間には軸部材が長孔に挿通されて長孔に沿って移動自在に架設され、前記フレームには該軸部材との当接面に複数の係止凹部が設けられた係止片が、回動可能に設けられ、該係止片は、ばねに付勢されて前記軸部材に当接され、軸部材は、長孔内において係止片の係止凹部が係合された位置で位置保持され、前記コイルばねは、該軸部材に連結され、その付勢力は軸部材を介し回動フレームに付与されることを特徴とする請求項1記載の介護支援装置。
  3. 前記一方の支柱フレームと前記水平部の一方のフレームとの間および前記他方の支柱フレームと前記水平部の他方のフレームとの間に、両者で対となる支持部材が、下端を支柱フレームまたは基台に回動可能に立設され、該支持部材の上端間にはハンドルが連結され、該ハンドルで支持部材を前後方向に回動操作可能とし、該支持部材の上部には、垂直方向にガイド長孔が対応して設けられ、前記水平部の対のフレームの長孔間に架設された軸部材は、フレームの長孔を貫通し両端が支持部材のガイド長孔に嵌入されており、前記ハンドルで支持部材を前後方向に回動操作することによって、軸部材をフレームの長孔に沿って前後に移動可能としたことを特徴とする請求項2記載の介護支援装置。
  4. 前記軸部材には、ロッドが上端を軸部材に回動自在に取付けて垂下され、回動フレームの一方向の回動で付勢力が増大し、回動フレームを他方向に回動復帰させる付勢力を水平部に付与するコイルばねは、該ロッドに挿入されて下端がロッド下端に設けられたばね受けに支持されて設けられ、該コイルばねの上方には、コイルばねの上方移動を制止する規制部材が設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載の介護支援装置。
  5. 前記回動フレームの水平部には、回動フレームの回動動作を制御するダンパ装置が連結されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の介護支援装置。
  6. 前記回動フレームの垂直部には、両脇支持部材間の上側に隣接して胸当てクッションが設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の介護支援装置。
  7. 前記回動フレームの垂直部には、脇支持部材の後方近傍に、握持部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の介護支援装置。
  8. 前記回動フレームの垂直部は、平行リンク機構で構成され、垂直部に設けられた脇支持部材は、垂直部が、傾斜状態から直立方向に、又は直立状態から傾斜方向に移動しても、垂直部に設置した初期設定角度を保持することを特徴とする請求項1記載の介護支援装置。
  9. 前記回動フレームの垂直部は、平行リンク機構で構成され、垂直部に設けられた胸当てクッションおよび/又は握持部は、垂直部が、傾斜状態から直立方向に、又は直立状態から傾斜方向に移動しても、垂直部に設置した初期設定角度を保持することを特徴とする請求項6または7に記載の介護支援装置。
JP2009264737A 2009-11-20 2009-11-20 介護支援装置 Active JP5320572B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009264737A JP5320572B2 (ja) 2009-11-20 2009-11-20 介護支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009264737A JP5320572B2 (ja) 2009-11-20 2009-11-20 介護支援装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011104237A JP2011104237A (ja) 2011-06-02
JP5320572B2 true JP5320572B2 (ja) 2013-10-23

Family

ID=44228435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009264737A Active JP5320572B2 (ja) 2009-11-20 2009-11-20 介護支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5320572B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016182324A1 (ko) * 2015-05-12 2016-11-17 현대중공업 주식회사 이송용 보조로봇

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2016391449B2 (en) * 2016-02-05 2019-08-01 Fuji Corporation Assistance robot
EP3721849B1 (en) * 2017-12-06 2023-05-10 Fuji Corporation Aid device
CN112752559B (zh) * 2018-10-04 2022-10-11 株式会社富士 辅助装置
CN110368229B (zh) * 2019-06-28 2024-05-07 宁波康麦隆医疗器械有限公司 一种移位车
JP6847290B2 (ja) * 2020-05-27 2021-03-24 株式会社Fuji 介助ロボット
CN112972200B (zh) * 2021-02-03 2023-05-12 浙江中医药大学附属第三医院 一种杠杆定位手法施力装置
CN115089407A (zh) * 2022-07-20 2022-09-23 广州城市理工学院 一种护理小车的工作方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0683718B2 (ja) * 1990-12-27 1994-10-26 喜美 早川 人体の移乗装置
JP2002065766A (ja) * 2000-09-01 2002-03-05 Paramount Bed Co Ltd 手動式スタンドアップリフト
JP2002224174A (ja) * 2001-02-02 2002-08-13 Paramount Bed Co Ltd スタンドアップリフト
JP2003325582A (ja) * 2002-05-08 2003-11-18 Tatsuto Tokuyasu 抱き上げ介助装置
JP3869446B2 (ja) * 2004-12-07 2007-01-17 栄一 武田 立ち居補助歩行器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016182324A1 (ko) * 2015-05-12 2016-11-17 현대중공업 주식회사 이송용 보조로봇

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011104237A (ja) 2011-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5320572B2 (ja) 介護支援装置
EP2074979B1 (en) Multi-position support for a folding patient lift device
WO2018105034A1 (ja) 移乗装置
JP5317111B2 (ja) 人体把持具とそれを用いた移乗支援器具
JP2016193100A (ja) 起居・立位歩行支援機
WO2015004704A1 (ja) 人体移送装置
KR101545158B1 (ko) 접이식 전동 휠체어
JP2004223151A (ja) 移乗補助機器
JP2004267571A (ja) 車椅子装置及びそれに使用する椅子本体
KR20120100155A (ko) 시트와 등받이가 움직이는 휠체어
KR100740424B1 (ko) 승강장치를 구비한 휠체어
JP2006325868A (ja) 起立移動補助装置
JP2009045147A (ja) 介助装置
JP2010069283A (ja) 移乗装置及びその移乗方法
JP6082376B2 (ja) 移乗移動装置
JP5067806B2 (ja) リクライニング可能な車椅子
JP7084599B2 (ja) 着座起立補助装置および着座起立補助機能を有する椅子
JP2002065752A (ja) 車椅子
JP7066249B1 (ja) 介護用車椅子
JP4612940B2 (ja) 入浴介護補助装置
JP2010167114A (ja) 前傾可能な車椅子
JP2004223150A (ja) 移乗補助機器
JP2001017507A (ja) 入浴介護補助装置
JP2009233090A (ja) 座席昇降車椅子の立ち上がり用把持部
JP2011024730A (ja) 車椅子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130605

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130620

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5320572

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250